相棒9・第13話「通報者」
感想のみになりますが。。。
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今回の話はもう胸がいっぱいになりました。
見終ってから、しみじみ泣けました。
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すごいです。相棒は。
毎回ボリュームのある話で見応えがあります。
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ずっと怪しいと思わせておいて、でもそれにはまったく別の理由が存在していた、なんて・・・。
それもちゃんと筋が通ってる。
前半に張られたきめ細かな伏線が素晴らしいです。
叔母さんの存在とか、生け花生徒の夫の失踪が、実は祐太の母の相手だったとか。
もうビックリしました。
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かなり屈折してるように見えていた祐太(溝口琢矢)が、母や妹思いの優しい男の子だったなんて。
見事にだまされました。
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自分たちを置いて出ていった母親を「その男の人といると幸せそうだったから」という理由で責めることもせず、ただ、残された妹を必死で守ろうとしている男の子。。。
母の寂しさがわかったって・・・優しすぎるし、中学生なのに早く大人になりすぎです。
「君は誰が守るんだ。君はもう十分がんばった」
神戸の言葉は、裕太に一番必要な言葉でしたね。
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大人の誰かが言ってあげないといけない言葉で、裕太はそれで素直に泣けたから・・・、
神戸を通して大人を信じることができたんだと思います。
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大人を信用していなかった祐太だけれど、少し大人に頼れるようになって良かったと思う反面、
これからもがんばり続けないといけない彼を思うと、晴れ晴れとした気持ちにはなれず、ただ泣けました。
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祐太に入れ込んでかかわっていった神戸の気持ちの温かさも伝わりました。
「僕も嘘がうまい子供だった」と言ってましたが、どんな子供時代だったんでしょうね。
神戸は思いのほかいい人のようです。
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前半は、右京さんと神戸が別行動をしていて、動きも多くていい感じ~♪なんて、のほほんと見てたんですけどね~。
神戸が祐太のことを逐一、右京さんに報告してるのも、あら、いい感じ~♪なんて思ってたんですけどね~。
「何でもよくご存知で~」なんていう米沢さんの右京さんへの突っ込みに大笑いしてたんですけどね~。
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最後は、思わぬ深い話にボロボロ泣かされました。
物事を真正面からとらえ、描ききったからこそ、この感動があるんだと思います。
とてもいい回でした。脚本家さん、すごいです。
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最後にちょっと。
襖から神戸、イタミン、芹沢がドドーンと登場するシーン。
ちょっと、時代劇みたいで楽しかったです。
「ええ、説得ナシでいきなり踏み込むのかい!」とギョッとしつつ・・・、
3人揃った立ち回りに、カッコいい~と・・・一瞬明るい気分になりました。
かなりの見せ場でしたね。(笑)
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次回の相棒も楽しみです。
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コメント
彼は大人になった、というより色々なモノを捨てた、あるいは失ってああなったのだと思います。
母親のことも、自分や妹は母にとって要らない存在、重荷のようなものだったのだと思ったのでしょうね。
投稿: あるるかん | 2011年1月27日 (木) 09時46分
こんばんわ~、あるるかんさん。
コメント、ありがとうございます。
>母親のことも、自分や妹は母にとって要らない存在、重荷のようなものだったのだと思ったのでしょうね。
それを受け入れるのは残酷なことですよね。
でも、祐太はそんな母のことも責めていない気がして。今の状況が辛ければ逃げればいいと、あとは自分がなんとかすると思ったんじゃないかなと。
優しい男の子だから。
親がわりとなって妹を守っていくという責任をしょいこんだ祐太を見て、まだ中学生なのにと見ていて切なくなりました。
投稿: とわ→あるるかんさん | 2011年1月27日 (木) 20時13分