ぴんとこな・番外編終 斬新な設定の数々。
ドラマが終わって、レビュー以外にもいろいろ書いてきましたが、
番外編もこれで最後です。。。
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ぴんとこなは、他とは違う斬新な設定がいくつもあって、おもしろかったんですよお~。
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●まず。。。
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あやめにとって、一弥は7才の時に約束をして、その後、10年の間会ってないんですよね。
そして、途中から舞台に出始めたのをみつけて、客席から応援。
出演舞台のチラシなどを張り付けたファンノートを作って応援してる。
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あやめにとって、一弥はアイドル的存在なんです。
でも、歌舞伎の世界では無名の役者。
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かたや、本物の歌舞伎界のプリンスで、週刊誌で名前が表紙に出るくらい周知されてるのが恭之助。
キャーキャーと囲んでくれる出待ちファンもいる。
その恭之助は、あやめにとって、同じ学校に通う男友達。
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あやめは恭之助には、悪いところを指摘したり、派手なケンカもする、遠慮なしの存在。
あやめの「この前はちょっと言い過ぎた。ごめんね」がわりとあちこちに・・・。(笑)
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恭之助は普通にあやめと出会って、高校生らしく恋をしてます。
あやめも実は恭之助に惹かれてはいるんですよね。
2話の終わりなんて、「あやめ!」って呼ばれて、ドキッとしてますから。
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でも、アイドル的存在だった一弥が、目の前に登場しては・・・。
ましてや10年前の約束を叶えようとしてくれていたというすごい展開。
普通の恋は、一弥の華やかさに負けて気付けないままになってしまいます。
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恭之助はあくまでも男友達として、あやめが悲しまないように、寂しく思わないように、何かとかまってくれる。
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9、10話で、あやめが今までのことを振り返った時、恭之助との思い出ばかりで、一弥との思い出が皆無という状態に、あやめも私もちょっとびっくりしました。
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一弥とのつらい恋が終わった時、あやめの思い出を占めていたのが恭之助だったなんて、皮肉な感じもしますが・・・。
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幼馴染で、アイドル的存在の一弥との嵐みたいな恋が去ってしまった後、
自分の中に恭之助への想いがしっかり根付いていたなんて、
あやめにとっては魔法にかけられたような気分だったのではないかしら?
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まあ、普通の高校生や役者ではなくて、恭之助が歌舞伎界の特別な人っていう認識はあやめにも当然、ありましたけどね。
一弥の存在でふっとんでましたからね。
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歌舞伎界のプリンスと無名の役者。
でもあやめにとっては、立場が逆転してました。
こういうところ、おもしろいですよね。
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●それから。。。
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幼馴染のセオリー。
少女漫画では、幼馴染という関係は最強。
いろんな話も、それで納得させられてしまうすごい設定なんですけど。
このぴんとこなはこのセオリーを壊してしまいました。
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ある意味、おとぎ話にせずに、現実的な展開になってます。。。
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そばにいてくれた人がいつの間にか大切になってるという。
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このセオリーを超えられたのは、恭之助のキャラのおかげだと思います。
あやめのことを思い、あやめを悲しませたくないからと一弥を応援することも。
あやめには徹底的にやさしいし。
基本、人を恨んだりっていうマイナス思考には陥らない。
ものすごく真っ当な男の子なんですよ。みんなが好きになってしまう。
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でも、一弥が、何かあると強力に浮上してくるのは、この幼馴染っていう設定のせい。
小さい時の思い出を共有してるってほんとに強いんですよね。
今後も恭之助がやきもち焼いちゃうのは目に見えてます。。。
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●それと。。。
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歌舞伎界の御曹司というのは、ほかの御曹司モノと違って、一味も二味も違って、おもしろかったです。
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御曹司と言っても、歌舞伎の御曹司は、恵まれてはいても、芸は一から習得。
芸や色気は一代モノですものね。
ましてや、それは舞台の上で判断される。
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その努力を見ることができるのが良かったです。
師匠達からはボロクソに叱られて、稽古、稽古。
特に一弥という強力なライバルと出会い、お互いが芸に磨きをかけていく様子を見るのが楽しかった。
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ほかの御曹司ドラマとは、全然違ったおもしろさがプラスされていました。
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こういう御曹司モノを見てしまうと、普通の御曹司モノは物足りなく感じてしまいそう。
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その分、恭之助役の玉森さんや一弥役の中山さんは本当に大変だったと思いますけど。
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この3点は、原作漫画から引き継がれた設定です。
漫画ぴんとこなが、どんだけ斬新な作品か。。。驚きますよね。
元々、歌舞伎を漫画で扱うことからして、初めてみたいですものね。
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私はこのドラマを見ることができてほんとに良かったと思っています。
歌舞伎にもちょっと興味をもつことができましたしね。
漫画も大人買いして、ドラマと一緒に楽しませてもらいました。
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最後に、キャスト、スタッフのみなさん。良いドラマをありがとうございました。
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玉森くん、中山くん、海荷ちゃん、またどこかのドラマで見ることができますように。
そういう時が早く来てほしいと願っています。
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月曜日からは毎日、秋の新ドラマがはじまります。
そろそろそっちへ移っていかねば。。。。
また、はまれるドラマに出会えるかな。。。
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●● ぴんとこな ●●
※ドラマ通信の中にあるぴんとこなの過去ログ
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◆前後してますが、見逃していた回を見ましたので、遅れてレビューしてます。
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