探偵・由利麟太郎 1,2話感想
由利麟太郎(吉川晃司)は、元警視庁捜査一課長だったのね。
ある事件がきっかけで、退職。
大学時代を過ごした京都へやってきたそう。
京都府警からの捜査依頼があると協力したりしてる。
尖ったものが苦手という先端恐怖症なのに、弓道の心得もあるらしいよ。
助手の三津木(志尊淳)は、そういう由利麟太郎のウエブ記事を配信してる。
将来の夢はミステリー作家。
初回はどうも由利に表情がなさすぎて、正直、親しみをもてなかったの。
でも、今回からじんわり、どんな感じの人なのか伝わってきた。
由利は家主の波田聡美(どんぐり)のお願いを聞いて、花を買いに行ったりするの。
骨董品屋の店番もするの。
大体、無表情でスルスル動くし、じぃ~~と座ってる。
聡美はそんな由利に遠慮なく、どんどんお願いするのね。
それで、お花のお礼にと、深夜なのにオムライスを作る。
それを、由利はおつかいの帰宅途中に合流した三津木(志尊淳)と一緒に食べるの。
こんな深夜にオムライス?とあきれる三津木。
その彼のオムライスに、ケチャップでニコニコマークを書く由利。
あらあ、お茶目だわ。
「食卓には笑顔があったほうがいい」と三津木に言うわりに、由利は無表情。
紙エプロンを首からぶらさげ、苦虫を嚙み潰したような表情で、オムライスを箸で食べる。。。由利。
なかなかいいぞ!!!
おもしろくなってきたわあ。
そういえば、初回で、「水屋に和菓子がありますよってに」と聡美に言われて、その和菓子を見て微妙な表情をしていたんだけれど。
あれは、喜んでいたのかも。
微妙な表情 = 喜んでいる
これで、由利の表情を読み解いていこう!!(笑)
由利の部屋には、外に向けて置かれた椅子が一脚。
「追憶の椅子」と「彼女」が呼んでいたそう。
大事な女性の面影と思い出をそこへ留めているのね。。。
初回のヒロインは新川優愛さんだった。
悲惨な状況の中で追いつめられ、綿密に計画を立てて復讐していく女性。
本来はそんな人ではないでしょうに…。
悲しいお話だったわ。
2話のヒロイン(水上京香)はとてもか弱くて、儚げで、混乱しては泣き崩れてしまう女性。
幻覚を見てしまう薬を飲まされていたんだけどね。。。。
事件に巻き込まれて、恋人が駆けつけてくると、ひとめもはばからず、一目散に抱きついて離れない。
こういうヒロイン像、昔は多かったよね。
とても新鮮で懐かしくて、好感がもてたわ。
そういえば、同じ横溝正史の作品で、犬神家の一族なんかもそうだった。
今だと、女性キャラには元気さを求めらる。
怖がっているだけとか、怯えてるだけでは見てる人が物足りなく感じる。
強くなくてもいいから、元気な子。
ちょっとは反撃してみたり、怒り出したり、または、天然でリアクションがおもしろいとか、そういうひねりというかエッセンス的なものを求められる。
ドラマの女性像も相当変化したんだね。
か弱いヒロイン。懐かしい。
もっと見たいわ。
それにしても、ヒロインの水上京香さん。
上野樹里さんに似ていて驚いた。
何度、テレビ画面をみつめたことか。
最後に。。。
聡美が言っていた「おやかまっさんどした」って言葉。
京都弁&大阪弁らしいの。
実際は、あまり聞いたことがない。。。
でも、聡美の言い方はとてもかわいかった。
退出したりするときの「お邪魔しました」っていうのと同じ意味。
「おやかましゅうございました」
やかましくてすみませんでした。
これなら割と聞いたことがあるかな。
味わいのある言葉。
ちょっと言い難いけれど。。。(笑)
*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*
◆また、来てくださいね。ありがとうございました◆
★ぽちっとしていただけたら、あなたの想像以上に励みになります(*゚▽゚)ノ
最近のコメント