ゴシップ 第1~4話感想(不定期投稿)
1話から見始めて4話まで。
やっと追いつけた。
このドラマも視聴継続決定。
おもしろいわあ。
凛々子(黒木華)はなかなか内面を見せない。
というか、いろいろな人の心の機微を理解できずに、すぐに辞書を出して言葉を調べる。
あんな分厚い辞書を持ち歩かずにスマホで調べたらいいのに。。。と思うのだけれど。
その彼女が編集長になって、ネットニュースサイトを立て直そうと奮闘するのね。
PVを伸ばして、サイトの閉鎖を阻止する任務を課せられてる。
でも、単にゴシップ記事を書き連ねるんではなくて、徹底的に本人に取材して真実を追求していくのね。
ネットに踊らされる人が多いというけれど。
ネットもそうだけれど、大きな新聞社やテレビ局だって間違った情報を拡散する。
被害を招いたりする。
そして、間違いに気づいて、あわてて謝罪するという現状があるよ。
都構想の住民投票時もそうだった。
メディアも他社の正確でない記事を鵜呑みにして報道した。
多くの人が信じ、惑わされた。
わざと拡散したのなら信頼は失墜するし。
わざとでないなら…。
自分たちで取材してない、裏どりもしてない情報を気軽に拡散しているんだってこと。
だから、私はテレビニュースも新聞もまったく信用しなくなった。
それを思うと、凛々子はとにかく当事者に徹底的に話を聞く。その姿勢はすばらしい。
ネットニュースなのに、ネットの中だけで終わらせてない。
地道に足で調べる。やってることは立派な記者。
閉鎖寸前の「3流ニュースサイト」と言われ、くすぶっていた編集者たちも次第に、凛々子のやり方を信頼し独自に動き始める。
お話では、3話が良かったなあ。
一発屋のシンガーソングライター。
一曲だけ大ヒットしたものの、その後は鳴かず飛ばず…。
中年になったいまでも曲を作ってレコード会社に持ち込む日々。
けれど、一切相手にされない。
いまウケるのは若くて外見の良い歌手。。。
良い曲でもおじさんではダメなんだな…。
彼は、若い女の子のフリをして、声を加工しネットで歌いはじめる。。。。
凛々子に同行した椛谷(野間口徹)が、彼の「転職すればいいと思うだろうが、中年になるとなかなか動けないんだ」という言葉にどっぷりと共感するところが妙におかしかった。
「ジョギングをしていて信号で止まると、もう足が重くて、次走ろうと思っても走れなくなるんだよ…」
「…よくわかるよ」
おじさんふたりでしみじみ。
若い凛々子が、場違いで完全に浮いてしまってた。
結局、いま話題の女子高生歌手は、おじさんだったと「激白」してネット民をガッカリさせるんだけど。
若くて魅力的な外見に囚われた。
けれど、曲で心を動かされたのは事実だろう。いいものはいいのだ。
という椛谷の記事で終わる。。。
いろんな意味で、好きな回だ。。。
いまのところ、凛々子の取材を受けて、本心を書いてもらった人は、みんな次のステップに進めてる。
入り乱れてこじれてしまった感情を、丁寧に取材してもらって、文字によって説明してもらう。
すると、その記事は誰かには読んでもらえ、理解してくれる人も出てくる。
そうなると、ゴシップで盛り上がっていたネットは落ち着いてくる。
PVを稼ぐのが目的とはいうけれど、ニュースサイトとしての信頼も得る必要があると初回で言ってたもんね。
新聞とネット、舞台は違っても記者のすることは同じ。
それに気づかされるドラマだわ。
5話からは、凛々子の過去が描かれるみたい。
わかりにくい人だけれど、どんな人なのか知りたいわ。
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