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2012年6月に作成された記事

2012年6月30日 (土)

リーガル・ハイ 第11話最終回 ガニ股なおせ~!

最終回もテンション、高い、高い。

繰り返し見ていると、新しい笑いどころを発見したりして楽しい。

グラタンをつかんで投げつけようとし合うなんてすごくないです?

リーガル・ハイでしか見られないシーンですよね。

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古美門事務所に1年ぶりに真知子(新垣結衣)が訪ねてきます。

しっとり落ち着いたキャリアウーマン風の真知子。

古美門(堺雅人)も花を用意したりして歓迎します。

今はどうしてるの?古美門の問いかけに、

真知子は個人でなんとかやっていると言います。

携帯さえあれば、どこででも仕事ができますから~と。

そして、借金の返済を2ヶ月滞納してることを詫びます。

個人でやっていては大変だろう?返済が少しくらい遅れてもいいんだよなどとにこやかに言う古美門。。。。

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 別人のようなふたり・・・。夢の中の話かと思ったら・・・。

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「先生、八木沼佳奈さん(田畑智子)を覚えていらっしゃいますか?」

まったく覚えていない古美門。

「1年前の訴訟で私たちに協力してくれた仙羽化学の八木沼佳奈さんです。

彼女はあの直後、フロンティアケミカルラボにヘッドハンティングされたんです。

そこで長期間飼い殺しにされ、挙句の果てに解雇。

フロンティアは仙羽化学のライバル企業なんですが、実は仙羽化学とフロンティアの社長は大学の先輩後輩の関係なんです。

仙羽化学は裏切り者である佳奈さんをフロンティアにヘッドハンティングさせた上で解雇させたんです。

つまり仙羽化学はフロンティアを使って佳奈さんに報復人事をしたということなんです。

私と佳奈さんは、仙羽化学とフロンティアの両者を訴えることにしました」

仙羽と言えば、三木(生瀬勝久)が顧問。

真知子は古美門にも手伝ってほしいと頼みますが、やんわりと断る古美門。

「佳奈さんには恩があるから力になってあげたいんだけどね~。忙しくてね~」

「仕方ありません。私ひとりで精いっぱいやってみます。

でも、なんだかんだ言いながら、先生はいつも助けてくれますよね。

先生とこんなに穏やかに話せるなんて不思議です」

「時というものは人を大人にしてくれるね~」

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真知子の裁判がはじまります。

その法廷に遅れて乱入してくる古美門。

古美門の顔を見た途端、期待がふくらむ真知子ですが・・・。

「フロンティアから顧問を依頼され、本件代理人となりました古美門研介です!

原告の訴えはまったくの言いがかりです。

我がフロンティアは八木沼さんに多大なる期待をして招きましたが、

彼女は結果を仕事でしめさなかった。だから解雇されたにすぎません!!」

相手側の弁護をするという古美門に仰天する真知子。

「まだ開廷していません!勝手にはじめないように!」

裁判長が注意する中、古美門のテンションは上がったまま。

「さあ、始めましょう!!!」

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 なんと古御門が敵に・・・。

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古美門事務所に抗議にやってくる真知子。

もう以前の朝ドラファッションに戻っています。

「どういう神経をしてるんですか?

「私だって三木とならんで仕事なんてしたくないが、フロンティアの代理人になってしまったのだから仕方ない~」

「引き受けるべきではないでしょう?これが報復人事だということは先生が一番わかってらっしゃるはずです!」

「報復人事してどこが悪い?あの女が内部告発したせいで、仙羽化学は世界をリードするはずだった研究から大きく後退してしまった。

得をしたのは死にぞこないの老人たちだけだ。報復されて当然だ~」

「どの口が言うんですか?あなたと私がそうしたんですよ!

佳奈さんは自己犠牲をしてくれたんですよ!」

「彼女は自分が善人だと思いたいからしたんだ。彼女のは自己満足だよ~。

それを他人のせいだといって悲劇のヒロインを気取っている君たちふたりはバカ女コンビだ~」

「何も変わってないんですね!」

「君もなっ!」

「今回に関しては佳奈さんに正義があります。

正しいことをした人が不幸になっていいはずがない!」

「手足が生えるどころか、卵に戻ったな。おたまじゃくし!

正義は立場で変わる。勝ったものこそが正義なのだ~!」

「法は正しい人が幸せになるためにあるものです」

「0点だ!!

正しければみんな幸せになれるんなら苦労はしない。

誰かの幸せは誰かの不幸せの上に成り立ってる。

踏みつけるか、踏みつけられるか、それが現実だ。

踏みつけられるのは君たちのような間抜けどもだ~!!」

ふたりの激しいやりとりの中に服部が割って入ります。

「黛先生。1年前、次に会う時には古美門先生を倒す時だとおっしゃってましたよね?

はからずもそんなチャンスが巡ってきたのではないですかな?」

「服部さん。この低能が私に勝てる確率は上空8000メートルからゴルフボールを落としてゴルフカップに住んでるもぐら鼻の穴に入る確率よりも・・・」

古美門のいつもの言い草にむかついた真知子はテーブルにあるグラタンを手でつかむと投げつけようとします。

古美門はとっさに真知子のその腕をつかみ、自分もグラタンをつかみ、真知子に投げつけようとしますが、今度は真知子に腕をつかまれます。

両者、猛烈なにらみ合い・・・。

「ああ、私の料理で遊ばないでいただきたい~~~」

オロオロしつつ、文句をいう服部。。。

「入れてみせますっっ!

上空8000メートルからもぐらの鼻の穴に!!!」

「身の程知らずも相変わらずだ。やってみたまえ~!!!」

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 グラタン手づかみの投げつけあい。すごいですよね。

初めの対面がどれだけ猫をかぶっていたか、わかるというもの。。。

見ているこちらが気味悪くなるくらいでしたもんね。。。(笑)

古美門と真知子はこうでなくっちゃ!

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裁判での真知子は一層、闘志満々。

「佳奈さんは十分な設備も人員も与えられず、給料もきわめて安いものでした。そして一方的に解雇されたのです。

そこで、フロンティアに対しては解雇の無効確認と解雇後の未払い賃金の支払いを請求します。

あわせて、本件は仙羽化学による巧妙な報復人事にフロンティアが加担したものであり、
両者の共同不法行為が成立するためその慰謝料として2000万円を請求します!」

それに対して、古美門は・・・。

「フロンティアでは成果主義をとっており、基本給を安くおさえ、成功報酬を高く設定しております。

また一定期間内に成果を出さないと解雇するということも契約書に明記されており、八木沼さんはこれに合意しています。

成果を出せなかったので契約を実行したまでです!」

こちらも闘志満々です。

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言葉の応酬は続き、次第にムキになっていく二人。

「私のおかげで勝てたことだっていっぱいあるでしょ!」と真知子。

「脚を引っ張られたことの方がはるかに多い~」と古美門。

「何の話をしているんですか?」と困惑顔の裁判長。

「ボニータさんのときだって、圭子さんに勝てたのだって、三木先生の時だって!

私がいたからでしょうが!えっ!そうでしょ!!!」と声を張り上げる真知子。

「・・・彼女は一体、何を言ってるんでしょうか・・・」と冷ややかな古美門。

「原告代理人、これ以上勝手に話し続けると退廷させますよ」と裁判長あきれる。

「・・・申し訳ありません」と真知子。

「・・・フロンティアは不当な扱いをしておりませんし、仙羽化学さんとの不当な取引もむろんありません」と古美門はしめくくります。

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真知子は仙羽化学の営業部にいた金沢という男性を法廷に呼びます。

彼は元々フロンティアにいて、昨年、仙羽化学にヘッドハンティングされ、その後解雇されたという人物で、佳奈とはまったく逆のケース。

佳奈と同じような状況に陥った人物をみつけ出した真知子でしたが・・・。

仙羽化学代理人の三木は、金沢のSM趣味を暴露。金沢は法廷で裸になり、鞭を持って興奮状態に・・・。

解雇やむなしという空気ができてしまいます。

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裁判がうまく進んでいて和やかムードの三木や古美門サイド。

同席したフロンティアの石神社長(東幹久)も仙羽化学の池辺社長(神保悟志)ものんびり。。。

けれど、沢地(小池栄子)はこの裁判のアキレス腱は池辺社長だと指摘します。

一時期、佳奈と不倫しており、捨てられた後はしつこく追いかけまわしてた過去があるから。

三木もこの点をつかれたら、痴情のもつれと怨恨で報復人事の説得力が増してしまうと。

ただ、古美門はそれはまったく気にしていません。

真知子には佳奈の恥部をさらすことなどできないとわかっているから。

「早々に和解を申し込んでくるでしょう」

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古美門は真知子を事務所に呼びつけ、和解に応じるようにと言います。

「電話で済むような話ですね」とこっそり真知子にささやく服部。

「いい加減、非情になってみろって挑発してるんです」と溜め息。。。

「前に、古美門先生には絶対になれない弁護士になるんだとおっしゃってましたね。

すべてのものを敵にまわして打ち負かすことで勝利を得ているのが、

古美門先生ならば、黛先生には別の手法がお似合いかと・・・。

旅人のコートを脱がすのは北風ばかりではありません」

服部の言葉に何かを思いついたようで、真知子は元気いっぱいで出て行きます。

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その後の真知子の姿は、かつて古美門と一緒に手がけた裁判で、「敵」になった弁護士や検事のもとにありました。

日照権の裁判の弁護士、大貫先生(大和田伸也)は「共食いさせろ」とアドバイス。

検事の杉浦は、「古美門先生の立ててくる証人を自分の手札にすることができたら勝てる」とアドバイス。

古美門パパ(中村敦夫)や元妻の圭子からは、正道でぶつかれと激励されます。

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真知子はアドバイスを受け入れ、三木のところへやってきます。

「訴えを取り下げます。

仙羽をはずし、裁判はフロンティアだけに絞ります。

一緒に戦いましょう!

三木先生の本当の敵は誰ですか?古美門先生を恨んでいるんでしょう?」

三木は古美門への恨みを思い出し、ギリギリ歯ぎしりを。。。

それを見た沢地が口を挟みます。

「沙織さんとおっしゃいました。ある裁判の鍵を握っていた身寄りのない小さな女の子。
三木先生が引き取って実の娘のように・・・」

胸をつまらせる沢地・・・。

三木は打倒古美門に再び動きます。

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古美門は、元フロンティアの研究員だった村上を証人として法廷に呼びます。

村上は佳奈だけでなく、研究員はみんな待遇の悪い中、研究を続けていると証言します。

「本位じゃない証言をされていませんか?

村上さんは金銭面のトラブルを抱えているんじゃありませんか。

本当に八木沼さんに対し、フロンティアが用意した待遇は適切だったと思いますか?」

真知子の真摯な問いかけに、村上は心変わりします。

「彼女はカーボンXを開発した有能な研究者・・・。確かに不当な待遇だったかもしれません。

私の金銭トラブルは古美門先生の助けは借りない。

私は正しいことをしたものが報われる社会を望みます」

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古美門は真知子と手を組んだ三木に文句を言います。

三木は今度こそ絶対におまえに勝ってやると宣言します。

「報復人事をうなづける決定的なネタを持っている!」

「クライアントに貶める証言をするということですか~?」

「刺し違えてもおまえを地獄へ落としてやる!」

憎しみの炎がメラメラ~~。。。な三木です。

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裁判には沢地が三木側の証人となります。

「池辺社長がフロンティアの石神社長と話しているのを聞きました。

うちの八木沼を処分してくれたら、そっちのいらないのをこっちで処理するよ、そう言っていました」

「秘書とはいえ、顧問先企業の秘密をもらすことは職務違反だと思いませんか?あなたほど信用できない証人はいないと断言できます。

あなたは私の邪魔をすることで喜びを抱いている。

裁判長、彼女はかねてからこの私に強い恋愛感情を抱いてるんです~」

「それは古美門先生です。

当時私にしつこくつきまとい、先生には圭子さんという奥様がいたにもかかわらずです。毎日のようにメールで誘われました。

ちょうど、メールの内容をプリントアウトして持ってきておりますので読み上げます。

君江ちゃん、昨夜また君にお尻ぺんぺんされている夢を見たよ。正夢になるといいな~

傲慢な態度だった古美門が一変、情けない泣き顔に・・・。

「もう~やめて~~!!お願い~!」

圭子を裏切って沢地に言い寄っていたと聞いて、真知子もあきれています。

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裁判が終わって、外に出てきた古美門に真知子は言います。

「先日の和解のご提案の答えですが。

和解は絶対にいたしませんから」

「君たちは致命的なミスを犯したことに気づいてるんだろうな?

もっとも大事な鍵を投げ捨てたってことを」

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池辺の身辺をもっと探ってくれと加賀蘭丸を呼ぶ古美門。

けれど、加賀は俳優の仕事に専念したいと、引退を表明。

古美門事務所を去ります。

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三木事務所に池辺社長、真知子が集まって打ち合わせをしています。

「本件の鍵は池辺社長です。古美門先生はなりふり構わず社長を取りに来るでしょう」と真知子。

「俺は証人には立たないよ」と池辺。

「立たなければ、八木沼佳奈との関係を家族にバラす、やつはそういう強迫をする」と三木。

真知子には不倫を暴くことはできなくても、古美門なら間違いなくそこを突いてくる。

真知子はひとつの提案をします。

「池辺社長、先手を打ちませんか?

こちら側の証人として証言台に立ってしまえば、ご家族の問題は向こうにとって無価値になります」

「なんだって?報復人事を認めろって言うのか?」驚く池辺。

「このままいけば、おそらく私たちが勝ちます。

ならば積極的に認めた方が企業イメージも傷が浅いんじゃないでしょうか。ご家族も守れます」

冗談じゃないと聞く耳を持たない池辺です。

「俺は証言台なんかには立たない!」

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予想通り古美門は池辺と接触しようとしますが、必死に阻止する真知子。

池辺を逃がして、古美門の前に立ちはだかります。

「古美門先生。沙織さんじゃないんですか?

私、わかったような気がします。なぜ先生が勝つことにこだわってきたのかが。

沙織さんなんじゃありませんか?

あなたは勝つために女の子の命を奪ってしまった。

もし勝利にこだわるのをやめたら、自分のしたことを否定することになる。

あなたは勝ち続けることで罪の意識から必死に逃げ続けている。

勝たせていただきます。それが私の先生への恩返しです」

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裁判で真知子は証言台の佳奈に発言を促します。

「では最後に今の思いを教えてください」

「一年前、私は仙波化学の極秘文書を持ち出し、会社に多大な被害をもたらしました。

報復される覚悟はできていたので、今回もあきらめるつもりでした。

それを戦おうと言ってくれたのは黛先生でした。

どのような判決がくだされるのか私にはわかりませんが、戦って良かったと思っています。

この先も胸を張って生きていけそうだから」

佳奈の発言が終わると、真知子も語りだします。

「私はこの裁判で多くのことを学びました。

正義とはなんでしょうか。法とはなんでしょうか。

この世界に正義などない。勝ったものが正義だと言う人がいます。

私もそうかもしれないと思った時期がありました。

でも今は核心を持って言えます。我々、人間には正義を愛し求める心があると。

裁判は勝ち負けのゲームでも、金儲けのギャンブルではありません。

また傷つけあう場ではないはずです。

きっとどこかにある正義と真実をみつけ、みんなが幸せになれる道を探す場ではないんでしょうか。

正しい人が報われ、幸せになれる社会。

そんなのは夢物語。現実は非情だ。たしかにそうかもしれません。

だけど、人は夢を見るから生きられるんです。理想をかなえようとするから私たちはこのあきらめに満ちた現実をいきていけるんです。

わたしは理想が現実を覆すと信じています」

被告代理人の古美門は黙り込んでしまい、尋問はなく・・・。

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事務所に戻って、ぼんやりとしている古美門に服部が話しかけます。

「どうやら先生はとんでもない弁護士をお育てになったみたいですね。

どこかすがすがしいお顔に見えるのは気のせいでしょうか」

「バカも突き抜ければそれなりになるもんだと感心してるだけですよ」

「思えば不思議でした。

黛先生をこの事務所にあっさり受け入れられたこと。いつかこの方が自分を負かしてくれるのではないかと。

勝ち続けなければならない生き方もおつらかったでしょう。

もうそろそろそのお荷物を下ろされてもいいはずです」

.

真知子は池辺を追加証人として呼びます。

「あなたの証言ですべてが明らかになります。

どうぞおっしゃりたいことをおっしゃってください!」

「私は社員だった八木沼君に報復するため、フロンティアさんとのあいだで不当解雇をする
ための取引を行った・・・・・・そんな事実はありません!!」

「えっ??」

「八木沼君は将来を嘱望していた逸材。他社に行かれたことは返す返すも残念でなりません」

打ち合わせと違うことを言われて慌てる真知子。

勝手に反対尋問をしはじめる古美門。

「沢地さんの証言で、携帯で人事取引の密約を交わしていたそうですが、この点についてはいかがですか?」

「それがまったく記憶にないんです」

「池辺さんの携帯の通話記録を過去一年間調べましたが、フロンティア関係者との通話は一件もありませんでした」

被告本人尋問。石神が証人に立ちます。古美門が尋問します。

「私も池辺社長と密約を交わしたことなど一切ありません。

八木沼さんの解雇理由は期待していた結果も得られず、熱意も感じなかったので契約に沿って解雇しました」

「訴えを起こされてどうお考えでしょうか?」

「誤解が解かれることを願っています」

「解かれるでしょう。仙羽化学と御社が取引をしていたことを示す証拠をなにひとつあげられていないのですから!

そのかわり、そちらの弁護士先生が主張なさったことは何の論理的根拠もなく、ひたすら情に訴えるもの。

夢を探す場所?そんなものがみつけたいならインドのガンジス川か下北沢の三流劇団に入りたまえ!」

「被告代理人!」

弁護がズレてきて裁判官に注意される古美門。。。

「失礼!不適切でした。

・・・我々は神ではありません。

この私もふくめ、愚かで感情的で間違えてばかりのちっぽけな生き物です。

そんな人間に人間を裁くことはできるんでしょうか。

いいえ、できません。だから、人間になりかわり法が裁くんです。

どんなに怪しかろうが、どんなに憎かろうと、一切の感情を排除し、法と証拠によってのみ人を裁く。

それこそが我々人類が長い歴史の中で手に入れた法治国家という大切な大切な財産なんです。

むろん、裁判所におかれましては、情緒的な弁論に惑わされることなく、徹頭徹尾、法と証拠のみに基づいて判断なさることでしょう。

そしてその場合、結論は明白であります」

.

判決が出ます。

「主文、原告の請求をいずれも棄却する・・・・・・」

裁判官が言い終えるのを待てず、古美門は向かいに座っている真知子を大声でののしります。

「勝ったと思ったろ?愚か者~~!100億万年早いわ~!!!」

真知子は悔しさで、キーーッっと唸り声をあげて、髪をかきむしります。

「今、読んでいるんだから静かに!」

裁判官が古美門を叱りつけますが、古美門は聞こえないようで。

はしゃぎまくっています。

.

裁判に負けて悔しがる真知子を佳奈は慰めています。

佳奈は清々しい表情で、わだかまりもない様子。

「こんなのありえない」

「まあ、しょうがないわよ。私、タイの企業に誘われているの。そこでがんばるわ」

佳奈はそういうと帰ってしまいます。

そこへ古美門がゴキゲンでやってきます。

「近い将来、タイの化学が日本を脅かす日がくるんだろうね。実に残念だ」

「あなたのせいでしょう?」

「違う君のせいだ。だろ?」

「・・・・・・はい」

「佳奈の本人尋問で終えておけば勝てたかもしれないのに。

調子に乗って池辺本人まで証人として借り出した。私のトラップとも気付かずにね~」

「池辺社長はいつから?」

「最初っからだよ。もっとも有効に使うために君に食いつかせた。

重要な鍵だと刷り込んでね。いいか、フロンティアが負ければ仙羽も無傷ではいられない。

池辺は家族や元愛人なんかより会社を守りたいんだ。

安っぽい、お涙ちょうだいごときでそっちにつくはずないだろうが。

自分が成長したと思ったか?

全然成長してない!

私を追い詰めたと思ったか?

遊んでやっていただけだ!

一度、惑星探査機はやぶさ2にくくりつけられて、数年小惑星を探査してくるといい。

すこしはマシになるだろう~。

成・層・圏で燃え尽きなければな~」

エラそうな古美門に、泣きそうな真知子。。。

「私・・・何がいけなかったでしょうか?」

「旅人のコートを脱がせたくらいで勝てると思うな~!

灼熱地獄でパンツ一枚残さずはぎとれ~、

それぐらいでなければ理想と現実を変えることなんてできやしない~!!

もっと、もっと、強く、賢くなれ~、朝ドラ~~!!!」

高笑いしながら立ち去ろうとする古美門を追いかけて引きとめる真知子。

「・・・・・・私の完敗です。

でも先生には解決しなければいけない問題が残っているはずです。

三木先生と話し合いましょう」

.

よく聞かないと、ののしられてるだけのような古美門の言葉。

でも、ちゃんと教え、励ましてるんですよね。古美門流で。(笑)

おもしろいですよね~。

北風と太陽は有名だけれど、太陽じゃなくて、灼熱地獄にしてパンツまではぎ取れって。

北風どころじゃないってことですね~。

古美門の言葉って痛快で、楽しい気分になります。

.

三木の事務所には、みんなが勢揃い。

古美門は三木に面と向かって訴えます。

「私を怨むのは筋違いです」

「おまえが裁判に引きずり込んだんだ!」

「あの子は死ぬ運命だったんです」

「なんだと~~~~~!」

怒りでワナワナと震える三木は沙織の写真を古美門に見せて、

「もう一度言ってみろ!

沙織の眼を見て、もう一度今のセリフを言ってみろ!」と叫びます。

とうとう、ふたりは殴り合いのケンカをはじめてしまいます。

それを呆然と見ている真知子・・・。

ふたりのところから飛ばされてきた写真を拾って、はじめてそこに写っているものを見ます。

「あのう・・・・・・。この子が沙織さん?」

「ええ・・・・・」

ケンカを見ていた沢地はしっかりと頷きます。

「あれは新薬をめぐる製薬会社どうしの訴訟の時でした。

相手会社の新薬を発売停止に追い込むため投薬実験が行われたんです。

数か月の実験で、沙織さんは三木先生やこの事務所の心のやすらぎ、オアシスのような存在になっていきました。

三木先生は実験を止めようとされたんですが、古美門先生は途中でやめると実験が無駄になると強行して・・・」

「あのう・・・・・・、沢地さん、この方が本当に沙織さんですか?」

写っていたのは、白茶のモルモットでした。

「はい。3歳に満たない女の子でした。

沙織さんを失って以来、三木先生は抜け殻のようになって・・・」

三木と古美門の殴り合いは続き、時折、泣き叫ぶ声が・・・。

その光景をうれしそうにみつめる沢地を見て、ビビる真知子。

「あなたは何なんですか?」

「私? 私はただ男のケンカが好きなの~。キャハハハハハ~~~」

.

真知子はひとり三木事務所を去り、古美門事務所に戻ると、やっと大声を出してツッコミます。

「なんじゃ~~あ、そりゃあ~~~!!!」

.

数日後、真知子は再び古美門事務所にいます。

また、古美門事務所で働くことになったようです。

「極めて気がすすまないが、借金の返済の目処がたたないのなら仕方ない~」と古美門。

加賀もなぜか出戻り・・・。俳優に専念するのは来年からにするとか。

服部を含めた4人が顔をあわせます。

.

いつものように古美門と真知子は一緒に裁判所へ向かっています。

不機嫌な古美門は隣の真知子に文句をタラタラ。。。。

「ガニ股を直せといったろ~!」

「私はガニ股じゃありません!」困惑する真知子。

「ガニ股だ~!」

「どこがですか?」

「精神的なガニ股なんだよ~!」

「なんですか?それは。

先生に精神面を言われたくありませんね!」

真知子は人差し指で古美門の顔を刺すようにして抗議します。

それにムッとした古美門も負けじと人差し指を突き出します。

「人を指すな~~!

失礼だろ~~~~!!」

.

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おもしろいコンビです。

真知子がいなかった1年はさぞ淋しかったことでしょう。(笑)

こんだけ言われても凹まない真知子は稀有な存在ですもの。

さすがに古美門は真知子より何枚も上手です。

まだまだ古美門に勝つなんてこと、できなさそうですね。

.

ドラマを見てる途中から、沙織ってまさか犬や猫なんじゃないの?と思い始めてたんですが、まさかモルモットだったなんて。

なんてくだらない・・・。(笑)

ずっとこれでもめてきたのに、ずっとずっとひきずっていたのに、笑うしかない、「なんじゃあ~そりゃあ~」のオチですね。

三木も古美門も激しく泣き叫んでるし・・・。(笑)

動物実験のモルモットだったってところが、リーガル・ハイらしくちょっとシュールでしたね。

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沢地は結構、怖い女性~。

ケンカさせるために、三木のところから資料を持ち出して古美門に渡してましたよね。(笑)

三木も古美門も遊ばれてます・・・。

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全話、ほんとに楽しいドラマでした。

金田一の回が、一番のお遊びの回でしたね。

もしシーズン2があるなら、3本くらいはこういう回にしてほしいです。

もうワクワクして放送が待ち遠しいったらなかったですよ~。

あと、絹美村の回の古美門の長セリフは圧巻でした。

どの回も古美門のセリフはすごく長くて、毎回これらを覚えてるなんて堺雅人さんは超人だわ~と感動して見てました。

また、あんなに高速でしゃべってるのに、ほとんどすべての言葉が聞き取れるなんて滑舌の良さにも驚きました。

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セリフの間に合いの手を入れないといけない俳優さんも緊張したでしょうね。

堺さんがトチッてないのに、短いセリフの自分がトチるわけにはいかないって。。。。

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古美門のあの長セリフにすっかり病み付きになってるので、

新作をもっともっと見たいです。

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リーガル・ハイ シーズン2、ぜひ!作ってください。

古美門と真知子の罵り合いもまた見たいです。

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古美門のあのユニークな髪型も。(笑)

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※過去の記事

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話 p>.

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2012年6月27日 (水)

鍵のかかった部屋 第11話最終回「榎本がいなくなる日」

おもしろかったです~。

最後、ブラック榎本になっちゃうなんて予想外の展開でしたが、

ピリッと引き締まってこれが良かった~。

純子や芹沢の信頼を裏切ったとも言えるので、寂しさはあるんですけどね。

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「よく考えたら榎本さん(大野智)のこと、何も知らないんですよね。私たち」

「君は彼が犯人じゃないと思うか?」

「はい、絶対に違います」

芹沢(佐藤浩市)と純子(戸田恵梨香)がふたりで警察に連行された榎本を救うために事件のおさらいをしていると、なんと!その榎本が解放されたという連絡が!

それは久永(中丸新将)が犯行を認めたためでした。

純子が接見すると、久永は疲れ切った表情で、

「私は眠っていたんです。眠っている間にやったと言われればそうなのかもしれない・・・」

と無実を訴えることをあきらめた様子。

「精神的ストレスで一時的錯乱状態に陥ってる可能性が高く、つい虚偽の自白をしてしまう・・・よくあるケースです」

純子の見解を聞いた穎原(鈴木一真)は久永が気の毒になり・・・。

.

榎本は、純子と芹沢と共に穎原が待つ社長室へとやってきます。

「5年前、社長は愛人に現金類を盗まれたため、自宅から社長室にあるものを移したのではないでしょうか。

そして、ひとつはっきりしたことは久永さんが無実だということ。

僕と社長の過去の因縁を知っているのは同僚と青砥さんだけ。

どちらもメリットがない。だから、犯人は僕と青砥さんの会話を聞いていたんです。

その話をしたのは社長室なので、そこに盗聴器を仕掛けていたんでしょう。

犯人にとって久永さんの自白は想定外。

けれど、それで事件が片付いてくれるなら好都合でしょう。

それと、様々な検証を行いましたが、犯行には作業ロボットを使ったとしか考えられません」

穎原は榎本に真犯人をみつけてほしいと頼みます。

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社長の遺体の第一発見者は清掃会社の窓拭きスタッフ、佐藤学(玉木宏)でした。

純子は社長室に佐藤を呼び出し、榎本を紹介します。

純子が芹沢からの電話で席をはずした途端、佐藤は榎本に暗い視線を向けます。

「まさか中に入る時がくるとは思わなかったな。

ガラスを隔てた向こう側は遠い世界だと思っていたから。

あなたもこっち側の人間ですよね?」

榎本は返事もせず、じっと佐藤をみつめています。

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芹沢は穎原に呼び出されます、

社長が10年以上にわたり、6億円を横領していたことが発覚したそう。

純子が久永に接見して確かめると、彼も社長の横領を認めます。

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また、芹沢と純子は自作自演までして窓ガラスを防弾に替えようとしたのは、窓から誰かに侵入されると思ったからではないかと推理。

「社長は横領したお金をダイヤに変えていた。

それを窓から見られたんじゃないかな・・・。・・・佐藤学に」

芹沢と純子は佐藤のことを調べ始めます。

.

佐藤は清掃会社では、写真に写るのを徹底的に避けている様子。

素性を知られると困ることがあるのかと芹沢は、警察の鴻野(宇梶剛士)に佐藤の本籍地を教えてもらいます。

そしてそれと同時に、美術館や宝石商で起きた窃盗事件の記録を見せます。

「最新鋭の警備システムを備えているのにあっさりと突破された。

これらのすべてに共通点がある。

事件の起きた日の終業間際に現場に訪れた榎本さんの姿が監視カメラに写っていた。

ほかには何の痕跡もなし。なんの手がかりもなかったけどね」

鴻野の話に驚きつつ、芹沢はその記録を置いて警察をあとにします。

.

純子は佐藤学の本籍地へ。

そこで、佐藤学と名乗っている男は実は椎名章だとわかります。

椎名は引きこもりになっていた佐藤になりすましていました。

会社を経営していた椎名の両親は共同経営者に裏切られ、倒産。

両親は多額の負債を背負ったことを苦に心中自殺。

椎名はそのあと、闇金業者のしつこくつきまとわれ、とうとう取り立て屋の男をナイフで刺し行方不明になった。

やくざに追われる身になった椎名は仕方なく佐藤学になりすますことに。

家の問題がなければ椎名はエリートコースを歩んでいたはずと担任の教師。

「もし、椎名が犯人なら、物取りが目的だったのかな。

椎名はどうやって社長を殺したのか。やはりそこが問題だ」

純子の報告を聞いて、思案顔の芹沢。

.

榎本の介護ロボット、ルミナスVを使っているはずという手掛かりをもとに、芹沢は一生懸命推理します。

「ルミナスVはセイフティープログラムはは万全。被介護者を攻撃するような動作はできないし、わざと床に落とさせるという捜査も受け付けない。障害物をセンサーが察知して減速するから壁に衝突させることも不可能だ。

そんなものが、殺人の道具になるのか・・・」

ふと、芹沢はひらめきます。

その推理を榎本に話してみると、

「・・・お見事です」と太鼓判。

芹沢は大喜び。

純子も「芹沢さん、すっごい!!」と大騒ぎ。

.

さっそく、江原の前でルピナスVを使って推理を立証しようとしますが。

芹沢の推理では、ルピナスVで社長が寝たソファーごと抱きあげないといけないのですが、アームの長さ70センチを超えるものを持ち上げることはできないことが発覚。

残念ながら、芹沢の推理は成立しないことに。

意気消沈する芹沢。ショックで魂が抜けた状態に。

電話でその結果を聞いた榎本は、何かに気づいたようで、

「僕も今からそちらの伺います」と・・・。

.

「社長はなぜルピナスVを社長室に置いていたんでしょうか?

それはひとりでは持ち上げられない重たいものを持ち上げるだけだったら?」

榎本は社長室の壁に置かれた家具を持ちあげさせます。

その家具の裏を手で探っていくと、隠し扉を発見。

芹沢や純子、穎原たちは驚きで息を飲みます。

けれど扉の中は空っぽ。すでに抜き取られた後でした。

「介護ロボットは、社長にとってはフォークリフトの代用品にすぎなかったということです」

.

榎本は推理を続けます。

やがて・・・。

「そうか、そうだったのか。

密室を破れました。・・・真相は明日お話します」

.

翌日、榎本からの連絡を待つ芹沢と純子。

.

榎本はふたりにれんらくすることはなく、椎名章の仕事場に現れます。

「僕の情報を警察に流したのはあなたですね。

.

・・・あなたは窓拭きの最中に偶然あるものを目撃しましたね。

社長が部屋に隠し持っていた6億円相当のダイヤモンドです。

あなたはそれを盗もうと思い立った。

深夜、社長室に侵入し、盗聴器を仕掛け、時間をおかけて様々は情報を集めていった。

決まった時間に社長がコーヒーを飲むことや仮眠の習慣があることや、社長室のダイヤのありかも盗聴器から推測できた。

でも、いよいよ事を起こそうかとなった時、社長が狙撃事件をでっちあげ、警備システムを強化しようとした。

あなたはだから、僕がシステムの工事に取りかかる前に、つまり事件前夜にダイヤを盗み出し、盗聴器を回収した」

「くだらない・・・」その場から去ろうとする椎名。

「ダイヤを処分し、家に帰るんですか?

あなたがここから出ていくなら僕は警察に通報しないといけません。

あなたは逮捕され、アパートに家宅捜索されてしまいますよ。

数百個ののダイヤだと隠し場所は限られています。

ほんとはどこかに埋めておくのが一番安全なんですが、心配でそれができないのが人間の性。

いまあなたが恐れているのは火事や泥棒でしょう?違いますか?

.

玄関脇の古い洗濯機のことですが。

あれだけ古いものだと盗まれる心配はありませんよね。

ダイヤの包みを外層と内層の間に押し込めば、まずみつかることはないし、取り出すのも困難です。

しかも洗濯物を入れ水をためておけば、カモフラージュと火災よけの一石二鳥になる」

「・・・そんなのありかよ。うちに勝手に入ったのか?」

榎本がすでに自宅に侵入していることを知り、唖然とする椎名。

.

「あのダイヤは社長が横領したものですから、たとえ盗まれても公表はできない。

ではなぜ大変な苦労をしてまで殺す必要があったんでしょうか?

ダイヤを盗みに入った夜、すべての準備は整えられていた。

事件当日、あなたは誰より早くゴンドラにのって12階に下りました。

コーヒー用の睡眠薬が仕込まれていたから、昼食後社長は深い眠りに落ちていた。

ルピナスVは開発途中のため、市販のラジコン用コントローラを使っています。

あなたはコントローラを持参し、ゴンドラからロボットに社長の体を持ち上げるように指示し、窓のすぐ内側まで運んでこさせた。

社長室の窓ははめ殺しになっていましたが、がたついていた。

窓ガラスがほんのわすかだけ可動するように細工がしてあったんです。

その窓ガラスに社長の頭部を押しつけ、外側から重量のある鈍器で思いっきり叩いたら、ビリアードでいうレッドコンボと同じ現象が起きる。

ガラス越しに伝播した衝撃は手術を受けたばかりの頭蓋骨には致命的となった。

その後、あなたは偶然遺体を発見したように装ったんです。

「鈍器はどこにあるんだよ」

「あの屋上で隠せるのは給水タンクの中。その中にみつけましたよ。

ボーリングの玉でしたね」

「・・・・・・。

そうだよ。俺がやったんだよ。

何で殺す必要があったかって?俺の目的はダイヤじゃない。復讐が目的だった。

あいつはかつて共同経営者。会社の金を持ち逃げした張本人だった。

どうせ殺すならあのダイヤももらっておこうと思った。

そうすれば世界は変わる。ダイヤを手にすればガラスの向こう側に行ける。

君のことは調べさせてもらったよ。君にならわかるだえろう?俺の気持ちが」

「それで、ガラスは超えられたんですか?

復讐をはたし、ダイヤを手に知れて、あなたは解放されたんですか?

僕にはそうは見えません」

「君はどう見える?」

「前後左右、それから上下まで、ガラスに囲まれているように見えます。

僕はガラスの箱に閉じ込められるのはごめんです。

たとえ向こう側にいけないとしても自由でいたいんです」

.

待ちわびて、とうとう備品倉庫室にやってきた純子と芹沢。

中に入ると、榎本のコレクションの錠前等が跡形もなく消えています。

芹沢に鴻野から電話が・・・。

「椎名が自首してきました。

供述どおり自宅の洗濯機からもダイヤがみつかりました。

ただ、ひとつ気になることがあるんです・・・・・・」

.

榎本と連絡が取れないまま、3日が過ぎています。

榎本はどこに行ったんだろうと芹沢と純子が話していると、

純子の携帯がなります。相手は榎本でした。

「すみません。連絡が遅くなりました」

「どうしてたんですか!心配してたんですよ!」

「事情がありまして、今、空港にいます。

旅行に行ってきます。臨時収入が入ったもんで」

ただただ驚いている純子の手から芹沢は携帯をひったくります。

「榎本!聞きたいことがある!

椎名のところでみつかった6億相当のダイヤのうち、1億円分が偽物だった。

おまえ、まさか?」

「・・・・・・なんのことでしょう?

社長が業者にだまされたんじゃないですか?」

再び、純子が携帯を取り返します。

「旅行ってどこに行くんですか?いつ帰ってくるんですか?

榎本さん!!!」

「時間なのでもう行きます。じゃあ」

電話はあっさりと切れてしまい、放心状態の純子です。

電話の受話器を置いて、榎本はパスポートを手に歩き出します。

.

その表情は、

いつものポーカーフェイスが崩れ、ニヤリと毒のある笑みが浮かんでいます。

.

.

.

このラストはいいですね~。ルパンみたいで。

また3人のドラマをしてほしいと思ってましたが、ルパンになった榎本を純子と芹沢が追いかけるっていう展開でもいいかもしれないですね。。。

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あと、10話のあらすじで、お猿とロボットのことを省略したので、

今後、推理に絡んで来たらフォローできないと書いていたんですが、

榎本がロボットが~~と言った時には、ありゃ・・・と絶句してしまいました。

笑うにも声が出なかったです。(笑)

.

あまり、ラブラブ展開にならないなあ~と思っていたんですが、

榎本は純子との間に一線をひいていたんですね~。

オタクで恋愛ベタって感じだったのに、あんな悪が潜んでいたなんてねえ~。

まあ、内在していてもおかしくないか。

.

大野さんはこういう無口な役が合いますよね~。うん!

戸田さんの純子は昭和な感じで、まったく飾り立ててないところが良かったです。

あそこまでシンプルにしててチャーミングっていいです。

そして、芹沢!

文句タラタラ、ダダをこねるし、勝手だし・・・なのにいないとドラマが物足りない。

いないと寂しくて。いいキャラでした。

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ドラマはとってもおもしろかったです。

続編、できたらいいですね~。

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※過去の記事

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話

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2012年6月26日 (火)

ATARU 第11話最終回 チョコザイの旅立ち

爽やかな最終回でしたね。

舞子パパは罪を犯してなかったし、

続編ができそうな形で終わったので、大満足でした。

楽しかったのね~~。

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「沢主任、どうして母のことを家族に聞いてたんですか?

母の名前知ってましたよね?

母の亡くなった現場の様子まで・・・。どうしてですか?」

沢(北村一樹)とふたりになった時、舞子(栗山千明)は疑問を口にします。

.

15年前、機動捜査隊、初動捜査担当の新米だった沢は、舞子の母、真理子(奥貫薫)の事故を担当していました。

車は一回転し炎上。真理子の遺体は燃え、ひどく損傷していました。

スピードの出しすぎ、ブレーキ痕はなく、ガードレールを超えていた。

その状況を見て、「居眠り運転か決意の自殺だ。捨て山だ。だから解剖はなし」と初動担当の上司には判断されてしまいます。

捜査ができるのは機動捜査隊の初動2時間が限度で、その見立てで捨て山かどうか決まる・・・沢は事故の不審な点に気づきつつ、意見を言うことなく流されてしまいます。

現場には舞子の父、達夫(利重剛)もやってきており、じっと炎上した車の様子を調べていました。

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「現場直前のオービス、300メートル手前のNシステムと2つの映像を確認したら、とても自殺するような顔には見えなかったんだ」と沢。

「私もその映像を見せてもらいましたが、どちらの映像でも目を開けていた。居眠りではないんです」

「だから自殺の可能性がたかい・・・」

「その現場にいたこと、どうして黙ってたんです?」

「・・・負い目があったのかもしれない。自殺するようには見えなかった。

でも警察は自殺にした・・・」

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そのやりとりをこっそり聞いていたチョコザイ(中居正広)は、

「目を開けていた」「居眠り運転」「ブレーキ踏まなかった」とつぶやき、

捜査に行こうとしますが。あわててとめる沢と舞子。

.

沢は前回の事件の犯人である宝井真美(広澤草)に達夫の写真を見せます。

昔、車のことを話したのはたしかに達夫だったと彼女は証言します。

沢は真美の証言のすべてを舞子に伝えます。

.

チョコザイは急に蛯名家のお墓に行きたいと言い出し、舞子と昇(玉森裕太)が連れて行きます。

真理子の骨壺を取り出し、遺骨を調べ始めるチョコザイ。

驚く舞子と昇ですが、チョコザイは言うことを聞かず・・・。

後からやってきてその光景を見た達夫は取り乱し、

舞子や昇がなだめても治まらず、

「私が殺した!私が真理子を殺したんだ!」と絶叫して行方をくらましてしまいます。

舞子と昇はあまりのことに呆然として、その場に座り込んだまま動けなくなり・・・。

「右手中指がありません」

そんな二人を前に、骨を調べあげたチョコザイは何度も何度もそう指摘します。

.

達夫の告白に舞子はチョコザイに弱音を吐きます。

「人の捨て山は平気で調べてたのに、自分の捨て山を調べるのは怖い・・・ひどいね」

「泣いたら前が見えないよ」と舞子の涙を拭いてあげるチョコザイ。

「泣くのは見なくていい時だけだよ」

「チョコザイ君はいつもそうだったね。強いね。

どんなに傷ついても真実に向かっていく」

.

沢は右手中指のことを調べています。

また、携帯から達夫の居場所がわかり、舞子と向かいます。

達夫は真理子の事故現場にいました。

「この白い花、かわいでしょ。すぐ先にこの白い花が咲いてる丘があるんです。

そこでプロポーズして、そのままこの先にある宝石店で指輪を買って。

・・・そして、同じ花が咲いてる・・・ここで死なれました。

それも私が作った車で。

設計上、車内に火が入るはずがないと訴えました。

たとえガソリンが漏れても、運転席の一番遠いところから燃えるようにしたから。

でも、ひっくり返った車では、後輪の間からガソリンが漏れ、引火した炎が流れ落ちるガソリンとともに開いた窓から車内に入ったと・・・説明されました」

ブレーキ痕がなかったことや、直前の映像でも居眠りをしてなかったことから、

達夫は妻が自殺するため、わざと運転席の窓を開けたんじゃないかと思っていたと告白します。

「でも、自殺するなんて、動機がないわ」と舞子。

「あるんだよ!」

事故直前、達夫は真理子と夫婦ゲンカをしており、

『あなたはあの車と同じ。外面は良くても家族4人を乗せるには狭すぎる』

『そういう車を設計してるから家族4人が生活できてるんだろう!』

自分の言い様に妻が絶望したんだと嘆きます。

父の思いに涙しつつも、母の死に直接関わっていないことにホッと胸をなでおろす舞子でした。

.

チョコザイが捜査に参加していると知って、ラリー(村上弘明)が警視庁にやってきます。

「捜査させるなと言っておきながら、あなたたちも捜査させてる」

「あんたとは違う」

「アタルは蛯名舞子のために捜査している。

私はアタルという人間の人生を障害者としてではなく、天才として歩ませたい。

アタルにはそれだけの能力があります」

「能力か、俺もいろんな能力を持った人にあったよ。

みんな想像を絶するほどの苦しみを味わってた。

能力、病気、障害、それをわけることにどんな意味があるんだって。

とてもやっかいな、愛すべき個性じゃダメなのか。

天才も同じだ。天才じゃないといけないのか?」

.

チョコザイがまた、ばらまかれた写真の一枚を指さし、

「骨、血が出てる」と繰り返します。

沢と舞子は捜査しなくていいとチョコザイに言いますが、

「舞子と沢のために捜査したい」というチョコザイ。

「俺たちで調べるから、安心して寝て」

チョコザイはそれでようやく落ち着きます。

.

鑑識の渥見(田中哲司)によると、

写真は頭蓋骨の裏を写したもので、燃焼血腫ができていると言います。

鑑定の結果、病気所見で、真理子は運転中に脳出血を起していたと判明。

「映像を撮られた時にはすでにマヒが起っていたはず。

捨て山にしなかったら、解剖などでわかった事案だ」と渥見は指摘します。

.

でも、とてもそんな表情には見えなかったという疑問が・・・。

舞子はチョコザイに「チョコザイ君、力貸してくれる?」と頭を下げます。

チョコザイ親指を突き出して、OKの合図。

.

成り行きを見守っていた捜査一課も総出で調べることに。

みんなで事故直前と300メートル手前の真理子の映像を見比べます。

チョコザイはすぐに、「窓が開いてます」「ブレスレットがない」「右手中指ありません」と3点を何度も叫んで倒れてしまいます。

.

連絡を受けて駆け付けたラリーに謝る舞子。

「すみません。私のせいで」

「そうです。あなたのせいです。

あなたの母への思いと重なったんです。アタルの母への思いが。

人のために何かしたい。あるのかもしれません。アタルにもそういう感情が」

「ありましたよ。チョコザイ君にも。そんな気持ち」

「だとしたら、アタルは変わったのかもしれない。あなたがたと会って・・・」

.

沢は判明したことを整理します。

「真理子さんは運転中、突然、脳出血を起こしてしまった。

全身がマヒして驚いた彼女は唯一動く右手で、助けを求めようとして、

窓を開け、手を出した。

それで、対向車に中指とブレスレットを持って行かれた。

無表情なのはすでに顔面にも麻痺が出ていたからだ」

「真理子さん、自殺じゃありません」とチョコザイ。

「ありがとう。でもごめんね」舞子はチョコザイにお礼を言います。

.

物証が欲しいと、15年前のブレスレットを探す警察。

野崎(千原せいじ)や松島(庄野崎謙)もブレスレットを見ていないかと周辺の民家に聞いてまわってくれます。

.

ブレスレットはみつかりませんでしたが、そんな野崎らの聞き込みが功を奏したのか・・・。

警視庁に宝石店の店主(タモリ)がやってきます。

店主は真理子がファミリーリングを注文していた言います。

そこには達夫もおり、結婚指輪を購入した宝石店だと驚きます。

真理子は大小2組の指輪を注文し、ちょうど商品を渡す日は真理子の死んだ日だったそう。

宝石店は事故が起きた道の先にあり、真理子は指輪を取りに行く途中で、事故が起ったのだとわかります

注文したとき、真理子は店主に、

「その家族をやり直したくて。私、家族を再生したいんです」と言っていたそう。

.

舞子や昇は事故の日の朝、真理子がにこやかに、

「いいから早く帰ってきなさい、いいことあるから」と言っていたのはこの指輪をくれる予定だったためと知ります。

「・・・真理子、ほんとに自殺じゃなかったんだ」と大泣きする達夫。

その隣りで涙をこらえている舞子にチョコザイが、

「今は泣いていいんだよ」とささやきます。

それを機に舞子も涙がとまらなくなります。

.

「捜査、終了」

チョコザイは今までとは違い、清々しい笑顔を見せます。

.

.

「明日、朝食食べに来てください。私、作りますから」

沢に伝える舞子。

翌朝、舞子の作ったおにぎりとお味噌汁が食卓に並びますが・・・。

「前評判通りの味だな」とガッカリの沢。

昇と達夫は慣れた様子で、ひたすら口に運んでいます。

チョコザイは好物のおにぎりなのに、「これは違います」と突き返す始末。

沢はあらかじめ買ってきたコロッケを出します。

大喜びの舞子に、チョコザイも勝手に「アップデートしました」と、コロッケをパクリ。

.

舞子は中津川(嶋田久作)に退職願を出します。

それを見ていた野崎が珍しく舞子に話しかけてきます。

「本格的に捨て山のハイエナになるんか?」

「ええ」

「ほな、どうせまたすぐに会うな。事件番で忙しなかったら協力したるわ」

心境が変化したようで、関西弁の野崎です。

.

両親が一緒に住もうと言っているのに、チョコザイはラリーとアメリカに行く方を選びます。

「アタルが決めたことなんですね」

「今度はママもNYに行くからね」

チョコザイの母は、彼のお気に入りのネズミのぬいぐるみを渡します。

千切れてしまっていた尻尾はしっかりと縫いつけられています。

「どんなに振り回しても絶対に切れないようにしておいたからね」

「もう絶対に切れません。離れません」

母は涙を流してただ頷きます。

.

舞子と沢は空港を歩くラリーとチョコザイに追いつきます。

そこへどこからか現れた犬飼(中村靖日)が、ラリーに飛び蹴り。

「ひとつだけ感謝する。あんたのおかげで上司からの評価があがったよ」と言ってまた足早に去って行きます。

どうやら、犬飼は自力で催眠も解いたようで、元の性格に戻っています。

「彼は立ち直りがはやい。しかし、おかしな人だ」

「あれがあいつの個性なんだよ」と沢。

「能力と障害と病気、わけることに意味がないと言いましたね。

それをちゃんと分けて、名前をつけて、それではじめて対処に仕方がわかり、救われる人がいるんです」とラリー。

.

見送る舞子と沢にひとこともなく、あっさりと旅立とうとするチョコザイに、

寂しさのあまり泣きだす舞子。

「もう~~~、泣くなよ~~~」と困る沢。

すると、チョコザイが戻ってきて、母にもらったネズミを、舞子に握らせます。

「もう絶対に離れません」

手に手を重ねるチョコザイに、舞子は落ち着きを取り戻します。

.

隣りで何か欲しそうな沢には、バッグの中を探り・・・ケチャップをあげるチョコザイ。

睡眠導入剤入りだな、これ・・・、複雑な表情の沢です。

.

チョコザイはふたりに手を振ってラリーのもとへ戻ります。

舞子はネズミを振り回すと、急に元気になって、

「よし!帰ろう!!」

くるりと背を向けて、はりきって空港を後にします。

「バイバイ~」

チョコザイも手をひらひらさせ、NYに旅立って行きます。。。。

.

.

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終わりましたね。。。ちょっと寂しい。

「捜査、終了」でのチョコザイの笑顔にウルウル。

ラストのネズミを渡すシーンでもウルウル。

チョコザイの優しさに、しみじみすることが多かったです。

みんながお互いに支え合って、優しくしあって、仲間の輪ができていく・・・。

そんなことが描かれていたと思います。

.

またチョコザイ、舞子、沢に会いたいです。

昇も何気に頼もしい存在でしたね。

渥見なんて、ずば抜けた「変キャラ」に成長してしまいました。

おかしかったのね~。。。

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舞子は警察を辞めて、公原のところへ行くんでしょうか。

それとも、自分でああいう仕事をしていくのか。

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沢はマリコーポで暮らすようですし、今までの形とそう変わらず、またドラマを作れますよね。

チョコザイが帰って来さえすれば~。

舞子と沢が困れば、きっと帰ってきてくれますよ~。。。

期待しつつ、待っていたいと思います。

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2012年6月23日 (土)

もう一度君に、プロポーズ 第10話最終回

ちょっと、可南子の気持ちがどう動いたのか、、、わからない部分もあったんですが。

きっとそれは私にデリカシーがないせいなんでしょう。

とにかく、大団円で良かったですね~。

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太助(小野寺昭)が亡くなり、波留(竹野内豊)は太助が作成した名簿を見ながら、お葬式の連絡をしていきます。

そんな波留に可南子(和久井映見)はずっと付き添い、食事を作ったり・・・。

お葬式でも波留のとなりに立って、参列者に挨拶をする可南子。

可南子は気丈にふるまう波留を見て、ためらっていた過去の日記を読もうと決心します。

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また、裕樹(山本裕典)は志乃(市川由衣)ときちんと話し合い、別れることに。

桂(倉科カナ)はもっと技術を身につけたいと積極的に勉強中。

裕樹と桂はいまはまだお互い仕事中心で進展しないようですね~。

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波留はミズシマオートの社長から会社を継いでほしいと言われていましたが、それを引き受けることにします。

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お葬式が済み、しばらく経ったころ。

波留の実の母、西園晶子(朝加真由美)がたずねてきます。

遠慮がちに仏壇に手を合わせる晶子。

ちょうど思い出の鳩時計が時を告げます。。。

「・・・生まれたばかりのあなたはよく泣く子で、鳩時計で泣き止んだの。

だから太助さんにあなたと一緒に託したの」

晶子は15歳で波留を出産したため、自分ではどうすることもできず手放さざるを得なかった・・・。

そして、手放したからには他人なんだと自分を律して生きてきたと言います。

ごめんなさいと頭を下げる晶子。

始終おだやかに晶子の話を聞いている波留。

「俺、幸せでしたよ。

親父はきっとあなたの気持ちを引き継ぎたかったんだと思います。

だから、ありがとうございます」

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晶子の思いを太助が引き継いで・・・、まるでリレーのように、

誰からも愛情をもらって育ってきた。波留はほんとに大人でとっても優しい人です。

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波留は晶子に手を差し出します。

晶子は泣きながらその手を両手で握りしめます。

「きっと、また来てください。待ってます。

俺、、、いつか・・・、親父のような父親になります」

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波留は自分の生い立ちから子供を持つ決心がつかなかったようなんですが、

太助さんの生きざまを見て、理想の父親像をみつけることができたみたいですね。

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可南子は日記を読んで、波留との出会いから今までの自分の思いを知ることになります。

そして、波留に、

「昨日一晩中日記を読んでて。

私、幸せそうでした。日記の中の私。

不満とか不安とかそれなりにあって、

100点満点とは程遠い旦那さんだったみたいですけど」

「5年後も10年後も、その先も。平凡な幸せを一緒に迎えにいきたい。

だからこの先もずっと、俺の妻でいてくれないか?」

「はい」

波留はふたたび、結婚指輪を可南子の指にはめます。

うれしそうに微笑む可南子を抱き寄せる波留。

今度は可南子も突き飛ばすこともなく・・・、

精いっぱい波留の背中に腕をまわして抱き締めます。

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良かった、良かった。

抱き締められても可南子、棒立ちだったらどうしようかと思いましたよ~。(笑)

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このプロポーズ前のやりとり、もうちょっと長くても良かったかな~と思ったりもするんですが。

教会で可南子が寝てたところとか、最後、グッと波留を抱き締めたところは良かったですね~。

結婚式での可南子の絶叫ももう一度聞けたし。

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それに、6年後のシーンには5才くらいの男の子と可南子と波留が浜辺で遊んでいる様子が。

幸せいっぱいのラストシーンでした。

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初回からまったりとしたテンポで、ドラマチックな展開もあまりなかったんですが、たまにはこういう淡々としたドラマもいいなと思いつつ、毎週見ていました。

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竹野内豊さんと和久井映見さんの夫婦役が良かったです。

それと、一番存在感があったのが、太助役の小野寺昭さん。

竹野内さんとの布団の上で寝ころんでのやりとりが息ぴったりで、おかしかったです。

お二人の親子役はずっと見ていたかったです。

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2012年6月22日 (金)

リーガル・ハイ 第10話 公害訴訟にも勝ってみせます

やっぱりね~、やっぱりね~、こう来たかぁ~~、

私も古美門に騙された~~~~!

真知子が泣くのをみて、うるっときてたのにぃ~~~。

.

.

.

古美門(堺雅人)の演説に心を動かされた絹美村の老人たちは一気に奮起します。

「古美門先生よお~、俺たちは、俺たちのゴールを決めた。

慰謝料5億、安全が保障されるまでの工場操業停止。

これ以下は受け取らねえ!!」

.

裁判がはじまります。

古美門はヘルムート38は有害物質で強い発がん性があると訴えますが、

それが確かに第4工場から出ているものだと証明する必要が出てきます。

そのためには大規模な掘削工事をする必要があり、莫大な費用が。

その上、工場周辺の家は仙羽科学の息がかかっているので、買収するためのお金も用意しなければならず・・・。

古美門は家や車、クルーザーと持っているものすべてを抵当にいれ、お金を用立てます。

「もし負けたら、ホームレス弁護士ですよ」と心配する真知子(新垣結衣)に、

「勝つためならどんな手段でも使う!

家を売って勝てるんなら安いもんだ。

地下水からヘルムート38が出るまで手当たり次第に掘り起こすんだ!」とあっけらかんという古美門・・・。

.

何回も掘削工事を行い・・・ようやく絹美地区の水源となる場所からヘルムート38が検出されます。

大喜びの古美門と真知子。
.

その結果を持って、三木(生瀬勝久)のところへ和解の提案にいく古美門。

「こちらの提案は慰謝料5億と、安全が確認されるまで工場操業停止です」

三木は追いつめられるどころかニヤニヤと笑うばかり。

「そろそろ車とクルーザーが差し押さえられたころか?

家ももうじきだな。まんまとドツボにはまったな。

いいか!和解などしない!10年でも20年でもやるぞ!」

「あなた、負けますよ、仙羽グループから見捨てられたら終わりですよ」

「負けるのはお前の方だ!あの子の仇は必ず討つ!」

.

三木の反撃が始まります。

三木はこのヘルムート38という新物質がほんとに人体に有害なのか疑問だと訴えます。

絹美村の老人とほかの地区の老人の疾病率を比べてもあまり変わらない。

また、ヘルムート38の発見者で名付け親であるドイツ人学者を法廷に呼び、人間への影響は不明で誰にもわからない、老人たちの症状がこの物質が原因とは断言できないと証言させます。

「疾病と第4工場との因果関係があるとは到底、言い難い。

なのに、公害公害とはやしたてるのはいかがなものでしょうか!」と三木。

反論する古美門と法廷で言い争いになります。

根本的なところを覆されて、窮地に追いやられる古美門。

.

古美門の事務所に三木や沢地(小池栄子)らがやってきます。

差し押さえの札が貼られた家具などを見て嘲笑う三木。

「仙羽科学は和解金を3千万円払うと言っています。和解されてはどうですか?」と井出(矢野聖人)。

古美門はとうとう負けてしまうのかと気力を失ってしまっている様子。

「勝ったぞ!おれの勝ちだ!

お前は終わりだ!古美門!

これが俺の復讐だ。すべてを失って首でもくくってあの世であの子に詫びればいい。

おまえが裁判に巻き込んだせいで命を落としたあの子にな!!」

ギャハハハハッハ~~。

恐ろしいくらいの高笑いを残して三木は帰って行きます。

一言も言い返せず、その背を見送る古美門です。

.

「最初から勝てないと思ってらしたのに、なぜ今回、無茶な戦を?」

服部がたずねます。

「さあ、なぜですかね~。愚かなことをしました」

何とも言えない表情の古美門。

「知らず知らずのうちに影響を受けていたのでは?」

服部(里見浩太朗)は真知子の方を見ます。

「ざれごととしても耐え難いですよ。服部さん。

・・・再就職先を探してください・・・」

.

三木から示された和解案をもっていく古美門と真知子。

けれど、老人たちは承知しません。

「5億だ!古美門先生よお~!勝手に下りることはゆるさねえ。

あんたが破産しようがどうなろうが関係ねえ。雇ったのは俺たちだ。

討ち死にするまで戦ってもらう。5億か0かだ!」

「やっかいな年寄りたちだ。

さすが戦後の復興と高度成長を成し遂げただけのことはある。

ならば私からの条件です。

決着がつくまで誰一人くたばらないでいただきたい!」

.

古美門と真知子は裁判の初めから、仙羽化学研究開発部主任で第4工場について最も知り尽くしている人物の一人、八木沼佳奈(田畑智子)に接触していました。

彼女を味方につけ、何か情報を得られればと考えているのですが。

特に真知子は佳奈に自分と同じ匂いを感じ、彼女のもとへ足繁く通っていました。

「もう一度、八木沼さんに接触したいんですが・・・」

「屈辱的だが、君に賭ける」と古美門。

.

真知子は佳奈に会いに行きます。

「もうあきらめたら?どうせ因果関係は証明できないのよ」

「たくさんの人たちに健康被害が出てるんです。

それを知ってあなたは何も思わないんですか?」

いつものようにそれには答えず、立ち去ろうとする佳奈の前で、突然、胃を押さえてもだえ苦しむ真知子。

佳奈は驚いて救急車を呼びます。

診断はストレス性の胃腸炎だと言われるのですが、病院に駆け付けた古美門は精密検査を受けろと怒ります。

「君が想像を絶するバカであることから推察するに。

毎日毎日、満腹中枢がいかれたかのように頬張ってる米と野菜は絹美でとれたものであり、水は絹美の井戸水。

公害訴訟の常で因果関係の証明が最大の争点になることを予見した君は自らの体を実験台にした」

「・・・あたしが病気になれば因果関係の証明になるんじゃないかと」

「あなた、バカ?」付き添っていた佳奈もあきれてしまいます。

「ええ、バカなんです。疑いようもなく」と古美門。

「勝つためにはどんな手段でも使う、先生に教わったことです!」

「ただちに精密検査を受けなさい!」

.

数日後、検査結果が出ます。

たまたまお見舞いに来ていた佳奈がそれに立ち会ってくれます。

「黛さん、どうか落ち着いて聞いてください。

大腸に腫瘍がありまして、大腸がんの可能性が高いです・・・」

頭が真っ白になる真知子。

「超早期発見でしたから、大丈夫ですよ~」

元気を装って、古美門の報告する真知子・・・。

.

佳奈はそんな真知子のところへやってきます。

「こんなことで裁判の流れが変わるとは思えない。

あなた、100円玉拾っても交番に届けないと気がすまない子だったでしょ?」

「はい」

「・・・私も、ずっと持ったままにしてる100円玉があるの。それをあなたに渡す」

それが一発逆転の切り札でした。。。

.

古美門は佳奈から渡された資料を持って三木の事務所に乗り込みます。

「ご覧のとおり、仙羽科学の内部資料のコピーです。

トップシークレット扱いのね。

要約すれば、第4工場、廃棄プラント作業中の作業員が数名、原因不明の体調不良を訴え、長期休養を余儀なくされた。

社内調査の結果、カーボンX製造過程で排出される化学物質が原因の可能性アリという内容です。

仙羽化学はヘルムート38が健康被害を引き起こしていることを認識していた。

これは紛れもない証拠。

問題は仙羽科学がこの事実を隠ぺいしていたこと。

すべての人にみてもらいましょう。

むろん裁判所にも提出します。次回の審問が楽しみだ。

社長に言ってください。慰謝料5億と、安全確認がされるまでの工場の操業停止!

それ以外には和解の道はない。これは絹美の老人たちの温情だ。

それを飲めないのなら、徹底的に戦います。

たとえ老人たちが力尽き最後の一人が死んでも、

その骨を拾い、あとに続くものが必ず出てくる!ご覚悟を!!」

.

古美門が去った後、悔しがって暴れる三木。

「すまない!お前の仇は討ってやれなかった。すまない。沙織!!」

.

古美門は5億円の小切手を手に絹美村へ。

老人たちは歓声をあげます。

「こんどこそ、これを元手に土地をよみがえらせて絹美を復活させてやる!

死ぬまで働いて働いて働きまくってやるよ!!」

.

古美門と真知子はお見舞いに来てくれた佳奈にお礼を言います。

「あなたが流出源だと秘匿しますから」と古美門。

「すぐにばれる話です~。私なら働き口はいくらでもあります。

そんなことよりあなたこそがんばって」

佳奈は真知子を励まし、さばさばした笑顔を見せて帰っていきます。

.

病院の庭で二人きりになると、真知子は急に取り乱して泣き出します。

大きな病気を抱えて、怖くてたまらずに。

古美門はそんな真知子をそっと抱き寄せます。

「バカだな、君はほんとうにバカだ・・・」

.

けれど、真知子が古美門の胸で泣いたのはほんの束の間・・・。

突然、古美門は「先生!!」と廊下を歩いている医師に声をかけ、駆け寄って行きます。

そして、封筒に入ったお金を渡し、真知子のもとへと帰ってきます。

「黛く~~ん!君の診断は誤診だったんだってよ~~。

君は健康だ~~!」

驚いて棒立ちになっている真知子。

「君の捨て身の作戦を援護したまでだ。

君のような風邪ひとつひかない怪力バカ女が、

ちょっとやそっと絹美の作物をバカ食いしたからといって、

そうそう都合よくガンになるはずないだろ。

さあ、すぐに退院したまえ、今夜は勝利の祝いだ~~!」

さっさと帰って行く古美門。

ぽつんと残される真知子。

.

事務所では、テーブルに服部の料理が並び、加賀(田口淳之介)も呼ばれ、宴会がはじまっています。

「私の成功報酬は1億5千万。

もっとも大部分は借金返済で消えてしまったが、

家は元通り、車とクルーザーは新品に買い替えちゃった~。

いい加減、誰かに負かして欲しいけれど、誰も負かしてはくれないね~。

強すぎて敵がいないというのも虚しいもんだよ。

アメリカに行ったダルビッシュの気持ちがわかるよ~」

ゴキゲンの古美門です。

.

そこへ真知子がやってきます。

みんなに温かく迎えられますが、真知子はシリアスな表情のまま・・・。

「古美門先生。今日でこちらの事務所を離れさせてもらいます。

私が我慢ならないのは先生の作戦に気づけなかった自分自身です」

「三木のもとへ帰るのか?」

「いえ、ひとりでやってみます」

「私への借金返済はまだまだ残ってる」

「もちろん、これからも返済し続けます」

「蘭丸君。役者の道もがんばってね。

服部さん、ほんとにお世話になりました。騙されたと思ってやってきてよかった」

「みつかりましたかな?ここで探すとおっしゃった先生の信じるべきもの」

「わかったことがひとつあります。

私は古美門先生のようにはなれない。なる必要もない。

私は先生が絶対になれない弁護士になります。

ここから先は私の道です」

「黛先生に幸多かれ」服部は心からのエールを送ります。

.

真知子は古美門のそばにやってくると、宣戦布告します。

「今度お会いするときはは先生を倒す時です!」

「なにひとつ成長しなかったのにか?」

「先生のバイオリンの腕ほどではありません。

ありがとうございました」

「どうしたしまして。

朝ドラヒロイン、ポンコツおたまじゃくし、酒乱で音痴であっぱらぱーな赤毛のアンの蟹頭村の変態の女神さま」

.

夜の街を闘志満々で歩いていく真知子。

「待ってろ~~~!古美門!!」

寂しくなりますね~と服部に気遣われて、古美門がひとこと!

「結局、ガニ股は治らなかったな!!!」

強がって、10話は終わりました。

.

.

.

ああ、真知子が出ていってしまいました。

こんな展開になるなんて。

古美門が悪い。あんな風にコケにするなんて。

悪いけど、でもきらいにはなれなくて、まったくね~この人は~って唸ってしまう感じ。

う~~ん。。。。

.

でも、9話から11話まで薄ぅ~~く続くこの流れって、いいですね~。

まだ、今回の話もちょっと引っ張るようだし。盛り上がります。

.

次回はとうとう、「沙織」関係の話になるのでしょうか。

いい加減、真相が知りたいですもんね~。

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しかし、リーガル・ハイは水戸黄門が好きですね~。

黄門さま関係の俳優さんが登場すると、テーマ曲が2秒ほど流れるんですよね。

私なんて、水戸黄門をそんなに見ていたわけでもないので、このテーマ曲で気づくという・・・。

.

.

来週は、今まで出てきたキャラも再び登場しそうですよ。

た~~っぷり楽しめそう~。

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いよいよ古美門の不敗神話が敗れるのか!

真知子によって?

なんか、負けるのを見たいような~、見たくないような~。。。

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※過去の記事

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話

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2012年6月21日 (木)

鍵のかかった部屋 第10話 「硝子のハンマー」

最終のお話は10話、11話の連続ものです。

その前半の今回のお話、おもしろかったですよ~。

もうゾクゾクしました。

最後の玉木宏さんの登場の仕方もカッコ良かったし~。

榎本、警察に連れていかれて、この先どう推理するのかわかりませんが、来週が楽しみです。

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介護サービス会社「ベイリーフ」の社長室が銃撃され、

顧問弁護士である芹沢(佐藤浩市)と純子(戸田恵梨香)が呼ばれます。

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会社では、穎原昭造社長(佐々木勝彦)、副社長の穎原雅樹(鈴木一真)、専務の久永(中丸新将)が待っています。

銃撃されたといっても空気銃で怪我はない、脅しになんて屈しないと息巻く社長を、甥の副社長と専務が落ち着かせようとしています・・・。

脅迫状は何通も届いていたけれど、社長の命が狙われていると世間に知られては近々予定されている株式上場に差しつかえるため、穏便に済ませてきたらしい。

今回は芹沢らも加わり、対策を練ることに・・・。

社長はもし警備員が今回の犯人ならなんでもできてしまう、社長室のある12階だけは別の警備会社に変え強化しようと言い出します。

芹沢はそれでは信用できるエキスパートをということで榎本(大野智)を紹介します。

榎本はさっそくベイリーフを訪れます。

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榎本を社長に引き合わせる芹沢と純子。

けれど、社長は榎本を一瞥すると、純子に怪しいことをしないかずっと張り付いて見張っているようにと指示して出ていってしまいます。

二人になったところで、純子は社長の態度を詫びますが、すぐに榎本の様子がおかしいことに気づきます。

「あのう、もしかして社長とお知り合いですか?」

「・・・以前仕事で会ったことがあるんです。

でも、社長はおぼえておられないでしょう。

警備会社のスタッフを一人の人間として意識する人は少ないですから」

.

セキュリティ強化の工事は6月18日午後1時から行われることに決定します。

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その日、PM12:11

伊藤秘書(西山繭子)は会議室にいる社長と副社長、専務にコーヒーを出します。

その後、PM12:19

会議は解散。副社長は外出。

社長と久永専務は眠いと言って自室にこもってしまいます。

PM12:25

別の会議室で社員による、次世代の介護に猿を使うアイデアと、ロボットを使うアイデアの話し合いが・・・。

また、榎本から渋滞で20分ほど到着が遅れるという連絡が秘書課に入ります。

PM13:10

警備室から、窓拭きの人が一番端の部屋で人が倒れているのを見たという連絡が秘書課に。

それを聞いた伊藤秘書は、ちょうど帰社した副社長ととも社長室へ入ります。

そこには倒れて絶命している社長の姿が。

.

その後、榎本もやってきて、副社長らと一緒に専務のところへ。

秘書がかけてくれた毛布にくるまり眠りこけている専務。

体をつよく揺すられてようやく目を覚まします。

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やがて、警察がやってきて、芹沢や純子もかけつけます。

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社長の死因は頭部に受けた打撃による脳内出血。

強打されたものではないけれど、昨年の脳動脈瘤の開頭手術で頭蓋骨が衝撃に弱くなっていたため、死に至ったと。

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事件を担当する捜査一課の萬田(丸山智己)は、監視カメラでは社長室に出入りしたものはいない。

けれど、社長室、副社長室、専務室は部屋がつながっていて廊下に出なくても行き来できることから、自室で眠りこんでいた久永専務を疑い、警察へ連行します。

無実だと訴える久永。

久永は睡眠導入剤を飲まされた可能性があり、朦朧としていて副社長に起こされるまでまったく記憶がないと接見した純子に言います。

また、自分を拾ってくれた社長にとても感謝していたと涙も・・・。

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芹沢が伊藤秘書から話を聞くと、

ワンマンな社長で、副社長とはいつも経営方針の食い違いで対立。口論を繰り返していたし、専務には雑用ばかりさせていたと。

また、次世代介護を担当している社員からも恨まれていたことも・・・。

さらに、3人に出したコーヒーについて。

社長はいつも専用の粉。社長と久永は砂糖とミルク入り。副社長はブラックだったと言います。

.

副社長の穎原はできるだけ大事にならないようにするため、久永が犯行を否定しているにもかかわらず、弁護方針を心神喪失にしてほしいと芹沢に命じます。

純子は無罪の人を有罪にするのかと憤慨。

「穎原さんは自分に疑いの目を向けられないようにしてるだけです!

密室は必ず榎本さんが破ってくれます。私は信じてます!」と榎本のところへ向かいます。

そんな二人のやりとりを影で聞いているスニーカーの男が・・・。

.

榎本は純子とともにいくつかの実験をした後、密室トリックを見破ったのか、純子に穎原副社長を呼んでほしいと頼みます。

緊急取締役会で副社長だった穎原は社長に昇任したそう。

榎本は、芹沢らが呼ばれた社長室の銃撃は社長の自作自演だったと言います。

社長は部屋の中で壁に空気銃を撃ちこみ、その後、屋上に出て上からロープ付きの突起物を落とし、窓ガラスに傷をつけたと榎本は説明します。

穎原はそれを聞いて、

「12階の警備システムなんですが、社長の提案で5年前に強化しています。

でも今年になってさらにシステムの見直しが必要だと言い出し、

役員会で協議したんですが、反対されたんです」

「それじゃあ、社長は警備強化のために自作自演を?」

「そこまでする理由って何なんですか?」

「それは、おそらく・・・」榎本が答えようとしたところで、

萬田と鴻野(宇梶剛士)が部屋に乱入してきます。

「穎原さん、その男の口車に乗せられてはダメですよ」と鴻野。

.

一般から強力なタレコミがあり、榎本の過去を調べたという鴻野と萬田。

5年前、榎本は社長の自宅のセキュリティを手掛けたそう。

その直後、泥棒が入り、警備の榎本が疑いをかけられるはめに。

社長は会社にまで怒鳴りこみ、損害賠償を請求したりと大騒ぎ。

もちろん、会社は証拠がないのでやめさせられることはなかったが。

警察から何度も事情を聴かれたり、同僚から白い目で見られたり・・・。

このことで榎本はひどく孤立することになってしまった。

結局、窃盗は社長の愛人によるものでしたが、その後もひとことの謝罪もなく。

榎本はそれから会社の同僚との交流を一切絶って、倉庫室にこもってしまうことになったという・・・。

「榎本さんは社長を恨んだんでしょうね?殺したやりたいと思ったんじゃないですか?」

「でも、榎本さんは社長の遺体が発見された後だったんですよ!」と純子。

「できますよ。榎本さんなら。

だってあなた、事前にここの警備システムを調べ尽くしていたんでしょう?

あなたなら誰にも目撃されずに社長室に忍び込めたはずだ。

.

榎本さん、あなたが殺したんでしょう?」

.

.

榎本は鴻野の求めに応じて、警察に向かいますが・・・。

ふと背後に視線を感じてふりかえると、

社長室の窓を窓拭き用のゴンドラがゆっくりと男を乗せて通過していきます。

それは純子たちの動きを探っていたスニーカー男でした。

男(玉木宏)は榎本と目を合わせると、ニヤリと不気味な笑みを見せます。

.

.

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さてさて、玉木さんが犯人?

玉木さんは榎本を陥れたの?

なんの目的で?はやく知りたいですね~。

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ところで、記事を書いていて、ちょっと悩みごとが。

お猿とロボットはこの殺人に絡んでいるんでしょうかね・・・。

あまり触れずにいたんですが・・・。(笑)

.

芹沢の推理用に登場したのかな。だったらいいんだけどな~。

後編でどっちかが犯人だったら、前編で省いてるのでフォローできない。(笑)

.

犯人は猿なんじゃないかとか、ロボットなんじゃないかと言い出して、

いちいち純子に榎本にどう思うか聞きに行ってくれとせがむ芹沢。

純子はいい迷惑ですが、結構笑えました。

.

.

以前から、どうも鴻野が榎本のことを調べているようだったのに、

今回、一般市民からのタレコミで疑いを向けるとかどうなのよ~。

もっと大きな窃盗事件があって、それに絡んでいるとか。

実はルパンみたいな存在だったとか、いろいろドラマチックなことを想像してたんですが・・・。

どうもそういう展開にはならないのかな・・・。

.

それと、セキュリティ会社で居場所がなくなっていったのは、

警察が何度も事情を聴いたこともあるでしょうに。

鴻野、なのにあんなにえらそうに言わなくてもねえ~。。。。

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芹沢と純子はどんな風に榎本の力になるんでしょうね。

大活躍をしてもらいたいですね~。。。

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2012年6月19日 (火)

ATARU 第10話 病室からも捜査開始!

あっの~~、いかにもなミスリード! 

わざとらしく、コン、コン、咳。途中まで綾香と森はなんか関係があるんだと。。。

そう、あんなのでも私はだまされるっっ~。なんか悔しい~。。。(笑)

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昏睡状態のチョコザイ(中居正広)の周りには沢(北村一樹)と舞子(栗山千明)、ラリー(村上弘明)が集まり見守っています。

猪口夫妻も病院にやってきます。

チョコザイの状況を知り、捜査の訓練をさせているのかと怒る猪口(市村正親)。

ラリーはあなたが「我々が死んでもアタルが一人でもいきていけるようにしてほしい」と、かつて頼んだんだと反論。

納得できない猪口。

けれどそれをこっそり聞いていた妻(原日出子)は、

「アタルの能力を天才じゃなくて、障害だと思ったから追いつめられたんでしょう?

責めるならラリーさんじゃない。私たち自身よ」と夫を諭します。

そして、猪口夫妻は毎日のようにおにぎりをチョコザイに届け始めます。

.

沢はあらたな事件を抱えます。

車が電信柱と衝突、炎上し、運転していた女性が焼死体で発見されます。

被害者は青梅に住む小暮桃香(安倍なつみ)。独身の一人暮らし。

時刻は午前3時55分。

車は時速70キロで衝突。ブレーキ痕はなく、わき見運転の可能性が高い。

居眠りか自殺かと見立てられますが、沢は自殺の可能性があるなら動機くらい調べるようにと部下に指示します。

ニュースで事故を知った舞子は母親の時と同じ車で、同じ状況だったことに驚き、独自で捜査を始めます。

.

上司の中津川(嶋田久作)は解剖は許可しますが、沢がこの事件にかかりきりになるのは反対のようで・・・。

沢は事故科学鑑定社の公原(平岡祐太)に連絡を取ります。

舞子が現場に行くと、さっそく公原が桃香の双子である綾香と事故を検証中。

綾香は桃香には結婚したい人がいたから自殺なんてありえないと舞子に訴えます。

.

沢はその桃香の結婚したい相手、森洋一(西興一朗)を訪ねます。

森は桃香とは一昨日に別れたと言い、すでに別の女性、宝井真美(広澤草)のところに入り浸ってる様子・・・。

.

 森のところでのカレーをめぐるやりとりに大笑い。

あのカレー、ちょっとしか映らなかったけれど、おいしそうでしたもんね~。

.

そんな折、昇(玉森裕太)からチョコザイが昏睡状態ではなく、眠っていただけだったという電話があり、舞子たちは一気に明るい気持ちに。

良かった良かったと大喜び。

.

公原は、車にABS機能がついているとブレーキ痕がつかない場合があるので、ブレーキ痕のあるなしで運転者の状況を決められないと言います。

また、桃香の携帯が折れていたけれど、それは運転中に通話かメールをしていた証。それでわき見運転の可能性も・・・。

公原はいろんな可能性を探っているようです。

.

 なんだかやけくそ気味で話す公原。前回の幼馴染の彼女にきっとふられたんでしょうね・・・。心配する舞子に「うるさい!」と吠えてましたよ~。

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舞子が病室で公原の検証を沢に報告していると、チョコザイは、

眠りの中で、「捜査を開始します」とつぶやきます。

「公原さんは同じコバルト自動車で同じ道で実験するそうです・・・」と舞子。

「ABSは時速10キロ以下だと働かない・・・」

眠ったままのチョコザイがしゃべりますが、英語だったので舞子わからず・・・。

.

解剖結果は渥見(田中哲司)の報告。死因は焼死。おかしいところはない。

彼女が走った道に設置されていたカメラの映像は、すべて午前3時すぎで、ひとりで乗っていたという。

.

舞子と沢はまた病室で意見交換。

時速10キロ以下じゃないとブレーキ痕がつかないと舞子が言うと、桃香は70キロ出していたと沢。

ABS機能のせいで判明できないが、ブレーキを踏んだ可能性も。

また、携帯履歴から最後のメールは3時1分。相手は森。

桃香はそれ以降は携帯を使っていない。

死亡時刻の3時55分。なんのために携帯が開かれていたのかはわかりません。

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一方、ラリーはチョコザイのカバンの中に仕込んだ盗聴器から、チョコザイが昏睡ではなく睡眠不足だったと知り、FBIの本部に抗議します。

本部はチョコザイの脳が開発されすぎ睡眠に支障が出ていることを以前から承知しており、でもそれをわざとラリーには伝えなかったと言います。

チョコザイと家族のような関係になっているラリーが研究を緩める可能性があったためと。

不満を爆発させるラリー。

が、チョコザイにはFBI特製の睡眠導入剤の入っているケチャップを持っていきます。

病室にいた沢や舞子にも突然倒れたのは市販のケチャップを食べていたせいで、FBI製のものを食べているともうこんなことは起らないと説明します。

複雑な表情の沢と舞子。

.

ラリーと二人きりになった沢は、犬飼の警察手帳からラリーの指紋が出たことを問い詰めます。

ラリーは違法電波を調べていた犬飼を拉致し、それらの記憶を忘れた状態にするため催眠を行ったと告白します。

それはラリーが監修するドラマ、シンクロナイズドスイミング刑事にも施されていて、それを犬飼が見るたび、忘れた状態を維持できるとか。

ラリーはチョコザイにも同じことにしていて、未来のトレーニングに邪魔になる思い出を排除してきたと言います。

「チョコザイと犬飼の性格まで変えたのか?」

沢は唖然とします。

.

舞子は公原から渡された大量の現場写真を病室に持ち込みます。

沢に見せるためでしたが、ラリーとチョコザイが先に見てしまいます。

その中には桃香の車のタイヤ痕もあり、それは公原でさえ見たことがないという奇妙な写真でした。

チョコザイは「これじゃあ、燃えません」「クロロホルム」と次々に手掛かりを教えてくれます。

舞子やラリーはチョコザイが目覚めて喜びますが・・・。

「もうチョコザイ君を捜査に使うのはもうやめましょう」と舞子。

けれど、ラリーは自信満々。

「事件の捜査にデータを提供するそれがアタルなんです。

それが私とアタルの築いた25年なんです」

ラリーは舞子に警察を辞めてアタルと一緒にアメリカに来てほしいと再度頼みます。

.

チョコザイの言葉を聞いた公原は、桃香の車のすべてのタイヤにクロロホルムが注入されていたことを発見します。

クロロホルムを注入するとタイヤは弾性を失い、破裂する。

衝突事故は一気に殺人事件へと扱いが変わります。

また、この車種は後席のタイヤ付近からしかガソリンは漏れない構造になっていて、それだけで桃香の車のような状態になるのか・・・公原は実験を希望します。

これには捜査一課も参加。

2度の実験でも車中は燃えず、チョコザイの言ってたことが証明されます。

.

「桃香の車同様、母の車も中は燃えていた・・・」と疑問を口にする舞子。

公原によると、母親の車は回転し、運転席の窓が開いていた。そこから、ガソリンが侵入したんだろうと推測します。

しかし、桃香の車は窓もドアもしまっていたので、そんなことにはならない。

誰かが社内に直接ガソリンをまかないと・・・。

.

そして、犯人が判明します。

.

「衝突して燃えた車のガソリンと、社内で燃えたガソリンが違うことがわかりました。

あなたの車のガソリンの鑑定をさせてもらいたいんですが・・・」

沢は森の新しい交際相手、宝井真美に話しかけます。

.

真美は恋仇の桃香が邪魔になり、前もってタイヤにクロロホルムを注入、森の携帯で呼び出し衝突事故を起こさせた。

その後、携帯を壊し、社内にガソリンをまき、火をつけたそう。

「運転席の人間を殺すのに、どうして後部座席にガソリンをまいた?」と野崎(千原せいじ)。

「だって、あの車って後ろからガソリンが漏れるんですよね?」

「なんでそんなことしってる?」

「教えてもらったから。スナックで隣になった人に。

10年くらい前、長田のスナックで知らないおやじが、

酔っぱらって話しかけてきたの。

昔、あの車で自分の妻が死んだ時に簡単に事件性なしになったって話。

今と違って昔はブレーキ痕が残る車だったとか。

安全性を考えて、ガソリンが後ろから漏れるようにして、

引火しても車の中に火が入らない設計にしたとか。

あの女があの車に彼を乗せるのをみて、あの時のおやじが言ってた車だって。

だから私ならあの女を殺しても事件性なしにできると思ったの」

その証言に沢の顔色が変わります・・・。

.

 突然、話が舞子の母親の方へ。

これはビックリ。この追っ払いのおやじは舞子父、達夫の可能性が高いですよね。

う~~ん。

でも、自分が計画的に殺したとは言ってないんですよね。

まあ、いくら酔っぱらっていても言わないでしょうけど・・・。

ほのめかしてるのかな~。。。

.

.

猪口夫妻は今後はチョコザイと暮らすと舞子に伝えます。

「もう一度、一緒に暮らして親子を始めようと思っています」

その前に、舞子の願いで2日間だけ蛯名家で過ごすことに。

.

蛯名家では相変わらず、カレースープでのやり取りが続いています。

今日はみんなも一緒にカップのカレーそばを食べてます。

「チョコザイ君が出ていったら、沢さんはどうするんですか?」と昇。

沢は「宿無しになる」とジェスチャーで伝えます。

「格安でアパートを貸してもいいですよ~」と笑う舞子。

「マリコープはお母さんの名前なんだよね?」と沢。

「はい。母の遺産で買ったアパートなんで」と舞子。

「お母さんは資産家だったのか?」何気に聞き出そうとする沢。

「母の死んだ前の年にお祖父ちゃんが死んだんです。その遺産が少しって感じです」と昇。

「お父さんは15年前に自動車メーカーにいたんですよね?」

「ええ」と達夫(利重剛)。

「そうそう!コバルト自動車だよね~」と舞子。

舞子は真美の供述を聞かせてもらっていないようで、まったく屈託がない様子。

.

沢はやはり達夫を怪しく思っているようです。

.

そして、チョコザイは・・・。

「捜査を終了します・・・捜査を開始します」とつぶやき、

蛯名家の面々・・・特に達夫ををじぃ~~っとみつめています・・・。

.

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さてさて、とうとう話は舞子らの母親の死の真相に迫ってきました。

あのひとりまったりとしている達夫パパが殺人?妻殺し?

う~~ん。

どうなんでしょうね~。

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ところで、1話から毎回やってるパパの襟直し。

あれには意味があるんでしょうか。

こんだけやってきたんだから、意味があってほしいもんです。

最終回にわかるかな。

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楽しみです。。。。

今回、一番ウケたのは、沢のカレーですね。

何回見ても笑える~。。。

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2012年6月17日 (日)

もう一度君に、プロポーズ 第9話 父の死

太助(小野田昭)が逝きました。

でも、眠るように~という最期。

波留(竹野内豊)の喪失感がこちらにも伝わってきました。。。

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桂(倉科カナ)は、波留にふられたことより、「お前は俺の一番弟子」と言われたことがうれしいとニコニコ。

まさに恋の「病」が治ったようにあっけらかんとしてます。

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裕樹(山本裕典)は桂を通じてミズシマオートの人たちとも交流。

異業種交流で気持ちが解放されておおらかに。

それで、波留の父がもう長くないと聞き、さっそく可南子(和久井映見)に伝えます。

「お見舞いに行ってきた方がいいよ」と。

少し前ならこんなこと言わなかったでしょうに。

万里子(真野響子)は息子の成長に目を細めていました。

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可南子はさっそく太助のお見舞いに、そこには波留も来ていて一緒に料理を作ることに。

自宅療養している太助は台所の騒ぎをうれしそうに聞き耳をたてています。

家に帰ってきた可南子は万里子に「行って良かった」と報告します。

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その後、海へと3人で出かけます。

「波留と結婚してくれてありがとう」

それが可南子にとって太助の最期の言葉になりました。

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数日後、波留が少し目を離したすきに、太助は亡くなってしまいます。

その太助を前にして、ぼんやりとしている波留の肩にそっと触れたのはお見舞いにやってきた可南子でした。

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「離婚しないで、しばらくこのままでいてくれませんか?」

太助のこととは別にそうしてほしいと頼む可南子に波留は「ん・・・」と頷きます。

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今回も太助と波留の会話が良かったです。

「小さい時は、いっつも俺のあとをくっついて歩いてたのになあ~。

昔は後ろを見ればお前がいて、今は前を見たらお前がいる。

不思議なもんだな。

俺の知らない道の先をおまえはこれから見に行くんだよな。

ようするにおまえが生きていればそれで親孝行だよ」

愛情あふれる息子へのエールですね。

太助に背を向けて、必死に涙をこらえてる波留の哀しい気持ちが伝わってきました。

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始まったころは、裕樹や桂はひと波乱起こしそうだったのに、

どちらもそうはならずに、とても真面目で優しい人に。。。。

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来週は最終回です。

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※過去の記事

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話

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2012年6月16日 (土)

リーガル・ハイ 第9話 いよいよ三木と対決!

今回の古美門の演説は素晴らしかったですね。

何話だったか、日照権の回でやらなかった先の話に手をつけた感じです。

なんといっても圧巻だった後半の古美門のセリフをメインにお届けしたいと思います。

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裁判を一つ終えた後、古美門(堺雅人)と真知子(新垣結衣)は老人たちに声をかけられます。

「どうか!村を助けてください!」と老人たちに土下座されます。

「どうしました?野武士に襲われましたか?」

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 野武士って・・・・(笑)

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古美門と真知子は事務所で老人たちの話を聞きます。

彼らは南モンブラン市(元絹美村)という山々が連なる自然豊かな地域からやってきたと言います。

しかしそこでは、地元の必死の反対運動にも関わらず、5年前に仙羽科学という大企業の工場が建設され、ここ1,2年はその工場のものと思われる健康被害が出ているそう。

「・・・それはつまり公害問題が発生してるということですね?

だとしたら、大変な事態ですね」と驚きを隠せない真知子。

老人たちは元村長の妻に「東京で一番の弁護士を連れて来い」と指示され、古美門に白羽の矢を立てたと言います。

古美門の前にもいろんな弁護士に相談はしたそう。

けれど、手におえないと断られたと老人たちは肩を落とします。

大企業相手の公害問題訴訟。

しかも、仙羽科学の顧問弁護士は三木(生瀬勝久)。

勝ち目はないとほかの弁護士が思うのも無理はないと服部(里見浩太朗)がしみじみ。

それは古美門も例外ではないようで・・・?

黙ってお菓子のモンブランを食べながら話を聞いていたんですが、食べ終わったのと同時に、「お断りします!!!」と即答。

古美門は断る理由は4つあると言います。

「ひと~~つ!

人口より猪の方が多いような田舎には二度と行かないと決めたから!

ふた~~つ!

私の弁護士費用はみなさんのしみったれた年金のへそくりくらいでは賄えないから!」

朝ドラ真知子は老人たちを助けたい気持ちに傾いており、つい古美門を説得する側に・・・。

「これは巨額な損害賠償請求訴訟になります。勝てば莫大な賠償金が得られます!」

古美門はそれを無視。

「みぃ~~つ!

絶対に勝てない。絶対に勝てっこない。

よぉ~~つ!

私はみなさんのような老人が嫌いだから!吐き気がするほど!以上、どうぞおかえりください!」

老人たちは古美門のあまりの毒舌ぶりに愕然として帰って行きます。

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真知子は弁護士をみつけられないまま、帰る老人たちを放っておけなくなり、一人南モ

ンブラン市へ向かいます。

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 真知子の説得を聞かないでお風呂に入ってしまう古美門なんですが。 

古美門はお風呂に入る時はシャンプーハットを持ち込んでいるようです。

やってると思ってましたよ。(笑)キャラにピッタシ!

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南モンブラン市の立派な「ふれあいセンター」で、和気藹藹でプラカードなどを作る老人たち。

その気楽さに少し拍子抜けしながら、真知子は訴訟準備をしていきます。

健康被害の状態を聞き出し、病院で診断書をもらうように指示したり、井戸水、野菜、米を分析センターに送って有害物質の有無を確認したり。

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そして、数日後、真知子は事務所へ駈け込んできます。

「出ました!!!!

ヘルムート38というヒ素化合物です。

これで公害訴訟を起こせます!!!」

それを聞いても古美門はまったくの無反応です。

真知子は、「いつまでダダこねるんですか?

絶対にあきらめませんからね!」と怒って南モンブラン市に戻って行きます。

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南モンブラン市では真知子から検査結果を聞いた老人たちは奮起。

「立ち上がりましょう。断固戦いましょう!」と勇ましい。

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一方、仙羽科学の社長(神保悟)は古美門が関わりそうだと聞いてうろたえます。

けれど、三木は自分が仕込んだ男だから手の内がわかる。対処はできていますと余裕の

表情。

「第4工場が操業停止に追い込まれたら、仙羽科学だけでなく日本国全体が沈没しますね。

みなさんは気にせず、開発に邁進してこの国の未来を切り開いてください」

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そんな折、真知子のもとに匿名で封書が届きます。

中を見ると、それは仙羽科学の社内秘の書類。

内容を読んだ真知子は血相を変えて東京の古美門のところへやってきます。

「こういうことですか!

先生は5年前、三木事務所にいたころ、第4工場建設問題に裏でかかわっていたんですね!

ちゃんと説明してください」

「いいとも。

絹美村で建設反対にあったとき、矢面に立ったのは三木だが、その裏で密かに暗躍し、当時の村長を見事、籠絡、着工に結び付けたのはこの私、古美門研介であ~~る」

「そりゃあ、この仕事引き受けられませんよね。利益相反にもなりかねませんし。

だがしか~~し!

これは過ちを償いチャンスだと思いませんか?

5年前の罪滅ぼしをするんです」
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「バカもここまえでくると殺意を覚えるね。

私に償うべき罪などないし、老人たちに許しを得たいと思わない。

村がどうなろうと興味はない」

「・・・もういいです。私が弁護団を組織します」

「勝手に張り切って負けるがいい」

「戦ってみないとわかりません」

「わかるんだよ。戦いという意味をあの老人どもはわかっていないから。

ふれあいと絆の郷、南モンブラン市。すばらしい標語じゃないか?

この美しき文化を壊すことなど彼らには出来ない」

「おっしゃってる意味がわかりません」

「そうか?ほんとはわかり始めてるんじゃないのか?

彼らには戦争とズワイガニ食べ放題ツアーとの区別がまったくついていない」

思い当たる節がある真知子は口ごもります。。。

「・・・わたしがなんとかします」

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薄暗いバーに古美門は三木の秘書、沢地(小池栄子)を呼び出します。

「どういう魂胆ですか?君しかいないだろう?

あの書類を送ってくるなんて。

老人たちに私のところへいくように仕向けたのも君だね?」

「はい、私の独断です」

「つくづく腹の底が見えない人だね。こんなやり方をする意図はなんだ?」

「私はただ絹美村のお年寄りを助けたいだけです」

「君にそんな正義感があるとは」

「三木に勝てるとしたら古美門先生しかいないのですから」

「君がこちらついてくれるのなら、勝てるかもしれない。

三木を裏切れるんですか?」

「時々、思うんです。3年前のあのとき。古美門先生と一緒にあの事務所を出ていたら、今頃どうなっていたのかなって。

三木も知らない私の電話番号です」

すっと古美門にメモを渡す沢地。

「私にハニートラップを仕掛けているつもりかい?」メモを破り捨てる古美門。

「信じてもらえなくて、当然ですよね。

私がそれだけのことをしたんですから。

いくら悔やんでも時間はもどってはくれない。

自分のはしたなさが恥ずかしいです」

沢地の姿が消えてすぐ、メモを拾い集める古美門・・・。

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 どういうこと????

この沢地のセリフ。含みがありますよね~。

三木と古美門の間に入って何かしたんじゃないかな。

で、古美門だけが代表して責任をとって辞めたとか・・・。

なんにせよ、過去の出来事に沢地は結構かかわってますね。

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さっそく、南モンブラン市に出向く古美門。

真知子から仙羽化学と古美門の関係を聞かされていた老人たちは、一斉に白い目でみます。

「黛先生からすべて聞いた。

あんたが村長を説得して工場を建てさせた張本人だそうだな」

「みなさん、古美門先生の話をきいてください。謝りたいそうです」と真知子。

「謝罪?なぜ私が謝らなければならない。

私は自分の仕事を完遂したまでです。

そして今度は 私のこの能力をみなさんのために使ってさしあげてかまわなくってよといいに来ただけです。

ここにいる不細工で、無能なバカ女ではお役に立てないでしょうからね。

むろん報酬次第ですが」

そこへ車いすになった前村長の妻、有馬たねが顔を見せます。

「おまえは、、、私の亭主をたぶらかしたクソ弁護士じゃねえか!

おまえらよくやった!!たしかにこの男しかおらんだろうなあ~。

仙羽を倒すには、戦に勝つには、飛び切り強力な武器を持たねば」

「良い武器は高いですよ~」

「分捕った金の3割でどうだ?」

「では相手の弁護士にごあいさつでもしてきましょうか!」

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古美門は老人たちを連れて、三木と会います。

三木は「この件は5年前のおわった話。

有害物質が検出され健康を害されたみなさまにはお気の毒な限りですが、ほんとに工場が原因なのかどうか・・・」とのらりくらり。

「そこで・・・ご提案ですが、お見舞金として1千万円をご用意させていただきます」

古美門はその三木の提案を鼻で笑って、

「0がふたつ足りません。条件は11億と加えて工場の操業停止です!」と言い返します。

話し合いは決裂。

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やがて、裁判がはじまります。

「当該地域の地下水、米その他の作物の一部から化学物質ヘルムート38が検出されました。

微量ではありますが、恒常的に摂取したため、様々な健康被害があらわれたものとおも

います。中には命をおとしたものさえも。

仙羽化学第4工場は、夢の新素材を研究しています。

その未知なる研究であらかじめ予見できない物質が発生する可能性がないとはいいきれません。

裁判長、被告に対し、第四工場の大気、土壌、水質の検査結果を提出するよう命じられ

るようもとめます!!」

古美門の迫力ある弁護に老人たちは大喜び、勝ったような浮かれよう。

【彼らには戦争とズワイガニ食べ放題ツアーの区別がまったくついていない】

古美門の言葉を思い出し、不安げな真知子。。。

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古美門は再度沢地と密会し、三木の次の手を聞き出します。

そして、それに乗じて口説こうとする古美門。

沢地はやんわりと断り、古美門は自分の態度をごまかすので必死。

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 事務所で居残って仕事をしてる真知子に文句を言われて・・・。

 「うるさい。ぺったんこ~~」って返すんですけど、これ、胸のことなんですね~。

あとで気づきました。

真知子と沢地の胸をしっかり比べてるなんてね~。古美門、真知子のことを女性として見てるんですね。(笑)

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三木に命令され、部下の井手(矢野聖人)が老人たちのリーダーである錦野の息子に圧力をかけます。

息子に仙羽科学を敵にまわしたら、職を失うといわれた錦野は戸惑い、仙羽科学から預かってきたという前金を受け取ってしまいます。

そして、錦野は老人たち、ひとりひとりを説得してまわります。

沢地から聞いていた古美門は加賀(田口淳之介)を現地に潜入させ、そのすべてを写真に撮らせます。

数日後、三木から和解の申し込みがあります。

「来たぞ。和解の申し込みだ!」

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古美門サイドと三木サイドが「ふれあいセンター」に集まります。

仙羽科学の社長はたくさんの社員を連れてやってきます。

「本日は訴訟中にもかかわらずこのような席をもうけていただき・・・」

社長のあいさつを途中で止めて、古美門は真知子に目くばせします。

真知子はテーブルの上におにぎりやお水を並べます。

「さあ、みなさん、固い挨拶は抜きにして、お昼でも召し上がってください。

ここでとれたお米、新鮮な野菜。おいしい井戸水です。

ここのみなさんが毎日口にしてきたものです」

そう言われ、凍りつく仙羽科学の人々。。。。

社長はそれを無視して、話を続けます。

「原因につきましては、原因が調査中ではありますが、

みなさんにつらい思いをおかけしたこと心よりお詫び申し上げます。

どうぞ、つまらないものですが、羊羹と仙波グループで全体で使える商品券10万円分

です」

羊羹と商品券をそれぞれの老人たちに丁寧に声をかけながら渡していきます。

「私たちにとってみなさんは家族です。

春にはお花見大会。夏には花火大会。冬には餅つき大会。

私たちは折に触れ、みなさんとの絆を育んできたつもりです。

どうかこの難局も手に手を取り合ってともに乗り切っていきましょう。

心をひとつに」

一段落したところで、三木が提案します。

「仙羽化学さんは総額2千万円をお見舞いとして用意するそうです。

これを和解金として、この裁判をお終結させていただくのが、私たちのお願いでございます。

雨降って地固まる。仙羽科学とみなさんは家族としてより強いきずなで結ばれていくことを期待いたします」

老人たちのリーダーの錦野が待ってましたとばかりに口を挟みます。

「どうだろうな?みんな。

俺は仙羽化学さんの誠意は感じることができた。この辺で争いをやめてもいいと思ってる・・・」

老人たちには動揺が走りますが、すかさず古美門が加賀の撮った写真をばらまきます。

「錦野春夫さん。仙羽化学からいくらもらったんですか?」

「みなさん、残念ながら錦戸さんは仙羽化学さんと通じていました。

錦野さんに説得された方もたくさんいらっしゃるんでしょうが。

これは相手側の策略です」と真知子。

「出直そう」

仙羽科学と三木はすごすごとふるさとふれあいセンターを後にします。

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真知子は錦野にも原告団から排除はしない、これからもみんなを引っ張っていって
欲しいと言いますが。。。

なんと、別の夫婦が・・・。

「あのう、私は和解でいいんじゃないかなと思うんだけれど・・・」

「うん、そうだね」妻の提案に同意する夫。

「待ってください。仙羽化学はみなさんをだまそうとしたんですよ?」と真知子。

「騙すなんて言い方したら、仙羽化学さんかわいそうですよ。

2千万あれば一人頭100万近くになる。私たちには分相応なんじゃないかな~」

「公害訴訟なんですよ。もっともらって当然なんです!」

「私たちの望んでいたのは仙羽化学さんの誠意なんです」と夫。

「そう絆を再確認できたものね」と妻。

「お金がすべてじゃないんですよ」と夫。

次々と夫婦の意見に賛成だと言い出す老人たち原告団にあきれる真知子。

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「素晴らしい~~!!

みなさんのお考えに感服したしました。それではそのように手続しましょう。

黛くんあとはたのんだ!」

古美門の言葉にも慌てる真知子。

「先生、これでいいんですか?」

「いいんだよ。みなさんがそう望んでいるんだから」

「ええ、この世には金よりも大事なものがありますから」

再び夫婦に賛同する老人たち。

「見たまえ、彼らの満足そうなこの表情。

ズワイガニ食べ放題ツアーの帰りのバスそのものじゃないか。

黛くん、よくおぼえておきたまえ。

これがこの国のなれあいという文化の根深さだ。

人間は長い年月、飼いならされると、かくもダニのような生き物になるのだよ」

「おれたちのことを言ってるのか?」

「他に誰かいますか?

自覚すらないなんてほんとにうらやましい。

コケにされているのも気づかないまま、墓に入れるなんて幸せな人生だ」

「あんたちょっとひどいんじゃないか?」

「もうしわけありません。最初に申し上げたとおり、みなさんのようなみじめな老人どもが大っ嫌いなもんでして」

老人たちは口々に抗議します。

「おい、若造。おまえそんなにえらいのか?」

「目上の人を敬うってことがないの?」

「私たちは君の倍は生きているんだぞ!」

古美門はビクともしません。

「倍も生きていらっしゃるのに、ご自分のことがわかってらっしゃらないようなので教えて差

し上げているんです。

いいですか?

みなさんは国に見捨てられた民。棄民なんです。

国の発展のためには、年金をむさぼるだけの老人なんて無価値ですから、塵取りで集めて
端っこに寄せて羊羹を食わせて黙らせているんです。

大企業に寄生する心優しいダニ、それがみなさんだ」

「てめえだって、ダニに寄生しているダニじゃないか!」

「かつてこの地は一面に桑畑が広がっていたそうです。

どの家でも蚕を飼っていたからだ。

それはそれは美しい絹を紡いだそうです。それを湛えて絹美村と言った。

養蚕業が衰退してからは稲作に転じました。

日本酒に適した素晴らしいコメを作ったそうですが、政府の農地改革によってそれも衰退しました。

そのあとはこれといった産業もなく過疎化の一途を辿りました。

市町村合併を繰り返し、補助金でしのぎました。

5年前に化学工場をやってきましたね。

反対運動をしてみたら、おこずかいがもらえた。

多くは農業すら放棄した。

ふれあいセンターなどという中身のない立派な箱モノも建ててもらえた。

使えもしない光ファイバーを引いてもらえた。

ありがたいですね~。

絹美という古臭いを捨てたら、南モンブラン市というファッショナブルな名前になった。

なんて、ナウでヤングでトレンディなんでしょう。

そして、今、土を汚され、水を汚され、病に侵され、

この土地にももはや住めない可能性だってあるけれど、

でも商品券もくれたし、誠意も絆も感じられた。

ありがたいことです。ほんとによかったよかった。

これで土地も水もよみがえるんでしょう。病気も治るんでしょう。

工場は汚染物質は垂れ流し続けるけれど、

きっともう問題は起こらないんでしょう。だって絆があるから!!」

カッとなった老人が古美門に殴りかかります。

真知子は引き離そうと必死。

「どうしてそんなひどいことがいえるの?

あんたは悪魔よ!

あんたなんかに俺たちの苦しみなんてわかってたまるか!」

「俺たちだって嫌っていうほどわかってる。みんな悔しくて悔しくてたまらないんだ。

だけど必死で気持ちを押し殺して納得しようとしてるんだ」

「なぜ?ゴミ屑扱いされているのをわかってるのに、

なぜ、納得しようとしてるんです?」

「おれたちはもう年寄りだから・・・」

「年寄りだからなんなんですか?」

「具合が悪いのにみんながんばってるんだ!」

「だったら、今まではなんだったんだ!

だからいたわってほしいんですか?

だからなぐさめてほしいんですか?

だからやさしくされたら、すぐにうれしくなってしまうんですか?

先人たちに申し訳ないと思わないんですか?

子々孫々に恥ずかしいと思わないんですか?

何が南モンブランだ?

絹美村は本物のモンブランよりはるかに美しいとどうして思わないんですか?

誰にも責任を取らせず、見たくないものを見ず、みんな仲良しで暮らしていけば。

みんな仲良しで暮らしていけば楽でしょう。

しかしもし!

誇りある生き方を取り戻したいのなら、見たくない現実を見なければならない。

深い傷を負う覚悟で前にすすまなければならない。戦うということはそういうことだ!

愚痴なら墓場で言えばいい。

金がすべてではない?金なんですよ!!

あなたがたが相手に一矢を報い、意気地を見せるつける方法は。

奪われた者と、踏みにじられた尊厳にふさわしい対価を勝ちとることだけなんだ!

それ以外にないんだ!!

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錦野春夫さん、あなたは元郵便局長だ。幾度となく閉鎖されそうになった村の郵便局を
最後まで守りぬいた。

森口三郎さんは小学校の校長先生。村にいた子供たちはみんなあなたの教え子だ。

奥さんの久子さんは町のデパートの化粧品売り場の月間売上の記録の保持者。

郷田譲二さんは100ヘクタールもの田畑を開墾した。

川田聡子さんとご主人はたんぼをやりながら日雇いの仕事をいくつもいくつも掛け持った。

富田康弘さんは商店街の会長。毎年祭りを盛り上げてあのクリスタルキングを呼んだこともある。

板倉初枝さんは女だてらにクレーン車を動かし、6人の子供を育てあげた。

敗戦のどん底からこの国の再繁栄を築きあげたあなたたちならその魂をきっとどこかに

残してる。

・・・はずだと期待した私が愚かでした。

いいですか?

二度と老後のひまつぶしに私を巻き込まないでいただきたい。

心優しいダニ同士お互い傷をなめあいながら、

穏やかに健やかにどうぞくたばっていってください。

それではみなさんさようなら!」

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古美門が立ち去ろうとしていると、そこへ有馬たねの訃報が届きます。

付き添っていた友人に言った遺言は、

「死んだら全員で遺影を持って傍聴席を埋め尽くせ!

裁判長にアピールするだろうから!」だったそう。

それで、老人たちが一気にやる気をだします。

「先生よ~あんたならいくらとれるというんだ?」

「好きな金額を言えばいい。私がとってごらんにいれよう」

「負けたらあんた責任とれるのか?」

「責任とるわけないでしょう!」

「絹美のもんの意地を見せてやるかね!」

「どうせ死ぬなら仙羽科学、道連れだ」

「先生、もう投げ出したりしねえ。最後まで俺たちと戦ってくれよ」

「少しはマシな目になられましたね」

古美門は、再び広場の中央に行くと、そのテーブルに置かれた地下水をコップに注ぎ、一気に飲み干します。

真知子もそれに倣います。

古美門らと絹美村の老人たちの気持ちが一枚岩となった瞬間でした。

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事務所に戻った三木は引き出しから写真を取り出し、大事そうに抱え込んでいます。

「ついに仇を取る。古美門を地獄に落とす」

沢地はそんな三木にすがりついて泣いています。

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こちらも事務所にもどっている古美門と真知子。

「先生勝ちましょうね!」

「ふん!簡単に言うな。どうなるかわからない」

自信家の古美門の意外な言葉に、「えっ?」と驚く真知子。

「三木は沢地を巧みに使って君と私を操ってる。

ここまですべて三木の思惑どおりに動いてるはずだ」

予想外の返事に真知子は目を丸くします。

「思惑どおり?まさか今日のことも?」

「途中で裁判から降ろさせないためだろう」

「先生はわざとそれにのってるんですか?」

「三木が私と決着つけるとするなら、受けて立つしかない。

おそらくわが人生最悪の闘いになるだろう!」

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お金を受け取って終わりにしようと言った時にはほんとに日照権の時とおんなじだと思いましたが。

あれが根本的な解決にならなかったので、今回はそれを実現してほしいと期待しています。

難しそうな裁判ですもの、古美門がどんな弁護をしていくのか、楽しみです。

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あの古美門の説得はすごかったですね。

聞いているだけで、古美門の熱い思いが伝わってきて、ドキドキしました。

いろんなことを考えさせられるセリフでしたしね。

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古美門の横顔をじっと熱心にみつめていた真知子。

惚れましたね~あれは、きっと。(笑)

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さて、古美門と三木の確執の原因がようやくわかりそうです。

隠されている過去はなんなのか、早く知りたいです。

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※過去の記事

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話

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2012年6月14日 (木)

鍵のかかった部屋 第9話「はかられた男」

今回は動じないのか、怖くて固まっているのかわからない榎本をたくさん見ることができました。

芹沢と坂口の追っかけっこ、笑えましたね~。

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榎本(大野智)から紹介されて純子(戸田恵梨香)と芹沢(佐藤浩市)はある貿易会社にやってきます。

けれど、社長の富樫(岩松了)をはじめとしてみないかつく、事務所の雰囲気が危ない感じ。

芹沢は会社で鍵を取り付けていている榎本をみつけ、「どういう知り合いなんだ?」と次々と質問。

榎本はこちらはお得意さんで、ある事件で鍵を破壊したので、新しい鍵を付け替え、廊下の防犯カメラも取り付けているのだと言います。

「そのある事件というのは?」

「3日前に副社長がこの会社内で亡くなったんです。

副社長は眉間を撃たれて死亡。床には銃がおちていました。

当時、事務所には副社長と部下の八田さん(鈴木亮平)しかいなかったため、警察は自殺と殺人の2つの線で調べています」

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榎本に言わせると、自殺ならこめかみを撃つのが普通。眉間ということが他殺なんでしょうと・・・。

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二人が話していると、八田が割り込んできます。

「俺はやってませんよ。。。」

副社長のとなりの部屋にいた八田は銃声を聞いて部屋へ入ったものの、亡くなっているのを見て驚いて事務所を飛び出し、外でみんなが到着するのを待っていたという。

「ただ・・・」と何か言いたげな八田。

八田は野々垣(哀川翔)に呼びつけられ、言葉途中で立ち去ってしまいます。

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数日後、今度はその八田が亡くなってしまいます。

取締役の野々垣や坂口(高杉亘)が駐車場にいると、事務所で発砲音が聞こえ、すぐに駆けつけます。

けれど前回の事件後、頑丈な鍵をつけたため、すぐには事務所に入れず、急遽、榎本が呼ばれて開錠。

事務所の中では八田が口から血を流して死んでいました。

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八田の娘、ミサが芹沢に真相を調べてほしいと頼みに来ますが、事務所の仕事も断ったため、榎本と純子が担当することに。

窓の鍵はすべてかかっており、扉も頑丈。扉以外の出口はない。

榎本は自殺なら銃口を口の中に入れるのが自然。口からはなして発射しているから他殺だろうと言います。

二人が廊下に取り付けた防犯カメラで人の出入りを確認していると、事件前に八田自身が防犯カメラの角度を変えて、死角ができるようにしている様子が映っています。

「・・・誰かに指示されたんじゃ・・・」と純子。

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純子は芹沢に一応、わかったことの報告をしています。

「八田さんが自分の口に銃をむける方法なんてありませんよね?」と純子。

「八田はなにか目撃したんじゃないか?そんな感じだったよ」と芹沢。

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八田から何か聞いていた可能性がないかと純子はミサから話を聞きます。

ミサによると・・・。

水鉄砲で遊んでいたら、野々垣がやってきて、八田に副社長の死の時に何か見たかと
聞いていたそう。

八田はためらいながらも、野々垣の車が走っていくのを見たと答えたそう。

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その他の聞き込みでは、野々垣が八田の死の時、駐車場に長居して禁煙中なのにタバコを吸っていたこと、そして酒の匂いがしたことや、八田は大の日本酒好きだったことなど・・・がわかります。

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また、芹沢は坂口から調べてほしいことがあると書類を渡されます。

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そんなところに、榎本の部品倉庫室に野々垣が乗り込んできます。

「いろいろ探ってるみたいだね、お前ら。

もうこれ以上、首を突っ込むな~」

その威圧的な物言いに、榎本は固まり、純子は怯えて震えますが・・・。

「それは脅しですか?だとすれば我々弁護士にはそれは通用しません。

我々弁護士には法律という武器がある。そのことをよくおぼていてください」

ちょうどやってきた芹沢は堂々と野々垣と渡り合います。

「先生、これは脅しじゃない。マジだ」

そう捨て台詞を残して帰っていく野々垣。

「ふうぅ~~~。怖かった~」と純子。

「だらしないぞ!弁護士として毅然としろよ!」

ヨロッとよろけながら、椅子に座り込む芹沢。

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榎本は純子とともにもう一度、ミサから話を聞きます。

「ミサちゃん、お父さんが毎日していたことってない?」

「いつも午後10時にミサに電話をしてた。

それから、いつも水鉄砲で遊んでくれた」

その言葉にひらめく榎本。

「八田さんは自分の遺志で引き金をひいたんです。

でも、八田は本物の銃だとは思っていなかった・・・」

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そんなことってあるんでしょうか?

さて、さて、種明かしです~♪

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榎本チームは犯人、野々垣を呼んで見破ったトリックを披露します。

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「八田さんは本物の銃を偽物の銃だと思い込んで口に向け、自ら引き金を引いたんです。

それは日本酒を飲むためです。

犯人は本物の銃を改造して水鉄砲に仕立て、そこに幻の日本酒を入れたんです。

犯人は八田さんに水鉄砲に入った日本酒を味見させたはず」

ミサと水鉄砲で遊んでいる八田は抵抗なく、自分の口に向けて引き金をひいて、日本酒を発射。幻の味を楽しんだ。。。

「その後、犯人は事務所から立ち去る時に、あの水鉄砲に入っている残りの日本酒、飲んでいいからなと声をかけた。

午後10時、八田さんが毎日の習慣として娘さんに電話している間、

犯人はアリバイをつくるために事務所の駐車場からはなれないようにしていた。

電話を終えた八田さんは日本酒を飲もうと、さきほどと同様に引き金を引いた。

けれどその水鉄砲は本物の銃とすり替えされていて・・・、命を落としてしまったんです。

こうして八田さんは完全な密室で殺されたんです。

それができるのは野々垣さんしかいません」

「証拠はあるのか?]

榎本の背後に立っていた芹沢がカバンから書類を出して言います。

「あなたには2人を殺す強い動機があります。

坂口さんから頼まれたんですが、あなたは土地を購入している。

資金はダミー会社による裏カジノから。

その秘密を副社長につかまれた。

あなたはその場で副社長を殺し、入ってきた八田から隠れた。

でも、のちにあなたは自分の車を目撃していた八田さんの口封じをした」

さらに榎本は続けます。

「証拠の銃を隠した場所もわかっています。

あなたは八田さんに指示して防犯カメラの角度をずらし、死角を作った。

その死角には空き部屋があります。八田さんを殺した後、そのドアのポストに銃を落とし入れた。

でも、八田さんの死後、すぐにもうひとつ防犯カメラを設置したんです。

あなたはそのカメラの存在に気付き、証拠の銃を回収できなかった。

だから、銃はまだあの部屋のポストの中にあります」

野々垣はすべてを見破られ、銃を抜いて榎本に向けますが・・・。

富樫社長が現れ、その場をおさめてくれます。。。

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今回、水鉄砲のトリックはなんとなくわかったんですが、

証拠の銃の隠し場所なんていうのはまったくわかりませんでした。

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でも、野々垣の車を目撃したことを本人に言うなんて、むちゃなことを・・・。

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ところで、ちょっと思ってたんですが、

幻の日本酒を水鉄砲で飲むなんておいしいのかな。。。

香りも味も変わってしまいそうなんですけど。。。

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さてさて、ドラマも終盤。

どんな最終回を迎えるのか楽しみですね。

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※過去の記事

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話

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2012年6月12日 (火)

ATARU 第9話 家族。

今回は泣かされました。

今回は、チョコザイのいろんなことの謎が解けましたね~。

あと2話の準備のためにも、そこら辺を重点的に伝えていきますね~。

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舞子(栗山千明)と沢(北村一樹)はチョコザイ(中居正広)をつれて彼の両親を訪ねます。

父親の開業医、猪口誠(市村正親)はにこやかに3人を迎えてくれます。

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アタルの小さな頃は発達障害に対して世間の認識も低く、親の育て方が悪いと責められることが多かった。

サヴァン症候群に関しても一部の専門家しか知らない状況。

必死に探してアメリカにアタルに適している施設をみつけた。

ニューヨーク市警が運営してる施設で、すぐにラリーがやってきて力になってくれた。

おかげで今は捜査に使うデータの管理という仕事もさせてもらっている…と誠は話します。

けれど、年に一度はアメリカの方へ会いに行っていたという誠に対し、あとからやってきた母親のゆり子(原日出子)は10年ぶりに会うと言い、何かわだかまりがある様子・・・。

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その同じ八王子で5才児の遺体が発見されます。

体中に傷跡があり虐待が疑われます。子供は村井朗(ほがら)(黒澤宏貴)。

母の今日子(森脇英理子)は山に遊びに来ていて子供とお弁当を食べた後、ごみを捨てに行っている間に姿が見えなくなったと話します。

調べると、3日前に虐待が疑われると猪口医院から通報があり、さらに去年までで4回も通報されていることがわかります。

野崎(千原せいじ)は虐待が常習化した母親が殺した可能性があると怒りモードに。。

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猪口のもとを再び訪れて、朗の話を聞く沢。

朗は道端で嘔吐していたのを近所の人が連れてきたそう。

体中の火傷や傷を見て、母親にたずねたけれど、曖昧な説明をされたと言います。

鑑識では、火傷や傷はどれも1か月前のもの。死因には関係なしという結果。

今日子は朗が勝手に火傷した、勝手に怪我をした、吐いた原因もわからないと言い、沢も野崎も苛立ちます。

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 野崎って、さぼるために事件を捨て山として片づけているのかと思っていたんですけど、
虐待には目の色を変えて怒ってましたね。見直しました。

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猪口家に送り届けたチョコザイが勝手に戻ってきてしまいます。

また姿を消したかと思うと、渥見の鑑識課におり、ちゃんとカレースープも作ってもらい・・・渥見とは和気藹藹。

沢は舞子にラリーのことをあんまり信用するなと警告します。

それは人格が変わってしまった犬飼がシンクロナイズドスイミング刑事を熱心に見ているせい。

沢はその人格変化があのドラマのせいではないかと疑っています。

「ドラマはチョコザイが渡米した一年後(24年前)から続いていて、

ラリーが警察監修を担当。何かドラマの映像に埋め込まれているのではないか?」

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舞子はチョコザイと共に猪口家を訪ねます。

ゆり子はチョコザイをソファーに寝かした後、舞子に自分の気持ちを語ります。

「アタルは今でも見たものを全部覚えちゃう?

今でもあの子、いろいろと見破っちゃいます?

小学校になると、友達の家に呼ばれるでしょう。

そうすると、そのお宅のへそくりの在りか、通帳や印鑑のある場所がわかってしまって、
家に帰ってくるとそれを報告してくれるの。

アタルは目に入ったものをすべて記憶し、一件無関係にみえるものでもつなげてしまう。そんな卓越した観察眼がある。たとえ本人に観察つもりはなくても。随分後になってそんな診断を受けました。

場所を考えず、その人が隠しておきたいプライベートのことを指摘してしまうので、一家で孤立することになってしまった。

アタルに友達はいなくなり、近所からも距離を置かれてしまい・・・。

そんな時、弟のタスクを妊娠したの。

弟の将来を思ったら、余計に追い詰められて、私は精神的にボロボロになった」

舞子は背後で眠っているチョコザイが聞いてしまうんじゃないかとハラハラしています。

「誰かに相談しなかったんですか?」

「カウンセラーに相談し、フラワーセラピーを勧められました。でもまったく効果はなかったの。

そんな時にラリーが来てくれた。渡りに船でした。アタルを託しました。

私、アタルをやっかいばらいしたんです。

アタルを捨てたんじゃないかってずっとずっと罪悪感があります。

アタルを見るたびにその罪悪感が吹き出すんです」

ゆり子の気持ちを洗いざらい聞かされ、舞子は猪口家にチョコザイを預けておけなくなり連れ帰ります。

でもそんな舞子に沢は厳しい。

「家族は家族にしかわからないことがある、家族のもとに返すんだ」と。

「もう捜査に参加させるな。おまえのエゴにチョコザイ君を利用するな。

今のお前はラリーと一緒。25年もチョコザイ君を捜査の道具にしてきた」

.

沢の言うことを聞かず、チョコザイは捜査を続行。

チョコザイの指摘により、朗の手の傷から微量の毒物を検出。

さらに、チョコザイは遺体発見現場近くの焼却炉前で桃の花に似た花弁をみつけ舞子にしらせます。

舞子はそれを鑑識へ・・・。

.

舞子と沢はチョコザイを猪口家へ送り届けます。

そこへラリーもやって来ます。

.

猪口家のテーブルにはゆり子の手料理が並びます。

その食卓には沢もラリーも顔をそろえ・・・。

「あなたがアタル君といるのが不安で仕方がない」と早々に嫌味を言う沢。

舞子はそんな二人の間に入って困ってしまいます。

チョコザイは沢と舞子にチョコザイと呼んで欲しがります。

幼いころ、仲のいい友達がそう呼んでいたから、お二人も呼んでやってほしいと頼む誠。

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手料理を前にしても、チョコザイはいつものようにケチャップとマスタード。

ラリーは、それがアタルにとって必要な栄養が整っている。だからケチャップを食べているんだとフォローしますが、手料理に箸をつけないのを見て、ゆり子は、

「許してないのよね。ママのこと」と。。。

「あっ!幼い頃の好物はなんだったんですか?」と舞子が聞くと、

「ああ、おにぎりだったね」と誠。

それを聞いた沢は「以前、すすめた時には食べなかったけれど・・・」と思いだします。

舞子は閃きます。

「コンビニのおにぎりじゃなくて、お母さんのおにぎりじゃないとダメなのかも?」

ゆり子はハッとしてたずねます。

「アタル、おにぎり食べる?」

すると、遠慮がちにうなづくチョコザイ。

「すぐ、作るわね」

ゆり子はうれしくて目に涙をため、台所に向かいます。

.

チョコザイもうれしいのか席を立ち、今度は「花がありません」と言い出します。

「ああ!」

舞子は携帯で撮ったユリの花を誠に見せます。

沢も、すぐに気付いて、

「いつもうちに飾ってるんですよ。チョコザイ君の希望で」と説明します。

ラリーも続いて。

「アメリカでもやってます。アタルが自主的にはじめた数少ない習慣です」

「なんでユリの花が好きなのか。ご存知ですか?」と舞子。

誠はしみじみ。。。

「一本の茎にいくつも花をつけるから、だから4つの花をつけたユリを愛しなさい。

私と、妻とアタルとお腹にいたタスク。

その4人を同時に愛せるよう。

昔、そういうフラワーセラピーを受けていたんです」

舞子は台所にいるチョコザイとゆり子に話しかけます。

「そっか、だからこだわってたのね。

ユリを飾ることでずっと家族と一緒にいたんだよね。この25年間。

お母さん、許してないなんてとんでもないです。

恨んですらなかったんですよ」

ゆり子は泣きながら、うなづきます。

.

話が一段落したところで、沢は携帯で呼び出されます。

沢を追いかけて、チョコザイもラリーとともに玄関から姿を見せます。

チョコザイに「せっかく家族といられるのだから戻るんだよ」という沢。

けれど、ラリーは「アタルの好きにさせてください」と頼みます。

「アタルには事件現場こそが癒しなんです」

沢はムッとして反論します。

「癒し?チョコザイ君の手のひらを見てみろ!

あんたがしてることはただの虐待だよ!」

チョコザイの手のひらには爪の食い込んだ跡が・・・。

「そんなはずはない。私たちの25年は間違ってない・・・」

ラリーは驚きを隠せません。

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ただ、それでもチョコザイは沢についていきます。

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沢は現場に今日子を呼び、証拠から判明した事件当日の朗の行動を語り始めます。

「あの日、桃の木の下であなたと朗君はお弁当を食べた。

その後、あなたはゴミを捨てに行った。朗君は山のずっと奥で桃の花に似た花をみつけたんです。

それで帰り道がわからなくなった朗君は焼却炉のある広場に出た。

その焼却炉を鑑定した結果。

わずかに付着した朗君の血痕のついた皮膚片がみつかりました。

朗君はその焼却炉に触ってしまったんです。

それで火傷をし、思わず花を焼却炉に落としてしまった。

朗君が摘んだ花は・・・夾竹桃(きょうちくとう)といわれるまったく別の花でした。

燃えた夾竹桃からは強い毒性の煙が発生した。

それを浴びた朗君のまぶたは炎症を起こし、それを吸引した彼は苦しみながら山道をさまよい歩き、やがてはそこで力尽きたんです。

つまり、朗君の死因は不幸な事故です。

いつも警察が捨て山って言ってる事案です。

でもあなたにとって決して捨てていい事実じゃない。

その花、桃の花によく似ています。あなたの好きな花に。

だから朗君はその花を摘んだんです。

不思議ですね。

子供ってどんなに疎まれても、どんなに嫌われても母親が好きなんですから」

「ごめんなさい。朗。

いろんなことがうまくいかなくて、いつからか躾と虐待の境目がわからなくなったんです。

すべての火傷や傷は私の虐待のせいです。もう二度と虐待はしたくなかったのに。

私を逮捕してください。

刑事さん、お願い私を逮捕して!」

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そばで聞いていたチョコザイは「捜査が終了」とつぶやいた途端、意識を失ってしまいます。

なんらかの原因によるこん睡状態・・・それが診断でした。

いつ目覚めるかわからないと言われ、駆けつけたラリーや舞子はショックを受けます。。。

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沢がずっとブレないで、いろんなことを判断しているのが、なんだか大人だなと。

舞子みたいに甘くないですね。舞子は大好きだけれど。

沢、素敵だなと思いました。

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チョコザイは一言の恨み言も言わず、ただただ母親を許して・・・。ほんとに優しい。

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チョコザイの周りには人がたくさん。

蛯名家を筆頭に。

昏睡状態になってますけど、大丈夫ですよね。

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2012年6月11日 (月)

もう一度君に、プロポーズ 第8話 みんな優しい・・・。

7話のラストで抱きついていた桂(倉科カナ)ですが、

我返って慌ててごまかしました。(笑)

その気持ちを察してくれた波留(竹野内豊)は気づかないフリをしてくれ、翌日もなかったかのように、弟子として通常どおり接してくれます。

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また、一哉(袴田吉彦)も、可南子(和久井映見)のもとへ駆けつけたけれど、自宅まで送ってくれただけ。

可南子の気持ちに一歩踏み込んで来ようという気はないみたいですね。

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そして、裕樹(山本裕典)。

恋人の志乃(市川由衣)が自宅や押しかけたりしてややこしい感じになってますが、

冷静でちゃんと話せそうな彼女のようです。

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はじめて、波留と一緒に食事して、

「裕樹くんは2つのことを一度にできないタイプ?

俺もそうだから。

でも、そういうのはひとつずつ目の前のものを解決していくしかないんだよ。

遠回りだけどね~」

一気にいろんなことが起こっている裕樹にとってはいいアドバイスなんじゃ・・・。

裕樹はちょっと波留に対する見方が変わったような風でした。

裕樹は小さなころにお父さんを失くし、母と姉を守らないとって気負ってきたところがあるから、一哉や波留っていう兄的存在と話すとホッとするんじゃないかな。

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可南子は波留と会えなくて寂しいと自覚しはじめたようで、初めて積極的に自分から会いたいと言い出しました。

でも、波留の父、太助(小野寺昭)が倒れ、さらに余命が少ないと告白されて、波留はショックで言葉も出ない状況に。。。

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マンションで波留を待つうちに、自分の日記をみつける可南子。

その中にはたくさんの波留との思い出が書かれてます・・・。

読めば、何か変わりそうなんだけれど・・・。

読んでほしいけれど、、、。

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今回、重い病気だと告白した太助ですが、

それとは別に波留とのやりとりが癒されるというか、妙なおかしさが漂っていていいです。。。

コントみたい。(笑)

二人の仲良しぶりがうかがえます。

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たまには泊っていけといわれ、太助と同じ部屋に布団を敷いている波留。

その様子を見て、太助が、

「大きくなったなあ~」としみじみ。。。

「はっ? 40前の大人に何言ってるんだよ~」

「離婚届けもう出したのか?」

「ケツ掻きながら聞くなよ~」

「川の字で寝るなんて久しぶりだな」

「1本足りないだろ~」

布団を敷き終えて、波留が、

「電気、消すぞ~」というと。

「暗くすると、母さん来るかな?」

「怖いこと言うなよ~」

「母さんだったら、幽霊でも怖くないだろ?」

「・・・まあね~」

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できるなら、いつまでも聞いていたいところ。

息ぴったり、楽しかったです。。。

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2012年6月10日 (日)

リーガル・ハイ 第8話 お父さんにも勝ってしまいました。

今回は天才子役と彼女の事務所の社長でもある母親のお話でした。

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人気子役のメイ(吉田里琴)は12歳にも関わらず、夜遊び、飲酒を繰り返し、とうとう急性アルコール中毒に。

それで病院に運ばれたことがマスコミに知られ、連日週刊誌などで大騒ぎに。

その母親、留美子(小沢真珠)の方もブランドを買いあさり、自宅に様々な男性を招き入れ、乱れた生活の毎日。

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メイは病院を抜け出し、ホテルのスィートルームに古美門(堺雅人)と真知子(新垣結衣)を呼びます。

そして、留美子から自由になりたいと、母親の親権喪失の申し立てをしたいと言い出します。

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それを聞いた留美子は三木(生瀬勝久)に弁護を依頼します。

でも、三木は自分では担当せず、九州から古美門清蔵(中村敦夫)、古美門の父親を呼び出して担当してもらうことに。

古美門と清蔵は絶縁状態。

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家裁の審問がはじまりますが、

清蔵は屁理屈と知識とで古美門を圧倒してしてしまいます。

そのぐうの音もでない状態に驚く真知子。

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元妻に次いでこの状態ですよ。

普段は見られない古美門が見れるので楽しいといえば、楽しい。

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翌日、事務所にやってきた清蔵は、申し立てを取り下げろと言いますが・・・。

清「君はメイさんに自分を重ねているようだ」

古「10代であなたと縁を断ち、自力で人生を切り開いてきたからこそ、今の私があります」

清「今の君とは、まさか君は自分が成功者と思っているんじゃないだろうね?

ドブネズミが高級スーツを着ているようにしか見えない。

弁護士なんかになるべきじゃなかった。

昔から卑怯で卑屈で、そして、何より頭が悪すぎた。

それも君を徹底的にしつけ教え込むことを怠ってきたのは私の責任だ。

君はもう手遅れだ。

しかしあの親子はまだ間に合う。よく考えなさい」

「・・・先生と、お父様も問題の根が深いようですね」

真知子もドン引きしてしまう親子の仲の悪さ・・・。

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なんて毒舌なんでしょう。これに似たようなことを子供の時から言われてきたようで、なんだか古美門が気の毒になってしまいます。。。

でも似てますよね。この親子。いや、古美門が似てしまったのか・・・。

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最終審問では、

「親子、手を取り、厚生の道を探りましょう」という清蔵。

でも、古美門は、

古「メイさんは心を鬼にして申し立てているのです。愛する母のために。

母親が自殺未遂をしたと聞いても会いにいかなかったのは、会いに行けば元の木阿弥だからです。

留美子さんは過去に少なくとも2度同じ行動をしている。

メイの仕事や人気が激減した時期。

メイさんはその都度、激しく動揺し母のために必死で仕事に取組み、危機をのりこえてきたんです。今回もそうなると思ってましたか?」

真「留美子さんにとって、メイさんの成功はご自身の成功、メイさんの苦しみはご自身の苦しみ。

一心同体という表現を超えた危険な領域です。

そして、メイさんはお酒の中毒症状で倒れるまで飲むのも一種の自傷行為。

メイさんもまた病んでいるんです」

古「お互いの依存関係を断ち切らない限り。治療も厚生もはかれません」

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清「親子の絆は深くて強い」

古「深くて強い絆だから困難なんです。

成功は欲望を呼び、欲望は破滅を呼ぶ。

自らの存在が母を不幸にすることをメイさんは知っています」

古美門たちの話を聞いていた留美子も反論せず納得。

娘を手放す覚悟を決めます。

裁判は結審し、古美門が勝ちます。

メイは芸能活動を中止し、親戚のいるイギリスへ旅立っていきます。

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自分よりずっと親子の真の関係を理解していた古美門に、

内心、満足した清蔵は、憎まれ口をたたきつつ、九州へとかえって行きました。

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しかし、清蔵の言葉には、古美門と心を通わせるものがあまりないんですよね。

古美門の少年時代はさぞきつかったろうなあ~。

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古美門が清蔵を見送る時の目の表情がすごかったですね~。

万感の思いがつまっていて。

あの表情はなかなか・・・心に残ってしまいますね。

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「東京へいらしてください。息子さんと一緒に案内しますから」

真知子って、朝ドラって言われてバカにされてますけど、それが良い作用をもたらしましたね。

爽やかで優しかった。

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ところで、三木ですよ。

元妻とか父親とか呼び寄せて、対決させるなんて、なんとも器が小っちゃいぞ!

三木にとって清蔵は尊敬する人物みたいですけど・・・。

「91年、大日証券脱税事件。駆け出しの検事であった私はあなたに魅了されました。以来目標でした。

私が彼を採用したのもあなたのご子息であれば育ててみたいと思ったからです。しかし、その結果、どんな悲劇を招いたか、もうもうしません。

古美門研介という法律家はあなたが生み、私が完成させた化け物です。

私たちは共犯なんです。ご子息を葬りましょう」

くだらない案件で帰りたいと言った清蔵に三木が言ったんですけどね。

一体、何があったのか。。。。

それなりのすごい過去を期待してしまいますよ~。

いまのところ、古美門は化け物には見えてないですもんね。。。

清蔵さんの登場も布石にすぎないと三木が言ってましたが、そろそろ何か出てきますか~~~?

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服部(里見浩太朗)はその清蔵が依頼して古美門家にやってきてたんですね。

「あなたは知らないうちにサンタさん(清蔵)から毎日プレゼント(服部)を受け取っているんですよ~」

ですって服部。

古美門のところにいるのは楽しいそうで、何よりですね~。(笑)

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2012年6月 9日 (土)

もう一度君に、プロポーズ 第7話 まだ気づいてないのね~。

「可南子、離婚しよう」

波留(竹野内豊)に告げられて終わった6話でしたが・・・。

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「夫婦っていうのは二人ではじめてなるもんだから。

俺も全部忘れるよ。全部忘れるから・・・」

波留の言葉に可南子(和久井映見)は「わかりました」とだけ。。。

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始終、泣きそうな顔をしていましたね~。可南子。

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そして、沈む気持ちを忘れようとするかのように、図書館の仕事に没頭。

館長に「任せておけば、自分でやるべきことをみつけてやっていく。

だから、ひとりでなんでもできちゃう。

でも、無理は禁物だよ」とアドバイスされるほど。

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数日後、波留に呼ばれてマンションへ出向くと、自分の荷物がまとめてあり、離婚届を見せられて、あらためてショックの可南子・・・。

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波留は可南子の本当の気持ちを聞きたがりますが・・・。

「私もこれがきっと正しい選択だと思います。

あなたがチャペルで全部忘れるよっていってくれたのは、

私のことを思ってくれたからですよね。

でも、忘れようとするのは、忘れられないからなんですよね。

あなたを本当に幸せにできるのは、あなたと一緒にすごしていた頃の私なんだと思います。

でも私はまだ思い出せないままで、その時の私には戻れないんです」

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そういって、荷物も離婚届も持たず、帰っていく可南子。

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これは波留とのかかわりを絶ちたくないという本音ではあるんでしょうけれど。

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悲しい顔をしてるわりには、全然、最初っから一歩も前に進んでいない可南子の言葉。

波留にしてみたら、いろいろがんばっても何も相手に伝わってなんだ?って思いますよね。

「元には戻れない」って言ってる可南子を見て、波留が気の毒になりました。

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「そういうことなんだよな・・・。

全部忘れるとか、0から始めるとか言って元通りにしたかったんだよ。結局。

それで可南子を傷つけて、

はあ~~、何やってるんだろうな~」

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一縷の望みを抱いて、最後の問いかけをしたのに・・・。

ボロボロです。

それも、波留の離婚を知って、好きという気持ちに歯止めがかからなくなってきてる桂(倉科カナ)の前で。

弱音をはかれて、とうとう抱きついてしまいましたよ。桂。(笑)

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可南子の方も、離婚を知った一哉(袴田吉彦)が急接近ですね。。。

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どちらもモテるから、こんなことになるんですね~。(笑)

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桂も一哉もいい人だしね。。。。

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2012年6月 7日 (木)

鍵のかかった部屋 第8話「犬のみぞ知る」

今回は芹沢、大活躍でしたね~。(笑)

目立ちたがり屋なんでしょうね~。ついつい大風呂敷を広げちゃう。

その上、モスキート音を自分も聞こえるだなんて・・・なんでそこまで若ぶる。(笑)

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めざましテレビに生出演していた芹沢(佐藤浩市)は、

番組内で漫画家の叔母を亡くしたという友香(志田未来)から、

真相を解明してほしいと懇願されてしまいます。

密室のトリックを見破ることで話題になっていることもあり、芹沢はつい安請け合いをしてしまいます。

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さっそく、芹沢は純子(戸田恵梨香)、榎本(大野智)を引き連れて現場に出向きます。

友香は3人を現場に招き入れます。

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人気漫画家・中田文恵(渡辺めぐみ)は自宅兼作業場で遺体で発見されました。

文恵には、立花麻美(岩佐真悠子)と安西里佳子(MEGUMI)という2人のアシスタントがおり、その日は午前9時から仕事をしいていた麻美が午後6時ごろ帰宅。

夜から作業をしようと午後10時ころやってきた里佳子が、合鍵を忘れたことに気づき、庭から作業場にいる文恵を呼ぼうとしたところ、倒れている彼女を発見しました。

里佳子が通報したのは午後10時11分。

その5分後の16分には救急隊が到着。

そのとき、玄関はもちろんすべての窓には鍵がかかっており、密室だったと友香は言います。

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榎本は合鍵がある限り、密室とは言えないと反論しますが、たしかにアシスタントは合鍵を持っているが、完全な密室だったと言い張る友香。

それは、文恵が数か月前に飼いはじめた犬のせい。

玄関前の庭につないである犬は文恵以外の人間が通ると必ず吠えるそう。

近所の人たちの証言によると、事件のあった日の夜は麻美が帰って里佳子がやってくるまでの間、犬の声は一度も聞こえなかったそう。

救急隊は近所に住んでいる麻美が合鍵をもって駆けつけ中に入ったという。

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警察の見立てでは、文恵は酔っぱらい、資料につまずいて棚にぶつかり、そのはずみで棚にあった大理石の時計が落ち、頭を強打したのが死因。

けれど、友香が文恵に電話した時、アシスタントと飲んでいると言っていた。

でも、テーブルにはグラスがひとつしかなく、結局事故と判断された。

それが、友香が文恵の死因に納得のいかない点でした。

また、たくさんある時計のコレクションの中でひとつだけ。10時15分で止まったままの時計があります。

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麻美は1年前にアシスタントとなり、とても有能だったため、誰も任せられたことがないキャラクターデザインまで手掛けていました。

「私は先生を尊敬していたし、先生は私の才能を認めてくれていた。殺すなんて絶対にありえない」と麻美。

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里佳子は文恵の一番弟子。

仕事に厳しい文恵はアシスタントが長続きしなかったが、里佳子だけは10年も一緒に仕事をしてきた存在。

里佳子はK9キャンセラーという超音波で犬を撃退する機械を持ってあらわれ、犬が苦手だとビクビクしています。

犬にも止めどなく鳴かれています。

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友香に言わせると、文恵とそれぞれのアシスタントの関係は良好。

けれど、アシスタント同士の仲は最悪だったといいます。

古参としてのプライドがある里佳子と、新参者ながら有能で大きな仕事を任されている麻美の静かな戦いが作業場でも続いていたとか・・・。

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榎本が近所の人の話を聞くと、証言通り、犬の鳴き声はしなかったと言います。

隣の住人は榎本がセキュリティー会社の人間だと聞くと、空き巣が多くて物騒だから、自分のところに防犯カメラをつけてほしいと依頼します。

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3人は榎本のところに集まって会議を開きます。

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芹沢は事故だと言い張ります。

面倒くさくなったのか、警察の見立てを丸々採用してしまってます。

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純子は現場にあったレシートの内容に注目。

「レシートでは午後5時45分に駅前のスーパーでビールを購入しています。

その日のお昼すぎに出版のお祝い品として同じ銘柄のビールを宅配で受け取ってるんです。

つまり誰かが、すでに作業場にビールがあるのを知らずに同じものを買ってきてしまった。

先生がひとりでお酒を飲んでいたという状況を偽装するために」

純子はおそらく他殺だろうと主張。

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榎本も他殺だと言います。

「救急隊は玄関から入った。

そのとき、玄関の補助錠がかかっていれば破壊して入ったはず。

けれど補助錠には傷ひとつなかった。ということは補助錠がかかっていなかったということです。

防犯のために犬まで飼うくらい防犯意識が高い人。

一番警戒しなくてはいけない玄関の補助錠だけを、一人でいた夜にかけ忘れたなんてことは考えられない」

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「それが他殺であるならば、破れない密室なんてこの世に存在しません」

榎本は密室を見破る気満々です。

.

.

そんなところへ、作業場に空き巣が入ったと連絡が・・・。

その犯人はすぐに判明します。

となりの家に取り付けたばかりの防犯カメラが文恵宅の玄関まで撮影していたため、すぐに犯人が麻美とわかります。

榎本は、麻美は純子が指摘したビールの件から文恵殺しの犯人ではないと断言します。

麻美はビールを作業場で宅配業者から受け取っているから。

麻美の目的は現場に里佳子の持ち物を置き、彼女に疑いの目を向けさせることでした。

純子は「なぜ、わざわざそんなことを?麻美さん・・・何か隠してます?」と麻美にたずねます。

麻美は渋々あることを白状します。

.

.

さて、さて、ヒントはここまででした。こっからは解決編。

.

.

犯人は里佳子でした。

.

麻美は長い年月をかけて築いた文恵と里佳子の関係に嫉妬していたんですね。

それであらぬことを度々、里佳子に吹き込んでいた。

先生があなたを切りたがっている。

あなたをクビにして新しいアシスタントを募集しようとしている・・・などと。

能力を見て、新参者の麻美を重用するのは仕方ないとしても、クビにされると聞いて里佳子はキレてしまったんでしょうね。

.

文恵に対する思い入れが強かった分、憎しみも強くなり殺意が芽生えたと。

「麻美さんはウソをついていたんです。

先生はあなたをクビにするつもりはなかったんです」と純子。

信じようとしない里佳子です。

.

.

そして、いよいよ榎本の推理です。

「この家の玄関から出入りすると犬に吠えられます。

そこで犯人はあらかじめ犬にエサをやってなつかせました。

そして、事件当日。犯人は堂々と玄関から入り、犯行におよんだ。

その後、犬になつかれていることがわかると疑われます。

あなたは再び犬に嫌われれることでその証拠を消した。

犬は人間と同じ感情をもつと言われています。

だから犬も人間と同じで信任を得るためには長い年月が必要ですが、失うときは一瞬なんです。

つまり犯人は文恵さんを殺した後、一度家を出ていきました。

数時間後、再びやってきて犬撃退用のK9キャンセラーを使い一瞬のうちに嫌われたんです。

そのまま何もせずに帰ると、怪しまれるので第一発見者を装うことにした」

里佳子は反論します。

「でも、私が犯人であることの証拠にはならない」

「証拠などありません。しかし、K9キャンセラーを使った証拠ならある。

止まっている時計です。

使われている周波数がK9キャンセラーとまったく同じなんです。

ここでK9キャンセラーが使われたことによるクォーツの故障。

4分前の11分に遺体発見して通報。

5分後救急隊が到着するまで、あなたはここに一人でいた。

15分にK9キャンセラーを使ったのはあなたしかいない」

里佳子はそれでも食い下がります。

「でもそれも証拠にもならない。

犬がうるさかったから使っただけ。

家に到着したときも通報したときも犬はずっと吠えていたわ」

そこで、芹沢登場。手に持っているICレコーダーを見せます。

「119番通報は記録されているんですよ。

災害救急情報センターに行って通話記録のデータを取ってきました。

あなた、今通報した時には犬は鳴いていたと言いましたね?

でも通話記録では鳴いていません」

芹沢に締めくくられて、里佳子は黙り込んでしまいます。。。

.

意外にも強情に食い下がった里佳子。

それほど根性があるなら、文恵にもちゃんと聞けばよかったのに。。。

純子のビールの話、あれは鋭かったですね。

スーパーに防犯カメラがあったなら、里佳子が買ったってすぐにわかったでしょうね。

でもそれでも決め手にはならないか・・・。

.

数日後、めざましテレビに出て、自慢する芹沢。

「犬のみぞ知る。

犬のみそしるじゃありませんよ~」

変なダジャレでドン引きさせてしまってます。。。

.

テレビを見ている純子と榎本もあきれています。

.

なんて朝早くから、このふたりは会っているんでしょう。。。(笑)

.

「榎本さん、私、今回の一件で見直しました。

普段はおとなしいけど、いざとなったらすっごく頼りになるなって」

「そうですか?」

「ほんと頭いいんですね」

榎本は自分のことを言われてると思って、気持ちがふわふわ~。

「ほんとに頭いいんですね~、犬って。

あたしも飼おうっかな~。賢い犬って知ってます?」

自分のことじゃなかったのかと恥ずかしいやらがっかりするやらの榎本・・・。

「知りません!」

「あれ?犬詳しかったですよね?」

「知りません!」

「なんか怒ってますよね?」

「知りません!知りません!知りません!」

.

.

.

久々のラブ要素でしたが、榎本と純子はこれくらいがちょうどいい感じですね。

.

今回のお話。

結局は人気漫画家さんはとばっちりで殺されたってことなんですね。

あんまり存在感はなかったけれど、漫画家さんにはあんまりな話でしたね。。。

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しかしあの犬はそんなに賢かったかな・・・。

疑問が残るところです~。。。。(笑)

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※過去の記事

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話

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2012年6月 6日 (水)

ATARU 第8話 チョコザイの謎、判明

今回はチョコザイの謎がほとんど判明しましたね。

その明かされたことを中心に記事にしていきますね~。

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マンションの一室で火災が発生し、住人の日村(須藤公一)という男性の焼死体がみつかります。

通報者は川久保(渡部豪太)という宅配の配達人。

沢(北村一樹)らはさっそく現場に急行します。

.

一方、舞子(栗山千明)とチョコザイ(中居正広)は病院へ。

チョコザイがほとんど眠っていないようだと医師に言われ、首をひねる舞子。

何度も眠っているチョコザイを見ているのに。。。

検査はあと一回。その後のことを聞かれ、舞子は身元がわからなければどこかの施設へ行くことになると医師に伝えます。

.

病院を出たチョコザイは迷わず近くに止めてあるラリー(村上弘明)の車に乗り込みます。

盗聴で医師とのやりとりを聞いていたラリーは舞子に事情を説明するため姿をあらわしたのでした。

ラリーに促されるまま舞子もチョコザイと一緒に、アメリカ大使館FBI駐在所に行きます。

「アタルのことをずっと探していました。

アタルはFBIの候補生です。SPBで訓練中でした。

FBIがかつて超能力者を捜査官としていたことを知っていますか?

FBI超能力捜査官。でも、超能力捜査官は失敗でした。

その同じチームがアタルを開発しています。

超能力なんて不確かな能力ではなく、医学的に証明されたサヴァン症候群の能力を使って、今度こそ。

それがサヴァンプログラムブランチです」

舞子はラリーの説明についていくだけで必死の様子・・・。

「そこでアタルはFBIが管理する血液、毛髪、皮膚片、DNAの分析データ。

薬物、火薬、重火器ほか爆発物分析データほか。

刑事事件に必要なあらゆる微細物の分析データ、それらA4、400ページ。

資料にして4万冊分の活字、映像、音声のデータとして記憶し、それが更新されるたびにアップデートしてきました。

問題はこの膨大なデータを必要な時にアウトプットする能力なんです。

残念ながら、アウトプットの開発がうまくいきませんでした。

長年、彼と接しているとわかるんです。

彼には日本へのノスタルジアがあります。

トレーニングには邪魔になると排除してきましたが、もしかして日本で訓練をしたら成果が出るかもしれないと。

そして成果は出た。あなたのおかげです。

このままアタルと捜査を続けてください。必要なら私から警視庁に依頼して・・・」

「あっ!それなら私は適任ではありません。もうすぐ警察を辞めるんで」

ラリーはなぜやめたいのかたずねます。

「・・・嫌なのは事件にならないと捜査できないことです。」

「それなら、アタルと一緒にアメリカにきませんか?

あなたとアタルが捜査にあたったら、この世から捨て山はなくなりますよね」

ラリーはアタルのパスポートを舞子に渡します。

「身元がわかったから保護は解除してくださいね」

.

渥見(田中哲司)の解剖結果が出ます。

死亡推定時刻と火事の通報時刻はほぼ同じ。死因は火傷死。生活反応のあるやけどだけで、ほかに怪しいところはないという。

「やはり事故か自殺・・・。捨て山か」と沢。。。

.

舞子とチョコザイは警視庁に顔を出します。

そこで現場の写真を見た途端、「捜査を開始します」とチョコザイ。

.そして、さっそく「目が真っ赤です」と遺体の写真を見て指摘します。

「焼け死んだら目は充血するんです」と鑑識の唯。

チョコザイは指摘を繰り返します。。。

.

沢は久しぶりに犬飼(中村靖日)と会います。

普段乱暴な口調だった犬飼が、急に丁寧になり違和感をおぼえる沢。

「おまえは5年前の無線で俺たちを助けてくれた。

そのせいでお前は昇任試験に落とされ続けてる。

お前が一番貧乏くじをひいたんだ。だからいつものように俺たちにはため口でいてくれ」

けれど、沢の言葉など聞いていないかのように丁寧な言葉を返してくる犬飼。

そこへ、舞子がチョコザイを連れてやってきて・・・。

犬飼はチョコザイを見て急に取り乱し、「猪口アタルだ」と叫びます。

「いのぐち・・・?」

「ああ、はい。チョコザイ君の本名です」と舞子が沢に説明します。

「どうしてわかったんだ???」

拉致された時に偶然チョコザイのパスポートを見た犬飼。
.
犬飼は気絶してしまいます。

警察で目覚めた犬飼は、携帯でシンクロナイズドスイミング刑事を見ながらかえって行きます。

.

犬飼の様子を不審に思った沢は舞子をつかまえて問い詰めます。

舞子はラリー井上が話したすべてを伝え、チョコザイのパスポートを見せます。

舞子の話と、犬飼が追っていた違法無線の話がつながり、沢はラリーに会いにいきます。

.

「犬飼の変貌にはここの人間が関係してる。話を聞かせてほしい」と沢。

ラリーはしらばっくれます。

「チョコ・・・、アタル君は今までパスポートを持ってませんでした。

ということは犬飼はパスポートをここで見たということ。

犬飼に何をしたんだ?

あなたがアタルくんを使って何をしようとしてるのか知りませんが、

この日本で勝手な真似は許しませんから」

.

沢は舞子に「ラリーを信用するな。まず両親を探し出して事情を聴こう」と言います。

.

.

捜査に戻った沢は、死の直前に日村とケンカしていたという情報がある通報者の川久保から話を聞きます。

川久保は自分は放電体質で近づくだけで家電が壊れると打ち明けます。

日村のところでもインターホンを壊してしまい文句を言われたそう。

.

アタルは鑑識課で写真を見ながら、「骸骨のあかいところ」と指摘。

舞子は中津川(嶋田久作)に、

「脳血管じゃなくて、頭蓋骨の毛細血管を調べたいんです。

火災の熱ではうっ血しない。司法解剖ではそんなことまで調べない。

わかってます。でも調べさせてください」と懇願します。

「これまでも君は勝手に捨て山にのぼってきました。

そして犯人を掘り出してきた。

遺体は今日火葬して返す予定だ。すぐ遺族を説得しろ」

中津川の意外な言葉に舞子は感激します。

.

渥見の解剖結果が出ます。

頭蓋骨にうっ血があり、頸部圧迫による窒息死。

死因は火傷で変わらないけれど、その前に首を絞められて気絶した可能性が高いと判明します。

殺人が濃厚に。

.

沢は火事の現場にあった日村の携帯の履歴を調べ、ナツミとイトウから事情を聴きます。

ナツミは日村からしつこく交際を迫られていたけれど、人に簡単にお金を貸すのが気になって、友達からお金を返してもらって二度とお金を貸さないと約束したらつきあうのを考えてもいいと言ったそう。

イトウ(坂本真)は日村は自分からお金を借りていたと言い、真逆の証言をします。

.

火事現場をもう一度、検証する沢、舞子、チョコザイに渥見。

「カラカラです」とチョコザイ。

沢は事件当時の電気の使用量を調べます。

そして、死の直前の3時間、エアコンのタイマー機能を使って28度設定にされていたことを発見。

「それなら室内は湿度10%切っていたはず」と渥見。

.

また、「パチパチです」とチョコザイ。

それで渥見がひらめきます。

「部屋には灯油がまかれてたのね~。

湿度10%以下だと気化ガスが発生して充満していたはずなのね~。

それで電気がバチバチとなれば燃えるのね~」

「燃えるのね~」チョコザイが合いの手をいれます。

「灯油のガスを発生させて人口的にスパークできればれっきとした殺人なのね~。

放電体質の人でもスパークを起こすこともあるのね~」

.

川久保の容疑が深まります。

それで、沢が職場に会いに行くと・・・。

ちょうど川久保の放電体質を知った社長が、彼にクビを言い渡すところ。

沢は間に入って川久保の力になろうと社長を説得しますが、社長は聞く耳をもちません。

自分の体質を恨んで泣く川久保。。。

.

舞子と渥見、チョコザイはもう一度現場へ。

そこで、チョコザイは携帯の写真を指差してつぶやきます。

「誰から?誰から??」

それを聞いた途端、渥見は声をあげます。

「その手があったのね~~」

.

「携帯を着信すると、微量だけれど内部で電流がスパークします。

灯油の気化したガスで充満したこの中で電流がスパークしたら火災が起きます。

最後に日村さんに電話をした人が犯人です。伊藤さん」

沢に呼び出された伊藤は表情を強張らせます。

「お金を貸してたのはあなた?借りてたんでしょう?

あなたの家の風呂場で黒カビを採取。

ここの風呂場にいた黒カビと一致。DNAが一致しました。

あなたの家からポリ容器に入った灯油を持ってきましたね。

そこについていたんでしょう」

「金を全額返せって言ってきて、カッとなって首を絞めた。

そのあとを隠そうと放火した・・・」

伊藤は白状します。

「捜査終了」と同時に倒れれるチョコザイ。

.

チョコザイは昇(玉森裕太)のところへ運ばれます。

「睡眠不足が続いているって。眠っているようだったけれど、寝たわけじゃないみたい。

失神してたんだ。

失神というのは脳の血流が突然遮断されて起こる意識障害。

原因はストレスだと言われてる」

「・・・事件を解決するストレス。

終わりにした方がいいんじゃないか?チョコザイ君の力を捜査に使うの」

沢は舞子に言います。

昇はチョコザイのフードに入っていたとホットドッグ屋のチラシを沢に渡します。

.

沢は川久保にそのホットドッグ屋を紹介します。

炭火焼きを使って作るホットドックなら何も壊れることがない。

チョコザイの提案でした。

「ありがとうございます。

自分のために動いてくれる人がいる。

それだけで自分の世界って変わるんですね」

川久保はさっそく今日から研修させてほしいとホットドック屋に頼みます。

「彼の持ってるものは能力なのか体質なのか、それとも障害なのか。

なんなんだろうなあ~」

沢はしみじみ独り言。

.

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.

チョコザイは優しいですね。

川久保が働ける場所をちゃんとみつけてあげていて。

.

犬飼のあの変わりよう。

沢もピンときていたようですが、どうもシンクロナイズドスイミング刑事に催眠の技術が仕込まれているみたい。

ラリーが警察監修してるようなので、あれは怪しい。

内容は前回、刑事が犯人でドラマは終了?で、この先どう続くのかと思ったら、それ自体に謎があったとは。

予想外でした~。

.

ところで、何気に渥見が大活躍してますよね。

最近、渥見の「~なのね」がチャーミングに思えて。

ニコニコ顔で言う時より、ムッとしながら言う時の方が断然好き。(笑)

チョコザイが真似をしてて、これがまたいい!

チョコザイの人懐っこさが出てますね~。

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いよいよ舞子の母の死の真相に迫ってくるんでしょうか。

楽しみです~。

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2012年6月 3日 (日)

リーガル・ハイ 第7話 金田一古美門の出来上がり

予告が犬神家ムードいっぱいだったので、期待しすぎちゃいましたね~。

でも、犬神家予告を忘れちゃえば、やっぱりリーガルハイはおもしろい~。

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徳松家に滞在するようになって、食事が合わない、おしゃれができない、

眠れない、みんな早起き~・・・という状況が続き、日を追うごとに、

髪はボサボサ、ぼんやり寝ぼけ顔になっていく古美門・・・。

悟りの境地に達したような遠い目をして座っている姿に、

ぷぷ~~っ!金田一の出来上がりだわ~~と噴出しちゃいました。

演出が細か~い。。。。

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徳松醤油の社長、徳松嘉平(菅登未男)が亡くなります。

3人の子供はそれぞれ自分に財産を譲るという遺言書を持っており、当然、遺産争いが勃発します。

その徳松醤油で働いているのが真知子(新垣結衣)の父方のいとこ、千春(木南晴夏)。

千春は真知子を頼って古美門事務所に遺産相続の訴訟を依頼します。

蟹頭村というとんでもない田舎に出向くことになると知った古美門(堺雅人)は依頼を断ろうとしますが、服部(里見浩太朗)が休暇をもらって真知子に同行したいと言い出し、仕方なくついていくことに。。。

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蟹頭村では。

徳松醤油の代表取締役、徳松紀介(丸山智己)に迎えられ、大広間で歓待される3人。

お膳には蟹頭村特製のわらび料理が次々と並び・・・。

幼い頃、蟹頭村によく遊びに来ていた真知子と好奇心旺盛の服部は大喜び。

その中で「わらびしかないのか~!」と古美門だけがっかり。。。

また、着替えを持たずに来た古美門は、千春から服を借りますが、出されたものがどれも金田一風~~。。。。

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食事のあと、3人は徳松醤油の顧問弁護士、田ノ下(山谷初男)から話を聞きます。

亡くなった嘉平には3人の子供、長男の泰平(皆川猿時)。長女の清江(宍戸美和公)、二男の紀介がおり、それぞれがほぼ同じ内容の遺言書を持っているとのこと。

そして、田ノ下は、現経営者の紀介ではなく、清江の弁護士に就任したと告げます。

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徳松家滞在中、古美門は貴賓室に泊めてもらうことになります。

お屋敷で一番立派な部屋ということですが、そこには創業者のおどろおどろしい遺影や、世界各地の民芸品、奇怪な人形などが所狭しと置かれており、とても落ち着いて眠れる雰囲気ではありません。。。

古美門は蟹頭村にまったく馴染めずに変装して帰ろうとしますが。。。

真知子はそんな古美門をなだめるために、敷地にある温泉へと連れ出します。

けれど、そこには長男の泰平から依頼を受けた三木(生瀬勝久)が沢地(小池栄子)と一緒に先に入っており・・・。

しばし、毒舌の応酬が続き、古美門は俄然、奮起します。

「いいか!黛!勝つべし勝つべし!!もし負けたら、醤油だれの樽に詰め込むからな!」

.

紀介、泰平、清江と彼らの弁護士が一堂に会します。

三木と沢地もその中に。

遺言書は日付が新しいものがより有効であるということで清江が有利だと判断されます。

徳松醤油を切り盛りしている紀介は、

兄は無茶苦茶な経営をして父親に追い出されたし、姉はただ遊んでただけ。

そんな二人に会社をやっていけるわけがないと訴えます。

泰平はおまえはリストラをしただけだろ!と言い返し。

清江もできるだけ看病をしに帰っていたし、お父さんのために頼ってあげていたと言い返します。

.

古美門は紀介に清江の遺言書が採用される可能性が高いので、今のうちに和解に持ち込む方がいいと説得します。

「泰平さんさえ排除できたら、清江さんは経営にはタッチしないでしょう。

今までどおりに徳松醤油を経営していけます。

急がないと泰平さんの弁護士が先に動き始めますよ」

けれど、清江はすでに三木から入れ知恵されており、泰平と手を組むことに。

「いつも僕だけのけものだった。あの二人はぼくに絶対に継がせたくないんだ。

僕はふたりとは血がつながってない。僕だけ芸者の子だから~~~!」

紀介は悔し涙を流して、部屋をピュ~~と飛び出していきます。

あとの残された古美門と真知子は・・・。

「今、平成だよな?」

「・・・はい」

「前時代的な人間関係のしがらみに吐き気がしてきた!!」

.

清江懐柔に失敗した古美門は、裁判で勝つために他の手を探し始めます。

千春が何気に言った言葉でひらめく古美門。

「大旦那様は寂しかったから、優しくしてくれた子供につぎつぎと遺言書を書いてしまったんじゃないかしら~」

嘉平が認知症だったことにしようと古美門は提案します。

徳松醤油を紀介に継いでもらいたい千春はそれに戸惑いながらも同意します。

「よし!これを、裁判の争点を変更するぞ!」

.

裁判がはじまります。

古美門は嘉平が認知症だったという証言を集め、裁判は有利に展開していきます。

いよいよ一番身近で嘉平の世話をしていた千春の証言が翌日に迫った段階で、

沢地は千春にある情報を吹き込みます。

千春は沈んだ表情で徳松家に戻り、古美門らに書類を見せます。

『サンヨウフーズ社長と紀介による徳松醤油売却の密約記録』

徳松醤油を何より愛し、その存続を願っている千春にしてみれば晴天の霹靂。

裁判に勝てばそれでいい古美門は三木のでっち上げだと言い張りますが。

真知子は納得しません。

具体的な金額まで細かく書いてある。とても偽造に見えないと。

真知子は紀介に本当のことを話してほしいと詰め寄ります。

紀介は渋々、認めます。

「密約には吸収後は蟹頭村から移設されると書かれてあります。

つまりあなたはこの計画のためになんとしても相続しないといけなかった」

「奥さんは田舎暮らしが性に合わず離婚された・・・」と服部。

「サンヨウフーズの専務になれば東京勤務。奥さんとよりを戻すために蟹頭村を捨てるつもりなんですか?」

真知子は紀介を責めます。

「・・・僕には正直わからないんだ。よその醤油とうちの醤油の違いが。

目玉焼きにもウスターソースをかける派なんだ・・・」

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裁判で、千春は嘉平が認知症でなかったと証言します。

紀介の主張は不合理であるとして。棄却され裁判は終わります。

.

これで都会に帰られると大喜びの古美門。

一方、紀介の力になれなかったため、ここではもう働けないと千春は退職願を渡します。

「あのう~、お別れに大旦那さまに読んで差し上げていた本をもらってもいいでしょうか?」

紀介は気持ちよく承諾してくれますが。。。

千春がその本を開くと、最後のページに・・・!

「すべての財産を千春に遺贈する」という一番新しい日付の遺言書が!

状況は一変し、徳松醤油は千春のものに!

.

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事務所に戻って数日後、

いつもの朝がはじまっています。

「徳松醤油は結局、千春が譲り受けることになりました。

3人兄弟は遺留分のみの相続。

経営はその中で誰に任せるかじっくり考えるそうです」

真知子が徳松醤油のその後を報告しています。

「君のいとこはなかなかしたたかだからね~」

「そんなこと!でも・・・思い返してみると、千春って昔っからなんだかんだいって最終的に一番おいしいところをもっていっていたような・・・」

「確信犯かもしれないね。

嘉平の状態をわかっていた彼女は3兄弟のように嘉平の心を取り込み、自分に遺言を書かせようとした」

古美門の分析にただ驚くだけの真知子。。。

「君は千春と仲がいいと言っているが、実は馬が合わないんだろ?

勉強ばかりしてきた君は勉強できない彼女を見下していたわけじゃない。

勉強はできるが要領の悪かった君は、勉強はできないものの要領よくいいところを持っていく彼女をねたんでいたんだ」

「はあ~・・・そんなつもりは。

はっ!でも、私がレクチャーして千春が金賞を取ったた読書感想文コンクール。

あれ、私、銀賞だったんですよね~」

「ようやく自覚したようだな~~むふむふむふむふ~」

皮肉を言って、満足げに笑う古美門ですが、服部手作りの朝ごはんを見て、ちょっと物足りなさそう。

その様子を見た服部は、すかさず蟹頭わらびの佃煮に、徳松醤油を出します。

古美門はおいしそうに頬張りながら、

「まずい~~!!」とひねくれたことを口走ってます。。。。

.

.

私は真知子タイプなんで、千春タイプのことはまったくわからないですが、

まあ、これでおいしい徳松醤油は守られたということですね~。

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徳松醤油のテーマ曲を歌う真知子のすごい音痴ぶりに古美門がめちゃめちゃ笑いながら突っ込みをいれてましたね~。

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真知子って、勝つためなら大暴走する古美門を、正しい道に引き戻す役目の人なんですね~。

服部や元妻が、真知子に古美門のそばにいた方がいいと言ってましたが、あれは真知子のためじゃなくて、古美門のためが大きそう。。。

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今回特に、「勉強ばかりしてきた君は~~」って言っていたところを記事に起こしていて、このすさまじい早口言葉をやってのけてる堺さんのすごさが身に沁みました。

このややこしいセリフ、書き起こすだけでも一苦労でしたから。

セルフを覚えるの大変そうですね~。

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※過去の記事

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2012年6月 1日 (金)

ATARU 第7話 蛯名はちがう

前回出てきた福留班長のこと。

もっと深い闇があるんだろうと思っていたのに、今回で解決?

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あと、沢の過去シーン。

沢の頭が気になって、気になって。

初見は内容がまったく頭に入らなかったよお~。。。。

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チョコザイ(中居正広)の「洗濯は9時に」という決め事を守るため、沢(北村一樹)と舞子(栗山千明)はアパートでは近所迷惑になるので、コインランドリーで洗濯をしています。

部分漂白をきちんとしている沢に、まめだと驚く舞子。

そんな時、銃声が2発。

チョコザイが「S&WM37」とつぶやき、警察の銃であることを察した舞子は、沢に近くに交番がある!と伝えます。

コインランドリーから飛び出した沢が交番を目指して走っていると、途中、耳を触る男とすれ違い・・・。

沢はとっさにかつての上司、福留班長(升毅)だと気づきます。

けれど、そのまま交番へ。

中には誰もおらず、2階にあがると制服姿の和田(神保悟志)が撃たれて亡くなっています。

あとから駆けつけた舞子も荒らされた現場に絶句。

チョコザイは「捜査を開始します」とつぶやきます。

.

鑑識の渥見(田中哲司)は、死んだ和田の手袋あたりから硝煙反応が出ていることから、彼が彼の銃を使って撃った自殺だろうと言います。

けれど、30センチ以上離れたところから撃たれており、自殺ではおかしい部分も・・・。

また、和田が1発しか撃たれてないためか、上司の中津川(嶋田久作)は発射ははじめから1発だけだったと沢や舞子の証言を無視します。

.

不信感を強める沢に、野崎(千原せいじ)はいつになく強い口調で訴えます。

「捨て山にしておきましょう。中津川警部は何か知ってる。

その上で、自殺だと言ってるんです。

捨て山にしておいた方がいいって話ですよ。

要領だけで主任になったんやろうが。

そうやって自分を納得させてたんや。

そのままでいてもらわないと困るわ」

「珍しいな。関西弁をつかうなんて」

「警視庁で関西弁やったら出世せえへんて言われたからな」

「どうした野崎、変やぞ」

「変なのは主任や。

特に蛯名舞子が辞めるっていうたあたりから。エセ関西人が」

.

 野崎の関西弁。怖いです。。。

迫力満点、ビビりました~。。。

沢と野崎の確執って何なんですかね。

.

病院から姿を消したチョコザイはラリー(村上弘明)と会っています。

「多くの魂は丸い魂を持っている。だから、おまえの楕円の魂がいびつに見えるんだ。だが、楕円は円より大きい。その分、能力もはかりしれない。

だが、世の中にはお前の楕円の魂を削り、可能性をなくし丸い魂にしようとする人間ばかりだ。私とは違う」

「蛯名は違う」

チョコザイの言葉にラリーは驚きます。

「どこが違うんだ?私と蛯名舞子と何が違うんだ?」

それにチョコザイは答えようとはしません。

.

福留班長が沢の前に現れ、何か話したいことがあればここにと、携帯のアドレスを書いた紙を渡します。

「事件現場も、俺たちもなぜ捨てたんです」

「過去のことなんて思い出せないよ」

そういうと去って行きます。

.

その後、沢、舞子、チョコザイの3人は事件のあった交番へ。

なかったことにされていた2発目の弾をチョコザイがみつけます。

それは舞子のポスターで隠されていました。

和田の部下で巡査の柏原由美(ICONIQ)は驚きますが、

上司の味谷課長(渡洋史)は、これは以前からあった弾の痕で、和田の死因は自殺で片がついていると言い張ります。

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ますます不信感をつのらせる沢は渥見に、警察関係者が自殺に偽装したか、M37を持ったまま消えた福留班長が殺したのか・・・と相談しますが・・・。

「・・・5年前まで俺たちの上司だった福留班長か」

うんざりだというように顔をしかめる渥見。

ある事件の時、福留班長は、いざ、犯人逮捕という時になって現場から逃げ、その後、沢と刑事だった渥見が中心となって犯人を逮捕。

けれど、犯人にはアリバイがあり、ふたりは誤認逮捕の責任を取らされたのでした。

渥見はずっと福留班長を許せずにいるようです。

「はじめて出産する嫁さんを半年ほっておいた。

同業者で理解があるのをいいことに。

でも命も預けた班長に逃げられたんだ」

渥見は警察に愛想をつかして辞めようとしたのを引き留められ、9-6時で帰れる鑑識に異動したという。

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 ちなみに、渥見の奥さんは5年連続妊娠しているので、いつも妊娠中か出産後でいらついているらしい。

「~~なのね」というしゃべり方になったのは奥さんとぶつかる危険性が少ないから。

渥見の生活の知恵なんですね~。。。(笑)

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沢と渥見は交番からの逃走経路に取りつけてある防犯カメラの映像を入手します。

ふたりは舞子にそのDVDを渡しますが、アパートに戻ったところを覆面男2人に襲われ奪われてしまいます。

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あらたな手掛かりを求めて、沢と舞子、チョコザイは和田のお葬式に顔を出して、携帯を見せてもらいます。

チョコザイの指摘で誰かが携帯の履歴を消して、和田の指紋を後から付着させていることを発見する沢。

消さないといけなかったメールはきっと福留からのものだろうと舞子が言うと、チョコザイは福留のメールアドレスを知りたがります。。

沢が福留のメールアドレスを教えると、チョコザイはネットがしたいとアパートへ。

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沢は、由美から和田の話を聞き出します。

「1年前、味谷課長が来てから、地獄だったと思います」

味谷からしつこくイビられていた和田。

だんだんと口数が少なくなっていき、「銃で死んだら、退職金も恩給もなくなるなあ~」と独り言を言っているのを聞いたことがあると。

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葬式に来ていた福留のあとを舞子につけさせる沢。

その報告を受けて、沢は福留の滞在しているホテルに乗り込みます。

部屋に入ると、いままさに自殺しようとしている福留に遭遇。とっさに止めに入る沢。

「沢、変わってないな~、捜査への情熱は」

「変わりましたよ。信じてた班長に裏切られたんですから。

警察ではビジネスライクなつきあいをすればいい、そう思うようになりました。

そうすれば不思議となぜか出世するんですよ。

今では私が班長です」

哀しげな表情の沢。

福留は書いておいた自分の遺書を渡します。

「和田を殺した時の様子を書いた。犯人にしか知りえない事実と言うやつだ」

そこに舞子とチョコザイも合流します。

「いつからですか?和田さんと連絡をとりはじめたのは?」と舞子。

「ひと月前。和田が俺を探してた。たずね人サイトで。

勝手に姿を消したのに、自分を探してる人間がいないか探してた。

和田は言ってたよ。精神的に追い詰められてみて、なんで俺が消えたのかわかったと・・・」

「なんで消えたんですか?」と沢。

「5年前のあの事件の被疑者を特定するまでほんとに地獄だった。

上司からいびられて、それが半年続いて、やっと被疑者が特定できた。

でも、本当の地獄はそれからだった。

被疑者が防犯カメラに映ってて。逮捕の前日にアリバイがみつかった。

でも上層部には言えない。

けれど、もし万が一、自白させてしまたったら、冤罪を作ることになる。

でも、もう後には引けない。

200人体制で、俺の逮捕した被疑者を待ってるんだ。

・・・その後の記憶がないんだ」

福留はその後、悲鳴を上げて現場から逃走。

気が付くと、知らない町にいた。

「俺は同じ思いをしてる和田を楽にしてやりかったかった」

「あなたは和田さんに【他殺に見える拳銃自殺の方法】というメールを送りましたね?」

それは福留が和田に最後に送ったメールでした。

福留が自分の携帯から消してしまう前に、チョコザイがそのメールを舞子の携帯に転送したのでした。

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福留は遺書に書いてある内容で自分を逮捕しろと沢に頼みます。

「和田さんは助けを求めたはずです。和田さんの気持ちがわかっていたはずなのに、どうしてこんなメールを送ったんですか?」

「わかってたさ。痛いほど。

5年前に俺が捨てたのはお前らや現場だけじゃない。妻や子も一緒に捨てた。

だから和田にはせめて退職金や年金を家族に残してやりたかったんだ」

舞子が口を挟みます。

「でも警察は自殺と判断した。

自殺する極限状態の中、和田さんはあなたのメールを消し忘れた。

警察もそれを確認したはずです。それで他殺にみせかけた自殺だと分かった。

そして翌日、自殺と発表した」

「でもこのメールを送った相手が誰だかはわからなかった。

もし送った相手がわかったら、和田さんの自殺の動機が公になるかもしれない。

イジメで自殺まで追い込まれたことを警察はどうしても隠さねばならなかった」と沢。

「だから警察は現場を偽装したんです」

「福留班長、自殺教唆または、自殺ほう助の容疑で任意同行願います」

沢は福留に手錠をかけます。

「自殺ほう助?やめてくれ、殺人だ!他殺にしてくれ!

他殺でないと、やつもやつの家族は救われない!」

福留が訴えますが、舞子は反論します。

「自殺じゃなかったら、救われるんですか?

退職金が出たら救われるんですが?

楽にしてやりたかった?うそつかないでください。

あなたが楽になりたかっただけ。

5年間の肩の荷を下ろしたくなっただけ。あなたはただの人殺し」

福留は静かに涙を流します。。。。

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「5年前逮捕前日の夜、俺があなたの悩みを聞いていたら、まだ警官でいられましたか?」

沢はずっと心に抱き続けてきた疑問を福留にたずねます。

「過去の自分なんて思い出せないよ」

福留は連行されて行きます。

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「捜査終了」チョコザイの言葉が響きます。

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ラリーは盗聴でほとんどのやりとりを聞いています。

「ATARUは指示がないと動かなかった。

それなのに、今は捜査に積極的に協力し、

事故や自殺と思われた案件から犯人をみつけた。

どうやら蛯名舞子との信頼関係もあるらしい・・・」

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沢が舞子にちゃんと警官になってから戻って来いって。

大体、休暇中なのに、ウロウロしてるのはおかしいですよね。

当然ですわ。。。(笑)

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ところで、5年前の回想シーン。

沢の頭頂部が薄くてびっくりしました。

見てはいけないものを見たんじゃないかと動揺して内容がまったく頭に入りませんでした。

もしかして北村さんがそうだったのか?とか、

沢がそういう設定なら、いまは増毛してるってこと?とか、

もういろんなことを考えちゃいました。

2度目を見たら、慣れてしまっていて、特に気にならなくなっちゃいましたけど。

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蛯名パパは構ってほしくて、襟を立ててたんですね~。。。

寂びしんぼうですね~。(笑)

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ところで、今回シンクロ刑事、本人が犯人でしたよね?

ということは次回はどんな展開になるんでしょう。

私は結構、ビックリしたんですけど・・・。

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そうそう!

前回連れ去られた犬飼はいつもどうり出勤してるみたいですね。

じゃあ、あの女の子も無事ですね。

ただ、渥見いわく、犬飼のしゃべり方が変わったらしい・・・。

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ラリーに記憶を操作されたのね~。。。きっとそうなのね~。

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※過去の記事

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話

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