チームバチスタ第2弾 ナイチンゲールの沈黙
※テレビドラマ版の「チームバチスタの栄光」の続編にあたる作品です。
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バチスタスキャンダルから9か月の東城医大病院。
そこでまた脳腫瘍の手術を受けた患者、巧(中島健人)が、原因不明の植物状態になる。
執刀した天才脳外科医の西園寺(遠藤憲一)や助手の三浦(袴田吉彦)らは手術にミスはなかったと言うばかり。
保護者である巧の叔父夫婦は明確な説明をされないことに苛立ち、裁判の準備をはじめたという。
それを聞いた病院長は、心療内科医の田口(伊藤淳史)に厚労省の白鳥(仲村トオル)と組んで真相を調査するようにと命じる。
さっそく田口のもとにやってくる白鳥・・・。
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そんな折、巧と同室で友人の瑞人(高田翔)の父が殺害されたというニュースが。
瑞人の父は悪い噂の絶えない人物だった。
はやく治療しなければいけない瑞人の病気についても、「手術代が払えない」という理由で手術の許可を出そうとはしなかった。
そのため、瑞人は入院したまま放置されており、看護師、小夜(山田優)らは心を痛めていた。
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瑞人の父殺害の捜査で、タクシーの運転手の証言が得られる。
証言では、父が死んだ時間に彼のマンション前から巧と瑞人らしい少年二人を乗せたという。
田口が瑞人に確かめると、彼はあっさりとそれを認める。
そして、先にその場にいた巧が犯人を見たと言った直後に倒れ、急いで病院に運んだのだと話す。
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白鳥は、犯人は医療関係者で巧に証言させないために彼を植物状態にしたのではないかと推理する。
高圧的で言いたい放題の白鳥の聞き取り調査に、田口はうんざりし、瑞人の担当医(小沢真珠)や小夜は複雑な表情を浮かべるのだった。
・・・。
(敬称略)
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意識を取り戻した巧が証言したのが三浦助手。
意外な人物でビックリ。
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父のマンションを訪れた人は結構、多かったんですね。4人か・・・。
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まず、手術の許可をもらいにきた小夜が父親に襲われかけてマンションから飛び出してきたのを瑞人が目撃。
小夜の様子を見て怒った瑞人を小夜はムリヤリ連れ帰り・・・。
次に、巧と親しかった三浦が小夜同様に許可をもらいに行って、乱闘になって・・・。
彼が父を殺してしまった。
それを目撃したのが巧。
瑞人から小夜のことを聞いた巧は二人で彼の父を殺そうとマンションを訪れた。
巧が先について、三浦を目撃したんですね。
その後、瑞人が到着、巧は犯人を見たと告げ、倒れたと。
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その後の巧の容態の悪化は、医師の失敗や故意によるものではなく、巧に頼まれた瑞人の仕業。
手術が失敗したら、叔父夫婦に多大な負担をかける・・・、そう案じた巧が「失敗したら殺して欲しい」と瑞人に頼んでいたのだった。
巧の手術が失敗したと勘違いした瑞人が彼を殺そうとし、それをみつけた小夜がはやくに阻止したので巧は救われたのでした。
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今回のお話は原作とは、もうまったくといっていいほど違うものでした。
全体的に軽めにつくってありました。
原作をドラマ化するには猟奇的だったり、重いお話だったりで、描ききるには難しいものがあったと思います。
その難しい部分、すべてを取り除いて作ったお話です。
なので、これはこれで良かったと思います。
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ただ、原作も読んでほしいです。まったく違った「想い」を受け取れると思います。
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さて、ドラマですが・・・。
田口伊藤&白鳥仲村コンビは久々に見て楽しかったです。
お祖父ちゃんと妹たちも登場。これがないとね!(笑)
白鳥がお邪魔してみんなですき焼きをするシーンも、あそこだけコントになってて笑いました。
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そうそう!
それと、映像化するなら猫田師長のキャスティングが一番、難しいわあ~と本を読みながらずっ~~~~と!思ってたんですけど・・・。
猫背椿さんでしたね~。
いい味出していたんですけど、なんか惜しい~!!!
原作ではもっと年齢が上のはず。
さぼってうとうとと眠っているばかりかと思えば、病院内のことをすべてお見通しという・・・千里眼と恐れられた看護師長。
私のイメージでは椿さんより3倍くらい太っていて、口調はのんびり、でも威厳のある女性なんですよね。(笑)
でも、女優さんでは思いつかないんです・・・。
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それから、どうやら次は「ジェネラル・ルージュの凱旋」をドラマ化するみたいですね。
原作はついこの間、読み終えたばかりです。
映画では堺雅人さんがされた速水役。
ドラマ化では誰がするんでしょうね。キャスティングに興味津々です。
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