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2013年12月17日 (火)

ミス・パイロット・第9話 感想(長文)

【 2013年9月9日 】

実機に乗るためのシュミレーター訓練が始まります。

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晴(堀北真希)もはりきって、訓練に臨むんですが、シュミレーターの扱いに苦戦。

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そんな折、晴は父、茂雄(石倉三郎)から、母、よし美(根岸季衣)がガンで長くは生きられないと聞かされます。

晴がアメリカにいる時に胃が痛いと検査してガンが発覚。

よし美から黙っているようにと、釘を刺されていたものの、あまりにも家に帰って来ない晴に茂雄はたまらず電話で打ち明けてしまいます。

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当然、ショックで、訓練が手につかなくなる晴。

シュミレーター訓練での国木田(斉藤工)の指導も上の空で。

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晴の様子がおかしいとすぐに気づいた国木田は、別部署で働く千里(相武紗季)に会い

に行き、たまに話を聞いてやってほしいと頼みます。

「あのう、晴はどうですか?」

「順調・・・・・・とはいえないな」

「まあ、もともと器用な方じゃないから・・・」

「いや、原因は別にある気がする。身が入ってないんだ。

なんていうか、手塚っぽくない」

「たまに話を聞いてやってくれないかな。おまえになら、ほんとのこと言うだろ。

・・・ほんと手塚は手がかかる」

「今日はそれだけですか?熱心ですね」

千里はちょっと嫉妬してそう言います。

国木田はそんな気持ちなど気づいてないようで・・・。

「それだけじゃねえよ。

おまえは?ちゃんとやってるのか?

上司の矢沢さんはおまえのことを誉めたけど。

たまには愚痴ったり、凹んだりしたっていいんだよ。

おまえの口からそんなのあまり聞かないからさ。

自分を追い込むことは悪いことじゃない。

でもおまえの場合、度が過ぎるからさ。

追い込む過ぎると、いつか糸が切れちまうぞ」

「・・・すいません」

「話ならいくらでも聞く。すこしづつ変わっていかないとな。

悪いクセなら俺が直してやる」

「はい」

「それに俺の話も聞いてくれよ。

P訓のバカ話、話せるのはお前しかいないんだから。飯でもおごるからよ」

国木田の言葉にすごくうれしそうな千里です。

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★だめでしょ。普通に。口説いてるでしょう。これ。

アメリカ訓練の時は、人を励ますのは苦手だと困り果てていた人が。

自分が訓練生と距離を置いてきたことに猛反省したのか、自然に成長したのか。

距離を取っ払いすぎ・・・。(笑)

これは十分誤解します。いや、誤解しても千里のせいじゃないな。

というか、元々こういう人なのか?(笑)

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晴は必死に訓練に集中しようとしますが。。。

どうしてもよし美のことが頭から離れず・・・。

とうとう、国木田に訓練ストップを申し渡されます。

「手塚、明日の訓練は休め。

これ以上続けても逆効果だ。

お前の問題は技術じゃない。心の方だ。

それに、おまえのコマには山田の補習をいれる。

おまえほどじゃないが、あいつも苦戦してるんだ。
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明日一日、訓練を忘れて頭の中をスッキリさせて来い」

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そのもらった休暇で、晴はようやく実家に戻ります。

現実を受け止めるのが怖いのか、店の前でためらう晴。

ビールケースを運ぼうとするよし美をみつけ、とっさに駆け寄り、それを奪うように持つと店へと入って行きます。

「母さんのこと、聞いた?びっくりしたでしょう?」

よし美の問いかけに、言葉も返せない晴・・・。

「お母ちゃん、入院するんだ。店は閉める。ひばりは閉店する。

ずっと母ちゃんと店を開けてきたけど、

ひとりじゃ、どうしていいかわからない。

看病もあるし、俺ひとりじゃな」

茂雄も疲れた顔をしてそう言います。

晴は言葉少なに両親の居酒屋をあとにして、とぼとぼと寮へと向かいます。

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翌日から、訓練の後、居酒屋の手伝いに駆けつける晴。

訓練が終わったら、居残って自習すると他の訓練生には言い、寮には戻らずその足で居酒屋へ。

その後、寮へ帰って遅くまで勉強する晴。

けれど、そんなことをしていて訓練に集中できるはずもなく・・・。

ますます他の訓練生から遅れを取っていきます。

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訓練の遅れを聞いた千里は、「夜の自習につきあうよ!」と快く申し出てくれるのですが、晴は居酒屋の手伝いを知られたくなくて断ってしまいます。

そんな晴を不審に思って千里は何か隠してるんじゃないか?とたずねます。

でも、晴は、「隠し事なんて何もない」というばかり。。。

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国木田も晴の目の下に大きなクマを発見。

「ちゃんと休めるときは休めよ!」と心配して声をかけてます。。。

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連日続く居酒屋と訓練の両立で、疲労困憊した晴は、とうとう訓練後に、バッタリと倒れてしまいます・・・。

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★よし美が病気になって心細いのはわかるし、娘に甘えたいのもわかる。

でも、お父さん、、、。

晴が毎日、訓練の後、手伝いに来てることを心配しなかったのかな?

どの程度の勉強をし、訓練を受けてるのかもわからないし、気軽に構えていたみたいだけれど。

しかし、あの居酒屋、広いですよね。ほんとに2人で切り盛りできるもんかな。

たくさんお客が入りそうだけれど・・・。

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晴は国木田や凛子たちによって医務室に運ばれます。

そこへ駆けつけてくる訓練生たち。

「睡眠不足からくる貧血だ」

国木田が病状を説明します。

晴のことを好きな岸井(間宮祥太朗)は一番に怒ります。

「おまえ!もう夜中の自習を辞めろ!」

「いや、夜中に自習してたのは、毎晩実家の居酒屋の手伝いしてたからだよな」

国木田がすかさず、みんなに説明。

「教官!」

晴は思わず、国木田の言葉を遮ります。

それを聞いた訓練生たちは驚きます。

「実家って。居酒屋だったよな?」と諸星(庄野崎譲)。

再び一番に怒るのは岸井。。。

「おまえ、なんでそんなことしてんだよ?

今、一番キツイ時期だろ?

店の手伝いって。訓練よりも優先させることか?」

怒りが治まりません。

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晴は仕方なく、隠していた事情を話し始めます。

「・・・お母さんが具合悪くなっちゃって。

もうよくならないんだって。

お父さんが言うんだよ、店も閉めるって。

でも、お母さん、入院して治療つづけてるし。

完治するかもしれないじゃない?

まだわかんないよね?

お母さんが元気になった時、店がなかったら困るでしょ?

店があれば帰ってこられるのに・・・」

それを聞いて、もう誰も何も言えなくなってしまいます。

そんな中、国木田は晴を諭します。

「親孝行な娘かもしれないけど、

パイロット訓練生としては褒められたもんじゃないな」

「でも・・・」

「パイロットはそんな片手間でなれるような甘い仕事じゃないんだ。

実家には俺から電話しておく。

おまえは2,3日休め」

そういうと、国木田はさっさと医務室から出て行きます。

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その医務室から出た国木田が向かったのは千里のところ。

国木田は晴が倒れたことを伝えます。

「言い過ぎたかな?

あの場で言うことじゃなかったかな?

親孝行なんてやめて試験に集中しろって言ったら鬼だよな・・・」

自己嫌悪に陥ってる国木田。

「・・・でも、国木田さんの気持ちは?」

「そりゃ、何より飛ぶことを優先してほしいよ。

フライト中に家族になんかあるかもしれない。

親の死に目にだって会えないかもしれない。

でも、俺たちは飛ぶんだ。

パイロットの仕事にはそれだけの覚悟が必要なんだ」

はっきりとそういう国木田に千里も頷きます。

「私も国木田さんは間違ってないと思います」

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千里が晴のところへ見舞いにやってきます。

「隠し事はないんじゃなかったの?なにしてんのよ。あんたは。。。

私がディスパッチャーになった時、あんたが飛んでなかったら意味ないんだからね!」

これでも慰めているつもりの千里です・・・。 

晴はベッドから起き上がります。

「・・・しょうがないじゃない。

私だってどうしたらいいのか、わかんないんだから。

私、お母さんってずっと生きてるもんだと思ってた。

死んじゃうなんて、もっとずっと先のことだと思ってた。

それなのに急に・・・。

「でも、あんた、パイロットのなるんじゃなかったの?

ねえ、今は訓練に集中する時でしょ?」

「わかってるよ!

みんなに取り残されて、焦らないわけないでしょ?

でも、どうしてもお母さんのことばっかり考えちゃうの。

パイロットになれるかどうか先のことは不安だけれど、どうしても昔ことばっかり思い出しちゃうの」

「晴、パイロットはもうあんた一人の夢じゃないんだよ・・・」

「でも!

なんかしてないとお母さんのことあきらめるみたいで怖いの!

千里、私、私、どうしたらいい?」

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★泣きながら、千里に本心を打ち明ける晴。

晴のリアクションって派手じゃないけれど、その分、リアリティがあるというか。

母親の病気を知って呆然としたり、現実に向かい合いたくなくて実家からの電話を避けたり、途方に暮れてトボトボと歩く様子とか、こんな感じだよな~と思わせます。

それに、店を手伝う気持ちも、理解できる。

最後の千里にすがるところなんて、ボロボロ泣けて仕方なかったです。。。

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翌日、寝てろと言われたのに、やはり実家の居酒屋へ足を向けてしまう晴。

店の前まで来ると、中からにぎやかなお客の声と千里の声が!

晴が驚いて、中に入って行くと、店には千里だけではなく、男子訓練生4人が思い通りの格好をして店を手伝ってくれています。

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さらに、凛子(菜々緒)やすず(桜庭ななみ)、かのこ(藤澤恵麻)まで次々とやってきて。。。

「みんな、なんでいるの?」

「こんだけ人数、いれば晴より役に立つだろ」と岸井。

みんなは代わりに店を手伝うから、晴には帰って休めと口々に言ってくれます。

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最後に店に入ってきたのは、前掛けをかけた国木田。

厨房にいたであろう格好の国木田を見て、晴は仰天します。

「ただいま戻りました~」

手には大根が入ったスーパーの袋をぶら下げています。

「・・・教官」

「ああ、おまえ、何してるの?」

「・・・いや、そちらこそ」

「見極め試験は予定どおりやるからな!

それまでしっかり休まないと大変だぞ!」

国木田は厨房の中に買ってきたものを置くと、立ち尽くしてる晴を店の外へと連れ出します。

「手塚、ちょっと!

みんな、応援してるんだ。しっかりやれよ」

「教官、あの・・・どうして?」

国木田は気恥ずかしいのか、ふたりになると目を逸らしたまま。。。

「大事な教え子のためだ。当然だろ。

おまえ、はやく帰って寝ろ!」

言葉とは裏腹に少し優しい口調でそういうと、国木田は晴を残して、店へと戻って行きます。

「ありがとう・・・」

晴はそのまま、寮へ戻ります。

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居酒屋の営業が終了して、茂雄は国木田たちにお茶を出しています。

「晴、がんばってるんで、応援したいんです」と千里。

「晴がいたら心強いんですよ」と山田(藤井流星)。

「あいつのペースに巻き込まれて、ここまで来れたんで。

だから俺たち晴には感謝してるんです」と岸井。

最後に国木田が茂雄に頭を下げます。

「手塚のことは安心して俺たちに任せてください」

茂雄は晴の仲間や教官の言葉に恐縮するばかり。

「ほんとにありがとうございます」

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居酒屋を手伝った後、国木田と千里はふたりでお酒を飲みに。。。

「大学の時以来だ。居酒屋手伝うの~」

国木田は楽しそうに笑います。

「私は初めてでした。飲食業」

「そんなやつがよくこんなこと考えついたな」

晴に泣きつかれて、千里がみんなを誘って手伝いに行ったようです。

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「でもほんとは私、まだちょっと晴のことうらやましいです。

みんなに励まされて、支えられて、パイロットになれるなんて。

晴のことを見てると自分が足踏みしてる気がして焦ります」

弱音を吐いていいと言われていた千里は、思い切って自分の気持ちを打ち明けます。

「大丈夫。おまえはおまえでちゃんと成長してる。

俺もそうだったんだ。

おまえと同じでバディがうらやましかった。

相葉玄太。

俺の同期で俺のバディ」

「その人ってうちでパイロットやってます?」

「いや、・・・もうこの世にいない。

そいつさ、いつでもどんな局面でも前だけ見てる男でさ。

何回失敗しても心が折れないんだよね。

それだけが取り柄でさ。

技術も知識も俺の方が上なのに。

そいつには全然勝てる気がしなくてさ。

訓練しながら、ああ、こういうやつがパイロットに向いてるんだなってずっと嫉妬してた。

俺はいくら訓練しても不安で不安で仕方なかった。

おまえの気持ちはよお~くわかる。

だから、俺はおまえをほっとけないんだよ」

千里は国木田が自分のことを話してくれたことがうれしくて、国木田をもっと引き留めておきたくなってしまいます。

「もう一杯飲みません?」

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数日後、居酒屋によし美の姿が復活します。

店に顔を出した晴は驚きます。

「お母さん、大丈夫なの?」

「晴に無理させてたなんて病院で寝てる場合じゃないでしょう?

病院より店に出てた方が元気になる気がするから」

厨房の奥から茂雄も言います。

「だから、もうおまえの助けは必要ない。

みなさんの手伝いも断ったんだ。

これから、また母さんとやっていくから」

よし美は晴を椅子に座らせるとニッコリ微笑みます。

「晴のまわりにはたくさんの人がいて、お母さんがいなくなっても大丈夫そうね」

「お母さん!やめてよ、そんなの考えたくもない」

つい声を荒げて、うつむいてしまう晴。

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「・・・お母さん、海苔巻、巻いて」

「わかった!」

いつも何かあると海苔巻を食べる晴。よし美は勢いよく頷いて厨房に入っていきます。

「お母さん、ねえ、覚えてる?

小さい時、ふたりが店に出てるときは私部屋にひとりぼっちでさ。

でも時々、お母さんが海苔巻持って来てくれるの。

切らないで長いまま。それ食べてる間は寂しくなくてさ。

だから食べ終わるの、もったいなくて、ゆっくり、ゆっくり、食べたんだ」

「あんなに小さかったのに、もうすぐパイロットだものね!

夢にも思わなかった!」

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誇らしそうに晴を見るよし美。

「私も!」

「お母さんね、目標があるの。

晴が一人前のパイロットになるまでがんばろうって思ってる。

だって、晴の操縦する飛行機、乗りたいもん!」

「高いところ、大丈夫?」

「晴が操縦するんだもん!怖くないよ!

応援してる!」

「うん。

絶対がんばるから!」

よし美は作りたての海苔巻を晴の前に置きます。

晴はその海苔巻を頬張り。

よし美はそんな娘の姿をずっと笑顔でみつめています。

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.

★晴とよし美のやりとり、後ろで物言いたげに見ている茂雄。

よし美は相当、体調がよくないんでしょうね。

でも、口止めされていて、何も言えない感じでした。

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【 9月27日 】

晴、みきわめ試験に合格。

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晴は外で待っていた千里に合格したことを伝えます。

「これでやっとステップ2だ~~」

「あんた、いちいち手こずるの止めてくれる?」

あきれながらも喜んでくれる千里。

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「千里、隠し事してて、ごめん。もう二度とナシにするね」

「だったら、私も隠し事しない。

前に好きな人がいるって話したでしょ?

私さ、国木田さんのことが好きなんだ」

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晴は衝撃で言葉を失ってしまいます。。。

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大勢でお店を手伝うとか、

国木田が茂雄に「晴のことはまかせてください」というところとか、

よし美が病気なのに退院してきて、お店復活とか、

この一連の流れが、ストンと納得できなかったんです。

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でも、2度目見て、「親孝行なんてやめて試験に集中しろって言ったら鬼だよな。

そりゃ、何より飛ぶことを優先してほしいよ」って言葉が鍵になって、流れが理解できました。

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大勢で押しかけたのも、このメンバーみんなでパイロットを目指してること。

仲間が応援してることを茂雄に気付いてほしかったから。

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教官の「手塚のことは~」は、パイロット試験に集中させてやってくださいという意味ですね。

そうすれば、自分が必ずパイロットにしてみせますって。

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ただ、父親の茂雄にはあまり伝わってないみたい。

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母親のよし美の方は、病院で、晴が倒れたことや、みんなが手伝いに来たことを聞いて、すぐに晴の現状をわかってしまうんですね。

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寝てる場合じゃない。自分のことで娘の試験に支障が出てると。

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だから、店を開けて、元気じゃないのに、元気をアピール。

晴の操縦する飛行機に乗るまで死なないから、がんばれ!と娘を叱咤するんですね。

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それでまた、晴は訓練に集中できるようになっていきます。

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結局は国木田の言っていた方向にまとまったんですが。

それを一番、理解して、力を貸してくれたのが母親のよし美だったんですね。

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でも、娘が親元を離れて4年。

完全に手が離れたと思っていたのに、やはり自分が病気だと知ったら、こんなに崩れてしまう。

よし美は最後にもうひとふんばり、娘のために奮起するしかない。

娘を支えながら最期を迎える、よし美の選んだ生き方なんですね。

そんな最期はきっと、しあわせなんだろうと思います。

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●ミス・パイロット

※過去の記事

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話前にちょっと補足 第5話 第6話 第7話 第8話

゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

◆ 終わりまで読んでくださってありがとうございます ◆

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