（ぜひ読んでね都構想）大阪の二重行政の弊害をマスコミはどう報じていたか

大阪都構想というのは、維新だけの政策じゃない。

昔は名称は別だったけれど、自民党の知事候補の公約にも書かれていた。

大阪は、政令市の大阪市と、大阪府が同じ権限をもち、縄張り争い、競い合いが多く、税金を無駄に使っていて、それが長年の問題だった。

橋下さんが知事になる前までは、在阪のマスコミだって、大阪の二重行政が大阪の衰退の原因だと断言してた。

30年前とか、40年前からずっと。

ニュースキャスターはみんな、眉間にシワを寄せ、大阪の最大の問題だと嘆いていた。

いまも覚えてるよ。

若い人がそれを知らないことが残念だわ。

そんな状況だったのに、前回の住民投票前はどんな報道をしてたかといえば。。。

二重行政があったことも断言できないくらいまで、気を使った報道をしてた。

中立を保たないといけないせいなのか、いままでの大阪の現状さえ言えない。

奇妙なほど萎縮した状態だった。

思えば、橋下さんが「大阪都構想」をぶちあげた10年前から、微妙な空気が流れ始めた。

もっとひどいところは、局をあげて「都構想」反対にまわってしまった。

自分達のスタンスを180度転換してしまった。

あんなに、二重行政の弊害を訴えてたのに、それに取り組む人を大批判するってガッカリだった。

表では、大阪市役所や大阪府庁への大批判を展開しておいて、机の下では手を握っていたのか……と。

残念の極みだったわ。

マスコミ全体の信頼性も地に落ちた。

今回も、あと1か月とちょっとなのに、テレビでは都構想の説明はほとんどされない。

住民投票があることすら知らない人がいる。。。

都構想関連の話題も少ない。

そんな中でも、大阪市民はしっかりと正しい情報を得て、判断しないといけない。

これは、大阪の行政改革の大チャンス。

この間、都構想について話し合う法定協議会が37回目を迎えた。

コツコツと議論を積み上げてきた大阪都構想。

松井市長と吉村知事が、選挙の公約に掲げ当選。

公約実現のために、がんばってきた。

それは市民、府民と約束したことだから。

なぜ、10年近くの歳月をかけて、都構想を掲げ続けるのか？

なぜ、都構想をもう一度しなければいけないのか？

なぜ、橋下さんが引退した後も、松井さんと吉村さんが受け継いでやっているのか？

それは、大阪の発展に必要だから！！！

ただ、それだけ。

松井市長と吉村知事でタッグを組んで、二重行政はほぼ解消されたという人がいるけど。

そして、これからもこのふたりでやっていってくれたらいいという人がいるけど。

こんな状況はあと、何年も続かない。

もし、超有名人が出て、大阪市長に立候補したら？

「あら？　別に維新じゃなくても、その人でもいいんじゃない？」という人が多ければ、二重行政が復活だ。

大阪市長になったその超有名人を、反維新の政党は囲い込んで、ふたたび市単独路線を突っ走る。

府は市のやることに口出しするな。

市の領域に踏み込むな。

市の縄張りに入るな。

府より立派な箱モノを建ててやる。

それで、二重行政案件をあたらに増やしていく。

少子高齢化のこの世の中で、無駄遣いが横行する。

だって、計画する人は、議員や公務員で、民間みたいに自分たちの懐が痛むわけじゃないからね。

そうなることが目に見えてるから、都構想が必要だと必死に訴えるんだよね。

いまだって、府の職員と市の職員は仲がいいわけじゃない。

市長と知事の意向だから、一緒に仕事をしてるだけ。

昔の大阪を知っていて、普通に二重行政が問題だと思っている人は、危機感をもってるんだよね。

だから、同等の権限を持つ大阪市と大阪府の行政改革をして、広域行政は府知事のもとに、身近な住民サービスは特別区長に。

役割分担をして、無駄遣いができないように仕組みから変えようとしてるの。

これが、ワン大阪。

住民投票まであと1か月ちょっと。

いまのところ、在阪テレビはほとんど都構想のことを説明してない。

マスコミの真価も問われてるんだけれど、どうなるんだろうねえ。。。

前回の反省も、後悔も何もなく、ふたたび石臼のように動かず、市民の要望も聞こえないフリをするんだろうか。。。

すでにそうなってるけど…。

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