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2012年2月 9日 (木)

相棒ten・第15話「アンテナ」

及川さん降板のニュースの後では、相棒を見ていてもどうやって特命係から退場するんだろうと考えて仕方ないですね~。。。

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ところで、今日の相棒、とても良かったです。

「鑑識・米沢守の事件簿」という映画で登場した相原がドラマにも登場。

事件を持って米沢が敬愛しているという右京に一緒に捜査をしてほしいと頼み込みます。

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連続通り魔事件が起き、その所轄の刑事相原(萩原聖人)は捜査に協力してほしいと特命係へとやってきます。

謹慎中の相原は右京(水谷豊)と神戸(及川光博)と一緒に捜査を開始。

すぐに、ネットの掲示板に事件を目撃したという書き込みをみつけます。

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その書き込んだ人物は高校から9年もひきこもっている青年。

彼は事件の現場近くに住んでおり、目撃は事実だろうと裏付けられます。

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一方、同じ事件を捜査しはじめていた捜査一課はその青年を通り魔の犯人じゃないかと疑い始めます。

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相原はその捜査に流れに反発。

かつて少年課にいた相原は青年とその家族に強引にかかわろうとし激しく拒絶されます。

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とにかく、ひとりテンション高く、力づくで青年を諭そうとする相原はウザかったですね~。(笑)

神戸は相原に辟易している様子。

でも、意外にも右京さんは彼を結構好ましく思っているようでした。

う~ん、右京さんが時々わからなくなる・・・。(笑)

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今回、特に印象に残ったセリフを抜粋してみました。

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「まことくん(青年のこと)!!

引きこもった原因を忘れた?

ふざけんな!君は考えることから逃げてただけだ!ずっと9年も!」

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感情を爆発させて、青年を責める相原を横目に見て、

右京は冷静に語りかけます。

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「忘れたというたぐいのものではないのでしょう。

原因はきっとアンテナの感度なのですから。

親や教師が、たとえあなたのことを思って放った言葉でも、

そこに少しでも親や教師自身のための気持ちが入っていると、

あなたは高感度でそれを受信してしまう。

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つまり、あなたが人と話をすること自体、

あなたが傷ついてしまうこととイコールになってしまう。

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人は100%誰かのためにだけ話をすることはできません。

必ず主観というものが入りますからね。

たとえそれが親でも。

そして、あなた自身もそうなんですよ。

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ですから相手の言葉に主観が入っていても、

あなたを裏切ったことにはならないのですよ。

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あなたは気づいているはずです。

さすがに9年もたてば。

あなたは気づいているはずです。

家族の力だけでは、すでに自分は助からないことに。

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だから、あなたは今夜、我々と食事をしたんですよね。

いいですか?

たとえあなたが逃げても、彼はあなたを追い続けますよ。

それはわかりますよね?

そして、彼があなたを犯人扱いしてないことも。

わかりますよね?」

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右京の話が途切れたところで、相原は懐から落語のDVDを取り出し、青年に渡します。

それは米沢(六角精児)に貸してもらったもの。

「(このDVDは)火事息子っていう落語だ」

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右京が説明します。

「親に迷惑をかけ続け、全身に刺青をいれ、

当時やくざな生業とされた火消しになった大店の息子の話です。

だから両親から勘当され、見放された。誰もがそう思っていました。

もちろん息子自身もそう思ってました。

しかし、あるとき大店が火災に遭い、火消しに息子がかけつけたその時、

・・・衝撃の事実がわかります」

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相原が後を続けます。

「両親はずっと息子に会いたかったんだ。

そのために自分たちの大切な店に付け火までして・・・。

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・・・君は愛されてる。

母親にも、父親にも、

たとえ引きこもりだって、たとえ万一犯罪者になったって・・・」

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いかがでしょう。

特に前の右京さんのセリフがいいと思うんです。

心の中にあって、どう表現したらいいのかわからないもの。

そういうのってたくさんありますよね。

そのひとつを「アンテナの感度」で見事に説明されています。

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主に引きこもりの青年に対して使われていましたが、真犯人だった女性も同じような状態だったと言えそうです・・・。

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育児に悩む主婦は、夫の言葉や態度を高感度に受信して苛立ってしまった。

そして、そのウップンを深夜まで遊んでいられる独身者を襲うことで発散していたという・・・。

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誰でも、いつでも、誰かの言葉を高感度に受信してしまって傷ついたりしてますよね。

その感度が高すぎると、人に会うのもしんどくなる。

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ああ、なるほどと納得させられてしまいました。

右京さん、すごい。

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疑いも晴れて、急にお昼に床屋に行くと言い出した青年。

喜んだ母親はさっそく相原に電話で報告しています。

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青年が家から出て、床屋を目指して歩いていると・・・。

向かいの家の親子が声をかけてくれます。

「ねえ!ねえ!あなたっっ!

通り魔をつかまえることに協力したんですってね~!

すごいじゃない!!」

青年はその大声に怯えたように身をすくめ、無言で頭を下げるだけ・・・。

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けれど・・・、

再び歩き出した青年の表情が映ると、その顔は涙でくしゃくしゃで・・・。

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このラストシーンが感動的でした。

涙を見た途端、こちらもドッともらい泣き。。。

つらかったんだな~と。

彼が自分の陥った状況の中で、ずっとたったひとりで格闘してきたことがにじみ出てました。

応援せずにはいられない気分になりました。

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相原の度を越した熱血さが青年の役にたったのかどうかはわからないけれど。

でも、動き出すときにはいい相談相手になれそうですね~。

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今回はとても良かったです。。。

「アンテナの感度」っていう表現はすごかったです。

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火事息子っていう落語もまたyoutubeで探して聞いてみたいと思います。

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