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2013年9月10日 (火)

名もなき毒・第9話 いずみの父

なんというか、かなり本格的なサスペンスドラマなんですよね。

ずっと一定の暗いトーンを崩さないし、笑いどころもない。

宮部みゆきの世界をそのものって感じですわ。

夕食を終えたぐらいのバタバタする時間帯より、10時台くらいに放送してじっくりと見てもらう方がいいのではと思います。

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編集部の人たちは睡眠薬を盛られてました。

倒れてるみんなをみつけた手島(ムロツヨシ)は、

「会社に戻ったらみんなひっくり返っていて今後トラウマになりそうだよ~」

と嘆いています。

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病院では全員が馬でも眠るほどの量の睡眠薬を飲まされていたと発覚。

直前に飲んだコーヒーに入っていたことが警察の調べでわかります。

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特に、編集長の園田(室井滋)は「苦みがたまんないわ。おいしい!」と2杯飲んだため、なかなか目覚めません。

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美知香(杉咲花)は軽傷で駆け付けた暁子(真矢みき)も一安心。
杉村(小泉孝太郎)のそばには菜穂子(国仲涼子)が。心配で片時も離れたくないという様子。

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ほう、殺されなくて良かった。。。

倒れ方が尋常じゃなかったので、この先の展開が気になって気になって。

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当然、原田いずみ(江口のり子)が疑われます。

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数日後、警察は、編集部に忍び込んだいずみが睡眠薬を入れたペットボトルを冷蔵庫に置いたのだろうという見解を発表します。

それを裏付けるようにペットボトルからはいずみの指紋が検出されます。

いずみは家賃滞納で行方をくらましており、今後、みつからないと指名手配することに。

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編集部にいずみの父、克也(前田吟)が謝罪にやってきます。

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「私どもにも落ち度があったのだろうと思います」

と言う編集長でしたが、いずみの父はきっぱりとそれを否定します。

「そんな考えはどうか捨ててください」と。

「今までにも何度もこんなことがあったんです」と克也。

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「私どもも無神経に接して、あの子を傷つけ、歪めてしまったのかと何度も何度も自分たちを責めてきました。

でも、いずみはいつでもどこでも好きなように行動してトラブルを起こし、人様を怒らせてきたんです」と。

「いずみは小さな時から異常なほど勝気で、負けず嫌いでした。

友達が賞をとったりするとその絵を破いてしまったり、友達のものが欲しくなると、勝手に持って帰って、元々自分のものだったと主張、友達に盗まれたんだと言いだすんです。

気に入らない男性にはセクハラされたと訴えたり」

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家族も困り果て、4年前にいずみから逃げて夫婦だけで札幌で暮らしてるそう。

そして、それはすべて大阪に住む4つ上の兄のためだと。

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そこまでになったのは大きなきっかけがあったと言います。

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それが長男の結婚でした。。。

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兄のお嫁さんになる女性を姉のように慕っていたと見えていたいずみなのに、挙式の日のスピーチで、突然、子供のころからずっとお兄ちゃんにいやらしいことをされてきたと涙ながらに訴えたそう。

驚いて止めようとすればするほど、泣き叫ぶ声は大きくなり、終いには両親に対しても、知っていたくせに黙っていたんだと非難。

当然、挙式は中止に。

新婦には両親や長男がウソだと説明したけれど、結婚は破談になったそう。

「毒がゆっくりと全身にまわっていったかのように」

1年後、その女性が自殺したと風の便りで聞きました。

克也はそれが真実なのか確かめるのが怖くてそのままでいると言います。

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賞をとった子の絵を破いてしまうように、幸せいっぱいの結婚式をぶち壊したかったのかしら。。。

編集長は兄のイタズラは本当かもしれない。そうでないとあの不安定さは説明できないわ~などと言ってますが。

あまり編集長の読みはあたっていないので、ウソじゃないかしら。

いずみという人を理解できたら、対処のしようもあるんでしょうけれど。

気質の問題なんでしょう。

普通の質が下がってる。

世の中、こんな自制心の足りない人が増えてきたら困りますね。。。

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どうしたらいいのかわからず、克也の帰った後、編集部は暗い雰囲気に。

みんなそれぞれに気分転換をしにどこかへ出かけていきました。

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その編集部に残って、杉村は自殺したらしいと思われている新婦のことを思っています。

「純粋であるほど悪意の毒に弱い。

毒に耐えるにはみずからもすこしずつ毒に染まらないといけないのか。

つまり毒は伝染すると言うことだ。疫病のように。悪い噂のように。

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悪意の毒は世の中にはたくさんありますよね。。。

慣れていかないと生きていけないっていうのもわかります。。。

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一方、古屋明俊(森次晃嗣)の殺人事件の犯人は。

徐々に暁子から奈良和子(烏丸せつこ)に警察の関心がむかっています。

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明俊は全財産を奈良和子に相続させると思っているのかと思ったら、不動産は暁子や美知香が住めるようにしてあるんですね。

その遺言書も正式なものではないそう。

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奈良和子は昔、毒婦と呼ばれた人だったそう。

DVの夫をやむを得なく刺したと思われていたのに、夫には多額の保険金がかけられてあり、受取人は和子でした。

さらに結婚前から関係が続いてる男がいたことが発覚。

そう呼ばれるようになったとか。

そのせいか、初犯で正当防衛ともいえなくない状況だったのに、執行猶予はつかず実刑となったそう。

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祖父とつきあっていた奈良和子に会ってみたいと言っていた美知香は、祖父の飼い犬のシロに導かれて、和子のマンションに行ってしまいます。

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実際に会った和子はいい人で、美知香と会えたことをとても喜んでくれます。

また、会いに来てもいいかという美知香に和子は引っ越しをするからもう来てはいけないと言います。

「美知香ちゃん、ごめんなさいね」

何度も謝る和子に、美知香は戸惑います。

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それから数日後、

再び美知香が和子のマンションを訪れると、飛び降り自殺を図った和子が救急車で運ばれていきます。

バッグから青酸カリがみつかります。

これで、古屋明俊の事件は決着をみたと誰もが思っていましたが・・・。

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2部がはじまった時には原田いずみとこの毒殺事件が最後にはつながると思っていたんですが、そういうわけでもないのかな。

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奈良和子でもないようなことを杉村は言ってるし。

ララパセリというコンビニ関係がまだちゃんとスポットが当たってませんしね。

このドラマはどこへ連れていってくれるんでしょう。

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●名もなき毒

※過去の記事

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話

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