終わってしまいました。悪夢ちゃん。
おもしろかったですね~。。。
最終回にきて、結衣子の母、菜実子の存在がクローズアップされました。
みんなにつながりがあったという展開は推理ドラマを見るようで、素敵な種明かしに驚きつつ、涙しつつ、最後には拍手を送りたい気持ちになりました。
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行方不明の生徒たちが戻り、事件は一段落します。
そんな時、意識を失くしたままの結衣子(木村真那月)が予知夢を見ます。
夢札にはバッチリ、その映像が記録されています。
それをみた彩未(北川景子)はすぐに自分の育った施設のシスターマリカに会いにいきます。
マリカは幼い頃の彩未が書いたという絵を見せます。
それは施設長を殺めているマリカの絵。
「あなたの絵を見たのは施設長を殺した後だったわ」
マリカは、施設長が人身売買の組織に子供を売り渡していたことに気づき、施設を存続したい一心で殺して埋めてしまったのだと告白します。
そして、教会に火を放って死のうとしますが、彩未は彼女を救出します。
結衣子の予知夢はマリカの自殺までを映し出していたのでした。
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そのマリカと若いシスターの情報から組織を尻尾をつかめそうだと警部は二人を連行していきます。
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彩未は自分が持っていた白い犬の絵を古藤教授(小日向文世)に見せます。
それは幼い頃、菜実子が書いてくれた古藤家の飼い犬、夢之助の絵でした。
「夢獣は菜実子ちゃんなんじゃないかしら・・・。
無意識の中でずっと守っていてくれたんだって思えるの」
古藤教授は彩未に彼女自身が幼い頃に見た夢札を見せます。
それは、小学校の教室で結衣子が楽しげに歌を歌っていて、それを笑顔で見ている教師となった彩未を映し出していました。
当時、彩未は菜実子に結衣子はあなたの娘で、このころにはもうあなたはいないと言ったそう。
それは菜実子にとってショックなことだったろうと古藤教授は語り始めます。
やがて、菜実子は高校生になり、病気で自分の命が残りわずかと知らされた時、その夢札を実現しようと全力を注いだそう。
菜実子は古藤教授には父親が誰かは告げず、結衣子を身ごもり出産します。
混乱する古藤教授を菜実子は穏やかな表情で説き伏せます。
「この子を産んで彩未ちゃんに会わせるの。
そうしないと彩未ちゃんは一生過去を思い出さないかもしれない。
そうでしょう?そうなったのはお父さんのせいでしょう?
お父さん、ちゃんと結衣子を育てて、彩未ちゃんに必ず会わせて。
私は結衣子がいれば大丈夫。結衣子の中で生きられるから」
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彩未もその夢札どおりに無意識のうちに教師の道を選んでいました。
古藤教授は菜実子のアルバムを彩未に見せます。
そこには病室にお見舞いに来ていた同級生たちが何人も。
その中のひとりをみて、彩未が目を丸くします。
同級生の中に志岐(ガクト)が・・・。
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また、古藤教授は彩未の勤務している小学校の校長にも引き合わせます。
ただただ驚くばかりの彩未に、校長は菜実子とのことを話してくれます。
校長は菜実子の小学生の担任で、お見舞いに行った時、菜実子から頼まれたそう。
「先生。彩未ちゃんは私の一番の親友なの。
でも、向こうには私の記憶がないの。
その人は必ず小学校の先生になるから見守ってあげて。
そうでないと私が困るの」
菜実子の必死の願いに、校長は半信半疑のまま、うなづくだけだったそう。
けれど、実際に彩未が教師となっていることを知り、手を尽くして自分の小学校に赴任するようにしたと言います。
校長は彩未の肩を抱いて、うれしそうに微笑みます。
「あの子の言ったとおりだった、ほんとにいい教師になったわね」
「私・・・、菜実子ちゃんにずっと守られていたなんて。
人を信じてなかった時もずっと守られていたなんて・・・」
彩未は菜実子の写真を胸に抱き、号泣します。
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彩未はベッドに横になると、眠り続けている結衣子の無意識とつながります。
結衣子は彩未が自分の夢の中にやってきたことに驚きます。
「驚いた?そう、先生は誰かの夢に入ることもできるのよ。
その中で予知夢だってみられるのよ。ちょっと見に行きましょうか。
あなたが気になっている未来。予知夢を」
そして、結衣子が今まで予知夢を見た人たちのその後を見てまわります。
どの子も良い未来を歩んでいて、結衣子は・・・。
「わかった?
みんな、あなたの夢に影響をうけたかもしれない。
でもそこから先は自分で歩いて、
自分の力で未来を変えていく人だっている。
その人間の未来は、その人だけしかつくれないものなのよ。
だから、あなたはなんにも恐れることなんてない。
悪夢ちゃんは悪夢ちゃんのままで未来を作って行けばいいのよ。
私が受け止めてあげるから。
どんな悪い夢でもちゃんと受け止めてあげるから。
だから安心して現実にもどっておいで」
力強い彩未の言葉に結衣子はうなづきます。
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そんなところに突如、現れる白馬に乗った王子様の志岐。
その横には菜実子が変化した夢獣。
「良い夢をみたければ、いつでも私をお呼びください」
彩未は苦笑します。。。
「みんないるからね。
この世の現実を見ておいで」
夢獣はやさしく結衣子に語りかけます。
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そして、結衣子は目覚めます。
隣りで手をつないで寝ていてくれた彩未に結衣子は抱きつきます。
「彩未先生!」
「人間の未来はいいことばっかりじゃない。
悪夢も多い。だけど・・・。
いつだって私たちの思い描く未来は、夢なのか現実なのか、自分が行ってみるまではわからない。
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どんなに悪い現実の中でも人はいい夢をみることができる。
だから、恐れず一緒に生きていこうね。悪夢ちゃん」
クラスメイトが結衣子の目覚めを聞きつけ、お見舞いに駆け付けます。
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数日後、かつて見た夢札のとおりに、学芸会で結衣子が歌を歌い、それを楽しげに見守っている彩未の姿が見られました。
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結衣子は彩未に連れてきてもらった夢違観音の前で、声をあげます。
「先生、私、ここを夢で見たの。
ここにお父さんがやってきたの。顔は見えなかったけれど・・・お父さんだった」
背後から靴音がして、ふたりが振り返るとやってきたのは・・・。
亡くなったと思われていた志岐でした。
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菜実子が最期まで隠し通した人。
顔がすべて見えたわけではありませんでしたが、あれは志岐でしたね~。
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ああ、そうなるのかと大変納得してしまいました。
すべての種明かしをされてみると、なるほどなあ~と思えることがいっぱい。
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実はとても感動して、長い余韻にひたっておりました。。。
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志岐ははじめから古藤教授のそばで結衣子を見守っていたんですね。
菜実子から彩未の話も聞いていて、その不思議な夢札にも興味を持って研究者になったんでしょうね。
あれやこれや思い出すと、じわじわと志岐の気持ちや行動に納得してしまいます。
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菜実子は自分の母が死んだとき、彩未を責めたことを後悔していたんでしょうね。
だからずっと気にしていて。
彩未の菜実子が亡くなっているという予知夢は、自分の余命がわずかだとわかった時、希望になったんじゃないでしょうか。
なんとか結衣子のいるその予知夢どおりにするんだと、高校生で子供を産んだ。
志岐はすべてを聞かされて、同じ希望を追いかけたんでしょう。
いい加減な思いだったんじゃないことはその後、夢を研究していることでわかります。
菜実子のいろんな思いがつまったこの選択が見事に実を結んだんですね。
ひとりでここまで大きくなったと思っていた彩未に伝わって良かったです。
今後の彩未の心が豊かになりますよね。。。
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この菜実子の部分のお話だけで、別のドラマができますね。
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欲を言えば、この菜実子の話、回想と古藤教授の話だけでなく、もうちょっとじっくり描いてほしかったです。
もっと時間を拡大していたら、それができたんでしょうね。
もったいないな。
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それから、土に埋まっていたお金の話。
あれは志岐たちがネコババしたのか~~と疑っていたんですが、最後にちゃんとフォロー。
お金は警察に届けたんですね。(笑)
志岐、いい人に変身~♪(笑)
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そうそう。年齢設定ですが、彩未と菜実子は同い年だったみたいですね。
志岐は・・・。。。
もう感動したので、深くは追及しまい。。。いくつでもいい!
もともとガクトさんは年齢不詳だと言い続けているし。フィギュアっぽいし。(笑)
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あと、志岐の助手。山里(和田正人)と琴葉(優香)がラブラブ?
いつの間に~~。(笑)
彼はとっても怪しい存在だったんですけど、最後には普通の人になりましたね~。(笑)
恋をしたから毒気が抜けた?(笑)
いえ、いえ、志岐同様、もともといい人だったんですね。
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琴葉もしっかりカウンセラーとして動いてました。
生徒の母親と仲良くなって、気分転換をはからせるなんて。
しっかりと状況を見て必要なことをする。
彩未とはいいコンビだったんですね。。。
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学校もいい先生ばかり。
彩未もいい教師になりました。
良いドラマが見られて良かったです。
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この時間帯のドラマは怪物くんも妖怪人間ベムも見なかったんですよ~。
似た雰囲気の悪夢ちゃんを見ようと思った私はまだまだドラマ運があるというもの。
と・・・自画自賛したところで、秋ドラマの締めくくりの記事が終了です。
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※過去の記事
第1話
第2話
第3話
第4話
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第6話
第7話
第8話
第9話
第10話
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