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2010年6月21日 (月)

龍馬伝・第25回「寺田屋の母」

京から神戸へと帰る途中、龍馬(福山雅治)は伏見の寺田屋で、母にそっくりな女将、お登勢(草刈民代)と出会います。

亡き母にそっくりだと感激する龍馬に、お登勢はあきれ顔。

けれど、亡くなったご両親も見守ってくれていますよと励ましてくれます。

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そんな頃、京では・・・。

池田屋で多くの同志を殺された長州の久坂玄瑞(やべきょうすけ)たちが、もう一度、帝奪還を目指して京に攻め入ろうと計画を立てています。

攘夷の灯はまだまだ消えそうにありません。

桂(谷原章介)は早まるなと止めますが、久坂らは帝を守るための戦いだと信じて実行します。

大砲で御所を攻撃する長州軍。。。

その知らせを聞いた幕府側の慶喜(田中哲司)は嬉々として「出陣だ!」と叫びます。

長州軍を打ちのめしたのは薩摩軍でした。

この大敗により久坂は自刃します。

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【1864年(元治元年)7月、蛤御門の変】

御所、蛤御門周辺で上洛した長州軍が会津や薩摩を中心とした幕府軍と激突。

これを蛤御門の変と言います。これにより長州と薩摩の亀裂を決定付けました。

わずか1日の戦いで長州は敗北。3日間、京の都は炎に包まれ半分が焼失したと言われています。京都で「この前の大火」と言えば、この蛤御門の変のことらしいです。

{最後の龍馬伝紀行より}

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龍馬はその大騒動を知り、再び京へとやってきます。

焼け跡にたたずんでいた桂は、龍馬に薩摩への恨みと長州の再起を誓って姿を消すのでした。。。。

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その後、お龍(真木よう子)の家族を見舞う龍馬。

お龍は家族は無事だけれど、働き先の宿が焼けてしまったと言います。

侍たちの戦いの皺寄せはお龍たちのような無力な者を苦しめるだけ・・・。

龍馬はこの先、家族を抱えて途方にくれているお龍を寺田屋へ連れていきます。

そして、お登勢に預かって欲しいと必死で頼み込んでくれます。

いくら亡くなったお母さまに似てるとは言えそこまでは・・・と困るお登勢。

お龍も他人に頼りたくないと自分からは頼もうとはしません。

そんな二人の間に入り、兄弟や母上のことを考えて、他人に頼るときは頼らないといかんのじゃ!と、何度も頭をさげて頼んでくれる龍馬。

お登勢は渋々ながら、空き家を探してくれ、お龍を寺田屋で雇ってくれます。

寺田屋で働きだしたお龍は働き者でお登勢も喜んでくれます。

龍馬はお龍に笑顔の作り方も教え、「客商売やからな、愛想ようしいや」と言い、安心して帰っていきます。

その後ろ姿を淋しそうにみつめるお龍でした・・・。

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幕府では・・・。

慶喜がこの際、長州を徹底的に叩いておこうと言い出します。

それを聞いた勝(武田鉄矢)は止めに入ります。

異国に向かわねばならない時に内輪で戦をしているべきでないと懸命に説得しますが・・・。

思わぬ火の粉がふりかかってしまいます・・・。

勝を忌々しいと思っていた慶喜は池田屋に勝塾の者がいたことを持ち出し、責任を取らせることに・・・。

勝は軍艦奉行を解かれ、江戸で蟄居を命じられます。

それにより神戸海軍操練所も閉鎖となってしまいます。

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そのことを聞いた龍馬ら塾生は激しく憤ります。

「ここが閉鎖になったら・・・、

異国から日本を守るための海軍がなくなったら・・・、どうなるんですか?」

必死の形相で勝にたずねますが・・・。

「俺だって悔しいよ。ものが歪んでみえらあな!」

自分に力がないばかりにとみんなに土下座して謝る勝・・・。

塾生は絶望にうなだれるばかりです・・・。

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塾生たちが去り、ガランとした海軍操練所に龍馬がひとり。。。

「わしの夢やった日本の海軍がのうなってしもうた・・・」

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勝塾編が終わり、次回からは龍馬も大きく動きそうですね。。。

1日の戦いで終わり、都の半分が焼失ってすごいですね。

この前の大火と言えば、1864年のことって・・・京都はすごいですわ~。

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しかし、龍馬は京、伏見、神戸とウロウロしてばかりですね・・・。

10歳ちょっとで母親を亡くしていると、母への思い入れも人より強いんだろうなあ~とお登勢に甘えてる様子をみて思いました。

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また、困っている他人にお金を分け、自分や知り合いが困っている時には他人に甘える。

このお互いさまの精神は今はもうないですね。

でも龍馬は子供のころからそう。これが龍馬の真髄でなんでしょうね。

ほんとに器の大きな人なんですね。

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驚いたのは、お龍がすでに龍馬に恋をしてること。

もう出てきた初めから、目が違う。好きな人を見る目でしたね。

やはり前回のゴボウのやりとりの時からかしら・・・。(笑)

「今度はいつ来られます?」なんて、かわいくなる時はかわいくなるお龍です~。

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あとは武市のことですね。

拷問に苦しんでいる以蔵を見兼ねた弥太郎が武市に泣き言を言いにやってくると。

武市はひそかに弥太郎に毒饅頭を渡そうとします。

いっそひと思いに死ねるように以蔵に食べさせてほしいと言って・・・。

弥太郎の驚愕の表情がひどかった・・・いや、すごかった。。。。(笑)

でも、私もビックリしました。

あれでは、自分たちの保身のために以蔵に死んでくれと言ってるようなもので、ひどい拷問を受けても口を割らずがんばっている以蔵が哀れでした。

武市、前回とは違う人みたい。

それだけ武市も異常な状態の中でまいってるということなんでしょうか。

この結末は次回。

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