« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »

2010年8月に作成された記事

2010年8月24日 (火)

龍馬伝・第34話「侍、長次郎」

龍馬(福山雅治)たちは調達した船と銃を長州へと運びます。

高杉(伊勢谷友介)は感激してくれますが、桂(谷原章介)はどこか暗い表情。

高杉によると、長州には薩摩に借りをつくったことを批判する人もいて桂は板挟みになっているとか。

.

そんな中、船の名義が薩摩であることや薩摩藩と亀山社中が船を自由に使えるという契約が長州側で問題となります。

これは商談を任されていた長次郎(大泉洋)が亀山社中のやりくりのために自由に動かせる船が欲しくてしたことでした。

その上、長州の井上聞多(加藤虎ノ介)らも了承済み。

意外な展開に驚く長次郎を説き伏せ、龍馬は桂らの抗議を受け入れ船をすべて長州のものとします。

龍馬より先に長崎に戻った長次郎はこのことで亀山社中の面々から責められます。

そんな長次郎にグラバーはお金を渡します。長州藩からの謝礼金で井上が用意したものでした。

受け取れないと断る長次郎に、グラバーはそのお金でイギリスへ留学しては?と勧めます。

そして長次郎はついに密航を決心します。

.

けれど、密航の夜、海は荒れ出港は叶わず・・・。

.

この密航の件を聞きつけた奉行所はすぐに亀山社中に調べにやってきます。

亀山社中の面々は長次郎がいないことから彼が密航者だと気付き、探し始めます。

小曽根乾堂の屋敷に身を隠していた長次郎は亀山社中に密航の疑いがかかっていることを知り、「えらいことをしてしもうた」と泣き崩れます。

そして、ある決心を・・・。

.

一方、長州ではようやく桂の心が決まり、京の薩摩藩邸の西郷(高橋克実)を会いにいくことになります。

それに同行することになった龍馬に、「長州の恩人になったということは他に多くの敵を作ったということ」と高杉は護身のためにピストルを贈ってくれます。。

.

京へと出発しようというその時。

龍馬のところに亀山社中から手紙が届きます。

それを読んだ龍馬は長崎にとんぼ返りします。

しかし時はすでに遅く・・・、長次郎は切腹した後・・・。

龍馬はあまりのことに嘆き悲しみます。

.

奉行所は長次郎が亡くなった後も密航の取調べを続行。

けれど、事情を聞かれたグラバーも小曽根乾堂も一切話そうとはしません。

龍馬も「長次郎は侍ですき。侍がわけあって腹を切ったがです。

それをあれこれ詮索することは無用でございますき」と一切答えようとしないのでした。

.

料亭にやってきた龍馬はお元(蒼井優)を呼びます。

「・・・おまんの言うとおりじゃった。

わしはおめでたい人間じゃった。

わしはそれを思い知ったぜよ・・・」

.

龍馬はお元に踊ってほしいと頼みます。

お元は龍馬の隣りに置かれた一組のお膳に目をやります。

「あのう・・・もう一人のお方は?」

「おまんと同じように異国に行きたいと夢見た男じゃった・・・」

お元はそれ以上は何も聞かず、踊り始めます。

龍馬は懐から長次郎の写真を出し、そっとお膳に置きます。

お元が舞う中、長次郎の杯にお酒を注ぐ龍馬。

大仕事をした長次郎の労をねぎらって、龍馬は乾杯しようと自分の杯を差し出します。

「約束どおり今夜はおまんと二人で飲むがぜよ・・・」

その目からははらはらと涙が零れ落ちます。

.

.

長次郎があっけなく死んでしまいました。

切腹するに至るまでの経緯が省略されすぎていて、どうしてそこまで追い込まれたのかよくわからなかったです・・・。

前回と今回、2話分が長次郎の話にはなってますが、もうちょっといろいろ描いてほしかったです。。。

そんな中でも、長次郎の遺体を前にして「長次郎、おまんは何をしゆう・・・」という呆然とする龍馬には泣かされました。

その後の、亡き長次郎と杯を交わす龍馬にも。

別れのシーンとしてとても素晴らしかったです。

泣きながら飲むお酒は体中に沁みますね。

男の人はよくこういう弔い方をしますよね。

哀しみが降り積もっていくように夜が過ぎていき、時折、愉快な思い出に微笑んで。

離れて見守っていると、その背中は雄弁で。

.

お元も踊りながら、いろんなことを感じていたんでしょうね。

.

.

★ランキングに参加しています。よろしくです。

人気ブログランキングへ

.

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ

にほんブログ村

.

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2010年8月21日 (土)

龍馬伝・第33話「亀山社中の大仕事」

約束を反故にした詫びに薩摩が軍艦と銃を購入して長州に贈りたい。

その話を龍馬(福山雅治)から聞いた桂(谷原章介)と高杉(伊勢谷友介)は承諾します。

仲介を任された龍馬はさっそく長崎に戻り、軍艦と銃をグラマーから購入しようとします。

けれど、グラバー(ティム)はお金の出所がわからないと商談を渋ります。

桂や高杉の名前を出せない龍馬たち亀山社中の面々は途方にくれますが・・・。

.

龍馬は再びグラバーと内密に話す機会を得ます。

けれど、商売の匂いを嗅ぎつけた大浦慶(余貴美子)もそこに強引に加わってしまいます。

「風向きをよまんといかん。それによっては金の流れは変わってしまう」

龍馬は二人を相手に洗いざらい話してしまいます。

薩摩の名義で軍艦と銃を購入するだけでほんとの代金は長州が払う・・・。

つまり薩摩と長州が手を組んで幕府と戦うための準備なのだと。

成功すれば日本を守ることになると力説する龍馬に二人は仰天するばかり。

いち早く、その話をおもしろがって取引しようと言ってくれたのは大浦慶でした。

それを聞いたグラバーは儲け話を逃してはと取引を即効で承知してくれます。

.

どうやらお慶さんはそれとなく龍馬の力になってくれたようです。

.

グラバーは聞きます。

「ひとつだけ聞きたい。君たちの取り分はいくらだ?」

龍馬は鼻で笑います。

「そんなものはない。私心があっては志とはいわんけんのう」

.

まことに気持ちがいい。。。

私心なしでは誰も動かない、そんな現代にあって新鮮に響く言葉です~。

.

龍馬は約束だけを取り付け、あとは亀山社中の長次郎(大泉洋)と惣之丞(要潤)に任せます。

長州からはイギリスに留学していた経験のある伊藤俊輔(尾上寛之)と井上聞多(加藤虎ノ介)が派遣され、4人対グラバーの商談が進んでいきます。

ここでは元々商売人であった長次郎が大活躍。

軍艦や銃の最新のものにと指示し、時にはしぶとく値切り・・・。グラバーと対等にやりあいます。

.

グラバーは20年も前の船を売りつけようとしてましたね~!

ひどいわあ~~。ひどい!

龍馬らは取り分なしだって言ってるのに、自分は古い船を売りつけて差額を儲けようなんて。

でも、さすがに海軍操練所での勉強が活きていて二人の目利きは素晴らしい~♪

軍艦の性能をちゃんとチェックして指摘してましたね。

グラバーは目を剥いていました。(笑)

長次郎がこの自分の仕事を誇りに思い、大坂の妻子に報告した手紙にはちょっとうるっときました。

.

グラバーと長次郎たちの商談を廊下で聞いて満足気な龍馬。

そんな龍馬の前にお元(蒼井優)が現れます。

「お部屋にいるのは長州のお侍さまですね」

幕府に情報を売るため、グラバー邸や料亭などに探りをいれていたお元。

龍馬らの動きも掴んでいました。

今、幕府に知られてはすべてが水の泡・・・どうしたものかと思案する龍馬をお元は小部屋へと誘います。

そして、取引を持ちかけます。

自分の秘密を黙っていてくれるなら、このことを幕府に話さないと。

お元はグラバー邸で十字架にこっそりお祈りをしているところを龍馬に目撃されていました。

隠れキリシタンだと表沙汰にされては重罪になってしまいます。

美しく売れっ子の芸者なのに、なぜ幕府の隠密などする?と聞く龍馬に、お元は早くお金を貯めてこの国から逃げ出したいと泣いて訴えます。

「お元、わしはのう、この国を変えようと思うちゅうがよ。

おまんが逃げ出したい思う世の中はのうなるぜよ」

「・・・おめでたいお方・・・」

龍馬に取引を承知させたお元は寂しげな表情を浮かべ立ち去ります。

.

浜辺に寝そべって、空に手をのばす龍馬。

言葉だけでなく行動してたぐり寄せてきたひとつ目の大仕事。

それはようやく形になりそうで・・・けれどまだまだ夢の途中のようです。

.

.

軍艦と銃の調達はできました。

次は運ばねば。

亀山社中の長次郎と惣之丞の大活躍、見ているこちらまでうれしくなちゃいました。

.

.

★ランキングに参加しています。よろしくです。

人気ブログランキングへ

.

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ

にほんブログ村

.

| | コメント (0) | トラックバック (4)

2010年8月15日 (日)

週刊きなこ庵7-8月編26-15日

真夏ですね~。

上空の青い空と白い入道雲の美しさに見惚れて毎日を過ごしています。

美しすぎて見れば見るほど心が癒されていく気がしています。

.

夏ドラマ、見られているものもあれば、見逃したものもあり・・・。

録画だめしてるものもあり・・・。

でももう今からレビューを再開するのは難しいので、

夏ドラマのレビューはお休みさせてもらいます。

.

ただ、通年レビューとなる龍馬伝だけは続けていきたいと思っています。

他に、週刊きなこ庵など、きままに記事をアップしていきたいと思います。

.

図書館で本を借りてきて読んでいますので、それも紹介したいです。

.

.

スローテンポで記事をアップしていきますので、

またのご訪問お待ちしております。。。

.

.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年8月14日 (土)

龍馬伝・第32話「狙われた龍馬」

龍馬(福山雅治)と中岡(上川隆也)は京の薩摩藩邸に西郷(高橋克実)を訪ねます。

なぜ、長州と手を結ぶという約束を反故にしたのか、聞きたいことはそれだけでしたが、西郷は会ってくれません。

.

京では幕府から命を狙われている二人。

龍馬はひとまず中岡と別れ、寺田屋へとやってきます。

寺田屋ではちょうど、新撰組の近藤(原田泰造)がお龍(真木よう子)に酒の相手をさせているところ。

近藤がお龍目当てにやってきているのを知った龍馬は部屋へ乱入。薩摩の西郷の遠縁を名乗り油断させ泥酔させてしまいます。

亀弥太を殺した相手だけに仇を取りたい龍馬の気持ちは乱れますが・・・。

.

長州には、銃を手に入れることができないままの高杉が戻ります。

幕府は長州を討つ準備を着々と進行中。

.

寺田屋では龍馬と重太郎(渡辺いっけい)が再会します。

重太郎は開口一番、「江戸へ戻ってほしい。佐那のもとに戻って欲しい」と頼みますが・・・。

龍馬は「やらないといけないことがある」ときっぱり断ります。

その様子を陰から見ていたお龍はホッと胸をなでおろすのでした。

.

その夜、目を覚ました近藤が、重太郎と共に寝入っている龍馬に襲い掛かります。

龍馬のかわりに受けて立つ重太郎。

龍馬の身を案じて部屋に飛び込んでくるお龍。

二人に守られた龍馬を前にして、近藤は退散していきます。

「わしのようなもんは、いつ誰に狙われているのかわからんきに」とぽつりと言う龍馬。

重太郎は、日本のために奔走し幕府から命を狙われている龍馬の現状を知り、何も告げず江戸へと帰って行きます。

「断られるのはわかっていた。妹ではなく、僕があきらめきれんかっただけだから」と女将らに言い残して。

.

重太郎・・・どうしてまた登場?

お龍に自分の気持ちを自覚させるために佐那というライバルをちらつかせたの?

でも、ほんとにいい兄ですよね。

妹の想いを叶えさせてやりたいと、何度も何度も龍馬に頼んで。

兄妹だからここまでしてくれるんでしょうね。

佐那はほんとにいいお兄さんを持ってますね。うらやましい。

.

龍馬と中岡は西郷から使いが来て、会いに出かけていきます。

西郷は深く頭をさげ謝罪し、船に幕府の隠密が忍び込んでいたことを話します。

長州の信頼を失ってしまい、もう手を組むことはできないという西郷に、龍馬は奇策を思いつきます。

「手土産を持っていくっていうがはどうぜよ」

龍馬は武器が不足している長州に軍艦と銃を贈れと提案するのでした。

「幕府には薩摩の長州攻めに欠かせん武器だというたらええ。

長州にこっそり武器を運ぶのは亀山社中がやりますき。

もう言葉だけじゃ、長州は信用してくれん。

薩摩の覚悟をしめさんといかんぜよ」

「・・・それをやってしもうたら、幕府に戦を仕掛けているのと同じこと」

西郷はその後戻りのできない申し出にのってくれるのでした。

.

.

おもしろいですね。

盛りだくさんの45分でした。

薩摩は長州と手を組もうとしていますが、どちらの選択もできるわけで、先を見る力があるからこその英断なんですよね。

西郷さんってすごい人です。

龍馬に「おまんはなんの後ろ盾もない脱藩藩士じゃないか~」と2部で2度も言っているのに、結局は龍馬の考えで大きな決断をしてくれるんですから。

今回の手土産もびっくりの提案なはずなのに、ニヘラ~と笑いながら承知してましたからね。(笑)

懐が深い人です。。。

.

それと、龍馬とお龍の仲が一歩前進。

重太郎が帰った後のほのぼのとした二人。(笑)

ただ、見ているこちらがお龍を好きになれる何かが欲しいなぁ~。

個性があんまり描かれてない気がして。

今回だとお元の方が魅力的だし・・・。

まあ、いいや。

次回も楽しみしています。

.

.

★ランキングに参加しています。よろしくです。

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村

.

| | コメント (0) | トラックバック (1)

龍馬伝・第31話「西郷はまだか」

龍馬(福山雅治)は自分たちを「亀山社中」と名づけます。

.

龍馬の説得で西郷(高橋克実)は長州と手を結んでもいいと承諾します。

けれど、それはまったくの内密の話。

これから薩摩に戻って殿様の了解を取ると、西郷は薩摩へと帰っていきます。

.

西郷の決意を聞いた龍馬は陸奥陽之助(平岡祐太)と共に大宰府の高杉晋作(伊勢谷友介)に会いにいきます。

さっそく長州側を説得するつもりでしたが、高杉はおらず・・・。

そこには、都を追われ幽閉されてままの三条実美(池内万作)ら攘夷派の公家たちがいて。

その彼らの警護をしている土佐勤王党の仲間だった中岡慎太郎(上川隆也)と再会します。

中岡は、薩摩と長州を組ませ新しい世の中を作りたいという龍馬の考えに感激します。

中岡も強い志を持った長州を助けようと尽力していたようで、自分が西郷をこの下関まで連れてくると、薩摩に向かってくれます。

また、三条実美も龍馬の考えを支持するという手紙を桂小五郎宛に書いてくれます。

.

龍馬と陸奥はそれを携えて、さっそく下関の桂小五郎(谷原章介)のもとへ。

薩摩が手を組んでも言いと言っている・・・その言葉に桂は驚きます。

文書などでの裏づけがないかわりに三条実美の手紙を見せる龍馬。

桂は龍馬を信じて西郷を待とうといってくれます。

.

一方、薩摩藩では。

殿様を説得中の西郷。

ようやくその訴えは聞き入れられ、別室で待機していた中岡は大喜び。

西郷らを乗せた船は一路、長州のいる下関を目指しますが・・・。

.

途中、幕府の隠密が船に忍び込んで探りを入れていることが、発覚。

西郷は幕府に自分たちの動きを知られるのを恐れ、下関を目指すことを断念。

そのまま、京へと向かってしまうのでした。

.

その方針転換の理由を知らされないまま、中岡は一人で下関にやってきます。

西郷がやってこないことに、桂をはじめ長州の多くの人々が失望します。

もちろん、龍馬や陸奥も・・・。

.

.

どうして西郷は中岡に説明しないんでしょうね。

西郷どん。。。

ここで長州に誤解されないように事情をはなしておいた方がいいのに・・・。

.

それに船にいた隠密は海に飛び込んだのかな。。。

.

さて、今回から中岡慎太郎が登場。

武市が亡くなって、龍馬が積極的に動き始めたら、そこにはまたまた盟友の出現。

.

3部になってから迫力満点。

45分があっという間に過ぎてしまいます。

.

.

★ランキングに参加しています。よろしくです。

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村

.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »