2008年9月14日 (日)

魔王・11話最終回「安らぎの地へ・・・」

事情聴取されていた典良(劇団ひとりさん)が自殺した。

直人(生田斗真さん)から連絡を受け駆けつけてきた栄作(石坂浩二さん)は典良の手をとり泣き崩れる。

「・・・直人・・・。

私を許してくれ。

この世のすべての人を幸せにできるなどと偽善者の思いあがりだと思っていた。

誰かの幸せの陰には必ず誰かの不幸がある。

それがこの世の道理だと・・・息子達の幸せをまもる道だと信じていた・・・。

・・・この年になって情けない・・・。

私の間違いが典良を死に追いやってしまった・・・。

・・・どんなことがあっても・・・お前達、二人、私の息子だからな・・・」

直人は父をおいて部屋を出ると、倒れるように座り込んでしまう。

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一方、成瀬(大野智さん)は保釈金を払い、葛西(田中圭さん)を帰宅させる。

それを知った山野(清水優さん)は成瀬を激しく責める。

自分をいじめていた者への復讐を遂げるために成瀬に協力してきたのだ。

次第に弱腰になってきた成瀬を彼は許すことができず、口論の末、刺してしまう。

そして、その足で葛西を探し出し、背後から襲い掛かる。

葛西は、典良と別れ自分とやり直したいと言ってくれた麻里のもとに帰る途中だった。

葛西の絶命とともに、山野も警官の手によって射殺される・・・。

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典良の死に衝撃を受けた栄作は自宅に戻った後、持病の心臓の発作を起こし、そのまま帰らぬ人となってしまう。

連絡がとれないことを心配した直人は、実家を訪れ、倒れている父を発見する。

ほんの数時間のうちに兄と父を次々と失った直人は、警察から拳銃を持ち出し成瀬と直接対決をしようと彼を呼び出す。

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山野に刺された傷を隠すようにして、直人のもとへとやってきた成瀬。

成瀬の姿を見た途端、拳銃を構える直人。

だが、直人は最後の一線を越えることがどうしてもできなかった・・・。

「あなたはまだわからないんですか?

僕の人生に失うものなんてとうになかったんだ。英雄と母が死んでから。

これで全部終わる。ようやく僕が僕にかえる時がくるんだ。

さあ、撃ってください。

これは真実から逃げたあなたの義務なんです。終わらせるんです。

僕を撃て!

それがあなたの役目だ。僕を殺せ!!」

成瀬は自分を撃ち殺させることで直人に罪を背負わせようとしていた。

それが、彼の最後の復讐。

だが、直人は父や兄、仲間を殺された憎しみに溺れ我を失うことはなかった。

「できない・・・。あなたをそこまで苦しめたのは・・・俺だ。

俺にはあなたを殺せない・・・」

成瀬は計画が破綻したことにうろたえる。

「終わらせるんだ。

このまま生きていたんでは・・・僕は・・・自分を許せない・・・。

終わらせるんだ!僕を殺してくれ!!」

もみあう二人の間で銃声が響く。

地面に崩れ落ちたのは、直人だった・・・。

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とめどなく血がふきだす直人の腹部をおさえながら、あわてて携帯を取り出す成瀬。

直人はそれを止め、

「これでよかったんだ。最初からこうしていれば・・・。

生きてください。精一杯。自分のために。

許してください。俺のことも。あなた自身も・・・」

そういうと、直人の意識が遠のいていく・・・。

成瀬は必死で直人を抱き寄せると、「死ぬな!」と何度も絶叫する。

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だが・・・、そんな成瀬にも最期の時が訪れようとしていた。

直人の隣に身を寄せ、成瀬はつぶやく・・・。

「・・・許してくれ。僕のことも。あなたのことも・・・」

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成瀬の感謝の気持ちをしたためた手紙を読んだしおり(小林涼子さん)が、その場に駆けつけた時には二人は並ぶようにして亡くなっていた。

彼女はただ泣くことしかできなかった・・・。

直人の手には成瀬が握らせたのだろう・・・英雄のハーモニカがあった。

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事件の後、警察を辞めた中西(三宅裕司さん)は海のある町で穏やかに暮らしていた。

しおりは彼に招かれて、そこを訪れた。

海を眺めるしおりの視界に2匹の蝶が飛びこんできた。

楽しそうに舞い踊るそれを、彼女は成瀬と直人のようだと思った。

長く続く激しい怒りの日々、長く続く深い後悔の日々、そこから解放され二人の魂はきっと安らぎを得たのだろう・・・。

時を経て、しおりはそう思えるようになったのだった。

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中西の家の仏壇には、英雄のハーモニカが置かれてあった。

しおりがふいにそれに触れると・・・、突如、体中に電撃が走るのだった・・・。

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良かったです。。。とても。

3ヶ月間、かなり凝縮したいいドラマを見させてもらいました。

映画としてもつくってほしいくらい。

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ただ、最終回はもうちょっと時間が欲しかったな。

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あまりにバタバタと、11年前の事件の関係者がしおりを除いて、すべて亡くなってしまったのには驚きました。

特に直人は死ぬと思ってなかったので、ちょっと呆然。

成瀬も直人もお互いを許して、憎しみを浄化して逝ったので、悲惨さはないといえばないのですが、どうも置き去りにされた寂しさが募ってます。。。

ほんと、時間がたつ毎に寂しくなります。。。

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それと、最後の最後にしおりがハーモニカに触れて何かを見るシーン。

もしかして、まだなにか隠された黒幕かなんかの存在をほのめかしてるの???と気になって仕方なかったんですが。

よく考えてみると、しおりは11年前の直人と英雄の事件の真相は知らないんですよね。

英雄のハーモニカなら、そこのところの真相を知ることができるし、その後の成瀬のすべてをも知ることができるんですね。

成瀬を愛していたしおりにとって、一番大事なものかもしれません。

あのハーモニカはしおりが持って帰ったと思っておきます。

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それと、成瀬と直人が対峙するシーン。

すごかったですね。

成瀬の心情の変化がよくわかりました。

「僕は自分を許せない」ってセリフ、成瀬の本音が迫ってきて悲しかったです。。。

直人を撃ってしまって、あわてて携帯で助けを呼ぼうとする成瀬の真の優しさと、それを止める直人の思いが、もう切なくて、切なくて・・・。

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生田斗真さんは、「イケパラ」を見ていたので演技も上手だし、直人役と知ってうれしかったんですが、成瀬役の大野智さんはまったく初めて知った俳優さんでした。

1話の感想でも幼く見える~・・・なんて書いてしまってますが、2話あたりではすでに成瀬ばかり目で追ってる始末。(笑)

成瀬役は、はまり役でしたね。。。

表情の変化が見事で、毎回、魅入ってしまいました。

それにこれほど滂沱の涙を流す俳優さんって珍しい!!

もっともっとドラマに出てほしいです。

できたら、シリアスもので。

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しおりとの恋も儚くて切なくて。

しおりが事務所に訪ねてきて、成瀬が動揺する回とか、めちゃめちゃ良かった。

二人の距離が接近していく細かな段階にドキドキ。

素敵な恋だな~と何度思ったことか。

こんな切なさもっと見たいです。

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あと、今回は栄作にも泣かされました。

巨大な力で息子達を守ってきたのに、それが間違っていたことを息子の死をもって気付かされるなんて・・・。

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また、圧倒的な存在の父を前に、萎縮する典良と直人も印象に残ってます。

生田斗真さんも劇団ひとりさんも、声を上ずらせ表情を強張らせての演技、すごかったです。

栄作に対してじゃなく、栄作役の石坂浩二さんに対してビビッてるんじゃないかと思ったことがしばしば。(笑)

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今後しばらくは、1話からじっくり見直す毎日が続きそうです。

ほんとよくできたドラマでした。

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こういう結末でしたので、再び成瀬と直人に会うことはできませんが、それでも番外編とかスペシャルとかできたらいいなと期待しちゃいます。

もう一度、会いたいです!

成瀬と直人に。

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2008年9月11日 (木)

魔王・第10話「謝罪」

葛西(田中圭さん)が宗田殺しを自供する。

それを知った麻里(吉瀬美智子さん)は、直人(生田斗真さん)の説得もあり、葛西のアリバイを証言する。

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成瀬(大野智さん)にあらためて過去の事件の謝罪する直人。

「真中友雄さん。すみませんでした。

あなたにずっと謝りたかったんです。

11年前のあの日から。あの事件のあと、俺は家を訪ねていったんです。

死んで償うことも考えました。でもここまで生きてきてしまいました。

刑事になって悪いやつらを捕まえて、人の役にたてていれば、それが許されるような気がしていたんです。でも、それは間違っていました。

あなたをこんな目にあわせたのは全部、俺の責任です。」

直人の真摯な態度に心を揺さぶられる成瀬。

「今更何を言われても結末はかわりません。

答えはもうすぐそこまできています」

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成瀬が去るのと同時に直人のもとに赤い封筒が届く。

その中には・・・写真が。

そこには宗田の殺されていた倉庫から出てくる典良が写っていた。

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直人は宗田の殺害現場でみつかったペンをしおりのところへ持っていき、残像を見てほしいと頼む。

しおりは言われるがまま、ペンに手をかざし・・・典良(劇団ひとりさん)が宗田を殺した様子を見てしまう。

そのことを告げられた直人は自分の中の不安が的中し愕然とする・・・。

真犯人は兄だった。

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一方、将来を心配した栄作(石坂浩二さん)は成瀬に遺言書を渡していた。

そのやりとりの中で、成瀬はとうとう自分が真中英雄の兄であることを打ち明ける。

言葉をなくす栄作をだったが、11年前の事件の真相を話し始める。

「11年前の私にはあれが正しい選択だと思えた。

正当防衛に仕立てることが最善の選択だった。今また同じ立場にたたされたら同じ選択をするだろう。それが親というものだ。

・・・自分の事はどうなんだ。

君もまた自分の目的のために他人を不幸にしている。

君も曲がった線をまっすぐだと信じているだけだよ。

11年の前のあのとき、直人は英雄くんを刺してはいない。

あれは不慮の事故だったんだよ。だが、あの状況から見てあれが事故だと世間に通用するわけがない。だから正当防衛にするしかなかった。

でもあれは事故だったんだよ」

そして、栄作もまた成瀬をまっすぐに見て「すまなかった・・・」と深く頭を下げ謝罪する。

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成瀬は、直人と栄作の謝罪に心が激しく揺れ動く。

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直人は兄の典良を重要参考人として事情聴取することに。

そんな直人のもとに再び赤い封筒が届く。

中にはタロットカードが。次のターゲットは直人だった。

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最終回は、成瀬の迷いとは別に復讐がひとり歩きしていきそうですね。

それがどんな展開になるのか、見るのが怖いような気がします。

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今回、激しく動揺した成瀬が教会に行くと、そこにはしおりがいて。

思いとどまるように説得してましたが・・・。

二人の頬を涙が次々と流れ落ちる様子がとても美しかったです。

しおりの言葉は成瀬だけでなく、直人にとっても大いに癒しになってますね。

直人へのしおりの言葉を聞いて、こちらがホッとしました。

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さて、次回は最終話。

じっくり見たいと思います。

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2008年9月 3日 (水)

魔王・第9話「兄の犯罪」

大隅の手下に拉致された宗田(忍成修吾さん)。

彼らから殴る蹴るの暴行を受けたあと、現れたのは葛西(田中圭さん)だった。

葛西は大隅達を去らせ、自分が決着をつけようとするが、長年の友達に手をかけることができず、二度と姿を見せるなと言い置いて帰っていく。

ホッとした宗田だったが、その後やってきた典良(劇団ひとりさん)との会話の中で渡されたタバコを一服。直後、悶え死ぬ。

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宗田を探していた直人(生田斗真さん)は倉庫にころがっている彼の死体をみつける。

成瀬(大野智さん)の犯行だと思った直人は、彼を呼び出し一方的に殴りつける。

「あなたが真中友雄で、雨野真実だろう?」と問い質す直人に、成瀬はどんな証拠があるのか、それを持ってきてくださいと冷淡に言ってのけるのだった。

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宗田殺しの犯人を捜査する警察は、現場にあったペンの所有者から事情聴取をする。

その所有者は葛西だった。

典良が妻の麻里と不倫し自分を裏切っていた葛西を陥れようと置いていったものだった。

葛西は宗田と別れた後、麻里(吉瀬美智子さん)と会っていた。

麻里のことを秘密にしておきたい葛西は直人たちにアリバイを証明することができない。

その上、会社の葛西の机から宗田を殺したのと同じ毒物が発見される。

葛西の無実を信じたい直人は、次々と出てくる証拠に途方にくれる。

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また、葛西の状況を知った栄作(石坂浩二さん )は、典良の社長としての立場を守るために成瀬に彼を守ってほしいと依頼する。

警察にやってきた成瀬に、動揺する直人。

成瀬は意味深なことを言う。

「葛西さんは黙秘を続けています。このままでは無実の友人を殺人犯にさせてしまいますよ」

直人は成瀬に土下座して、「俺以外の人を苦しめないでください。お願いします。

どうすればあいつを救ってやれるんですか?」

「・・・人は、大切な誰かをかばうとき、真実を隠すものです。それが一番わかっているのはあなたのはずでは?

あなたが真実を知ったとき、どんな選択をするのか・・・」

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成瀬が事務所に帰ってくると、ドアの前にしおり(小林涼子さん)が立っている。

「気がつきませんでした・・・。

私に傘を貸してくれた男の子が成瀬さんだったなんて・・・。

私がもっと早く気付いていたら・・・、友雄さん。

あなたは本当は優しい人です。それは今も変わっていません」

「・・・あの頃の僕はもういないんです。

もう・・・とめられないんだ・・・」

しおりを避けるように部屋に入ってしまう成瀬。

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しおりは成瀬のために何かしたいと直人のもとへ行く。

「犯人をとめたいんです・・・」

直人はそんなしおりに、ワンズの5のカードを見せる。

カードに手をかざした彼女の脳裏に映ったのは・・・麻里と葛西が抱き合っている姿だった。。。

直人の中で、しおりの証言と成瀬の言葉がつながる。

葛西のもとに駆けつけ、不倫をしていたのかと尋ねる直人。

泣き崩れる葛西に、直人は彼が無実であることを確信する。

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もう成瀬の正体がばれてしまって、どうなることかとハラハラしていたのに、証拠はないんですね。ほっ。

法曹界のホープを軽々しく疑うことはできない・・・なるほど。

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しかし、典良自身が宗田を殺すなんて思いもしなかったですね。

大隅と組んでやっているのなら、彼がやりそうなもんなのに。

宗田になんの恨みがあるんだろ。麻里と葛西の関係を他に一切もらしたくなかったのかな。

とにかく典良のことが公になったら、芹沢家は崩壊ですね。

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とにかく、どんな風に展開してどんな結末を迎えるか、ドキドキハラハラして 最終話 10話を待ちたいと思います。

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2008年8月31日 (日)

魔王・第8話「ワンドの5仲間どおしの争い」

誕生日を祝ってもらった後、成瀬(大野智さん)はしおり(小林涼子さん)を自宅まで送っていく。

そして、突然振り出した雨に、二人が出会ったときのことを懐かしく思い出す。

かつて、成瀬は傘のもっていないしおりに自分の傘をあげたことがあった。

「ありがとう」という彼女に彼は言った。

「僕の方こそ、ありがとう。弟のために証言してくれて」

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成瀬はしおりの家まで送り届け、傘を借りて帰っていく。

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その後、しおりに直人(生田斗真さん)がやってくる。

直人は転落死した池畑が持っていた赤いカードから残像を見てほしいと頼みにくる。

しおりの見立てを聞いて、直人は差出人の「雨野真実」は11年前、雨の裁判の日。その中で自分達が隠した真実・・・のことを言っているのでは?と思い至る。

そして、やはり犯人は真中友雄なのではないかと直人は推理する。

それを聞いたしおりは、真中友雄に会ったことがあると言う。

「・・・11年前、傘を貸してくれた人がいました。

証言してくれてありがとうと。私は・・・その人に会ったことがあると思います・・・」

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しおりを愛するようになった成瀬の復讐心が揺らぎ始める。

だが、それを敏感に察知した山野(清水優さん)は勝手にあらたなカードを直人に送りつける。

そのカードはワンドの5、仲間どおしの争いを意味していた。

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宗田(忍成修吾さん)は、葛西(田中圭さん)と麻里(吉瀬美智子さん)を相手に不倫をマスコミにばらすぞと強請りはじめる。

葛西は宗田の希望どおりの仕事を典良(劇団ひとりさん)に世話してもらおうと頼み込むが、彼はまったく相手にしない。

典良は、すでに信頼してきた秘書の葛西と妻の関係を知っており、二人の裏切りにはらわたが煮えくり返る思いでいた。

そんな折、典良は父からドバイの会社の経営を任される。

成瀬からトップにたつには身奇麗でいてほしいと言われ、彼は葛西に「自分が九州に出張の間に大隅にいろいろ問題の多い宗田のことを処理させろ」と命じる。

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警察の捜査は新展開をむかえる。

真中友雄が死んだ事故を捜査していた直人たちは、未成年者の補導記録から真中友雄と一緒にいた友人の名前をつきとめる。

その名は・・・成瀬領。

絶句する直人たち・・・。

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成瀬は、しおりと花火をして楽しいひとときを過ごす。

花火越しのしおりを本当にキレイだとまぶしそうにみつめる。まるで彼女の笑顔を永遠に心に刻み付けるかのように・・・。

しおりを家まで送った成瀬は借りた傘を返した後、もう会うのはこれが最後ですと言って去っていく。

突然の別れの言葉に呆然としたままのしおりだったが、成瀬の置いていった傘に触れた瞬間、彼が真中友雄だということを知る・・・。

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今回の成瀬としおり。

何回も書いてますけど、穏やかにすこしずつ思いをはぐくんでいってるのが、なんとも素敵ですよね。

いえ、成瀬の復讐劇は別にしてですよ。

成瀬もしおりも、お互いを見るときの目の表情がとっていいんですよね。

優しくて、陽だまりのようなあたたかさを放っていて。

特にしおりは成瀬を見ていることがうれしくて、うれしくてたまらないという感じがかわいくて。

このカップルは癒し系ですわ~。

図書館前で花火に行く打ち合わせをしてるときに、ふいに直人に声をかけられ、二人でハッとするシーンなんて、ほのぼの。

恋してると相手しか見えない・・・っていうの、バッチリ表現してますよね。。。

思わずうっとり。。。

もうこのドラマを見ながら、恋が懐かしくて仕方ないですね。

長いこと恋してないですからね~。。。

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まあ、それはいいとして、とうとう葛西&宗田の話になってきました。

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そしてなんと! 一番知られてはいけない秘密。

警察に真中友雄が成瀬領だとわかってしまいました。

成瀬はどうなっちゃうんでしょう・・・。

なんかヤなのが、山野の存在なんですよ。

結構なキーマンですよね。

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今後は直人に追い詰められていくのか・・・成瀬・・・。

ああ、ハラハラ・・・。

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2008年8月17日 (日)

魔王・第7話「さようなら、領」

池畑が倉庫で転落死した。

それを知った大隅は「はめられた・・・すべては計算済みだったんだ」とつぶやく。彼らが依頼されたのは74倉庫へ池畑を誘導してほしいということだけだった。

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成瀬(大野智さん)はまたまた第三者を使って誘導して池畑の命を奪ったんですね。

強面の大隅がまさか誘導するだけの依頼を受けていたなんて、ちょっと意外でしたわ。

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一方、直人(生田斗真さん)は父、栄作(石坂浩二さん)が大隅を使って池畑を殺させたのではと疑う。

彼は栄作から事情を聞こうとするが、顧問弁護士である成瀬はそれを阻止する。

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何か手がかりを探そうと現場を足を運ぶ直人たち。

そこで、刑事の1人が道に落ちていた宅配便の控えをみつける。それは池畑のもので、彼は成瀬の姉、真紀子(優香さん)にCDーRを送っていた。

「なぜ?成瀬の姉が?」直人は疑問を抱え、真紀子の病院へむかう。

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そのころ、真紀子の元に池畑から宅配便が届く。真紀子はCDーRにある領が友雄であるという証言を聞いてしまう・・・。

姉に呼ばれてやってきた成瀬は、真紀子の沈んだ様子を気遣うが、その場に突然現れた直人に驚く。

成瀬は直人の用件を聞いて激しく動揺する。

だが、真紀子は機転をきかせて直人に別の音楽のCD-Rを渡して成瀬を守ってくれる。

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直人が納得いかないまま帰ったあと、真紀子は静かに話しはじめる。

あなたが本物の領でないことはずっと前から知っていたの。でも、あなたの優しさに癒されて生きていることがうれしいと思えるようになった。あなたは私の希望だったと・・・。

真紀子は隠しておいた池畑のCD-Rを成瀬に渡してくれる。

「・・・私はもう1人でも大丈夫よ」と言いながら。

姉の今までの優しさに泣きながら、成瀬は彼女との別れを覚悟するのだった。

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泣かされました。 

思えば、真紀子も成瀬も親兄弟を亡くして1人なんですね。10年、姉弟のようにふるまいながらお互いを心の支えにしてきたんでしょう。

お姉さんはあの場所で10年、成瀬の成長を見守ってきたんでしょうね。

もう少し、成瀬のそばにいてあげてほしかったな・・・。

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姉の愛を知って成瀬の気持ちが揺らぎ始める。

「時々、わからなくなる・・・。

自分が誰で、なぜ生きているのか・・・。大切な人をあざむいてまで・・・」

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事務所に帰ると、成瀬の誕生日を祝ってくれる秘書としおり(小林涼子さん)。

成瀬はしおりを送っていく。

「・・・僕は天使なんかじゃありませんよ」

苦しげにそういう成瀬の腕を思わずつかむしおり。

「何を悩んでいるのか、わかりませんが、力になれることがあったら言ってください。

神父さまから聞いたことがあるんです。天使とは美しい花をあたえるものではなく、悩んでいる人のためにつとめるもののことだって。

私じゃ・・・、成瀬さんの天使になれませんか?」

必死にそういうしおりを成瀬は思わず抱きしめてしまう。

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やだやだやだ~!!!

成瀬、つらすぎる・・・。

後半、怒涛のようにみんなに優しくされて、でももう戻れないところにきていて・・・。

ズドンときますね。 悲しい・・・。

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でも、成瀬は人をあやめていないし、あやめる役割を担うことになった人も偶発的な事故によってそれがなされているんですよね。

今のところ、誰も直接殺人を犯してない・・・。

ここら辺、お話としてとっても上手だと思うのです。。。こういう話の結末ってどうなるんでしょうね・・・。

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どうもこの先のことを考えると悲観的になるので、「すごくおもしろいので続編をつくってほしい~」なんて訴えが多かったら、悲しい結末は避けてもらえるかな。 

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今回もしおりとの関係がとってもロマンティックでした。

とうとう、成瀬はしおりを抱き締めてしまったし。どうやら、しおりは抱き締められても成瀬の心を見ることはできないみたいですね。

物の残像が見えるので、もしかしたら成瀬に触れたら彼の正体がわかるのかと思ってました。

この二人の恋、ここからどうなっていくんでしょう。ドキドキ。

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そして、今度は赤いカードが直人の兄、典良(劇団ひとりさん)のところへ。

中には妻、麻里(吉瀬美智子さん)と葛西(田中圭さん)が寄り添っている写真が入ってありました。

次回はこの三角関係がようやく表面化。

やっと、不倫発覚ですね。

不倫が夫にバレそうになって、麻里はあっさり葛西と手を切ったみたいだけれど、時すでに遅し、すでに夫の知るところとなっているんですね。宗田(忍成修吾さん)も何度も持ち出しそうですし。

成瀬、こちらは宗田を利用して、典良を狙っているのかしら。それとも宗田と葛西の共倒れを画策してるのかしら・・・。

過去の事件からなら、断然後者の方になりそうですが。

来週はもっと複雑に絡み合ったお話になりそうです。

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ところで、あのオープニングの映像と曲、カッコイイです!

次週まで、「 truth 」をヘビロテしちゃいそうです。 

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