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2011年8月14日 (日)

それでも、生きてゆく・第6話

双葉(満島ひかり)は老人ホームにやってきた文哉(風間俊介)と再会します。

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釣り船屋「ふかみ」には双葉を探して母の隆美(風吹ジュン)が訪れます。

その後、それを知った駿輔(時任三郎)も駆けつけ・・・。

洋貴(瑛太)と響子(大竹しのぶ)は予期せぬ訪問者にパニック状態に。

「・・・スイカを食べたら帰ってください。今日はこれが精一杯なんで・・・」

響子が席をはずしたスキに、洋貴は隆美と駿輔にそう伝えます。

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>おもてなしをしたいのに、「ふかみ」には気のきいたお菓子もない。

それで響子が洋貴に文句を言ってるのがおかしかったです。

他に柿ピーならあるよって言って、怒りの目を向けられる洋貴。

ここらへんの親子の会話ってもうそこら中に転がっているようなものですよね。

こんな日常の一場面をドラマで再現できるなんてすごいなあ~と感動しました。

それも加害者家族と被害者家族の対面の場でなんて。

微妙な状況で、微妙に笑わせるなんてすごいです。

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隆美と駿輔が帰った後、後片付けする洋貴と響子。

「どうしてもっと言わなかったの?」と洋貴。

「お父さんが言ってた。昔・・・。あっちはあっちでいろいろあるんだなって。

当時は何を言うのって思ったけど、あっちはあっちでいろいろあるんだなって」

響子の穏やかな態度にちょっと驚く洋貴。

「別に同情することないでしょ」

「洋貴だって加害者の妹と仲良くしてるじゃない」

「してないよ」

「してないの?」

「してないよ・・・」

そういえば、三崎夫妻は双葉を捜してここへ来たんだな・・・。

洋貴はキッチンの窓から外を眺め、双葉のことを想います。

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そんな頃、双葉は文哉とともに動物園にいました。

文哉は因島にあるフェリー会社の乗務員募集のチラシを双葉に見せます。

「どうして因島?」

たずねる双葉に文哉は事もなげに答えます。

「母さんの故郷だから。お墓のある場所も知ってる」

双葉は兄が実の母のことをずっと思って生きてきたことを知ります。

「双葉も一緒に来るか?」

「・・・飛行機で行きたいな」

「明日出発しよ」

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洋貴は双葉の携帯に電話をかけますが、双葉が出ることはなく・・・。

洋貴は東京へ出て、五月(倉科カナ)と合流。

医療少年院で文哉の担当をしていた看護師、東雪恵の行方を突き止めます。

雪恵に会うのは夜。それまで一緒に過ごしませんか?と誘う五月に洋貴は困った表情を見せます。

「あたし、迷惑ですか?

あたし、同じ境遇だから深見さんの悲しみがわかります。

・・・遠山(双葉)さんは深見さんの悲しみを2倍にする人です」

五月は嫉妬から一気にそう言うと足早に立ち去ってしまいます。

五月がなぜ自分を想ってくれるのか・・・まったくわからない洋貴です。

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そこへ、双葉から電話がかかります。

教えられたカラオケ屋に行くと、双葉は一人、パスタを食べています。

「ひとりで何を歌ってたんですか?」

え?とたじろぐ双葉ですが、洋貴は答えを待っているよう。。。

「・・・ウィスキーがお好きでしょ。

他には・・・また君に恋してる・・・」

「お酒の歌ばかりじゃないですか」

洋貴は真剣な表情で・・・そう文句を言います。

双葉は返す言葉も思い浮かばず・・・。

「家出してどこにいたんですか?

お父さんとお母さん、うちに来ました。心配してましたよ」

驚きの報告に双葉は目を丸くします。

「・・・深見さんには関係のないことなんで」

「僕も心配しましたよ。どうしたんすか?」

返事を待つ間、テーブルの上の赤い折り紙に気づく洋貴。

五月に前もって送ってもらった雪恵の写真にも同じものが写っており・・・、洋貴は文哉の存在を感じとります。

双葉もそんな洋貴の様子に気づきます。

「・・・昨日、偶然、兄に会いました。祖母のいる老人ホームで」

「文哉、いまどこにいるんですか?」

「深見さん、目が怖い。落ち着いてください」

なだめる双葉に、洋貴はさらに語気を強めます。

「文哉、反省してましたか?」

双葉はわざと話をそらし、兄が動物園に連れて行ってくれたことを話し始めます。

洋貴はその双葉の態度に裏切られたという思いを抱きます。

「そうですか!

わかりました。自分で探します。すいませんでした!

もともと立場違うし。そういう関係じゃないし。僕とあなたは!

はい。僕は…お疲れっす!」

洋貴はカラオケルームから飛び出していきます。

兄への思いと、洋貴への思い・・・気持ちが引き裂かれそうになる双葉です。

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因島へ旅立つため、待ち合わせ場所にやってきた文哉に双葉は意を決して言います。

「お兄ちゃん、深見さんに会いに行こう。

妹さんのことで会いたがってるの。

私がお兄ちゃんを守るから!」

文哉は表情を強張らせて、すがりついてくる双葉を振り払おうとします。

「なんで?」

「一緒なの。あたしと深見さん一緒なの。

この15年間立場は全然違うけど、似たような思いで生きてきたの。

なのに、私だけお兄ちゃんと会ってずるいじゃん。

だから深見さんにお兄ちゃんが反省したところを見せてあげて。

深見亜季ちゃんのことだよ!」

逃げようとする文哉を全力で引きとめようとする双葉。

文哉はそんな双葉に恐怖を感じているようで・・・。

「なんでお兄ちゃんが反省するんだよ。

なんでそんなこと言うんだよ。たった二人の兄妹なのに。

亜季ちゃんは天国に行ったんだ」

文哉は乗ってきた軽トラに戻ろうと必死になります。

「お兄ちゃんが亜季ちゃんを殺したんでしょ?」

「・・・生まれてこない方がよかったから」

「お兄ちゃん!亜季ちゃんは生きたかったんだよ。

お兄ちゃん!15年間、悲しみ続けている人がいるんだよ!」

双葉を突き飛ばして、文哉は軽トラに乗り込み、そそくさと姿を消してしまいます。

「なんで~~~!」

双葉は道路に転がって、悔しさのあまり泣き出します。

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夜になって、洋貴と五月は再び会います。

雪恵から文哉の話を聞くため、彼女の働くお店が閉店するのを外で待つ二人。

洋貴は五月にたずねます。

「あのう・・・。僕といて恥ずかしくないですか?」

驚いた表情を見せる五月。

「深見さん、家族のためにがんばってるから力になりたいんです」

「五月さんは僕のことを勘違いしてます。

僕は・・・この歳まで就職もしないで父親に食わしてもらっていて、

外歩くのがまぶしくて・・・。

死にたいってずっと思ってました。

あの山の中でずっとナメクジみたいにへばりついてた。

復讐って言いながらなんにもできない人間なんです。

ナメクジみたいにベタベタ地べた這いずりまわってるんです」

いつもにこやかな五月が珍しく苛立った表情を見せます。

「でも、加害者のことを探してるんでしょ?

それって、自分の人生を取り戻そうと思ってるからでしょう?

別に恥ずかしいことじゃないんじゃないですか?」

五月の勢いに押された洋貴は、

「・・・僕は・・・どう答えたらいいんですか?」と問いかけます。

ムッとしたまま答える五月。

「ハイって」

「ハイ・・・」

洋貴はおとなしく従います。

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>なんだか五月にも魅かれるのかな。洋貴は。

五月に懐いてしまった感じ。(笑)

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店じまいを終えた雪恵が店から出てきます。

洋貴と五月が近づいて声をかけると、彼女は咄嗟に猛然と走りだします。

洋貴は人ごみを縫うようにして雪恵を追いかけ、やがて腕をつかんで振り向かせます。

「三崎文哉のことを聞かせてください」

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文哉は妹と別れた後、再び果樹園に戻るんですね~。

ひとりでは因島に行かないのかな。

紗歩(安藤サクラ)は文哉の通帳を盗んだことにも反省せず、「人殺しの金とって何が悪いのかな!」と文哉や草間一家を前にして開き直りました。

得体のしれない怖さがあるなあ~。紗歩。

文哉の素性を聞かされて、真岐(佐藤江梨子)は自分の子どもを守ろうとしはじめるんでしょうね。

果樹園でのお話は来週、クローズアップされそうですね~。

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文哉は本当に反省してないんでしょうか。

何を考えているのかわからないですね~。

それとも、なにか事情があるんでしょうか。

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この先、どんな展開になるのか、全然読めません・・・。

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次回が楽しみです。

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