ビブリア古書堂の事件手帖・第3話 論理学入門
ビブリア古書堂にひとりの男(中村獅童)がやってきます。
男はヴィノグラードフ・クジミンの「論理学入門」という文庫本を買い取ってほしいと依頼します。
そして、買い取り表に坂口昌志と大きくサインすると、明日また来ますといって慌てて帰ってしまいます。
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栞子がその文庫本の値打ちを大輔に説明しつつ、裏表紙をめくると・・・。
そこには私本閲読許可証という紙が貼りつけてあります。
驚きつつ、栞子はそれを大輔に説明します。
この紙は、刑務所の受刑者が私物として持ち込んだものに張り付けられます。
「ということは・・・あの人は刑務所に入っていたということなんですか?」
許可証には坂口昌志と書かれてあり、それは疑いようがないようで・・・。
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折りしも、テレビでは脱獄犯が逃走中というニュースが・・・。
伝えられている人相や服装は坂口そっくり。
「・・・・・・えっ?まさか・・・」
栞子も大輔もビックリ。
その話を聞かされた志田(高橋克美)は栞子を家の奥に隠し、店番は大輔がするようにと言い置いて、再びさっさと仕事に出かけてしまいます。
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ひとりで店番する大輔のところへ、やってきたのは坂口の妻だという女性(佐藤江梨子)。
女性は話好きで、自分はしのぶといい、ホステスをしていると自己紹介。
思い出の本だから売りたくないのだと「論理学入門」を勝手に持って帰ってしまいます。
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大輔は志田とともに、その本を取り返しに出かけます。
「脱獄犯とはかかわりたくない・・・しのぶにもだまされているんじゃないか」
大輔と志田はドキドキして彼女の店を訪れます。
しのぶは気持ちよく本を返してくれます。
そして、本の思い出を話し始めます。
ふたりはこのお店で知り合い、無口な坂口がこの本で彼女を励ましたという。
それが馴れ初めだと幸せそうにしのぶは笑いますが。
昨日、突然、家にあるすべての本を売ると言い出して、ふたりの本まで手放してしまった。
しのぶは坂口の気持ちがまったく理解できなくて戸惑っていると言います。
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栞子は大輔と志田からその話を聞いて、坂口が処分した本を見たら何かわかるかもと口走ります。
大輔は本を買い取った古本屋に栞子と志田を連れて行きます。
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翌日、やってきた坂口に栞子は、彼の秘密を暴いてみせます。
坂口は病気で視力を失いかけているのでした。
夫の後をつけてきたしのぶも店に入ってきて、坂口は栞子に促されるようにして、目のことを打ち明けます。
離婚してもいいという坂口にしのぶは、
「思い出の本を手放さないで。読みたいときには私が読んであげるから」
と明るく笑います。
さらに、坂口は自分が前科者であることも打ち明けます。
しのぶは「そんなこと前から知ってたわ」と驚きもしません。
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ふたりのやりとりを聞いていた栞子や大輔、志田はほっと胸を撫で下ろします。
そして、本を買い戻して、寄り添うように店を出て行くふたりを見送ります。
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「・・・結局・・・脱獄犯じゃなかったんですね」
ああ、そういえば疑っていたんだったと、、、思い出す3人でした。
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「奥さんは刑務所に入っていたことを気づいてたんですね」と大輔。
「いえ、気づいてなかったと思いますよ。
でも、ふたつも隠し事があったとなると、ますます坂口さんの肩身が狭くなる。
だから、知っていたといったんでしょう。
坂口さんも奥さんのその嘘を気づいてたかもしれないですね」
「・・・なるほど~」
大輔は栞子の言葉にふかくうなづきます。。。
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テレビでは、脱獄犯逮捕のニュースが流れています。
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視力が悪くなりながら、ビブリア古書堂までよく来れたな~とか、
仕事もできてるなんて、まだそんなに悪くないのかな~とか、
ちょっといろいろ考えてしまいました。
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明るくて、よくしゃべる楽しい奥さんっていいですよね~。
まわりまで明るくして。
今回のことも愛が勝つ!で楽々乗り越えてしまいました。
幸せをつかんでいく人なんでしょうね。。。。
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ところで、志田はレギュラーなんですね~。
しのぶの働くクラブにいって、だまされるかもしれないからお酒を飲むなと注意していて、さすが大人だわ~と思っていたんですけど。
最後、飲んでましたね。(笑)
大輔も志田も、結局はガード弱すぎ。
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志田はせどり屋としての仕事ぶりもちゃんと見てみたいです。
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あと、栞子たちがよくいく甘味処の店長、藤波(鈴木浩介)が結構なおもしろキャラです。
もっと登場してほしい~。
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