きなこ庵漫画堂「弱虫ペダル」

今回から「きなこ庵漫画堂」として、漫画、映画、小説、エンタメなどを紹介していきます。

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で、「弱虫ペダル」です。。。

少年チャンピオン連載中で１９巻まで既刊。

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主人公は高校１年生の小野田坂道。

細身で運動が苦手なひ弱そうな男の子。

優しくて根っからのお人好し。

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この坂道。

アニメが大好きで、小学生のころから週に1度は秋葉原に通っているんです。

それもグッズをたくさん買うために電車代を浮かせて、往復９０キロの距離をママチャリで。

秋葉原は夢の場所で行くときは、表情がほころんでニコニコ。

ママチャリでの長い道のりも、アニソンを口ずさんでいるとあっという間なんですね。

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長年、友達のいなかった坂道は、高校に入ればきっとアニメ研究会があって仲間と楽しく語り合えるはずと期待に胸をふくらませています。

けれど、高校にはアニメ研究会はなく・・・。

相変わらず、友達ができる気配もなく、ひとり秋葉原に通う日々・・・。

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でも、そんな坂道のことを気にする同級生が現れます！

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彼の関心は、心臓破りと言われる高校の坂を楽しそうにママチャリで行き来する坂道の・・・・・・。

足腰！！

そう！！

ママチャリでの往復９０キロの道のりは坂道の足腰をすばらしく強靭にしていたんです。

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彼は自転車競技部への入部を希望する１年生。

自転車競技にひたむきな情熱を注ぐ男子でした。

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坂道は彼が自分に興味をもってくれたのがうれしくてたまらない。

アニメの話はできないけれど・・・、友達が欲しい。仲間が欲しい。。。

切実な思いについフラフラと自転車競技部をのぞいてしまいます。

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けれど、そこは・・・。

その自転車競技部は、全国に名を轟かせている強豪チームなのでした・・・。

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ねっ！ねっ！ねっ！

もう何がおもしろいって、この設定がおもしろいでしょう？

私はこの設定にハートを掴まれました。

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アニメ好きの友達が欲しかったのに、自分に注目してくれたのは自転車競技部の優秀な選手たち。

ええ～～、そっちか～い！と思いますよね。（笑）

気弱で優しい坂道にできるの？って思いますよね。（笑）

もう楽しくて、ワクワクして読めます。

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漫画では熱い友情が描かれています。

クセのある人は出てきても、悪い人が出てこないのは少年漫画らしくて、読んでいてとても癒されますよ。

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そして、とにかく坂道の人柄がとってもいい！

読んでいてもかわいくて、ずっと頬が緩みっぱなしです。

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友達ができないって悩んでいるけれど、私が友達になりたいくらい。

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彼はこれから、心底ぶつかれるとびっきりの仲間たちを得るんだと思います。

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ふと、思ったんですが、この設定。

好きなことと得意なことは違うっていうメッセージもあるみたいですね。

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好きなことと、得意なこと。

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若い時って、どちらか１本に注目して考えてしまいがち。

だけれど、特に10代の時は両方の可能性を探った方がいいと思うんです。

自分は文科系だと思い込んでいても、意外と理科系が得意だったりすることもあるし・・・。

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好きなことは自分でもわかりやすいけれど、得意なことってやってみないと気づかなかったりしますから。

坂道もそうなんですよね。

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私は「弱虫ペダル」を読んでいるときは、いつもエアロバイクに乗ってます。（笑）

おかげ様で、体脂肪率が少し下がりました。

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