刑事のまなざし・第１話

確証、名もなき毒ときて、このドラマ。

もうこの時間の枠は、落ち着いてじっくり見られるドラマを目指してるんですね。

名もなき毒と同じで、10時台の方がいいのではと思わせられるんですけど。

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私、刑事モノが大好きなんですけど、前半の事件解決のヒント部分をもうすこし丁寧に描いてほしかったです。

種明かし部分が多くなって、私の頭では視聴中に理解するのに必死。

そこで語られる母親や息子の感情を感じるところまでいけなかったです。（泣）

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まあ、息子を殺して、愛人と一緒に暮らそうと思い立つ母親の気持ちなんて、なかなか理解できないとは思いますが。

それだけ乾いていて孤独だったそうですが。息子を殺そうとまでするなんて・・・。

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家が放火されて、その家に住む内縁の夫、佐藤（山中聡）が焼死体でみつかるんですね。

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内縁の夫にＤＶで苦しめられてきた女性、敬子（森口瑤子）が疑われるんですが、息子の裕馬（野村周平）が自分が放火したと自首するんですね。

それを聞いた敬子は息子ではなく、自分がやったのだと自白します。

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けれど、それは夏目刑事（椎名桔平）に言わせると、情状酌量されることを考えた計算づくの行為。DV被害を受けていた自分なら罪が軽くてすむという。

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そして、夏目は、驚くような真相を話し始めます。

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実際は、敬子は息子を殺そうとしたのに、計画が狂い、佐藤の方が死んでしまった。

裕馬は敬子から命を狙われたことを察して、逃れるために少年院に行こうと自首したのだと言います。

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次にまた母親に愛人ができたら、自分が殺されることになるから。

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表に見えている事柄からは、到底たどり着けない真実。

まったく真逆の真実が隠れていて驚きました。

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佐藤は母子からお金を巻き上げるのだけが目的の悪い男だったし。

敬子はそんな男にいれあげて、息子を殺してしまおうとするし。

救いようがない話しです。。。

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息子としてはすごい災難。。。

それでも自首する前に、そんな母親と数日一緒に過ごして、最後の思い出を作ろうとした息子。

夏目に言わせると死に物狂いの親孝行だったとか。

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結局、敬子は逮捕されて、息子はひとりで生きていかねばならなくなりました。

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「僕が君の父親なら「がんばれ！」と声をかけるよ」

それを聞いた途端、息子は事件後、はじめて号泣します。

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ほんとにもうその言葉しかないですね・・・。

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刑事の夏目は、長年、少年鑑別所の法務技官をしていて、43歳で刑事に転身。

転職して４カ月の新人刑事です。

人をじっくりと観察し、複雑な感情を読み解いていく・・・。

穏やかで温かな感じが素敵です。

ある事件に巻き込まれたことで、15歳の娘は植物状態になっていて、もう10年も入院中です。

このある事件も回が進むうちに、その事件の真相も明らかになっていきそうです。。。

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このドラマは、不定期レビューにします。。。

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