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2010年5月に作成された記事

2010年5月31日 (月)

龍馬伝・第22話「龍という女」

西洋諸国は鹿児島と下関にも港を開け、外国人の居住権利を認めろと幕府に要求します。

西洋諸国の経済的侵略を幕府はもう止めることはできなくなっています・・・。

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勝塾にいる龍馬(福山雅治)らは、土佐へ帰れという容堂(近藤正臣)の命令に背いたため、再び脱藩浪士にされてしまいます。

土佐の乙女(寺島しのぶ)からは、決して戻るなという手紙と5両が届きます。

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土佐では、容堂の勤王党の弾圧は続き・・・。

武市(大森南朋)は投獄されます。

そのそばでは、島村衛吉(山崎雄介)に対して、東洋暗殺犯を探す拷問が後藤象二郎(青木崇高)の手で行われています。

島村の悲鳴を聞きながら、武市は苦悩の表情・・・。

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新撰組に追われる以蔵(佐藤健)を匿っていたなつは、次第に怯え始め・・・以蔵はそこを出て行かざるを得なくなります。

以蔵は京の町を彷徨うことに。

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なつに以蔵を助けてと頼まれた龍馬は京に出向き、以蔵を探しはじめます。

そこで泊まった宿で、お龍(真木よう子)と出会います。

宿で客に出す食事を作って妹たちを養っていたお龍。

借金のかわりに妹たちをならず者に連れて行かれたと知り、助けに行くと大騒動に。

宿の主人が必死に止めるのを見た龍馬は、お金がないと助けにいっても無駄だろうと乙女から送られた5両を貸してくれます。

「私を買うつもりか?」と憤慨するお龍。

龍馬はそのお金の出所を説明して、「生き金にしておくれ」と渡します。

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なんだか子供の頃の龍馬を思い出しました。友達に自分のお菓子とかあげてましたよね。変わってないんだな~この人は。。。

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翌日、龍馬はとうとう以蔵を発見。

新撰組に追われていた以蔵を一度は助け、逃がしますが・・・。

ついに・・・捕らえられてしまいます。

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龍馬のお金で妹たちを無事引き取ってきたお龍は、心をこめた夕餉を出しますが。

「のどを通りそうもない」とお膳を下げてほしいと言う龍馬。

背を向け座っている龍馬の声がふいに涙に震え、お龍は驚きます。

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大事な友達がまた捕まった・・・と気落ちして泣き出す龍馬の背中を、お龍は立ち去ることもできず、じっとみつめ続けるのでした。

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以蔵がとうとう捕まってしまいました。

以蔵の最期を見るのがちょっと怖いです・・・。

逃亡の末、追い詰められた以蔵は、助けにやってきた龍馬の顔も判別できないほど怯え切ってましたね。

人を殺せば武市さんに誉めてもえた・・・武市さんのもとに戻りたいと叫ぶ以蔵はかわいそうで・・・。

そうよね・・・以蔵はその一心でやってきたのよね、としんみりしてしまいました。

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頼りのその武市も今は土佐で投獄の身・・・。

こちらもつらい展開です・・・。

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龍馬と対峙する新撰組の近藤勇。すごい迫力でしたね。

近藤を演じた原田泰造さんの目が怖いくらい迫力がありました。。。

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そして、お龍。

良かったです。しっかりした声もいいですね。

京都弁のセリフを標準語のアクセントで言い切ってる箇所がありましたが、全然気にならず・・・。

真木さんの気迫が勝ってたせいかな。(笑)

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龍馬伝での龍馬とお龍との出会い。しっかり見届けました。

こっからどんな風にロマンチックになってくるのかな。

加尾とのシーンがものすごく素敵だったので、これから期待してます!

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今回、役人に怯えて以蔵を守れなくなるなつと、妹たちを守るために包丁持って飛び出そうとするお龍。

志士と付き合うには、気の強さが必要なんだろうなあ~~~とチラと思いました。

でも龍馬のまわりには加尾、佐那、お龍と気の強い女性が揃ってますね。

恵まれてるわあ~龍馬は。

長次郎と徳はどうなんでしょうね。。。

地味に好きなカップルなんですよね。。。(笑)

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2010年5月30日 (日)

週刊きなこ庵5月編24-30日

今週はこういう映画を見ました。

「嫌われ松子の一生」

中谷美紀さん主演、中島哲也監督。

とても悲惨な映画かと避けていたんですが、そんなことはなかったです。

じっくり見られる映画でした。深く鮮やかな色彩が独特で美しいです。。。

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「アマルフィ」

織田裕二さん主演、西谷監督。

織田裕二さんって、見てる映画に引き込む人ですね。おもしろかったです。

特に前半が。後半はよくある話になったのが残念。

でも、俳優さんたちのパワーはにじみ出てましたね。映画に出ている外国の俳優さんたちも熱演。演技のしっかりできる人たちでよかったですわ。

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こんな感じ。。。ですね。

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2010年5月28日 (金)

新参者・第6話「翻訳家の友」

今回は第一発見者で峯子(原田美枝子)の親友、多美子(草刈民代)の回でした。

「私が裏切らなかったら、彼女は・・・」

峯子の遺体発見当時、上杉(泉谷しげる)にそう言っていた多美子でしたが。

その言葉の真相が明かされました。

また、多美子自身はすでにシロと判断されていますが、かわりに婚約者のコウジ・タチバナ(谷原章介)が疑われます。

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峯子殺害当日、PM6:30に峯子と会う約束をしていた多美子は、突然のコウジの電話で予定を変更します。

PM5:28 そのコウジの電話。

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電話を受け、多美子は峯子に電話をし、約束の時間を1時間あとへずらしてもらいます。

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PM6:30 銀座のティファニーで多美子はコウジに会い、婚約指輪を贈られています。

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PM7:30 多美子は峯子のマンションを訪れ、峯子の遺体を発見します。

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峯子の死亡推定時刻は、PM6:15~6:30の間。

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捜査本部は、その死の直前、PM6:10 に峯子のところにかかってきた電話を問題視していました。

その電話の主が犯人なら、電話はマンションの近くからかけられており、以前から峯子の住居を知っていた人物ということに・・・。

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また、その電話は、峯子が洋菓子屋クワトロでお菓子を選んでいた時にかかってきており、店員のみゆき(紺野まひる)はその話の内容を少し聞いていたんですね。

電話に出た峯子は会話の中で相手が公衆電話からかけていることに触れており、さらに、とても親しい間柄のようで敬語を使っていなかったと証言します。

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加賀(阿部寛)と松宮(溝端淳平)はコウジに会いに出かけていきます。

コウジはここ1,2年で注目されはじめた新進映像作家。

元々の活動の場はロンドンで、多美子と結婚し近く帰国予定だという。

話を聞くと・・・。

コウジはその前日に携帯を落としており、公衆電話を使っていたと言います。

PM6:30のティファニーでの前後はスタジオにいた・・・とアリバイも曖昧。

その上、多美子と峯子の3人で何度も食事をしており、マンションの場所も知っていると言います。

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さらに・・・。

捜査本部の調べでは。

ティファニーには最初5日に来店予約をいれ、その後13日に変更しており・・・。

それを、なぜか多美子には13日の直前の時間になって知らせていたことが判明。

結果、峯子の予定が変更されてしまい・・・。

犯人の訪問を受け入れることになってしまうことに・・・。

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多美子に予定を変更させた隙に、コウジが峯子を殺害したのではないかと、捜査本部は色めき立ちます。

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コウジが多美子との馴れ初めなど、プライベートなことを一切話したがらないために、余計に疑われることに・・・。

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沈みがちな多美子にコウジは何度もロンドンに行こうと誘います。

けれど、多美子は暗い表情のまま・・・。

「峯子は殺されてしまったのに・・・、私だけが幸せになるなんて許されない気がするの。

私がロンドンに行くことが峯子にとってどんだけ不安だったのかわからないの?」

コウジはそんな多美子の言葉に、つい本音を洩らします。

多美子の親友だからとずっと気持ちを抑えていたが、以前から多美子に頼りっきりになっていた峯子が憎かったと・・・。

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動機もありそうで、どんどん怪しくなっていくコウジ。。。

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加賀は、多美子に峯子との関係などを聞きます。

二人は学生の頃からの親友。

峯子の結婚後、一時は疎遠になったけれど、息子が中学生になる頃にはグチのような電話がかかってくるようになったとか。

「子供ができて結婚をしたけれど、私も多美子のように翻訳家の仕事をしたかったわ。

夫は妻が働くのを許さないタイプだから。結婚していて仕事をするなんて無理だわ・・・」

そんな内容。

息子がひとり立ちをすることになって、本格的に離婚を考え始めた峯子に、多美子は軽い気持ちで翻訳をするならプロになるまで自分がサポートするわよと言ってしまったそう。

離婚後の収入に不安を感じていた峯子にはそれが強力な後押しになったことは間違いなく・・・。

けれど、いざ、離婚してみると、多美子の方の事情が変わってしまった。

コウジが突然プロポーズしてくれ、ロンドンに行くことになってしまったと。

そのことで、二人は言い争い・・・。

「多美子がロンドンに行ったら私はどうやって仕事をすればいいのよ!

無責任なことを言わないでよ!

好きな人にプロポーズされたら友達との約束なんてどうでもよくなっちゃうよね」

二人の間はそれから決裂。

ひさしぶりに会うことになったのが事件の日。

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けれど、それも多美子はコウジとの約束を優先させて、会う時間を変えてしまった。

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そのことを峯子に知られたくなかった多美子は、贈られた婚約指輪をはずして、峯子のところへと向かったんですね。

峯子の殺されていた時、まさにコウジを優先させていたわけで・・・。

その上、時間を変更しなければ、峯子は犯人の訪問を受け入れなかっただろうことから、かなり後ろめたい気持ちになっていることはわかりますね。

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加賀はいろいろ調べて、再び多美子とコウジのいるマンションを訪れます。

「コウジさん、ウソをついていますね。

直前に待ち合わせ時間を変更したのは忘れていたからではなく・・・。

サプライズのためだったんでしょう?

まあ、相手に伝わらなければ、サプライズにはならないが・・・」

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コウジがなぜ時間を急に変更したのか、それは・・・。

二人が出会ったのが、1年前のちょうど4月13日、PM6:30。

夜桜見物で、でした。

コウジは1年目の記念の日時に指輪を渡そうと考えていたのでしょうと加賀に言い当てられます。

驚きながらも素直に認めるコウジ。

多美子がロンドンに行くのをためらっていたから、出会ったときの気持ちを思い出してほしかったのだと言います。

「彼女は君の親友なのに、僕達の結婚を祝福してくれなかった。

どうして友達をそこまで気にする?」

コウジの言葉に加賀が口を挟みます。

「ほんとに祝福してなかったんでしょうか?」

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そして、加賀は峯子が瀬戸物屋のマキティに頼んでいた夫婦箸を多美子に渡します。

夫婦箸には桜の模様があります。

桜は多美子とコウジの幸福のシンボル。

その箸を見た途端、多美子は峯子の気持ちがわかります。

また、あの日、多美子用に洋菓子屋で注文しようとしたのが彼女の好きそうなゼリーだったことも伝える加賀。

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多美子は、峯子が二人を心から祝福してくれていたことを知り、肩の荷がおりたような晴れ晴れとした表情に戻ります。

「事件によって心を傷つけた人がいたら、その人だって被害者だ。

そういう被害者を救い出す手立てを見つけ出すのも刑事の仕事です」

加賀は二人に言ってました。

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コウジと共にロンドンに発つ多美子は、そういえば・・・と気になったことを話してくれます。

「困ったわ。こんなことなら離婚するとき、もっとたくさんもらっておけばよかった」

峯子が困ったような表情でそう言っていたそう・・・。

それは財産分与のことだったらしいのですが・・・。

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次回はいよいよ夫の清瀬がクローズアップされるのでしょうか。。。

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峯子の殺害推定時刻は、PM6:15~30の間。

多美子が元々の約束どおり、PM6:30に峯子のマンションを訪れていたとしても、峯子はすでに殺された後じゃ・・・。

と思ったんですが、多美子がPM6:30に来る予定だったら、犯人を部屋にあげることはしなかっただろうとドラマでも言ってましたね。

なるほど~と納得。

多美子が負い目を感じるのもそれでわかりました。

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しかし、峯子にかかってきたPM6:10の電話ってほんとに死の直前にかかってきてるんですいね。

横で聞いていたみゆきは、その十数分の間に峯子が殺されているんだから、あとで結構怖い思いをしてますよね。

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ところで、マキティの回で、出てきた夫婦箸。

ここで出てきましたね~。

こういう感じで、今までの回から手がかりをまとめたら、あら?犯人が浮かび上がってきた~なんてことになったら、すごいですよね。

ただの人情話じゃなかった~~!って仰天するかも・・・。

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さて、PM6:10に公衆電話から電話をかけてきたのは誰なのか。

公衆電話からかけたのは着信履歴が残らないため、でしょう?

峯子の知り合いってこってすね!

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夫の清瀬の意味深なカットが多いので、はやくそっちの方の事情を知りたいです。

あの秘書は愛人?それとも娘?

気になるわぁ~~~。

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2010年5月25日 (火)

チェイス・第6話最終回「カリブの黒い薔薇」※「あらすじ」編

※レビューが長くなりましたので、「あらすじ」編と「感想」編の2本に分けてUPしました。

下の「感想」編での私の苦悩(笑)も読んで見てくださいね。

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1年後。

多摩税務署で穏やかな毎日を過ごしている春馬(江口洋介)。

娘(水野絵梨奈)の作ってくれたお弁当を食べてほっこりしています。

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けれど、春馬は待っていました。

村雲(ARATA)が母親(りりィ)の事を聞きに、自分にコンタクトをとってくる日を。

その時が決着の時だと。

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一方、ヴァージン諸島では、村雲と歌織(麻生久美子)が豪邸で暮らしています。

村雲はなぜかひかるを抱こうとはせず、お酒に溺れる毎日。

怪しげな人間とのつきあいもあり、歌織はひかるの身を案じてピリピリしています。

正道が死んで村雲の復讐は終わったはずなのに・・・。

歌織には荒れている村雲の気持ちがわかりません。

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ある日、ついに春馬に村雲から電話が入ります。

「知りたいだろ?母親の居場所を。なあ、取引するか?

一度始まった復讐は一生続くんだ。

死んだはずの母親のが生きていた理由を」

「その必要はない。俺は知ってるんだ。知ってるんだよ・・・」

村雲は春馬にそう言いつつ、昔のことを思い出します。

赤い手ぬぐいで体を拭く母、文子の姿。その背後に立って母の長い髪を梳かす村雲少年。

赤い手ぬぐい・・・村雲の腕を切り落とした犯人はその赤い手ぬぐいを首に巻いていた・・・。

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歌織は村雲が外出した隙に、地下の彼の部屋に初めて入っていきます。

様子がおかしい村雲を少しでも理解したいと思ったせいでした。

でもそこで目にしたものは、金や紙幣。拳銃。。。

幼い頃の村雲少年と母の写真。。。

歌織はビデオテープをみつけます。

再生してみると、それは白浜の温泉神社のお祭りを伝えるニュースで。

そこには写真と同じ、村雲の母が映っていました。

歌織は部屋にやってきた村雲に言います。

「私、わかったの!

復讐が終わったのにあなたの気持ちが晴れない理由。

あなたのしてきたことは復讐じゃなかった!

正道や檜山に罪はなかった!

あなたを誘拐したのも、腕をそんな風にしたのも見知らぬ誘拐犯じゃなかった!」

「黙れ!」

歌織の言葉をさえぎるように、彼女の頬を叩き、出て行ってしまう村雲。

その背中に歌織はあきらめず叫びます。

「あなたは間違ってるっ!」

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歌織は檜山貴一(斎藤工)のところに電話をかけ、ひかるの口座のお金をすべて元に戻したと伝えます。

そして、歌織はひかるを連れて空港へ。

追いかけてきた村雲に歌織は言います。

「お金は貴一に返したわ」

「・・・あいつは俺を詐欺罪で告発するかもしれない」

「それでいいの。

でないとあなたは止まらない。

ほんとに憎みたい人を憎めないあなたは、世界中を憎み続けるしかないのよ。

・・・ねえ、希望はすぐ目の前にあったのよ」

歌織はひかるの手を村雲に握らせます。

「この手がもう少し、大きくなったら素敵なお父さんだったと伝えておくわ・・・」

歌織は村雲を残して、ひかると二人、日本へと帰っていきます。

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春馬は突然、品田(奥田瑛ニ)に呼び出されます。

「ヴァージン諸島の口座から檜山貴一の口座に5千億全部の送金が確認された。

なんの偽装工作もしないで送金されてる」

緻密な工作をする村雲らしくないため、春馬は何かあったのでは?と勘ぐりますが。

品田は「2日後、ライトキャストの内偵に着手する。

責任者は春馬。おまえがやれ!」と命じます。

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国税局が檜山の会社に乗り込みます。

檜山貴一の自宅には春馬や窪田(田中圭)が内偵に入ります。

春馬は口座のパスワードを渡すためにそこを訪れていた歌織から事情を聞くことに。。。

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歌織は春馬に昔の村雲を語りはじめます。

「私と知り合ったときは、彼はもうトップのディーラーでした。

同僚からも一目置かれる存在で。

でも、私が見た感じの印象は違いました。

とても良い子に見えました・・・。

先生の期待に応える優等生。おもしろみのない人・・・。遊び慣れたところがなくて、退屈な人とも思えました。

ただ、とてもキレイにご飯を食べる人でした。

きっとご両親のしつけがよかったのねと言ったら、とても照れたように笑ってて・・・。

あのころはごく普通の男性でした。

彼は・・・多分、復讐なんて感覚を一度も持ったことがないんじゃないかしら。

ある日、彼が私の部屋に来ていた時、テレビを見て、突然彼が震え出したんです。

そして、『今、幽霊を見た』と。

それから1ヵ月後、彼は姿を消しました。

・・・私、思い出したんです。

ご飯を残さず、きれいにたべる姿。

彼は怒りや憎しみであんなことをしていたんじゃなかった。

ただ、誉められたかったんだと」

「誰に?」

「それは本人に聞いてください。

春馬さん、修次(村雲)を助けてください」

春馬は困惑したように言います。

「・・・申し訳ないが、彼を助ける気はありません。

良いも悪いもない。

私も自分が正しい事をしようとしてるとは思ってない・・・」

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春馬は、歌織から教えられたヴァージン諸島の豪邸へと出向くことにします。

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国税局では・・・。

「大変です!檜山の口座に入金された5千億がすべて消えました!!」

担当者の驚きの報告に、品田や窪田が途方に暮れていました。

「スイスの口座に移されたらもうみつけられない!」

「村雲の口座は、コントロールできるように二重名義にしてあったらしい!」

村雲はあらゆる事態に対応できるように策を講じていたのでした。

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ヴァージン諸島の村雲の豪邸にやってくる春馬。

春馬は豪邸の地下で、歌織が見たのと同じ映像を見ます。

そして村雲が母の生存を知っていたことに気づきます。

そんな春馬の後頭部に、銃口をあてる村雲。

春馬は驚きもしないで背後の彼に話しかけます。

「お前を誘拐させたのは母親自身か?」

「ええ」

「檜山正道から金を奪いとるための自作自演か?

腕を切り落とさせたのもそうなんだな?」

「ええ」

「偶然、見た映像で母親が生きていることを知り、何もかもわかった上で、檜山家を陥れた。

なぜ、そんなことをした?母親に誉められたかったのか?」

「ここに現金で5億ドルある。俺を逃がしてくれたらあんたにやるよ」

村雲の申し出を春馬は断ります。

「お前が絶望してるのは母親にだ」

「違いますよ。僕は絶望なんかしていない。

生きるために手足を切り落とされた子供なんて世界中に大勢いる。

僕は絶望していないし、誰も怨んでいない。

ただ、もうひとつの人生を想像してしまうんですよ・・・。

あっちとこっちにどんな違いがあるんだろうって?

抱き締められる子供と、腕を切り落とされた子供にどんな違いが?

いくら想像しても自分が・・・。わからないんだよ。

だから希望を持ってしまう。

有り得たかもしれない人生に希望を持ってしまう。

ねえ、春馬さん、そう思いませんか。

人を狂わすのはいつも、そういう希望なんだ。

目を細めてみつめる・・・希望のともし火なんだ」

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村雲は春馬を地下の部屋から追い出して、火を放ちます。

自殺するのかと焦る春馬でしたが、外でトラックのエンジン音が聞こえ・・・。

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村雲はトラックで逃走をはかりますが、横転し車の下敷きに。

春馬はそんな村雲を発見し、助け出すのでした。

「母は元気でしたか?」

「日本に帰ったら、母親に会いに行こう。お前とは長いつきあいになる。

一日くらい寄り道してもいいだろう」

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春馬は村雲を連れて白浜へやってきます。

春馬は車に村雲を乗せて、白浜の谷山の別荘へと向かいます。

手前で車を止めると、村雲は母に会うのを渋りはじめます。

「会うのが怖いんだ。かわりに行ってきて欲しい」

どこか子供のように駄々をこねる村雲に、春馬は仕方なく別荘へと行くことを承諾します。

「これを渡して欲しい。もしいらないって言ったら、あんたにあげるよ」

そう言って手渡されたのは、木彫りの黒い薔薇でした。

ずっと・・・村雲が持ち歩いていたもの。

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春馬は母の文子と会います。

村雲が近くまできていることを告げても、文子は冷たく・・・。

「人違いでしょ。これはお返しします」

渡された黒い薔薇も興味がないようにつき返してしまいます。

落胆しながらも、村雲のために春馬は食い下がりました。

「事情があるのは理解しています。

しかし私は過去の事をあれこれ詮索しにきたのではありません。

ただ、息子さんの気持ちをあたなに・・・」

「私に息子はおりません」

こみあげてくるのを怒りを抑えながら春馬は言います。

「そんなことを言ったら、あいつはいつ救われるんですか?

何をすれば救われるんですか?」

悲痛な春馬の言葉も文子の心には届かないようで、表情はピクリとも動きません。

そんな時、豪邸から母親を呼ぶ娘の声が聞こえてきます。

文子は春馬に挨拶もせずに、そのまま家へと戻っていってしまいました。

文子には新しい家族ができている・・・。

残された春馬は村雲の事を思って、悔しさで涙があふれてくるのでした。

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春馬が車に戻るとそこには村雲はおらず、近くの公園のベンチに座っています。

明るく装いながら近づいていくと、村雲は腹から血を流し息絶えていました。

村雲を刺したのは檜山貴一でした。

空港のトイレで春馬と離れたほんの少しの間の出来事。

ナイフを持ったままの貴一に村雲は言います。

「そんな顔をするな。

おまえは当然の権利を行使したまでだ。ごめんな・・・貴一」

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その後、貴一は空港で座り込んでいるところを警察に確保されるのでした。

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小雨に濡れた村雲の遺体を見ながら呆然と立ち尽くす春馬。

力を振り絞るようにポケットから出したのは、文子に受け取ってもらえなかった黒い薔薇。

その黒い薔薇には背面にフタがあり・・・開けてみるとそこには紙片が・・・。

その紙片を広げてみると・・・。

そこには歌織が檜山貴一の口座に戻し、のちに消え去った5千億弱の行方が書かれてあるのでした。

春馬はその文字を見た途端、査察魂が蘇ってきて色めき立ちます。

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春馬はタイミングよくかかってきた品田の電話に叫びます。

「控えてください。スイスルガノンバンク・・・・・・。

名義、澤村文子!

嫌疑者死亡!!」

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「あらすじ」終わり。

下には「感想」を書いています。

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チェイス・第6話最終回「カリブの黒い薔薇」※「感想」編

※チェイスはレビューが長くなりましたので、「あらすじ」と「感想」を分けてUPしています。

「あらすじ」は上にありますので、読んでみてくださいね。

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感想です。

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最後まで村雲は母親を憎めなかったんですね。

子供の手足を切る親なんて世界中にいっぱいいると言いながら、その現実を受け止められなかった。

見ている私も受け止められなかった。。。

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テレビを見ていても、親の虐待で死んでしまう子供たちのニュースが毎日のようにあるし、そんな親もいると認識せざるを得ないけれど・・・。

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2度目に見て、ようやく村雲の哀れさを感じることが出来て、白浜での春馬の悔し泣きに一緒に泣きました。

ほんとに憎い母を憎めない・・・愛されたいから・・・。

かわいそうでした・・・村雲が。

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春馬は妻の事故で復讐に溺れそうになったけれど、生活のあちこちに漂う妻の面影と娘の存在が現実に引き戻してくれたんでしょうね。

白浜で村雲のために悔し泣きしてあげられる春馬に感動しました。

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私も悔しかったです。あんな母親。

まだ愛されたいと願っている村雲が哀れで。

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歌織は・・・この母と似たタイプの女性ですね。

お金や男の野望のために子供を産んだり・・・。

でも最終的は子供の安全が一番。お金には転ばなかった。

村雲の本来の理想を彼女が見せてあげられたのかも。

自分の息子は幸せになると確信して、安心して死ぬことができた・・・かな。

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しかし、あの木彫りの薔薇。

文子が受け取っていたら、スイスに送金されたお金はすべて文子のものになってたんですね・・・。

正道の財産はすべて文子のものに。

元々ひかる名義でも、文子との二重名義にしてあったということだし・・・。

歌織とひかると一緒に暮らしていても、根本的に母に愛されたいという思いの方が強かったんですね。

母親は村雲の思いを受け取らず、黒い薔薇は春馬のもとへ。

正道の遺産はほとんど国税局が把握できたと・・・。

この最後の黒い薔薇のやりとり、村雲が託した希望・・・が伝わってきました。

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ところで、あの誘拐事件。

文子の自作自演だったことはわかりましたが。

盛りだくさんな内容だったので放送直後は理解するので精一杯。

でも、もやもやしててはっきりした感想がなくて・・・。

翌日に2度目を見て頭を整理したら。

●正道が身代金3億を払ったのかどうか。

●母、文子が3億手に入れたのかどうか。

●署長の谷山が犯人らが射殺された時にはすでに母と関係があったのかどうか。

この点ははっきりした描写がなかったですよね。

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でも、歌織がはっきりと「正道と貴一には罪はなかった」と言い切ってますし、

文子は「息子などおりません」と完全拒否してるから、

誘拐は文子が首謀者だったってことなんでしょう。

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文子の周辺は、5話の春馬に話した谷山の話と再現映像を事実とするか作り話が混じってると受け取るかで解釈が変わってきますよね。

谷山の折々の事件の感想がウソとは思えなくて、これが一番、混乱させてくれます・・・。

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でも、3日間考えて出た結論は、

文子は自分が絶対に疑われないために息子の腕を切断させたってこと、でした。

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文子の体を拭いていた赤い手ぬぐいを、誘拐犯人が首からぶらさげていたことから、二人は性的関係にあったと見て取れます。

二人はグルで、文子のアイデアですべて動いていたんでしょう。

もし犯人が警察に捕まり、自分との関係を自供したとき、「そんなはずはない。私は息子を傷つけられた被害者なのだ」と言いはるために。

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3億を正道が出したとして、犯人に渡す前に紙くずと入れ替えたのなら、なぜ村雲を傷つけさせる必要があったのかと疑問だったんですが・・・。

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自分が疑われないため。それが必要だったんですよ。

その時点で、村雲は決定的に母に裏切られているから、それ以上の描写はなかったのかも。

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でも、私なりの解釈を書いてみると・・・。

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文子は3億を手にしたんでしょう。

そして、グルである誘拐犯人の一人とはこれは打ち合わせ済み。

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文子は先に3億を取り、紙くずと入れ替えた。

共犯者は仲間たちの手前3億払われなかったと逆上してみせて村雲を傷つけた。

それで仲間を騙すつもりだったけれど、警察に乗り込まれて全員、射殺されてしまった。

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犯人たちが逮捕されるように居場所を警察に密告したのは文子かもしれないですね。

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共犯者を含む犯人たちが射殺されたことは文子にとって誤算で幸運だったのでは。

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この時は、まだ谷山とは関係なく、事件後、真相に気付いた谷山が文子に近づき、恋仲になったんじゃないかな。

餓死したと村雲と正道に手紙を書き、死んだと思わせ、ひそかに白浜に隠れ住まわせた。

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5話の回想映像では谷山が犯人を射殺したわけではなくて、警官たちの後の方で中に入ってるんですよね。

たくさんの目撃者もいそうなのでほんとに谷山が射殺したわけではなさそうだし。

谷山は陰でこっそり賄賂をもらうタイプ。誘拐の共犯になるような過激なタイプではないですよね。

ただ、見た目の雰囲気だけですが。

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文子は本妻に子供ができて、正道の足が遠のいたことから、自作自演の誘拐を思いついたと。

村雲を犠牲にして、人生をやり直した。

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愛人にあんな貧乏な生活を強いていた正道が、3億奪われても黙っていたのは穏便に済ませたいという気持ちと、手切れ金がわりだと思ったのでは。

3億がどこに消えたのかはわからなくても、村雲は無事だったわけだし。

それ以降、文子とは会っていないし。

正道が亡くなる前、手を合わせて謝っていたのは文子や村雲らに対してでしょう。

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私は文子は3億を手にしてると思います。

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谷山が正道と村雲に「死んだ」ではなく、あえて「餓死した」という手紙を書いたのは、文子が3億を手にしていないことを強調しておきたかったからかもしれないですよね。

文子と自分の生活や地位を守るために。

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でないと、身代金要求が失敗してたなら、あのまま文子は黙ってなかったと思いますわ。

再び、村雲を使って正道に何かを仕掛けていたと思います。

だってこんなことまでした文子なんですもの。

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それもあって、村雲は身代金は払われてないと思ってますね。

少年の頃に檜山の家に侵入したり、大人になって正道の遺産を狙ってるわけですから。

母が生存してると認識したとき、彼は檜山に近づいてますから。

歌織の話では、母が死んだと思っているときは真面目な普通の人だったらしいし。

村雲が文子の生存を知らずにいられたら、きっと幸せに過ごせていたんでしょうね。

母親への「希望」を抱くことはなかったんですから。

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いつか、ノベライズが出たらすべての真相がわかるかもしれないですね。

でも、私はこの自分の考えた真相で納得したので、これでヨシとします。一応。(笑)

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チェイスは春馬と村雲の本筋はきちっと終わったんですが、村雲の過去のパートは「籔の中」状態。

文子、谷山、正道。

この中でも、鍵を握るのは文子。でも決して話さないでしょうね。

過去のパートは、考えれば考えるほど新たな発見があります・・・。

ラストで、文子の回想を映像で見せてしまうのは野暮ってもんなんでしょうね。

過去のパートはどれを見せて、どれを見せないかを、ほんとに考えて作られてますね。

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私は多分終わりにすることができず、まだまだ悶々と考え続けそうです。(笑)

だってほらまだ、なぜ子供の村雲に正道は山の数え方を教えたのか?わかってませんよね。一座、ニ座って。

これも何か意味がありそうだと思いませんか?(笑)

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チェイスは謎の多い良いドラマでした。

考えるのが楽しかったです。

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2010年5月23日 (日)

龍馬伝・第21話「故郷の友よ」

土佐で平井(宮迫博之)が切腹させられ、今度は武市(大森南朋)ではないかと心配する龍馬(福山雅治)。

そんな龍馬に勝(武田鉄也)は「今は余計なことを考える暇はない」と言い聞かせますが・・・。

.

勝は朝廷で起こっていることを龍馬に話します。

「攘夷、攘夷と世の中が騒いだのは帝のまわりに長州ら攘夷派だったからだ。

ところが、今や攘夷をよしとしない薩摩が乗り込んできて、帝がどちらの意見を採用するかを待っている状態だ」と。

やがて、帝は異国との戦は望んでいなかったと薩摩を選び、朝廷の攘夷派は失脚します。

文久3年8月18日。

御所に1千の長州兵が押し寄せ、それを迎え撃つ薩摩ほか6千の兵とにらみ合いに。

その中には桂小五郎(谷原章介)や久坂玄瑞(やべきょうすけ)の姿も。

三条実美(池内万作)ら攘夷派の公家たちは追放され長州へ向かうことになります。

《八月一八日の政変》

これより、薩摩と長州は互いに憎み、殺しあう関係になっていくとか。

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その動きに従うように、土佐の容堂(近藤正臣)は勤王党のものたちに、ただちに帰国しろという命令を出します。

そして、実際、京都にいた勤王党の者たちは土佐に戻っていきます。

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幕府でも、勝に勝塾には攘夷派だったものが多いから、今のうちに追放した方がいいのでは?とアドバイスする者がおり・・・。

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勝はさっそく、勝塾の者たちを呼び寄せて言います。

「土佐に帰れと言われても帰るな!今、帰ったらろくなことにはならない。

おまえたちは今、日本のために海軍をつくろうとしてる。

藩のためじゃねえんだ!帰るな!今は負けるが勝ちである!」

動揺する塾生たちを守ろうと必死な勝です。。。

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それを受け、長次郎(大泉洋)は土佐には帰らないと言いますが・・・。

幼なじみが心配な龍馬は再び勝のもとに出向き、以蔵(佐藤健)を探させてくれだとか、武市を助けるために土佐に戻らせてほしいなどと願い出ます。

「土佐に帰って何ができる?武市に土佐から逃げ出せというのか?

容堂に命乞いさせるのか?

武市はもう覚悟してる。

わしはおまえさんを日本のために働いてもらうために弟子にした。

かわいい弟子をここで殺されてたまるか!」

龍馬は勝の胸に顔をうずめて泣きます。。。

龍馬の苦しい胸のうちを思いやり、懸命に慰める勝でした。

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「土佐勤王党は容堂候のために、命を捨てでも異国を叩きつぶすがじゃあ!」

土佐では勤王党を集め、士気を高めようとする武市。

すでに平井は理不尽に切腹させられ、武市自身も容堂への忠誠など薄れてしまっているというのに・・・。

武市は妻の冨(奥貫薫)にだけは本音を漏らします。

「いつのまにやら、なにもかも変わってしもうた・・・。

だけど、みんなには言えんぜよ。

みんな、わしを信じてついてきてくれるじゃがき。

今、わしが泣き言を言うたら、わしらはなんのために生きてきたのか。

わしはおのれの生き方を貫くことしかできんがき」

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この夫婦の会話には涙がこぼれました。

けれど、最後の最後まで容堂候のためにと言った武市は、本当に頭が固い。

自分を慕う人を道連れにしてしまうのも厭わないんですね。

なんとしても逃げろと言ってあげられてたら・・・。

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文久3年9月、武市は投獄されます。

容堂は土佐勤王党の弾圧をはじめます。

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以蔵が逃げ回っています。土佐だけでなく幕府からも追われているそう・・・。

弥太郎(香川照之)はようやく材木が売れて大喜び。

おまけは物ではなくて心で。商売のコツを知った弥太郎はこれからグングン上向きになっていくんでしょうか。

稼いだお金を見せて、喜勢(マイコ)と抱き合って喜んでました。

「お前の女房は気立てがいいと聞く。はよ子供つくりやあ~」

これは武市にも、かつて龍馬にも言われてましたね~。

喜勢の評判はいろんなところに広まっているんですね。

幸せ者です。弥太郎は。

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さて、来週はいよいよお竜が登場。

予告にちらっと出てきました。

すごくかわいいのに、ドスの利いた声にビックリ。

どうしたんだ~~い。(笑)

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週刊きなこ庵・5月編17-23日

昨日、「チェイス」の最終回を見てから、ずっと~~・・・。

今日も朝から一日、「3億はどうなったの?」「署長はどうなったのよ?」と、ひとりブツブツつぶやいてました。

つい考えにのめり込んで周りが見えなくなってしまって、普通に声に出して言ってしまってヒヤヒヤすることが何度も。。。

「どういうことよ~~~~」

レビューは明日か明後日にUPします・・・。(笑)

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今週、見た邦画は。

「グーグ-だって猫である」犬童一心監督作品。小泉今日子さん主演。

「アルゼンチンババア」長尾直樹監督作品。堀北真希ちゃん主演。

この2本はどちらも自分に合ってるというか・・・すんなり入ってきた作品でした。

好きな映画です。

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「キサラギ」佐藤祐市監督作品。小栗旬さん主演。

「アフタースクール」内田けんじ監督作品。堺雅人さん主演。

こちらは、サスペンスたっちで楽しめる作品でした。推理が二転三転して見応え十分。おすすめです。

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「20世紀少年・最終章」堤幸彦監督作品。唐沢寿明さん主演。

とうとう見ました!やっと借りれた~~。。。。

これぞエンターテイメント作品ですね。2時間ちょっとを3本も。時期をあけてよく公開しましたよね。楽しめました。

ともだちの正体なんて明かさなくていいよと思ってしまいました。

あのマスクの目のマークとハットリ君お面に馴染んでしまって・・・終わりが結構寂しかったです・・・。

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2010年5月22日 (土)

警視庁失踪人捜査課・第6話

今回はある意味すごい!

タイムリーすぎて、ぞぞぞ~~~っと寒気がしました。

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野口波瑠(加賀美早紀)が引越しを終えた日に失踪します。

その捜査の依頼をしたのは波瑠の友人・名村凪(柊瑠美)。

波瑠とは2ヶ月前に知りあったと言います。名村の父親、世界的に有名なピアニスト、公(団時朗)の葬儀で会い、同い年ということもあり意気投合したという。

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法月(小日向文世)と醍醐(北村有起哉)が波瑠の周辺を捜査すると・・・。

波瑠は派遣清掃員をしていましたが、お金に困っていたようで仕事を掛け持ちしていたそう。

また、波瑠につきまとってお金をせびっているように見えていた敦史は、児童養護施設で一緒に育った幼なじみで、彼女を本気で心配していた。

敦史はピアノの上手な波瑠にプロになれとすすめましたが、それより恋人がいて結婚したいと言っていたとか。相手は医師だが、借金があり波瑠が払っていたのではないかという。

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やがて、森田(黄川田将也)が波瑠の銀行口座に公のところから3千万円が振り込まれていたことを突き止めます。

それは公の遺産の一部で、波瑠は公の愛人の子供あることが判明します。

妻に波瑠の認知を反対されていたのですが、公は死後に二人の子供に平等に遺産を残ししたのでした。

凪は高城(沢村一樹)から波瑠が異母姉妹だと知らされても、波瑠の行方を心配していることには変わらないと言います。

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凪はすごく優しい子です。突然の異母姉妹の出現にも快く受け入れて、逆に自分が父親との楽しい思い出話をしたことで傷つけたのではないかと心配してる。

敦史も。三浦の前で涙ながらに波瑠を想っていることを訴える姿は胸を打ちました。

三浦(遠藤憲一)は前にも取調室で関係者に泣かれてましたね。その人の表情を見ながら目の縁を赤くしてることが多いです。。。

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高城と愛美(森カンナ)は、敦史の話に出た波瑠の恋人、派遣先の病院の医師、秦(加藤虎ノ介)に会いに行きます。

けれど、秦は「相手が勝手にその気になっただけ」などと横柄な態度で交際すら否定する始末。。。

また失踪時刻にはアリバイがあると言います。

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公子(高畑淳子)が、アルコール依存症のリハビリ施設にいる波瑠の母を見つけ出します。

施設にいる母は高城に、波瑠と秦が一緒にやってきた時のことを話します。

波瑠から秦を愛してると聞かされた母は、秦にこっそり波瑠の父親の遺産が近々入ることを教えたと言います。

借金がある秦に、その遺産で借金を返して、娘と結婚してほしいと懇願したと。

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調べてみると秦には2千万以上のギャンブルでの借金があり、波瑠の失踪直前に完済されていました。

再び高城が医師の自宅を訪ねると、そこには赤ん坊を抱いた彼の妻が。

妻は病院の院長の娘で秦は入り婿でした。

妻子がいることを隠して交際し、大金まで奪っても、自分は失踪とは関係がないと言い張る秦。

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が、秦の浮気にずっと悩まされてきた妻は、失踪当日、波瑠のもとに乗り込み、手切れ金を渡そうとしたそう。

ですが、波瑠は受け取らず、妊娠してることを告げたという。

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波瑠はその直後に失踪・・・。

妊娠してるのに自殺するはずがない、高城は早速、産婦人科を調べさせるが・・・。

みつけた波瑠はすでに流産の末の大量出血で死亡していました。。。

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あまりのことに愕然としながらも、高城は遺体を司法解剖するように指示します。

すると、波瑠の遺体からは未承認の人工中絶薬の成分が検出され、過剰摂取による死と断定されます。

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秦のパソコンからはその薬をネットで注文した履歴があり・・・。

病院を訪ねた高城は激昂して秦の胸倉をつかんでふりまわします。

「まさかあの薬でこんなことになるなんて・・・」

喫茶店で、波瑠が席をはずした隙に、秦がその薬を飲み物に混入させたのでした。

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高城は、凪に波瑠の死を知らせます。

異母姉妹が凪で波瑠もうれしかったはずだと・・・。

高城は凪を慰めるのでした・・・。

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今、ちょうどニュースになっている事件と酷似した内容で、後半部分を見ていてそれに気付いた時は、鳥肌がたちました。

これって、当然、偶然でしょう・・・。ビックリですね。。。

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ところで、敦史が言ってましたが、波瑠はいつも父親と同じような浮気癖のある男に引っかかるって。

どうしてそんな人に惹かれるのかしら・・・。

秦はほんとにひどい男です。

妻子持ちを隠してつきあって、その上、遺産を自分の借金の返済に使うなんて・・・。

ひどすぎて後味悪いです。(笑)

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でも、お話としてはパワーがあって濃かったですね。。。

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捜査願いを出してくれる凪や、本気で思ってくれる敦史、この二人の存在に気付いて欲しかったな。

ほんとに大事に思ってくれた人たちだったのに。

ピアノっていう自信を持てるものもあったのに。

少し時間がズレてたら、変わっていたこともあるかもしれないですね。。。

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お母さんが遺産のことを話さなかったらなあ~・・・。

ああ、お母さんも浮気癖のある男に弱いのか・・・。う~~~ん・・・。

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良いことがあまりなかった波瑠には、幸せになって欲しかったです。

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さて、次回は高城自身の問題が絡んできそうですよ。

失踪人捜査課はみんなが優秀でチームワーク抜群!

高城の問題が表面化してきて、どう受け止めるのか、楽しみです。

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2010年5月19日 (水)

新参者・第5話「洋菓子屋の店員」

峯子(原田美枝子)が毎日のように水天宮に安産祈願に行っていたということが判明。

加賀(阿部寛)たちは彼女のまわりにいたはずの妊娠してる女性を探すことになります。

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人形町で妊娠してる女性。

加賀は洋菓子屋、クワトロの店員、みゆき(紺野まひる)に目をつけます。

加賀が彼女だと思ったのは峯子の家に洋菓子屋のレシートがたくさん残されていたから。

みゆきに聞くと、峯子はよくケーキを買ってくれるお客さんのひとりで、それ以外は何の関係もないという。

峯子の名前さえ知らず、殺されたと聞き驚くみゆき。

彼女によると、なぜかいつも微笑みかけてくれていたとか。

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また、事件の起きた当日にもお店に顔を出し、犬のぬいぐるみをプレゼントしてくれたという。

知らない人からプレゼントをもらってみゆきはとても戸惑ったらしい。

加賀はその犬のぬいぐるみは安産祈願として贈ったのだと説明します。

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峯子のメールの中に洋菓子屋の店員のことだと思われるものがみつかります。

「しばらく見守ることにしました。

店に何度も通ってるから怪しまれるかも」

それは大学時代の友人、真知子(綾戸智恵)に宛てたものでした。

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その真知子を訪ねる加賀と松宮(溝端淳平)。

真知子はそのメールの背景を話してくれます。

ある時、人形町を歩いていたら、通りの向こうに弘毅(向井理)と彼女らしき女の子(亜美)を見かけた。

弘毅は自転車で去ってしまったため、追いかけることはできなかったが、その女の子のあとをつけた。

その女の子は喫茶店でバイトをしていて、その場所を峯子に知らせたと。

峯子はそれを聞き、さっそく人形町に引越し、彼女の店に通いはじめたそう。

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加賀が弘毅とみゆきに確かめると、お互いにまったく面識がないと言います。

加賀は真知子が峯子に伝えたとおりに実際、人形町を歩いてみます。

「交差点をまっすぐ、三協銀行の角を曲がったところにある喫茶店・・・」

そして、真相を発見するのでした。。。

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加賀は、亜美(黒木メイサ)が峯子のことを以前から知っていたことで弘毅との仲に亀裂が入っていることを知ります。

亜美にたずねると、峯子とは偶然、茶道教室で知り合い、仲良くなって話をするうち、峯子が弘毅の母だと気付いたそう。

弘毅のことを伝えたかったが、峯子自身が「弘毅の居場所がわかっても、4ヶ月はこのままでいる」と言ったためにそのままにしていたと言います。

加賀は明日の朝10時に人形町の交差点に来るようにと言い帰って行きます。

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「勘違いは交差点から始まったんだ」

交差点には加賀、弘毅、亜美、松宮が集合。

加賀は3人を連れて交差点から三協銀行へと歩いて行きます。

すぐに見えてきた三協銀行の角を曲がると、そこには洋菓子店、クワトロがある・・・。

けれど、それは真知子の電話の後、合併でできた新しい三協銀行。

真知子が峯子に話したのはもっと先にある三協銀行でした。

そしてその角にある喫茶店、黒茶屋が亜美のバイト先・・・。

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峯子は手前の洋菓子屋の店員、みゆきを弘毅の彼女だと思いこんでしまったのでした。

そして、みゆきが妊娠していることを知り、動揺させないように名乗らずに生まれるまで見守ることにしたのでした。

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4ヶ月は黙っているつもりといったのは、子供の誕生まで期間ということですね。

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加賀は洋菓子店でその話をしました。

峯子の不思議な行動の理由を聞かされたみゆきは安堵の表情に。

また、弘毅と亜美の誤解も解けます。

そして何より、弘毅が峯子の深い愛情を知ることができたのでした。

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そのみゆきは峯子が事件当日、店に来た際の様子を思い出し、加賀に教えてくれます。

公衆電話からの電話で、急にどこかへ呼び出されていたことを。

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う~~~ん。。。。

今回のお話はちょっと・・・ついていけませんでした。。。(泣)

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あまりにもそそっかしい・・・。

勘違いして、水天宮の子犬の頭を毎日撫でてたのお~・・・とか、

妊婦さんを息子の彼女だと思い込んで微笑んでいたのお~・・・とか、

安産祈願の犬のぬいぐるみも間違った相手のために買ったのお~・・・とか。

そそっかしいにも程がある・・・。

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最後、みんなしんみりとしながら、加賀の推理を聞いていましたが、私はどんどん冷めていって・・・。

真知子のあの電話だけで、みゆきを彼女だと信じてしまうことに無理がありません?

どお~考えても。

友達かもしれないし・・・。クワトロには別に女の子のバイトもいるでしょうに・・・。

普通、さりげなく話しかけて息子のことを聞いてみるとかするでしょうに・・・。

ただ、じっと見てるなんて・・・。

みゆきが映る度、この人はなんの関係もないのに巻き込まれて・・・。気の毒になってしまいました。

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それに、やっぱり推理部分がゆるいです。。。

みゆきが峯子の親切がなぜなのかわからないと首をひねった時点で、勘違いしてることがわかってしまいますよね・・・。

謎を謎として引っ張っていく緊張感がほしい・・・。

ピリッとわさびのようなお話が見たいです。。。

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弘毅に母の愛情と、亜美の本心が伝わったのだけは良かったんですが。

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ところで、峯子のマンションに弘毅の芝居のチラシがありましたね。

ということは、弘毅がどこでお芝居をしてるのかは知っていたってことで。

息子を求めて引越しするくらいの峯子なのに、会いにはいけなかったのかな。

でも、それならまた・・・。

息子の稽古場周辺で張り込みをしてたら、息子の自宅はすぐにわかるし、そこには同棲してる亜美もいるわけで・・・。

そうやって確かめると思うんですけど・・・。

しつこい??(笑)

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人形町の雰囲気は大好きだし、

加賀も流れる音楽も大好き。

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これでも、楽しみにしているんですよお。。。

次回もしっかり見ます!

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2010年5月18日 (火)

チェイス・第5話「史上最大のスキーム」

とうとう6000億の相続税を回避するためのスキームがはじまります。

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ボリビアで爆発事故が起き、株価が暴落。

そこで檜山(斎藤工)は正道(中村嘉葎雄)の人工呼吸器を止め、相続税を払い・・・。

村雲(ARATA)が再び株価を復活させました。

スキームは計画どおりに進みましたが、ただひとつ・・・。

現地で画策していたウォン(大浜直樹)がマフィアに狙われ追われる身に。

村雲はウォンの電話に、「警察に捕まってもいい。あとは俺がなんとかしてやるから!」と必死に説得しますが、彼はすべてを引き受け命を絶ってしまいます。

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意外にもウォンと村雲には強い友情があったんですね。クールな村雲が声を荒げるなんて。

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一方、春馬(江口洋介)は三流記者にあれこれと調査を依頼していることがバレて、地方の税務署に異動になります。

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閑職に追いやられてしまったということですね。

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また、海外での株取引をしていた娘の鈴子(水野絵梨奈)は今回の株価暴落で母親の保険金のすべてを失ってしまいます。

大金を失って泣く娘に春馬は気にするなと慰めます。

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あの娘の突然の派手な暮らしを見ていたら、保険金より娘が元に戻ってくれて良かったと思いますよね。

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春馬は鈴子を連れて奈良旅行へ。

ようやくゆっくりと鈴子と話すことができて、親子は絆を取り戻します。

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親子の会話、良かったです。

一度、心の整理をつけるためにもきっちり泣かないといけない時ってありますよね。。。

お母さんなら「鈴子が一緒に乗ってなくてよかったと思ってるよ」とか、「お父さんが一緒に乗ってなくてよかったと思ってるよ」と言うシーンにホッとしました。

お母さんもきっとホッとしてますよね。。。

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また、春馬は奈良で村雲の過去を調べ始めます。

村雲が澤村吉弥だった頃のことを聞きに警察署に訪ねる春馬。

署長の谷山(平田満)は事件の現場などに春馬を連れて行き、事件の詳細を話し始めます。

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吉弥が誘拐されて、身代金の入ったバッグは犯人たちに渡されたのですが、そのバッグには3億のお金が入ってなかったと・・・。

激怒した犯人たちは腹いせに吉弥の腕を切断したという。

その直後、警察が現場に踏み込み、抵抗する犯人たちを射殺。

現場にいた谷山は、吉弥の腕をみつけ拾い上げたそう。

その切断された手に握られてたのは木彫りのバラの花。

村雲も今も持ち歩いてるものですね。

谷山はそのとき、身代金を出さなかった正道を憎く思ったという。

「どうして身代金を出さなかったのですか?」と問う春馬に、谷山は「ちょうどそのころ、本妻に子供ができたからでしょう」と答えるのでした。

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数年後、吉弥は大阪にある檜山の家に忍び込み、それで捕まり東京の児童保護施設に送られます。

吉弥がいなくなって、しばらくして文子は餓死したとか。

谷山はそのことを吉弥と正道に手紙で知らせたが、どちらからも返事はなかったと言います。

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けれど・・・。

春馬は宿屋の女将から署長が袖の下をもらっていること、白浜に豪華な別荘を持っていることなどを聞かされます。

春馬は白浜の別荘を見にいくと、そこには澤村文子らしき女性(りりィ)がいて・・・。

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ここ、奈良から白浜まで鈴子を同行させてましたね。

鈴子が、ここに来ても仕事なの?とブチ切れないかと、ヒヤヒヤ。(笑)

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株の売却金をネットで確認しようとする檜山。

村雲の言うとおりなら、正道の6000億弱のお金があるはず。

なのに、自分の口座を見ることができない。。。

銀行に問い合わせると、名義が変更されており、あらたな名義は・・・。

「ヒカル ムラクモ」

檜山はそこで初めて、村雲と歌織に裏切られたことを知るのでした。

.

歌織(麻生久美子)は子供を連れて、空港へ。

そこで、村雲と落ち合い海外に飛び立つはずでしたが・・・。

空港のアナウンスに足をとめる村雲。。。

「澤村吉弥さま、澤村文子さまがお待ちです」

村雲が一人で言われた場所に行くと、そこには春馬の姿が。

「村雲、お前の母さんは生きてるぞ」

村雲は動揺しながらも、海外と飛び立ちます。。。

6話へ。。。

.

.

これはどういうこと??

正道が身代金3億を出さなかったことと、自分が吉弥の父親であることを新聞に伏せさせるために、署長にいくらかのお金を渡したってこと?

そのお金で署長は白浜に別荘を建て、数年後、息子が行方不明になった文子と恋仲になり別荘に住まわせたってこと??

文子が餓死したと手紙を出したのは、文子をあきらめさせるためですよね。

でも、餓死っていうのがすごい。文子を放りっぱなしにしている二人に対して、署長の恨みがこもってる気がする・・・。

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別の場合も考えられるけれど、かなり無理があるし・・・。

それに村雲の復讐がまったく的外れになるのは、村雲がかわいそうで・・・。

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さて、騙された檜山は黙ってないですよね。

海外に逃げても無駄だろうし。

どうなるのか。。。

最終回が待ち遠しいです。。。

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2010年5月17日 (月)

龍馬伝・第20話「収二郎、無念」

大坂、専称寺の勝塾で勉強していた龍馬(福山雅治)は、平井収二郎(宮迫博之)が投獄されたことを知り、京の勝(武田鉄也)に相談しに出かけて行きます。

.

その龍馬と入れ違いに兄の権平(杉本哲太)が専称寺にやってきます。

長次郎(大泉洋)らは、兄が龍馬を連れ戻しに来たのだろうと察し、龍馬の帰りを待つ間、勝塾に参加しては?と誘います。

権平は塾生たちと共に夢中になって学びはじめます。。。

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勝のところには龍馬が。

長州が異国にやられて、幕府は喜んでいる。バラバラで世も末だと嘆く勝と龍馬。

けれど・・・と勝。

国がバラバラだというのは良いこともある。だから異国の属国にならなくてすんでいるのかもしれぬ。

ひとつにまとまってる国なら天辺がやられたら終わり。

日本には幕府、朝廷、各藩と、天辺がいっぱいあり、それぞれが勝手なことをやっている。

異国にとってはやりづらい国なのだと。

物事と言うのはこっちから見るのと、あっちから見るのとでは、まるで違うように見えるものだと龍馬に語りかけます。。。

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なるほどと膝を叩く龍馬。

勝が好きでたまらない様子の龍馬。私も龍馬と勝のシーンは大好き!

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龍馬は平井のことを勝に相談します。

ですが、平井は吉田東洋殺しに関わっているのだから仕方ない。

悪いのは武市たちだと言います。

龍馬から見た武市たちと、容堂から見た武市たちは違うのだと。

勝は龍馬と同じようには憤ってくれません・・・。

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そして、今度は勝が龍馬に相談します。

幕府が勝塾には金は出さないと言ってきたと。

「このままでは勝塾が危ない・・・」と困り顔で龍馬を驚かせます。

勝塾を運営するのに千両いるという勝。

「すまねえけど、ちょっと行ってきてくんねえ!」

越前の松平春嶽(夏八木勲)のところへいって、千両をぶん取って来いと言われ・・・。

「えっ?わしがぁ~?」

龍馬は驚きながらも松平春嶽のところへ向かいます。

.

春嶽は、江戸で勝を紹介して欲しいと頼みにきた龍馬のことをおぼえていました。

龍馬は「春嶽先生のおかげで、わしは勝の弟子になれました」とお礼を言います。

そして、勝塾に千両出してほしいと頭を下げます。

「きっと、生き金にしてみせます!

死に金はモノと引き換えに支払うだけの金。

生き金は使うた以上のもんが何十倍にもなって返って来る金」

春嶽は千両出すことを約束してくれます。

.

そこでも、ついグチってしまうのは土佐藩の武市たちへのひどい扱い。

春嶽の横で龍馬の話を黙って聞いていた熊本藩士、横井小楠(山崎一)が口をはさみます。

彼は優秀さゆえに春嶽に引き立てられたそう。

小楠は西洋のデモクラシーの話から・・・。

時代が変われば、人の考えも、ものの値打ちも当然変わる。

おまえは物事には違う見え方があるとわかっていて、平井の投獄に納得できないというのはおかしいという小楠。

今まで値打ちのあったものが古びて用無しになっただけのこと。

世の中の流れから見れば、ひとりの人間の命など芥子粒のようなもの。

平井も武市もそうなのだと。

小楠も春嶽も勝と同じ反応です。

小楠にそういわれて、返す言葉もない龍馬でした。。。

.

一方、土佐藩では・・・。

容堂が戻ったおかげで、吉田東洋の甥、後藤象二郎(青木宗高)が復権しています。

後藤は連日、投獄された平井に、東洋殺しの首謀者は武市(大森南朋)だと言わせようと拷問を繰り返しますが・・・。

平井は武市の名前を決して出しません。

.

武市も平井の命乞いをしますが、後藤も容堂(近藤正臣)も聞いてはくれず。

やがて、容堂は朝廷に取り入った罪で収二郎に切腹を命じます。

.

勝塾に戻った龍馬は権平と喜びの再会をします。

龍馬の顔を見たいという家族の意向で連れ戻しに来た権平でしたが、勝塾での様子を見て考えが変わった言います。

「おまんは自分の決めた道を進んで行きや」

長次郎の計らいがうまくいきました。

権平は気持ちよく帰っていきます。

.

権平が帰って少し経った頃、龍馬は加尾(広末涼子)からの手紙で収二郎の切腹を知らされます。

.

龍馬は平井の理不尽な死に様に慟哭するのでした。

.

.

勝も春嶽も小楠も、時代の変わり目に犠牲者は当然と。

行く先が見えているから、達観してるのか・・・。

龍馬以外は長生きしたのかと調べてみると、

小楠は1868年、龍馬は1867年。暗殺されてるんですね。

武市は1865年。3年ほどの間にバタバタと・・・。

龍馬、まだ何もしてないですね・・・。

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喜勢がどうして弥太郎の嫁になったのか。

その謎が解けましたね。

占い師に「お前を幸せにする男は、糞まみれの男じゃ」と言われて、肥溜めにはまっていた弥太郎を選んだと・・・。

相手をほとんど見ずに選んだっていうことですね。これは。(笑)

弥太郎。。。コントが素晴らしいですね。ほんとに大笑いします。。。

でも正直、こういうコントくらいの出番でいいかな・・・と。

ちょっと苦手なので。。。

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地味に長次郎が好きです。人の心をやんわり懐柔していくのは商売人のせい?

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次週も楽しみにしています。.

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2010年5月16日 (日)

週刊きなこ庵・5月編10-16日&ほんとにちょっとの矢部謙三

GWにやっと暖かくなってきたので、種まきをしたんですが、今週はかなり寒くて・・・。

発芽温度に達しそうもないですね。せっかく植えたのに芽が出るかどうか・・・。

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さて、今週の映画は、

新作の「空気人形」を借りて見ました。

是枝監督作品。キレイで切ないお話でした。

いろいろあってみんなにおすすめとは言えないのがツライんですが。

私は見てよかったです。。。

ペ・ドゥナさんも、ARATAさんも素敵でした。心に残る映画です。

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あと、「クワイエットルームヘようこそ」

松尾スズキさんの脚本・監督。この映画の宮藤官九郎さんはめちゃめちゃおもしろい!

一番のハマリ役ですわ。お腹がよじれるくらい笑わせてもらいました。

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昨夜は、「トリックSP」をリアルタイムで見て、「チェイス」を録画しました。

野球中継にヤキモキ。

でも、「チェイス」の方は再放送があるようで・・・。

それを知っていたら、「トリックSP」の方を録画したのになあ~。。。

ちょっと悔しいです。。。

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矢部謙三・第6話

なんと先週のは5話だったようで・・・。

ラストを見てやっと今回が最終回だと気付きました。

いつから話数を間違っていたのか・・・。

まあ、いいか。

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最終回を迎えた。矢部謙三。

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いい加減な矢部ですが。。。(私と一緒・・・)

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初恋の人にはとことん優しい。信じたらどんな真相でも気にしない。

マドンナはどうなってもマドンナ。

想われて、幸せなのか・・・。

いや、幸せなんでしょうね。(笑)

「しっかり罪をつぐのうて、やり直したらええねん。

わし、ずっと待ってるから。やりなおされへん人生なんかあるかいな。

わしを信じたらええねん。

わしを誰やと思うねん。警視庁一優秀な刑事、警部補矢部謙三やぁ!!」

大見得を切って、スッキリ終わりました。

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最終回は山田の母、野際陽子さんも登場。

トリックでの矢部の2代目の部下も登場しましたよお~。

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DVD化、ノベライズ発売決定。そして続編あるらしいですよ~。。。

ほんとかな。(笑)

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でも、おもしろかったです。連ドラにむいてますよね。

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2010年5月14日 (金)

警視庁失踪人捜査課・第5話

スポーツ万能、成績優秀な中学3年の里田希(草刈麻有)が放課後に姿を消してしまいます。

「行くところがある。夜、また塾で会おうね」と友達に言ったあといなくなった希。

父親は有名IT企業の独裁カリスマ社長として知られる里田(鶴見辰吾)。

高城(沢村一樹)と醍醐(北村有起哉)らが事情を聞きにいくと、里田はただの家出だから捜査しないで欲しいと言います。妻(原久美子)も同様。

危機感の無さに驚く失踪人捜査課。

捜索願を出したのは、なんと希と最後に話した友達でした。

彼が言うには、希は両親の不仲で悩んでいたとか。

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高城らは身代金目的の誘拐の線で調べ始める。

それで浮かんできたのが、かつての共同経営者、堀辰巳(袴田吉彦)。

里田は経営の不祥事を堀にかぶせ、会社から追放したことがあった。

堀は現在、自ら起業し、会社は大きく成長。

なのに、里田は堀の会社を狙い撃ちして敵対的TOBを仕掛けていました。

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さらに、調べると里田と堀は腹違いの兄弟。

里田の妻は堀の元恋人で、略奪したという過去も・・・。

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堀が里田を恨んでいることはほぼ間違いがないと失踪人捜査課では堀の行方を全力で追うことにします。

そして、堀のマンションの防犯カメラを調べると、そこには仲良く一緒にどこかへ出かける堀と希の姿が・・・。

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森田(黄川田将也)がNシステムで堀の行方が探り、すぐに別荘にいることが判明。

失踪人捜査課がその別荘に踏み込み、二人を確保するのでした。

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事情聴取では、希と一緒にいると臭わせつつ、買収をやめるように頼んでいたとあっさりと認める堀。

けれど、希はおじさんと一緒に別荘に行っただけだと誘拐を完全に否定します。

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希は駆けつけてきた父親の里田に「なぜそんなに叔父さんを目の仇にするのか」と聞きますが・・・。

里田は希を殴りつけてしまいます。

希は病院に運ばれ、そこで血液型が判明します。

それは彼女が里田の子ではないことを証明しているのでした。

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堀は不起訴になりそうとか。良かった。

高城は、娘に暴力をふるったり、悪どい企業買収をしている里田を放っておかず、週刊誌にネタを流したと、ヘロっと言ってました。

それを聞いて、一瞬、シーンとなる失踪人捜査課。

「とことんやるねえ~」と辛うじて笑ってみせたのは法月(小日向文世)だけでした。(笑)

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里田は堀をずっと目の仇にしていたのは、希のほんとの父親だからなんですね。。。

その上、経営の才能もあれば、忌々しくて仕方ないって感じかな。

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最後、男友達がお見舞いにやってきていて、なにげにかわいかったです。

心配して捜索願を出してくれたのが友達だなんて、ちょっと素敵ですよね。

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今回も捜査課が必死に探してみつけた本人はまったく危機感がなくて・・・。

別荘に踏み込んだ時も、キョトンとされてました。

でも今回は前回より、おもしろかったです。

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次回も楽しみで~~す。

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2010年5月12日 (水)

新参者・第4話「時計屋の犬」

峯子のメールで捜査続行中。

峯子が殺害直前に書いたメールの捜査です。

「いつもの広場で子犬の頭を撫でていたら、

小舟町の時計屋さんと会いました。

『お互いまめですね』と笑いあいました」

このメールの裏づけを取るため、警察が相手とされる寺田時計店の寺田(原田芳雄)に話を聞くと、たしかに犬の散歩中に峯子(原田美枝子)に会ったと証言しますが。

その寺田を目撃した人はいても、峯子の目撃情報がまったくなく。。。

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加賀(阿部寛)と松宮(溝端淳平)があらためて寺田時計店に出向きます。。。

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寺田は峯子と浜町公園で午後5時半に会ったと何度も説明します。

殺害当日の夕方にほんとに間違いなく会ったのか?と、さらに何度もたずねる加賀に怒り出すのでした。(笑)

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浜町公園で目撃者を探す加賀と松宮ですが。

寺田は人を寄せ付けないタイプで、誰かと親しく話してるのを見たことがないなどという証言などもあって・・・。

やはり峯子を見かけた人はいません。

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再び時計店を訪れる加賀と松宮。

話の流れから松宮は壊れた腕時計を直してもらうことに。

安物の時計なんでと言う松宮に、

「どんな安物でも一流の職人が手をかけて、命をいれてやれば正確な時を刻むものになる」

弟子の米岡(恵俊彰)は親方の信条だと話します。

加賀は寺田に場所の記憶違いはないかと再度たずねますが、寺田は頑なに否定します。

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そうこうするうち、寺田では埒が明かないと加賀は彼が可愛がっている柴ワンコのドン吉に注目します。

ドン吉は毎日、夕方1時間半も散歩に連れていってもらっている犬。

寺田が商店街の寄り合いで出かけた日、加賀は米岡に頼んでドン吉の散歩に同行させてもらいます。

歩きながら寺田家の話をする米岡。

親方には禁句がふたつあると。

それは「老舗」と「香苗」。

香苗とは勘当中の娘。

定職につかずフラフラしてる若者と高校卒業と同時に入籍、家を出て行ったという。

「老舗」に見えた寺田時計店は寺田が興した店。

娘に継いでもらえそうもなく、それ以来、「老舗」も禁句になったという。

「あなたは店を継がないんですか?」

加賀の質問に米岡は「僕なんて・・・。親方の腕にほれ込んでいるからいるだけ」だと答えます。

そして、「親方と過ごす時間の濃さは時計職人として何者にも変えがたい。ずっと店で働きたい」と言うのでした。

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いつもの散歩コースを歩いていると、途中、ドン吉が別の通りに行きたがります。

加賀はその行きたがっていた方向をじっとみつめるのでした。

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加賀はとうとう寺田が隠したがっていた事を探り当てます。

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寺田はドン吉の散歩の際に寄り道をしていたのでした。

行き先は水天宮。

峯子ともそこで会っていたんですね。

こっそり娘の住んでいるところを見に行った寺田が、娘の妊娠を知り、安産を祈願してお参りしていたそう。

峯子のメールにあった「撫でていた子犬の頭」は、水天宮の置物「子宝犬」のことで、二人が会った「広場」は境内のことでした。

娘を勘当した手前、水天宮のことを知られるわけにはいなかったようです。

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加賀によると、無職だった香苗の夫は今は時計の部品工場で働いているという。

寺田を見て育った香苗は、夫も職人になって欲しいと望んだという。

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香苗の陣痛が始まったことを知り、とまどう寺田に病院に行くようにすすめる米岡。

「親方、行ってください。

あとは俺がやります。親方の技を受け継いでいるの、俺しかいませんから」

みんなに背中を押されて、出産した香苗に会いに行く寺田。

生まれた赤ちゃんを前に、香苗やその夫と仲直りします。

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あらためて加賀から峯子の最後の様子を聞かれた寺田は、「ほんとにたのしそうだった」と答えるのでした。

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一方、上杉(泉谷しげる)は峯子の息子、弘毅(向井理)と会います。

そして、母親の葬儀にやってきた参列者たちの写真をみせます。

「この中に見覚えのある人間はいないか?」

その中の一枚に驚く弘毅。

そこには亜美(黒木メイサ)の姿があった。

自宅に戻った弘毅は、亜美になぜ葬式にいたのかと問い詰めます。

亜美はパソコンにある峯子の写真を見せます。

「どうして母さんが生きていたときの写真があるんだよ!」

弘毅は驚いて亜美を見ます。。。

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柴ワンコ、かわいかったですね~~。

食べ方がかわいい~・・・。後頭部もかわいい~・・・。

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今回の人情話は前回のより好きでした。

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ただ、推理部分がゆるいですよね。ゆるゆる。。。

はじめから寺田が寄り道していることは察しがつくし、娘のことも簡単に予想できます。

もうちょっと意外性がほしいところ・・・。

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毎回、本人の都合で言わないでいることがあって、それが何なのかを解いていくという作業を繰り返す加賀と松宮。

まったく殺害された峯子自身の事情には行き着きません。。。

上杉の方で、うす~~く本筋も語られてますが。。。

もしかして、このままずっと8話くらいまでいってしまうの・・・。

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そろそろ、加賀も本筋にからんでほしいです。。。

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それから今回の松宮の腕時計。

父親代わりになってくれた人からもらったものと言ってましたが、あれは加賀の父ですかね?

加賀も父の形見を修理してもらってましたから、時計好きの人だったのかな。(笑)

加賀の懐中時計は三角で素敵でしたね~。。。

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来週も楽しみです。

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2010年5月11日 (火)

チェイス・第4話「復讐」

おもしろ~~い。

ドラマのテイストに慣れてきたということもあるんでしょうが、ハマってしまいそうな予感がビシバシ!

今回は私的には本筋以外にも2ヶ所、ビックリするシーンがありました。

そのシーン、どこだと思います?(笑)

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春馬(江口洋介)の妻が命を落とした飛行機墜落事故。

墜落した飛行機はライトキャストが節税のタメにリースしたものでした。

そのため、ライトキャストは事故で多額の利益を得ており、春馬は調べ始めます。

そして、ライトキャストが軽課税国にペーバーカンパニーをおいてグループ企業の利益をそちらにつけかえるというコーポレートインバージョンをやっていると突き止めます。

春馬は新谷(益岡徹)に、檜山(斎藤工)らに指南している人物を突き止めたいと訴えます。

新谷はそれを受け入れ、調査を続行するように指示します。

ライトキャストの脱税が濃厚となり、新谷は上司に正式な内偵の許可を得ると言いますが。

その動きはすでに村雲(ARATA)らの知るところとなっており・・・。

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檜山宅から帰る途中、村雲は春馬とバッタリ会います。

村雲はこの先にクライアントのマンションがあるとごまかします。

春馬は娘の好きなケーキを買いにいく途中だと言います。

春馬に誘われてケーキ屋へいく村雲。

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私はてっきりケーキを買うのにつきあうだけなのかと思ったんですけど。

次のシーンでケーキ屋さんで男ふたりでケーキを食べていてビックリ。

私の偏見かしら・・・。

男の人がケーキを食べるのがビックリなんじゃなくて、大人の男の人ふたりしてケーキセットを食べてるのがちょっと違和感があって・・・。

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春馬は村雲に、

「ずっと俺は探し続けていた気がするんだ。敵を・・・」と告白します。

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村雲は国税局の動きを阻止するために「深爪」という闇社会の男の手を借りることにします。

「深爪」は春馬の弱みをみつけられず、かわりに他の情報を提供します。

それは新谷のスキャンダルでした。

発売された週刊誌には大きく新谷の記事が出ます。

5年前、新宿の風俗店の内偵中に新谷が違法な売春行為を見逃したというもの。

お金を受け取っていたという疑惑も。

品田(奥田瑛ニ)は記者会見で釈明に追われる事に・・・。

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「査察が警察に通報なんてできるわけがない。

たとえ売春であろうと、麻薬の取引であろうと、利益があれば税金を取らなければならない。

通報なんかしたら税金を取れなくなる。

真面目に職務を全うしただけ。

税法上、査察の正義は税金を取るためにだけの正義だ」

村雲は、これでライトキャストへの内偵どころじゃなくなったとほくそえむのでした。

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春馬は査察官として当たり前のことしただけなのに、批判されることに悔しさをにじませます。

「仕方ない。我々は社会の嫌われ者ということだ」と品田。

春馬は新谷に会いに行きます。

新谷はお金を受け取っていたことを告白します。

「俺の仕事は徴税だ。警察じゃない。金を受け取って何が悪い」という悪びれる新谷に、「でも、受け取るべきじゃなかった」という春馬。

春馬は落胆して立ち去ります。

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その後、檜山の家の前にやってきた春馬は、そこで以前、村雲と偶然会ったことを思い出します。

そして、彼の靴にくっついていた何かの欠片がその玄関にもあることに気付きます。

家に帰って飛行機事故での死亡者を調べると廣川という名前はなく・・・。

春馬が廣川が偽者であること、檜山と関わりがあることに気付きます。

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檜山と歌織(麻生久美子)は出産のためにカナダへと旅立ちます。

その間、正道(中村嘉葎雄)に付き添う村雲。

奈良の吉野に愛人がいたという正道に、吉野行きを提案します。

懐かしい土地にやってきて、吉野でご来光を拝む正道。

「・・・許してください。僕を」

村雲はそこで、自分の正体を明かしはじめます。

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村雲は、正道と愛人、澤村文子の間に生まれた子供、吉弥だそうです。

吉弥は誘拐され、身代金3億円を要求された。

多額の身代金は吉弥が正道の子だったからのようですが。

でも、親子は羽振りのいい暮らしをしていたわけではなく、どちらかといえば質素。正道の愛人なのに変ですよね。

そして、吉弥はその誘拐事件で左手を切断されたみたい。。。

正道は文子が餓死したと言ってましたが、その理由もまだわかりません。

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村雲は左手の義手をとって見せます。

それでようやく吉弥だと気付く正道。

「ボン、か?」

「そや、僕や。ボンや。お父ちゃん。

あなたの財産は僕が全部いただく」

あまりのことに倒れこむ正道に、村雲は耳元でささやきます。

「あほこいたな。頓死や。

お母ちゃん、見てみ・・・」

村雲の復讐は母の復讐でもあったみたいです。。。

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歌織がカナダで男の子を出産したという連絡が入ります。

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2つ目のビックリシーンは。

村雲の入浴シーン。これが・・・妙に中世的で艶かしくてドキドキ。

見てはいけないものを見たようで・・・目のやり場に困ってしまいましたわ。(笑)

しかし、正道は一緒にお風呂に入っていても、村雲の義手に気付かなかったんですね。

言葉は丁寧でも、世話をしてくれるまわり人に対して、まったく興味がないってことなのかな。

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春馬のところに新谷が自殺したという連絡が入ります。

自分が批判したせいだと責任を感じる春馬。

一層、ライトキャストを調べようとしますが、「今度は誰が殺されるんだ?」と品田はこれ以上関わるなと釘を刺します。

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カナダから帰国した檜山を待っていたのは、意識はなく、心臓が動いているだけの正道でした。

檜山はそんな父親の状態に混乱しますが。

村雲は淡々と正道の資産6000億を消すスキームを説明し出します。

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まず、6000億のうち不動産資産をのぞく5800億を使って株を購入。

相続税納付のタイミングで株の価値を暴落させる。

資産価値が下がったところで、正道に死んでもらう。

そうすれば、29億の税金だけを払い、残りすべてを手に入れることができるとか。

株を意図的に暴落させることなどできるのかという檜山に、村雲は言います。

ボリビアの湖はリチウムの世界最大級の採掘所。そこの株を買い、その後、事故を起こす予定だと・・・。

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品田に捜査を反対されても春馬は聞こうとはしません。

手がかりを求めて、檜山宅を張り込みます。

そこへやってきた窪田(田中圭)から檜山正道が病気だという報告を受けます。

それで直感する春馬。。。

「見えた!見えてきたよ!相続だよ。相続だったんだよ!」

檜山宅から車で出てきた歌織のあとを尾行すると・・・。

歌織の到着した場所には廣川と称していた村雲がいるのでした。

.

.

村雲はなんと正道の愛人の子。

それを知っていた人が吉弥を誘拐したんですよね。

どうなって腕がなくなるにいたったのかとか、

母親が餓死してしまったのかとか、まだまだわからないことが多いです。

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村雲が自分の息子だってわかった時の正道の「気にしとったんやで」みたいな言葉。

軽くて、心がこもってない上辺の言葉だってこと伝わってきましたわ~。

冷徹な人だったんでしょうね。若い時から。

村雲に同情してしまいそう・・・。

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しかし、今度は採掘場の爆破?

6000億を消すには大掛かりなことをしないといけないですね~。

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最近、ARATAさんの出演映画を見たりしています。

甘い優しい感じのARATAさんに、ドキドキ。

村雲役くらいクールな方が平常心で見られていいかな。(笑)

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春馬は檜山正道の相続のまでたどりつきました。

村雲のこともわかったし、全面対決が迫ってきました。

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おもしろくて、はまりそうです~。。。

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2010年5月10日 (月)

龍馬伝・第19話「攘夷決行」

なんというか・・・予告を見て胸がいっぱいに・・・。

悲しいもんですね・・・。

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将軍家茂(中村隼人)は孝明天皇に攘夷決行の日を5月10日にすると告げます。

朝廷側は喜び、その日を待ちますが・・・。

幕府は裏で外国と通じ、攻撃などはしないと約束します。

そして、諸藩に対して、攘夷に参加しないようにと圧力をかけていきます。

幕府につくのか、朝廷をかついでいる長州につくのか、と。

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一方、武市(大森南朋)を裏切った平井(宮迫博之)は一転、土佐藩に追われる身となります。

藩に黙って朝廷に取り入ったという謀反の罪で。

容堂(近藤正臣)に黙って自ら藩を改革したいと朝廷に願い出たからというのですが、これは容堂に陥れられた感じ?

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龍馬(福山雅治)が、「人斬り」に嫌気がさして武市のもとを離れた以蔵(佐藤健)と食事をしていると・・・。

そこへ追っ手を連れた平井がやってきて、龍馬は慌てて二人を逃がします。

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今のところ、追われてないのは龍馬だけですものね。(笑)

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その後、龍馬は平井と以蔵を連れて武市のところへ行きます。

一番の腹心であった平井の裏切りに腰を抜かして驚いていた武市・・・。

その平井や以蔵を前にして恨み言をいうばかり・・・。

龍馬は容堂に踊らされただけだと平井をかばいます。

「以蔵も収二郎さんもひとりの人間ぜよ。

武市さんの駒じゃなかったじゃがきに。

攘夷のためなら何をしてもかまわんというがはわしは違うと思うきに」

「わしはまちごうちょらん!

5月10日が来れば、わしが正しかったことが証明されるがぜよ!!」

武市は聞く耳を持たず、平井に土佐へ帰って罪を償えと言うのでした。

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以蔵は武市にどこへでも勝手に行けと言われるのですが、彼も「人斬り」として追われる身になっていきます・・・。

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武市は残った勤王党の者たちを引き締め、土佐藩からの攘夷の出陣命令を待ちますが・・・。

容堂は知らぬ顔。なんの命令も下しません。

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攘夷決行の日、幕府の裏工作が成功し、大半の藩は動きません。

外国船に砲撃したのは長州藩のみ。

それもあっさりとやられてしまいます。

それを受けて、幕府は諸外国に「長州が勝手にやったこと。幕府は関係がないと」と発表。

将軍後見役の慶喜は「この機会にうるさい長州がなくなってくれたら儲けもんだ」とほくそえむのでした。

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龍馬は京の土佐藩邸にいる武市に会いに行きます。

もし日本中の藩が大筒を撃ってたら、この国はなくなっていたという龍馬に、失意の武市は呆然としたまま・・・。

龍馬は一緒に海軍をやろうと武市を誘いますが、「今更、もう遅いぜよ・・・」とポツリ。

そして、罪人になってしまった収二郎は放っておくわけにはいかないと土佐へ戻ると言い出します。

驚いた龍馬は土佐に戻れば武市も捕らえられてしまうと必死に引き止めます。

「あのお人(容堂)は、武市さんを嫌おうておられるき。

武市さんのすることをすべて快くおもってなかった。

それは、大殿様を支えていた吉田東洋さまを殺したから。

土佐勤王党は下士の集まりじゃったから」

ですが、武市は言います。

「攘夷の夢が破れた。

大殿様まで信じるなっていうのは、わしの人生すべてを否定することじゃ。

殿様をうたごうたら、それはもう侍じゃながぜよ・・・」と。

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容堂は勤王党を骨抜きにしてつぶしたんですね。

武市はどうしても藩のくくりから飛び出すことはできなかった人みたいです。

何があっても殿様が絶対と思ってる武市になんとも言えない気持ちになりました。

身分制度や組織の枠の中で奮闘し、出世していこうとする。

この時代、武市のような人が大半だったはず。

その中でも武市はすごくまっすぐな人だったんでしょうね。

もう少し柔軟性があって、その枠の外、龍馬の見ている世界を見ることができたら、人生が変わっていたかもしれないですね・・・。

切ないところです。。。

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2010年5月 9日 (日)

週刊きなこ庵・5月編3-9日&ほんとにちょっとの矢部謙三

今週、見た映画は、、、

メゾン・ド・ヒミコ。

ジョゼと虎と魚たち。

どちらもすごく良かったです。また別に映画感想を書きます。

しかし、この映画の犬童一心監督って「ゼロの焦点」も撮ってるんですよね。

ゼロの焦点は劇場で見たんですけど、いろいろボヤキたい部分が多い作品だったんですよね。

監督さんでも違うもんです。。。

ゼロの焦点で印象にすごく残ってるのは、殺人シーン。

これがホラーちっくで怖かった!

突然起こって、ドキドキドキーー!って心拍数が一気に上がる怖さ。

映像は犬神家風味でした。

犬童監督のホラーを見てみたいです。。。

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他に、間宮兄弟 百万円と苦虫女。

どちらもおもしろかったです。

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ARATAさん出演の映画も探して見ています。

作品によって顔が違いますね~。。。恐るべしお人です。

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レビューは書いてませんが、初回から見ている、

「ヤンキー君とめがねちゃん」(笑)

成宮くんが高校生役でも違和感がほとんどないです。。。

品川と花の周りに人が集まり出して、いい感じになってきてます。

そのまんまの自分を受け入れてくれる、その人のそばが自分の居場所。

良いこと言うわあ~~。。。

今回は、ちょっとしみじみ。

花ちゃん、すごくいいです。

仲 里依紗さんは「ハチワンダイバー」で見たぐらい。

でも、すっごくかわいいなあ~と注目してたんです。この花役は魅力爆発してると思います。

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矢部謙三・第4話

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さて、4話からは最終章ということですが。

悪徳敏腕弁護士が亡くなり、所縁の者たちが田舎に集まり・・・。

お前たちを処刑するというメッセージと共にひとりずつ・・・殺されていく。

人数分の人形が、一人亡くなるごとにひとつずつ倒されていったりなんかして、うふふ~・・・。

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大好きなパターンですわ。(笑)

今回、矢部(生瀬勝久)は本来招待されていた警視総監のかわりにその集まりに参加。

事件に巻き込まれます。。。秋葉(池田鉄洋)も当然ついていきうれしそう。

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特別ゲストとして、山田(仲間由紀恵)登場♪

あのオンボロ車のドアが取れて、上田は探しに行ってるので不在。

美晴(貫地谷しほり)と桜木(鈴木浩介)がそのドアを抱えて通りかかり、車で寝ている山田から事情を聴くという。

そういう展開でした。出番は2分ほど。

他に、時々のチラッと出演もアリました。

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ドラマの中で使われるトリックの音楽もいいです。。。。

映画を観に行くぞ!と思わせますね。(笑)

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4,5,6話続きの話です。長い分、おもしろいかも。。。

多分、大勢が殺されていくんでしょうねえ。。。

次回がとっても楽しみです!

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2010年5月 8日 (土)

警視庁失踪人捜査課・第4話

失踪人を捜査する課なので、こういうこともあるでしょうね~。

でも、お話としてはちょっとものたりない・・・。

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4年、家にひきこもっていた青年、宮沢良雄(速水もこみち)が失踪したという。

両親は引きこもっている息子の状態に慣れてしまって、いついなくなったのかわからないと言いつつ・・・、失踪人捜査課に捜査の依頼をしてきます。

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良雄は、プロになろうとユニットを組んで音楽デビューを目指していたんですね。

でも、デビューできたのは相棒の立花智也だけ。

夢もなくし、友達にも裏切られ、家に引き込むようになったそう。。。

その相棒も2年でレコード会社との契約を打ち切られ、現在は所在不明。

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醍醐(北村有起哉)は妙に良雄に肩入れします。

それは彼が元プロ野球選手で、怪我のために1年で契約解除されたという過去のため。

実力の世界は才能だけじゃなくて、運とかいろんな要素がないとって力説してましたね。

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全然、プロ野球選手には見えないけれど・・・。

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愛美(森カンナ)は、良雄が引きこもっていたのに髪がきちんとカットされていることに気付きます。

それを母親に聞いてみると、出張美容師の美樹を頼んでいたという。

彼女は良雄の相談相手にもなっていて、親には話さなくても彼女には何かと話していた様子。

高城ら(沢村一樹)は美樹に会いに行きますが、何かを隠しているようで・・・。

.

美樹は良雄が、自分を裏切った智也を憎んでいること、仲良しのメールフレンドがいることなど、多分、一番良雄のことを知ってる人でした。

そして、彼女はそのメールフレンドが連絡できなくなって以来、その子になりすまして良雄とメールの交換までしてるんですね。

結局、美樹は自分のダメな恋人の相談にのってもらったりもしていて。。。(笑)

二人の間には友情が芽生えていて、良雄の気持ちが楽になるように智也とあわせようとしていたりも。。。

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契約を解除されて、再び路上ライブを始めた智也に近づいていく良雄。

美樹に教えられ、その場所へ駆けつけた高城と醍醐は良雄を止めようとしますが・・・。

良雄が智也に手渡したのは新しく作った歌詞でした。

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美樹のしていたことを良雄は見抜いていて、その優しさで気持ちに変化が起こっていたんですね~。

良雄は智也と会うために引きこもりから脱出したと。

またあらたに夢を追いかけていきそうです。

そんな良雄に醍醐は「今度はあきらめるなよ~」と声をかけるのでした。

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失踪人捜査課が最悪の状態を想定して必死に捜査してても、当の本人はただ珍しく外へ出ただけ~っていう認識しかない・・・。

そんなこともありますよね・・・。

途中から薄々、そうじゃないかと感じていたものの、まさかほんとにそうだったなんて・・・。

ちょっと拍子抜けでした。

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ところで、今回は醍醐の過去が明かされました~。

次は誰でしょう。

こうやって、キャラの個性を際立たせていってもらえると、ドラマにも馴染んでくるし、うれしいです~。

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2010年5月 7日 (金)

かもめ食堂 & めがね 【日本映画】

【 かもめ食堂 】

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場所はフィンランドのヘルシンキ。

ある通りに日本食堂をオープンしたサチエ(小林聡美)。

お客さんは来なくて、一日中ぼんやり。。。

時折、通りに立って中をのぞいていくフィンランドの人たち。

お客第1号にはなかなかなってくれません・・・。

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フィンランドの地でも日本食を楽しんでもらいたい・・・。

そのサチエの静かでひたむきな思いと穏やかな土地柄がとっても合っていて。

どど~~~っと癒されます。

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心のこもった料理はどこへ行っても、人に受け入れられる。

作った人と食べた人の間に優しい信頼が生まれてく。。。

そんな映画でした。

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なんといっても、

そのサチエの料理する姿がなんとも素敵。。。

料理を丁寧に作る、茶道のように美しい所作で。

作り出したものは、神聖で「おいしい」魔法がかかったよう・・・。

料理することが、また楽しくなりました。

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パスコのCMでサンドイッチを作る小林聡美さんを見るたび、

これはきっと「かもめ食堂」風味のCMなんだろうな~と想像してたんですが、

今回映画を見て、まさにそうだったことにちょっと感激。

パスコのCM、好きなんですよね~。

カツサンドとたまごサンド、作りました。(笑)

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日本映画ですが、オールフィンランドロケ。現地スタッフと俳優も参加してのコラボ作品。

出演は小林聡美さんのほかに、 片桐はいりさん、もたいまさこさん

3人揃うと、いるだけで「そこはかとなくおかしい~」と楽しい気分になるから不思議です。

監督は荻上直子さん。

しばらく、この監督さんの映画を漁ろうと思います。(笑)

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そして、探してみつけたのが【 めがね 】

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春になるとやってくる・・・「おばさん」が、ひとり。

南の島にやってくる。

島の民宿の主らは空を見上げて、そのおばさんの訪れに気付く・・・。

「あっ・・・(来た!)」

けれど、その年の春は、おばさんの他にも旅人がやってきて。。。

民宿の主人の書いたいい加減な地図を見て、迷いもせずに・・・。

海しかないその場所に。

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かもめ食堂に続いて、正統な癒し系映画。

こちらはひたすらリラックスします。

「ただ、たそがれる・・・」という時間を味わう映画です。

旅人は南の島にバカンスに来たのに、何かをしていないといけないと思い込んでいて、なかなかこれができずに四苦八苦。

心を自由にすることって難しいんですよね~。。。

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メルシー体操も・・・映画を見ながら思わずやってしまいました。

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出演は小林聡美さん、もたいまさこさん、市川実日子さん、光石研さん、加瀬亮さん

監督・脚本、:荻上直子さん

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いい作品に出会えてほんとに嬉しい限り。。。

心に残る名作のひとつとなりました。

萩上監督の他の作品も探して見たいと思います。。。

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2010年5月 5日 (水)

新参者・第3話「瀬戸物屋の嫁」

今回は被害者のメール履歴について捜査する加賀(阿部寛)と松宮(溝端淳平)。

その中の峯子(原田美枝子)がマキティという女性に送ったメールが捜査対象になります。

「買いました。7875円。

今度お店にもって行きます。

例のお金は預かってすぐ入金しました」

マキティは柳沢麻紀(柴本幸)。

瀬戸物屋、柳沢商店に半年前に嫁いできたキティちゃん大好きな若い女性でした。

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加賀は先に金物屋へ行き、7875円の鋏を探します。

それはキッチンバサミで、峯子殺害現場のあったものと同じものでした。

金物屋の証言ではそれを買っていったのが峯子だそうで。

麻紀はなぜ峯子にわざわざキッチンバサミを買ってもらったのか、不思議に思う加賀・・・。

金物屋は瀬戸物屋からとても近いのに・・・。

また、銀行通帳から麻紀が峯子に20万を振り込んでおり、メールの内容と合致します。

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さて、いよいよ瀬戸物屋に加賀と松宮が行くと。

麻紀は峯子が店で夫婦箸をプレゼント用にと購入したことを教えてくれます。

加賀は峯子のことで思い当たることはないかとたずねますが、ちょうどそこへ姑、鈴江(賠償美津子)が帰ってきたこともあり、麻紀は口をつぐんでしまいます。

飾らず節約を美徳としているような鈴江と、派手で全身キティちゃんで飾り立てている麻紀はことごとく対立している様子。。。

加賀の前でもそれは隠そうとしない。

アリバイを聞くと、鈴江と息子の尚哉(大倉孝二)は店番を。麻紀はネイルサロンに行っていたといいます。

加賀は麻紀がキッチンバサミやメールの事をなぜ話さないのか・・・探りはじめます。

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そんな折、加賀が鯛焼き屋で並んで鯛焼きを買おうとしていると・・・。

真剣な表情の尚哉がやってきます。

仕方なく鯛焼きをあきらめ、尚哉の苦悩の日々を聞くはめに・・・。(笑)

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麻紀はホステスをしていた時、尚哉が見初めて嫁に来てもらったそう。

はじめは麻紀と鈴江は仲が良かったのだけれど・・・。

鈴江が麻紀のお気に入りのキティちゃんタオルを雑巾にしてしまったことから犬猿の仲に。

今は口もきかず、自分は板挟みの毎日が続いていると溜め息をつきます。

キッチンバサミのことをたずねる加賀に尚哉は鈴江と共用するのがイヤで麻紀が自分のを購入しようとしたのでは?と答えるのでした。

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加賀が再び瀬戸物屋を訪れると、鈴江があちこちに電話をかけては予約をしたり、問い合わせをしたり・・・。

数日後に、友人たちと伊勢志摩旅行に行くそうで、その日を心待ちにしている様子。

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その夜、ちょっとした事件が起こります。

鈴江が自分の旅行カバンをあけている麻紀をみつけ、「何か盗んだの?」と大騒ぎしてしまいます。

鈴江から冷たい目で見られ、麻紀は怒って家を飛び出してしまいます。

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一晩、帰らなかった麻紀を探す尚哉と加賀たち。

いつも通っていたネイルサロンに行くと、最近はほとんど来てはいないといわれ・・・。

尚哉は、麻紀が何をしていたのかわからず途方に暮れてしまいます。

「こんな家がイヤになったんだ。

あんな姑がいては、離婚されてしまいますよ・・・(泣)」と嘆く尚哉。

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加賀は見聞きしたことをパズルのようにはめていき、推理していきます。

そして、尚哉に「そんな姑さんのためにすぐに帰ってきますよ」と励まします。

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加賀によると、麻紀は食用バサミをこっそり手にいれたくて峯子に頼んで購入してもらったそう。

けれど、峯子はキッチンバサミと間違えて購入したまま亡くなってしまった。

食用バサミは食事中に固い食材が出たときに使うもの。

歯の悪い姑が伊勢志摩旅行であわびを食べられるようにという麻紀の心遣いからの贈り物だった。

鈴江のカバンを開けていたのもその食用バサミをこっそり入れておこうとしたため。

また、ネイルサロンに行くと言いながら、ほんとは隠れてパソコン教室にも通っていたという。瀬戸物屋のHPを作成して、店の利益に貢献しようとして思っていたから。

20万はキティちゃんのデコレをしたノートパソコンを購入したせい。

HPも鈴江と尚哉に内緒で完成させたかったため、加賀の問いにも答えられなかったということでした。

鈴江は鈴江で、いなくなった嫁をこっそり探していますよと尚哉に言う加賀。

尚哉はそれを聞いて大感激します。

帰宅した麻紀はまさに加賀の推理どおりの行動をしていて・・・。

麻紀と尚哉は姑の旅行カバンにこっそり食用バサミを忍ばせます。

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その旅行カバンにあった伊勢志摩の旅行パンフレットをのぞいてみると・・・。

麻紀の大好きなキティちゃんグッズに○印をつけてあるのを発見。

麻紀のためのお土産をきちんとチェックしてくれている鈴江なのでした。

これを見て麻紀も感激します。

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店に戻った鈴江は麻紀がいてホッと一息。

「帰ってきてよかった・・・。

柳沢商店の嫁として自覚をもちなさい。

はっきりいって尚哉はあまり当てにならないの!

店をやっていくのはあんたなんだからね!」

意外にも嫁を頼りにしている鈴江。

その夜、旅行カバンから食用バサミをみつけて鈴江も感激するのでした。

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今回のキッチンバサミの真相は、瀬戸物屋の3人が感激する大団円でした。。。

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一方、峯子の葬儀が執り行われます。

その峯子の葬儀への出席をためらう息子の弘毅(向井理)。

同棲している亜美(黒木メイサ)は出席したほうがいいと懸命に説得しますが。

頑なに拒否する弘毅に代わって亜美が葬儀に顔を出すと、そこへ突然、本人が現れて・・・。

葬儀会場から逃げるように出てくる亜美。

そのことで、加賀にも亜美が取材目的でなく、別の目的で葬儀に来た事を悟られてしまうのでした。

その上、亡くなった峯子のかわりに、あらためて麻紀に食用バサミを購入して渡したのは亜美で。そのことも加賀は見破っていました。

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なぜ、亜美がそんなことをするのか・・・今はまだわかりません・・・。

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峯子の家族を捜査している捜査一課の上杉(泉谷しげる)は、行方不明だった弘毅をみつけ、これで事情を聞けるとニンマリするのでした・・・。

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なんと弘毅と亜美は同棲中。

亜美はどうして峯子の死をすぐに弘毅に教えなかったんでしょう。

亜美は元々警察にも出入りする記者。それが今はタウン誌の記者に。

スクープを狙って前の職場に戻りたいみたいですね。

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そろそろ、本筋の殺人事件に絡んでいって欲しいですね。

弘毅が本格的に登場してきたので、峯子の事情に迫っていきそうなんで期待してます。

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2010年5月 4日 (火)

チェイス・第3話「パーマネント・トラベラー」

雨の日に起こった村雲(ARATA)と鈴子(水野絵梨奈)の接触事故。

どうやら鈴子が飛び出したようです。

村雲は軽い脳震盪。

連絡を受けた春馬(江口洋介)と病院で対面し、保険の手続きのため連絡先を交換します。

村雲は自分を「投資コンサルタント、廣川」と偽り名刺を渡します。

さっさと立ち去ろうとした村雲でしたが、「慰霊祭にいたでしょ」と鈴子に言われ、とっさに春馬にあの事故で弟を亡くしたとウソをつくのでした。

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一方、山から3億円のお金が発見され、マスコミでも大騒ぎとなります。

国税局の春馬らも動き出します。

山は経済産業大臣、紺野大志が所有しており、彼の裏金ではないかと疑われたため・・・。

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紺野はちょっとした因縁の相手でした。

かつて、春馬の尊敬する伝説の査察官、井坂敏(石橋蓮司)が紺野の裏金を暴こうとしたけれど、直前で上からストップがかかったとか。

「査察が叩く悪に聖域を作ってはダメだ。巨悪に屈したらその使命を失う」

井坂の口癖だったという・・・。

でも・・・その伝説の人は、今・・・、紺野の税務コンサルタントをしているのでした。

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紺野の周辺を調べてみると・・・。

紺野と関係の深い大内運送に税務調査が入った際、5億の絵画取引があり、それが最近、転売され1億にも満たない価値のものであることが判明したという。

そのため、紺野のもとには裏金が3~4億あるはずだと春馬は上司に報告します。

上司の品田(奥田瑛ニ)は二の足を踏みます。

なんといっても現役大臣の巨額脱税事件になると、ヘタをすれば首が飛んでしまうから。

その5億の絵画を扱った画商の名前は海江田といいます。

海江田には申告した形跡がまるでなく、住民票を海外に移し、各地を転々としているため納税する必要はないそう・・・。

これをPTパーマネント・トラベラー(永遠の旅行者)と呼ぶそうです・・・。

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檜山正道(中村嘉葎雄)邸では。

檜山(斎藤工)は父親の正道を村雲に紹介する。

「村雲さん、あんさん、お金が好きですか?」

ほな、お金はキレイなものですが?汚いものですか?」

「触ると手が汚れるものだと思います」

「お金が入って汚れはる人もいるし、

手を汚してお金入れる人もいてはる」

「息子さんの手は汚しません。私が汚します」

「おもしろいことを言いはる。それは蛇の道や。人にあらずの蛇が通る道や。

何を好んでそのような道を」

「はじめからこの道しかありませんでしたから」

「ほう~、怖い人やな」

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元々エリートで頭が良すぎてダークサイドに行ったのかと思ったら、違うんですね。

村雲はずっとこんな風に生きてきたと。

前回、ゴミ箱のご飯を食べていた人だってガンダレに言われてましたけど・・・。村雲の正体がまだまだ見えないですね。

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村雲は廣川として国税査察官の春馬に近づいていきます。

有益な情報が引き出せるかもという下心から。

「疑いをもてない人間ほど一度崩れたら脆い」などと言いながら。

同じ遺族という立場の村雲にどんどん気を許していく春馬。

「どうしてなんでしょうね。悪いやつほどよく眠る。

まじめにコツコツ生きてる人間ほど悲しい目に遭う」とグチってみせる村雲。

公務員だと言っている春馬は、つい詳しく自分の仕事の話をしそうになって、辛うじて口をつぐむのでした。

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どうして村雲は春馬に近づくんでしょう・・・。

春馬をなめてるのか。

それとも、これからすることを春馬に止めてほしいのか・・・。

むごいことをしますね。村雲の正体を知ったら憎悪が何倍もになって返ってきそうです。

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村雲との会話では、春馬に大人の孤独をすごく感じました。

泣き言を言うわけにはいかない春馬。

大人になると、誰かがなぐさめてくれるわけでなく、常に誰かが気にしてくれているわけでもない。

辛くても、哀しくても、自分でそんな気持ちに折り合いをつけるしかないんですよね。

だから同じ立場の人と会うと、雪崩をうったように簡単に気持ちがあふれ出す。。。

心の隙をつけこまれるというか・・・。

春馬も今にも心が折れそうなんですね。

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鈴子のは、父親に当り散らしてるだけ。当たれる相手がいるだけ子供の孤独。

でも、それはそれなりに真剣な思いなんですけどね。。。

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引き続き、海江田を調べている春馬らは、無申告だからお金の動きがわからないと頭を抱えます。

紺野の裏金は海江田を通して作られていることは明らかなのに。

海江田の方から崩すのは無理。紺野代議士を直接内偵させてほしいと春馬は品田に頼みますが。

及び腰だと思われていた品田も紺野を捕まえたい気持ちは同じのようで、定時に帰宅すると見せかけて、井坂が残した資料に目を通す毎日。

品田は、春馬が井坂を以前と同様に尊敬していることに気付き、釘を刺します。

「井坂の息子が就職したのはあの大内運送だ。

甘っちょろいことを言うな」と。

そして、自分は紺野を調べるから、お前は海江田のスキームを壊せと指示します。

「査察には聖域はない、たとえ大臣であろうがOBであろうが」

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春馬は井坂が船舶免許を持ってることに着目します。

海江田を出国させ、台湾で船を使って日本に密入国させたのではと。

春馬は窪田と共に海江田宅を張り込むと・・・。

やがて中に海江田自身が潜んでいることがわかります。

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3年前、海江田の画廊は経営難に陥り、そこに目をつけた井坂が一切外出しないことを条件にパーマネントトラベラーにしたてあげたのでした。

海江田の所得税法違反で、彼の自宅と井坂の事務所が調べられます。

海江田から紺野へと芋づる式につながることを狙っていた春馬ら国税局でしたが。

そこへ飛び込んできたのが、東京地検特捜部が収賄容疑で紺野を逮捕したというニュース。

春馬は愕然とします。

新谷によると、品田が検察に紺野を譲った・・・らしいです。

新谷は「査察は検察の下請けなんですか?」と品田に不満をぶつけますが、品田は答えようとはしません・・・。

井坂は春馬に言います。

「紺野の疑惑は俺が命をかけて追ってた案件だ。

それをお前らは逃した。それが答えだ。

俺がこうなった答えだ。こんなもんだ。脱税するくらいがちょうど人間なんだよ・・・」

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春馬は尊敬している査察官達が仕事に挫折し、保身に傾くのを見て失望していきます。

娘の鈴子は高校を退学し、どこにいるのか姿を見ることもない・・・。

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春馬は村雲に電話してしまいます。

「信じてた人に裏切られて・・・。

最近の世の中なんかおかしくないかな。

どんどん悪い方へいってるっていうか。

人の心って言うものが壊れていってる気がするんだ」

「春馬さん、この世界はもうあなたのしってる世界じゃないんだ。

あなたは真面目に働いてきた。

正義感を持って社会のためになればと自分を律して生きてきた。

でも、それを認める人は社会からいなくなった。

世間は官をたたき、役人を諸悪の根源のようにののしる。

ぼくは人の悪意は重力のようだものだと思います。

報われなかった善意や正義感の裏に、同じだけの悪意が根を張るんだ。

奥さんを亡くして、娘さんを見失って、ほんとはあなた、

こんな世界滅びてしまえばいいと思ってるんじゃないですか?

もう我慢するのはやめましょう。

あなたには、この世界を憎む権利がある」

村雲の言葉に春馬は激しく動揺します。

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それは、理性でフタをしていた憎しみや復讐心を呼び起こしたのかもしれません。。。

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村雲のところに鈴子が母の通帳を持って訪ねてきます。。

母の保険金を自分で運用しようと思っているようで・・・。

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春馬は密かに記者だという男に会います。

財津の査察の時にみつけた写真を調べるために。。。

記者はすぐにそこに写った飛行機のことを調べ上げてきます。

東アジア空港の旅客機はここ数年急成長をしている日本の人材派遣会社ライトキャストがリースしていたもので、今回の事故で、会社は違約金を受け取ってるというもの。

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財津のところでみつかったのなら、国税局で調べればいいものを、わざわざダーティ風な記者に頼むなんて・・・。

さて、、、ライトキャストは檜山の会社ですよね。。。

これで檜山までつながりましたね。

春馬には正攻法で檜山や村雲にぶつかっていってほしいもんです。。。

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檜山正道にガンが発見され、余命1年と診断されます。

檜山はショックを隠せない様子・・・。

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やがて、歌織(麻生久美子)が妊娠します。

大喜びで父、正道に報告しにいく檜山。

歌織は檜山が姿を消した途端、

「私、脱税のタメに子供を産もうとしてる・・・。

私が歩こうとしてる道も蛇の道。この道の先には何があるの?」

と村雲にたずねます・・・。

どうやら村雲の子供のようですね・・・。

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ところで、あの村雲が時折スーツのポケットから出して見ている置物は何なんでしょう。

世俗に疎い方なので、名前のあるものなのかもわからないんですけど。

または・・・、墨で作ったバラの消臭剤みたい・・・。(笑)

あれをスーツから出すのを見る度、重くないのかな~とか、どうしてもこんなのを持ち歩いてるんだろうとか、、、みょう~に気になるのは私だけ・・・。

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今回の話は春馬の査察官としての仕事がメインになっていて、地に足がついていて見やすかったです~。

脱税の村雲サイドももちろんおもしろいんですけど、春馬サイドに視点をおいた上での攻防戦が安定感があります。。。(笑)

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3話でまたおもしろさが増しました。

来週が待ち遠しいです。。。

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2010年5月 3日 (月)

龍馬伝・第18話「海軍を作ろう!」

第14代将軍徳川家茂(中村隼人)は京に入ります。

武市半平太(大森南朋)は将軍に攘夷を確実に実行させるため、攘夷実行の期日を決めさせようとします。

その日を決めるまでは京に留まるようにと言われ驚く家茂一行・・・。

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勝(武田鉄也)の弟子になった龍馬(福山雅治)と長次郎(大泉洋)は大坂の専称寺の勝塾にやってきます。

塾の活気あふれる様子に大感激の二人。

二人が訓練生集めに町で勧誘していると、沢村惣之丞(要潤)とバッタリ。

海軍へ入ろうと誘われた惣之丞は、幕府のために働くのかと激怒するものの、龍馬の説得で入塾することになります。

勝塾では、学問に打ち込む惣之丞。

その熱心さに驚く龍馬でしたが、惣之丞は「海軍で異国と戦うんだ!」と鼻息が荒く・・・周りを見回すとほとんどの塾生が同じ思いのようで・・・。

戦を避けるために海軍が必要なのだと思っている龍馬は悩みはじめます。

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龍馬が悩んでいる横で、宿の娘、徳と長次郎はとてもいいムード。

塾のことで頭がいっぱいの龍馬なのかと思ったら、

突然、「いかん!いかん!いかん~~!!

お前らのことが気になって考えがまとまらんぜよ~~!」

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なんじゃ~それは~!

考え込んでいて耳に入ってないのかと思っていたら、

気になって背中越しに聞いてたのね~。(大笑)

お茶を出してもらってお礼を言っても龍馬を無視して長次郎に特に優しい徳。

モテモテ龍馬、ちょっと拍子抜け?おもしろいですわ~。

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武市は山内容堂(近藤正臣)と面会します。

うれしくて舞い上がる武市ですが・・・。

容堂は勝塾に2,3人、勤王党から訓練生を出すように命じます。

攘夷派の武市は、開国派の勝とは関わらないようにと容堂に伝えようとしますが、一喝されてしまいます。

容堂はこれからはうちの藩士も勝殿の世話になると宣言。

勝のもとにいる坂本龍馬の脱藩の罪も赦すと言います。。。

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また、勤王党のナンバー2、平井収次郎が容堂の使いにこっそり呼び出されます。

そして、今後、武市のかわりに藩を変えていけと言われ、平井はその気になってしまいます。

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武市に選ばれた勤王党の望月亀弥太(音尾琢真)、高松太郎(川岡大次郎)、千屋寅之助(是近敦之)の3人が、勝塾へとやってきます。

容堂の指示だと聞いた龍馬は不穏な気配を感じ取るのですが・・・。

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武市は容堂が勝を気にいっていることを知り、「勝を斬れ」と岡田以蔵(佐藤健)に命じます。

以蔵は勝の滞在先に出向きますが・・・。

勝が楽しくおしゃべりしてる相手は龍馬で・・・。

偽名で面会しようとした以蔵の真意を、二人はすぐに見透かしてしまいます。

斬りに来たと聞いてもまったく動じない勝。

お決まりの地球儀を出してきて以蔵を説明しようとします。

地球儀の中の日本を見て素直に驚く以蔵。

勝はそんな以蔵を大いに気に入り、無理矢理飲みに誘います。

以蔵は龍馬に頼まれ、勝の護衛をすることになってしまうのでした。

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勝と龍馬にかかったら、以蔵はとってもかわいい存在に!

素直な本質を誉められて、以蔵の表情からゆるゆると殺伐とした気配が消えていきました。

勝と龍馬のやりとりは、テンポも良くて笑えます。

武田さんの勝、大好きです。めちゃめちゃ楽しい。。。

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龍馬は勝塾の訓練生のことを相談します。

「みんな、異国と戦をするための海軍だと思っています。

どうしたらいいでしょう」

「人は口で言ってもわからない。

そのうち、人は肌で感じて変わっていく。

まず、あの塾のいいところは、

藩の壁がねえ。

人の上下の隔てがねえ。

そして、黒船を動かすためにはどうしても西洋の学問を知らねばならねえ。

そのうち、やつらは必ず悟ってくれる。

俺たちは日本人なんだと。

西洋の文明のすげえところがわかれば、異国と戦をすることが愚かなことだとすぐにわかる。

お前たち若いもんはよ。

そういう柔らかい頭をもってる。

だからおいら、俺たちのこと、頼みにしてるんだぜ」

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頭ごなしに説得しようとするのではなく、学べばおのずと見えてくる。

広い世界を知ってるから言える勝の言葉・・・。私も龍馬と一緒に目からウロコ状態でした。

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龍馬は勝の教えを聞いて、納得して大坂へ帰って行きます。

「なあ、以蔵。

なんでおまえ、ああいうヤツとつきあわねえんだ?」

龍馬の後姿を見ながら、以蔵にたずねる勝でした。

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いいですね~。3人のシーンはとても素敵です。

以蔵の表情のかわいらしさと、勝の最後の言葉でグッときて泣けました。

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信じた人に都合よく利用されるだけの以蔵。

ただ、素直だということだけで気にいってもらえる・・・。

そんな無理をせずに生きていける生き方も、ほんの少し隣にあったのにね。

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容堂は土佐に帰ると言い出します。

「わしは攘夷派のあほうどもが強欲な公家どもを担ぎ出し、

大恩ある将軍家を困らせているのを見るのは、もううんざりなんじゃ!」

平井に裏切られ、そして以蔵も勝のもとに。

周りから人が消え、気付いたら力を失い孤立している武市。

容堂の策略どおりに事は進んでいるのでした。

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将軍家は攘夷実行は20日後の5月10日と決定します・・・。

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龍馬と勝のやりとりは、ほんとに心地良いです。。。

けれど、二人の夢とは裏腹に幕府は動いていきそうですね・・・。

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2010年5月 2日 (日)

週刊きなこ庵・4-5月編26-2日&ほんとにちょっとの矢部謙三

今週も連ドラの合い間に日本映画を見ています。

「かもめ食堂」に続いて、「めがね」。

癒し系。お気に入り映画になりました。

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ほかに、20世紀少年・第1章と第2章。

2本とも2時間以上あるんですが、まったく長さを感じさせないですね~。

荒唐無稽な展開なんだけれど、普通に受け入れられてじっくりと見せてくれるのがすごいですわ。

あと、昭和の雰囲気がなんとも懐かしい~~。

小学時代の子役と大人になってからの俳優さんが似てるので混乱しないし。わかりやすくオーバーラップさせてくれてるし。。。

実は顔が覚えられない私にはこれがとっても大事。(笑)

子供の頃の友達は、大人になって会ってもすぐにその頃に戻って話せるとか言いますよね。この映画ってそんな感覚を映像にしたかったのかなと思いました。

ああ、はやく最終章を見たい~~~。。。

最終章は全巻、貸し出し中でした。残念。

監督は堤幸彦さんなんですね~。ビックリ。

全然、知らなかったよお~・・・。

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矢部謙三・第3話

今回の矢部(生瀬勝久)は、アリバイ作りに利用されてました。

でも、ビールや熱燗を催促したり、さらりと厚かましいのは矢部ならでは~です。

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この矢部を大好きで、他の人といると嫉妬する秋葉(池田鉄洋)。

おもしろい。。。

強烈なストーカーになってました。

盗聴器なんかもつけたりして・・・。

そのつけた場所がなんとカツラなんですけど。

それを見た途端、なるほど~、そこなら感覚がないから気付かないわね~と感心しました。

矢部に放っておかれて、庶務係に混ぜてもらおうとする秋葉、ちょっとかわいい。(笑)

隣りの係の人も個性的でいい味だしてましたわ。

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それと今更気付いたんですが、ドラマの中で時折、トリックの音楽が使われてるんですね。

それを聞くだけでトリックの世界にず~んと入ってしまいます。

なんだかすごいですわ~。

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来週は仲間さんが登場するらしい・・・多分。

楽しみです。。。

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2010年5月 1日 (土)

警視庁失踪人捜査課・第3話

ミステリーの女王と言われる人気作家、木下薫(高橋ひとみ)がパーティーの後、姿を消します。

ファンに囲まれた薫は何かを見て驚いた表情を見せていたという。

防犯カメラでもその薫の表情をしっかりで確認できるのでした。

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薫は優雅な生活を雑誌に綴り、人気を博しているセレブ作家。

自宅は大豪邸。

けれど、中に入ると箱に入ったまんまの買い物が山積み。テレビ通販からたくさんのものを注文していた模様。

台所にはインスタント食品もたくさん。。。

弟の饗庭(あえば)孝(長谷川朝晴)によると、姉は非常に体裁を気にする人間でだらしないところは絶対に見せなかったとか。

部屋を散らかしたままで、自分から失踪したなんて有り得ないと・・・。

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寝室から精神安定剤がみつかり、病院では不安症と診断されていた薫。

不倫していたカメラマンには不安だ、限界だと結婚を迫ったことも。

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ほかに薫には友人もおらず・・・。

売れない時代からずっと支えてきた編集者、井村(朝倉伸ニ)は薫の安否を気にする風もなく、小説のことだけが心配そう・・・。

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森田(黄川田将也)の調べでは、薫が失踪直後500万円の預金を引き出しているという。

薫は誰かに脅されていた可能性が高くなります。

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そんなとき、高城(沢村一樹)が薫の寝室で電話番号を書いたメモをみつけます。

その電話番号は先日放火殺人があったピアノバーのものでした。

失踪人捜査課が先にピアノバー放火殺人を捜査している捜査一課に問い合わせると。

出火の時刻は薫が500万円引き出したのと近い時間帯。

現場からは遺体が2つ。ひとつは店主。もうひとつは身元不明で捜査中。

その身元不明の女性は薫の特注のネックレスをしており・・・。

失踪人捜査課は薫が誰かにピアノバーへと呼び出され殺されたのではと調べますが・・・。

焼死体は薫のものではなく・・・。

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時を同じくして、土屋宏美という女性の母親から捜索願が出されます。

宏美は通販会社のメゾンチャンネルで電話オペレーターをしています。

メゾンチャンネルと言えば、薫のお気に入りの通販会社。

宏美はピアノバーの顧客でもあり、捜査一課が所在確認の電話をかけたところ、男が出て「出かけている」と答えたと。けれど宏美には該当する男性はおらず・・・。

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宏美と薫の接点を調べてみると。

二人は高校の同級生で、失踪直前の防犯カメラの映像で確かめると薫の驚きの表情の先にはその宏美が・・・。

薫はメゾンチャンネルに饗庭冴子という本名で注文をしたため、宏美に気付かれたそう。

宏美は古い知り合いからの注文電話を受けたことを同僚に打ち明けてます。

「饗庭っていう珍しい名前で注文してたからすぐにわかったわ~。彼女は気付いてなかったから、最後に珍しい呼び名で呼んであげたの~」

薫が不安症になったのはそのころからのようでした。

高城たちは500万円は宏美に渡すお金で、強請られていたのだろうと推理します。

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法月(小日向文世)が高校へ調べにいくと、それを裏付けるような重大な秘密が薫にありました。

薫は高校でイジメにあっていて、そのイジメていた生徒が一晩閉じ込められて亡くなっていた。喘息の持病があり、発作を起こしたせいだという。

閉じ込めたと疑われたのがイジメられていた薫。同級生から「人殺しの冴子」と呼ばれていたそう。

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翌日、編集者の井村宛てに薫から速達の遺書が届きます。

ですが高城は納得できないと言います。

昔を知っている宏美を殺して自分のネックレスをつけさせ、店主も一緒に燃やしてしまった・・・ミステリー作家なのにそんな陳腐なトリックないだろうと・・・。

高城は遺書は誰かに無理矢理書かされたのでは?と考えます。

それに宏美の家にいた男が誰なのか・・・。どうして遺書が速達なのか・・・。

高城が、薫の部屋を再度調べさせると、盗聴器が発見されます。

前日にそこで「薫はすでに亡くなっているのでは?」と話をしたためそれを聞いていた犯人が薫に無理矢理遺書を書かせたようでした。

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盗聴器は井村編集者が仕業でした。

熱烈なファンだったのか・・・。

井村は薫の今までのすべての会話を聞いていて、薫を監禁、放火殺人も彼がやっていたのでした。

井村の家で薫は半狂乱で発見されます。

そしてうわ言のように高校のときの同級生を閉じ込めたことを事を告白し続けるのでした。

結局、高校の時に自分がしたのと同様に監禁されて、精神がもたなかったんでしょう。

そんな薫を抱き寄せて落ち着かせようとする高城でした。

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徐々に犯人にたどり着いていく過程は丁寧でおもしろいですよね~。

多分、見逃したんでしょうか。

井村の動機と、愛美が、犯人は井村だと言い当てた根拠が・・・ちょっとはっきりとわからなかったような気がするんですが・・・。

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チームに高城が入っても、波風一切たたず、淡々と進んでいく捜査。

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ちょっと思ったんですが、テレ朝の刑事ドラマってチーム内で刑事さん同士が険悪なムードだったりするじゃないですか。

そのいがみあってるのが、やだわ~って常々思ってたんですけど。

あれって個性を際立たせるにはいい方法だったんですね。

す~っと抵抗なく進んでいくより、たまに怒鳴りあわれると目を覚めるというか・・・。(笑)

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でも、メリハリはなくても、失踪人捜査課のクールさは好きなんです。

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今回は、薫が不倫してると言い当てる公子と愛美に、男性陣が驚くシーンが、クールな中にちょっとだけ「お笑い」がありましたね。

メンバーの意外な一面が出て、みんなで驚くっていうのはいいですね~。

前回は法月と醍醐の「木の実」食べ。

次回のオモシロは何なんでしょう。。。

回が進む毎に、独特な色あいが出てくるといいなあ~と思ってます。

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