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2011年1月15日 (土)

外交官・黒田康作・第1話

冬ドラマは初回2時間、それの1時間繰り上げてというのが多いですね~。

今回は見逃さず、しっかり9時から録画しながら見ました。

2話からは10時開始ですよ~。。。念のため。

できるだけ伏線を書き出せるようにレビューしてみますね~。

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外務省の外交官・黒田康作(織田裕二)は、邦人を保護する仕事を専門にしています。

活動は世界各地におよび・・・、すでに11年が経とうとしています。。。

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今回の黒田の仕事は、サンフランシスコで開催されるWTO農業交渉会議での要人警護。

日本を名指しした爆破予告などもあり、現地の外務省職員にも緊張感がみなぎっています。

日本からは観上祥子外務副大臣(草刈民代)が参加。

彼女は派手な男性遍歴を週刊誌で暴かれた直後で、人気は凋落気味。

この会議での名誉挽回を狙っていました。

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そんな折、黒田のもとに一本の電話がかかります。

相手は旧友の元外交官、霜村毅(香川照之)。

久しぶりに再会した二人ですが、雰囲気は暗く・・・。

どうやら、二人とも1999年にメキシコで起きたある事件に巻き込まれ、人生が大きく変わってしまったようです。

泥酔した霜村は泣きながら、

「こんなことになるなんて・・・。すまない。黒田・・・」

と言い残して去って行きます。

身におぼえのない言葉に黒田は首をひねるばかり・・・。

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観上祥子が日本からやってきて、WTO農業交渉会議が始まります。

議題はアメリカ産牛肉輸入規制の解除について。

日本国内の反対の声を無視して、規制を解除するなど到底できない現状。

日本側が折れることは考えられず、交渉は進展しないだろうと思われていました。。。

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そんな会議に銃をもった過激派が乱入。大暴れします。

その過激派を止めようとした観上祥子が撃たれそうになり、黒田は身を挺して彼女を守ります。

過激派はすぐに取り押さえられて一件落着。

でも、この一連の出来事は世界中に配信されてしまいます。

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黒田は、なぜアメリカ側の警備は完璧だったのに、あの男が侵入できたのか・・・?と疑問に思っていると・・・。

警察に捕まった過激派は早々に釈放されており、その上、銃弾は空砲と判明。

そして、この騒動以来、日米はアメリカ産牛肉の輸入規制解除に向けて、協力して妥協点を探る方向に話が進んでいる模様・・・。

祥子の行為も勇気があると広く宣伝され、スキャンダルが見事に払拭されてしまいました。

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黒田は祥子に率直にたずねます。

「すべてはアメリカと外務省が仕組んだ芝居なのでしょう?

過激派を仕立て、アメリカ側の切実さを演出して見せ、日本国内の反発を抑えようとした・・・。

副大臣として前もってそれを知っていたあなたは、それを利用したのでしょう?」と。

祥子はそれを認めます。

「日本はアメリカに逆らうことなんてできない。将来的に国民のためになるならそれでいいのよ」と言い張ります。

けれど、黒田は「国民のためになるならいいけれど、外務省やあなたの利益になるためだけなら、国民への裏切り行為だ」と反論します。

一言も言い返せない祥子は、今度は黒田を脅しにかかります。

「外務省内にはほとんどの人が知らない秘密の部署がある。

邦人テロ対策室。そこには多額の予算がつぎ込まれているわ。

あなたもそこに所属しているのでしょう?

その組織の存在を暴いてやるわよ」と・・・。

「やれるものなら、やってみるといい」

黒田は祥子を睨みつけます。

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一方、日本では・・・。

佃署の大垣利香子(柴咲コウ)がせっせと捜査に必要な地図を作成中。

所轄の刑事でありながら、捜査に参加させてもらえず、地図作りばかり押し付けられる毎日。

気弱で自分の意見も言えない利香子は、その現状に不満を持ちつつも甘んじています。

そんな利香子が道路脇の死体を発見してしまいます。。。

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さっそく、佃署と本庁の合同捜査本部が立ち上がります。

被害者は医師で大学教授。

第一発見者の利香子は本庁の管理官(田中哲司)から事情を聞かれますが、おどおどするばかりでまったく役に立つことができません。。。

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けれどやがて・・・。

利香子は、午後にその道を通った時には死体がなかったことを思い出します。

そして、どこか別の場所で殺されて、この場所に捨てられたのではと佃署の上司に報告します。

でも、上司は本庁の見解に逆らうのを嫌がり、利香子の証言を無視します。

数日後、現場に残された遺留品から犯人と思われる男が割り出されます。

元外交官で現在、NPO法人の主催者、霜村毅。

合同捜査本部が霜村の行方を探ろうとした矢先・・・。

アメリカのサンフランシスコで霜村毅が投身自殺したという報告が入ります。

事件は犯人の自殺で解決。合同捜査本部は解散することになります。

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利香子は霜村の一人娘、瑠衣(夏帆)を連れて、遺体の確認と遺骨の引き取りのためにサンフランシスコへと向かいます。

そこでは、霜村の死を知った黒田が二人を待っていました。

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黒田は、霜村が殺人事件の犯人とされていることをすでに知っていました。

死体の第一発見者である利香子から、さらに詳しい話を聞く黒田。

そして、利香子の証言が正しければ、霜村は殺人が行われた時間、黒田に会うためにアメリカ行きの飛行機の中にいたはず。だから殺人など犯せないと言います。

利香子はそれを聞き、さっそく佃署に戻って再捜査をすると意気込みますが・・・。

利香子の意見など誰も聞いてくれないことは、黒田にもはっきりと予想できるのでした。

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利香子と瑠衣が日本に帰り、黒田がようやく自分のマンションにたどりつくと・・・。

なんと、部屋には侵入者が。

黒田に気付いた男は発砲し、部屋から逃げ出しますが・・・。

逃亡の果て、ついには転落死してしまいます。

黒田が男の顔を確かめると。

その男は吉野という霜村の死体を検死した医師でした。

また、医師が死んだ・・・。でも、なぜ彼が・・・?

黒田は霜村と吉野の関係を探ろうとしますが、外務省からなぜか邪魔が入ります。

背後に絶対に何かある。それを突き止めてやる。

黒田は密かに決意するのでした。

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サンフランシスコでの仕事が終了。

邦人テロ対策室の室長、安藤(鹿賀丈史)から言い渡された次の任務は、日本の外務省勤務でした。

しばらく日本でおとなしくしているように、と言われ苦笑する黒田。

どうやら、祥子が邦人テロ対策室と黒田のことを探っているらしい。

「手元に置いて、じっくり探らせてもらうわ~」

祥子は手ぐすねひいて黒田の帰国を待ち構えているようです。

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サンフランシスコの飛行場で、日本に向けて飛び立つ間際・・・。

黒田は自分の目に映った光景に愕然とします。

そこには、死んだはずの霜村がいました。。。。

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2時間あったのに、まったくの「発端」部分だけでしたね~。

ネタというか、伏線をいっぱいばらまいただけ。

なので、おもしろいのかどうかもまだわかりません。

でも、次回も見たいと思います。

淡々と過ぎていっているようで、伏線は盛りだくさん。先にいくほど、わけがわからなくなるんじゃないかとちょっと心配なんですが。

しっかりついていきたいと思います。(笑)

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黒田と利香子の共通点は、地図みたいですね。

利香子は捜査地図を作るのが得意。

そのせいか、交通の乗り継ぎや特定の場所を探し当てる時は自信満々でした。

黒田も建物内の警備の配置図に独自の考えを書き込んだりしてましたもんね。

きっと、こういうことでは気が合って、阿吽の呼吸で仕事ができそう。

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ただ、利香子はおどおどしすぎ。

上司だけでなく、瑠衣にまでバカにされちゃって・・・。

まあ、父親の遺骨を一人で引き取りにいかないといけないのに、利香子にあんなにおどおどされたら、イラっともしますけど・・・。

その上、父親が殺人犯だとされてる瑠衣に、真犯人をあげてみせる、でも期待しないでね~なんて結構、デリカシーのないことを言ってるし・・・。

やっぱ瑠衣のあの態度はあれでいいのかも。。。(笑)

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それと、佃署の上司は怪しすぎ。(笑)

あれは何だ~~~。怖いくらい怪しいわ~(大笑)

事なかれ主義なだけではないですよね。絶対。

まんまと騙されてる? でも明らかに変な態度だし~。

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あとは。

外務省とアメリカが画策した騒動。茶番ともいえる劇。

あんなので交渉が左右されるなんて悪夢ですね。

それに加えて、100年後くらいにはアメリカに言いたいことを言えるようになるんじゃないかしら~なんていう祥子のセリフ。

コレ、すごいセリフですわ。

政治家ははじめから交渉に勝つ気、ゼロってこと?

外務省も政治家も、国民を裏切ってるんですね。

黒田はドラマの中で少しは変えてくれるんでしょうか。

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他に気になるのは、

初めに殺された医師と霜村は医療訴訟にかかわっていたこと。

管理官が「こんな訴訟しらないぞ。どこかから圧力がかかって報道されてないな~」と言ってましたよね。

それって外務省の圧力?吉野も医師だし。 

前半のシーンで吉野は外務省に出入りしてるんですよね。

黒田とはすれ違っていて、彼は気づいてないけれど・・・。

医療訴訟と外務省がどう絡んでくるんでしょうか。

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霜村の死の偽装は明らかに外務省に関係していますよね。

霜村が謝っていたところを見ると、黒田本人にも何か降りかかってきそうだし。

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二人が巻き込まれたメキシコでの事件も、まだほとんどわかりません。

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ふう、、、伏線、すべてを拾えたかどうかわかりませんが。

まあ、すべてはこれから。

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このドラマがどんな風に展開していくのか楽しみです。

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