いやあ~、おもしろかったです。
航空自衛隊の広報室が舞台になっていて、コメディありの展開で楽しかったです。
これはもう視聴決定です。
なんだか、ニンマリ。
楽しいドラマに出会えて、ワクワクしています。
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稲葉リカ(新垣結衣)は、帝都テレビの情報番組「帝都イブニング」のコーナー、「働く制服シリーズ」のために自衛隊を取材することになります。
元々は報道局にいて、トラブルを起こして異動してきたリカ。
それが不満で戻りたくて仕方がない。
名誉挽回のためになんとかスクープを探そうとしています。
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そんな思いをもってやってきた自衛隊の航空幕僚監部広報室。
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でも、リカは自衛隊のことを何も知らないんですね。
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思わず、「空軍」と言ってしまって、広報室長の鷺坂(柴田恭平)らは絶句。。。
「自衛隊に空軍は存在しません。
我々は専守防衛、国を守ることにだけに存在する自衛隊なんです」
と説明されたり・・・。
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「何か取材にちょうどいい事件性の高いものはないですか?」
とたずねて、リカ担当になった空井(綾野剛)にも、
「それはあなたがそういうことを期待してるということですか?」
とあきれられたり・・・。
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極めつけは、
「戦闘機って人殺しのための機械ですよね?
そんなものに乗りたいなんて!そんな願望を持ってる人を取材するなんて・・・」
などと言い出し・・・。
「俺たちは人を殺したいなんて思ったことなんて一度もありません!」
と空井をキレさせてしまいます。。。
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広報室の面々は二人がもめているのを見て心配しますが、鷺坂はいたってのんき。
「空井は元気なやつだった。
あんな風に寝ぼけたように笑うやつじゃなかった。
なのに、降りかかった運命を呆然と受け止めて、1年たった今もまだ呆然としてやがる。
そんなあいつが稲葉さんに会ってふるえるほどの怒りに見舞われた。
いい傾向だ。出会いって大切だね」と・・・。
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リカの取材が進む中、ドラマの撮影班から放送中のドラマで航空自衛隊が救助にやってくるというシーンを撮りたい。撮影まで1週間しかないけれど、なんとかならないかと頼まれます。
リカからその話を聞いた鷺坂は広報室総動員で上司や関係各所と交渉。
「詐欺師、鷺坂」と呼ばれているだけあって、見事に周囲を説得してのけます。
さらに、ドラマ班にも映像だけでなく、主人公に「自衛隊」ではなく、「航空自衛隊が助けにきた」と2度言わせてほしいと取引をもちかけます。
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やり手です。笑わせますよお~。
ここらへんのやりとりがとっても楽しい。
鷺坂室長、最高~!
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その鷺坂が突然、航空自衛隊の広報誌をリカに渡します。
1年前に発行されたそれには、ブルーインパルスのパイロットになったばかりの空井のインタビューが載っていました。
パイロットになれたことがうれしくて仕方がないと語っている内容。
リカは、では空井が今、どうして広報室にいるのか不思議に思い、インターネットで調べてみることに。
そして、このインタビュー直後に不慮の事故でパイロットを断念したことを知ります。
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悲劇のパイロット。。。
超エリートパイロットだったが、一度もブルーインパルスに乗ることなく夢を絶たれてしまった空井。
「泣けるドキュメンタリーを撮ってみせるわ!」と俄然張り切りはじめるリカです。
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けれど、リカの態度に再度キレた空井は鷺坂にリカの担当をはずしてほしいと頼みに行きます。
「どうして我慢する?我慢なんかしなきゃいいんだよ。
戦闘機は人殺しのために機械であり、パイロットには人殺し願望がある。
そんな暴論を黙って聞いてちゃいかんのよ。
俺たちは航空自衛隊の広報なんだから。
腹をたててもいい。ただし、キレるな。
正しい主張だからこそ、怒鳴っちゃいかんのよ。怒りを相手にぶつけるな。
俺たちの信条はなんだ?
専守防衛、守り切ってナンボだろ?
俺たちはいつでも撃てる。撃つ能力もある。
それでも極限まで撃たないことを命じられている。
広報も同じだ。
それにそんな不本意なことを言われるのは俺たち広報のせいなんだ。
わかってもらおうという努力が足りてないからだ。
努力もせず、理解しろっていうのは虫がよすぎるって話だよ」
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空井は気を取り直して、再びリカと行動をともにします。
ドラマの撮影のサポートをする空井。
その空井を、下心アリでビデオカメラをもって撮影するリカ。。。
ドラマの備品を探して駆ける回り、やがて足の傷が痛み、うずくまるように座り込んでしまう空井をリカはずっと追いかけ撮り続けます。
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そうやって一緒に行動するうち、リカと空井は打ち解けるようになります。
「子供のころに航空ショーで見たブルーインパルスにあこがれて、パイロットになるために一生懸命努力してきたんだ。
でも、今はその資格さえはく奪された・・・。
どんな飛行機ももう操縦はできない・・・」
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その空井の前に同じようにパイロットにあこがれる少年が現れてたずねます。
「どうしたら、ブルーインパルスを操縦するパイロットになれるの?」
「・・・願えば必ずなれるよ・・・」
その少年が幼い頃の自分と重なったのか、空井はひとりになった途端、地面に泣き崩れます。
「なんで事故に遭ったのが俺なんだ!
俺だったんだ?
俺はブルーに乗れたのに!!
畜生!畜生!畜生!!」
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体を震わせて、地面をたたき続けている空井。
リカはビデオカメラの電源を切り、空井のそばにかがみこみます。
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そして、空井の頭にそっと触れ、やさしく撫ではじめます。。。
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空井が落ち着くまでずっと・・・。
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夢を奪われたショックのあまり、一年、現実を受け止められなかった空井。
それが、リカとの出会いで、涙と共に感情が一気にあふれ出ました。
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まるで生傷からダラダラと血を流し続けているよう。
血とともに噴き出す悲しみをリカは真正面から受け止めてあげてました。
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勝ち気で、考えるより先に口が動くタイプのリカ。
でも、正義感が強くて、時には広報室のためにドラマ班に文句をいうことも。
それと、空井には弱いみたい。
いえ、この出会いで恋に落ちたみたい。
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ラストでは、帝都テレビのドラマの中で「航空自衛隊」というセリフを2度も言ってもらえたことで、広報室は大盛り上がり。
「航空自衛隊をアピールできるシーンが映像にして3分!
これは広告費で2億円だ。お前の努力のおかげだよ」
鷺坂にそう言われた空井は気持ちを入れ替えて広報の仕事に打ち込もうと決意します。
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その気持ちを伝えるために空井はテレビ局にいるリカに電話をかけます。
「あの・・・、自分、稲葉さんのために生きてみようかと思います!
そういう第二の人生もいいんじゃないかって思って・・・」
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えっ?まさか告白??こんなに早く???
ドキドキして舞い上がるリカ。
「あっ・・・あの、くっ、国は?
あなたには、国を守るっていう使命があるでしょう?」
辛うじてそう答えると、のんびりした返事が返ってきます。
「そうなんですが、
まずは稲葉さんにわかっていただくことが広報の仕事なんだと思うんです。
稲葉さんのための広報官になるところからはじめようと思います。
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だって稲葉さん、基地と駐屯地の違いすらわかってないですよね?」
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「うっ・・・、わ、わかりません・・・」
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「陸上自衛隊は駐屯地。空自と海自は基地なんです。
陸自の場合、出動がかかった先が拠点になるからです。
空自と海自が日頃使ってる基地が有事においてもそのまま拠点になることが多いので基地という・・・」
リカは電話の受話器を耳からはずして、、、。
「まぎらわしいのよ!言い方が!!」
一瞬でも、うろたえた自分が恥ずかしくてたまらない、そんな様子のリカでした。
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空井は鈍いタイプみたいですね。
リカだけじゃなく、自分の席の後ろにいる広報室の面々も空井の言葉に騒然としていたのに、まったく気づいてないんですもの。
リカはこれからもドキドキさせられそうです。
おもしろいです。
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自衛隊のこと、私もほとんど知りません。
なので、なるほどね~なんてたくさん思いつつ、このドラマを楽しみたいと思っています。
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空井っていいですよね。
繊細な感じが。。。(笑)
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ただ、初回は圧倒的に鷺坂がおもしろかったです。
鷺坂の広報室はチームワーク抜群。
リカと空井のことも興味津々。ふたりを生暖か~~く見守っていきそうです。
同じ部屋にいる報道班の柚木典子(水野美紀)がちょっと気になる存在。
武闘派の香りが少し・・・。(笑)
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日曜日がとっても楽しみです。
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それにしても鷺坂の怒らないで、冷静に主張しろっていうお言葉。
身につまされる・・・。
冷静な人はやっぱり心が鍛錬されているんでしょうね。
私はいくつになってもダメみたい。腹が立つこと多しです。。。
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さて、次は確証とガリレオです。。。
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