遺留捜査・第10話
さて、ラスト前だということで、いよいよ加賀見課長と江藤奈津子の謎に触れてきましたよ~♪
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定年退職直後の山崎巡査長(鶴田忍)が、刺殺体で発見されます。
元上司であった斉田署長(長谷川初範)は捜査に乗り出してきて、徹底した犯人探しを要求します。
殺害されるまで、山崎は自分がかかわった事件の加害者であった青年らの再就職先を心配していたという・・・。
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そんな中に、山崎が墓地を訪れ、女性2人に土下座して謝罪していたという目撃情報も。
詳しく調べてみると、その女性のひとりは江藤奈津子(水野真紀)でした。
糸村(上川隆也)はさっそく奈津子に事情を聴きに出かけます。
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山崎の謝罪は18年前の事件のことについてでした。
奈津子は18年前に起きた弁護士殺害事件の被害者の妹で、第一発見者。
自宅で殺されている兄を発見後、奈津子は何者かに鈍器で殴られ気絶させられたといいます。
犯人として疑われたのは兄の恋人・京子で、二人の間にできた子供のことでもめていたためでした。
京子のアパートの庭から凶器が発見され、逮捕。
その後、彼女は留置場で自殺してしまいます。
奈津子は、子供を引き取り、自分の娘として育てていました。
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その殺害現場で見た銀のスプーンが遺留品として警察に押収されたのち、行方がわからなくなっていました。
奈津子がそれを指摘しても警察は遺留品の中に元々なかったと回答。
普段から奈津子が警察への不信感を募らせていたのはそのためでした。
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そして今回、定年を機に山崎がやってきて、「銀のスプーンを遺留品として押収したが、自分が紛失してしまった」と謝罪。
奈津子は自分の記憶が正しかったことを確信したと言います。
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それを聞いた糸村は、
「いつかどこかで声があがるはずです。
その銀のスプーンから」と意味深なことを言って帰っていきます。
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18年前に事件にかかわっていたのは、事件を担当した山崎と斉田。
そして、加賀見(大杉漣)。
糸村は加賀見に、
「紛失を課長は隠した。認めた方がいいと思います」と言いますが・・・。
加賀見は、
「お前はお前の仕事をしろ。そのほかのことに口を挟むことは許さん!」
と糸村を睨みつけます。
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山崎は18年前の遺留品紛失に責任を感じ、刑事から署内勤務に異動していました。
それは内部から警察を支えようと思ったため。
定年後、気になることを片付けたら、気持が離れてしまっている息子とお酒を飲みたいと言っていたと言います。
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そんな山崎の死の真相は・・・怨恨でもなんでもなく・・・。
偶然出くわした窃盗犯を捕まえようとして刺殺されたというものでした。
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糸村は息子のところへ出かけ、父親の思いを伝えます。
母の連れ子だから、父は自分に愛情をもってくれていない・・・そう思い込んでいた息子は父の本心をようやく知ります。
「あなたは息子としてお父さんの事を誇ってもいいですよ。
最期に訪れた鮨屋で、いつか息子を連れてくるから、
その時はいいエビとイカを用意しておいてくれと言っていたそうです」と糸村が言うと・・・。
「・・・僕がエビとイカが好きだったのは小学生の頃だ・・・」
息子は、逃してしまった父との時間の大きさを知り、後悔の涙を浮かべます。
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事件が解決し、奈津子の事件を調べはじめる糸村。
奈津子から電話が入ります。
「斉田署長はどんな方かご存知?」
奈津子は斉田の存在に気付いた模様。
さらに、
「兄を発見した後、意識を失う前に聞き慣れない音を聞いたの。
でも、誰にたずねてもそんな音を聞いていないといわれた・・・」と。
その音の正体をつきとめたくて、音響の専門家になった奈津子。
奈津子は糸村から斉田は犬が好きだと聞いて、何かをひらめいた様子です・・・。
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その後、その斉田署長が屋上から転落死します。
斉田を突き落としたのは・・・同じ屋上にいた加賀見?
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18年前の事件の真相が暴きだされそうです・・・。
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ちょっと、不信感を18年引きずるには、銀のスプーンだけっていうのが拍子抜けしちゃったんですが・・・。
でも、ひとつ引っかかると、気になって仕方ないというのもわかるかな。。
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山崎は銀のスプーンを紛失した責任を感じていたけれど、それを盗んだのは斉田と加賀見なんでしょうね。
弁護士殺害の犯人かも!
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来週は最終回。
おもしろそうな予感がします!
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