相棒9・第3話「最後のアトリエ」
夭折した天才画家、有吉。けれど世の中にあまり知られてはいない。
22歳で亡くなった彼は、病に侵され失意のうちに最後に描いていた絵を切り裂いたという。
それが彼の唯一の逸話として伝わっていた。
その有吉の初めての個展が開かれ、その開催にあわせて本が出版されます。
夭折の天才画家が一部のマニアだけでなく、多くの人に知られようとしていました。
そんな時、個展から出版までをすべて取り仕切っていたイベント会社の社長が殺害されます。
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右京(水谷豊)と神戸(及川光博)の捜査線上に浮かびあがってくるのは、一人の年老いた画家、榊(米倉斉加年)。
彼は有吉のふるい友人で、今回の本を作るために有吉から受け取った手紙を多く提供した人物でした。
やがて、行方不明だったその絵がみつかります。
けれど切り裂かれていると思われていた絵は無傷の状態で・・・。
右京たちは混乱するばかり・・・。
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実は切り裂かれたという話は榊の提供した有吉の手紙に書かれてあるだけで。
それは榊に心配してほしいという気まぐれから有吉が書いたものでした。
けれど、手紙どおり切り裂かれていた方がよりセンセーショナルでいいと思った社長が絵を切り裂こうとし・・・。
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友人の遺作の絵を守りたい一心の榊は社長に抗議、衝動的に社長を殺したのでした。。。
「ただ、絵を見にくる人間なんていない。その背景にある物語を見にくるんだ」
社長のこの言葉は・・・よくわかりますが。
そのためには絵を切り裂こうなんて驚きの発想。
友人の遺作の絵を守りたかったという榊の気持ちはなんだかとてもよくわかりました。
同じ画家ならなおさらですよね。
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