拝啓、父上様・最終回
大女将・夢子(八千草薫さん)が千葉の施設に行くところから、号泣。泣きっぱなし。
竜さん(梅宮辰夫さん)が店をやめると言い、一平(二宮和也さん)に左利き用の包丁を渡すシーンでは泣きじゃくり・・・。
あじわいのあるいいドラマでした。
このドラマ、淡々としたお話でしたが、最後までそのノリを貫きました。
ラストシーンは盛り上げることなく、静かな終わり方をしました。
ちょっと寂しくなるような・・・。
でもどこかで切ってしまうことなんてできないんですよね。日常は日常としてかわらずに続いていくんですから。。。。
・・・そんなことを思わされました。
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エンディングのモノクロ画像も良かったです。。。ほんとに。
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「坂下」の向かいの家が取り壊されることになり、それを見せたくないという律子たちの配慮で、夢子は千葉の施設に行ってしまいました。
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夢子が壊れてから、出番が一気に減ってしまった八千草薫さん。(泣)
昔のドラマは普通に「お婆ちゃん」の存在がとっても大きかった気がします。「肝っ玉母さん」とかも。
いつの間に、そんなあじわいが消えてしまったのか・・・。
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「拝啓」では、特にドラマの前半は、「お婆ちゃん」の独壇場でした。
「お婆ちゃん夢子」を中心に回っていて、「お婆ちゃん夢子」が周囲を困らせて。
見ていてなんて楽しかったでしょう。ほんとに何より楽しかった。
あったかくて優しくて明るくて、そんな夢子を見ていて心から癒されました。
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夢子が壊れなかったら、続編の希望を持てたのに。。。
いや、壊れててもいいから、続編を作って欲しい。
みんな一緒に生きていくんですもの。ぜひ、続編を!!!
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そして、夢子が千葉へ旅立ったあと、竜次も花板としての仕事をする気をなくし、故郷の岩手に帰ることになってしまいました。。。
モノクロの映像で、竜次が旅立つ様子がちらっと映りました。
切なかった~・・・。
竜次も夢子と同じように、取り壊されていく神楽坂を見るのは忍びないそんな風に、逃げるように店を去っていきました。
年をとると、慣れ親しんだ場所がなくなるのは、格別につらいものがありますね。
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竜さんは、一平の板前としての将来を考えて包丁を贈ってくれました。一平は泣いてなかったけど、私はここで号泣しました。
特に包丁に「一平」と名前が入ってるのを見て。
どこまでもあっさりとした男らしい竜さんでした。
一平にとっての「父親」は竜さんでした。
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夢子が去り、竜次が去り・・・、「坂下」はきえるし、ナオミ(黒木メイサさん)まで旅立つし・・・で・・・ドラマ途中で、なんだか私はさびしんぼうになってきて、さすが3月の最終回!旅立つ人ばっかじゃないの!!寂しすぎるじゃないの!!!と毒を吐きました・・・。(^^;
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一平は、雪乃(高島礼子さん)や津山(奥田瑛二さん)から自分が津山の子供ではないと誤解を解かれ、竜次にも促されるけれど、なかなかナオミと会おうとしない・・・。
ここらへんが内気というか・・・じれったいというか・・・。
だんだん、ムカムカしてきて。。。
夢子と竜次で、大号泣してたのに、最後の方はムカつきで涙が引っ込みました。。。(笑)
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津山
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「私はあなたのお母さんとひどく後味の悪い別れ方をした。
それ以後、神楽坂は私の立ち入れない場所になった。
そういう場所は作らんほうがいい。
そういう場所と、会えない人なんていうのは、ね」
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竜次
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「俺を送る暇があるんだったら、彼女と会って話をしろよ。
今の一時はな、後悔を生むぜ」
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大先輩はこんなにいい言葉を一平にくれているのに。
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そんな一平とナオミの仲を取り持ってくれたのは、母親、雪乃。
電話でナオミの待つカフェに一平を呼び出して会わせてくれました。。。
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ナオミの話では、30日以上会ってなかったらしい。。。。
鎌倉?の駅であんな風に腑抜け状態で別れてから音信不通で30日・・・。
とことんだな・・・一平。(ー_ー;)
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結局、ナオミが旅立つ4月まで一平は、毎日彼女と会うことに。
ラブラブってことですね。二人の恋がホンモノで良かった。
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ただ、ちょっと気になったのが、時夫(横山裕さん)とエリ(福田沙紀さん)の接近を一平がちょっと度を越して気にしていたこと。
今はまだエリが子供すぎるけれど、自分で選んだ道をしっかり歩くようになったら、その時は恋愛もあるかもしれないですね。
そんな気がチラッとしました。でも一平はナオミに一途かな。。。
ナオミにふられるってことはあるかもね・・・。
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ドラマ後半はエリも時夫も出番が少なくなりましたが、二人とも大好きでした。
浮いていた時夫が最終回ではなじんでいて、鍋を磨いていたときが懐かしかったです。
ふられた一平に、爽やかに芸者を目指すと伝えるエリもかわいかった。。。
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そうそう、雪乃・・・。
津山と会って話してる間ずっと、声のトーンが高いんですよね。
好きな人にやっと会ったという、恥じらいがバ~ンと伝わってきました。
ちょっとお酒を口にして、その人の隣りに座ったら、すこし緊張が解けた感じでした。。。
でも、声のトーンが依然高い。。。こういうところ、かわいいですね。
津山も雪乃も一人身・・・。これから恋しては?津山は結構、お店に通ってくるかも、なんて思ってしまいました。
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しかし、ほんと、今回は「華麗なる一族」の鈴木京香さんとこの高島礼子さんに何度、色っぽい~とため息をついたことか。
こんな艶やかな素敵な女性になりたいもんですね・・・。
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最後に、相変わらずルオーさん(久保隆穂さん)がちゃっかり。
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律子(岸本加世子さん)や「坂下」から逃れ、カフェで一息ついている保(高橋克実さん)。
その保にすこしはなれたところから手をふる人物。ルオーさん。
モデルの後ろでコーヒーを飲んでいる男性として、ちゃっかり雑誌の写真におさまろうと奮闘中でした。
雑誌やテレビの撮影の際、その背景におさまるのが趣味なんて、すごいキャラ。
3ヶ月、楽しかった。。。
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もう一人のお気に入りキャラ、シャク半さん(松重豊さん)もちょろっと出て欲しかったです。。。
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ドラマの開始時期から期待していた律子&保の楽しいやりとりが極端に少なかったのは、ちょっと残念。 どちらもコメディの達人なのに・・・。 今後に期待しています。
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このドラマはDVDが欲しいです。何度でも見たい。
ガモーナの夢子、かわいかったな。
「竜さん、・・・もっと寄って」も。
熊沢が亡くなった時、お葬式のちょっとはなれた場所から手をあわせるシーンも良かったし、本妻の森光子さんがやってくるというので、うろたえてる姿もかわいかった。
本妻さんと対峙するシーンは圧巻だったし。「坂下」から彼女を見送る夢子の笑顔は、最高に美しかった。
八千草薫さんの夢子、もっと、もっと見たかったです。。。
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続編は無理でしょうか?あの最終回の淡々さだったら、ふとまた物語がはじまってもなんの不思議もないけれど・・・。スペシャルでもいいから、作ってほしいです。
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うっす!(時夫風)
一応、書きたいことは全部、書きました。 (*^-^*)
「拝啓~」は冬ドラマで一番のお気に入りドラマでした。。。
寂しくなります・・・。
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