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2016年8月15日 (月)

ON・異常犯罪捜査官 藤堂比奈子 第5話 感想(長文です)

あらすじ 8月9日放送分(第5話)

 5年前の女子中学生殺人事件と全く同じ状況で殺された女子高生の遺体が見つかる。比奈子(波瑠)は、今回も中島(林遣都)に協力を依頼する方針に賛同した東海林(横山裕)に戸惑う。東海林は「猟奇自殺」と中島の勤務先「ハヤサカメンタルクリニック」の関係を疑っていたからだ。おまけに中島は5年前の事件の第一発見者でもあった。同じ頃、中島は早坂(光石研)を訪ねてきた患者の久保(中林大樹)を見掛け、ある疑念を抱く。

【Yahoo!ドラマより】

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中島は猟奇自殺の件をやってないなんて言ってましたけど、見事にハズれました。(笑)

まあ、あれだけ接点があったら、関係はしてますよね。

でもなあ~、主導してたとは。

とにかく中島、生きていてよかった。

大好きなキャラで、これで終わりはさびしいですもん。

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今回、神回でした。

怒涛の展開がもったいなかったです。

15分拡大版などで丁寧にしてほしかったですわ。

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5話は特に比奈子の表情を注目して見てました。

感情のない素のOFF比奈子と、感情があるように演じているON比奈子。

比奈子の表情を追うことで、ONとOFFを見極めたくて。

そして、中島への想いが芽生えているのかも知りたくて。

※~~※

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5年前の女子中学生と同じ状況で殺された遺体が見つかります。

刑事や監察医の石上は、未成年が無残に殺害されたことにショックを受け、一様に陰鬱な表情に。

けれどそんな中、比奈子は無表情。

心を痛めている風には見えません。

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さっそく、捜査一課による捜査が始まりますが、東海林は中島にプロファイリングを依頼することを勧めます。

比奈子は5年前の事件の第一発見者であった中島がこの事件にかかわることに躊躇います。

その中島は依頼をあっさり快諾。

「もしトラウマやPTSDに悩まされているなら無理にお願いすることはできません」と比奈子が中島の表情を探るように言う。

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「藤堂さんは、心配してくれたんですね。

この間の、キャンディーをみた時の僕の反応が普通じゃなかったので。

大学院にすすんだばかりの頃でした。

僕は引っ越し先を探していて、そのときに訪れたアパートの一室で遺体を発見しました。

あまりのことに気を失って、病院で目覚めて…。

僕の人生は変わりました。

それまでは工学部の学生だったのに。

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・・・でも、まさか、また同じ事件が起きるなんて思ってもいませんでした。

それも、5年もたって」

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次第に中島は比奈子の視線を避けるように落ち着きをなくしていきます。

「・・・彼らはその間、どんな思いで生きているのかな。

犯した罪に震えながら、日々を過ごしているのか。

それとも、まるで舌の上で飴を転がすように殺人の余韻を味わいながら静かに次の犯行を夢見ているのか。

やっとそれがわかる。

待ってたんです。僕は。

5年前の悪夢と向き合うのを」

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比奈子は心ここにあらずで話し続けている中島にたずねます。

「中島先生。5年前の犯人について、これまでプロファイリングをされたことは?」

「・・・ありませんね。プロファイリングは」

そう断言する中島の様子はあきらかにおかしく、比奈子はかえって行く中島の背をじっとみつめています。

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その夜、比奈子の夢に中島が出てきます。

夢の中で、比奈子が5年前の女子中学生殺人事件のアパートに行くと、部屋にはすでに中島が。

「藤堂さん、あなたの記憶もよくこの場所に?

「何度か。調書の中でこの事件が一番興味深かったので」

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「では、この部屋のにおいも音もわからないんですね。

僕はすべてを記憶してる。

この部屋に満ちた血とキャンディーの甘い香りとが交じり合ったにおいも。

風に吹かれたキャンディーの包み紙がカサカサ動く音も。

彼女の死体から聞こえ続ける叫びも」

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「叫び?」

「感情のないあなたには聞こえない。

5年たった今も、彼女の叫びは僕の手元にある」

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比奈子は中島が次第に漂わせはじめた不穏な気配に、慌ててテーブルの上にある七味の缶を掴み、夢を終わらせます。

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●「感情のないあなたには聞こえない」って、冷たく響きました。

中島にとってはそのすべての記憶が苦しい。感じることのない比奈子がうらやましい。

今回、最後には比奈子も中島によって、本物の光景を見せられます。

それって比奈子の心の扉を叩いたのかもしれないですね。本当の人が死んでいく姿を見せて、一線を越えないように思い知らせたというか・・・。

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今まで夢の中で比奈子が自分から七味を手にしたことありましたっけ?

母の声が聞こえてきて、比奈子は犯罪者側に行かずに思いとどまるというものでしたよね。

自分で夢を終わらせたのは中島の犯罪を止めたい、見たくないという思いがそうさせたんでしょうね。

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翌日、今回殺された女子高生が一時、ハヤサカメンタルクリニックの患者だったことが判明し、比奈子と東海林は早坂に事情を聴きに行きます。

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応接室で出されたコーヒーにいつものように七味をいれる比奈子。

それを見た途端、早坂は「初頭効果だ」と指摘します。

「初頭効果。心理学の言葉です。人間は最初の出来事がもっとも印象に残りやすくほかのことに目が向きづらくなります。

今の場合、ほとんどの人間が飲み物に七味をいれる変わったお嬢さんと、イメージを固定されるでしょうね」

比奈子は一瞬、凍りつき無表情になりますが、すぐににこやかな笑顔を取り戻します。

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●母が持たせた七味。比奈子の母は娘を守るために、ちょっとした仕掛けを用意したんですね。

中島も気づいていた。で、これで横にいる東海林も気づいてしまった。。。

七味の向こうに何かあるって。

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比奈子は、殺された女子高生との関係を指摘した後、それに加えて、5人の猟奇自殺者とも、早坂と中島が接点をもっていたことについてたずねます。

「まさかすべて偶然だとはおっしゃいませんよね?」

すると、早坂はしばしの沈黙のあと、

「たしかに。そんな偶然はありえないだろうね」と開き直ります。

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「お二人が書かれた論文を拝見しました。

『ネグレクトによる脳発達への影響』

幼少時に愛情を与えられなかったことで犯罪を犯してしまう人間の脳を外側からいじることで治療するという研究論文・・・」

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「あれはネグレクトを受けた子供を治療する研究だ。

そんな物騒なものじゃない!

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「研究は途中で頓挫し、今は潜入というあたらしい方法を採用している」

「潜入・・・それは犯人像のプロファイリングの方法では?」と比奈子。

「厳密には違います。

プロファイリングが統計学をもとにした行動科学的分析なのにたいして、潜入は対象にしっかり潜って精神を同一化させる。

相手が犯罪者であれば、より鮮明に犯行時の精神状態を把握することができるんですよ。

記憶を改ざんするんではなく、過去の出来事に対する解釈や受け止め方を変えるんです。

イヤな出来事には違う意味を与え、ポジティブな受け止め方ができるっていうように。

私が望んでいるのは犯罪のない平和な世の中だ」

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「神の裁きってあんたの仕業じゃないのか?」と東海林。

「証拠をもってきたまえ」 愉快そうに笑う早坂。

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早坂の話を聞いて、比奈子は中島からも話を聞こうと電話をかけ続けます。

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けれど、返事はなく、昨夜の危うい夢が思い出され、胸のうちで不安が膨らんでいきます。

そんな比奈子を鑑識のふたりは、「珍しく女の子を顔をしてる」とか、「恋する乙女のようだ」とみつめ・・・。

比奈子は想定外の指摘にどういう表情をしていいのかわからず、その場から逃げだしてしまいます。

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捜査会議中も人目もはばからず中島にメールを打ち続ける比奈子。

それは厚田の目にもとまり、注意されます。

それでも、比奈子はどうしてもメールを打つ手を止めることができません。

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●いつもの比奈子は人から自分がどう見えるかを計算して演じているのに、ここでは嫌な予感に突き動かされて行動してる。

自分の表情をコントロールできない比奈子を見るのは新鮮です。

比奈子自身は自分の状態に気づいてないけれど、東海林はそんな比奈子をじっと見ています。

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その夜、ようやく中島から電話がはいります。

「中島です。連絡できなくてすみません」

「今日、早坂先生にお会いしました。猟奇自殺の件で。

先生にもお話を伺いたいんですが」

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ああ、と慎重な物言いの中島に比奈子は早速、疑問をぶつけます。

「中島先生、5年前の事件の犯人に潜入されたことは?」

.

電話の向こうの中島が息を飲み、沈黙が訪れます。

「早坂先生から、潜入は犯人の精神と同一化すると伺いました。

それって、とても危険なことでは?

「危、険ですね。

でも、、、いえ、なんでもありません」

「・・・私、昨日、中島先生の夢を見ました。

5年前の事件の・・・それで先生は。。。」

中島は比奈子の話を遮ります。

「素敵な偶然ですね」

「え?」

「藤堂さん、明日の朝、あなたにメールを送ります。その住所に行ってください」

「なんですか?それ?

「さようなら・・・」

.

比奈子との電話を短く切り上げると、中島は背後の男に声をかけます。

それは昨日、クリニックに「早坂先生の指示がほしい」とやってきた男。

早坂が中島に内密で治療をしている男、久保でした。

中島は早坂のパソコンを盗み見て、久保の正体と早坂の驚くべき計画を知ったのでした。

ぼんやりと宙を見ている久保を中島は冷たく見下ろします。

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翌朝、比奈子がメールで指示された場所へ行くと、そこには行方不明だった刑務官の壬生がいました。

壬生は早くから中島のしていることに気付き、共感していたと比奈子に告げます。

そして、中島からすべてを話すように言われたと、比奈子に語り始めます。

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「早坂先生は性善説の人でした。

ただ、罪を憎んで人を憎まずという理念に固執しすぎました。

その結果、許されざる罪を犯した人間の救済まで求め始めた。

もしほんとうに改心し、罪を悔いてるなら、彼らは死ぬことはないはずだと。

実験が成功すれば、彼はすべての人間に仕掛けを施すつもりでいました」

「仕掛け?」

「そうすれば罪を犯そうとする者はいなくなるはずだと。

でも中島先生は違いました。

彼にとってのそれはあくまで復讐だった。

理論しか知らなかった早坂先生と違い、設計をした中島先生は知っていたんです。

殺人をおかした記憶をもつものに使用すれば必ず死ぬと」

「・・・ちょっと待ってください」

壬生の話があまりに衝撃すぎて、理解が追い付かない様子の比奈子。

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「装置は完成していたんです。

外部から脳内に腫瘍を生み出すことができる装置は。

.

あとは奴らが殺人の記憶を思い起こせば、スイッチは押される。

結果はご存じのとおりです。

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裁いたのは神ではなく、中島先生です」

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「そ、そんな・・・」比奈子は言葉を失います。

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「彼は今日すべてを終わらせると言っていました。

一番復讐したかった相手に巡り合えたからと」

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「中島せんせい・・・」

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比奈子は厚田にもそれを伝え、夢の話をした時、中島が「素敵な偶然」と言った5年前の事件があったアパートへと向かいます。

不安は的中してしまった。

比奈子はひたすら走ってアパートを目指します。

その表情は必死で、悲痛。

比奈子が一番避けたかった結末に向かって事は動いていました。

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.

●さあ、ここから怒涛の展開に。中島の復讐がはじまります。

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.

「おはようございます。早坂先生」

クリニックにいる早坂に一本の電話がはいります。

.

「久保和也、あの事件の犯人です。

1年前から先生が確保されていたんですね。

患者として奴の殺人衝動をおさえながら、時期を待っていた。

神の裁きをより世間に印象付けるために。

被害者の女子校生も先生が用意したんですね。

彼女を誘導して久保に殺させた。

.

あなたは殺人に加担した。これは僕に対する裏切りです。

その裏切りに対する報復です。久保は僕の手で始末する。

彼の自宅はもうわかっていますから」

中島はいうだけいうと早坂の返事を待たず、電話を切ります。

.

.

●びっくりしました。

「神の裁き」を演出するために、久保をコントロールし、女子高生を殺させた。

中島は救いようのない凶悪犯人を自殺に追い込んでいった。なのに、早坂はその凶悪犯人を利用してあらたな猟奇殺人を犯させた。

5年前の事件で中島がどれほど苦しんだのか、カウンセリングを担当した早坂は十分にわかっているはずなのに。

そしてその後、心が癒されることなく凶悪犯を自殺に追い込む行為をする状況まで陥っているというのに・・・。

早坂は中島のそれを自分の夢想世界の実現のために利用した。

僕に対する裏切り。ほんとそのとおりなんですね。

.

中島の報復計画はすごい。

あの優しげな中島がこんな計画を思いつくなんて。

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.

早坂はあわてて久保の自宅に駆けつけます。

中島は電話で早坂を和室へと誘導、押し入れを開けさせます。

すると、中から大量の飴が雪崩のように落ちてきて・・・。

それが合図のように、部屋に潜んでいた久保が早坂に襲い掛かります。

腹部を刺され、倒れた早坂の携帯から中島の声が。

「早坂先生、

僕は久保に一晩かけて再潜入しました。

一年間で書き込んだあなたに対する久保の信頼は、僕が書き換えました」

.

久保は殺人の衝動を抑えきれず、早坂を少女たちと同様、猟奇的な殺し方で殺害してしまいます。

中島のメールを見て、久保のマンションにやってきた厚田らが見たのは、飴玉を口に詰め込まれた早坂の死体でした。

.

その後、中島は久保を5年前の現場へと連れていきます。

大量の飴から包み紙をはがし、バケツに入れていく中島。

「なぜ殺した?5年前にあの女の子をあんな無残な姿で」

「ずっとやりたかったんだ。人間の解剖。

大学卒業の記念にやっちゃった」

次第に興奮していく久保。

そんな久保にそっと時計を向けてスイッチを押す中島・・・。

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そこへ、比奈子が駆け込んできます。

「中島先生!!」

「誰?」

久保は突然の侵入者に驚き、中島にたずねます。

「警察だよ」

「どういうことだよ?」

動揺する久保に、中島はこともなげに言い放ちます。

「殺せばいいだろ」

それを聞いて、一気に殺意をみなぎらせた久保が比奈子に向かっていきます。

.

けれど、久保は急に比奈子に怯えだし、後ずさりし始めます。

久保の視線の先には、久保自身がいました。

久保は恐怖に顔をゆがめつつ、悲鳴をあげながら中島が用意したバケツの飴を鷲掴みにし口にほうおりこみます。

そして、苦し気に絶叫しながら、自分の手のひらに釘を刺し始めます。

.

比奈子は、久保の自傷行為を止めようと駆け寄りますが。

中島に後ろから羽交い絞めにされて、動きを止められてしまいます。

.

「ちゃんと見ててよ。

殺人衝動が自分に向く瞬間だ。

興味深いでしょ?」

.

比奈子は中島の腕から逃れようとしますが、びくともしません。

それで自分を抑え込む中島の腕時計が変わっていることに気付きます。

普段の革ベルトではないメタルバンドの時計。。。

「・・・この腕時計」

「そう。 殺人の快楽を自分自身にむけるスイッチです」

壬生が言っていた完成した装置は時計に仕込まれていました。

中島はカウンセリングの場などで、それを相手に向けて照射し、自殺を促していたのでした。

.

「僕は犯罪者たちの心に潜入を続けて、彼らの闇に触れてきた。

その救いようのない魂の軋みと、

その中に閉じ込められた被害者たちの叫びを聞き続けてきた。

.

そしたらね、藤堂さん。

僕の中にね、ある感情が生まれたんだ。

やつらを殺してやりたい。

被害者たちと同じ苦しみを味わわせてやりたいという。

その死にざまを見ることに、僕は喜びを感じはじめていた。

僕にもあったんです。そのスイッチが・・・」

比奈子を抑え込みながら、絞り出すように叫ぶ中島。

その声は悲鳴にも似ていて、中島の絶望が伝わってきます。

.

中島の腕から力が抜け、比奈子はその場に放り出されます。

目の前には、飴玉を口に詰め込み、腹を裂いて息絶えた久保の姿が。

.

はじめて人が死んでいくのを見て、しかもそれに中島がかかわっていたという衝撃で、比奈子は目を大きく見開き、壊れたロボットのようにカクカクと動くばかり・・・。

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「・・・自殺じゃない。僕が殺した。

・・・僕は殺人者だ・・・」

.

中島は比奈子を置いて、久保の横を通り抜け、窓を開けます。

壊れながらも、比奈子の目は中島を追いかけています。

開け放たれた窓から風が入り、飴の包み紙が一斉に舞い上がります。

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「藤堂さん、

あなたの内面がどうであれ、その手はまだ汚れていいない。

どうか、そのことは忘れないで。

.

さよなら。藤堂さん・・・」

.

中島はいつの間にか拳銃を手にしていて、自分のこめかみに当て、引き金をひきます。

状況をやっと把握した比奈子が制止しようとした途端、銃声とともに中島の拳銃ははじかれ、中島はその場にうずくまります。

比奈子が窓の外に目をやると、そこには東海林が。

銃を構えたまま、こちらをにらみつけていました。

.

部屋に厚田らが入ってきます。

今日2件目の猟奇的死体に慣れてしまったのか、倉島らはさっさと中島の拳銃を回収し、応援を呼びに出ていきます。

「藤堂、これは?」

「中島先生が、やりました」

厚田は中島に手錠をかけ、部屋から出そうとします。

比奈子は中島に声をかけます。

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「中島先生・・・。

.

不思議です。

私は、あなたのその顔だけは見たくなかった。

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・・・そう思う、べき、だと・・・」

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壊れた回路をなんとか正常に動かそうとしているような、虚ろな目をしている比奈子。

そばに厚田もいるのに、比奈子は自分を取り繕うこともできなくなっています。

「・・・思うべき、なんですね。やっぱり」

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中島は泣いているのか、充血した目で比奈子をみつめ、いつかのように苦笑します。

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●こんなにしても比奈子の心は動かせないのか、そんな落胆がよぎったような表情でしたが、十分、比奈子の気持ちを乱したと思いました。

最後の言葉なんて、不思議ですという言葉と、思うべきだという言葉がつながってませんから。

「思うべき」は比奈子があえて付け加えたんだと思います。

中島に連絡を取り続け、中島を追いかけ、心を開いていた中島の惨憺たる状況を目の当たりにし、壊れた。

鑑識のふたりが言ったように恋だったんでしょう。

でも、比奈子は全然自分の感情に気付かず、なんとか制御しなおし終わりをむかえました。

この先、この出来事がどんな風に比奈子に影響を与えてるのか、それを見るのが楽しみです。

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中島の身柄は医療施設に置かれ精神鑑定することになります。

中島がどういおうが、実質的に被害者は全員自殺しているから、警察でもどう扱えばいいのかわからない状況とか。

厚田からそう聞かされた比奈子はもう普段の比奈子を演じ、笑ったりしています。

けれど、そんな比奈子に疑問を抱く東海林。

早坂の言った「初頭効果」が頭からはなれず、ずっと持ち続けていた比奈子への違和感が膨らんでいきます。

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●中島の計画はすごかった。すべて自分の開発した装置によって成し遂げられました。

早坂の洗脳を一晩で覆すなんて、相当力のある人だったんですね。

潜入もすべて完璧でしたもんね。刑事が捜査する必要がないくらい。(笑)

だからこそ、犯罪者と同一化しすぎて、闇の落とし穴にすっぽり陥ってしまった。

中島の告白を聞いていて、相当苦しかっただろうと理解できました。

「藤堂さん」と2度呼びかけて、あなたはこちらに来ないようにと念を押した中島の切ない心情も伝わってきました。

ちょっと思ったんですが、今回の久保の「解剖していた」とか、「人を殺してみたかった」とか、比奈子の発言とかぶる部分がやはり多い。

あなたはまだ手を汚していない。云々という中島の言葉。

何があっても思いとどまれというかなりシリアスな忠告だったのかなと思いました。

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1話からずっと引きずってきた猟奇自殺と5年前の殺人事件。

この2件が一気に解決しました。

次回から、あらたな展開です。

比奈子は今後、中島と会って心が揺さぶられるんでしょうか。

それとも、東海林との間に今後なにか起きるんでしょうか。

とりあえず、私は中島と比奈子とのシーンがまだ見られそうなので、うれしいです。

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●ON異常犯罪捜査官・藤堂比奈子

※過去の記事

第1話 第2話 第3話 第4話

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