探偵・由利麟太郎 第4話&第5話最終回感想
【 2020年7月14日放送 】
由利麟太郎、探偵モノとして、とてもおもしろかった。
クラシックな雰囲気を漂わせていて、京都にピッタリ。
これが、ゴシックホラーっていう分野なのかしら。
雰囲気を存分に楽しませてもらったわ。
5話で終わるのはもったいない。
ただ、4,5話は、登場人物が多すぎて、散漫な印象だった。
真相はどうなのか、迷路のような展開をたどっていくのが大変だった。
一番、大事なさくらの人物像が丁寧に描かれていなかったので、彼女の哀しさがよく伝わらない。
突然、精神が破綻しつつあったと言われても…。
千恵子もなぜ、あんなに変装して動き回っていたのか。その必要があったのか。
由利がやたらと、探偵の素養があると言ってたけど、最後まで???だったし。
さくらに変装するとか、男装するとか、必要だったのか。。。
若手舞台女優としての活躍が描かれていないので、最後に由利がファンだったと聞いても、ピンとこないし。
恋愛をにおわせているんなら、伏線がすこしは欲しかったし。。。
土屋と志賀。
雨宮と小野。
こちらは、役割がかぶっていて、ひとりに整理できたのでは?と思ったり。。。
私だけがこんな感想なのか、ほかの人も同じなのか、私がどこかいろいろ見落としているのか。。。
原作を読んでいないので、もやもやが募る…。
それでも、千恵子の件が片付いた後の全体の推理部分は、由利らしくて見入ってしまったわ。
三津木もどんどん観察眼が鋭くなっていって、育ってるわあ~ってカンジ。
吉川晃司さんの主演ドラマって初めて見たかも。
長いコートが似合っていて、アクションのキレもめちゃめちゃいいの。
とにかくカッコ良かった。
刑事モノやってほしい。
あの無表情をいかすならSPモノなんてピッタリかも。
吉川さんが辛口で、甘さの一切ないルックスなので、甘さあふれる志尊淳さんとのコンビはバッチリだった。
横溝正史原作なので、豪華版スペシャルで復活させてほしい。
スペシャルなら、お正月とかいいな。
最後にエピソードとして一番好きだったのは2話。
か弱いヒロインが昭和のドラマを思い起こさせてくれて。
懐かしい気分に浸れたわ。。。
しかも、ネットで連れて行かれた場所を特定するなんて今風。
昭和風と現代の合わせ技がたのしめた。
そうそう!!
9話では、大阪の中之島公会堂がロケ地となってたよ。
ちょっとだけだったけれど。
なかなか素敵な場所をチョイスしてくれて、うれしかった。
カンテレさんだからか。。。
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