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2020年12月 4日 (金)

(都構想その後)SPECサーガにもあったよ

毎日新聞の218億円のミスリード記事が出た後、SPECサーガについてアップしようと思ってたんだけど。。。

そんなどころじゃなくなってしまった。

あれよ、あれよと言う間に、ねつ造218億円試算でデマ拡散し、飲み込まれて、否決になってしまった。

 

いまさらだけれど、大体こんな内容だったよというので、アップしておくね。。。

 

 

ありもしない試算、218億円が大阪市財政局の職員によって、毎日新聞に提供され、都構想の住民投票最終週で一面トップで掲載した事件。

 

その後、財政局の課長らが謝罪会見をし。。。

それに伴い、毎日新聞の記事を見て、後追いしたNHKや朝日新聞、カンテレなどは訂正報道を行った。

ただ、毎日新聞だけは一か月たつのに訂正記事を出してない。

 

自民党ら反対派はその記事を拡大コピーして、街頭でそれを掲げて訴えた。

都構想に関係のない試算だと、財政局が謝罪しても、住民投票当日まで知らん顔をしてそのことをアピールし続けた。

 

そして、否決の結果が出た後は大喜び。

自分たちが大阪市民を間違った試算で誘導したことの責任はスルーしている。

 

ウソをついても、否決に持ち込めればそれでいい。

あとは知らん顔。

大阪市役所も毎日新聞も反対派政党にもドン引きしたままだわ。

 

 

この市の財政局の試算は、松井市長の決裁はうけてないもの。

つまり、市の職員が、住民投票の大事な期間に、勝手に毎日新聞に流した。

 

橋下さんのツイートによると、大阪市の職員のクーデターらしい。

 

 

大阪市役所が橋下さんによって、改革されたといってもまだ10年だもんね。

40代50代の職員は自分たちが好き勝手できた時を忘れてはいない。

 

維新が弱くなれば、すぐにでも自民党とともに市長職を取り戻して、以前のように戻したいと思ってるらしい。

というか、いろんな選挙がいつもその構図で行われているので、いまに始まったことじゃないけれど。

維新 VS 他の政党&各種団体&マスコミ

 

今回、「大阪市をなくす」都構想と言われていたけれど、その本質は「大阪市役所をなくす」都構想だった。

これを全面的に言うべきだった。

その本質を分かっている大阪市の職員は、最後の最後に動いて、ありもしない試算を出して毎日新聞とともに「クーデター」を起こしたらしい。

 

 

それでね、SPECサーガを思い出したの。

今年、はじめに見たSPECサーガのセリフ。

その中で、御厨(みくりや:木村文乃)はこう言ってる。

 

 

「官僚が国を動かそうとしてはいけない。

この国の主権はあくまで国民にある。

その国民から信託を受けていないヤツが統治することは固く禁じられてる。

どれだけ優秀であろうが、天才であろうが、

この国の政(まつりごと)は個人が私(わたくし)することがあってはならない」

 

 

この国を動かしていくのは政治家。総理大臣。

それは、選挙で選ばれているから。これがとても大事。

選挙で選ばれていない官僚は職務を逸脱してはいけないの。

 

大阪市の職員は、昔から、市長を担いで選挙し、市役所を牛耳ってきた。

それは大阪市に限らない。地方ならどこでもそうだろう。

 

でも、市の職員は職務を逸脱してはいけないの。

マスコミから執拗にうながされても。

 

 

テレビの解説員が言ってたよ。

今回の都構想の目玉のひとつは公務員改革だった。

大阪市がなくなるというこは大阪市役所がなくなること。

権限、財源を自由に使えなくなる公務員が反発したんだろうと。

 

 

だから、橋下さんは、クーデターと言った。。。

 

大阪市って橋下さんが市長になる前はほんとにひどかった。

橋下さんが市長になってから10年。表立った不祥事はなくなったけど。

それでも以前の体質がまだ変わらずにあるということが今回、露呈した。

 

維新が弱くなれば、大阪市長の座を簡単に取られてしまう。

そうなれば、完全に二重行政は復活する。

 

府と市の連携に亀裂が入り、すべての共同でおこなっている組織、事業、大規模開発も停滞する。

 

30代までの人たちは、昔の大阪市役所を知らない。

そうなったとき、はじめて、維新の言う二重行政の弊害を体験するんだろうね。

住民サービスも低下する。

いまの住民サービスは維新がやっていて、それ以外の党は反対してるから。

 

 

SPECサーガの1シーンを思い出した。

このセリフ、とても大事なことを言ってるよね。

あらためて御厨を尊敬しちゃったよ。

 

ちょっと追加。

 

大阪都構想で出るはずだった4特別区。

この特別区は、区長も区議も選挙で選ばれる。

だから、大きな予算を采配できる。

大阪市は存続することになって、24行政区は残ることになったけど、行政区長は選挙で選ばれないから権限、財源もほとんどない。

総合区も選挙で選ばれないけど、特別区長とまでは全然いかないまでも最大限権限、財源を与えようという制度。

これにより、各総合区のそれぞれの問題にすこし対応できるようになる。

まあ、特別区に比べると、頼りないカンジは否めないけど。。。

選挙で選ばれた人でないと、大きな予算は動かせない。

それも御厨の言葉のとおり。。。

 

ちなみに、都構想可決され、4特別区になっていたら、それぞれに4つの保健所ができていた。

これからの疫病対策のためにも、必要なことだった。。。

4つの教育委員会も。イジメ対策には必要なことだった。。。

残念なことだわ。

 

 

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