よろず占い処、陰陽屋へようこそ・第2話「呪われたラーメン」
2話もおもしろかったです。
祥明は練られた人ですね。
なかなか言えない言葉をサラリと言ってしまう。
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今回、陰陽屋に相談にやってきたのは、商店街の上海亭の女将、金井江美子(濱田マリ)。
どうも最近、客入りが悪く、店が呪われているのではないかと訴えます。
触ったものは必ず呪われるという伝説がある狐石が、1か月前、店先に置いてあって、慌てて元の王子神社に戻したそう。
きっと、そのせいだと肩を落とす江美子。
「ほう、ほう、ほう。これはこれは」
祥明(錦戸亮)は黙って話を聞いていましたが、、、。
迷信だとまったく取り合おうとしません。
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けれど、江美子は「私を敵にまわすと怖いよ。陰陽屋に立ち退いてもらってもいいんだよ」と半ば脅して協力を仰ぎます。
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祥明と瞬太(知念侑李)は仕方なく、インターネットの口コミサイトで店を誉めるコメントを書いて、客を集めようとします。
が、そこではすでに「ラーメン番長」という人物が上海亭を酷評していて・・・。
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「ラーメン番長」は誰なのか・・・犯人探しがはじまります。
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やがて、「ラーメン番長」はハエがはいった上海亭のラーメンの画像を口コミサイトにUP。
そのラーメン画像を良く見て、手掛かりを教えてほしいという祥明に、江美子は・・・。
しばし画像を見て、突然、、ハッとした表情をして、もう犯人探しはいいと言い出します。
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ラーメンは賄い用のもので、「ラーメン番長」はひとり息子の仕業だと気づいたからでした。
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有名マンガ家のアシスタントをしていたのに、父の死で上海亭の手伝いをしなければいけなくなり、腐っていたんですね。
もうすぐ、漫画家の新人賞の締め切り。
店が暇になると、漫画に専念できるとやったことでした。
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瞬太は、親があんなにがんばってるのに、よくそんなことができたなと憤慨します。
祥明は息子に、「店に戻ったら、江美子さんはしばらく休んでいいよと言ってくれますよ」
と言って形ばかりのお祓いをしてあげます。
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店に戻ると、江美子は口コミサイトのことは一切聞かず、祥明の言った通りになります。
息子は母親がマンガ家になる夢を応援してくれていることにようやく気付いたようです。
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一方、路子(倉科カナ)の方は、瞬太が捨て子だというインターネットの書き込みを見て、教師としてどうすればいいのかを悩みます。
瞬太が知る前に両親に伝えておかねばと思う路子ですが、
両親はいたってあまり気にとめる風もなく、嫌がらせはいつものこと。
瞬太には幼い頃にそのことを話したけれど、覚えているのかどうか・・・と。
でも、一緒に暮らしていれば、そんなことどうでもよくなってしまうんですよと笑うばかり。
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路子はまた、祥明にも瞬太がネットの書き込みに気づかないようにしてほしいと頼みます。
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江美子の件が一件落着。
瞬太は江美子の気持ちをもっと伝えてやればよかったのにと祥明に言いますが・・・。
「家族のことなんて他人に言われなくても、嫌でもそのうち気付くさ。
おまえだってわかってるんだろ?
自分が捨て子だったってこと」
そばで一緒に食事をしていた路子は驚いて祥明の頬を平手打ちしますが。
「先生。気にしてないから。
もう随分前から知ってたよ。
おかしいよね。親に気を使ってなんでもないふりしてるなんて。
やっぱり、ほんとの家族じゃないんだよね」
「いや、それが普通だよ。
一番、気の許せる相手が家族なんだなんていうのは嘘だ。
みんな、ほんとは家族にこそ一番気を使ってる。
江美子さんだって息子に気を使ってるから何も言わなかった。。
相手のことを考えて、無理してがんばって、なんとか幸せな関係を築いていrく。
それはそれでひとつの家族の家族の形だと俺は思うけどな」
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そうかもしれない。。。瞬太は妙に納得してしまいます。。。
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ほう、ほう、ほう。
家族に一番気を使ってる。。。そうかもしれない。
みんなが今回も妙に納得してしまいました。おもしろいですね。
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こんなことをはっきり言える祥明ってどんな人なんでしょう。
幾重にも多層構造になってるような人柄を知りたいと思わせられます~。
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次回もとっても楽しみです。。。
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