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2010年10月 5日 (火)

龍馬伝・第40話「清風亭の対決」

馬関の戦いで勝利をおさめた龍馬(福山雅治)たちは幕府に目をつけられ今までのように外を出歩くことはできなくなってしまいます。

亀山社中の拠点である長崎でも取締りが強化され、龍馬たちとつながっている商人たちにも奉行所の取り調べが及びます。

それなのに、小曽根乾堂(本田博太郎)は亀山社中を匿うと言ってくれます。

奥の離れなら奉行所の目も届かないと。

お龍共々世話になる龍馬たち。

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幕府では慶喜(田中哲司)が15代将軍となっており、彼は今までより一層フランスの力を借りたいと申し出ます。

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また、戦が一段落した高杉(伊勢谷友介)は穏やかな療養生活を送っています。

見舞いにやってきた木戸(谷原章介)に再度、龍馬の意見を聞き入れて欲しいと頼みますが・・・。

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一方、土佐藩主、山内容堂(近藤正臣)から「密かに薩長に近づけ」との命を受けた後藤象二郎(青木崇高)が長崎にやってきます。

後藤は小曽根やお慶(余貴美子)に薩長の重役に会わせろと言いますが、そんな橋渡しはできないときっぱりと断られます。

その上、土佐藩ならなぜ坂本龍馬に頼まないのかと不思議がられもして。

後藤は弥太郎(香川照之)に龍馬を探させますが、情報は得られません。

弥太郎が引田屋でくだを巻いていると、ひょっこり龍馬が現れます。

龍馬は後藤に会うことを承諾するのでした。

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このことをさっそく亀山社中に報告する龍馬。

後藤は薩長と近づきたがっている。

土佐を使って大政奉還を成功させる絶好の機会がやってきた。

昔の事を根にもつような男か、日本の将来を考えることができる男かわしがこの目で見定めると。

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慶応3年1月12日。清風亭会談が行われます。

会談の席には、少しでも場が和むようにと弥太郎に呼ばれたお元(蒼井優)の姿が。

周囲には土佐藩士や亀山社中の面々が、会談の流れ次第では相手を斬り殺そうと身構えています。

そして、龍馬と後藤の会談が始まります。

歯向かえば命はないと力づくで言うことを聞かせようとする後藤に龍馬はビクともしません。

土佐藩のために必死に働いた土佐勤王党の武市や以蔵は殺した。

今更土佐藩のために働くことなど・・・。

龍馬は後藤を説得し始めます。

幕府の時代はもう終わる。今こそ大政奉還をする絶好の機会だと。

後藤は目を丸くします。

徳川が政権を手放すはずがない。まして大殿が徳川を裏切るわけがないと。

土佐が大恩ある幕府を裏切るのは天地がひっくり返ってもないことと。

龍馬は、だからこそそれをやれば幕府にとって最高の痛手になると言います。

薩長に土佐が加われば、強力な援軍になる。

そうなれば大政奉還を迫る絶好の機会がやってくる。

「薩長に近づきたいならがっちりと手を組むべき。

それこそが大殿の望んでいることでしょう。

これほどまで言うて気にいらんと言われるなら、土佐藩も後藤さまも、とんでもない大馬鹿ものじゃ」

土佐藩士と亀山社中の面々が座敷になだれ込んできます。

まさに一触即発の中・・・。

「まっこと恐れを知らん男じゃな。おまえは。

わかった。おんしの話に乗ろう。

けんど条件がある。

亀山社中は土佐藩のもとに入れ」と後藤。

「土佐藩と同等の立場でいいなら」と龍馬。

「土佐が日本の要になると約束しいや」

龍馬と後藤はがっちりと握手します。

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土佐の上士と下士が初めて手を結んだ瞬間でした。

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ようやく、龍馬はお龍(真木よう子)のもとへ帰ってきます。

お龍に膝枕をしてもらって龍馬は穏やかでうれしそうな笑顔を見せます。

「お龍、わしはこれから才谷梅太郎と名乗ろうと思う・・・」

お龍の笑顔がふと曇ります。

夫は名前を偽らないといけないくらい幕府から狙われているのか・・・。

龍馬はお龍の気持ちを察し、その手を握り安心させようと笑ってみせます。

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お龍はしきりに新しい名前を変だと文句を言います。

そのすねたような口調に龍馬はくすくすと笑い続けるのでした。

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なんだか土佐藩はおいしいとこ取りですね。

まあ、その下心をも龍馬は大政奉還を実現するために利用しようとしてるわけですけど。

武市を殺したのに~いまさらというセリフがあってよかったな。

それと土佐藩の下では働かない、対等にっていうのも。

これがないとねえ~、おいしいとこ取りですよね。

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ほんと龍馬と後藤の会談は迫力満点で良かったです。

龍馬がどう言って後藤を味方に引き込むのか、どういう考えをもっているのか聞き入りました。

龍馬はすごい交渉人です。さすがに目の付け所が他の人と違います。

ただ、後藤が憎々しすぎて。どうも好きになれない・・・。(笑)

もうちょっとギラギラ感が取れるといいんだけれど。

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弥太郎も今回はいいところを見せました。

龍馬の評判がよくてギリギリと悔しがるばかりじゃなく、本人を目の前にするとやはり友達としての気遣いを見せてくれる。

お元を会談に同席させたのには、弥太郎のポイントがUPしました。

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さて、龍馬が亡くなるまであと10ヶ月らしいです。

これから毎回、カウントダウンするのかしら・・・。

誰だってその時が来るまで、自分の死期はわからないもんなんですけどね・・・。

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コメント

こんにちわ
象二郎やその上の容堂の目論見まで分かってしまう洞察力。
亀山社中を土佐藩に対等の立場で入れさせた交渉力。
龍馬という男は、底知れぬ力を持った男ですね。

投稿: 太郎 | 2010年10月 9日 (土) 11時31分

こんばんわ~。太郎さん!
コメントありがとうございます。

龍馬の洞察力と交渉力、素晴らしいですよね。

ドラマを見ながら、こういうことが後世に名を
残した理由なんだな~と感じています。

また、よろしかったら、訪問してくださいね!

投稿: とわ@きなこ庵 | 2010年10月 9日 (土) 21時58分

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