新参者・第2話「料亭の小僧」
このドラマ、音楽がめちゃめちゃ好きです~~。。。
.
今回は現場に残されていた遺留品、人形焼についての捜査です。
人形焼の容器についていた指紋は3つ。人形焼屋の店員のものと、被害者のもの。
あとひとつが誰のものなのかを調べていきました。
.
その人形焼は餡入り7:餡なし3の混合で重森の特注品。
地元の人でないと、そういう注文の仕方は知らないようで。
事件当日、そういう注文をしたのは料亭の一番若い小僧、周平(石黒英雄)だけだとすぐに判明します。
加賀(阿部寛)と松宮(溝端淳平)はすぐに会いに行きますが、採取した指紋は人形焼の容器のものとは一致せず、容疑者からすぐに除外されてしまいます。
.
けれど、加賀はどうも周平のいる料亭「まつ矢」の女将(夏川結衣)と主人(寺島進)が気になるようで。。。
.
実は周平は店の主人、泰治の使いっぱしりをさせられていました。
泰治に頼まれて彼の愛人宅に人形焼を届けていたんです。
その愛人宅が峯子と同じマンションで・・・。
いつもマンションの前で泰治に人形焼を渡すので愛人が誰かまでは知らなかったのですが、峯子とも話したことがあったのです・・・。
小僧の周平はこのときになるまで、殺人事件のことは知らず、今更以前の新聞などを見て驚くのでした。。。
.
周平の容疑はすっかり晴れ、加賀は別の目的で料亭に食事をしにいきます。
さすが料亭。出されるお料理が上品で違います~。
応対した女将に店の看板であるわさびのことを聞く加賀。
「うちは、伊豆の真妻(まづま)産のわさびを使っています。
真妻の魅力はパッとした辛味のあとにほんのりと甘さが広がる、それが最高の隠し味になります。
うちの真妻は主人が厳選して仕入れてます。
店の主人らしい仕事はそれくらいですけど・・・」
店は女将によって切り盛りされていて、店に泰治の気配はありません。
派手な格好をして、夜も昼も自転車に乗って町をふらついているのです。
そう、松宮が借金の取立てと間違えるほど・・・。
そして、女将はどうやらその泰治の浮気にも気付いているようで・・・。
.
加賀は泰治の遊び場所であるクラブにも顔を出します。
ホステスを周りにはべらせて、浮かれている泰治がそこにいました。
.
翌日、鯛焼き屋の行列の中にいる加賀。
今日こそ、鯛焼きを買おうとしているのに、亜美(黒木メイサ)に邪魔されてしまいます。
加賀の大学の後輩で、人形町でタウン誌の記者をしている亜美は、スクープがほしくて度々、峯子のマンションを訪れ写真を撮っていたのでした。
亜美は加賀にその写真を見せようとします。
泣く泣く鯛焼きをあきらめ、その写真を見た加賀は・・・無言でどこかへと消えてしまいます。
加賀に見せて反応を探ろうとしていた亜美は落胆するばかり。。。
.
加賀の依頼で遺留品の人形焼を調べていた鑑識からは。
餡なしの人形焼にひとつだけ、中に真妻のわさびが入っており、生地も水分が抜けてスカスカになっていたという報告が。
加賀は女将の指紋を採取します。そして、照合すると・・・。
.
再び、料亭「まつ矢」を訪れる加賀。
女将を前にして泰治に持参したわさび入りの人形焼を食べさせます。
思わぬわさび味に驚く泰治。
「人形焼の容器から女将さんの指紋が出ました。
前日に買っておいた餡なし人形焼に手間をかけてわさびをいれ、周平の買っておいた人形焼のひとつとすり替えた・・・。
わさびを入れた人形焼だけ、そのために水分が少なかった」
「その通りです・・・」
女将は観念します。
「なんでそんなイタズラをしたのかと思われますよね?」
「これですね」
加賀はスーツのポケットから亜美が撮った写真を取り出します。
それには泰治と、赤ちゃんを連れたホステス(宮地真緒)が写っていました。
女将は探偵を雇い、泰治のことを調べさせていました。
その子供が泰治の子ではないことも知っていたと言います。
そして、ホステスにとって泰治は客の一人であって、彼女がまだ子供の父親と切れていないことも・・・。
.
峯子の部屋に女将のそのイタズラ人形焼があったのは・・・。
加賀がそのことをホステスにたずねると、お客さんに人形焼が好きだと言ったら、いつも持ってやってくるようになった。その人形焼をもてあましたホステスは同じマンションに住む峯子にあげていたということでした。
だから、峯子の殺害現場に女将の指紋がついた人形焼があったんですね。謎は解けました。。。
.
「情けない。女のウソにコロリと騙されるような男がまつ矢の主人なんて。
自分の子供じゃないってわかってて、フリをするなんてお人好しもいいところ」
泰治は子供のできない体質だそうで、でもそれを知らないホステスからあなたの子供よとでも言われたってことなんでしょうか・・・。
女将は、泰治が父親の気分を味わっているのを知っていたから、黙認していたと言いいます。
すべてを見透かされていた泰治は女将に別れを言いだします。
女将もそれを了承しそうになりますが・・・。
.
「女将さん、どうしてイタズラに真妻のわさびをわざわざ使ったんですか?
そこには理由があるはずですよね?」
.
加賀のそのひとことに凛とした女将の表情は崩れ、どっと本音が溢れ出します。
「・・・あんた、どうして浮気なんかしたのよ~。
私だって何度もそう怒鳴りたかったわよ。
でも、私、器用じゃないの。
女将をやりながら、女なんてできないの!
あんた、結婚するとき、なんて言ったか覚えてる?
お前はパッとした辛味の後にほんのりとした甘さが広がる真妻のわさびみたいに最高の女だ。
まつ矢の看板は真妻とおまえなんだって。
だから・・・私は必死で店守って、看板を守って。
私はあんたと一緒に・・・。
まつ矢が私たちの子供じゃない?
ねえ~、そうでしょう?」
女将は結婚した当初の思いを泰治に思い出してほしくて、人形焼にわさびを混ぜたんですね。
ようやく女将の思いに気付いた泰治は土下座して謝るのでした・・・。
.
そして、人形焼の指紋は事件から除外されるのでした。。。。
.
.
また、捜査一課の上杉(泉谷しげる)は、峯子の元夫(三浦友和)に再び話を聞きに行ってます。
第一発見者の峯子の友人、多美子(草刈民代 )はアリバイもあり容疑者からはずれそう。
けれど、どうやら峯子の夫と不倫したんじゃないでしょうか。
それが許せなくて峯子は離婚したとか。そんな描写でした。
元夫は今回も秘書(マイコ)と怪しい感じ。それに上杉も気付きはじめます。
.
さらに、加賀は亜美の初恋の人みたい。
いまだに同じ白いペンを使ってるのは、思いを残してるから?
でも、加賀の気持ちはわかりませんが・・・。
その亜美はなんと!被害者の息子、清瀬弘毅(向井理)とつきあってるようですよ・・・。
これにはまだ加賀は気付いてないようで・・・。
.
このドラマの魅力のひとつは、なんといっても阿部さんだと思います。
じぃ~~っと物陰から凝視している加賀。おもしろい(笑)
しつこくて、人の心にどんどん入り込んでくるけれど、最後は人情で謎を解き明かしてくれます。やさしい気持ちになれます。。。
もうファンになりそう。。。
タイトルもいいですよね~。「料亭の小僧」なんて。
次のタイトルがどんなのか楽しみになっています。
.
今回は普通のお話でしたが、私はやはり初回の時間トリックのようなのをもっと見たいんですよね。。。
.
.
★ランキングに参加しています。よろしくお願いします。
にほんブログ村
.
.
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (2)
最近のコメント