機装235 スペシャルドラマ
【 2020年4月24日放送 テレビ東京】
今野敏さんの原作小説のドラマ化。
機動捜査隊といえば、私にとっては沢口靖子さん主演の2時間ドラマ「警視庁機動捜査隊」。
そのおかげで、機動捜査隊の仕事が説明なくてもすんなり理解できたよ。
略して機捜。
普段、車で街を巡回していて、事件の通報があれば一番に駆けつけ、初動捜査をする。
現場の保存や、目撃者の確保などなど。
そして、刑事たちがやってくると、申し送りして撤退。
再び、街の巡回へと戻っていく。
どうしても、一番に殺人現場などに乗り込んで現場保存をするので、その事件にそれ以上携われないことがジレンマとなる。
普通の捜査にかかわりたいと思うのね。
警視庁機動捜査隊では、機捜と警視庁の刑事との軋轢がすごいの。
いっつももめてる。。。
今回のドラマもそこら辺のジレンマはあるにはあるんだけれど…。
主人公の縞長(中村梅雀)はベテラン刑事で、捜査本部のトップ、警視庁の管理官も元同僚。
そのせいで捜査にも自由に参加させてもらってる。
縞長は定年まで3年というベテラン刑事。
機動捜査隊で負傷者が出たため、代わりに急遽、異動してきた。
負傷した相棒のかわりに縞長と組むことになった高丸(平岡祐太)は年配の相棒に複雑な表情。
けれど、一緒に行動すると、縞長の優秀さに目を見張ることに。
見当たり班にいたという縞長は着任早々、指名手配犯を2名も見つけ出す。
しかも、その前は所轄の刑事だったそうで、事件捜査はお手の物。
高丸は、次第に縞長を尊敬しはじめる。
だって圧倒的に刑事としてのスキルが高いからね。
そんなに優秀なのになぜ、出世してないんですか?
と、まわりにたしなめられながらも尋ねると…。
縞長は、ケロっとして、
「答えは簡単!試験が苦手なんだよ~」ときさくな笑顔。
中村梅雀さんの演じる役って、キリっとした役と、ふにゃふにゃっとした役と、大きく分けることができると思うんだけれど、このドラマは典型的なふにゃふにゃ役。(笑)
ちなみに、いま放送してる特捜9では、キリっとした役ですな。
ちなみに、冬ドラマのハムラアキラでは、ふにゃふにゃっとしつつ、おねえ言葉を話す本屋店主で、新境地開拓してた。
ふにゃふにゃ系のアレンジ版として分類されるかな。
私、あの役が大好きで、あまりに似合ってて、中村梅雀さんだってこと忘れてたくらい。
女の子や困っている人をふわっと救ってあげるいい店主だった。。。ああ、また見たい。
このドラマの縞長は明るくて、たのしい性格。
天然でちょっと空気を読めない。
なので、高丸は振り回されることに。
高丸は思ったことがすぐに顔に出ると仲間や恋人から注意されまくってる人。
縞長のことも当初、年配で足を引っ張られると落胆が顔に出てたんだけれど、縞長は空気を読めないので気にしてない。
いいコンビと言える…。
高丸はすぐに考えをあらためることになるけれど。
ほかにいいなと思ったのは。
機動捜査隊をまとめる安永(山本未来)。
彼女がとってもお茶目。フレンドリー。
縞長とかぶってるけど、ふにゃふにゃ系。(笑)
警察で働く女性というと、キリっと系が多い中、このキャラはおもしろいと思うよ。
ふわふわ、羽がはえて飛んでいきそうな軽やかさがあるのね。
まあ、珍しい。
チームのメンバーも全体的に気さくでとんがってる人がいないのも、見ていてストレスがたまらなくていいわあ。
機捜と事件捜査の両方をたのしめるこのドラマ、いいと思う。
もし、連ドラ化されたら。絶対に見るよ。
不定期でもいいので、2時間ドラマでも続けてほしい。
原作小説が昨年出版されたばかりなので、お話のストックがないので無理かな。。。
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