ぴんとこな・第7話 告白!【きなこ庵夏ドラマ通信№9】
長いレビューになったので、タイトルを前に持ってきました。
いやあ~、ものすごくはまってます。
5,6話でズドンって感じでしたね~。
私は恭之介と一弥のライバル&友情話に魅かれてるんですけど。
今回は恭之介があやめに告白がメイン。
長い間、ためらっていたんですが、ようやく言いましたわ。
恭之介、ようやった~!
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とうとう告白しようと覚悟を決めて、あやめ(川島海荷)を呼び出した恭之介(玉森裕太)ですが、「もしかしてヒロくんに何かあった?」とあやめに聞かれてしまいます。
「いや、あいつは大丈夫。舞台は大成功だったよ」と、一弥(中山優馬)の報告をした後は、また言いそびれてしまいます。
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もう何度も機会を逃してますしね・・・。
でも、一弥を好きなあやめに言っても距離を置かれるだけだしなあ…。
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「永遠に告白できない気がしてきた・・・」
家で落ち込んでる恭之介に、シズ(江波杏子)は、
「そんなことありませんよ。
時が来れば、花は咲くものですから」となぐさめます。
そして、園山の家元から送られてきた祝賀パーティーの招待状を見て、「芸者さんの踊りから御茶席もあるんですね。こういうのあやめさんお好きだと思いますけど」とすすめてくれます。
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恭之介は一弥がパーティーに来ないことを確認してから、あやめを誘います。
あやめも一弥が来ないと聞いて、じゃあ、気分転換にいいかもね!とOKします。
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その夜、借金をして失踪中の父からあやめに電話が・・・。
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翌日、恭之介はあやめがふさいでいることにすぐに気づきます。
「実は…昨日父さんから電話があったの。2年ぶりくらいに」
「おまえ、借金残して逃げた父親を恨んでないの?」
「恨んでないよ。元気でいてくれればそれでいい」
「おまえはすげえな。
なんか、いつも自分より相手のことっていうかさ。
一弥と別れたのだって、あいつのために」
「やめてよ!」
いきなり怒り出すあやめに、キョトンとする恭之介。
「すごいとかそんなんじゃないから!」
あやめは恭之介を置いて、立ち去ってしまいます。
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意味がわからなくて途方にくれてしまう恭之介。
「何で怒ったんだろう。一弥だったらわかんのかな・・・」
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あやめが家に帰ると、祝賀パーティーに着ていく着物用に貯めていたお金が盗まれています。失踪中の父の仕業でした。
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ひとりでバイトして暮らしてる娘の貯金を盗むって・・・。
生活費じゃなくて、趣味用の貯金だったとしても、このお父さんではあやめの将来が心配ですわ。
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翌日、あやめは恭之介に、「ごめんなさい。行けなくなった」と頭を下げます。
「・・・やっぱ、なんか怒ってんのか?
なんで怒ってんのかわけわかんないよ・・・」
「私のこと、いろいろ心配してくれてありがと。
でも私は平気だから気にしないで」
「何だよ・・・それ」
がっくり肩を落とす恭之介でしたが、「まさか!一弥のせいか?」と思い立ち、一弥に聞きに行きます。
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「なんでそんなこと聞くんです?
もしやあやめちゃんになんかあったんですか?」
「いやあ・・・、急に怒ったり、言うこと変わったり、わけわかんねえんだよ」
「まさか僕にグチを言いに来たわけじゃないですよね?」
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ここで私、大ウケ。
このふたりって歌舞伎を通じて、もうすごく信頼関係ができてるんですよね。
一見、つっけんどんな態度なんですけどね。
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「違うよ!俺はただ、またおまえが原因じゃないかって・・・」
「しっかりしてください。
あやめちゃんは僕のことなんか忘れて前に進もうとしてる。
恭之介さん、あやめちゃんを守るって言いましたよね?
だったら、彼女のことをちゃんと見てあげてください。
僕にはもう許されないことだから」
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うっ、一弥は完全にあやめをあきらめたんですね。。。
どーして、澤山の家に戻ったのか。澤山の家にもどらずになんとかできなかっ
たのか。こちらは今でもそう考えてしまうんですけどね。
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恭之介はあやめの友達、千晶(草刈麻有)からあやめが行けなくなった本当の事情を教えてもらいます。
なんだ!そんなことか!!
わかったら、恭之介は即行動。
あやめを自宅まで引っ張って行き、母親の着物を見せます。
「これ、パーティーに着て行けよ」
「え?いいの?」
「箪笥で眠ってるより、着てもらった方が母ちゃんも喜ぶと思うからさ」
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パーティー当日は、河村家でシズに着付けてもらうあやめ。
母親の形見の着物を着たあやめに感動する恭之介。
「ダメ?」
「キ、キ…」照れて言えない恭之介のかわりに、
「キレイと言ってます」とシズが答えてくれます。
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思いっきり照れてるふたり。すごいかわいいの。
あやめは和服がとってもよく似合って。
ふたりならんで撮った記念写真も照れて、照れて。
シズさんじゃないけど、思わずニマニマ。
世左衛門もちょっと離れたところから見てましたね。
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ふたりは祝賀会場に入って行きます。。。。
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さっそく、踊りの家元である園山に捕まって恭之介は放してもらえない状況に。
「今日は紹介したい人がたくさんいるんだ。私のそばにいなさい」
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ひとりで舞台の踊りを見ていたあやめのもとに優奈(吉倉あおい)と一弥がやってきます。
あやめは一弥を見て、動揺を隠せない様子。
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恭之介があやめをパーティーに誘うところを見ていた優奈が、あやめに嫌がらせをするために強引に一弥を誘って連れてきたんですよね。
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ここから、優奈の嫌がらせの数々が始まります。。。。
もうこれでもかというくらい準備万端で挑んでるんですよね。
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恭之介が園山の家元のそばにいるうちに、優奈はあやめを誘ってお茶席に。
けれど、お作法を知らないあやめはまわりの女性たちから笑われてしまいます。。。
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適当に人の真似をすればいいからと誘っておきながら、一番先頭に座らされてるし…。でも、茶道はお作法を知らなくても笑ったりはすることはありません。
どうすればいいんでしょうか?ってたずねたあやめはえらいです。まわりの人がちゃんと教えてくれますよお。
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あやめは気疲れして、こっそり会場を抜け出し、バルコニーにやってきます。
そこには、すでに疲れた一弥が先客としています。
「・・・パーティとか苦手でさ」
「緊張するよね」
あやめと一夜は苦笑い。
「あやめちゃんの着物姿、はじめて見た」
「そりゃあ、そうだよ。初めて着たもん」
「そっか」
「うん。。。」
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こういうシーンを見ると、やっぱりあやめと一弥はしっくりくるなと思います。
一緒にがんばっていけたはずなのにね。
幼馴染で約束して、でもその約束を果たすために別れることになるって。ほんとに皮肉な・・・。
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あやめは気まずくなって会場に戻ろうとしますが、つまずいたところを一弥に支えてもらいます。
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それを目撃した恭之介は、背をむけてその場を離れてしまいます。
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なんだかこの消極的な恭之介の態度にちょっと驚きました。
まあ、一弥には勝てないってことずっと思い知らされてきてますもんね。。。
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会場に戻ったあやめは、優奈の嫌がらせ第2弾、着物を汚されてしまいます。
大事な着物がシミができる。慌てるあやめを優奈は更衣室につれていき、自分の予備の着物を押し付け会場に戻ってしまいます。
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着付けができないあやめはどうすることもできなくて呆然・・・。
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恭之介の母親の形見の着物だって聞いてもこれをやるのね。優奈。意地悪すぎる!
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会場であやめを探していた恭之介は、女子更衣室まで辿り着きます。
「あやめ?いるのか?」
着物が汚れてしまって、新しい着物はあるものの着つけられないでいると知った恭之介は襖越しに着付けを教えていきます。
けれど初心者のあやめでは帯までは締められず、恭之介が。
新しく恭之介の手で締められた帯は歌舞伎の女形で使う結び方でその艶やかさに会場で注目されます。
あやめのうれしそうに恭之介を見上げます。
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ここ、恭之介が帯を結んであげるところを見たかった~。
色っぽくて素敵なシーンになったと思うんですけどね。ほんとに!!
そういえば、4話でしたか。世左衛門に踊りを見せてほしいとあやめがお願いして、承知してもらって大喜びだったのに、その後の踊るシーンがなかったんです。
これもやってほしかった。
結構、見たい!って思うシーンが省略されていることがあるんですよね。
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パーティーも一区切りついたところで、園山の家元から、一弥と優奈の婚約が発表されます。
こちらもあやめへの当てつけで優奈が家元に頼み込んだものでした。
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会場から拍手が起こる中。
あやめも顔を引きつらせつつ、「おめでとうお幸せにね」と声をかけます。
そして、そのまま会場を飛び出してしまいます。
ハラハラして見守っていた恭之介は園山の家元に呼ばれて、後を追えず・・・。
かわりに一弥が追いかけます。
「あやめちゃん!」
一弥はあやめを引き留め、あらためて、「ごめん…」と謝ります。
目にいっぱい涙をため、あやめは絞り出すように言います。
「おめでとう。ヒロ君。
・・・・・・さよなら」
あやめはそのまま外へと向かいます。
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「あやめ!」
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草履の鼻緒が切れて、ズサ~と地面に転がるあやめ。
起き上がって、もう一方の草履も脱いで歩き出したところで、恭之介に呼び止められます。
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お作法も知らない、着物も着つけられない、恭之介にも迷惑をかけてしまう・・・。
パーティーに場違いな自分にも泣きたい気分なのに、その上、一弥からは完全に別れを告げられてしまった・・・。
あやめは背後にやってきた恭之介に心情を打ち明けます。
「カッコ悪いよね。でもこれが本当の私なんだ。
私、河村くんにちょっとうそついてたんだ。
ヒロ君と別れたのは彼のために身をひいたとか、そんなかっこいいことじゃないの。
怖かったの。
私を選んだことをヒロ君は将来後悔するんじゃないかって。
私はヒロ君に嫌われたくなかっただけ。
婚約発表だってお祝いいする気にはなれなかった。
お父さんのことだって、実はちょっと恨んでる。
河村君は私のこと、すごいって言ってくれたけど。全然ちがうんだよ。
なんで、私ばかりこんな目にって、心のどっかで思ってる。
最低でしょ?
私はそういうダメな人間なの!!」
そんなあやめの前に回って、恭之介はじっとあやめをみつめます。
「だからなに?
カッコ悪くって何が悪いんだ。
それでも、あやめはがんばって笑って前に向いて歩いてきた。
強い女の子だ。
だから俺は、あやめが好きだ。
好きだった。ずっと前から。
この先も、俺は絶対おまえ以外の子は好きにならない!!」
恭之介の突然の告白に、あやめは動けなくなってしまいます。
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やった~~!言った~~~!!!
ようやく言いました。
まだ早いんじゃ~と思ってましたが、ベストタイミングだったかも。
時が来れば花は咲く~ですね。
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あやめはプライドを傷つけられ、最後には一弥からほんとに別れを告げられ、気持ちはボロボロ。
そんな自棄を起こしたあやめを受け止めてあげたくて、恭之介が必死の告白。
ほんと良かった。
あやめはこのあとどう言うのかな。
ワクワクワク。。。。
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恭之介も言ってましたが、あやめは強い女の子。
お父さんのこととかで不安なことがあっても、笑ってがんばっている子。
これくらいのことがないと恭之介に弱音を吐いたりしませんもんね。
恭之介も一弥のことが好きなあやめに告白するのはハードルが高すぎます。
このパーティーはいい機会でした。
シズさんの提案が功を奏しましたね。
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あやめは、恭之介の初恋の女性、美月(マイコ)に、「河村くんは根はやさしくて、困ったり辛いことがあると、どっからともなく現れて助けてくれる」と恭之介の良さを十分にわかってます。
ちょっとずつ心は動いていきそう。
2話で、すでに「あやめ」って呼ばれて、キュンとなってますしね。
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来週は今回、パーティーでいきなり恭之介に抱きついてきた美月が本格的に絡んできそう。
この美月さん。
恭之介が小学生のときに、近所に住んでいた年上の女性で、その後アメリカへお引っ越し。
お別れの時には恭之介がラブレターを渡したという初恋の相手。
いまは売れないモデルなんだとか。
私はてっきり、着つけができないあやめを助けてくれるのは彼女だと思っていましたよ。
どうも、恭之介を奪いにくるようですね。
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まあ、この展開は出てくるだろうって思ってました。
恭之介の初恋の相手出現で、あやめに恋を自覚させる必要がありますもんね。
自分の中の一弥の存在が大きかったからこそ、恭之介にとっても美月の存在も大きいのではとあやめは思い悩みそう。
そんなことないかな。(笑)
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ところで、私は河村家が大好きで、特に世左衛門(岸谷五朗)とシズさんのやりとりがお気
に入りなんですよ~。
なのに、その世左衛門が重病に?
胃が痛いと初回から言っていて、こういうことにならなければと願っていたんですが。
お医者さんからも余命を宣告されていたのかしら・・・。
「坊ちゃんもいつかお嫁さんをもらうんですね~」byシズ
「間に合うといいが…」空を見ながらつぶやいているんです。
「じっくり考えてください」と言われていたので、まだ手はあるのかも。
手術してほしいなあ。
でも、世左衛門は病気のことを内緒にしているんですよね。
最後は胃潰瘍だったというオチで、どうかお願いします。。。
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※ドラマ通信の中にあるぴんとこなの過去ログ
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※前後しますが、今後、第1話と第5話のレビューもUPします。
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