サマーレスキュー 第3話 母の死
今回は速水に感情移入してしまって、ちょっと悲しかったです。
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速水(向井理)は山を降りて、大動脈瘤を患っている母親(中田喜子)の手術をします。
倉木(時任三郎)がサポートについてくれますが、手術中にあらたにガン細胞までみつかり、手術不可能で閉腹するしかなく・・・。
速水は麻酔から覚めた母親と少し話をします。
それが最後。
速水が目を離したすきに母親は吐血し、亡くなってしまいます。
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すべてをひとりで受け止めようとしてる速水を見ているのがつらかったです。
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母親のお葬式を済ませ、速水は再び山の診療所へと向かいます。
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母親が余命いくばくもないというのに、来月ドイツ留学に行ってくれという沢口教授(松重豊)。
母親の様子を見ながら、医師として病院で働きたいと思っているでしょうに、なんでまたドイツ留学。
「最先端の医療機器開発に必ず役に立つ。
5年後、10年後、君のお母さんと同じ病状の患者を千人救うことになるだろう」
まだ母親が亡くなったわけではないのに・・・。
これには戸惑いつつ、残酷なことを言う人だな~と。
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その後、母親が亡くなって、
「最先端の医療機器がそろったこの病院でも、僕は母の命ひとつ救うことができなかった」
と落胆する速水。
そんな彼に、倉木は。
「医者は万能じゃない。
だから今救える命はどんなことがあっても救いたいと思うんだ」
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ここらへんのやりとりが、速水がドイツ留学より山の診療所を選んだ理由になってるんだと思うのですが・・・。
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ドイツ留学で将来の最先端医療機器の開発に携わるより、倉木の今救える命を救いたいという言葉が心に響いた。
お母さんを救いたかったんですものね・・・・・・。
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信じてきた最先端治療、それを一度とっぱらったところで、何ができるかを知りたくなったんでしょうね。
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ただ、ドラマではそんな風に描かれてましたが、
私は、それより大学病院で働くのに嫌気が刺したんじゃないかと思いました。
沢口とも距離を置いて、山に癒されたかったのかも・・・。
山には倉木がいるし、母親を亡くした遥(尾野真千子)もいるから。。。
いや、わかりませんけど。(笑)
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あの沢口への手紙。
宛名に娘の名前も連名になってましたね。
娘って速水の婚約者ですよね。
もしかして、彼女とも距離を置きたいってことなのか・・・。
それだと手紙だけっていうのは・・・。
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あと、、、。
下界の病院にいる速水の状況が、逐一、山荘の・・・それも全員に伝わっているのは、ちょっと変なおかしさがありましたね~・・・。
まるで実況してるみたいなんですもの。
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たしか、携帯は山荘ではつながらなかったはず・・・。
そのために広い高原まで行ってましたよね。1話で。
あの設定はどうなったのかしら・・・。
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コメント
3話の向井さんの控えめな演技にうなずきました。私も父を同じ病で亡くしたからです。急死した父の顔を覗き込み何度か揺すぶりました。向井さんの静かに流れ落ちる涙が当時の私と重なって、猫可愛がりしてくれた父の姿がよぎりました。
投稿: まっこり | 2012年7月24日 (火) 19時26分
はじめまして、まっこりさん
ドラマで自分の現実と似たことがあると、
どうしてもシンクロしてしまいますね。
お父さまを同じ病気、同じ状況で亡くされていたなら、
今回の内容はとてもおつらかったでしょう。
私もちょうど2年前に父を亡くしました。
病院で急に亡くなり、最期を看取ることはできませんでした。
病室にかけつけ、数時間、亡くなった父とふたりで過ごしたので、速水が母親の死をひとりで受け止めているのを見て、ちょっと自分と重なりました。
もうすぐ父の命日です。
まっこりさんとこんなお話ができたのも縁かもしれないですね。
また、遊びに来てくださいね。
投稿: とわ→まっこりさん | 2012年7月26日 (木) 13時48分