2013年12月29日 (日)

ミス・パイロット・第11話最終回 感想(前編)

ミス・パイロットが最終回を迎えました。

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ドキドキ、ハラハラ、ワクワクしそうと言っていた晴の初フライトでしたが。

そんなスキを全く見せなかった晴。

しっかり立派に副操縦士をしてました。

コックピッドの中での操縦桿の受け渡しなんて、パイロットドラマでないと見られません。

そういう意味でもこのミスパイロットは見て良かったです。

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【 OJT 】

実際の空港便で背中に乗客を乗せて行う最終チェックがはじまります。

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1304日の訓練を経て、晴(堀北真希)たちは副操縦士を示す3本の線の入った制服を身につけました。

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寮を出て行く夜。

食堂で国木田(斎藤工)も交えて、6人は最後の食事をします。

また、ちょくちょくこうやって集まりましょうよ~という岸井(間宮祥太朗)に、

国木田は「無理だな。同期でオフが重なるのは年に1度もない。

それに、これからは担当の機長や指導担当に相談しろ」

と言って、食事を食べ終わると、さっさと寮の自習室に行ってしまいます。

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訓練生たちは名残惜しそうにかのこ(藤澤恵麻)に挨拶をして、寮を後にします。

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そんな中、千里(相武紗季)はひとり寮に戻って、国木田にふたりで飲みにいかないかと誘います。

「よければ、ふたりで飲みません?」

「え? わりい、久々のフライトなんだ、準備しないと」

千里は、わかったと自習室を出て行き・・・。

国木田は千里の自分への想いを気付いて戸惑います。

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訓練生がOJTの初日を迎えます。

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早速、諸星(庄野崎謙)や小鳥(小柳友)が、機長や指導担当者と共に飛び立って行きます。

晴のOJTは篠崎(岩城滉一)が担当。

顔見知りで良かったとホッとする晴に、篠崎も、

「最後に手塚と一緒に飛んでみたかった」と発言。

それで、晴は篠崎が定年するのは来年でなく、今日がラストフライトだと知ります。

そして、慌てて、それを千里に伝えます。

「千里は知っていた方がいいと思って」と晴。

けれど、千里は顔色も変えず・・・、

「あの人が黙ってろって言ったら、黙ってなよ」と晴をあっさり追い返します。

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その日、国木田はオフなのに、空港に顔を見せます。

千里は晴のことを心配してやってきたのだと嫉妬しますが・・・。

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国木田が久しぶりのフライトで慎重になっているのだと気づき、謝りに。

「さっきはすみませんでした」

「いや、おまえがめんどくせえってわかってから。

完璧なヤツなんていねえから。

おまえは今のうちからどんどん失敗し、恥かいてたらいいんだよ。

そしたら肝心な時に、とちんなくて済む。

あれ?今、教官っぽかったな~。

今のは教官として言ったんじゃねえから」

「じゃあ、どんな立場で言ったんですか?」

「いや、別に・・・。なんつっか・・・」

「もういいです。

そろそろ晴の便が帰ってくるので戻ります。

篠崎さんもラストみたいだし・・・」

「小田?なんだよ?ラストって」

国木田は千里の言葉に驚きます。

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篠崎はラストフライトを終えて、こっそり寮で、かのことささやかなお祝いをしています。

そこへ、国木田が千里を連れてやってきます。

「何やってんですか?こんなところで!!

なにやったか、わかってるんですか?

フライト終わったら、とっとと、いなくなって!

一体、何人の後輩たちが最後に立ち会えなくて、残念な思いしてると思ってんすか?

後輩たちはまだいいっすよ。

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小田に秘密にするってどういうことっすか?

こいつ、頭いいけど、人に気持ち伝えるの、ド下手なんすよ。

でも、あんたと同じような優秀なパイロットになるって。

バカみたいにパーフェクト目指して、がんばって。

そんな娘に黙ってるなんてありえないでしょ?

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思うように飛べないことが、つらいのはわかります。

定年前に引退を決めることが、パイロットにとってどんだけしんどいかってことも。

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でも、こいつだけにはちゃんと説明してやってくださいよ。

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パイロット、挫折したってこうやって、がんばってるんですから。

カッコ悪くても、最後くらいは腹割って話してやってください!」

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「国のいうとおりだ・・・」

篠崎は千里に向き合って頭を下げます。

「おまえには心配かけたくなくて、すまなかった」

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千里はそんな篠崎にコクンと頷いて、労いの言葉をかけます。

「長い間、お疲れ様でした」

「かのこ、グラス! 今夜は帰しませんからね!」

国木田は篠崎を座らせて、お祝いする気が満々でいます。

「小田、座れ!飲むぞ!」

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◆これは私の超個人的な感想なんですが・・・。

国木田が言った言葉の半分くらいは、千里に言ってほしかったな。

国木田は頼れる男だけれど・・・。それに全部、甘えてほしくなかったというか。

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千里がパイロットになりたいと思った最初の動機って、父親の背中を追いかけたかったため、父親を取り戻したかったためだと思うんですよね。

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でも、8話の父親との会話でも、いろいろ言いたいことはあったはずなのに、会いに来て欲しかったとか、寂しかったの一言も言えない。

今回も「お疲れ様でした」としか言えない。

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この言葉を聞いて、晴たちにはポンポン言いたいことをいう千里が、父親に対してだけは優等生で物わかりのいい子になってるなあ~と少々腹立たしかったです。

言葉を飲み込んでないで、お父さんと真正面からぶつからないと。

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気持ちが萎縮して、ちゃんと話せなくなる相手って、大体は親だったりします。

でもだからこそ、そういう相手に言いたいことを言えるようになると、心が成長できるんですよね。

せっかく成長できるチャンスなのに、国木田に言われてばかりではもったいない。

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憧れの父親は健在で、一緒の職場で働けてる。

パイロットの後輩からは尊敬され、慕われてる・・・そんな姿を千里は毎日、目の当たりにできているんだから。

よく知らなかった父親のほとんどすべての姿を見ることができてる今、国木田の半分でも言えるようになっていてほしかったな。

千里のテーマは「友情」「挫折」そして、「父親」もあったはず。

挫折したのに、立ち直ったのはなかなかできないことだと思うし、何でも言える親友も得ることができた。

残るは時間のかかるテーマだけれど、最終回なんだし、こちらでも千里の成長を見せてほしかったです。

まあ、超個人的な感想にすぎないですけどね。

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OJTのチェック終了。

晴たちは副操縦士として働き始めます。

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国木田は訓練生を前にして、最後の言葉を伝えます。

「これで、このチームは解散だ。

俺も、もうおまえらの教官じゃなくなる。

これからは個々の力量で勝負していくことになる。

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けど、これだけは忘れるな。

たとえこのチームがなくなっても、お前たちはチームの一員だ」

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「どういう意味ですか?」晴はわからなくて、たずねますが。。。

「そのうちわかるよ」

国木田は簡単には答えを教えてくれません。

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とうとう、初フライト。

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訓練生たちの間では初フライトの行き先が話題に。

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晴は初フライトがクリスマスイヴで、札幌で泊まり。

それを聞いた岸井は機長は誰だ?と慌てますが。

国木田だと知ってガックリ肩を落とします。

山田(藤井流星)や小鳥が、「ああ、終了ってことで~」「運命って残酷だね~」と口々に声をかけ、岸井は悔しがります。

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晴はみんなから当然のように、国木田との間で何か起こると思われていることに不満気な様子。

「やめてよお~、私、イヴとか関係ないし~」

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フライトの準備をする国木田の向かいに座っている晴。

じぃ~~と穴が開くほど、国木田の顔をみつめています。

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ただならぬその様子に、国木田は煙たそうに文句を言います。

「なんだよ?

なんだよ! 気持ち悪いな!」

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「キャプテン、ちょっと相談が・・・」

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晴はそういうと、国木田を連れて、トイレ前の廊下までやってきます。

「なんだよ。相談って?」

国木田と向かいあった晴は、真剣な表情で打ち明けます。

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「私、曖昧なままじゃ、かえって良くないと思うんです!」

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「は???」

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「コックピットは二人きりだし、札幌は泊りだし。

ちゃんと、自分の気持ちを伝えておきたくて・・・」

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晴が何を言いたいのかを察して、国木田はうろたえます。

「いやっ!

やめろって!

こんなところでっっ!」

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廊下に人がいないか、慌てて見まわす国木田。

晴は一層思いつめた目で見つめ・・・。

「言いますっっ!」

「いや!いいってっ!」

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あわてふためく国木田。

「私、キャプテンのこと・・・」

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「だから、いいって!」

晴は国木田の声を消し去るような大きな声で言います。

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「そんなに好きじゃ、ないですっ!!」

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「・・・・・・はい?」

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予想に反した言葉が飛び出して、晴を見たまま固まる国木田。

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「自分なりに一生懸命考えてみたんですけど、

教官として、というか、人としては尊敬してるんですけど、

異性としては・・・、ちょっと・・・違うかなと・・・。

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国木田の視線が横に泳いで、ショックを隠し切れない様子・・・。

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ごめんなさい!じゃあ!」」

晴は頭を下げて、さっさとどこかへ行ってしまいます。

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残された国木田は、ショック状態からハッと我に返り、状況を把握。

「えっ????

なんで、俺、あいつにふられたみたいになってんの???

は????

なんで、あいつにダメ出しされなきゃ、なんねえんだよっっ!!!」

国木田はくるりと身をひるがえして、壁に向かって文句をいう始末。

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「・・・ふざけんな・・・」

壁に手をついて、辛うじて体を支えているような状態に・・・。

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◆ここ、傑作でしょう!大笑いしました。何度見ても大笑い。

絶対、告白されると思ってましたね。国木田。

フラれたことがショックだったのも表情に現れていました。

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突然、フラれてうろたえてる姿がすごくかわいかったなあ~。(笑)

晴と国木田はこんなやりとりができるから、見ていて楽しい。魅力的なんですよね。

「やめるのやめます!」の4話なんかはそれが炸裂してました。

あと、アメリカ編では首根っこをつかみあったり、口をふさいでじゃれ合ったり。

千里脱落では言いたいことを言って、飛び出した晴を国木田が迎えに行ったり。

そして、これ。

フラられてビックリって。(笑)

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「異性としては・・・」は、7話で、「女子?おまえはそんなガラじゃねえだろ~?」とゴミ扱いされた晴の復讐かも。(笑)冗談です。

1話に1回はこういうやりとりが見たかったな~。

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続いて、晴は実家で、自分の部屋に父、茂雄を呼びます。

「座って。お父さん」

「なんだよ、あらたまって~」

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晴はちゃんと正座して、三つ指ついて頭を下げます。

それを見た茂雄は、にわかにソワソワしはじめます。

「副操縦士のデビューが決まりました。

お母さんと一緒に乗ってください」

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晴は茂雄の前に初フライトのチケットを差し出します。

「ああ、そうか!母ちゃんと乗せてもらうよ~」

「うん」

「あの・・・。それだけか???」

「うん!」

「な~んだ。俺はまた、嫁に行くって言い出すのかと。

そんなにあらたまって言うから、ビビったよ~~」

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晴はケラケラと明るく笑います。

「私、そんなに器用じゃないもの~。

一度にいろんなものを好きになれないの」

「相変わらず色気がないな~」

ホッとしつつも、複雑な表情の茂雄。。。

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「いいのっ!だって、今は飛びたくて、しょうがないんだもの」

笑顔でそういう晴。

けれど、晴の表情には、覚悟を決めた寂しさのようなものが幽かによぎります。

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◆晴の様子がおかしい。。。

国木田とのシーンに続いて、茂雄をビビらせるって。(笑)

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晴、いろんなものを好きになれないから~ってことは、少しは国木田のことを好きだったってことかな。

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10話と最終回を続けてみると。。。

晴は千里の恋を応援すると約束しているし、その後、千里が玄太のことを教えてくれたから国木田との関係を立て直すことができて、パイロットになれてるんですよね。

自分はパイロットになると言う夢を手に入れたのだから、それでいい。

国木田は千里に譲ろうと思ったんじゃないかな。譲ったというかあきらめた。

パイロットと恋人。2つも手に入れちゃいけないって。

だって、千里の気持ちを知っているわけだし。

なんだか、茂雄とのシーンを見ていて、そんなことを思いました。

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国木田はひとり、自習室に貼ってある訓練用のシュミレーターをじぃ~っとみつめています。

まるで教官だった頃を懐かしんで、寂しがっている様子・・・。

国木田は自習室に入ってきた千里に気づきます。

「なんで、訓練生寮におまえがいるんだよ?」

「その言葉、そっくりそのまま返させてもらいます。

ダメおやじにガツンと言ってくれたお礼を言いたくて・・・」

「別に。思ったことを言っただけだ」

国木田はそそくさと自習室から出て、食堂へ向かおうとします。

「あの、それから・・・」

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「ヤダ!」

「え??」

「どうせ、つまんねえ質問するんだろ?

俺はもうおまえらの教官じゃねえんだから!
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この間も手塚のバカがっ、ふざけたこと言ってきやがって~」

「でも、すぐ済みますけど」

「いいの!どうせ!めんどくせえことだろ!」

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「好きですっ!!」

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「はあ?」

「今のうちにどんどん失敗して恥をかいておけって言いましたよね?」

「はい?

そういう意味じゃねえんだけど・・・」

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「はあ~、すっきりした!!

お疲れ様でした!!」

千里は言うだけ言うと、さっさと部屋を出て行きます。

「え?」

国木田はまたまた取り残されて呆然・・・。

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◆「好きじゃない」と言われたり、「好き」って言われたり」

晴も千里も教官をなめてますね~。

からかわれすぎ。おもしろいけど。(笑)

でも、どっちもかわいい。

国木田のリアクション、最高!

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考えすぎかもしれないけれど・・・。

茂雄とのシーンで晴のアップの後、訓練生寮で考えこんでいる国木田の顔がアップになるんですよね。

で、やってきた千里との話でも、晴のグチを真っ先に言う国木田。

晴がなぜあんなことを言ったのか考えていたのかなと。

それで、ここで千里が国木田に告白するでしょう。

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国木田はそれで、晴が千里の想いを知っていたから、わざわざ自分をフったんだと気づいたんじゃないかな。

パイロットになれなかったのに、いつも一生懸命応援してくれる千里の友情に応えたかったという思いも、国木田には理解できたはず。

だから、ラストで千里を飲みに誘ったのかも。晴の気持ちを汲む形だったのかも・・・。

そんな気がしました。

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( 後編に続きます )

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●ミス・パイロット

※過去の記事

第1話第2話第3話第4話第5話前に ちょっと補足第5話第6話第7話第8話第9話第10話前編第10話後編

゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

◆ 終わりまで読んでくださってありがとうございます ◆

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ミス・パイロット・第11話最終回 感想(後編)

( 後編です )

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いよいよ初フライトの日。

国木田にあわせて、はやく出社する晴。

晴は副操縦士として、しっかりとした口調で国木田に挨拶。

その様子を見ていた篠崎を驚かせます。

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晴は国木田と一緒に、ディスパッチャーである千里のところへ向かいます。

千里からは北海道は天候悪化が予想され、一応、羽田に戻る可能性も考えた方がいいという提案が。

国木田は晴の意見も聞いた上で、千里の提案どおり、戻るための燃料を追加します。

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その後、晴は飛行機の外で機体を点検している国木田に、コックピッドから親指を突き出して、OKのサイン。

はりきっている晴を見て、国木田は少しおかしそうに笑っています。

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客室乗務員とのミーティングでは。

今日はVIPのお客様が2名いるのでよろしくと国木田が声をかけます。

「VIPって誰ですか?」と晴がたずねると、父の茂雄とバネ製造会社の宮田社長のことだと客室乗務員から教えられます。

国木田が搭乗客をチェックしておいてくれたようで。

晴も飛行機初体験のふたりなのでよろしくお願いしますと頭を下げています。

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◆フライト前の晴の様子に、一貫して穏やかな笑顔を見せる国木田が良かったです。

晴を新人パイロットとして、あたたかく迎えてくれているのがこちらまで伝わってきました。

厳しく鍛えようって感じではもうないんですね。すべてをクリアした晴を認めてる。

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ところで、バネ会社の宮田社長ふたたび登場。

私がパイロットになったら初フライトに招待します!といってましたもんね。

約束を守ったんですね。

このふたりがめちゃめちゃおかしかった~。

ふたりならんで座って、悪天候で揺れる機内で恐怖に凍り付くことに。

気の毒だけれど、おかしかったです。コメディ部分として最高!

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千里や訓練生たちみんなが見守る中、国木田の操縦する飛行機が飛び立ちます。

飛行機は羽田から千歳空港へ。

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けれど、どんどん天候が悪化。

激しい吹雪で、飛行機は千歳空港に着陸できず、羽田に戻ることになります。

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その連絡が入って羽田では、臨時便や地上交通機関の手配などに奔走することに。

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ひどい悪天候の中、着陸を試みる国木田を、顔色ひとつ変えず冷静にサポートする晴。

国木田は羽田に戻ることを決め、飛行機は方向転換。

空港上空から離れた途端、うそのように空が晴れ渡ります。

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「手塚、ちょっと長くなるから任せるぞ」

「任せる?」

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「You have.コントロール」

そういわれて、晴は国木田に操縦を任すと言われていることに気付きます。

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「I have!」

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しっかりと操縦桿を握った晴を確認してから、国木田は機内アナウンスで乗客に羽田に引き返すことを伝えます。

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ゆっくりと丁寧な口調で、事情を説明する国木田。

声は心地よく穏やかで、乗客の不安を取り除こうとしてることが晴にもわかります。

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途中、国木田はアナウンスを中断して、正面にやってきた雲を指差し、

晴に、「あの雲よけて」と指示します。

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「レーダーでは問題のなさそうですけど?」

そういう晴に、国木田は言います。

「揺れてこれ以上、動揺させたくないんだ」

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国木田の細やかな心遣いを理解して、晴はすぐに了解します。

「わかりました」

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てきぱきと計器を確認して、指示されたように雲を回避する晴。

その様子に未熟さなど微塵も感じられません。

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アナウンスを終え、国木田はそんな晴を誇らしそうに見ています。

やがて、深呼吸をして、

「よし! I have.」

操縦を晴から自分へと戻します。

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「You have.」

晴は自分の前の操縦桿からそっと手を離します。

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しばらくすると、無線から千里の声が。

羽田の滑走路の情報をくれる千里の声を聞いて、晴は緊張が解けたのか、涙ぐんでしまいます。

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◆このコックピッドの様子、感動しました。

ふたりでコックピッドで。

国木田から操縦桿を託されて、操縦する晴。素敵だった~。

「I have.」「You have.」っていいなあ~。

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国木田の「揺れてこれ以上、動揺させたくない」っていうのも、普段見せない繊細さが出ていて良かったです。

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そして、あの晴がしばらく乗客を背負って飛びました。

しっかりしていて立派な晴。

不安なんて微塵も感じさせない。

完全な国木田のパートナーです。

そんな晴を見る国木田の表情が最高に良かったです。

長いこと、訓練を見てきたからもう泣きそうに。。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

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しっかり操縦していたのに、千里の声を聞いた途端、涙した晴を見て、国木田がちょっとおもしろくなさそうでしたね。(笑)

教官だった俺が一緒にいるのに不安だったのか~!って感じかな。(笑)

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千里は晴にとってお姉さんみたいな存在なのかもしれないですね~。

ホームシックになって泣いてる子のような感じがちょっとあったなあ~。(笑)

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しみじみ思ったんですけど、飛行中のコックピッド内でのやりとりなんて、パイロットを主人公にしないとじっくりと見られないですよね。

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しかも、晴の長い苦しい訓練を見てきたという思い入れがあるから、国木田と晴のこのコックピッドシーンは格別の味わいがありました。

ほんと素晴らしかった。

パイロットドラマの醍醐味はこういうところなんですね。

ああ、もっともっと見たいです。

アクシデントのない平和なフライトとか、海外行きのフライトとか。

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そうだ!

6話だったかな?晴と千里がコックピッドから見る南十字星の話をしてたんですよね~。

すっごいよ。キレイだよって。

スペシャルか続編で、晴と一緒にそれを見たいなあ~。

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羽田に無事、降り立ち、後のことをスタッフに任せ、国木田と晴は帰り支度をして、空港のロビーまでやってきます。

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人のいない深夜の空港内で、クリスマスツリーの灯りだけが燦々と輝いています。

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「みんなバタバタしてましたね~」

「明日、差し入れでもしとくわ」

「はい」

ソファーに座り、ホッと一息つくふたり。

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国木田はリラックスした雰囲気で、隣りに座っている晴に言います。

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「ずっと柄でもねえって思ってたんだけれど、

おまえに操縦桿、渡した時、教官やってよかったって思った」

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国木田の言葉に晴もニッコリ。

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「私も、あの瞬間、思いました。

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やっぱり、私はパイロットに向いてるなあ~って」

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「ふざけんなよ~。おまえ、えらっそ~~に」

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晴の言葉に、あきれて笑い出す国木田。

ふたりの笑い声が人のいない空港内に響きます。

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◆国木田、晴の言葉にふりまわされてます。

でも、たとえ、一方的に勝手にフラレようが(笑)、

生意気な口を叩かれようが、

晴らしくパイロットの道を進んでくれたら、それでいいと思ってる国木田も素敵です。

晴がパイロットの一員になって、うれしそうでした。

.

.

千里がそんなふたりのところへ来て、晴に初フライトのプレゼントを渡します。

「初フライトの感想は?」

「操縦したことよりも、あの瞬間、あの場所にいられたことが幸せだった。

たった一回のフライトだけど、200人以上のお客様の人生を背中に乗せて、その人達の安全を守るためにたくさんの人が働いてて、そこには千里も、みんなもいて・・・。

こんな私がその一員になれたんだよ。

幸せだよ~。

.

キャプテンの言ってた言葉の意味がわかりました。

チームがなくなっても、チームの一員だって」

.

「気づくのおせえよ」

.

また、国木田と晴はふたりして笑います。

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そこへ、4人の訓練生もやってきます。

みんな、用事を返上して、国木田と晴の飛行機を地上からサポートしていました。

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「イヴとしては史上最悪だな~」と国木田。

「まさか全員でサポートさせられるとはな~」と山田。

「結局、うちら同期は入社面接から、初フライトまで、誰かさんに引っ掻き回されっぱなしだもんね~」

千里が隣りの晴を見ながら、そう言って笑います。

.

晴は無駄な抵抗せず、言われるがまま、ニコニコ。

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「あっ、日付が変わった」と諸星。

「じゃあ、そろそろ帰ろうか~」と小鳥。

それを合図にみんなはぞろぞろ歩きだしますが。。。

.

そんな中、国木田は帰ろうとする千里を飲みに誘います。

「一応、今日は空いてるぞ。

ほら、前に飲みに行こうとか言ってたろ?」

「はい?

あ、はい!」

千里は誘われてうれしそうにしていますが・・・。

.

「ええ?」

その会話を聞きつけた晴が、すかさず口を挟みます。

「なに?飲みに行くんですか?

みんな~、飲みに行こうって~~~」

晴がみんなに呼びかけると、喜んで戻ってくる訓練生たち。

.

「おい、そういうことじゃねえって~」

千里だけを誘ったのにと、慌てる国木田ですが、すぐに気持ちを切り替えて。

「わかった!

クリスマスにこんなメンツもどうかと思うけど!

みんなで一杯、行くか!!!」

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「おおお~~~!」

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輝くクリスマスツリーを後にして、みんな一緒に歩き出します。

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(終わり)

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終わりました。とうとう終わってしまいました。。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。寂しい!

でも、最高に楽しませてもらいました。

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最後、晴が千里の恋の邪魔をしたみたいになってましたが。

副操縦士として働きだしたら、なかなか全員そろって飲む機会などないって国木田も言ってましたから今夜は特別ってことで。
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まあ、国木田と千里はいつでも飲めるしね。

というか、もうふたりで飲みに行ってるしね。(笑)

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◆例によって、私の考えすぎな解釈でいうと。。。

国木田は晴の気持ちを汲んで、千里と向き合ってみるつもりで飲みに誘ったのかも。

だから、晴の聞こえるところでも普通に誘った。

でも、当の晴に邪魔されて、驚いたというか。

ちょっとの間、国木田が晴の顔を見てましたね。

晴のこの反応が天然じゃなかったとしたら(笑)、クリスマスの夜、もう少しだけ国木田と一緒にいたいと思ったのかも。

・・・・・・まあ、考え過ぎですね。

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恋心を除外したところでの初フライト。

見ていてとっても爽やかで、素敵なお仕事ドラマで終わりました。

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すべては初フライトに集中するためという晴の気持ちはよく理解できました。

でも、国木田の心の奥には、晴への想いが秘められていてほしかったんですが・・・。

千里にいっちゃうのかしら?

国木田の視線や表情が晴を想ってるように見えるけれど違うのかな。。。

千里に対しても、気持ちを理解してサポートしてあげてるしなあ~。

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まあそれも、あまりにも曖昧すぎて、ほんとにどっちかわからないですね。(笑)

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それはまた、続編やスペシャルで描いてほしいです。

晴もちょっとは恋に目覚めてほしい。女性らしい部分も見たいな。

今のところ、難攻不落すぎ。

岸井なんてすずに戻っちゃいましたよ。

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どお~~も、最後をまとめず、曖昧なままにして終わったので、スペシャルとかある気がして仕方ないんですよね~。

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では、ここらで個別キャラの感想を。。。

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◆山田から。倫子に名前を呼ばれて大喜び。

思うんですけど、操縦一本に絞った晴と違って、迷いなく当たり前のように、パイロットの夢と倫子のふたつを追っかけてる山田。

彼は大物です。(笑)

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◆岸井。すずが好きだってことに気付いて恋人復活。

でも、4年も時間があったのに、ほとんど晴にアタックする描写がなかったのはちょっと気の毒。かなり優柔不断な人になってしまいました。

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◆小鳥。朴訥として優しい雰囲気を漂わせてました。

ぼそっとしたつぶやきがおかしかったな。

あっ、今の小鳥君だな、クックックと笑ってることが多かったです。

イヴの夜は整備の吉岡さんと忘年会の予定。渋いチョイス!

でも、晴の飛行機のトラブルでキャンセルになりましたけど。

P訓では一番好きなキャラでした。

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◆諸星。千里以上に個人主義だったんですけど、共同生活の間に打ち解けて、仲間想いの落ち着いた感じに。

彼ももっと内面が知りたかったな。アメリカ訓練から帰ってきてからは、かなり好きなキャラになりました。

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◆あと、千里かな。千里は本編に書いてあるんですけど。

はじめは千里の言葉がキツくて、私だったら、それをまともに受け止めて、泣いてるなあ~と思うことが多々ありました。

晴はノー天気の天然でお荷物的な言われ方をしてましたが。

私は晴を見て、ホッとすることができました。

もちろん、5話のアメリカ訓練でのノー天気さにはイラッとする部分もありましたが・・・。

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居酒屋でいろんなお客さんをテキパキとさばく晴を見て、晴だから千里のキツイ言葉をうまく受け流してつきあえているんだろうと思いました。

そういう意味で、名コンビだったんだと思います。

国木田と玄太、千里と晴というように。

アメリカ編での千里が背中をむけて泣いてるシーンには感動しました。

その後の晴との固い友情も。

挫折からよく立ち直ったと思うし、ディスパッチャーという仕事に生き生きと取り組んでいる姿をみて、千里はすごいなあ~とつくづく思いました。

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◆あのあと、お父さんと宮田さんはどうなったんでしょうね。

勝手に帰ったのか、、、。まさか振替便で千歳に向かったとか?

そんなことを想像したら大笑いしてしまいました。

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でもね、悪天候で大揺れに揺れて、その上、羽田に引き返すなんて、飛行機はじめての人にとってはハードな体験ですよね。

お父さんと宮田さんが気の毒に。

ただ、お母さんの写真を胸に抱いて神頼みしてるのを見て、娘を信じてやってよ!って文句は言いました。(笑)

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◆千里を誘ってる国木田を見て、ちょっと倫子のことが浮かびました。

今はまだ山田とつきあうところまで行ってないし。妬かれますね。

それもおもしろいかも。

すず、山田のことをバカにしてましたけど、一途さでは山田がダントツですよ。

小鳥君も一途そうですけど。(笑)

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ところで、倫子とすずは、国木田は晴が好きってず~~っと言ってましたよね。

ふたりの女のカンって全然あてにならない・・・。責任とってもらいたいくらい。(笑)

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さて、総括です。

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パイロットドラマ、大成功でした。

訓練部分は始めてみる内容で楽しかったです。

セスナの飛行訓練なんて扱うドラマ、今までになかったですよ。

「飛べ!」が最高でした。

.

それから、千里と晴の友情。女性の友情を描いてくれてありがとうと感謝したくなりました。

訓練生6人が次第にまとまっていくところも良かった。

ライバルじゃなくて、全員合格を目指して、お互いのために協力しあって乗り越えていく。。。これが良かったな。

いろんなシーンが思い出されます。

.

.

最終回の初フライトも良かった。

あのシーンは特に何度も見たくなります。

全話大好きで、何度も見直してますが、特に4話と10話が好きかな。

.

◆それから、ちょっと思ったこと。

1話からP訓の成長をメインに描かれていて楽しかったんですが・・・。

千里が脱落したあたりから、千里と国木田のエピソードが多くなって戸惑いました。

.

千里は晴のためにいろいろ行動してくれているんですよ。ありがたいことなんですけど。

千里と国木田のエピソードが重ねられるにつれ、印象が濃くなっていき・・・。

それに反比例するように、晴の印象が薄くなってしまっていることに、ちょっと心配になりました。

主人公は晴なのに、晴の出番が少なくなってきてる~~(;ω;)と。

.

人の命を預かるパイロット訓練中の晴たちには制約が多くて、そうでなくなった千里なら動かしやすいのかな~なんて思って見ていました。

.

.

あと、予告で煽りすぎ。(笑)

もう予告見て、待ち遠しくて、待ち遠しくて、グダグダに疲れ果ててしまったという・・・。

どんだけ釣られてるんだと、自分が情けなかったです。(笑)

.

来年は予告に煽られないようにしようと肝に銘じています。

恥ずかしすぎる。。。。(笑)

.

.

ではこれにて。

今後は、続編かスペシャルを待ちたいと思います。

.

長い前後編のレビュー、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

.

ドラマのレビューは今年はこれで最後となりました。

また、来年です。(*^ω^*)ノ彡

.

.

.

●ミス・パイロット

※過去の記事

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話前にちょっと補足 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話前編 第10話後編

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2013年12月28日 (土)

海の上の診療所・第11話最終回

遅くなりましたが、海の上の診療所のレビューです。

.

とってもかわいい最終回でした。

すっごくかわいかった~。

とくにラストシーン。

クリスマス近くに放送されることを意識した内容で、スタッフのこのドラマへの愛が感じられる楽しい最終回でした。

.

.

海診丸から姿を消した航太(松田翔太)。

運営する病院側の経費削減のためにクビになったんですが。

.

偶然、航太が訪れた島に海診丸がやってきて、航太も眞子(武井咲)も民家の火事に遭遇。

眞子は民家に取り残されたお爺さんを救うために助けに入り、その眞子とお爺さんを航太が救出します。

.

けれど、航太はふたたび、その民家の中に。

家族の写真を取りに行ったんですが。

.

燃え盛る炎を見ながら、

「航太先生・・・、航太先生・・・」

力なく名前を呼び続け、無事、戻ってきた航太に夢中で抱きつく眞子。

オロオロして泣く眞子を、航太はいつものようになだめます。

.

でも、この出来事で眞子の気持ちは決まったんだと思いますよ~。

「ちゃんとしよう」って。(*^-^)

.

海診丸に火事で怪我をした人たちが運ばれ、航太も治療にあたります。

たまたまやってきていた病院の理事長が、その診察の様子を見て、気持ちを入れ替えます。

航太は海診丸に残れるようになるんですが・・・。

北海道に住む母が倒れたということで、航太はそちらでしばらく過ごすと行って出ていきます。

.

けれど、海診丸に航太宛てに母から連絡が入り・・・。

倒れた真相を航太より先に海診丸の人たちが知ることに。

.

北海道に帰っても、居場所がないだろうから連れ戻そうということで、眞子が代表して北海道へ向かいます。

.

.

案の定、航太は実家に帰ったものの・・・。

倒れた母は、重病ではなくて、妊娠。おめでた!

つわりがひどくて倒れたらしい。

.

なんということ!(*≧m≦*)

1話から引っ張ってきた母の重病説は、ミスリードだったんですね~。

でも、こっちの方が断然いいです~。

.

あまりのことに大混乱の航太。

さらに、母の再婚相手という若い男性(鉄拳)を紹介され、さらに大混乱。

.

とりあえず、お祝いをしたあと、

母と再婚相手のいる家に泊まるのも気がひけて、小樽の街をトボトボとする航太・・・。

.

航太は眞子に手をひかれるようにして海診丸へと戻ります。

母はちらっと眞子の姿を見たようで、息子もようやくいい人をみつけたみたいとうれしそう。

.

.

その夜のうちに、海診丸に戻るふたり。

みんなで歓迎会をした後、深夜、休憩中の航太のとなりに座る眞子。

「この船に戻って来れたよかった。

ありがと。北海道まで迎えにきてくれて」

「帰ってきてほしかったから。私も」

「うん?あれもしかして、僕のこと好きなの?な~んてね」

「うん (*^-^)。 そうです」

「はあ? w(゚o゚)w 」

ここで予想外の反応にうろたえる航太。

「じゃあ、先生はどうなんですか?」

「きゅ、急だね・・・」

「じゃあ、べつにいいです」

「いや、やっぱりちゃんとしてかなきゃ!」

.

・・・この間にスリッパで2回叩かれる航太・・・。

.

「僕、眞子ちゃんのこと。・・・好きっっ」

眞子は航太の肩に頭を乗せます。。。

「僕、眞子ちゃんに初めて会った時、見えちゃったでしょ」

となぜか、はじめて会った時にバスタオル姿で飛び蹴りされたことを持ち出す航太。

その時にいろいろ見えたんだと・・・。

.

イラッとする眞子。

「ちゃんとしてっ!」

眞子はじっと航太の目をみつめて。。。

.

「ほんとに、ちゃんとして」

航太はそれで、キスしてもいいという意味なんだなと思い、頷いた後、

心を決めて、眞子の方に顔を向け、目を閉じて唇をとがらせます。

まさに、「チュウ~」する口元に。。。

.

キスするんじゃなくて、キスしてもらう体勢になってる航太。

また、スリッパでパコ~ンと叩かれるよお~と思いきや・・・。

.

眞子はそんな航太を、愛情いっぱいの笑顔でみつめて・・・。

.

そのとがらせた唇に「チュッ」とキス。

.

これが、ラストシーンとなりました。

.

なんてかわいいキス。

.

そして、

なんてかわいいラストシーンなのかしら!と感激したところにさらに!

.

鉄拳さんのエンディング漫画のスペシャルバージョンで、気持ちが大盛り上がりに。

.

たのしい気分いっぱいの素敵な最終回でした。

.

.

総括は、、、。

あっ、1話からずっとひきずってきたお母さんの重病説。

なんと、おめでた。いいですけどね。(笑)

.

あのお母さんの再婚相手が鉄拳さんなんですね。ゲスト出演されてました。

私は、最近になるまで、鉄拳さんを知らなくて。

エンディングの漫画が鉄拳さんで、ゲストとして登場したっていうのもこの最終回の後にネットで知りました。

.

こんなことでは、ドラマの70%くらいしか楽しめてないなあ~と反省。。。

ちょっと危機感を持ってます。。

.

航太先生の穏やかな声が好きでした。

医師役も似合ってました。

眞子ちゃんとのコンビも良かったし。

.

スペシャルでまたやってほしいです。

もう、今後は眞子ちゃんがいるので、マドンナは出せないけれど。(*^ω^*)ノ彡

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.

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2013年12月25日 (水)

安堂ロイド・第10話最終回

こんばんわ~。

今夜は、もう最終回をむかえて随分経つ、安堂ロイド最終回のレビューです。

.

しか~~し、感覚的にわかっていても、あらすじ書けるほどにはわかってません・・・。

やっぱり難解でした。このドラマ。(。>0<。)

.

.

白い少女(桐谷美玲)を倒すために、ロイド(木村拓哉)は彼女を抱えて空で爆死します。

数日後、5Dプリンターで100年後から再び、送られてくるロイド。

麻陽(柴咲コウ)は大喜びしますが、ロイドはお別れをいうとすぐに機能停止。

そのロイドの脳には、100年後から黎士の脳データがインストールされ、黎士が復活。

黎士は麻陽の無事を確認すると、ホッと胸を撫で下ろします。

そして、麻陽に抱き疲れて、しみじみ、彼女を守れたことに涙します。

.

.

なんと、亡くなったはずの黎士が戻ってきました。

すべて計画どおりだったようです。。。

.

ロイドも黎士もどちらも素敵なキャラでした。

黎士がロイドを現在に送りこんだと聞いて、次第にロイドを信頼し好きになる麻陽。

もっと時間があったら、黎士とロイドの間で揺れるエピソードもあったかも。

.

.

しかし、わからない点がいくつか。.

最後、復活した黎士は人間なの?アンドロイドなの?

七瀬が兄殺しって言われていたけれど、あれはなぜ?

両親殺しならわかるけれど・・・。

.

あと、七瀬の天才っぷりは怖いですね。

100年先の未来の人々より、高度なアンドロイドを今作ってしまうんだから。

あの白い少女はイレギュラーな産物ですよね。

だったら、これによって、また未来は変わっていたのかもしれないですね。

.

う~ん。

100年後の未来の姿と、現在から未来までの歴史があまり描かれてなかったので、世界観がつかめてないです。。。

.

でも、そんなものはどうでもいいんでしょうね。

大体のところがわかったら。

.

.

総括としては。

とにかく戦闘シーンが迫力があってすごかった。

このドラマは映画にした方がよかったのかもしれないですね。

.

木村拓哉さんの超人的アンドロイドぶりも素晴らしかったです。

.

黎士の壮大な計画が見事、成功したってことで、大ハッピーエンドってことですね。

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●安堂ロイド

※過去の記事

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話

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2013年12月24日 (火)

ミス・パイロット・第10話 感想(前編)

10話は国木田のトラウマを晴が救う話でした。

4話は晴の不安を国木田が払拭してくれる話だったことを思うと、10話と4話はカップルになるお話かな。

どちらも、ふたりの関係性がグンと縮まる回で、お気に入りなんですよね~。

.

.

千里(相武紗季)は、晴(堀北真希)に国木田(斎藤工)のことが好きだと伝えます。

突然の告白に晴は戸惑ったような複雑な表情を浮かべています。

.

.

【 2013年10月1日 】

底視程下運航訓練

実機シュミレーターに乗っての訓練も終盤に。

.

.

岸井(間宮祥太朗)、小鳥(小柳友)、諸星(庄野崎謙)、山田(藤井流星)の4名は、2日後に最終審査が行われることに。

「あらゆる故障時の操作を、どんな気象条件でもこなせるように、徹底的に復習しろ!」

晴はドクターストップの期間を考慮して最終審査は1週間後になります。

.

「確実にものにしろ、できなければ、ここで脱落だ。

もう、パイロットに手が届く距離にいるんだ。

ビビッてる場合じゃない!」

国木田が叱咤しています。

.

.

訓練生の最終審査の日時が決まり、国木田は教え子だった千里の職場にも顔を出します。

「さまになってんじゃん。

いよいよ、ひとり立ちか?がんばれよ!」

国木田が来てくれたことに喜ぶ千里。

.

「・・・あの、もう終わるんで、一緒に帰りません?

どうせ、寮で食事ですよね?」

「どうせって・・・。まあ、そうだけどな」

気さくに笑う国木田。

.

国木田と千里、寮までの道のりをふたり、肩を並べて歩きます。

「みんな、もう一息で実機訓練ですね」

「やっと、ここまできたかってかんじだよ」

「シュミレーターになってから、みんなシフト制なんで、前ほど会えてなくて。

ほんと、がんばってますよね」

「そんなの、おまえも一緒だろ。

ひと足先の現場デビュー、たいしたもんだよ」

「・・・ちょっと緊張してます」

「そんな感じには見えなかったけどな。

もっと、てんぱってるかと思った。

かわいげのないヤツ」

「ほっといてください」

教官と教え子だった時より打ち解けた様子のふたりです。

.

「晴は少し遅れてるみたいですけど・・・」

「焦りもするだろうけど。でも昔とは違う。ちゃんと前をむいてるよ」

「変わりましたよね。晴」

「そうだな~」

.

.

その頃、晴は病院に。

母、よし美(根岸季衣)のお見舞いに来ています。

よし美はベッドに横たわり、その周りをいくつもの機械が囲んでいます。

.

「お母さん、調子どう?」

「元気だよ。この間は退院するって大変だったんだ」と父、茂雄(石倉三郎)。

「ええ?ちょっと無理しないでよ~」

「そのくらい調子いいのよ。気にしないで」とよし美。

「それより、訓練は順調?」

「そろそろ最終審査だし、ラストスパートって感じだよ」

「そう!」

和やかな母子の会話を見ていた茂雄は、ふと、沈んだ表情を見せます。

.

.

千里と別れ、寮の食堂で食事中の国木田。

「おかわりっ!」

通りかかったかのこ(藤澤恵麻)にお茶碗を差し出します。

「珍しい~。おかわりなんて」

「どうしたんだろうな?最近、やたら腹が減ってさ。

ガキどもの相手して消耗してんのかね」

「もう立派に教官だね~」

「もう3年以上経つんだぞ。当然だよ」

.

「玄太、驚いてるかもね」

「最近、思い出す事が増えたんだ。玄太のこと」

「晴ちゃんでしょう?」

かのこもそう感じていたのか、国木田の気持ちを当ててしまいます。

「ああ、なんでかな~。

手塚のことを見てるとやたら思い出す。

勘弁してほしいよ」

.

「ね!今年はどうする?」

「墓参りなら行かない」

「もう10年だよ。一回くらい、いいんじゃない?

あの人、待ってるよ~」

「まさか、あいつはおまえの顔を見たいの。

俺が行っても邪魔なだけだ」

また、言ってる。そんなわけないのに・・・そんな表情で、かのこはお茶碗をもって厨房へ戻ります。

.

.

【 2013年10月2日 】

1エンジン不作動時訓練

シュミレーター訓練最大の難関。

.

国木田は後ろの席から身を乗り出して、晴の操作手順と視線の動きを確認しています。

そして、操作の間違いと、目での計器の確認の遅さを指摘。

次々と飛び出す指摘箇所を、記憶しようと必死の晴。

夢中で操作をしていますが・・・。

.

背後からの国木田の声に混乱してしまう晴。

「だから、パワーしぼんなよ!」

「えっ?? でも、エアースピードが・・・」

.

「だから!!パワーしぼんなよっ!!!」

突然の国木田の大きな怒鳴り声に、晴は面喰ってしまいます。

.

.

『だから!!パワー絞んなよっ!!!

おまえさ、エアスピードばっか追っかけて、パワー動かしすぎなんだよ!!』

国木田の激しい口調に玄太は驚きつつ笑って謝ります。

『わりい、わりい~』

.

.

晴とのやりとりで、一瞬にして、昔の玄太との会話が蘇り、国木田は凍りつきます。

「・・・・・・すまん。手塚。時間がないんだ」

「いえ、厳しく指導してもらわないと間に合いませんから」

.

「・・・いや、悪かった。 今日は以上だ」

消え入りそうな弱々しい声で、辛うじてそう言うと、国木田はさっさとひとりでシュミレーターから出て行ってしまいます。

.

.

4人の男子訓練生の最終審査が明日に迫ってきます。

.

晴はひとりで習ったことを復習。

部屋に千里がやってきます。

「なに?苦戦してんの?」

「うん。エンジントラブルのステップがちょっと・・・。

教官にも聞いたんだけれど、なんか最近、様子が変なんだよね。

距離があるかんじ」

「でも、国木田さんは前からそうだったでしょ?」

「そうなんだけど。毎日、狭いところに一緒にいてさ。

なんか前と違う気がするんだよね~。

でも、自力でなんとかするよ」

.

千里は晴の言葉に目を丸くします。

「自力って。大丈夫なの?」

「大丈夫だって!弱音、吐いてる場合じゃないし~」

「そう。じゃあ、一緒に勉強する?」

「千里は順調?」

「うん、やりがいある。早く資格取らないと」

千里は自分の勉強ノートなどを取りに部屋を出て行こうとしますが・・・。

「あのさ、晴。

この間、私が言ったアレ、忘れてもらえる?」

「アレ?」

「好きな人の話。

晴が大変な時に言うことじゃなかったっていうか。ごめん!」

「ううん。平気。

.

千里、私、応援するから。ふたりお似合いだと思うし」

「・・・うん。ありがと」

.

.

◆晴は国木田のこと、どう思ってるんでしょうね。

千里と国木田のことをお似合いだと思ってるのは本当だろうし。

でも、千里の言葉に複雑そうでもあったし、すずは「図星」とか言ってるし。

まあ、パイロット訓練を優先するため、恋愛を自然と封じ込めてるのかも。

千里が好きなんだとわかったら、当然、国木田と距離を置こうとするでしょうね。

.

.

4名の男子訓練生の最終審査が終わります。

結果は全員合格。

残るは晴、ひとり。。。

.

その結果を受けても、国木田には喜ぶ様子はありません。。。

凜子(菜々緒)はそれは晴が残っているせいだと嫉妬してしまいます。

「4人は審査に合格したのにうれしくないの?」

国木田の顔を覗き込む凜子。

「・・・・・・」

「ああ、そうか。手塚がまだだ。

どうせ大丈夫でしょう?

まわりに心配と迷惑かけまくって、ちゃっかり合格するんじゃないの?」

「・・・そんな簡単じゃないよ」

「またそんなに心配して~。

どんだけかわいいのよ。手塚晴」

「・・・茶化すな」

ほんとに最後まで二コリともせず、沈んだ表情のままの国木田です。

.

.

国木田は篠崎(岩城滉一)とともに、上司に4名の審査合格を報告。

「あとは手塚だけですね。

ドクターストップによる遅れは仕方ないにしても、これ以上遅れると規定にも抵触します。

会社として厳しい判断をすることもやむを得ないかと。

大丈夫ですか?

彼女が何かと問題児だって話はちょくちょく耳に入るんですが」

.

上司の問いかけに篠崎が相変わらず、ちょっととぼけたような調子で返答しています。

「大丈夫です。

うちの国木田が全身全霊、不撓不屈の精神で仕上げますんで~」

.

国木田は、その言葉を遮るように、声を張り上げ、上司を驚かせます。

「あいつは問題児なんかじゃありません!

一流になる資質はあるんです!」

.

報告が終わって部屋を辞した後、篠崎は国木田に注意します。

「おい、国。一体、どうしたんだ?」

「手塚は成長してます。あいつならやってくれます」

篠崎はその言葉に眉をひそめます。

「ちょっと待て!他人事か?

おまえの指導力だって評価されてるんだ!国木田!!」

篠崎が怒っても、国木田の心には響かないようで・・・。

.

.

「1エンジンで着陸する場合、いつもどおりパワーを絞れば、当然衝突する。

パワー操作が機械的すぎるんだ」

暗く沈んだ表情のまま、国木田は訓練の後、晴を指導しています。

.

バディとして晴の訓練につきあっている岸井は、

「1エンジンって感覚、つかみづらいんだよな。

このあと、寮のシュミレーターでフォローするよ。

教官にもお願いできますか?」

晴の力になろうと提案しますが・・・。

.

「いや、俺は・・・。

とにかく、イメージフライトで感覚つかんでおけ」

国木田は素っ気なく言うと、その場を後にします。

「・・・変だな」

「えっ?」

「いや、俺の時は結構、夜遅くまでネチネチやられたから・・・。

やっぱ、俺、頼んできてやるよ」

岸井は席を立って、国木田を追いかけようとしますが、晴はあわてて止めます。

「いいよ、いいよ。もう、ちょっとがんばってみる」

.

そう言いつつ、不安気に面持ちで、国木田が出ていった扉をみつめている晴・・・。

.

.

国木田は千里と仕事を終えて、一緒に寮へと食事に向かっています。

千里の横でも、国木田の沈んだ様子は変わらず・・・。

「晴、夢中でトレーニングしてました。

一緒に勉強して、ちょっとテキストのぞいたんですけど。

でももう、全然わからないんです。

晴が苦労してても、私、もう力になってあげられないんですよね・・・」

「それは仕方ないよ。凹むようなことじゃない」

「国木田さん、もっと晴のことをしごいてやってくださいよ。

晴、言ってました。教官がちゃんと教えてくれないって」

.

「マニュアルに沿って正確にやる方がいい場合もある」

「それはそれとして。国木田教官らしい指導をしてあげてください」

千里は晴を指導してくれと食い下がります。

.

「なんだよ?俺らしい指導って?」

国木田は立ち止まって、千里にたずねます。

.

千里も、晴の言っていたとおり、国木田の様子がおかしくなっていることに気付きます。

「・・・国木田さんと私たちって、最初、すごく距離を感じたんです。

壁っていうか。最近はそれが無くなったなと思ってたんですけど・・・」

.

「壁なんかあったら、こんな風に話してないよ」

「でも、晴にはあるみたいですよね?」

「なんにもねえよ・・・」

.

やはり、晴とはギクシャクしてる・・・千里は思い切って言います。

「国木田さんがそんなじゃ、晴だってぶつかっていけませんよ!」

「・・・そうだな」

もうこれ以上は話さないと決めたかのように国木田は、千里に背をむけてしまいます。

.

最終審査目前まで来たのに、どうなってるんだろう?

千里は途方にくれてしまいます。

.

.

国木田はシュミーレーター内でも、晴に注意点を次々と指摘。

晴はノートに書き留めるヒマもなく、うろたえるばかり・・・。

「審査まで時間がない。自分でつかんでおけ!」

国木田は、言うだけ言うと、晴といるのが苦痛であるかのように立ち去ってしまいます。

.

晴は国木田を追いかけることもできず、途方にくれて落ち込んでいきます。

.

.

国木田はその足で、篠崎のところへ。

そして、晴の教官を変えてほしいと申し出ます。

.

「今になって何を言ってるんだ?国?」

「・・・やっぱり手塚には俺じゃない方がいいと思うんです。

このままじゃ、俺は手塚をダメにします」

「でも、最終審査をどうするんだ?」

「既定のレベルは達しているはずです。

・・・でも後がない中、審査前の追い込みが、どうしても・・・。

.

そもそも俺は教官なんていう器じゃないんですよ」

.

篠崎はそれで国木田の抱えてる悩みがわかります。

「・・・玄太が、おまえのことを恨んでるわけじゃないだろう?

おまえを頼れる男。玄太はそう信じてた。

俺だっておなじだ。国・・・」

.

国木田は何も言わず、一礼して部屋を出て行ってしまいます。

.

.

篠崎は国木田を呼び止めようとしますが、近くに千里が来ていることに気付きます。

千里は率直に篠崎に国木田のことをたずねます。

.

「ひとことでいうと、国は真面目な男でね」

「うん」

「あいつが訓練生の時、相葉玄太っていうバディがいてね」

「聞いたことある。負けたくなくて必死に訓練したって」

「玄太は絶対にへこたれない男。

国も俺もそう思い込んでた。

.

ところが、一度、訓練の時に大きくつまずいてね」

.

.

『だから!!パワー絞んなよっ!!!』

『おまえさ、エアスピードばっか追っかけて、パワー動かしすぎなんだよ!!』

『わりい、わりい~』

.

どんどん先に歩いていく国木田を追いかける玄太。

『あっ、ちょっと!』

『わりい、じゃねえよ!最終審査近いんだよ!!』

『わかってるって~、

昨日も夜中までイメージトレーニングしてたんだけれどなあ~。

わりい、わりい~』

笑ってごまかしているようにしか見えない玄太に、

『だったら、なんでできないんだよ!』

国木田はますます苛立って、玄太の胸ぐらをつかんでにらみつけます。

.

『努力がたりないんじゃないのか!!』

.

その途端、笑おうとしていた玄太の表情が一気に真顔に。

.

『俺は・・・お前とは違うんだよ・・・』

.

言い過ぎた・・・国木田もそう気づいたものの、とぼとぼと去っていく玄太の背中を見つめることしかできず・・・。

.

.

「国は玄太には言っても平気だろうと思って、厳しく指摘したんだな。

でも、人間、誰だって心の奥に弱さを抱えてる。

玄太もその例外じゃなかった。

.

水と油だったけど、いいコンビだったんだ。あいつら。

でも・・・、それっきりになってしまってね。

.

玄太は台風の晩、事故で死んだんだ。

.

国は多分、手塚の中に玄太を見てる。

だから、教官として、もう一歩、踏み出せないでいるんだと思う。

あいつにとって今が一番の試練かもしれないな。

さっき、教官を下ろしてくれと言われた。

.

傷は深そうだが・・・」

.

.

◆やっと国木田の過去が出てきました。

玄太。

バディとして3年近く一緒にいて、打たれ強いと思い込んでいた玄太が、自分のキツイ指摘をまともに受け止めて壊れてしまった。

「自殺」というより、自信喪失して、一瞬のアクシデントに対応できなかったって感じかな。

でも、そうなるまで追い込んだのは自分だと思い込んでいるんでしょうね。国木田。

真相は闇の中。。。

でも、かのこが一切、怨んでいないことから、玄太との関係は疑う余地なく、良好だったんだろうと思います。

.

◆別に最終審査は連帯責任じゃない。国木田が怒ったとしてもそれは玄太が、審査に通ってほしいがため。

相手のことを思うがために、指摘がキツクなって、相手を永遠に失ってしまった。

その後悔が晴と距離を置かせてしまってるんですね。

.

◆国木田は初めからずっと用心深く訓練生とは距離を置いてましたよね。

どうしてこんなに突き放すんだろうって不思議に思っていたら、こんな過去があったんですね。

晴らの教官になって3年。

訓練生たちといろんなことを乗り越えて距離が無くなったところで、つい、玄太に対していたのと同じ調子で、晴に接し始めてることに気付いて、一気に怖気づいたみたいですね。

.

.

.

前編おわり。

後編へ。

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●ミス・パイロット

※過去の記事

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話前にちょっと補足 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話

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ミス・パイロット・第10話 感想(後編)

後編です。

.

.

翌日。

千里は国木田を捕まえて問いただします。

「国木田さん、教官を降りるって本気ですか?

「篠崎さんから聞いたのか・・・」

「晴は必死に前を見てるのに、なんで国木田さんは後ろをむいてるんですか?

晴はあなたを必要としてます!

それなのに逃げるんですか?

そんな国木田教官を私は尊敬できません!」

.

.

◆千里が孤軍奮闘してくれてる・・・。

.

.

寮の自習室でひとり、イメージトレーニングに励む晴。

時々、国木田の冷たい態度を思い出して、気持ちが沈みます。

ため息の中・・・。

.

4人の訓練生が自習室に入ってきます。

「晴・・・」

「・・・私、国木田教官に見放されちゃったのかな?」

.

「何言ってるんだよ?教官って、昔からああいう人だろ?

俺らがサポートするから気にすんな!」

岸井はそう言うと、晴にノートを渡します。

.

開くと、いろんなところに付箋がついていて、注意事項が書き込まれています。

「最終ステップで、どんなところでつまづいたか、みんなでまとめたんだ。

これを見れば、すぐに追いつく。

あっと言う間だよ」と小鳥。

.

「俺たちで出来る限り、サポートするから」と諸星。

「総力戦やで~~」と山田。

訓練生たちも国木田が晴のサポートをしていないことに気づいて、自分たちで本腰をいれることに決めたようです。

「ありがとう!みんな!」

.

「でも、ほんと、俺たち、よくここまで来たよな」

諸星がしみじみ言います。

「俺の家、病院でさ。家族、みんな医者なんだ。

だからパイロットになるの、反対されたけど、あきらめなくてよかったよ」

岸井もそれを聞いて、

「漠然と子供の頃からあこがれていただけだったけれど、実現できてよかった」としみじみ。

小鳥も、「整備士を目指していたけれど、今はパイロットに目指してよかったと思ってるよ」と。

.

みんなに、おまえはどうなんだ?と聞かれた山田は、

「俺は昔、好きだった女を若いパイロットにとられて悔しかったからだよ~」と。

.

「おまえ、昔からバカだったんだな~」

と岸井がつっこみ、5人の笑い声が自習室に響きます。

.

「晴、みんな成長してるし、おまえも成長してる。

絶対にあきらめんなよ!」

「みんな、ありがと!」

それから4人がつきっきりで、イメージトレーニングの相手をしくれます。

.

.

◆P訓の結束は固い。

こうやって自分の掴んだコツを伝授してくれるのは、ほんとにありがたいことです。

その上、訓練中に晴が陥りやすいミスも根気よく直そうとしくれるんですから。

この絆、ほんとに泣かせます。国木田と玄太もこんなことをしてたんでしょうね。。。

.

.

自習室から部屋へ戻ろうとする晴が、食堂の前を通ると、中で食事をする国木田の姿が・・・。

寮まで来ているのに、教えようとしてくれない・・・。

晴は国木田と目が合いますが、悲しい気持ちでいっぱいになり、小さく頭をさげて足早に部屋へ戻ってしまいます。

国木田は普段なら直接、問い詰めてくるであろう晴が、自分を避けたことにショックを受けます。

.

.

◆それでこの後、ビール飲みすぎ状態に。

千里にも怒られたしね・・・。

ただ、ほんとに普段の晴なら、どうして私には特訓してくれないんですか?って聞いてるはず。ここまで消極的なのはおかしい~。

これはやっぱり千里の告白を聞いて、引き気味になってるってことなのかな。

.

.

一方、千里はすず(桜庭ななみ)に誘われて、飲み会に参加中。

凛子がひとり泥酔してしまって扱いに困るすずたち。

「小田あ~~、手塚にこう言っておいてくれる?

幸之助に手を出してんじゃないわよって。

私の男なのに。

あんたなんかより、私の方が断然、お似合いなわけだし。

つきあいだって私の方が全然長いわけだし~~」

.

「手を出すって晴はそんなつもりはないと思います」

酔っ払い相手にまじめに反論する千里・・・。

.

それにすずが口を挟みます。

「あら?

私はお似合いだと思うけどな~。

お互いの気持ちにも気づいてるんじゃないかな~。

よくじゃれあってるでしょ?あのふたり」

凛子がそばにいるのに、余計なことを言うすず。

「何かにつけて、手塚、手塚って~~。

ず~~っと、幸之助のお気に入りなんだから~~。手塚晴は~~」

・・・荒れ狂う凜子を結局はすずが介抱することに・・・。

.

.

飲み会から戻った千里は、ふたりがお互いの気持ちに気付いてるというすずの言葉が気になって仕方ありません。

.

千里は自分の部屋へ入らず、そのまま晴の部屋へ。。。

勉強中の晴は、千里が入り口から中へ入って来ないのを不思議がります。

「千里?どうしたの?」

「私に遠慮してるわけじゃないよね?」

「えっ?」

晴の気持ちを確かめようとしますが、表情からは伺えず・・・。

「国木田さんと・・・本気で向き合えってこと」

「え?どういうこと?」

「とにかくあんたが行かなきゃ、あの人はずっとあのままだよ」

「でも、上達しない私に教官、嫌気が刺しちゃったみたいだし」

「晴、国木田さんのバディの話、聞いたことある?」

「バディ?」

.

.

国木田はまだ、食堂にいて、かのこ相手にビールを飲んでいます。

「怖いんだ。

俺のせいで、小田だけじゃなく、手塚まで脱落させるのが・・・。

あいつ素質あるんだよ。

つかむまで時間がかかるけど、そっからの成長がはやい。

頭だって悪くない。

もっといい教官がついてたら、もっと早く、かなりいいところまでいってたかもしれない。

手塚にはがんばってほしい。玄太の分まで」

酔いにまかせて、つい本音を吐き出す国木田。

.

さらに、ビールを自分のグラスに注ごうとするのを、かのこは止めます。

「飲みすぎ。お水持ってくるね」

そう言って席を立ったかのこが、食堂の入り口にいる晴をみつけます。

「晴ちゃん・・・?」

.

晴は国木田のそばまでいくと、怒りを爆発させます。

「何言ってるんですか?

国木田さんが教官じゃなかったら、私、とっくに脱落してると思います!

パイロットになることを簡単にあきらめてたかもしれない!

.

私、最初は教官が何を考えてるのか、全然わかりませんでした。

この人が教官で大丈夫なのかって、不安になることだって・・・。

でもそのうち、私が弱音を吐くたび、励ましてくれたり、怒ってくれたり。

バカにされてむかつくこともあったけれど、でも、相手が教官だから、私は安心して弱音を吐けたんです!

何もわからない、何もできない、私をそうやって受け止めてくれたから!

だから、がんばれたんです!

.

私は国木田さんが教官で本当によかったと思ってます!

.

最終審査は受かるにしろ、落ちるにしろ、教官の手でお願いします!

.

何があっても、ついていきますからっ!!」

.

晴は一気にそう言うと、国木田の反応は見ず、さっさと食堂を出ていきます。

.

「はい。お水」

かのこは、国木田のそばにコップを置きます。

国木田はそれを飲み干します。

傷つけてしまうと怖気づいていたのに、結果がどうなっても国木田に最後まで教えてもらいたいと、晴にはっきり、きっぱり言われて目が覚めたようで。。。

.

「めんどくせえなあ~~~」

国木田は照れたように笑って、晴を引き受ける覚悟を決めるのでした。

.

.

翌日、晴はシュミレーター内で、声に出して操作を確認しています。

それはすでに、何度も何度も、ひとりで繰り返してきたこと。。。

「へたくそ」

いつの間にやってきていたのか、背後から国木田が声が・・・。

.

「1、パワーを引き始めるタイミングが違う。

2、スピードのキープができてない。

3、旋回のタイミングがなってない」

.

ああ、どんなにやっても進歩しない・・・シュンとする晴に、国木田は言います。

.

「結論、俺がなんとかする」

.

「教官!」

.

「お前、昨日さ。

受かっても、落ちても、俺の手でって言ってたけど」

「はい、お願いします!」

.

「いや、落ちるなんてありえねえから!

最終審査、必ず合格させるから!

.

俺がおまえをパイロットにしてやる!!」

パ~と花が咲いたような晴れやかな笑顔を見せる晴。

「はい!!」

「じゃあ、もう一回、離陸から!」

.

国木田の最終審査にむけての猛特訓がはじまります。

.

.

◆はあ~、良かった。

自信た~~っぷりのあの国木田の言い方。頼もしい~!

こんなに太鼓判を押してもらったら、晴はパイロットになれます~。

国木田がふっ切れてくれてホッとしました。

晴の一喝は威力あります~。

生き返ったみたいに、はりきってますもんね。国木田。

10年もひきずってきたことを、ようやく過去のこととして整理できたようです。

.

.

かのこが玄太のお墓詣りに行くと、そこには国木田のものだと思われる花が。

かのこは国木田が、長年、ひきずってきた後悔を、ようやく乗り越えたんだと知って、安堵したように微笑んでいます。

.

.

晴の最終審査前日。

国木田と晴は最後の復習を終えたところです。

.

「いよいよだな。

今夜はゆっくり休んで明日に備えろ」

「教官、ほんとにありがとうございました」

晴は深々と頭を下げます。

.

「それはこっちのセリフだよ」

国木田は恥ずかしいのか目を泳がせつつ、晴にお礼を言います。

「まさか、お前に救われる日が来るとは思わなかった。

感謝してる」

晴はそんな国木田にニッコリほほ笑んで見せます。

.

.

最終審査当日。

.

審査を受けるため、寮を出ていく晴に訓練生たちは航空安全のお守りをくれます。

それは5人、お揃いで購入したもの。

「晴、がんばってこいよ」

「うん!じゃあ、行ってくるね!」

.

最終審査は国木田とベテラン機長によって行われます。

「ではこれから、最終審査をはじめる。

手塚、大丈夫か?」

国木田の問いかけに、晴は真剣な表情で宣言します。

「教官、私、絶対にパイロットになります!

応援してくれたみんなのためにも!」

「おまえらしいフライトをしろ。

結果は必ずついてくる」

晴はしっかりうなづいて、シュミレーターの中に入っていきます。

.

.

審査が終了。

国木田によって、「合格」だと伝えられる晴。

廊下から、こそこそと中の様子をのぞいていた訓練生たちは喜びの声をあげます。

.

「ヤッターッ!!」

.

でも、一番に声をあげて、晴のもとにかけつけたのは千里でした。

「晴!おめでと~~~!」

晴と千里は抱き合って喜びます。

.

続いて中に入ってきた訓練生たちとも、続々とハイタッチ。

そんな晴や訓練生たちを見ている国木田も、うれしさでニヤニヤが抑えられなくて、困っています。

.

.

◆晴、とうとう難関突破!

部署が違うのに、駆けつけてきた千里の友情に感動しました。

千里が国木田の心情を探り、それを晴に伝えて、なんとかしろって言ってくれたから危機を脱することができたんですよね。

千里のおかげです。

それと、国木田のニヤニヤ顔ったら。やっぱりそうでなくっちゃ!

.

.

いよいよ実機での訓練が開始されます。

晴たち5人は国木田について、飛行機へと向かいます。

.

そんな中、、、、。

晴の携帯が鳴ります。

「あっ、先に行っていてください」

晴は国木田の声をかけ、訓練生の列からはなれ、立ち止まります。

.

電話は茂雄からでした。

「もしもし、お父さん?」

「晴。母ちゃんが・・・・・・」

晴はその先の予想外の言葉に呆然となります。

「うそ・・・」

.

「ごねんな。晴。

母ちゃん、晴の大事な時だから、心配かけちゃダメだって。

万が一のことがあっても、知らせるなって。

最期までずっと空をみたよ。

.

母ちゃん、最期までしあわせそうだった・・・。

おまえこと、立派になったって。誉めてたぞ。

自分たちの子供だって信じられないって。

自慢の娘だってよ」

.

晴は手で口元を覆って、声を押し殺して泣き出します。

「おまえのファーストフライト。

母ちゃんとふたりで乗るからな!」

.

茂雄の最後の言葉にも頷くのがやっと。

晴は携帯を胸に抱いて、その場で泣き続けています。

.

そこへ様子に見に国木田が戻ってきます。

窓際の柱に身を隠すようにして、声も出さずに泣いている晴をみつける国木田。

「・・・お母さんか?」

.

国木田は晴のそばまで来ると、そっと肩に手を置きます。

そんな国木田に身を寄せ、その胸に顔をうずめて泣きじゃくる晴。

.

国木田は両手で晴の肩を抱き、体を震わせて泣く晴をしっかり受け止めています。

.

国木田の眼差しは、腕の中の晴を見るうち、悲しみから次第に見せたことがないような優し気なものに変わっていきます。

.

そんなふたりの姿を千里が目撃してしまい、複雑な表情を受かべています。。

.

.

◆晴のひとりで泣いている姿が、もう切なくて、切なくて。もらい泣きでボロボロ。

お母さんの晴を応援する強い思いも伝わってきました。

国木田に肩に手を置かれた後、晴から身を寄せたのを見て、ああ、晴も好きなのかもしれないなと。

国木田はその後の表情に出てましたね。

そんなふたりを千里が目撃。

ただ、晴は千里にもそうやってすがって泣いていたと思うんですよね。

どちらも信頼する大切な人には変わりないから。

次回は晴の気持ちがもっとはっきりするんでしょうか???

.

.

【 10月22日 】

実機訓練開始

.

晴は国木田とともに、本格的な実機での訓練に入ります。

真剣な表情で飛行機を点検する晴。

そんな晴を国木田は誇らしげに見守っています。

.

.

(おわり)

.

.

.

ラストシーンの国木田機長のとなりに座る晴を見てドキドキ。

とうとう人を乗せる飛行機を操縦するところまできました!!!

すっご~~い!

よくここまで来たな~~っていう気持ちで胸がいっぱいに。

.

それと同時に、晴が操縦していいのか~~?とオロオロ。

.

正直、うろたえました。

.

国木田はさすがに貫録があって、落ち着いて見ていられるんですが、晴は見てるだけでオロオロするぅぅぅぅ~~。(笑)

がんばれ~~。晴!

.

そうそう、千里は国木田の操縦を見て、完全に惚れてしまったんですよね。4話でね~~。

晴は国木田の隣に座って、どう感じるんだろう。こっちもワクワクします。

.

ドキドキ、オロオロ、ワクワク。

.

次回はもっといっぱいこういう感覚を味わうことに!

.

.

晴が飛行機を操縦してる姿を見て、いままでのいろんなシーンをもう一度見たくなりました。

たとえば、就職試験の時、シュミレーター体験して泣いた1話とか。

はじまりはあそこからでしたから。

アメリカ訓練で初セスナの操縦にビビッた5話とか。

その後の6話、7話とか。

長い長いハードな訓練の過程を見直してみたいです。

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.

次回は最終回。

.

パイロットの資格は取得。

晴れて副操縦士となった晴が、国木田機長と一緒に初フライトです。

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●ミス・パイロット

※過去の記事

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話前にちょっと補足 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話

゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

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2013年12月23日 (月)

ハニー・トラップ・第10話最終回 感想

ハニトラも最終回をむかえました。

.

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ファグアンコープの株価暴落に驚く総和物産。

天音(武田真治)は、来日したファグアンコープの社長に4000億円で会社を買収したいと持ちかけます。

.

社長は美山(AKIRA)の総和物産との契約より、買収を選んでしまいます。

満足して帰ろうとする天音を警察は、不正競争防止法違反で逮捕。

.

実は、ファグアンコープの社長はなつみ(仲間由紀恵)の指示ですべての資産をすでに新会社に移行済み。

社長は天音が逮捕された後、再度、その新会社として総和物産と契約を交わします。

.

.

なんと!

ファグアンコープの株価暴落からここまで、なつみの計画ですって。

なつみは美山のために、ジミー・ウォンと天音を完全に敵にまわしたんですね。

人質に取られていたなつみの母親も、小林(高嶋政伸)の妻子も警察が保護。

.

さらに、小林は、なつみの相場操縦の罪は自分がかぶると言ってくれます。

妻子を人質にとられてるとはいえ、総和物産に不利な契約をさせようとしたから、罪滅ぼしかな。。。

.

この後、なつみが天音の手下に拉致されたりするんですが、美山の必死の捜索で無事みつまりました。

穂積(小澤征悦)は逃亡中。

.

グラフェン技術の特許は総和物産が持ち、ファグアンコープと手を組むということで、お話は終わりました。

.

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しかし、不満がひとつ。

美山となつみが別れてしまうんですよね。

.

この結末には、え?なんで????でした。

海外で働くとか・・・。

涙ながらに別れるんです・・・。

.

結婚してたんじゃないのかい・・・。

ふたりで一緒に暮らしていくために今までがんばってきたんじゃなかったの?

この結末がとっても肩すかしでした。

.

.

でも、警察につかまった天音がなつみのことをしゃべるかもしれない。

警察もなつみをマークするようになるかも。

そうなったら、国外に脱出した方がいいのかもしれないし。

ずっと偽名で生きてきたしなあ~などといろいろ考えたんですけど。

.

でも、そんなことは考えずにふたりで一緒にっていう終わり方にしてほしかったな~。

美山、よく手放したね。ほんと。

.

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株価操作がなつみのアイデアだったというのは、どんでん返しでおもしろかったです。

てっきり、ジミー・ウォンの仕業だと思い込んでいました。

.

.

さて、総括としては、、。

拷問シーンがイヤとかいろいろ不満をこぼしながらも、最後までおもしろく見ることができました。

.

ラスト数回は、どんな手を使ってでも、技術を手に入れたいジミー・ウォンと、内部に何人もスパイがいつつ、必死に技術を守ろうとする総和物産。

総和物産って・・・。

まるで、肉食動物に喰われそうになっている草食動物のように見えて仕方なかったです。(笑)

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これから、企業スパイのドラマもたくさん作られそうですね~。

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●ハニー・トラップ

※過去の記事

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話

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゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

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2013年12月18日 (水)

よろず占い処、陰陽屋・第10話最終回 感想

最終回、良かったです~。最後はうるうる~。見てきて良かった~。

祥明の独特のものの見方がこのドラマの最大の魅力でしたね。(*^ω^*)ノ

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瞬太(知念侑李)は祥明(錦戸亮)の伯母、咲月(山田麻衣子)の子だと源次郎(杉良太郎)が認めました。

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そんな折、祥明の祖母、春代(香山美子)が陰陽屋へ現れます。

安倍家の跡継ぎを探している祥明に、みつかったのかと聞くために。

祥明は返事をしませんが、瞬太を見て、すぐに咲月の忘れ形見だと気づく春代。

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祥明は安倍の家を継ぎたくないために、咲月の子の存在を探していたんですが・・・。

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陰陽屋を営んでいるうちに、瞬太がどれほど育ての親から愛されているか、商店街の人たちに守られて育てられてきたかを知り、気持ちが変化していったようです。

.

その商店街の固い絆を知らせるために、祥明は一芝居打ちます。

春代はそれを見て、瞬太を後継ぎにすることをあきらめ、帰っていきます。

.

さらに、祥明も陰陽屋を店じまい。

瞬太の幸せを守るため、自分が安倍の家を継ぐ決心をします。。。

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安倍の家は代々妖狐が継いできたんですね。妖力があるから。

その能力を受け継いで生まれてきたのは瞬太。

なので、瞬太が継ぐべきなんですけど。

春代はあきらめました。

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咲月が瞬太の存在を親元に隠して、みどり夫婦に託したことを知って、春代はその遺志を尊重しようと思ったようです。

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でも祥明が路子(倉科カナ)に瞬太のことを頼んだりとか、

瞬太だって祥明のことが大好きだし、

路子は当然、祥明を追いかけそうだし、

まだまだ、あの商店街とのつながりは続きそう。

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このドラマは、陰陽師の長い長い物語のひとつのエピソードだったような。。。

これからもずっと続いて、瞬太も路子も祥明も変化していきそうですね。

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.

ラストの実は、商店街の面々だけでなく、学校の生徒たち全員が瞬太がキツネだってことを知っていた~~!

そして、黙ってずっと見守っていた!なんて。。。

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最高に温かいラストシーンで、とてつもなくいい気分になって最終回を見終わりました。

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「いいじゃないか、そんなことどっちでも、

すべてのことに白黒、はっきりつけてどうなる?」

祥明らしい言葉が最後にも飛び出しました。

「また会えますよね?」

「すべては星のめぐり合わせ。会える運命なら会えるさ。

でも、そんなの、おまえは信じないんだろ?」

「信じますよ!自分の都合のいいことなら!」

路子が思いっきり言い切って、祥明を笑わせます。

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でも花より団子・・・。

路子の恋心は一足飛びにはいかないみたい。(笑)

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おもしろかったです。

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●よろず占い処 陰陽屋へようこそ

※過去の記事

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話

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2013年12月17日 (火)

ミス・パイロット・第9話 感想(長文)

【 2013年9月9日 】

実機に乗るためのシュミレーター訓練が始まります。

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晴(堀北真希)もはりきって、訓練に臨むんですが、シュミレーターの扱いに苦戦。

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そんな折、晴は父、茂雄(石倉三郎)から、母、よし美(根岸季衣)がガンで長くは生きられないと聞かされます。

晴がアメリカにいる時に胃が痛いと検査してガンが発覚。

よし美から黙っているようにと、釘を刺されていたものの、あまりにも家に帰って来ない晴に茂雄はたまらず電話で打ち明けてしまいます。

.

当然、ショックで、訓練が手につかなくなる晴。

シュミレーター訓練での国木田(斉藤工)の指導も上の空で。

.

晴の様子がおかしいとすぐに気づいた国木田は、別部署で働く千里(相武紗季)に会い

に行き、たまに話を聞いてやってほしいと頼みます。

「あのう、晴はどうですか?」

「順調・・・・・・とはいえないな」

「まあ、もともと器用な方じゃないから・・・」

「いや、原因は別にある気がする。身が入ってないんだ。

なんていうか、手塚っぽくない」

「たまに話を聞いてやってくれないかな。おまえになら、ほんとのこと言うだろ。

・・・ほんと手塚は手がかかる」

「今日はそれだけですか?熱心ですね」

千里はちょっと嫉妬してそう言います。

国木田はそんな気持ちなど気づいてないようで・・・。

「それだけじゃねえよ。

おまえは?ちゃんとやってるのか?

上司の矢沢さんはおまえのことを誉めたけど。

たまには愚痴ったり、凹んだりしたっていいんだよ。

おまえの口からそんなのあまり聞かないからさ。

自分を追い込むことは悪いことじゃない。

でもおまえの場合、度が過ぎるからさ。

追い込む過ぎると、いつか糸が切れちまうぞ」

「・・・すいません」

「話ならいくらでも聞く。すこしづつ変わっていかないとな。

悪いクセなら俺が直してやる」

「はい」

「それに俺の話も聞いてくれよ。

P訓のバカ話、話せるのはお前しかいないんだから。飯でもおごるからよ」

国木田の言葉にすごくうれしそうな千里です。

.

.

★だめでしょ。普通に。口説いてるでしょう。これ。

アメリカ訓練の時は、人を励ますのは苦手だと困り果てていた人が。

自分が訓練生と距離を置いてきたことに猛反省したのか、自然に成長したのか。

距離を取っ払いすぎ・・・。(笑)

これは十分誤解します。いや、誤解しても千里のせいじゃないな。

というか、元々こういう人なのか?(笑)

.

.

晴は必死に訓練に集中しようとしますが。。。

どうしてもよし美のことが頭から離れず・・・。

とうとう、国木田に訓練ストップを申し渡されます。

「手塚、明日の訓練は休め。

これ以上続けても逆効果だ。

お前の問題は技術じゃない。心の方だ。

それに、おまえのコマには山田の補習をいれる。

おまえほどじゃないが、あいつも苦戦してるんだ。
.
明日一日、訓練を忘れて頭の中をスッキリさせて来い」

.

.

そのもらった休暇で、晴はようやく実家に戻ります。

現実を受け止めるのが怖いのか、店の前でためらう晴。

ビールケースを運ぼうとするよし美をみつけ、とっさに駆け寄り、それを奪うように持つと店へと入って行きます。

「母さんのこと、聞いた?びっくりしたでしょう?」

よし美の問いかけに、言葉も返せない晴・・・。

「お母ちゃん、入院するんだ。店は閉める。ひばりは閉店する。

ずっと母ちゃんと店を開けてきたけど、

ひとりじゃ、どうしていいかわからない。

看病もあるし、俺ひとりじゃな」

茂雄も疲れた顔をしてそう言います。

晴は言葉少なに両親の居酒屋をあとにして、とぼとぼと寮へと向かいます。

.

翌日から、訓練の後、居酒屋の手伝いに駆けつける晴。

訓練が終わったら、居残って自習すると他の訓練生には言い、寮には戻らずその足で居酒屋へ。

その後、寮へ帰って遅くまで勉強する晴。

けれど、そんなことをしていて訓練に集中できるはずもなく・・・。

ますます他の訓練生から遅れを取っていきます。

.

訓練の遅れを聞いた千里は、「夜の自習につきあうよ!」と快く申し出てくれるのですが、晴は居酒屋の手伝いを知られたくなくて断ってしまいます。

そんな晴を不審に思って千里は何か隠してるんじゃないか?とたずねます。

でも、晴は、「隠し事なんて何もない」というばかり。。。

.

国木田も晴の目の下に大きなクマを発見。

「ちゃんと休めるときは休めよ!」と心配して声をかけてます。。。

.

連日続く居酒屋と訓練の両立で、疲労困憊した晴は、とうとう訓練後に、バッタリと倒れてしまいます・・・。

.

.

★よし美が病気になって心細いのはわかるし、娘に甘えたいのもわかる。

でも、お父さん、、、。

晴が毎日、訓練の後、手伝いに来てることを心配しなかったのかな?

どの程度の勉強をし、訓練を受けてるのかもわからないし、気軽に構えていたみたいだけれど。

しかし、あの居酒屋、広いですよね。ほんとに2人で切り盛りできるもんかな。

たくさんお客が入りそうだけれど・・・。

.

.

晴は国木田や凛子たちによって医務室に運ばれます。

そこへ駆けつけてくる訓練生たち。

「睡眠不足からくる貧血だ」

国木田が病状を説明します。

晴のことを好きな岸井(間宮祥太朗)は一番に怒ります。

「おまえ!もう夜中の自習を辞めろ!」

「いや、夜中に自習してたのは、毎晩実家の居酒屋の手伝いしてたからだよな」

国木田がすかさず、みんなに説明。

「教官!」

晴は思わず、国木田の言葉を遮ります。

それを聞いた訓練生たちは驚きます。

「実家って。居酒屋だったよな?」と諸星(庄野崎譲)。

再び一番に怒るのは岸井。。。

「おまえ、なんでそんなことしてんだよ?

今、一番キツイ時期だろ?

店の手伝いって。訓練よりも優先させることか?」

怒りが治まりません。

.

晴は仕方なく、隠していた事情を話し始めます。

「・・・お母さんが具合悪くなっちゃって。

もうよくならないんだって。

お父さんが言うんだよ、店も閉めるって。

でも、お母さん、入院して治療つづけてるし。

完治するかもしれないじゃない?

まだわかんないよね?

お母さんが元気になった時、店がなかったら困るでしょ?

店があれば帰ってこられるのに・・・」

それを聞いて、もう誰も何も言えなくなってしまいます。

そんな中、国木田は晴を諭します。

「親孝行な娘かもしれないけど、

パイロット訓練生としては褒められたもんじゃないな」

「でも・・・」

「パイロットはそんな片手間でなれるような甘い仕事じゃないんだ。

実家には俺から電話しておく。

おまえは2,3日休め」

そういうと、国木田はさっさと医務室から出て行きます。

.

その医務室から出た国木田が向かったのは千里のところ。

国木田は晴が倒れたことを伝えます。

「言い過ぎたかな?

あの場で言うことじゃなかったかな?

親孝行なんてやめて試験に集中しろって言ったら鬼だよな・・・」

自己嫌悪に陥ってる国木田。

「・・・でも、国木田さんの気持ちは?」

「そりゃ、何より飛ぶことを優先してほしいよ。

フライト中に家族になんかあるかもしれない。

親の死に目にだって会えないかもしれない。

でも、俺たちは飛ぶんだ。

パイロットの仕事にはそれだけの覚悟が必要なんだ」

はっきりとそういう国木田に千里も頷きます。

「私も国木田さんは間違ってないと思います」

.

千里が晴のところへ見舞いにやってきます。

「隠し事はないんじゃなかったの?なにしてんのよ。あんたは。。。

私がディスパッチャーになった時、あんたが飛んでなかったら意味ないんだからね!」

これでも慰めているつもりの千里です・・・。 

晴はベッドから起き上がります。

「・・・しょうがないじゃない。

私だってどうしたらいいのか、わかんないんだから。

私、お母さんってずっと生きてるもんだと思ってた。

死んじゃうなんて、もっとずっと先のことだと思ってた。

それなのに急に・・・。

「でも、あんた、パイロットのなるんじゃなかったの?

ねえ、今は訓練に集中する時でしょ?」

「わかってるよ!

みんなに取り残されて、焦らないわけないでしょ?

でも、どうしてもお母さんのことばっかり考えちゃうの。

パイロットになれるかどうか先のことは不安だけれど、どうしても昔ことばっかり思い出しちゃうの」

「晴、パイロットはもうあんた一人の夢じゃないんだよ・・・」

「でも!

なんかしてないとお母さんのことあきらめるみたいで怖いの!

千里、私、私、どうしたらいい?」

.

.

★泣きながら、千里に本心を打ち明ける晴。

晴のリアクションって派手じゃないけれど、その分、リアリティがあるというか。

母親の病気を知って呆然としたり、現実に向かい合いたくなくて実家からの電話を避けたり、途方に暮れてトボトボと歩く様子とか、こんな感じだよな~と思わせます。

それに、店を手伝う気持ちも、理解できる。

最後の千里にすがるところなんて、ボロボロ泣けて仕方なかったです。。。

.

.

翌日、寝てろと言われたのに、やはり実家の居酒屋へ足を向けてしまう晴。

店の前まで来ると、中からにぎやかなお客の声と千里の声が!

晴が驚いて、中に入って行くと、店には千里だけではなく、男子訓練生4人が思い通りの格好をして店を手伝ってくれています。

.

さらに、凛子(菜々緒)やすず(桜庭ななみ)、かのこ(藤澤恵麻)まで次々とやってきて。。。

「みんな、なんでいるの?」

「こんだけ人数、いれば晴より役に立つだろ」と岸井。

みんなは代わりに店を手伝うから、晴には帰って休めと口々に言ってくれます。

.

最後に店に入ってきたのは、前掛けをかけた国木田。

厨房にいたであろう格好の国木田を見て、晴は仰天します。

「ただいま戻りました~」

手には大根が入ったスーパーの袋をぶら下げています。

「・・・教官」

「ああ、おまえ、何してるの?」

「・・・いや、そちらこそ」

「見極め試験は予定どおりやるからな!

それまでしっかり休まないと大変だぞ!」

国木田は厨房の中に買ってきたものを置くと、立ち尽くしてる晴を店の外へと連れ出します。

「手塚、ちょっと!

みんな、応援してるんだ。しっかりやれよ」

「教官、あの・・・どうして?」

国木田は気恥ずかしいのか、ふたりになると目を逸らしたまま。。。

「大事な教え子のためだ。当然だろ。

おまえ、はやく帰って寝ろ!」

言葉とは裏腹に少し優しい口調でそういうと、国木田は晴を残して、店へと戻って行きます。

「ありがとう・・・」

晴はそのまま、寮へ戻ります。

.

.

居酒屋の営業が終了して、茂雄は国木田たちにお茶を出しています。

「晴、がんばってるんで、応援したいんです」と千里。

「晴がいたら心強いんですよ」と山田(藤井流星)。

「あいつのペースに巻き込まれて、ここまで来れたんで。

だから俺たち晴には感謝してるんです」と岸井。

最後に国木田が茂雄に頭を下げます。

「手塚のことは安心して俺たちに任せてください」

茂雄は晴の仲間や教官の言葉に恐縮するばかり。

「ほんとにありがとうございます」

.

.

居酒屋を手伝った後、国木田と千里はふたりでお酒を飲みに。。。

「大学の時以来だ。居酒屋手伝うの~」

国木田は楽しそうに笑います。

「私は初めてでした。飲食業」

「そんなやつがよくこんなこと考えついたな」

晴に泣きつかれて、千里がみんなを誘って手伝いに行ったようです。

.

「でもほんとは私、まだちょっと晴のことうらやましいです。

みんなに励まされて、支えられて、パイロットになれるなんて。

晴のことを見てると自分が足踏みしてる気がして焦ります」

弱音を吐いていいと言われていた千里は、思い切って自分の気持ちを打ち明けます。

「大丈夫。おまえはおまえでちゃんと成長してる。

俺もそうだったんだ。

おまえと同じでバディがうらやましかった。

相葉玄太。

俺の同期で俺のバディ」

「その人ってうちでパイロットやってます?」

「いや、・・・もうこの世にいない。

そいつさ、いつでもどんな局面でも前だけ見てる男でさ。

何回失敗しても心が折れないんだよね。

それだけが取り柄でさ。

技術も知識も俺の方が上なのに。

そいつには全然勝てる気がしなくてさ。

訓練しながら、ああ、こういうやつがパイロットに向いてるんだなってずっと嫉妬してた。

俺はいくら訓練しても不安で不安で仕方なかった。

おまえの気持ちはよお~くわかる。

だから、俺はおまえをほっとけないんだよ」

千里は国木田が自分のことを話してくれたことがうれしくて、国木田をもっと引き留めておきたくなってしまいます。

「もう一杯飲みません?」

.

数日後、居酒屋によし美の姿が復活します。

店に顔を出した晴は驚きます。

「お母さん、大丈夫なの?」

「晴に無理させてたなんて病院で寝てる場合じゃないでしょう?

病院より店に出てた方が元気になる気がするから」

厨房の奥から茂雄も言います。

「だから、もうおまえの助けは必要ない。

みなさんの手伝いも断ったんだ。

これから、また母さんとやっていくから」

よし美は晴を椅子に座らせるとニッコリ微笑みます。

「晴のまわりにはたくさんの人がいて、お母さんがいなくなっても大丈夫そうね」

「お母さん!やめてよ、そんなの考えたくもない」

つい声を荒げて、うつむいてしまう晴。

.

「・・・お母さん、海苔巻、巻いて」

「わかった!」

いつも何かあると海苔巻を食べる晴。よし美は勢いよく頷いて厨房に入っていきます。

「お母さん、ねえ、覚えてる?

小さい時、ふたりが店に出てるときは私部屋にひとりぼっちでさ。

でも時々、お母さんが海苔巻持って来てくれるの。

切らないで長いまま。それ食べてる間は寂しくなくてさ。

だから食べ終わるの、もったいなくて、ゆっくり、ゆっくり、食べたんだ」

「あんなに小さかったのに、もうすぐパイロットだものね!

夢にも思わなかった!」

.

誇らしそうに晴を見るよし美。

「私も!」

「お母さんね、目標があるの。

晴が一人前のパイロットになるまでがんばろうって思ってる。

だって、晴の操縦する飛行機、乗りたいもん!」

「高いところ、大丈夫?」

「晴が操縦するんだもん!怖くないよ!

応援してる!」

「うん。

絶対がんばるから!」

よし美は作りたての海苔巻を晴の前に置きます。

晴はその海苔巻を頬張り。

よし美はそんな娘の姿をずっと笑顔でみつめています。

.

.

★晴とよし美のやりとり、後ろで物言いたげに見ている茂雄。

よし美は相当、体調がよくないんでしょうね。

でも、口止めされていて、何も言えない感じでした。

.

.

【 9月27日 】

晴、みきわめ試験に合格。

.

晴は外で待っていた千里に合格したことを伝えます。

「これでやっとステップ2だ~~」

「あんた、いちいち手こずるの止めてくれる?」

あきれながらも喜んでくれる千里。

.

「千里、隠し事してて、ごめん。もう二度とナシにするね」

「だったら、私も隠し事しない。

前に好きな人がいるって話したでしょ?

私さ、国木田さんのことが好きなんだ」

.

晴は衝撃で言葉を失ってしまいます。。。

.

.

.

大勢でお店を手伝うとか、

国木田が茂雄に「晴のことはまかせてください」というところとか、

よし美が病気なのに退院してきて、お店復活とか、

この一連の流れが、ストンと納得できなかったんです。

.

でも、2度目見て、「親孝行なんてやめて試験に集中しろって言ったら鬼だよな。

そりゃ、何より飛ぶことを優先してほしいよ」って言葉が鍵になって、流れが理解できました。

.

大勢で押しかけたのも、このメンバーみんなでパイロットを目指してること。

仲間が応援してることを茂雄に気付いてほしかったから。

.

教官の「手塚のことは~」は、パイロット試験に集中させてやってくださいという意味ですね。

そうすれば、自分が必ずパイロットにしてみせますって。

.

ただ、父親の茂雄にはあまり伝わってないみたい。

.

母親のよし美の方は、病院で、晴が倒れたことや、みんなが手伝いに来たことを聞いて、すぐに晴の現状をわかってしまうんですね。

.

寝てる場合じゃない。自分のことで娘の試験に支障が出てると。

.

だから、店を開けて、元気じゃないのに、元気をアピール。

晴の操縦する飛行機に乗るまで死なないから、がんばれ!と娘を叱咤するんですね。

.

それでまた、晴は訓練に集中できるようになっていきます。

.

結局は国木田の言っていた方向にまとまったんですが。

それを一番、理解して、力を貸してくれたのが母親のよし美だったんですね。

.

でも、娘が親元を離れて4年。

完全に手が離れたと思っていたのに、やはり自分が病気だと知ったら、こんなに崩れてしまう。

よし美は最後にもうひとふんばり、娘のために奮起するしかない。

娘を支えながら最期を迎える、よし美の選んだ生き方なんですね。

そんな最期はきっと、しあわせなんだろうと思います。

.

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●ミス・パイロット

※過去の記事

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話前にちょっと補足 第5話 第6話 第7話 第8話

゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

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2013年12月15日 (日)

ハニー・トラップ・第9話 感想

おもしろくなってきましたね~。

.

最新技術を盗むのに必死。

最新技術を盗んだ会社が、盗まれた会社に乗り込んできて、自分たちと契約しろと迫るなんて。。。

なんて厚かましい。(;´Д`A ```

あまり厚かましい人には驚いてしまって、思考停止してしまいますね。(笑)

.

.

美山(AKIRA)となつみ(仲間由紀恵)はなつみの母親が病院にいることを突き止めます。

けれど、乗り込むのは止めて、警察に任せます。

その動きをすぐに察知したジミー・ウォン一派は、なつみの母親と小林の妻子を連れて逃走してしまいます。

.

小林は妻子を人質に取られ、天音(武田真治)のいいなりに。

総和物産に乗り込み、ジミー・ウォンにグラフェンデータを盗まれたのだから、特許はジミー・ウォンに譲渡し、総和物産は製品開発など、下請けの仕事を一手に扱う契約をしてはどうかと提案します。

総和物産の取締役たちは、すこしでも儲けになるのならとそれを了承しますが・・・。

.

それを聞かされた美山は急いで会社に戻り、ジミー・ウォンのライバルの中国新興企業ファグアンコープと取引することを提案します。

.

なつみが中国へ飛んで話をつけてくれたおかげで、ファグアンコープとの契約はあっさりまとまり、特許を総和物産が持ち、商品開発を共同でということに。

.

天音にはすぐにジミー・ウォンから電話が。

ジミー・ウォンは、ファグアンコープと総和物産の契約のことをすでに知っており、さらに、なつみが天音に渡したグラフェンデータは偽物だったことを伝えます。

.

もう一度、何か策を弄して、グラフェンデータを盗もうとする天音。

.

.

ジミー・ウォンは総和物産と契約したファグアンコープ全体を飲み込もうとします。

ファグアンコープの悪い噂を流し、株価を暴落させ、乗っ取りを企てるのでした。

.

.

これが、すごい。

この力技。

どんなことをしても、グラフェン技術を手に入れると、ファグアンコープを飲みこみにかかりました。

ジミー・ウォン。まさに、肉食系ですよね。。。

.

でも、グラフェンデータは総和物産にあるわけで、ファグアンコープを手に入れても商品開発ができるようになるだけなんですけどね。。。

ああ、そこで、天音が再び暗躍しようとしてるんですね。

.

.

さて、警察と小林の部下たちは情報を共有して、小林の妻子となつみの母親の監禁場所を突き止めました。

どうなるんでしょうか・・・。

.

ようやく太洋国際特許事務所が動き出しましたね。(*^m^)

次回は最終回。

.

美山たちがグラフェン技術を守れるか。

なつみはどうなっちゃうのか。

興味津々です。(≧∇≦)

.

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●ハニー・トラップ

※過去の記事

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話

゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

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