アレチノヌスビトハギについて。それでも雑草はおもしろい。
もうね、どんだけこの話をしてるんだと思うよね。
でも、備忘録として書いておく。
5月頃、ふと畑から顔をあげて、果樹園の奥の方を見たら、そこに猛烈に繁茂するアレチノヌスビトハギをみつけたの。
なぜ、今年こんなに繁茂してるのか、不思議で仕方なかった。
アレチノヌスビトハギの実は別名:引っ付き虫。
服などにつくと、取るのに一苦労する。
だからこそ、そんなにあっさり地面に落ちるもんでもないと思うのだけれど。
たった1年で、猛烈に繁茂した。
それを見た私は、とりあえずバリカンで茎をカット。
花や実をつけるのを阻止しようとしたのね。
花さえつけなければ、実もならない。
成長の勢いもそがれるかなと思って。
ところが、アレチノヌスビトハギは、カットされたところから分枝して次々と葉をつけ、こんもり。
それが成長してくるとまた、茎をカット。
けれど、どんどん株としてこんもり、こんもり。
茎もしっかりとしたものに成長し、見えないけど根もさらに太くなり…。
そして、梅雨で、畑に入れないうちに大きく茂り。
アレチノヌスビトハギの鬱蒼とした林の中に入っていくのも怖い状況に。
そして、8月、9月の高温、長雨で一気に花をつけてしまった。
寒くなってきて、他の雑草の勢力が一段落。すでに枯れているものも出てきたのに。
アレチノヌスビトハギは盛大に花をつけ実をつけ、優雅に枝をのばしてゆらゆらと。。。
秋は、引っ付き虫がつきにくい服装をして、上部を再び、カット。
ゴボウのような太い根は何本も真っすぐ下に伸びてるけど、スコップで根気よく抜いていくしかない。
途中で切れてしまうとそこから再生するので丁寧に。
11月の今、抜ききれず残った根から茎がのび、地上に小さな葉が出てきてる。
気温が下がってきても、葉が出るのよ。すごいわ。
他の雑草は「手じまいだぜ~」ってカンジで枯れてきてるのに。。。
ただし、スギナや広葉雑草を除く・・・。
10センチにも満たないものだけれど、みつけてはスコップを深く差し込んで、根から取り除いてる。
11月になっても、葉を茂らせてるってことは、多年草だよね。。。
常緑のまま越冬するんだろうなあ。
他の雑草がない冬に芽を出してくれたら、作業としてはしやすいけど。
そもそも、かわいらしい葉の形にほだされて、放置したのがきっかけ。なのよねえ。。。
葉がかわいいの。
花も風情があるしね。
お月さまとススキと赤紫の小さな花はとても似合うのよね。
エグいくらい増殖しなくて、数本のみで管理できる植物ならいいんだけどね。。。
あの太い強い根を見ると怖くて悠長なことは言ってられない。
ただ、こんなにアレチノヌスビトハギで、困ってると書いてはいるけど、嫌ってるわけではないの。
ただただ、困ってるだけで。(笑)
それも、私がそれぞれの植物の性質を知らず、一緒くたに扱って、失敗しただけ。。。
自分がわるい。認識不足。
雑草とは言ってるけど、ひとつひとつには名前があって、私はそれを知りたいし。
調べると、大抵、昔は薬草として頼りにされていた植物だったりする。
中には毒草もあるけど。。。
カラスノエンドウとか、ススメノカタビラとか、かわいい名前がついてる植物もある。
ネコジャラシとか、ヘビイチゴとかね。
薬草として重宝されていたと知ると、昔の人の生活を身近に感じて、ほっこりしたりするよね。
そうそう。アレチノヌスビトハギの小さな葉を探して、畑の方を見ると、今度はスギナが密集してる。
今度は、スギナで困るのか…私。
セイタカアワダチソウは、知らないうちに花をつけて枯れていた。
種をいっぱい飛ばしてるだろうから、来年もいっぱい出てくるよ。
でも、このセイタカアワダチソウは根が張らないので、抜きやすい。
小さなうちに抜くかカットする。
それでも残ったのはこうやって枯れるところまでいってしまうけど。。。
抜きやすいので大丈夫。
アレチノヌスビトハギは、冬の間に芽が出てくるようだったら、それを抜いていく。
いまはそこまで。
今後どうなっているのかは、また来年。。。
それでも、雑草と言われる植物は、おもしろい。
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