慶応2年1866年3月10日。
龍馬(福山雅治)はお龍(真木よう子)とともに薩摩に到着。3ヶ月、傷を癒すために薩摩で過ごします。
ついに世の中が動き出したのに、こんなところに隠れていないといけないなんて歯がゆくて仕方ない様子。
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やがて、薩摩の霧島山でやりたいことがあると頂上を目指して登り始める龍馬。
男装してこっそり後をついてきたお龍に声をかけられ、仕方なく同行させることに。
「いい眺めじゃのう。
なあ、お龍。
この山には伝説があるそうじゃ。
ニニギノミコトがこの日本国を治めるためにこの霧島にご光臨され、この山の頂に鉾を突き刺された。
それが天逆鉾いうて今の残っちゅうそうじゃ。
わしはこの目でそれを見てみたい」
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頂上に着くと、目当ての天逆鉾にあり、それを引き抜きます。
「わしはのう。あの世を見て来たがじゃ。
坂本龍馬ちゅう人間はいっぺん死んでまたこの世に生まれて来たがじゃ。
わしゃ、なんっちゃあ~こわいもんはないぜよ。
日本はこんまい島国ぜよ。
ほとんどすべてのもんは世界のことなんかなんちゃあ、わかっちょらん。
けんど、時代はもう変わってしもうた。
今こそ誰かが、この国の行く道を見定め、声に出してそれを伝え、
自らが行動し、動かしていかんといかんき。
これがわしの決意の証ぜよ」
引き抜いた天逆鉾を元に戻す龍馬。
龍馬はそれで自らが日本を引っ張っていくと決意を新たにします。
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土佐では・・・、
後藤象二郎(青木崇高)が弥太郎(香川照之)を呼びつけています。
象二郎は長崎で異国相手に商売をしろと命じ、通訳としてジョン万次郎(トータス松本)をつけてくれます。
土佐藩の商売を一手に自分が手がけることができる・・・弥太郎は喜びに震えます。
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また、長崎では・・・、
亀山社中の池内蔵太(桐谷健太)の乗ったワイルウェフ号が難破。
内蔵太は命を落とします。
お元(蒼井優)に求婚した矢先のことで、彼女も涙に暮れますが、龍馬たち亀山社中の面々も仲間の死に嘆き悲しみます。
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慶応2年1866年6月7日。
幕府はとうとう長州に攻め入ります。第二次長幕戦争。
長州勢4千。幕府軍15万。
今まさに長州では木戸(谷原章介)や高杉(伊勢谷友介)が勝ち目の少ない戦に立ち向かっている状況。
龍馬は長州のために薩摩に援軍を送ってくれと頼みますが、兵を出すときは幕府を討つ時だけと薩摩は動こうとはしません。
西郷(高橋克実)も幕府と戦をしないで日本を変えるなんて無理な話と受け付けません。
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「こんなことをしたら日本中は戦場になってしまう・・・」
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龍馬は激しい危機感の中で意を決します。
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「わしら、亀山社中は長州と共に幕府との戦に加わる!」
「わしらはケンカはせんと日本を変えるんじゃなかったのか?」
志を曲げるのかという仲間に。
「戦はもう始まってしもうたがじゃ。
今わしらが立ち上がらんとこの国はのうなってしまうがじゃ!
わしらは長州のためでも薩摩のためでもなく、
日本人としてこの国のタメに戦うがじゃ!」
龍馬はひとりひとりの目を見て説得します。
「わしらは舞台から降りるわけにはいかんがじゃき!」
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お龍が見送る中、龍馬はブーツを履き、ピストルを懐にいれ出かけていきます。
「龍馬さん。しっかりがんばってきておくれやす。
うちの旦那さんは自分が日本を引っ張ると霧島の天辺で誓うたんやから」
お龍の言葉に振り返り、龍馬はニッコリ微笑みます。
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「行ってくるき」
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来週が楽しみです。いよいよ最終章突入!
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でもね、このお龍さん、幸せなのかな。
なかなか夫婦のほのぼのしたシーンがないですね。
まあ、そういうシーンがない方がこちらは切なくなくていいけれど・・・。(笑)
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最後の龍馬伝紀行でも紹介されていましたが、高千穂連峰の頂上にはほんとに天逆鉾が刺してあるんですね。
手で触れることはできないみたいですが。
龍馬にこんなエピソードがあるなんて全然知らなかったのでちょっと感激しました。
なんだかここも観光客が多くなりそう。
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しかし、長州も薩摩も龍馬も高杉も木戸も、「骨」がありますよね。
気骨があるというか。
こんな人物たちが日本を支えてきたんだと思うと胸が熱くなります。
今はちゃんとした方向性も、知恵もない気がする・・・。
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弥太郎はようやく表舞台に出てきそうですね。
弥太郎って・・・最後までかなり汚い格好のままなんですね・・・。
これはあんまりな待遇・・・。(笑)
潔癖な私には毎回、弥太郎を見るのってちょっと努力が必要なんですよね(ボソ・・・)。。。
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次回からはいよいよ最終章。
もっと動乱の時代に入ってきそうです。
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ところで、このブログの過去ログに龍馬が薩摩で訪れたという犬飼滝(いぬかいのたき)の記事を載せています。
関西MBSの番組「ちちんぷいぷい」で犬飼滝が紹介されたときのレポートです。
番組内でされた龍馬についての解説も文章に起こしてありますので興味のある方はどうぞ!
http://yamabuki-iro.cocolog-nifty.com/touko/2007/08/post_6b0f.html
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