ミステリと言う勿れ 第10 話感想
なんて思いのあふれたお話だったんだろう。
今年はじめてドラマを見てたくさん泣いた。
整もレイカも饒舌なのに、本当の思いは語らない。
映像と表情で見せてくれる。
その語らない思いが画面にあふれて、こちらの胸がいっぱいになる。
涙があふれて止まらない。
恋人じゃない、友達だって言いながら、ふたりでいると楽しくて仕方ない。
たこ焼きを食べ、焼き肉を食べ、素直においしいと微笑む。
待ち合わせをして会い、クリスマスにプレゼントの交換をし、足湯に一緒につかり、初詣に行こうと約束する。
人と関わらないと決めてしまうと、心は動かない。
悲しさも辛さもない代わりに、楽しさも切なさも恋しさもない。
整もレイカもそうやって決めて生きてきたのに、自分の気持ちの変化に戸惑う。
その戸惑いの先には整がいて、レイカがいる。
いつしか、彼が彼女がやってくるのを待ってしまう。
けれど、自分たちの思いはひとりの女の子、チヤコのためにそっと封印する。
整とレイカが虐待の記憶を引き受けて、虐待の記憶を無くしているチヤコが普通に幸せに生きていくために。
春になり。。。
整はレイカとよく待ち合わせをした場所にやってくる。
桜の花を一緒に見たい、そうお互いに思っていたはずだった。
その満開の桜の花がそこにある。
「僕は常々思っているんですが、
日本のソメイヨシノってすべて1本の木からはじまっていて、
挿し木や接ぎ木をして増やして全国に広がっていったんです。
つまり、すべてクローンなんです。
ということは、僕が昔よく見ていた桜も、今見てるこの桜も、
同じ遺伝子をもっているってことで。
時間も場所も超えて、同じものをみてるのが、なんか不思議だなあって」
レイカは消えてなくなってしまったけれど、整の記憶の中に刻まれている。
変わりなく、いつも覚えている。
たとえ、一緒に見られなくても、時間も場所も違っても、同じものを見てる。
レイカがいつか見たであろう、この桜の花をいま、自分が見てる。。。。
キレイだよ。。。
そう心の中で語りかけているようなシーンだった。
昔の人が見ていた桜の美しさと、今見てる桜の美しさが同じものって、そんな発想なかったわ。。
全く同じ桜を見てる。ほんとうに不思議な感覚になる。。。
ソメイヨシノ。
そう思うととてもロマンチック。。。
整を幼いときから見てきた天達教授は彼の心の変化を聞いて。。。
「人に会い、人を知りなさい。
それは自分を知る旅だよ」
整をずっと優しく見守ってる。
風呂光もそうだね。
深く考えすぎてボーダーラインにいるようなふわふわしてる整を、こちらに留めておくために見守っている人たち。
良いお話でした。
ひとしきり泣いて、落ち着きました。(笑)
続編あったら見たい。
スペシャルでもいいので。
8、9話もめちゃめちゃ良かった。
10話も最高。
ほんとに良いドラマだと思う。
次回は最終章。
我路の回だねえ。
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