チームバチスタ・アリアドネの弾丸・第4話
東城医大のAiセンターに遺体の鑑定依頼が持ち込まれます。
前立腺がんの手術を受けた翌日、脳梗塞を発症し死亡した男性の遺体。
遺族がオペの直前まで元気だったのに、どうしてこんなことにと抗議し、オペを担当した東桜宮病院の病院長がCT画像を持って訪れたのでした。
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さっそく島津(安田顕)が画像を診ますが、異常ナシと判断。
納得できない遺族に白鳥(仲村トオル)は司法解剖を提案。
解剖を担当した笹井(小西真奈美)も異常ナシと判断します。
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しかし、少し引っかかるものを感じた白鳥は東桜宮病院を訪れ、オペの執刀医から話を聞きます。
不審な点はないものの、その男性患者の生前と死後両方の画像を手に入れ島津に分析をしてもらうと・・・。
島津は前立腺がん自体が見当たらないと驚きます。
唖然とする白鳥と田口(伊藤淳史)。
病理組織の検査ではがんだと出ているため、院長だけでなく、病理医までもグルだということがわかります。
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さらに桜宮署の玉村(中村靖日)が調べたところ、東桜宮病院は悪徳医療コンサルタントの餌食となり、多額の借金があることが判明。
病院長は必要のない患者に手術を受けさせ、診療報酬を稼いでいた疑いが出てきます。
白鳥と田口は執刀医を問い詰めます。
やがて執刀医は医療ミスをごまかしてもらったことで弱みを握られ、断り切れなかったと白状します。。。
そして、保存しておいた患者の前立腺の組織を白鳥たちに渡します。
逮捕される病院長と執刀医。。。。
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島津はマスコミの前に登場し、Aiで生前と死亡時の画像を比較することで今回の事件を発見したこと、そしてそれは医療過誤にも使えることを得意げにアピールします。
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テレビでそれを見ていた北山審議官(尾美としのり)は宇佐見(福士誠治)に言います。
「こいつをつぶす!」
かつて初期のDNA鑑定を頼りに犯人を突き止め、冤罪事件を引き起こしてしまったという過去を持つ北山は、最新技術のAiの不確かさに危機感を抱いている模様・・・。
北山はさっそく島津に会い、AiセンターのMRI購入で収賄の疑いがかかっていると揺さぶりをかけます。
島津は言いがかりだと怒鳴り、飛び掛かりますが・・・、宇佐見によって取り押さえられてしまいます・・・。
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Aiセンター運営会議に、突然、斑鳩(高橋克典)が顔を出します。
斑鳩は、調べた白鳥の過去を会議の席上で暴露します。
「10年前にAiがあれば、良かったのにね~。白鳥さん。
Aiで納得のいく答えが出せていたらあなたもここまで医療不信になることはなかった。
医者と患者の両方のためのAI?
そんなものは大嘘だ。
あなたは医療を恨んでる、憎んでる。
ほんとはAiを使って復讐したいだけだ。
医療現場のミスを次々に暴くつもりなんだ。それが目的。
10年前、自分の恋人の医療過誤を裁けなかった腹いせに」
沈黙する白鳥・・・。
斑鳩はさらに詰め寄りますが、田口が冷静に口を挟みます。
「本題に戻りましょう。
今のお話はAiセンターの運営にはなんの関係ありません。
発言を控えてください。でなければ退出していただきます」
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>どうよ~、田口が初めて強く出ましたね~。
ここまでしっかりと注意するなんて、斑鳩相手に。(笑)
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斑鳩のやり方が気に入らない笹井は、二人きりの場で、
「最低ね、他人の過去をほじくり返すなんて大っ嫌い!」と激怒します。
「他人の過去をほじくり返すのが警察官の仕事だから」と苦笑いの斑鳩。
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屋上で、遠くを眺めている白鳥。
田口はそっとその横に並びます。
白鳥は田口の顔をみることもなく語り始めます。
「・・・同じだったんだよ。
彼女もオペの直前まで元気だった。
結婚式はどんな感じにしようとか、話してたんだ。
良性のポリープを取り除くだけだったのに。
じゃあ、行ってくるね。それが最後の言葉だった・・・」
恋人だった白鳥は解剖を要求し・・・、けれど、彼女の両親はそれを許さなかった・・・。
遺体は結局、ちゃんとした死因もわからないまま、荼毘に付されたと言います。
「医療事故調査委員会の準備をはじめたのはそのちょっとあとだったかな・・・。
Aiは医者と患者の救いになるって続けてきたつもりだったけれど。
ほんとはただ復讐したかっただけかもしれないな。
あんな病院長みたいな腐った医者もいるんだから信用できるわけがない。
斑鳩のいうように疑い続ける、憎み続けるのかもしれない」
「関係ないじゃないですか!
どんな目的ではじめたかなんて。
大事なのは何をつくるかです!
誰にも悪用されない患者さんと医療、どちらにとっても有益なAiセンターをつくればいいだけ。
医者を疑いたければ好きなだけ疑えばいい。
僕がつきあいますから」
田口の言葉に、白鳥はこみあげてくるものを抑えようとするかのように大きくため息をついて、背を向けてしまいます。
「田口康平!
なんかちょっとだけ生意気だし、態度大きいんじゃないの?」
いつもの白鳥節が戻ってきました。。。
「今は僕、Aiセンター長ですから!」
田口は胸を張ってそういって微笑みます。
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そんな中、携帯が鳴りだし、白鳥は宇佐見に呼び出されます。
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また、Aiセンターにやってきた北山は島津に収賄の証拠をみつけたと告げます。
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白鳥と田口がAiセンターに行くとその前で待っている宇佐見。
3人が顔を合わせた途端、中から銃声・・・。
宇佐見は2人にその場で待つように指示し、ひとり中へ入っていきます。
そうこうしてるうち、2発目の銃声が。
あわてて白鳥と田口も中へ入ります。
そこには銃を持って立つ宇佐見。そばには島津が倒れています。
宇佐見は島津が自分に発砲しようとしたので気絶させただけだと言います。
そして、3人はあらたにMRIの中に人が座っていることに気づきます。
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その人は、左目を打ち抜かれ息絶えた北山でした。
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やだ!
殺され方が怖いんですけど…。ぶるぶる。
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あれは絶対に宇佐見があやしい。
でもあんな場合、大抵、北山殺しをなすりつけられて島津は死んでいるもんなんですけど。
気絶させただけって言ってましたもんね。
う~ん、次回が気になる~。。。
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そして、今回はなんと!白鳥の過去が明らかになりました。
恋人の死が関係してたんですね~。
でも、そういうのがなくても、Aiへの執着は変人白鳥だから~でとおりそうなんですけどね~。
みんなの前で暴露して斑鳩は思い通りの反応を得たんでしょうかね。
ただ、みんなから反発されただけのような・・・。
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コメント
次回が楽しみです。
医療事故も恐いですけど、もしも身近な病院でこの様な問題が起きていたらと考えると、ぞっとします。
白鳥、田口はいつも面白いです。
いいコンビです。
投稿: 素朴な日々 | 2011年8月 7日 (日) 16時32分
こんにちわ~!!
>医療事故も恐いですけど、もしも身近な病院でこの様な問題が起きていたらと考えると、ぞっとします。
ほんとですよね。
病気でもないのに手術なんて怖いですよね。。。
>白鳥、田口はいつも面白いです。
いいコンビです。
なかなか今回は白鳥をフォローする田口。
今までに見られなかった展開です。
それだけでも今回見た甲斐がありました。(笑)
投稿: とわ→素朴な日々さん | 2011年8月 9日 (火) 13時29分