掟上今日子の備忘録 第8話 感想
11月28日放送分のあらすじ(第8話)
今日子(新垣結衣)の1日は体に記したメモを確認することから始まる。「厄介さんは信用できる」と書かれていた日、アパレルショップの試着室で、常連客の遺体が発見される。店内には、捜査一課長の奥様(石田ひかり)も居合わせていた。捜査協力を求められた今日子は、第一発見者が臨時アルバイトの厄介(岡田将生)だと知って驚くとともに、店員のミワチャン(渡辺舞)といちゃつく厄介が「信用できる」人物とは思えない。
【Yahoo!ドラマより】
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今回は今日子のサイドから見たお話でした。
なので、今日子がどう思っているのかよくわかりました。
今日子は自分の腕に書かれた厄介の文字をうれしく受け止めたようです。
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今日子の一日は、朝起きて、天井の文字「おまえは今日から掟上今日子。探偵として生きていく」を見ることはじまり~~。
まずは寝室の探検から。シングルベッドに女性のみの洋服。一人暮らし。
ベッドサイドの金庫には「そこそこのお金持ち」と思えるほどのお金が入っている。
そして、リビングに出ていろいろ探索~~云々。
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自分の状況を把握して、服を来て、
「己の武器は、直感とこの身ひとつ!」
と、部屋に鍵をかけて、階下へ。
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1階にあるサンドグラスという喫茶店で、マスター兼大家兼探偵仲介業などを営む法郎や、サポート役の塗、まくると、毎朝、はじめましてのご挨拶。
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3人とは記憶がリセットするようになってから出会ったようで、毎朝、探偵をする上で必要な人たちと確認。
今日子は食事込みの家賃を払ってるそうで、サンドグラスで食事をするので、料理は一切しないみたいですね。
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自分にとって必要なのは何か?いつもそう問いかけて、身の回りをシンプルにしている今日子。
必要なのは探偵業とお金。記念日も、将来への投資も、遠い約束も、恋も、恋愛も不要。
二度とない今日をどう生きるかに腐心する毎日。
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人間関係もできるだけシンプルにしておかないと、リセットされた後、誰とどんな特別な関係を築いていたかなんて簡単に推察できず、人に騙されたり、罠にはめられたりしそうですもんね。
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そんな毎日同じの確認作業の中、今回は変わったことが。
今日子のふとももに「厄介さんは信用できる」という文字が!!
慎重な自分がわざわざ腕に書いた人物。
どんな人だろう?秘密の関係の人かしら?ワクワク。。。
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今日子はその厄介が誰なのかわからないまま、依頼された殺人現場に向かいます。
そこで、厄介と偶然の対面。
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相変わらず、巻き込まれてるんですねえ~。厄介。
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風変わりな厄介という名前と、さも自分を知っているかのような言動に「ああ、この人か!!」と今日子はうれしそうな笑顔を見せますが。。。
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現場で同僚にちょっかいを出されて困っている姿がいちゃついているようにも見え、ムッとする今日子。
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自分が信頼できると判断したこの人は、本当に信頼できるのか・・・?
見誤っているんじゃないか・・・。
「恋は盲目というし・・・えっ恋???私が??」今日子は焦って否定します。
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3か月前に知り合って、今日子は厄介を何度か相棒認定し、クビにしたことがあるという。
犯人が誰なのか突き止めた今日子は、ひたすら厄介の人となりを見極めることに。
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厄介は今日子が出すヒントを頼りに推理を展開、正解を導き出していきます。
推理が当たるたび、喜ぶ今日子。
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これはもう厄介が自分の相棒になれるような素養を持っていてほしいと願ってますね。
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事件を解決した後、今日子は捜査関係者から、「あなた達はいいコンビだった。ふたりには今日しかないから映画に誘ってみたら?」と映画券をもらいます。
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言われたとおり、映画に誘おうとするんですが、「厄介さん」と声をかけ、目が合った途端、今日子は固まってしまいます。
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これは・・・ドラマ冒頭で出ていた手続き記憶だったのかな。
記憶喪失の人が、自転車の乗り方を知っているように、猫と暮らす習慣が刷り込まれているように。今日子は自分が何度もこうやって厄介に声をかけてきた気がすると気付いたのでしょうか。
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厄介が急に約束を思い出したので、今日子は映画のことは言えず仕舞いに終わります。
なのに、なかなか行こうとしない厄介。
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「いつも名残惜しくなってしまうんです。
今日の今日子さんに会えるのは、今日だけだから・・・」
厄介は今日子を切なげにみつめます。
「今度、須永原作の映画を観に行きませんか?」と誘う厄介。
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その時の自分がどう思うかわからないので約束はできない~と断る今日子に、厄介はまたその時に誘うとめげずに笑います。
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どちらも映画に誘おうなんて以心伝心。
今日子も厄介も、今のこの想いが今日だけのものだとわかっているから、離れがたくなっているのかな。
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しかし、今日子の状況に慣れているとはいえ、あんな素っ気ない返答ばかりしてたら、厄介はもうこの恋をあきらめてしまうかもしれないよ~とちょっとヤキモキしました。
実際、厄介はあきらめる気は全くなくて、逆に今日子のことをいろいろ調べ始めている感じですけどね。
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昨日の自分の判断を信じる今日子がいて、明日の自分にまた厄介のことをメモっておこうと思っている。
いつも確認作業からはじまる一日は、恋もスローテンポにしか進まないけれど、このまま確実に積み重ねて、厄介が今日子にとって必要な人になってほしいな。
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「今日と言う日はもうおしまい。
すべての謎は、明日の自分に任せるしかない。
大丈夫!
私にはどうやら、信用できる相棒がいるようだ」
今日子は厄介のことを思い出して、ニッコリ微笑みます。
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シンプルに生きていくと決めていた今日子が、相棒として認めた。
慎重に慎重に生きてきた今日子が選んだ厄介。
大丈夫、明日はこのまま相棒として扱ってくれるはず!!!
しっかりふとももに書いておいて!!
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そして、そして大きな謎にも直面してます。
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「私はまた、あの密室へと戻っていく・・・。
私の住むあの密室をつくったのは誰なのか。
私はあの部屋に自ら入ったのか、それとも閉じ込められたのか。
いつか、この謎が解けるときが来るのだろうか?
私が掟上今日子である意味も」
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3年前、記憶が1日でリセットされるようになってから、あの部屋へやってきた今日子。
そして天井の文字に導かれるように一日を探偵として過ごしてる。
あの部屋と、サンドグラスの法郎たちも含めて、今日子が探偵として一日を過ごすための装置のようにも見える。番人とでもいうか。
彼らは決して、今日子の現状に踏みこまない。
仕事をこなすためだけのビジネスパートナー。いまのところは・・・。
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しかも、今日子自身が1日で記憶がリセットされるという掟の中で、今日を生きることに専念しているので、未来へ変化を起こす行動は望めない。
毎日、毎日、同じサイクルの中で過ごしてるだけ。
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そんな今日子の世界で例外的な存在は、外部から依頼人として関わった厄介だけ。
よく災難に巻き込まれるため、継続的な関係ができてしまった厄介。
本来、忘却探偵として一日限りの仕事をしている今日子にとっては例外中の人物なんですよね。
厄介だけが今日子の密室世界を崩せる唯一の人。
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なぜ、あの部屋に住んでいるのか、あの天井の文字は誰が、どんな意図で書いたのか。
そして、今日子の過去に何があったのか。
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ワトソンの厄介は、果敢にその謎に挑んでいきそう。
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そして、今日子も、厄介との出会いによって過去を知りたいと思うようになり、未来の約束をしたいと思うようになっていきそうです。
今日子の心にも変化が確実に起こっています。
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相棒ができるって、今日子の過去と未来をサポートできるってことなんですね。
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今回は最終章での序章的扱い。
ラスト2話。
天井の文字の意味や今日子の過去があきらかになるんでしょうか?
あと2話でできるのか・・・。
謎のまま持ち越して、続編でもいいんですけど。(笑)
おもしろすぎて、はまりまくってます。
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