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2012年9月23日 (日)

みをつくし料理帖 意外性がつまってました

テレビ朝日で午後9時から放送されました。

高田郁さんの日本時代小説のシリーズのドラマ化です。

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2時間20分もあるドラマだったんですが、じっくりと楽しめました。

私にとっては随所に意外性があるドラマで、とてもおもしろかったです。

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澪(北川景子)は18歳で江戸にやってきます。

元々は大坂に住んでいたんですが、洪水で両親を亡くしさまっているところを

大坂随一の料理の名店、天満一兆庵の女将(原田美枝子)に拾われ、

幼い時から味覚の才能を見込まれ料理人として腕を磨いてきました。

そのお店が隣家からの延焼で焼失。

主人は亡くなり、女将とともに江戸へ。

病がちな女将のために賢明に働く澪です。

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澪はそば屋を営む「つる家」の主人(大杉漣)に雇ってもらい、

料理をお客に出しますが、

上方の味は江戸の人には受け入れてもらえず、つらい思いを・・・。

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上方と江戸の味の違いは、はじめの方で乗り越えて、その先は、料理人として試行錯誤を繰り返していきます。

おいしい料理を作りだしても、すぐに近隣の店に真似されて客足が遠のいて・・・。

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ほかにもいろいろあって、その度大泣きながら、ふんぐっと踏ん張って笑顔を見せる澪がすごく輝いていました。

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私だけかもしれないですが、

お話として意外でおもしろいなと思った点がいくつかありました。

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まず、澪がつる屋の主人(大杉蓮)に雇われるようになるきっかけ。

これが、すごく心温まると言うか素敵なエピソードなんです。

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17歳で亡くなった娘のお墓参りに行った帰り道、

つる屋の主人は荒れ果てたお稲荷さんで草むしりをしてる澪に気づきます。

それは何日も続き、とうとう澪はお参りができるようになるまで、キレイにしてしまいます。

その姿が自分の亡くした娘に重なってしまって、

つい、主人はつる屋で働かないかと声をかけてしまうんですね。

お稲荷さんがこの優しい主人と引き合わせてくれたのか、

この縁で澪の人生は一気に道が開けていきます。

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ドラマを見てるうち、このつる屋の主人の人となりがわかってきて、

おかしくてたまらなくなりました。

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お客がどんなに澪の料理をけなしても、

「澪は上方で修行をした立派な料理人なんです」とずっとかばい続けるし。

澪の作った料理はすべて誉める。

絶対に、文句を言わない。「おいしい、おいしい」を連発。

ただ、誉めるばかりでアドバイスもしないから、

澪は外で答えをみつけてくるしかないんですよね。(笑)

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この主人を見ていて、あんまりおいしいを連発するから、なんだかおかしくなってきてしまって。

もうほんとに娘のかわりで、かわいくて仕方ないんでしょうね。

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澪がつらい目に遭うのを見てられなくて、江戸の味に合わせなさい、と言ってしまわないところがこの主人のすごいところ・・・とも言えますね。

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それと、江戸の味を理解することになるきっかけ。

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偶然知り合った町医者の永田源斉(平岡祐太)が、

「江戸は職人が多くて、仕事でいっぱい汗をかくから、塩辛いものがほしくなる」とヒントをくれます。

それで、澪は江戸の味を理解することができるようになるんですけど。

これで、江戸はしょうゆの使う量が多く、塩辛い味付けがなぜなのかを理解できて、

職人たちに喜んでもらえるようなものを作ろうと試行錯誤するんです。

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江戸の味を真似るんじゃなくて、食べる人そのものが見えてくると味付けが決まる。

江戸の味へのアプローチの仕方が一枚上手というか。

それで、理解してしまうとそこは料理人、早いんですよ。

おいしいと言わせる料理を作るのが。(笑)

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あと、江戸の「ダシ」について教えてもらうのが鰹節屋さんだったところ。

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普通なら偶然知り合った大物料理人とかが登場しそうでしょう。(笑)

なのに、そうじゃなくて、鰹節屋さんに教えてもらうんです。

これにも、なるほど~と納得。

澪は江戸にはそんなに頼る人はいないんですよね。

つる屋の主人はなんでもおいしいというし。(笑)

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そんな澪に一番親切に教えてくれたのが、鰹節屋さん。

澪が「お客さん」として訪れているので、買ってもらうためにも親切丁寧に作り方を伝授。

こういうところ、澪はすごくかしこいと思います。

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ほかにも、小松原(松岡昌宏)の正体には、ふんっっっ!!!なるほど!!と思わず膝をポンとたたいてしまいました。

意外性抜群でした。

小松原があんまり前面に出ないのも良かった。

大立ち回りをされたら、従来の時代劇になってしまいますもんね。

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こんな風に私にとっては小さな意外性がつまったドラマでした。

なので、出てきた初めから花魁(貫地谷しほり)の正体はわかってましたが、

そこはそれ、すっかり忘れて、

澪とのシーンでは、久しぶりに大泣きしました。

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あそこでこんなに泣くなんて・・・。やっぱり意外かな。

ほんとにいいシーンでした。

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最後に、北川景子さんの泣き顔・・・かわいかった。

メイクも薄くて、初々しい。

貫地谷しほりさんは逆に花魁メイクが妖艶で新しい一面を見た感じがしました。

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いつもおいしい料理を作って笑顔がいっぱい、

時には苦難もあるけれど、

それでも、くじけない澪で。

周りにも応援してくれる人が増え、にぎやかになって。

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江戸の町にしっかり馴染んでいく澪に、見終わった時、明るい気分になりました。

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この澪の話はシリーズで本が出ているらしいです。

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ならば・・・、連続ドラマでも見たいですね~。

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その時は、プラスして江戸の庶民の暮らしを丁寧に描いてほしいな。

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杉浦日向子さんの江戸の話がとてもおもしろかったので。ぜひ!

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2012年夏ドラマ」カテゴリの記事

コメント

ああっ。観たかっやつぅ
録りわすれたよぉ
けいこちゃん、観たかったぁ。うぐぐ

投稿: と~まの夢 | 2012年9月23日 (日) 21時51分

こんばんわ~私も見ました((*´∀`*))
北川さんってそれほど好きな女優さんではなかったので期待せずに見たのですが、おもしろかったです。
北川さんも芯の強いとこと、泣き虫でたおやかな感じの両方があってすごく良かったです。
>つる屋の主人はなんでもおいしいというし。(笑)
そうそう、私、つる屋の主人が、江戸はもっと濃いめの味なんだよって教えてあげればいいのにって思ったんですが、主人にとって、澪は料理人ではなくホントに娘だったんですね。
このドラマでは、このつる屋の主人との出会い、そして町医者の永田との出会い、小笠原との出会い、小松原との出会いを本当に大切にして成長につなげているのが伝わってきて、じーんときました。
あさひ太夫との粋な再会にも泣かされましたよ~
連ドラになったら、見ると思います。
>プラスして江戸の庶民の暮らしを丁寧に描いてほしいな。
そうぞう、その部分がちょっと足りなかったですよね。
それがあったら、さらにおもしろく見られると思います(´m`)

投稿: きこり | 2012年9月23日 (日) 21時57分

>ああっ。観たかっやつぅ
録りわすれたよぉ

きっと再放送がありますよ。
ネットとかでもとても評判がいいみたいなんで。

>けいこちゃん、観たかったぁ。うぐぐ

かわいかったですよ~。泣き顔がもうたまりません

投稿: とわ→と~まの夢さん | 2012年9月25日 (火) 00時40分

こんばんわ~!!!
きこりさんだあ~~!お久しぶりです。

>北川さんも芯の強いとこと、泣き虫でたおやかな感じの両方があってすごく良かったです。

そうですね~。泣いても耐えて何か方法をみつけるところ、良かったです。

>そうそう、私、つる屋の主人が、江戸はもっと濃いめの味なんだよって教えてあげればいいのにって思ったんですが、

私も、大杉蓮さんに教えてあげてよ~って文句言ってました。なぜ教えてあげないのかが不思議でしたよね。

>主人にとって、澪は料理人ではなくホントに娘だったんですね。

多分そうなんじゃないかと…。
でも、こじつけてますけどね。(笑)

>このドラマでは、このつる屋の主人との出会い、そして町医者の永田との出会い、小笠原との出会い、小松原との出会いを本当に大切にして成長につなげているのが伝わってきて、じーんときました。

ん?小笠原はドラマには登場してなかったと思ったので、誰だろうと調べてみたら、あとのシリーズで出てくるんですね~。
きこりさん、小説の方も読んでるんですね。

このシリーズ、たくさん出ているようなので、もしかしてほんとに連ドラがあるかもしれないですね。

>あさひ太夫との粋な再会にも泣かされましたよ~

泣きました?私も。
北川景子さんと貫地谷しほりさんはプライベートでも仲がいいそうです。あのシーン、ほんとに良かったです。
私なんて号泣です。久しぶりに泣きました。(笑)

>それがあったら、さらにおもしろく見られると思います(´m`)

江戸の庶民の生活っておもしろいんですよね~。
ぜひ、澪のいる江戸を多角的に見てみたいもんです。

秋ドラマの情報誌が発売されていて買って見てみたんですが、何を見たいのかもわからない…。
きこりさんの秋ドラマのチョイスも見せてもらおうと思ってます。
またまたよろしくお願いします

投稿: とわ→きこりさん | 2012年9月25日 (火) 00時56分

テレビドラマ化する前から澪つくしのファンでもうドラマ化の話を知ったときからものすっごく楽しみにしてました。最近時代劇のテレビドラマがすっかり影を潜め、寂しいおもいをしていたわたしとしては、できれば連続ドラマになってほしいと願っております。

投稿: よっこたん | 2012年10月 8日 (月) 21時55分

はじめまして~。よっこたんさん。
コメントありがとうございます。

>テレビドラマ化する前から澪つくしのファンで

原作がとっても人気なんですね~。
原作ファンの方もドラマを見て納得なんて、ドラマ化大成功ですね~。私は読んでいませんが、ドラマはとてもおもしろかったです。

>時代劇のテレビドラマがすっかり影を潜め、寂しいおもいをしていたわたしとしては、できれば連続ドラマになってほしいと願っております。

連ドラ化してほしいですね。
時代劇というと、男の侍が主人公っていうのが多かったですが、それがなくなってしまい。
今度は女料理人が主人公なんて、時代が変わったなあ~~と思いません?
料理人が主人公だと江戸の庶民の暮らしももっと身近に描けるでしょうし。ほんとに連続ドラマで見たいです。
見てみたいです。

今後ともよろしくです。良かったらまた遊びにきてくださいね。

投稿: とわ→よっこたんさん | 2012年10月 9日 (火) 20時48分

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