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2013年8月28日 (水)

半沢直樹・第6話大和田常務に宣戦布告!

東京編がはじまりましたね~。

いきなりお金の金額が大きいったら!

しかも銀行がつぶれる?ような話まで。。。

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なかなか手強いお話なので、今回はもう自分の頭の整理のために書きました。(笑)

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半沢直樹(堺雅人)はエリート集団が集まる営業第2部の中でも、1年で頭角をあらわし、順風満帆の日々を送っていました。

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大和田常務(香川照之)から同じ旧産業中央銀行出身ということで会食の誘いがあり、半沢は渋々出席。

以前金沢にいたという大和田に、半沢は金沢にあった自分の父の工場のことを話してみますが、まったく覚えていない様子。

大和田は25年前、半沢の父親を自殺に追い込んだ銀行員その人でした。

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さて、金融庁から頭取に電話がかかってきます。

内容は2週間後に金融庁検査を行うというもの。

金融庁検査とは、金融庁が銀行が正しい業務を行っているかどうかを検査官が来て調査するもの。

頭取からそれを聞かされた幹部たちは準備期間が2週間しかないことに動揺します。

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そんな折、古い顧客である老舗の伊勢島ホテルに問題が勃発。

株などによる120億の運用失敗が確定的になり、その上、最近、東京中央銀行からは、あらたに200億を融資したばかり。

もし金融庁検査で、業績が悪化した伊勢島ホテルに融資した200億の回収懸念があると判断されたら、銀行はそれを補うために莫大な金を積まなければならなくなり・・・。

引当金は、1千億以上。銀行は破たんをきたし、頭取の首は飛ぶことに・・・。

金融庁検査のターゲットに間違いなく伊勢島ホテルがなるだろうとみんなが頭を抱えます。

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半沢はその対応を命じられます。

「金融庁検査まで2週間。

それまでに120億の補てんとホテルの再建案を検討してくれ」と・・・。

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★引当金について★

「2週間後におこなわわれる金融庁検査において、120億の運用損失を出した伊勢島ホテルを問題のある融資先、いわゆる実質破綻先と金融庁と判断した場合、東京中央銀行は、そこがつぶれた時のための準備金として、莫大な資金の積み立てを金融庁から通告される。(1千億以上)

これを引当金と呼ぶ。

引当金はそのすべてが経費として計上され、仮に伊勢島ホテルへの引当金が1500億円必要だとするなら、今年度3000億円ほどの収益を見込んでいた東京中央銀行は一気に収益が半減し、株価の暴落をまねき、経営の根幹をゆるがす事態になりかねない」

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伊勢島ホテルが実質破綻で東京中央銀行も失墜するかもしれない。

それが半沢の肩にのしかかっているんですね。
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行動開始です。

半沢はさっそく伊勢島ホテルに出向き、話を聞こうとしますが、湯浅社長(駿河太郎)は海外出張でおらず、対応した羽根専務(倍賞美津子)は、すべて内情を見抜けなかった銀行のせいだととても横柄な態度・・・。

「まず、銀行内で合意をとってきて」と余裕の表情。

とても相手になりません。

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それで、伊勢島ホテルを担当していた同期の時枝法人部調査官から融資の流れを聞きます。

 
「伊勢島ホテルは同族経営だ。

先代の湯浅のワンマンぶりは相当なもの。

息子のたけしが社長を継いでから、その古い経営方針を脱却できないことが業績不振の原因になってる。

そのすきをついて資金運用で一旗揚げようとしたのが羽根専務だ。

うまくいけば湯浅一族を退けて、自分が社長になれるとでも企んだ。

その結果、120億の損失をだした。

羽根専務は湯浅社長の指示で仕方なくやったと社内では根回ししてる。

実際はあの人が独断でやったことだと思う。

うちはそれを見抜けずに200億の融資をやってしまった」

悔しがる時枝を半沢は励まします。

「おまえのせいじゃない。

伊勢島を任されてからたった3か月だ」

「いや、俺の責任だ。

サブバンクの白水銀行は融資するはずだった100億をかなり早い段階でストップしてる」

「白水銀行は運用損失を見抜いてたっていうのか?」

「前担当だった京橋支店からもっとちゃんと引き継ぎをしていれば・・・。

今回の融資をとめられたかもしれない。

通り一辺倒のことしかおしえてもらえなくて。

京橋支店と言えば、いまの貝瀬支店長(川原和久)、その前も岸川部長、大和田常務と3代続けて、おまえ達、旧産業中央銀行の本丸のようなところだ。

俺達、元東京第一銀行が集まる法人部に大口取引先の伊勢島ホテルを横取りされて、おもしろいはずがないからな。

同じ行内で足の引っ張り合い。

支店長の貝瀬は見栄とプライドの塊。

その部下の小里(手塚とおる)も。このふたりに話を聞いてみてくれ」

時枝はすでに伊勢島ホテルへの融資の責任を取らされて、名古屋への出向が決まっていると打ち明けます。

半沢はおまえが責任をとらされるのはおかしいと反発しますが・・・。

「それが銀行なんだよ」と時枝。悔しさをにじませます・・・。

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半沢は、、伊勢島ホテルに融資した200億の即時返済を要求し、のちに再稟議した上で、適正価格を融資するべきと考え、取締役会の判断を仰ぎます。

けれど岸川取締役は羽根専務から融資が引き上げられると倒産すると泣きつかれたと言い、大和田常務も倒産されては元も子もないと半沢の提案に反対します。

頭取は結局、大和田常務の考えに従います。

上司からその決定を聞いた半沢は部下達とともに憤ります。

「銀行としては筋を曲げてはいけない。

回収できない金は貸すべきではない。

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しかし、伊勢島ホテルにしてみれば、われわれが金融庁検査で引当金をあてがわれ、今後の融資をストップする方が痛いはず。

にもかかわらず、融資の返済だけではなく、われわれの検査対策にも非協力的な態度を見せている。

何かがおかしい・・・」

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何かがおかしいですよね。

金融庁検査で問題視される方がいいみたいな・・・。

それに岸川、大和田が加担してるような・・・。

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その伊勢島ホテルの羽根専務は、電話で誰かから東京中央銀行の方針を聞かされ喜んでいます。

「とりあえずこちらは予定通りです。

半沢という行員が動きを見せていますが、検査を前に何もできないでしょう。

御行とは今後とも取引をさせていただきたいわ」

半沢の動きを警戒しつつ、どうせ短期間では何もできないはずと嘲笑っています。。。

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これは、予定通りということは計画されてたってことで、伊勢島ホテルを乗っ取りたい羽根専務と誰かが結託してるということなんですね~。。。

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「どうして白水銀行は伊勢島の運用失敗に気づけたのか?」

時枝の話で疑問に思ったことを探るため、半沢は渡真利(及川光博)とともに昔の友人で、今は白水銀行の融資部次長の油山(木下隆行)に接触します。

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油山によると、白水銀行に伊勢島ホテルの内情を内部告発した人物がおり、半沢はその人物に会いに出かけます。

伊勢島ホテルの元社長、戸越(小林隆)でした。

戸越は内部告発したのはサブバンクの白水だけではない、メインバンクの東京中央にもやった。けれど、逆にそれを握りつぶされたと怒りをぶちまけます。

しかも、羽根専務にリークされ、首に・・・。

「あなたの告発を握りつぶした人間を教えてほしい」

戸越は苦虫をかみつぶしたような表情をして半沢をにらみつけるばかりです。

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半沢はそのまま、東京中央の京橋支店に出向きますが、こちらでも担当の古里に追い返される始末。

「これが発覚したら、容赦はしない。倍返しだ!」

とは言うものの、もっと上が動いてないと融資200億などできないんじゃないかという思いも・・・。

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そんな折、帰国した湯浅社長が半沢に会いにやってきます。

頭取に伊勢島ホテルの再建に半沢を指名したのは湯浅社長でした。

半沢は過去に大東京ホテルを積極的に支援し、仕立て直したことがあり、そのときのことを湯浅は覚えていたのでした。

「あなたなら力になってくれると思ったんです!」

湯浅社長は、自分が考えている再建プランを説明します。

半沢はそれを聞いて援軍を得たとばかりに満足そうにうなづきます。

「では、まずは金融庁検査です!」

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その後、京橋支店の前でうずくまっている近藤をみつけ、いつもの剣道場へ連れて行く半沢。

近藤は銀行からタミヤ電機に出向したものの、経理担当なのだから、さっさと融資してもらって来いと突き放され、銀行では古里からいびられ、板挟みになって苦しんでいました。

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戸越、近藤、古里につながる人物がそろったところで、半沢は罠をしかけることにします。

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戸越は居酒屋に古里を呼び出します。

戸越が、内部告発の時のうらみつらみを話し出すと、戸越はニヤニヤ顔で。

「俺だって上に報告したんですよ。隠蔽したのは上の人間だよ~」

そこまで話したところで、戸越の背後から半沢と近藤があらわれます。

手にはICレコーダーが。。。録音されたことにビビる古里。

「内部告発を上に報告したんなら、貝瀬支店長宛てに報告書があるだろ?」

「・・・・・・金融庁検査があるので、持ち出すための疎開資料の中に・・・」

半沢、近藤、古里の3人は京橋支店にある報告書を取りに出かけることにします。

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疎開資料は銀行の倉庫の中にありました。

京橋支店に足しげく通っていた近藤は倉庫の暗証番号を暗記しており、それがとても役立ちます。

半沢は無事に報告書をみつけ、それを持ち帰ります。

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この一件で、半沢は湯浅社長に口利きし、戸越を復職させてもらいます。

その戸越は、貝瀬どまりじゃない。

もっともっと黒い闇が存在すると半沢に耳打ちします。

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また、板挟みで苦しんでいた近藤は半沢の影響をうけて、自力でタミヤ電機での居場所を確保、それまでの状況から脱します。

もちろん、古里を脅して融資もOK。

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半沢が京橋支店の不正を調べていることは、すぐに大和田常務の耳に入ります。

常務の部屋に呼ばれて、その経緯を尋ねられ、半沢は伊勢島ホテルの内部告発の話や、それを握りつぶした人物が当行にいると報告します。

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「証拠は最重要疎開資料として私が保管しております。

それにこの不正の裏には貝瀬支店長に指示を出した別の人物がいる。

それがはっきりするまでは公表できません」

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「京橋支店なら、関係するのは私と岸谷くんだろう?

私たちが疑われてるのか?」と笑い飛ばす大和田ですが・・・。

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「あなたたちは、時枝に押し付けたんでしょう。

あなたはこれまでも邪魔な人間を切り捨ててきたんでしょう。

私はどんなことをしてでも伊勢島ホテルを再建して見せる!

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たとえ相手が誰でも。

もし、隠蔽を指示したのがあなたなら土下座して詫びてほしい」

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半沢は宣戦布告してしまいます。。。

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ふぅ~、新しい舞台に、新しい問題。

おいつくのが必死って感じです。

これって、産業中央派閥が東京第一出身の頭取を辞めさせたいのかしらね。。。

ようするに大和田が銀行を牛耳りたいってことですわね。。。

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半沢は大胆で攻撃的ですね。

あそこまでできるリーマンって現実にはいないから、半沢を見て、みなさん、スカッとさせてもらってるんでしょうね。

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しかし、思い返してみたら、近藤の話がとても印象に残ってます。

板挟みになって辛そうでしたね。。。

半沢の真似をして怒鳴りつけて、最後はちょっと爽快な気分になれましたが・・・。

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あと、湯浅社長、どうもウソ臭くて、信じていいのかな~と。

半沢が信じている風だったので、余計、不安になったりして・・・。(笑)

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さっそく、大和田と正面対決してる半沢ですが、この先どうなるんでしょう。

たのしみです。

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※過去の記事

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話

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コメント

タイムリミットがある中でだから、まんまと乗せられちゃってます。
銀行ネタで、殺人がなくてもハラハラ出来るものです。
知らない言葉や知らない制度にポカンとしかけますが、、、
大和田常務は、頭取を追い落とす計画ってことなんでしょうか。

湯浅社長は平気です!
だって、半沢のお父さんである鶴瓶の息子さんですから(笑)

投稿: 閑人 | 2013年8月29日 (木) 14時36分

>銀行ネタで、殺人がなくてもハラハラ出来るものです。

銀行の話もおもしろいですね。ちゃっちゃと出向になってしまうのもすごいです。

>知らない言葉や知らない制度にポカンとしかけますが、、、

ほんとに。下に意味が出る時がありますけど、それを必死で読んでます。


>大和田常務は、頭取を追い落とす計画ってことなんでしょうか。

そんな感じですよね。

>湯浅社長は平気です!
だって、半沢のお父さんである鶴瓶の息子さんですから(笑)

まあ~そうですね~。(笑)
なぜこのキャスティングになったんでしょうね。
そういえば、大奥では堺さんの弟子役で出演されてましたね~。

投稿: とわ→閑人さん | 2013年10月 2日 (水) 14時56分

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