龍馬伝・第21話「故郷の友よ」
土佐で平井(宮迫博之)が切腹させられ、今度は武市(大森南朋)ではないかと心配する龍馬(福山雅治)。
そんな龍馬に勝(武田鉄也)は「今は余計なことを考える暇はない」と言い聞かせますが・・・。
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勝は朝廷で起こっていることを龍馬に話します。
「攘夷、攘夷と世の中が騒いだのは帝のまわりに長州ら攘夷派だったからだ。
ところが、今や攘夷をよしとしない薩摩が乗り込んできて、帝がどちらの意見を採用するかを待っている状態だ」と。
やがて、帝は異国との戦は望んでいなかったと薩摩を選び、朝廷の攘夷派は失脚します。
文久3年8月18日。
御所に1千の長州兵が押し寄せ、それを迎え撃つ薩摩ほか6千の兵とにらみ合いに。
その中には桂小五郎(谷原章介)や久坂玄瑞(やべきょうすけ)の姿も。
三条実美(池内万作)ら攘夷派の公家たちは追放され長州へ向かうことになります。
《八月一八日の政変》
これより、薩摩と長州は互いに憎み、殺しあう関係になっていくとか。
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その動きに従うように、土佐の容堂(近藤正臣)は勤王党のものたちに、ただちに帰国しろという命令を出します。
そして、実際、京都にいた勤王党の者たちは土佐に戻っていきます。
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幕府でも、勝に勝塾には攘夷派だったものが多いから、今のうちに追放した方がいいのでは?とアドバイスする者がおり・・・。
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勝はさっそく、勝塾の者たちを呼び寄せて言います。
「土佐に帰れと言われても帰るな!今、帰ったらろくなことにはならない。
おまえたちは今、日本のために海軍をつくろうとしてる。
藩のためじゃねえんだ!帰るな!今は負けるが勝ちである!」
動揺する塾生たちを守ろうと必死な勝です。。。
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それを受け、長次郎(大泉洋)は土佐には帰らないと言いますが・・・。
幼なじみが心配な龍馬は再び勝のもとに出向き、以蔵(佐藤健)を探させてくれだとか、武市を助けるために土佐に戻らせてほしいなどと願い出ます。
「土佐に帰って何ができる?武市に土佐から逃げ出せというのか?
容堂に命乞いさせるのか?
武市はもう覚悟してる。
わしはおまえさんを日本のために働いてもらうために弟子にした。
かわいい弟子をここで殺されてたまるか!」
龍馬は勝の胸に顔をうずめて泣きます。。。
龍馬の苦しい胸のうちを思いやり、懸命に慰める勝でした。
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「土佐勤王党は容堂候のために、命を捨てでも異国を叩きつぶすがじゃあ!」
土佐では勤王党を集め、士気を高めようとする武市。
すでに平井は理不尽に切腹させられ、武市自身も容堂への忠誠など薄れてしまっているというのに・・・。
武市は妻の冨(奥貫薫)にだけは本音を漏らします。
「いつのまにやら、なにもかも変わってしもうた・・・。
だけど、みんなには言えんぜよ。
みんな、わしを信じてついてきてくれるじゃがき。
今、わしが泣き言を言うたら、わしらはなんのために生きてきたのか。
わしはおのれの生き方を貫くことしかできんがき」
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この夫婦の会話には涙がこぼれました。
けれど、最後の最後まで容堂候のためにと言った武市は、本当に頭が固い。
自分を慕う人を道連れにしてしまうのも厭わないんですね。
なんとしても逃げろと言ってあげられてたら・・・。
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文久3年9月、武市は投獄されます。
容堂は土佐勤王党の弾圧をはじめます。
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以蔵が逃げ回っています。土佐だけでなく幕府からも追われているそう・・・。
弥太郎(香川照之)はようやく材木が売れて大喜び。
おまけは物ではなくて心で。商売のコツを知った弥太郎はこれからグングン上向きになっていくんでしょうか。
稼いだお金を見せて、喜勢(マイコ)と抱き合って喜んでました。
「お前の女房は気立てがいいと聞く。はよ子供つくりやあ~」
これは武市にも、かつて龍馬にも言われてましたね~。
喜勢の評判はいろんなところに広まっているんですね。
幸せ者です。弥太郎は。
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さて、来週はいよいよお竜が登場。
予告にちらっと出てきました。
すごくかわいいのに、ドスの利いた声にビックリ。
どうしたんだ~~い。(笑)
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