~ 別れの予感 ~ (前編)
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今回は、なんだか鈴子がかわいそうで、見てられなかったな。
そんな中、徹&マキカップルが唯一の癒し系・・・。
予想外だった~♪(笑)
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第8話からの続き。
春樹は、鈴子を車で追いかけようとするが、それを止めようと
するミチルを突き飛ばしてしまう。怪我をしてうずくまるミチルを
前に、春樹はそれ以上、鈴子を追うことはできず、彼女の介抱
をすることに。
春樹の足にすがりつくなんて、とっても執念を感じる・・・。
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バスから降りた鈴子は、街を歩いている。
その足は、夜、二人でバスケをして遊んだ公園で止まる。
『 言われたんだ、アメリカに行く前に。
あなた、きっと彼女のことが好きになるって 』
『 君のこと好きになってる 』
『 君といると俺は本当の自分になれるんだ 』
鈴子は春樹が言った言葉を思い出している。
電源を切った携帯を大事そうに手にもったまま・・・。
電源を切ってる携帯をずっと手に持って歩いてるなんて、
女心が出てる。案の定、その携帯には連絡を取ろうと、
春樹が何度も電話してるし。
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ところで、いきなり冒頭から大好きだった「夜のバスケのシーン」
が出てきて思わず泣きそうになった。このシーンは大好きで、
最初に見た時も号泣したんだった・・・。鈴子と春樹の気持ちが
つながったように感じたシーンだったので。。。今、思うと、
春樹は鈴子に会いたくて、あそこでバスケしていたんじゃない
かな。夜も遅いから会えるわけがないと思いつつも。
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春樹は、自宅から鈴子の携帯に電話をするが、やはり電源が
切られていてつながらない。
「春樹さん、この足では私ひとりでは家に帰れない。送っていっ
てくれるよね?」
「ああ。
・・・ミチル・・・」
「春樹さん、婚約は私ひとりで決めたことではないの。春樹さん
のご両親だって大賛成してくれてるでしょう?」
春樹は黙って、ミチルから目をそらす。
視線の先には、テーブル上の鈴子が買ってきた食材が・・・。
☆
バンビーナで、片づけをしているスタッフ達。
内装が変わるだけで、またそこで働けるので、スタッフ達は
前向き。だが、ひとり、大河内マネージャーは感慨深げ。
「バンビーナという名前のこの店とは、これで最後なんだ・・・
ああ、いとしのバンビーナ・・・」
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奥の部屋では、作業をしながらも、ぼんやりとしてる鈴子。
「どうかした~?最近、お疲れなんじゃないの?
オーナーとのデートで、忙しそうだし~。
先週だって週5日も会ってたじゃない~」
一緒に作業していたマキが、つい冷やかす。
「そんなことないわよ。マキだって、つきあってる人いるんで
しょ?今度、紹介してよね。その彼・・・」
マキは、鈴子にそう切り返されて、思わず口ごもる。
「ああ、うん・・・」
え?週5日?思わず指折り数えてしまった。5回も会ってた
かな?なんて。(笑)つきあいはじめてからはずっと続きの
話で展開してると思っていたのだけれど、日付がとんだこと
なんてあったかな?なんて。
う~ん、わかんないなあ。まあ、どうでもいいことなんだけれ
ど・・・。どうなのよって感じ。(笑)
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そんなバンビーナに、秘書大河内がやってくる。
彼は、バンビーナの面々に社員食堂で働くようにと命じる。
これで、オーナーと毎日会えるね、と再び冷やかすマキ。
だけど、鈴子は昨日のことを思い出して、浮かない表情・・・。
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バンビーナの面々は秘書大河内に連れられて、本社ビルへ
やってくる。目の前にそびえる大きなビルを見上げ、
「私達、こんな会社相手に裁判をおこそうとしてたなんて・・・」
と絶句する。
「ちょっと無謀だったかな・・・」 マネージャー大河内の言葉に、
全員が、コクリ、とうなづく。
○
仕事の合間に、テーブルに置かれた経済新聞に目を通す春樹。
そして、その中の記事のひとつに驚いて、急いで社長室に向かう。
が、社長室の扉は閉まったまま。
秘書からは、社長はまだ来社していないと言われ、追い返される。
春樹が去ったあと、秘書は社長室の鍵を開ける。
中には経済新聞を読む道造の姿。
新聞を見た春樹が抗議にやってくるのを察知して、秘書に命じて
居留守を使ったのだった。
「ちゃんと追い返したか?まったく困ったもんだ。
すぐにカッカする」
「社長によく似ていらっしゃいます」
「私に、似ないでよかったと、あいつに言われたよ」
「それは女関係のことでしょ」 冷ややかに言い放つ秘書。
「・・・・・・」
道造が放り出した経済新聞には、
[ 葛城グループを全面援助、
常務・春樹氏、浅倉家令嬢と婚約 ] という記事が。
○
バンビーナの面々は社員食堂で働き始める。
厨房には鈴子、男性シェフ達はカウンターに、ホールスタッフは
食器の片付けとレジ。マネージャー大河内は特に麺類を担当。
バンビーナとは違って使える食材が限られている社員食堂でも
出来るだけおいしいものを作ろうと努力する鈴子。そんな彼女
の姿勢に応えるように、社員からの評判は良く、鈴子もうれしく
思う。
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秘書大河内は、早速、春樹に「本日のランチはぜひとも社員
食堂をご利用ください。スペシャルなランチメニューをご用意
しております」 とうれしそうにすすめる。
春樹に社員食堂へ行くようにと、にこやかに言う大河内。
社員食堂での仕事は、彼の粋な計らいだったのね。かなり
裏目に出てるけれど・・・。でも、大河内、いい人だわ。
ほんとは連絡のとれなくなった鈴子をなんとかそばにおいて
おきたくて、春樹が企てたのかと思った。(笑)それはそれで
ロマンティックなんだけれど、春樹は婚約話本格化でそれどころ
じゃないものね。
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その頃、鈴子は食事中の社員の話から、ミチルと春樹の婚約が
正式に発表になったことを知る。
「しかし、常務もよく婚約を決めたよな。これで会社も安泰だよな。
今まで以上に事業を展開していくんじゃないか・・・」
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その社員食堂で、バンビーナのホールスタッフが社員とぶつ
かってしまう。
彼女は謝るが、社員は怒って弁償しろと騒ぐ。
それを見かねた鈴子が、お互い様、あなたも悪いでしょう、と
間に入るが、社員はそういわれると余計に怒りがおさまらない。
彼は鈴子に対して、「人事に言って首にしてやる!」と言う。
そこへ偶然、昼食を食べに春樹がやってくる。
彼はそこで鈴子が働いていることに驚きながらも、
怒る社員に声をかける。
「誰を首にするんですか?彼女は僕の知り合いなんです」
社員は鈴子が常務(春樹)の知り合いと聞いて、手の平をかえ
したように態度をあらため、去ってしまう。
その後、春樹は、社員食堂で人目もはばからず、鈴子に話し
かける。
「・・・少しいいかな」
「でも・・・」
周りを気にしてためらう鈴子に構わず、春樹は話し始める。
「昨夜は悪かった、すぐに追いかけたけど・・・」
「いいの、ちょっと驚いただけだから。
その・・・(あなたが)婚約したって聞いて」
「断ったつもりだった。なのに・・・」
「ほんとっ! いいから、私のことは・・・」
「いいわけないだろっっ!」
カッとなった春樹の大声に、一瞬、食堂がシンとなる。
「この件はなんとかする。俺のことを信じてほしい」
「・・・うん・・・」 頷く鈴子。
人前で大声でしゃべる女性は嫌だと言っていた春樹。
なのに、本人が堂々と食堂で大声で話してて、なんかとっても
変わったなあ~と。しかもあんなプライベートな話を。
こちらがハラハラしてしまった。
バンビーナの男性シェフ達が春樹の後ろに映っていて、彼ら
は二人の様子がおかしいのに気づいてるみたいだった。
でも、犬も喰わないってヤツ?で、まわりの人達は冷静みたい。
しかし、不安になった時に、こんな風にはっきり言ってくれるの
っていいな。それもあんなに堂々と。春樹、いいぞ!
○
その日の午後、春樹は、急いでオフィスを飛び出していく。
行き先は、ホテルのパーティー会場。
春樹は、財界人と歓談してる道造をようやくみつけ、記事のこと
に激しく抗議する。
「社長!」
自分に会うために、パーティー会場まで押しかけてきた春樹に、
驚く道造。
「婚約を取りやめてください!今すぐ、昨日の発表を撤回して
ください!僕は彼女と婚約するつもりはないんですよ!」
「昨日、今日と株価があがってる。それもこれもお前とミチル
さんの婚約の記事のおかげだ」
「お願いです!僕は彼女と婚約するつもりはないんですよ!」
「何をいってるんだ。もう婚約したんだ。それが事実だ!」
二人が言い争っているところに、浅倉財閥の会長、ミチルの
父親がやってくる。
「やあ、春樹くんも来てたんだね。
ゆうべはミチルがお邪魔したそうだね」
それを聞いて、すかさず道造が
「なんだ、仲良くしてるんじゃないか」と春樹の肩を叩くが・・・。
春樹は、浅倉に直接話そうと向き直る。
「会長にもお話にうかがうつもりだったんです。婚約のことです。
申し訳ないんですが・・・」
道造は春樹の言葉を慌ててさえぎり、自分の方へ引っ張る。
「何を言おうとしてるんだ?」
「浅倉会長に婚約のことはなかったことにしてほしいと・・・」
「ばかな!そんなことをしたらどうなるかわかっているのか!」
道造は春樹をしかりつける。
その気配を察知した浅倉は、二人の背後にきて声をかける。
「どうしたのかね?」
「いや、たいしたことじゃ、ないんですが・・・」 苦笑する道造。
「今、銀行からの融資額について話し合ってるところなんだよ。
春樹くん。その決定次第で、そちらの株を公開買い付けしようと
思ってる。葛城コンツェルンの筆頭株主になるためにね。
だが、婚約解消になんてことになると、どうなるか・・・」
道造に続いて、浅倉までも春樹に圧力をかけてくる。
絶句する春樹。ギリギリと追い込まれてしまう。
出先の道造のもとにまで行って、ガンガン訴える春樹、
とってもカッコよかった。
浅倉会長にまで直接言おうとするあたり、ほんと素敵。
でも、この浅倉会長も圧力をかけてくるタイプの人みたいで、
はあ~、大変だなあ。。。もうちょっと話のわかるタイプだった
ら良かったのに。
○
社員食堂では、混雑した昼食の時間が終了し、バンビーナの
面々はリラックスムード。
藤森が鈴子に会うためにやってくる。
「どうしたの?今日は・・・」と鈴子。
「・・・この前、俺が言ったことおぼえてる?
あんなことを言うつもりはなかった。
けど、そのとおりになりそうなんだ」
藤森は鈴子に春樹の婚約の記事が載った経済新聞を見せる。
「・・・彼がどんなに自分の思い通りにしたいと、がんばったと
しても、葛城コンツェルンを背負ってる限り、限界がある。
彼はこの・・・婚約をうけるだろう。
君のことがどれだけ好きでも、
彼の選ぶべき道はもう決められてる・・・」
辛そうに話す藤森。
鈴子は食堂での春樹の言葉を胸に、藤森に心境を伝える。
「・・・そうかもしれない。
でも、今の私にできることは、
彼を信じてあげることだけだから・・・」
「自分が傷ついても、か?」
「・・・。・・・大丈夫よ。私は。
心配してくれてありがと」
鈴子は、自分を深く思いやってくれる藤森に笑顔でお礼を言う。
藤森って・・・鈴子のことを思って言ってるのはわかるけれど、
結構、残酷なことを言ってる。聞いてるとほんとに鈴子には
未来がまったくないような、悲しい気分になる。
大丈夫よ。私は。っていう彼女が切ない・・・。
自分が傷つくことになっても春樹を信じるって覚悟、
愛する気持ちは止められないものね・・・。
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葛城コンツェルンのエントランスで、ばったり会う藤森と春樹。
「彼女に対して、いい加減なことをしたら、俺は許さない」
藤森は春樹にそう言い放つ。
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パーティー会場から戻った春樹に、深々と頭を下げる秘書大河内。
「申し訳ありませんでしたっ!こんなことならバンビーナのスタッフ
を(社員食堂に)呼ぶんじゃありませんでした・・・。白石シェフも
居づらいですよね~。
でも、私は常務と白石シェフのことを応援していますから!」
秘書大河内の応援に、お礼を言う春樹。
「ありがとう」
大河内と鈴子ってほとんど会話することもなかったけれど、
春樹の好きな人ってことで応援してるのかな。春樹をそばで
見ていて、鈴子と出会ってから、彼がとても成長したことを知
ってるせいかな。会社側に春樹の味方がいて、ホッとする。
最終話でも、二人のために粋な計らいをしてほしいな。
○
ここから一気に癒し系~。徹とマキカップル。
仕事を終えた鈴子が、自転車で帰宅しようと信号待ちをして
いると、反対側の通りをマキが歩いてる。
鈴子は、そのマキを追いかけて公園へと入っていく。
「ちょっとは片付けなさいよ~。
なによっ!この散らかりようはっ!たまには干しなさいって~」
マキの声が響く。
鈴子が、その声のする方へ行くと、彼女は汚れたタオルケット
をパタパタと振り回している。
「・・・マキ・・・」
マキは、突然、目の前に現れた鈴子を見て、思わず、ギャア!
と悲鳴をあげる。
彼女の横にひょっこり現れた徹も、鈴子を見て、ヒャア~!と
悲鳴をあげる。
「お兄ちゃん・・・?
・・・何してるの?こんなとこで・・・」
二人は鈴子に目撃されたショックで、一瞬にして固まってしまう。
二人とも悲鳴をあげるところ、爆笑してしまった。おもしろい!
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公園のテントの前、ダンボールを敷いた上に、膝と膝を付き合わ
せるように座る3人、鈴子とマキと徹。
鈴子は腕組みして憤然としている。
マキは、鈴子に簡易のコンロでお湯を沸かしてお茶をいれる。
「こんなのしかないけど・・・」と湯飲みを差し出す。
ここの光景が、そこはかとなくおかしい!
徹は、バツが悪いのを隠すように、おどけて言う。
「金がなくて結果、こんなところに住んでおりまぁ~す」
「いつからよっ!」 怒鳴る鈴子。
「おまえんち追い出されて、かれこれ、一ヶ月近くぅ~みたいな」
兄が一ヶ月もホームレス状態だったことに、鈴子はあきれる。
この兄ちゃん・・・おもしろすぎるっ!
そして、鈴子の関心はマキの方へ。
「で、マキはなんでここにいるの?」
「それは・・・」
居住まいを正す徹。その横でひたすら照れるマキ。
鈴子は、二人の様子を見て、まさか?!という表情になる。
「もっ、もしかして、マキがつきあってる人って・・・
お兄ちゃん?・・・じゃないわよね???」
「いや、つきあってるっていうか、ほっとけないっていうかさ・・・」
とうとうマキが、白状する。
「マキちゃん、ほんとによく面倒みてくれてさ。食事を差し入れ
してくれたり」 徹はすかさずマキへの感謝を鈴子に伝える。
「私くらいしか、この人のこと励ましてやれないから・・・」
マキは、苦笑しつつも、幸せそう。
「俺、マキちゃんがいてくれたら、ほんとがんばれる気がする
んだよね」 徹は、マキにラブラブの視線を送る。
「がんばってるわよ。今でも十分」 マキも、すかさず徹を誉める。
「わかってくれて、ありがとう」 うれしそうな徹。
「そんな水くさいこと言わないでよ~」 うっとり徹をみつめるマキ。
マキと徹、手を取り合って、二人の世界に突入~♪
「・・・・・・」 まったく放置状態の鈴子・・・。
鈴子にみつかって悲鳴をあげてた二人なのに、話すことを
話したら、もう鈴子を無視して、二人のラブラブ状態に。
なんでこんな状況で、こんな場所で、こんなに、盛り上がって
るんだあ~!この二人~~!(笑)
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しばらくして、鈴子の存在を思い出して、
マキは照れながら提案する。
「鈴子にもちゃんと話そうと思ったんだけれど、なんか
言いづらくて・・・。
それでねっ、
徹さん、うちに来てもらったらどうかな?」
「でも、どこで寝るのよ。まさかマキの部屋ぁ~?」 驚く鈴子。
「違うわよ~。リビングのソファーとかどこでもそこらへんで、
ちはるちゃんだって、その方が喜ぶと思うし・・・、ね?」
マキの隣で、うれしそうにうなづいている徹。
「まあ、そうだけど・・・」
鈴子は、しぶしぶの思案顔・・・。
「ねっ。(そうさせて)」 と徹。
「ねっ。(そうしようよ)」 とマキ。
すでに一緒に暮らすことを夢みているような二人。
思いっきり、ラブラブ状態。
ということは、あのアパートに4人で暮らすのか・・・。
鈴子が目の前の光景にあきれて果てていると携帯が鳴る。
春樹からだった。
鈴子、食堂の一件のあと、携帯の電源を入れたのね。
「今からうちに来れる?」
「今からって会社は?」
「今日はもう帰るつもりなんだ」
「じゃあ、わかった。あとで。」
春樹と会話する鈴子を、ニコニコ見ている徹とマキ。
自分達がとっても幸せだから、鈴子の交際にもエールを送っ
てる、そんな二人がとってもいい。
.
徹&マキは最終話で、なんらかの役割があるのかもしれないけ
れど、私の勝手な解釈では、恋に落ちたら、相手が御曹司で
あろうと、ホームレス予備軍であろうと、関係ない。その人の
そばにいるのが幸せで、ずっとその人とみつめあっていたい、
そういうもの。このカップルで、そんなことを伝えたかったのか
な、なんて思った。だって鈴子とマキの恋する思いに大差は
ないんだもの。恋をしてから二人は格段にキレイになったし。
女性がキレイになる恋は、本物なのだ。
しかし、マキがすっかり徹の生活に慣れてるのがおかしかった。
簡易コンロでお茶をいれて、人をもてなしてるし。。。(笑)
恋に落ちたら、相手の状況にあわせてしまうよね。(笑)
○
そして、ここから、二人が抱き締めあうシーンまでが
お気に入りのシーン。(*^-^*) 当然といえば当然・・・。
ラブラブシーンはここだけだし・・・。
でもこのデートって、春樹爆走の翌日の出来事?
やると決めたことはやり通すっていうちょっと強引な春樹
らしさがよく出てる。仕切りなおしがはやい。
鈴子は、春樹のマンションへ向かう。
藤森の言葉がよみがえってきて、鈴子の心を締め付ける。
『 彼の選ぶ道はもう決められている 』
『 彼はこの婚約を受けるだろう 』
鈴子が不安な気持ちで、春樹の部屋のインターホンを押すと、
出てきた春樹は、エプロン姿の上、粉まみれ。
「やあ、早かったね」 と、人懐っこい明るい笑顔。
「何してるの?」
「なにって、ごちそう作ってるんだよ~」
鈴子はその姿に驚いて、声も出ない。
そして、春樹に続いてキッチンに入っていくと、まさに料理の
まっ最中。
「ちょうど今、パスタをのばしていたところでさ、まだ、準備が
できてないんだよ。もうちょっと待ってて」
楽しそうにパスタの生地をのばす春樹。
「本日のメニューはですね。まずは、カプレーゼ、
これさあ、トマトの輪切りって案外切れないんだよね~。
それにアランチーニ。これから丸めて揚げようと思ってんだ~」
得意気に今夜のメニューを鈴子に紹介する。
鈴子は料理人のサガからか、思わず、鍋にあるアランチーニ
の具をスプーンですくってチェック。
「これ、どう丸めるの?べちゃべちゃじゃない!
ブロードが多すぎるんじゃないの?
あっ!玉ねぎもこんなに大きく切ちゃって!ほん~と!
食べることに関しては一流なのに、作ることは三流以下ね!」
鈴子は、春樹の料理にポンポンとダメ出しする。
とてもご機嫌で作っていたのに、ボロクソに評価されて、傷つい
て言葉をなくす春樹・・・。春樹、気の毒・・・。
鈴子はその春樹の落ち込んだ表情を見て、ニッコリ。
彼女のいつもの調子がもどってくる。
なんだか鈴子のこの調子、懐かしい。(笑)ちょっと前までこ
んなんだったのに。ここんところ、沈んだ顔ばかりだもの。。。
「私も手伝うわ~♪」
「あっ!いいよ、いいよ。今日は客として来てもらったんだから」
鈴子は、止める春樹を押しのけて流しで手を洗う。
「いいの!私もおいしいもの食べたいし。
ああ、衣を用意して」
「えっ??」
「小麦粉、溶き卵、パン粉」
鈴子の要望を理解して、「ああ、はい、はい」
と、春樹はいそいそと材料を探しはじめる。
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ここから、二人のお料理タイムがはじまる~♪
玉ねぎを手際よく、みじん切りにする鈴子の手元に見惚れる
春樹。つい自分の作業がおろそかになる。そんな彼に鈴子
からすかさず声がかかる。
「手、とまってるよ!」
慌てる春樹。
鈴子のみじん切り、素晴らしい!春樹と一緒に私も見入って
しまった。「手、とまってるよ!」これ、お姉さんっぽくていい!
一緒に料理してる時は、完全にお姉さんポジションの鈴子。
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アランチーニの具を手にして、丸めている春樹。
手にとったかたまりが大きい上、ぼたぼたと下にこぼしている。
隣で衣をつけていた鈴子は、春樹に、なんでこんなにこぼしてる
の?(かたまりを見て)もっと量を減らして~と指示。
アランチーニを揚げる際には、高温の油を怖がって、
のけぞりぎみの春樹。それを見ていた鈴子は思わず笑って、
「そんな怖がらなくていいのに~。私がやるよ~」と、
春樹からトレイを取り上げて、慣れた手つきで、揚げていく。
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そのあとは、食べやすい大きさに切ったトマト、チーズを二人で
「チーズ、トマト、チーズ、トマト・・・」と言いながら、お皿に交互に
並べたり・・・。ここ、春樹、楽しそう。
.
パスタの生地を製造機に通して、生地が麺状態になったのを
見て、「うおお!!すごいね!」と喜ぶ春樹に、
「え?作ったことないの?」と鈴子が聞くと、
春樹がムキになって「あるよ!」と答えてたり・・・。
作ったことがないのは、明白。
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鈴子がゆでたパスタをフライパンにいれると、春樹が一生懸命
ソースとからめていて、そんな春樹の横顔を、鈴子はこっそり
愛しそうにみつめていたり・・・。春樹、真剣な顔。
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で、ここからの食事シーンが大好きなシーン!
二人で作り上げた料理が、テーブルに並ぶ。
春樹は鈴子と自分のグラスにワインを注ぐ。
「じゃあ、乾杯しよう」
「何に?」
「まず、こうして無事に料理ができあがったこと。そして、
バンビーナのシェフを独り占めできたことに。
乾杯!」
ワインの味に満足する二人。
「じゃあ、いただきます」
鈴子がアランチーニをひとつとって食べてみる。
「うん、おいしいっ、このアランチーニ」 にっこり微笑む。
「いける?」
「うんっ!」
「じゃあ、これもどうですか?」 春樹は自分が作った無骨な
形の失敗作を鈴子のお皿に置く。「アランチーニ!」
「ああ、私が食べるの?」 困ったように笑う鈴子。
仕方なく、切り分けて口に運ぶ。
そんな鈴子を、ひたすらじっとみつめている春樹。
彼はワインを飲んだあとは、何も食べようとしないでいる。
鈴子は不思議に思って尋ねる。
「うん?食べないの?」
春樹は、じっと鈴子をみつめた後、
ちょっときどったそぶりで、
「 食べ物を、おいしく味わえる女性と、
食卓を囲めるのは、男の人生の幸福だ 」 と言う。
「誰かの言葉?」
「俺の本心」 と春樹。
クスクス、と笑う鈴子。
「じゃあ、いただきます!」 ようやく食べる気になった春樹に、
「はい、じゃあ、私がとるわ」 とアランチーニをお皿にとってあ
げる鈴子。
二人きりの楽しい食事がはじまる。
.
この食事シーン、素敵で、ドキドキしてしまう。
春樹はワインを口にしただけで、あとは食べずに、鈴子が
食べるのをじっと楽しそうに見てるの。結構長い間。
これが、ものすごいセクシー!魅力的!!
こんなシーンが「おいプロ」で見られるなんてねぇ。うれしいな。
春樹が幸せそうにみつめているのが、鈴子で。彼女がとっても
キレイで女っぽいのが、またうれしい。
春樹の視線にちょっと気恥ずかしそうにしてるのもかわいいし。
春樹の言葉も心を踊らせるし。ほんとに、ドキドキのシーン!!
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食事のあと、リビングの窓から夜景を見ている鈴子。
「明日は食堂に食べにいくから」 ワインを持ってくる春樹。
「リクエスト、ある?」
「スパゲッティは今日、食べたからな」
「じゃあ、海の幸のリゾット」
「おう、いいね」
ワインを飲む二人。
落ち着いた静かなムードに、鈴子は本心を話し始める。
「 二人で作った手料理と、
おいしそうに食べる、あなたと私がいて、今、すごく幸せ 」
「そう・・・」 満足そうに微笑む春樹。
「・・・私、もしかしたらね。あなたから別れようって言われるん
じゃないかって、・・・そんなこと思ってたの。
・・・あなたに会いたいのに、会いたくなかったり・・・。
ここまで来るのに変な気分だった・・・」
鈴子は、じっと春樹の目を見る。
「信じてたいの。・・・あなたのこと」
そのあと、悲しげに目を伏せる。
「でも・・・」
鈴子の言葉を聞いた春樹もまた、表情に苦悩をにじませる。
「わからないんだ。どうしていいか。どうしたらいいのか。
でも、ひとつだけ確かなことがある」
春樹は強い思いを持って鈴子に言う。
「君だけは失いたくない。
どんなことがあっても。
君だけは・・・」
鈴子は春樹の胸に甘えるように頬を寄せる。
春樹はそんな鈴子をしっかりと抱き寄せる。
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お酒が入ってきてるせいか、お料理の時とは人が変わった
ように春樹に甘える鈴子。しっかり者の鈴子が甘えるとこっち
が照れちゃうんだけれど、でも肝心の時に甘えられるのって
いい。別れようといわれるんじゃないかと不安だったなんてこと
もちゃんと伝えてるし。春樹は春樹で、失いたくないってはっきり
言うし、ほんとに、らぶらぶ。。。
1話から見てるけど、最初のケンカ越しから、ここまでくるのに、
ほんとに、長かったっ・・・。 えぐえぐっ (T-T)
感慨深いなあ~~。 (*^-^*)
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感想後編へ続く。。。
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