龍馬伝・第42話「いろは丸事件」
海援隊のいろは丸が瀬戸内海で紀州藩の明光丸に激突されます。
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龍馬(福山雅治)ら乗組員たちは明光丸に乗り移り命拾いをしますが、船は積荷もろとも瀬戸の海に。。
過失を犯した紀州藩は1000両の見舞金を払い終わらせようとします。
しかし、龍馬ら海援隊は当然納得せず、衝突の原因を明らかにし賠償金を決めていただくと訴えます。
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いろは丸の沈没を知った土佐商会の弥太郎(香川照之)は頭を抱えます。
船代30000両、積荷の13000両の損害・・・。
徳川御三家の紀州藩が相手ではどうすることもできないと。
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長崎に戻って、後藤(青木崇高)に船の沈没について頭を下げる龍馬。
ぶつかってきたのは明光丸で、金は全額紀州に払ってもらうと言います。
これは日本で最初の蒸気船の事故。
今後同じような事故が起これば、必ず最初のこの事故が引き合いに出される。
この交渉に負ければ、力の弱い土佐が引き下がったのだと思われる。
土佐がそう思われてもいいのかと龍馬は後藤に説得します。
後藤は幕府を相手にする覚悟を決め、龍馬と弥太郎に必ず交渉に勝て、できないときは二人とも腹を切れと言い放ちます。
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1度目の談判が始まります。
弥太郎は紀州藩に83000両の弁償を求めます。
紀州藩は「脱藩藩士どもが何を言う」とまったく相手にしません。
龍馬はくじけそうな仲間を励まします。
これは土佐と幕府の衝突。
この談判の行方に諸藩が息をひそめてみつめている。
こちらが勝てばアッパレと評価され、流れが変わる。わしは負け戦はせんと。
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龍馬はこっそり、お元に歌を流行らせてほしいと頼みます。
すぐに、海援隊の肩を持ち、紀州藩を笑いものにする歌が街中に流行。
それを聞いた紀州藩士たちは名誉挽回とばかりに2度目の談判を申し込んできます。
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そこには紀州藩勘定奉行も同席。
決着がつかないのなら幕府の判断を仰ごうと言い出します。
幕府を持ち出されて、土佐が泣き寝入りの予感・・・。
龍馬は船同士の事故は世界共通の航海法にのっとって裁きを決めようと提案します。
勘定奉行はあっさりとそれを受け入れます。
裁きを下せる者など日本にはいないと踏んだ上での発言でした。
けれど、そこへ後藤がイギリス海軍提督を連れてきます。
彼の裁定で結局、紀州藩は83000両を払うことで決着することに。
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実際の損害より40000両は上乗せし、要求した弥太郎。
海援隊の面々に称えられて、してやったりの笑顔です。
この出来事で海援隊の名声は日本国中に響き渡ります。
長崎での動きを知った土佐藩主、山内容堂(近藤正臣)はようやく動き出しそうです。
お酒を飲んでる場合じゃなくなっているようです。
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今回も緊迫感があってよかったです。
ほんとに龍馬の交渉術はすごい。
歌を流行らせる作戦と、航海法を出してくる作戦。
この両方で責められる龍馬ってすごいですわ。
龍馬と弥太郎、はじめて力をあわせて勝ち取りましたね。
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幕府と真っ向勝負する後藤の覚悟もよく伝わりました。
な~んかポイントがあがってきましたね。(笑)
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その土佐の動きを知った木戸は容堂がどう動くかを伺っています。
ほんとに息をひそめてどの藩も他藩の動きを探っているのが見てとれました。
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容堂候がとうとう動き出します。
手にした杯のお酒を手紙に垂らし、飲んでる場合じゃないと思っている彼の心境に思わず笑ってしまいました。
武市の拷問のころから、飲みっぱなしでしたもんね~~。
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最後のお元と龍馬のシーン。
風が強すぎでしたね。(笑)
お元なんて立っているのかやっとって感じ。
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龍馬は力になってくれたお元にお礼を言うんですが。
お元は龍馬に期待してるんですね。すごく。
「お元、おまんがこの日本から逃げ出して
異国に行きたいちゅうたときには、おこがましいかもしれんけんど、
わしはおまんを助けてやりたいと思うたがぜよ・・・泣きなや」
龍馬に優しい言葉をかけてもらって、泣き出すお元がかわいい。
そのお元の涙を龍馬は自分の着物の袖で拭いてあげるんですね。
さりげないけれど、心が通う素敵なシーンです。
ちょっと袖が風ではらんで惜しかったですけど・・・。
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お龍が見ていたら、絶対に妬いちゃいますね(笑)
あの優しい言葉・・・モテるはずですわ。龍馬。
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さて、龍馬の周囲は血生臭くなってきました。
龍馬を殺したいと思うようになる相手が増えてきました・・・。
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