リーガルハイ・第7話 感想
黛(新垣結衣)は古美門(堺雅人)のもとから、羽生(岡田将生)の事務所へと移って、さっそく裁判を3件担当することになります。
そのすべてに古美門が立ちはだかります。
もちろん、偶然ではなく、わざと。
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黛ははじめは羽生の事務所のやり方に沿って、平和的に対処していましたが、途中からブチ切れ、猛然と古美門と戦うことに。。。
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その中の1件。
世界的アニメ監督、宇都宮(伊東四朗)の制作会社にいたスタッフ、穂積(近藤公園)が、奴隷のようにこき使われて、心身ともに消耗してしまったと、宇都宮を提訴した件。
穂積は謝罪と慰謝料をもとめていて、黛が担当。
宇都宮は古美門が担当。
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黛が言います。
「人はそんなに強くありませんよ。
あなたはやり方を間違えたんです。
なぜ一言、君には才能がある。期待している。
そう言ってあげなかったんですが?
言葉にしなければ伝わりませんよ」
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その言葉は向かいに座っている古美門にも言っているようで・・・。
古美門も複雑な表情。
それを受けて宇都宮は穂積に言います。
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「私は・・・、君に・・・、才能があると思ったことは一度もない!!
私の目からみたら、才能のある奴なんてひとりもいない。
どいつもこいつも、馬鹿ばかりだ!
そもそも才能なんてのは自分で掘り起こして、つくりあげるものなんだよ。
俺だって天才なんかじゃない。
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誰よりも必死で働き、階段をひとつひとつ踏みしめてきただけだ。
ふりむいたら、誰もついてきてない。
なまけた連中がふもとでこうつぶやく。
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あいつは天才だから。
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冗談じゃない。
ゆとりで育ったのんびり屋どもがほんとに嫌いだ。
俺より、時間も体力も感性もあるやつが、なんで俺よりなまけるんだ?
だったらくれよ。
無駄遣いするんだったら、俺にくれ。
もっと、もっと作りたいものがあるんだ。俺にくれ!!」
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穂積も絞り出すように、尊敬していた宇都宮に言います。
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「あんたのアニメは古いんだよ!
すぐに追い抜いてやる。
あんたのよりはるかにドデカいピラミッドを作ってやるよ。
ゆとり、なめんな!
だから、それまで引退なんかさせませんよ!!」
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宇都宮はふっと笑って・・・。
「のんびり屋は嫌いだが、威勢がいいだけの身の程知らずはもっと嫌いだ」
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言葉の渦の中で、しっかりこちら側に気持ちが伝わってくるという・・・。
まさにリーガルハイらしいセリフでした。
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裁判には3件とも負けてしまいましたが、黛は満足そう。
古美門先生はこう責めてくるから、今度はこうしないと。
古美門先生が困っている時は、こうなるんですよ。私、わかるんです。
話すことは古美門のことばかり。
黛にとって、古美門は闘志を燃やして、全力でぶつかっていける相手なんですね。
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●リーガルハイ
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