潜入探偵トカゲ・第10話 最終章・後
トカゲ(松田翔太)と寺島(松岡昌宏)の目の前に現れた篠崎(田中哲司)は自分がクモだと告げます。
トカゲは命を助けてくれるなら寝返ってもいいと言い出します。
そして、「寺島と一緒なら最強のスパイになる」とアピールしますが、寺島は拒否。
篠崎はトカゲの本気度を探るために寺島を刺せと命じ、トカゲは躊躇なく寺島の腿を
刺してみせます。
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そんなトカゲに篠崎は警視庁にあるクモのデータを消去しろと指示します。
自由になったトカゲは警視庁に忍び込んだあと、香里(蓮佛美沙子)と連絡を取ります。
香里に警視庁に来て、自分のかわりにデータの消去してるように見せかけてほしいと頼みます。
洋子(ミムラ)の手引きで警視庁に忍び込んだ香里がデータを消去。
アジトでその消去状況を見ている篠崎の目をごまかします。
その間にトカゲは倉庫に戻り、寺島を救出します。
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トカゲは篠崎から聞かされた茂手木の最期を伝えます。
茂手木は海に沈められる前に篠崎によって殺されていたと。
「茂手木さんを見殺しにして、自分だけ助かったとずっと責任を感じてた。
だから、自分の手で真実をつかみたいと思ってきた。
今度はあんたを助けられて良かったよ。
いや、俺の方が助けられたのかもしれないな」
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トカゲが裏切ったことを知った篠崎はクロサワに命じて蒼太を誘拐させます。
慌てて後を追いかける香里と柳田(伊東四朗)ですが、人ごみに紛れてしまって見失ってしまいます。
香里は蒼太のお弁当の匂いがすると、その通りでクロサワの目撃情報を集めることに
します。
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事務所にやってきた岸森に、トカゲと柳田は山根(吹越満)がスパイだと告げます。
岸森はとにかく人命優先で自分の娘と蒼太くんを救ってほしいと頼みます。
寺島は疑いが晴れて、捜査に復帰。
さっそく、山根を捕まえ、取調室で事情を聴くことにします。
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通りで一生懸命、道行く人にクロサワの写真を見せている香里。
けれど有力情報は0。
そこへトカゲがやってきます。
「君は何をしてる?」
「クロサワの情報を集めてます。
蒼太君を助けられないと私は探偵でいる意味がないんです!」
トカゲはじっと香里の目をみつめたあと、言います。
「そう・・・じゃあ、証明してみろ。
気持ちで人が救えるんだろ?」
香里がそういったのは助手としての初仕事の時でした。
トカゲはそれを覚えていて、蒼太探しを香里にまかせてくれたのでした。
「はい!!!」
香里をもう一度、みつめてトカゲは帰って行きます。
そして、ようやく香里はクロサワをみつけ、トカゲに連絡します。
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あれは、香里の目の瞳孔をみつめ、嘘をついていないか見ていたんでしょうね。
今回はすべての回の集大成のようです。
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岸森のところへ、篠崎から電話が。
「娘をたすけてください」と懇願する岸森。
その後、岸森は柳田の事務所を訪れ、篠崎の要求を伝えます。
「クモに関する捜査の打ち切りと、娘と蒼太くんと殺人容疑でつかまった山根くんとの人質交換を要求されました。
今夜9時、芝浦の第三倉庫にトカゲと寺島が山根くんを連れてくるように指示されました」
そこへ、トカゲから連絡が。
「クモのアジトとおぼしき場所がみつかったけれど、監禁されているはずの愛梨さんと蒼太がいない。クロサワと篠崎も・・・」
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それを聞いた岸森は、事務所を出た後、ふらふらとクロサワが出入りしているアジトへと向かいます。。。
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アジトの扉を開けて、中に入っていく岸森・・・。
そこに待っていたのは、トカゲと寺島でした。
トカゲと寺島らは山根を犯人とすることで、岸森を油断させ、罠にはめたのでした。
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「なぜ、ここがアジトとわかったんです?岸森さん。
それはここでよくクモと会っていたからだ。
捜査情報を流していたのはあんただ」とトカゲ。
「岸森さん。
本当のことを話してくれたら、人質救出のために午後9時に倉庫に向かう」と寺島。
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しばし呆然としていた岸森は事情を話し始めます。
警視総監になりたかった岸森は手柄を立てるために、篠崎から捜査情報を得るようになったそう。
数年前、妻の父親の会社が傾いた時、警察をやめようとした岸森に押収麻薬の横流しをすることで義父の借金を帳消しにできるといわれ、そこからは完全に篠崎の言いなりになるようになってしまったと。
それに気づいたのが、茂手木。
茂手木は篠崎と接触し、クモの正体に迫ったから、殺されたそう。
当時相棒だったトカゲも一緒に海に沈めたけれど、奇跡的に生き残り。
みんながトカゲがスパイかもと疑い、トカゲは警察を辞めることに。
そんなトカゲをわざわざ潜入探偵として雇ったのは、行動監視するため。
トカゲが何かをつかんでいると思い、脅威に感じていた。
寺島も執拗に篠崎を追い回していたため、スパイにされる羽目に。
トカゲにクモを殺せと頼んだのは、娘をさらわれて自分の精神が限界にちかづいていたからだと岸森は言います。
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岸森は、トカゲと寺島の前に手をついて、どうか娘を助けてほしいと。。。頭を下げます。
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けれど、そんな岸森にトカゲは言います。
「岸森さん、あんた、まだ話してないことがあるだろ?
まだ重大なことを話していない。
あんたは、まだクモの巣に絡め取られたままだ」
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トカゲと寺島はスーツケースに入った爆弾を見せます。
「俺たちを殺すつもりだったんだろ?
第三倉庫に仕掛けてあったよ」
それは第三倉庫でクロサワから奪った爆薬でした。
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アジトにすでに逮捕された篠崎とクロサワが山根と洋子に連れられてやってきます。
「あんたらは実際にクモを知る人物、トカゲと寺島を殺そうとしていた」
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「あんたのせいで台無しだよ」
「娘はどこだ?」と怒鳴り合う篠崎と岸森。
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「もうやめろ!」
トカゲの声がアジトに響き渡ります。
「人質は無事、救出した。
スパイを突き止めて、蒼太と愛梨さんを救出する。
あんたに頼まれた任務はこれで終わりだ」
「さすが私が雇った潜入探偵だ」
疲れ切った表情で岸森がつぶやきます。。。
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事件が解決して、ふと和むトカゲや寺島たち。
洋子はトカゲに今まで疑っていたことを謝ります。
寺島は本庁復帰の話はまだ生きてるから戻って一緒にやろうとトカゲに言います。
トカゲも晴れ晴れした表情で、
「あんたに誘われると気持ち悪いよ」と憎まれ口。。。
「おまえがスパイじゃないから一緒にやってもいい」
なおそう言う寺島。
横でそれを聞いていた香里はトカゲ警視庁復帰になると、探偵として働けなくなると寂しげな表情に。。。
それに気づいているのかいないのか・・・。
トカゲは・・・。
「いや、戻れないな。
俺には助手がいる」
そう言って、歩き出します。
それを聞いて、一気に笑顔になった香里がトカゲのあとを追いかけます。
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「ふられちゃいましたね~」と笑う洋子。
「まったく刺され損だ」と寺島。
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数日後、ソイミルガンが事務所に届きます。
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終わりましたね~。
岸森がスパイっていうのは大方の予想通りだったんじゃないでしょうか。
意外性はなかったけれど、納得の最終回でしたわ。
あっ、でも、岸森が白状した後でも、トカゲたちを爆弾で殺そうとしてたことにはビックリ。
頭を下げて、倉庫に行かせて、自分や篠崎の正体をしってる二人を殺してしまおうなんて。
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それから、クモこと篠崎とクロサワが簡単につかまっていたのには拍子抜けしました。
そこらへんの経緯もちょっとやってほしかったです。
時間がなかったのかな。
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そして、そして、とっても地味に、でも大活躍したのが香里!
もうちょっとその活躍を見たかったです。。。
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とうとう、助手として認めてもらえた香里。
どんどんこの先、有能になっていくことでしょう!
ああ、続編で、彼女の活躍がもっとみた~~い。
ところで、寺島はもういいのかな。。。
恋より仕事をとったということ?
トカゲに気持ちが移ったという感じではなかったんですけどね~。。。
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ほんとに続編が見たいです。
期待して待ってます。。。
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※過去の記事
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