東京バンドワゴン・第4話
しみじみ泣けるお話でした。
めちゃめちゃ良かった。
いろいろあるんだけれど、結局は包み込んでしまう、堀田家のひとりひとりのあったかさにホロリとしてしまいました。
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秋の夜長に落ち着いて見るドラマです。
青がほんとに頼もしい。
すずみとの間に絆まで感じさせてくれました。
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槙野すずみ(多部未華子)が槙原みすずと名前を変えて、堀田家に押しかけ女房になったのは、青(亀梨和也)の姉の藍子(ミムラ)がどんな人なのか知りたかったためでした。
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堀田家では蔵の古書が荒らされたり、藍子の描きかけの絵が傷つけられたりという事件がおきます。
すずみがやってきてから起きた事件だったから、紺(金子オブアキ)は持ち前の行動力を発揮して、いろいろ調べはじめます。
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その結果、すずみが名前を偽っていること。それが藍子に関係していることがわかります。
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堀田家に置き手紙を置いて、飛び出したすずみを追いかけてきたのは青。
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すずみは青に、3週間前に父親が亡くなり、その死の直前に、お前に妹がいるかもしれないと打ち明けられたとを告白します。
父親が母親や自分を裏切っていたことにパニック状態になって、父親の手帳に記された藍子のところへやってきたと言います。
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好きになった青が藍子の弟だったことは偶然みたい。
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青のことは大好きだし、堀田家も好きだけれど、藍子のことは憎んでしまうというすずみを青は堀田家に連れ戻します。
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藍子も紺からすずみの素性を聞いています。
藍子はシングルマザーで娘の花陽を育ててきましたが、相手の男性のことは誰にも伝えていませんでした。
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けれど、紺が調べたら、あっという間に相手が特定されるということは・・・。
みんなが藍子の気持ちを尊重して、調べずに見守っていただけだったんですね。
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花陽の父親は槙野教授。すずみの父親でした。すずみとは異母兄弟。
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それがわかると、藍子にはすずみの行為の理由がよくわかりました。
すずみが蔵を荒らしたのは、父親と母親の思い出の本を探していたから。
藍子が無断で持って帰ってきてしまったそう。
絵を傷つけたのは、その絵が槙野の姿を描いたものだったから。
すずみはたまらなくなって傷つけてしまったのだろうと。
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藍子はすずみに深く頭を下げます。
すずみも藍子や堀田家の人たちに頭を下げます。
古書を扱う仕事や大家族は楽しかった。ご迷惑をかけましたと。
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そう言って、堀田家を出て行こうとするすずみを青が引き留めます。
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「君は僕の自慢の恋人だ。
つくづく思う。僕は小さいなって。
僕がちまちま悩んでいるうちに。
君はお父さんを亡くして、人生にかかわる大変な悩みを抱えていたなんてさ。
もうさ、何もかものをひとりで背負うなよ。
ちょっとでいいから、こっちにも背負わせてくれないかな」
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青はすずみの手をとって、みんなの前であらためて言います。
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「いろいろあって複雑な思いとか、
許せない気持ちとか、いろいろあると思うけど。
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水に流してくれないかな。
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それで、これからも彼女のことよろしく頼む」
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青が深々と家族に頭を下げてくれます。
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「ばかやろう。当たり前じゃないか。
こんないい子を誰が追い出したりするもんか!」とお祖父ちゃん。
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「ラブだね~。
これがラブでなかったら、どれがラブだって~」
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紺と同じくらい事情を察して、心配していた我南人(玉置浩二)もゴキゲンです。
藍子も他の家族もすずみのことをもう一度、歓迎してくれました。。。
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ラブだね~~。
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しかし、青とすずみって、それほど話もしていない仲。
なのに、とんとん拍子で進みますね。
やっぱ、進む時は進むんだな~。
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ドラマの初めでも、素敵なシーンがあったんですよ~。
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「僕の大事な恋人だって、はっきり言えばよかったんだ。
でも言えなかった。
君、僕に嘘ついてるよね?」と青。
「ごめんなさい。でもまだ今はいえないの」とすずみ。
「僕は君が好きだ。
だから出ていけとか言えない。キライになれない。
君がいいと思う時に、ほんとのことを話してほしい」
「ありがと。約束する」
青はすずみとそれだけ話して、仕事に行ってしまいます。
その青の姿が見えなくなった途端、すすみが、
「何、喜んでんの?
ほんとのことがわかったらすぐに嫌われちゃうのに」と。
すずみの気持ちがはっきりわかるシーンなんですよ。
それまでは、ほんとに青が好きなのかわかんなかったんですよね。
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すずみのことで悩んで眠れない夜を過ごす青。
でも、伝える時にはビシッと相手に伝える。
遠回しとか、冗談にしたりしない。
青、ほんと素敵です。
すずみもうれしいでしょう。(≧m≦)
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今回も玉置さんがドラマの中で歌ってました。
これが、これが、とっても素敵!
どうしてこんなにドラマにマッチしてるんでしょうね。
浮いた感じがまるでない。
こんなにドラマの中の歌を、すんなり抵抗なく聴けたのは初めてです。
主題歌のサーチライト。
いい曲です。
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●東京バンドワゴン
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