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2010年4月に作成された記事

2010年4月27日 (火)

新参者・第2話「料亭の小僧」

このドラマ、音楽がめちゃめちゃ好きです~~。。。

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今回は現場に残されていた遺留品、人形焼についての捜査です。

人形焼の容器についていた指紋は3つ。人形焼屋の店員のものと、被害者のもの。

あとひとつが誰のものなのかを調べていきました。

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その人形焼は餡入り7:餡なし3の混合で重森の特注品。

地元の人でないと、そういう注文の仕方は知らないようで。

事件当日、そういう注文をしたのは料亭の一番若い小僧、周平(石黒英雄)だけだとすぐに判明します。

加賀(阿部寛)と松宮(溝端淳平)はすぐに会いに行きますが、採取した指紋は人形焼の容器のものとは一致せず、容疑者からすぐに除外されてしまいます。

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けれど、加賀はどうも周平のいる料亭「まつ矢」の女将(夏川結衣)と主人(寺島進)が気になるようで。。。

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実は周平は店の主人、泰治の使いっぱしりをさせられていました。

泰治に頼まれて彼の愛人宅に人形焼を届けていたんです。

その愛人宅が峯子と同じマンションで・・・。

いつもマンションの前で泰治に人形焼を渡すので愛人が誰かまでは知らなかったのですが、峯子とも話したことがあったのです・・・。

小僧の周平はこのときになるまで、殺人事件のことは知らず、今更以前の新聞などを見て驚くのでした。。。

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周平の容疑はすっかり晴れ、加賀は別の目的で料亭に食事をしにいきます。

さすが料亭。出されるお料理が上品で違います~。

応対した女将に店の看板であるわさびのことを聞く加賀。

「うちは、伊豆の真妻(まづま)産のわさびを使っています。

真妻の魅力はパッとした辛味のあとにほんのりと甘さが広がる、それが最高の隠し味になります。

うちの真妻は主人が厳選して仕入れてます。

店の主人らしい仕事はそれくらいですけど・・・」

店は女将によって切り盛りされていて、店に泰治の気配はありません。

派手な格好をして、夜も昼も自転車に乗って町をふらついているのです。

そう、松宮が借金の取立てと間違えるほど・・・。

そして、女将はどうやらその泰治の浮気にも気付いているようで・・・。

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加賀は泰治の遊び場所であるクラブにも顔を出します。

ホステスを周りにはべらせて、浮かれている泰治がそこにいました。

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翌日、鯛焼き屋の行列の中にいる加賀。

今日こそ、鯛焼きを買おうとしているのに、亜美(黒木メイサ)に邪魔されてしまいます。

加賀の大学の後輩で、人形町でタウン誌の記者をしている亜美は、スクープがほしくて度々、峯子のマンションを訪れ写真を撮っていたのでした。

亜美は加賀にその写真を見せようとします。

泣く泣く鯛焼きをあきらめ、その写真を見た加賀は・・・無言でどこかへと消えてしまいます。

加賀に見せて反応を探ろうとしていた亜美は落胆するばかり。。。

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加賀の依頼で遺留品の人形焼を調べていた鑑識からは。

餡なしの人形焼にひとつだけ、中に真妻のわさびが入っており、生地も水分が抜けてスカスカになっていたという報告が。

加賀は女将の指紋を採取します。そして、照合すると・・・。

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再び、料亭「まつ矢」を訪れる加賀。

女将を前にして泰治に持参したわさび入りの人形焼を食べさせます。

思わぬわさび味に驚く泰治。

「人形焼の容器から女将さんの指紋が出ました。

前日に買っておいた餡なし人形焼に手間をかけてわさびをいれ、周平の買っておいた人形焼のひとつとすり替えた・・・。

わさびを入れた人形焼だけ、そのために水分が少なかった」

「その通りです・・・」

女将は観念します。

「なんでそんなイタズラをしたのかと思われますよね?」

「これですね」

加賀はスーツのポケットから亜美が撮った写真を取り出します。

それには泰治と、赤ちゃんを連れたホステス(宮地真緒)が写っていました。

女将は探偵を雇い、泰治のことを調べさせていました。

その子供が泰治の子ではないことも知っていたと言います。

そして、ホステスにとって泰治は客の一人であって、彼女がまだ子供の父親と切れていないことも・・・。

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峯子の部屋に女将のそのイタズラ人形焼があったのは・・・。

加賀がそのことをホステスにたずねると、お客さんに人形焼が好きだと言ったら、いつも持ってやってくるようになった。その人形焼をもてあましたホステスは同じマンションに住む峯子にあげていたということでした。

だから、峯子の殺害現場に女将の指紋がついた人形焼があったんですね。謎は解けました。。。

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「情けない。女のウソにコロリと騙されるような男がまつ矢の主人なんて。

自分の子供じゃないってわかってて、フリをするなんてお人好しもいいところ」

泰治は子供のできない体質だそうで、でもそれを知らないホステスからあなたの子供よとでも言われたってことなんでしょうか・・・。

女将は、泰治が父親の気分を味わっているのを知っていたから、黙認していたと言いいます。

すべてを見透かされていた泰治は女将に別れを言いだします。

女将もそれを了承しそうになりますが・・・。

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「女将さん、どうしてイタズラに真妻のわさびをわざわざ使ったんですか?

そこには理由があるはずですよね?」

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加賀のそのひとことに凛とした女将の表情は崩れ、どっと本音が溢れ出します。

「・・・あんた、どうして浮気なんかしたのよ~。

私だって何度もそう怒鳴りたかったわよ。

でも、私、器用じゃないの。

女将をやりながら、女なんてできないの!

あんた、結婚するとき、なんて言ったか覚えてる?

お前はパッとした辛味の後にほんのりとした甘さが広がる真妻のわさびみたいに最高の女だ。

まつ矢の看板は真妻とおまえなんだって。

だから・・・私は必死で店守って、看板を守って。

私はあんたと一緒に・・・。

まつ矢が私たちの子供じゃない?

ねえ~、そうでしょう?」

女将は結婚した当初の思いを泰治に思い出してほしくて、人形焼にわさびを混ぜたんですね。

ようやく女将の思いに気付いた泰治は土下座して謝るのでした・・・。

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そして、人形焼の指紋は事件から除外されるのでした。。。。

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また、捜査一課の上杉(泉谷しげる)は、峯子の元夫(三浦友和)に再び話を聞きに行ってます。

第一発見者の峯子の友人、多美子(草刈民代 )はアリバイもあり容疑者からはずれそう。

けれど、どうやら峯子の夫と不倫したんじゃないでしょうか。

それが許せなくて峯子は離婚したとか。そんな描写でした。

元夫は今回も秘書(マイコ)と怪しい感じ。それに上杉も気付きはじめます。

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さらに、加賀は亜美の初恋の人みたい。

いまだに同じ白いペンを使ってるのは、思いを残してるから?

でも、加賀の気持ちはわかりませんが・・・。

その亜美はなんと!被害者の息子、清瀬弘毅(向井理)とつきあってるようですよ・・・。

これにはまだ加賀は気付いてないようで・・・。

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このドラマの魅力のひとつは、なんといっても阿部さんだと思います。

じぃ~~っと物陰から凝視している加賀。おもしろい(笑)

しつこくて、人の心にどんどん入り込んでくるけれど、最後は人情で謎を解き明かしてくれます。やさしい気持ちになれます。。。

もうファンになりそう。。。

タイトルもいいですよね~。「料亭の小僧」なんて。

次のタイトルがどんなのか楽しみになっています。

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今回は普通のお話でしたが、私はやはり初回の時間トリックのようなのをもっと見たいんですよね。。。

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2010年4月26日 (月)

チェイス・第2話「イミテーション・ゴールド」

「またあの緊張感の中に戻れる。そう思うとそんな自分に吐き気がするほど興奮してくるの・・・」by歌織

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川島(長谷川朝晴)の死により闇に埋もれたZaiccレンタカーの社長、財津(佐藤一朗)の株利益20億。

2億は村雲(ARATA)サイドの報酬として引かれ、残り18億はジョニー(大浜直樹)によって香港に持ち込まれていました。

村雲らはその18億を無税で日本に持ち込もうと画策中。

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中国人のガンダレという男は村雲に空港から持ち込めばいいと教えます。

村雲はその考えを採用し、日本の空港税関で「外国製品持出届」という申告書を提出します。

それは申告して国外に持ち出したものは、厳密な審査なく入国の際に持ち込めるというシステムを利用したもの。

申告書には18億相当に見えるイミテーションを大量に書き出します。

村雲、歌織(麻生久美子)、ガンダレ、ジョニー、そして財津の5人はイミテーションを身につけ香港へと旅立ちます。

その後、香港にある財津の18億で本物のネックスレを購入。本物を身につけ日本へ持ち込もうとします。

出国時に提出してある「外国製品持出届」があるので、入国時には確認は手薄なはずでしたが・・・。

香港の税関でガンダレが偽パスポートで捕まってしまいます。

村雲はあっさりとガンダレを見捨てます。

そして、日本に連絡がいってるかもしれないと貴金属は隠して持ち込むことにします。

でも、財津だけは村雲を信頼せず、そのまま申告書を提出。日本の税関でみつかり別室へ連れて行かれます。

それで、18億中8億分がみつかってしまうことに・・・。

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妻の飛行機事故から、春馬(江口洋介)は娘、鈴子(水野絵梨奈)のために定時に帰宅する毎日。

鈴子と会話してなんとか絆を取り戻そうと務めていましたが。。。

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そんな折、別件の脱税を調査していた査察官、内倉(町田マリー)から春馬に連絡が入ります。

顧客名簿に財津の名前があると。

財津は大量のイミテーションを購入しており、それがすべて本物なら20億近い額になると内倉は言います。

財津が香港にいると聞いていた春馬は、「外国製品持出届」を利用した脱税の手口だとすぐに見破ります。

そして、日本の税関で財津を捕まえるために、娘の学校での面談をすっぽかして、成田へとすっとんで行きます。

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やがて、法人税違反で財津の会社に査察に入る春馬たち。

財津以外、脱税を誰も知らないようで・・・。

だが、春馬は財津ひとりにできる仕業ではないとして、その向こうに誰か指南役がいることを察知します。

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一方、村雲も春馬の存在に気付いていました。

財津のことで成田空港へ駆けつけた春馬を村雲が目撃していたのでした。。

また、墜落事故の合同慰霊祭に歌織と共に参列したとき、妻を亡くした春馬とその娘に会っていたことも。

お互いが宿敵の気配を感じる回でもありました。

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村雲サイドでは新しい動きが。

東アジア航空で儲けることができた檜山(斎藤正)は、本格的に父親の6000億の資産を消してほしいと依頼します。

村雲はいくつかを提案しますが、そのひとつの案に賛同する檜山。

それは女性と結婚して、税金のない国の国籍を持つ子供をもつこと。。。

海外で子供を産み、その子に相続させる。

檜山はその相手に歌織を望み、村雲は歌織にその話を持ちかけます。

話を聞いて取り乱す歌織でしたが、「断るなら別の女を捜す」と言われ、承知してしまいます。

「私の事をよく知ってるのね。どんな風に言えば私が引き受けるか。

安く見られてるのか、高くみられてるのか。

裏金が6000億あったら、どんな風に使うのかしら」

「どの道、俺の金じゃない」

「そうかな。。。

いいわよ。

でも・・・、結婚しても、あなたに抱かれにくるわ」

歌織はどうやら村雲の子を産むつもりのようです。。。

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檜山と歌織の結婚式が行われます。

そこには檜山の父親である正道(中村嘉津雄)の姿も。

村雲は正道を近くで見ます。睨みつけていた表情が正道と目があうと徐々に呆然としたものに・・・。

彼は村雲が幼い時、山の数え方を教えてくれた男でした。

「山は一座、二座と数えるんだよ。ぼん」

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まだまだ、なんの関係なのかわかりません・・・。

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春馬も村雲につながる手がかりをつかみます。

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査察の際、財津の会社から一枚の写真が発見されます。

それは檜山が購入したあの旅客機のもので、雪恵を載せて墜落した旅客機でもありました。

驚きで春馬はその場に座り込んでしまいます。

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家に帰った春馬は鈴子の部屋の前で語り始めます。

「お父さん、ある会社を追いかけてた。

その会社を追っかけてるときにお母さんが死んだからな。

最初はやつあたりをしてるだけかもしれないと思ってた。

でも今日ははっきりとわかった。

こっちとあっちとはつながってる。

こっちとあっちは同じ世界にあって、金で買った幸せは誰かの幸せを奪って手に入れた幸せなんだ。

鈴子、お母さんの死の先には誰かいる。まだ見えない誰かがいる。

お母さんはそんな誰かの欲望に殺された。

お父さんそいつを絶対に許さない!」

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村雲は合同慰霊祭で鈴子が落としていった学生証を手に入れます。

その帰り、一人の少女を車で轢いてしまう村雲。

それは家にいるはずの鈴子・・・。

村雲の車も柱に衝突し、彼も頭から血を流して・・・。

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なんだか想像していたのと違う方向へまっしぐら・・・。

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春馬と村雲の知恵比べを見せてもらえるんだとばかり思ってたんですが・・・。

今回はなんと、18億で宝石を買って日本に持ち込むとか。

村雲のスマートさは見えず、始終バタバタ。

違法スレスレの攻防を見せてほしかったのに、これじゃあ、立派な犯罪よね~~・・・なんて思いながら見てました。

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歌織が子供を産んで脱税するなんて、きつい言い方かもしれませんが、なんだか気持ち悪い展開にもなってきてます・・・。

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歌織のキャラがまだつかみきれません・・・。

「才能のある女を主婦にした」って言ってたのに、その才能って何なんでしょう。

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ガンで夫を亡くして、一緒に死んであげたのにっていうくらい愛情を持っていたんでしょうに。寂しくて前の恋人、村雲とよりを戻して。

その流れはまだわかるとしても。

「また、あの緊張感の中に戻れる」と言っていながら、空港でオドオドした表情。

時折見せる余裕の微笑みが意味不明。

歌織は過去にどこまでのことをしていたんでしょう・・・。

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オドオドしてる割に、会ったばかりの大金持ちの檜山と結婚して子供を産むことを承諾したりと大胆だし・・・。

わかりません・・・。

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どうやら村雲の方には正道となんらかの関わりがあるようなので、その復讐のために歌織を利用しようとしてるのかも。

村雲は、あんなに自分の元に戻ってきた歌織を強く抱きしめていたのに、檜山と結婚して脱税のタメに子供を産めって・・・。

歌織は村雲への思いはブレてなくて、檜山の子ではなくこっそり村雲の子を産むとほのめかして結婚しましたけど。

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ところで、村雲は鈴子が気になるみたいですね~。

偶然、鈴子を轢いてしまう村雲。

ちょっと都合が良すぎるけれど、今後は話の中心部分に鈴子が入ってくるんでしょうか。

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今回のことで春馬は東アジア空港の旅客機から檜山のところまで辿りつきますね。

その先、村雲をどうやって探りあてるのか、これはとっても楽しみにしています。

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いろいろボヤきましたが、来週もバッチシ見たいと思ってます~!

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龍馬伝・第17話「怪物、容堂」

勝(武田鉄矢)は日本に海軍を作るため、諸藩をまわり人材を出して欲しいと頼んでまわります。

諸藩を説得してまわる勝に大きな地球儀を担いで同行する龍馬(福山雅治)は毎日が楽しくて仕方ない様子。

そんなある日。

勝は龍馬を連れて土佐藩へと向かいます。

海軍は、各藩の藩士でないと入れないということになるかもしれず、その時のために龍馬の脱藩の罪を免じておいてもらおうと思ってくれたのでした。

容堂(近藤正臣)と面会する勝と龍馬。

勝は同行している龍馬がその脱藩者だとは言わずにいてくれますが・・・。

容堂は勘付いている様子。

初めて容堂と向かい合った龍馬はなんとも言えない表情をします。

下士である龍馬が容堂に会うことなど許されていなかった時のことですから。

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勝の申し出を容堂はまったく聞き入れてくれません。

どろりとした怪物・・・、容堂です。

勝も龍馬の身を案じたのか、説得は無駄とすぐに悟ったのか、話を引き上げてしまいます。

その時、容堂は武市半平太(大森南朋)の話もします。

「土佐ではのう。下士など犬猫同然ながじゃ!

下士の分際で藩を動かそうなど、虫唾が走る!

わしのためと言いながら、武市はわしの支えじゃった吉田東洋を闇討ちにしたがじゃ!」

武市の容堂に対する忠義を話す龍馬ですが。。。

容堂は武市に対して激しい怒りをもち続けていました。

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江戸での人材集めがひと段落し、いよいよ神戸にある海軍操練所に旅立つ龍馬。

世話になった千葉道場に別れの挨拶に向かいます。

龍馬は最後に佐那(貫地谷しほり)に立ち合わせて欲しいと頼みます。

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道場に二人のタンタンタンタン、激しい竹刀の音が響きます。

佐那の勢いもまったく変わらず・・・。タンタンタンタン!

出会った時のシーンが思い出されました。

強い、まっすぐな剣。

「ほんとに強くなられましたね」

ハラハラと涙をこぼしながら言う佐那。

泣けました。

「坂本さんの選んだ道は日本を守ることなんですから」

佐那はそう自分を納得させ龍馬を送り出しました。

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龍馬が去った後、佐那は重太郎(渡辺いっけい)や父の定吉(里見浩太郎)に言います。

「この9年、坂本さんをずっと待っていました。

私はやはり坂本さんが好きだったんです。

私はもう誰の嫁にもなりません。これからも剣一筋で生きて参ります。

だって坂本さんはこの道場にいるんですから」

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佐那は一生独身だったらしいですね。

破格の良い男に出会って惚れてしまったから。

剣さばきと同じで、一途です。

実際は佐那と龍馬とどういう関係だったんでしょう。。。

龍馬伝で知った方が佐那のお墓にお参りされているとか。

私も近くに行く機会があればぜひ行ってみたいです。

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京に戻った半平太は慶喜が上洛した際、会えるように身分を引き上げて欲しいと三条実美に頼みます。

しばらくして、土佐藩から上士に引き立てられ・・・。

江戸の容堂も了承していると聞かされ、大感激する半平太ですが・・・。

それは容堂の企みのようで・・・。

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2010年4月25日 (日)

週刊きなこ庵・4月編19日ー25日&ほんとにちょっとの矢部謙三

先週に続いて邦画をみています。

「おろち」「ゆれる」「かもめ食堂」など。

どれもすごくいい映画でした。

評判は聞いていても公開時に逃し、つい過去に埋もれていってしまって見ないまま・・・。

名作がいっぱいありそうです。

自分が久しく邦画を見ていなかったことが悔しくて情けなくて猛省中です。

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それと、今期、連ドラはどれも見応えがありますね~。パワーを感じます。

レビューを書きたいドラマが多くなってしまって・・・。

うれしい悲鳴です。(笑)

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で、今週の絶対零度・第2話「時効7日前の魔物」

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初回より断然良かったです。

過去と現在のバランスも良くて、すごく楽しく見られました。

中でも、鑑識の活躍がすごい。

カルテの上で書いた幾枚ものメモの内容を筆圧の強弱で何枚目に書かれたメモか見分けることができるとか、なんかすごい技術ですよね。。。

以前はわからなかったことでも鑑識技術の進歩によってみつけることができるようになってるんですね。

未解決事件の捜査ではこれが一番役立っているようです。

調書を丁寧に洗いなおして、そして最新の鑑識技術で手がかりを掴んでいく。

この2本立てはやはりおもしろいです。。。

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それと、時効前に犯人を逮捕するのではなくて、起訴すればいいというのも、ほお~っと驚きました。

「腕が良くて多くの命を救ってきた医師であっても、二人も殺してる殺人犯です」と迷いなく医師に手錠をかける泉も良かったです。。。

できたら、もうちょっと過去シーンと現在のシーンの違いをわかりやすくして欲しいです。過去シーンは薄いセピア色に染めてくれるとか・・・。

同じ俳優さんが過去、現在とあまり容姿の変化なく登場するので、注意深くない私は、小さな混乱を繰り返してしまうんですよね・・・。(笑)

でも、今後も楽しみに見ていきたいと思っています。

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矢部謙三・第3話「神経ガス強奪事件」

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こうやって矢部&秋葉は犯人にふりまわされる役割で、美晴&桜木は気づいたら犯人に一番近い位置にいた・・・なんていうのがとってもおもしろいです。

秋葉原のシーンもおかしかったです。。。

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桜木のことを美晴は刑事くんっていうんですね。

「怪物くん」のパロディ?

桜木が捜査をしようとしないので腹を立てた美晴は、仁王立ちでダンダンと四股を踏んで地団太を踏んでみせてました。

おもしろい!

「指の匂いを嗅ぐなぁ~~~!」と桜木の手を叩き落としたのもおもしろかったです。

美晴と桜木は相当いいコンビだと思うんですよね~。。。

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ブラフって、ポーカー用語で「はったり」とかいう意味なんですね~。知らなかった。これからブログでも使ってみます。

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エンディングでこんなセリフが。

事件が起こったという秋葉の知らせに・・・。

「そんなもん、高城に任しといたらええやないか?」

「高城さんは・・・失踪人捜査課じゃないですか!」

「始まったみたいやな~。がんばってもらわんとな~」

ものすごくエール送ってます。矢部。(笑)

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そして、矢部謙三のスタッフの方達は「続編熱望」らしいです。(笑)

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矢部&秋葉コンビと美晴&桜木コンビのバランスがとってもいいと思うんですよね。

前者は完全におちゃらけで遊んでいて、後者は地味に楽しく捜査するっていう。

私も続編希望です~~。(笑)

6話で終わるなんて、びっくりですよお~~!!!

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2010年4月24日 (土)

警視庁失踪人捜査課・第2話

このドラマ、いいです!

みんなに見てもらいたい!!

今回、最後のシーンで感動で泣かされたのに、エンドロール後のオチで見事にひっくり返されました。

ちょっと後味悪いけど・・・お見事!と大拍手です。

ドラマ全体に中だるみもなくて、ぐいぐい突き進んでいきましたし。

2話で、ハートを鷲掴みです!

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ある夜、不良グループの乱闘事件が起こる。

そのグループの一人、南田春樹(日和佑貴)がその夜以来、行方不明となります。

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捜査一課では事件性が薄いとされ捜査を中止しますが、それに不満な両親はマスコミを使って息子の行方を捜してほしいと訴えます。

それで失踪課が担当することに。。。

みんなが集まりミーティング。

南田春樹、20歳。

両親(小木茂光、野村真美)によると、春樹は父親の事業を失敗したため高校は定時制に通っていた。

その後、父親の事業は盛り返すが、何度いっても全日制に転校しようとはしなかったという。明るく朗らかで真面目。不良グループとのつきあいはあったが、問題もなく親は多めに見ていたという。

春樹はクレジットは持っておらず、銀行に預金450万。うち、失踪時に250万引き出していた。

定時制に行きながら貯めたお金だった。

高城たちは恐喝されていた可能性も探ることに。

また、携帯は事件以来使われておらず、やはり事件に巻き込まれている可能性もあるではとの疑いも。

事件性がらみだと生存の可能性は薄いなあ~と高城(沢村一樹)と三浦(遠藤憲一)。

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法月(小日向文世)と醍醐(北村有起哉)は不良グループのリーダー、ケン(福山一樹)を見つけ出し、話を聞くが、1年ほど前、春樹の方からグループに入ったと言い、他の手がかりは得られない。

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IT関連担当の森田(黄川田将也)の調べでは。

春樹の海外の出国の記録はなく、もともとパスポートを持っておらず、もし偽造パスポートで出国されていたら、追いかけられないと・・・。

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手がかりのないまま、高城と愛美(森カンナ)は交際していた女性がいたかどうかを探るため、春樹のバイト先、カラオケボックスの店長から話を聞きます。

挙動不審の店長に気付く高城。。。

彼はカラオケボックスの防犯カメラの記録を1ヶ月分全部押収してきます。

その映像を確認する役割は、公子(高畑淳子)。

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高城に頼まれてコロリと引き受けてしまう公子。ダンバール箱3つ。

色男に弱い公子です~・・・(笑)

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ここから、捜査が急展開します。

春樹が母親にメールを送信してきます。.

「心配かけてごめんなさい。今は探さないでください」

春樹自身が出したメールかどうか怪しいと疑う失踪課。

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けれど、一人、これが本人のメールならもう捜査する必要はないですね~という高城。

なんだか捜査をしたがらない高城。うだうだしています。(笑)

その言葉に、三浦も本人の意志で動いてるなら事件性はなく捜査を打ち切ると言いますが・・・。

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森田が勢い込んでミーティングの場にやってきます。

「本人のパソコンから偽造パスポートを作るサイトに依頼した気配があります!

パスポートIDは「トミザワヒカル」。

乱闘事件の翌日に成田からアメリカへ行ってます。

携帯を使っていなかったのは、春樹くんの携帯が海外に対応していなかったから、使えなかったということだと。

それで、そのパスポートで、3日前に関空に帰国してます。

だからメールが届いたんです」

意外な展開に驚く失踪課。今後、パスポート偽造の件で捜査することになります。

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ミーティングで、法月は胡桃を食べ、醍醐は甘栗。(笑)

木の実をかじる草食刑事??(笑)

口を動かしてご機嫌の二人を見ながら、まさか関西に出張なんてことはないですよね~?とか、何か面倒なことが起こりそうだな~・・・とか。

またまた、うだうだしてる高城。

なんかおもしろい。。。

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公子がカラオケボックスの映像からきっちり手がかりを掴みます。

カラオケボックスでケンが麻薬の取引をしてる映像。

カラオケ屋の店長もグルで、すでに彼は失踪したあと。

失踪課は春樹も麻薬の運び屋をしてるんじゃないかと疑い、ケンを締め上げますが。。。

ケンは春樹の関与を否定します。

自分の罪を見逃してもらうために春樹から昨日電話があり、名古屋に遊びにきてほしいと言われたと白状するのでした。

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予言?したとおりに、関西に飛ぶ高城と愛美。

まず、関空で春樹が入国する際の姿を防犯カメラでチェックするとなぜか該当者は派手な女性・・・。

高城はその映像を見てはっとひらめきます。

そして、森田に名古屋でこの2,3日の間に新人が入ったクラブを探し出してもらいます。

名古屋に着くと、その店に直行する高城と愛美。

そこには女性になった春樹が!

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キッレイ~~! キレイ~~~~!!

春樹が女装するとこんなにキレイになるとは!!

それまでの話がぶっとんでしまいましたわ。

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三浦は春樹の安否を心配していた両親に捜査の結論を伝えます。

春樹はアメリカで手術を受けてきたこと、ケンという青年に恋心を抱いていたこと。

あまりのことにうろたえる父親・・・。

「男のくせにですか?お父さんのそのまっすぐな考えが春樹くんには辛かったのでは?

彼は公文書偽造の罪で名古屋の拘置所にいます。

会いに行ってあげられませんか?」

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両親は女性になった息子に会いに行きます。

「お母さん、お父さん、ごめんなさい」

素直に謝る息子に、泣き出す両親。

「悪かったな。いつでも・・・なっ、いつでも帰って来い」

一切、息子を責めずに許す父親。

親子3人。涙、涙です。。。

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このお父さんが泣きながら語りかける姿に一瞬にしてこちらももらい泣きしました。

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感動のうち、エンディング曲が流れはじめ。。。

終わりだな~と思ったその瞬間。。。

なんとそのエンディングが途中でブチ切られ・・・。

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何が起こったの?とビックリしてる間に畳み掛けるように、すんごいオチが!!

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暗い隠れ家には・・・。

ケンと、親に保釈金を出してもらい釈放されたばかりの春樹。

そしてカラオケ店の店長の姿が・・・。

春樹はケンにアメリカから運んできた麻薬を渡します。

「これでまた、ひと儲けしますかあ~~」

祝杯をあげようとしているところへ・・・。

飛び込んでくる高城ら失踪課の刑事達。

3人は即座に逮捕されてしまうのでした。

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唖然とはこのことですよね。

もらい泣きでポロポロ・・・。テッシュを手にもって涙を拭いていたら・・・。

最後のオチで「この私のこの涙はなに?」状態に。。。

あまりにも鮮やかに、状況が引っくり返されました。

あの両親の思いはどうなのよ・・・。

ここまで親をだませるのかい・・・とひどい落胆と共に・・・。

このオチを用意した人たちにアッパレと思いました。

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刑事達の対立もあまりなく、みんなが大人で能力のある人たちが集まってる全員参加型捜査。

みんながフル回転して、お話が気持ちよく進んでいきます。

小日向さんと北村さんのコンビも楽しいし。

遠藤憲一さんはバランスが取れてるリーダーだし。

愛美は意外に芯がしっかりしてる感じ。森田は優秀だし、公子は色男に弱い!(笑)

いいですぅ~。うれしくなっちゃいます。

それと、なんといっても、小木茂光さんの泣きの演技はすごかった~。。。

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高城のあのうだうだももっと見たい!

多分、事件に巻き込まれた人を助けたい気持ちは強いけれど、自分から失踪したかもしれないって線が出てくると情熱が冷めてしまうんでしょうね。そんな感じですね。

意外にも言ったことは全部といっていいほど、当たってましたし。

刑事としてのカンが鋭いんですね~。

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失踪人捜査課。

次回がものすごく楽しみになりました。

来週も期待しています!!!

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2010年4月23日 (金)

チェイス・第1話「カリブの手品師」

春馬草輔(江口洋介)は、東京国税局 査察第20部門(内偵班)に所属する査察官。

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春馬らが内偵調査をし、その後、案件は実施班(ガサ入れ担当)に渡され、これを嫁入りと言うらしいです・・・。

が、実際に脱税容疑で調査に入るときは、内偵班も実施班も一緒に行くみたいです。

春馬は執念とカンの良さで脱税を暴いていきます。

上司には統括官の新谷(益岡徹)、次長の品川(奥田瑛ニ)。そして、部下にはITの能力を買われて配属されてきた新人の窪田(田中圭)。

また、仕事に追われる日々の春馬には、文句を言わず尽くしてくれる妻、雪恵(木村多恵)と、構ってもらえないことに不満タラタラの一人娘、鈴子(水野絵梨奈)という家族がいます。

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「お金を増やす一番のいい方法。それは税金を払わないこと」byジョニー・ウォン

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ヴァージン諸島にライトキャスト社長、檜山(斎藤正)と税務コンサルタントの村雲(ARATA)がやってくる。

村雲はさっそく客である檜山にレバレッジド・リースの説明をします。

「まず、この旅客機を40億円で購入します。今年見込まれている御社の黒字10億と借入金30億でそれを購入し、東アジア航空へリースします」

これがタックス・シェルター(租税回避商品)で、合法的に1年で10億を減価償却できると話します。

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檜山は自分が購入する飛行機に触りながら、村雲に言います。

俺の親父は元経団連会長で資産は6千億。

もし今、親父が死んだら相続税3千億、国に持っていかれる。

村雲さんは金を消す手品師。脱税のエキスパートと言われてるんだろ?

親父の資産6千億円を消せるか?

非合法でもかまわない」

村雲はニコリともしないで無表情に言います。

「税金を払わないのは犯罪でしょうか?

殺人や窃盗は世界中どこへいっても犯罪です。

税金のかからない国で税金を払わない。それは犯罪とは言えない。

例えば香港、バハマ・・・。

税金をおさえることで世界中の富裕層から預金を集めている国があります。

またそこでは顧客の情報は保護され、税務調査の手が届きません。

ここ、ヴァージン諸島もそうです。

ここは税金のない国、タックスヘヴンです」

檜山は感動して村雲の手を握り締めます。

そして、彼の左手が義手であることに驚きます。。。

「ああ、それからひとつ、忠告が・・・。

旅客機のリース先の東アジア航空は経営に難があります。

乗客としては乗らない方が懸命です」

村雲の言葉はのちに現実となってしまいます・・・。

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村雲は元同僚の川島(長谷川朝晴)の見舞いにやってきます。

川島は末期がんで余命半年と宣告されています。

会社を辞めてから自宅でデイトレーダーをしていたが、リーマンショックで全財産失ったと。そして今の唯一の心配は残していく妻の歌織のことだと打ち明けます。

「川島、残りの人生を南の海で静かに暮らさないか?

彼女に資産を残すこともできるぞ」

川島は村雲の申し出を受けいれるのでした。

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檜山は村雲の能力を試すため、Zaicc(ざいく)レンタカー社長、財津(佐藤二朗)を紹介します。

財津の依頼はシンガポールに隠してる株の利益20億を税金のかからない金にしてほしいということだった。

村雲は檜山と財津に自信ありげに言います。

「今朝、川島とその妻が成田を立ちました。

半年後、20億の金はこの男の命と共に消えるでしょう」

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村雲の計画は着々と進んでいるようですが・・・。

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資金繰りに困った財津は、偽の領収書を使ってしまいます。

村雲に注意されても、「どうせバレはしない」と危機感がまるでない財津。

「脱税とはこの国でもっとも困難な違法行為です。

それは申告があるからです。申告とは自ら証拠を提供するようなもの。

脱税はあらかじめ犯人がわかっている犯罪です。

むしろ殺しの方が簡単でしょう」

村雲のこの脅しも効き目がありません。

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その偽領収書はきっちり発見され、春馬のところへ・・・。

さっそくZaiccレンタカーを調べ始める春馬達。

5ヶ月後。

一見、たいした利益をあげていないように見えているけれど、詳しく調べると。

財津がシンガポールに20億、隠し持っていたことがわかる。

でも、そのお金は別会社との取引で使われ、その後赤字として申告されたという。

20億が送金された先も判明します。

お金の動きは十分怪しいのだけれど、手も足も出ないと春馬。

「日本の国税に海外の調査権はない。国外で金を動かされたら捜査できない。

しかも行った先が悪い。タックスヘヴン。ヴァージン諸島だ」

ヴァージン諸島の送金先の口座名はサジタリウス、

代表者がケイスケ・カワシマ・・・。

けれど、春馬達の調査はここまでが限界だった・・・。

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一方、ヴァージン諸島では川島夫婦が豪邸で暮らしていた。

妻の歌織がするようにと命じられているのは、村雲の下で働くジョニー(大浜直樹)から手渡されるぬいぐるみを受け取って自宅へ持ち帰ることだけ。

日に日にやつれていく川島に寄り添う歌織。

「君みたいな女が7年間もただの奥さんでいてくれた。

俺じゃなくて、君が株をやっていたら今頃、大金持ちだったね・・・」

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春馬らの調査は行き詰まってしまう。

ちょうどそんな時、鈴子から雪恵が世界遺産旅行へ行きたがっていることを聞かされ、新婚旅行にもいってないこともあり、春馬は夫婦で海外旅行に行くことにする。

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そこでまた、金策に疲れ果てた財津は税理士に相談してしまいます。

ヴァージン諸島にある20億の隠し金をなんとかできないか~と。

それを聞いた税理士は取引を打ち切ってしまいます。

そこまでやった後で、村雲に泣きつく財津。

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「ヴァージン諸島にある資産を動かします。

購入した無記名債券を香港に持ち込み、再び日本円に変えて新会社に入金します。

これでその金がなんなのか、どこからきたのか、誰にもわかりません」

これからの段取りを話していた村雲は財津の愚かさに落胆します。

「・・・タレコミの可能性がありますね」

そのとおり、税理士は国税局へ通報します。

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ヴァージン諸島の川島の容態が急変。

村雲はジョニーに川島を病院へつれていくより、先に例のスキームを実行しろと命じます。

うろたえる歌織の前で、ジョニーはぬいぐるみの腹を引き裂き、中から札束を取り出していきます。それは財津の隠し金。

歌織はようやく川島を病院に運びます。

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国税局の国際部から春馬らのところへ連絡が入ります。

ヴァージン諸島への税務への調査要請に対して、昨今の国際的な働きかけにより脱税の意図が明確であれば、ヴァージン諸島当局はサジタリウスへの調査を了承するというもの。代表取締役の事情聴取も。

春馬らは大喜びする。

「タックスヘヴンはもはや脱税者の天国ではない」

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が、数日後、春馬らは新谷統括官から事情聴取が中止になったことを告げられます。

ヴァージン諸島で事情聴取の予定だったが、代表の川島が死亡したという。

「20億は死んだ社長に墓場に持っていかれてしまった・・・」と。

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追い詰めてはすり抜け・・・追い詰めてはすり抜けてしまう財津の20億・・・。

春馬の査察魂が沸騰してしまいます。

そのせいで、春馬は妻と約束した海外旅行も直前になって行けないと言い出してしまいます。

鈴子は驚いて春馬を責めますが、雪恵は夫の気持ちを察して許します。

そして、自分ひとりで旅行に行くと旅立っていきます。

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川島の死後、彼との約束を果すために、村雲は歌織と会います。

ジョニーもそこにはおり、財津の隠し金は自分がこっそり香港へ持ち込み、財津の裏口座に入れると村雲に伝えます。

村雲に財津から支払われる報酬は2億。村雲は3千万をジョニーに渡し、残りの1億7千万を川島の口座へ入れるように指示します。

打ち合わせが終わった後、村雲は歌織にその口座のカードを渡します。

歌織はそれで初めて夫と村雲の約束を知り泣き出します。

「金さえあれば絶望はしない!」と村雲。

だが、意外な話をしはじめる歌織。

「また、私だけ置いていくの?8年前と同じね・・・」

「川島は俺と君とのことを知っていたのか?」

村雲の問いかけに無言で肯定する歌織・・・。

「彼はあなたのことを尊敬してたわ。10億100億のお金を負かされていたあなたに嫉妬していたのかも」

「あいつが嫉妬していたのは君だろ。

自分より才能のある女を主婦にした。だから少しでも君に資産を残そうとしてたんだ」

かつての川島の言葉を思い出した歌織はひどく嘆くきます。

「あの人はなんにもわかってない!!

私、幸せだったのに!! お金なんかよりずっと!

ある日、突然いなくなって突然あわられる男なんかよりずっと!!」

歌織は村雲に渡されたカードを投げ捨てます。

「こんなものより一緒に死んであげたのに。

ねえ・・・。

たったの1億7千万じゃ何も買えないわ。

修次、私もそっちへ連れて行ってよ」

そういって差し出された歌織の手を、村雲は思わず掴んで抱き締めます。

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そしてその夜、二人はホテルのベッドで激しく愛し合います。

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同じ頃、日本では。

雪恵がひとりで旅行に行ってしまってから、春馬と鈴子の関係はぎくしゃく・・・。

朝の支度のバタバタの中、テレビに東アジア航空の飛行機が墜落したというニュースが流れます。

その飛行機は雪恵の乗る予定だったもの。

テレビでは乗客名簿が読み上げられ、その中に雪恵の名前が・・・。

唖然とする春馬。

鈴子はそんな春馬に、「お母さんを殺したの・・・お父さんだね・・・」と行って家を飛び出して行ってしまいます。

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村雲もホテルで旅客機墜落のニュースを見ています。

その飛行機は檜山が購入し、東アジア航空にリースしているものだった。

驚いた檜山からの電話に村雲は嬉々として答える。

「この事故で違約金が払われます。最大の40億の違約金です。

おめでとうございます。我々は節税に成功したんです。合法的に」

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そばに寄ってきた歌織に、飛行機の炎上している映像を見ながら村雲は言う。

「この世界では誰かにとっての絶望の火が、誰かにとって希望の火であることもある。

これは俺にとって希望の火だ」

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最後の村雲は悪魔の微笑みでしたね。

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村雲も歌織も十分、魅力的なキャラです。

きっと浮世離れした展開になるんでしょう。

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それを追いかけるのが現実の世界にいる春馬。

国税局の査察官。

檜山や財津の脱税を阻止するために、彼がどこまで村雲たちを追い詰めるか、すごく楽しみです。

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雪恵はほんとに墜落死してしまったんでしょうか。

娘の鈴子も心配ですが・・・。

お母さんを殺したのはお父さんと責めてましたが、その気持ちもわかるけれど。

もし春馬が留まらなければ、一気に両親を失ってたことに・・・。

それを思うと、複雑な心境になりますね。

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「自分より才能のある女を主婦にした」なんてセリフ、ちょっと聞いたことがないので、歌織の今後には大注目です。

金融関係のプロってことでしょう?

本領発揮したらどんな女性なんでしょうね。

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また、主題歌もムードがあっていいです~。

次回が楽しみです。

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2010年4月22日 (木)

ジェネラル・ルージュの凱旋・第3話「人格変貌」

塚田(渡辺哲)が深夜の繁華街で若い男に刺され、救命センターに運ばれてきます。

目撃者によると、塚田も大暴れしていたという。

警察から事情を聞かれた塚田の妻は、

夫はお酒は一滴も飲めないし、虫も殺せないおとなしい気弱な人。暴れるなんて有り得ない話します。

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その塚田の傷は軽症ですぐに話を聞ける状態に。

事件のことをたずねる田口(伊藤淳史)に、塚田は事件前後のことは覚えてないと話をしたくない様子。

そして、病室で水を飲んだ途端、再び暴れ出してしまいます。

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チーム・ジェネラルでは、塚田の病名を探る作業に・・・。

でもどれも決め手に欠け、速水(西島秀俊)は水中毒の可能性を考え、塚田の周囲から水を遠ざけてみます。

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また、水中毒は心因性によるものも多いとのことで田口は妻から話を聞くことに。

塚田の妻によると、息子が1年前に家を出て行方不明のままだという。

息子に「自分の人生をつまらない」といわれたことがショックでそれ以来、ふさぎこむことが多くなったという。

さらに、田口は塚田の職場や刺された現場にも出向いていく。

速水とメディアアソートの癒着を疑っている白鳥も、手がかりもなく手持ち無沙汰なのか、それにつきあうことにします。

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その夜、水枕の水を飲んだ塚田は、また暴れ出します。

なぜ水枕など置いておいたんだとドクター達は騒ぎますが、それを命じたのは実は速水でした。

速水は水枕の水程度を飲んだくらいで水中毒なんて起こさない。他の原因が隠れているはずだと言い出し、再び病名を探ることに。

やがて・・・体内に腫瘍があるのではという結論が出ます。

症状のひとつが水中毒。そうさせていたのは抗利尿ホルモン分泌過剰。

それを引き起こしているのは・・・腫瘍だと。

けれど、いくら体内を探してもガンらしきものはみつかりません。

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そんな折、塚田を刺した犯人が捕まります。

塚田は息子が関係してるのでは?と疑う気持ちもあって話せなかったという。

塚田は現場近くで弾き語りをしている息子の姿をみつけ、毎晩のように通っていた。楽しそうに歌う息子の様子を見ていたら、ちゃんとした会社に就職しろと言った自分が許せなかったという。

数日、息子の姿が見えなくなって心配して、そばでたむろしていた少年たちにたずねたところ、襲われてしまったのだという。

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子供に言われたことより、自分が子供に言ったことで傷ついている・・・ほんとに優しいお父さんです。。。

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ガンがみつからないことで、再び迷路に入ってしまうチーム・ジェネラル。

けれど、会議に顔を出した白鳥は、長年塚田が仕事をしていた場所にアスベストがあったことを指摘します。

肺ガンをターゲットにして、より細かいCTを撮るチームジェネラル。

今度は早期のガンがみつかります。

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塚田の手術前、田口は息子を連れてきます。

そして、親子は和解することができたのでした。

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こういうのは田口の役割ですね~。田口らしい仕事です。

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速水から礼を言われる白鳥。

白鳥は速水の収賄の疑いを抱いたまま・・・。

「俺はお前の行動を見てるんだ」

「見てるだけじゃ、何も解決できないぞ」

自分を罰してほしいかのような速水の言葉に白鳥は驚くが・・・。

速水のポケベルが鳴る。

入院中の目黒の容態が急変したという連絡です。

目黒はマスコミの人。白鳥をはじめ、他の病院関係者も彼が速水とメディカルアソートとの関係を探るために潜入取材しているのでは?と疑われていた人物だった。

その目黒と直前に会っていたのが、メディカルアソートの社員。

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容態の急変に彼が関わっているんでしょうか・・・。

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もしかして、来週からサスペンス色が加わるのかしら。

だったら、もっとおもしろくなってきそうなんですけど・・・。

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渡辺哲さんっていう俳優さん、いいですね~。

今回の泣きの演技は、なんだか圧倒されました。

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2ミリの撮影でみつかったガン。

そんな早期のガンでも塚田のように大暴れするような症状が出るんですね~。

普通なら大暴れに対しての治療だけをされてしまいそう・・・。

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さて、チーム・ジェネラルの中で速水についていけないと言い出すドクターが出てきました。

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急患を次々受け入れて、ドクター達は不眠不休状態。

そろそろ不満爆発?

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2010年4月21日 (水)

臨場2・第3話「未来の花」

臨時で書いてみました。 感想のみです。

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今回、奥深いお話でしたね。

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鬱の夫が自宅で殺され、妻が疑われますが。

倉石の見立てで、真犯人は別にいると言われ、立原は夫を怨んでいた近所の主婦を見つけ出し自供させます。

ここまでの展開がとてもおもしろくて、お話はこれで終わりかな~と思っていたら、そこから先がなんとも深かった・・・。

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倉石が冒頭で鑑識の部下に、家にあった特売品にチェックをいれたスーパーのチラシや、冷蔵庫にあるスーパーの見切り品の数々を写真に撮っておけと指示していたのがそれでした。

解放された妻に倉石は言います。

「30歳で家を建てるのは早かった・・・。

無理をして生活を切り詰める毎日。

外面ばかり気にして幸せな家族を演じることに没頭して、鬱で苦しんでいる夫と向き合おうとしなかった。

あなたにも責任がある。

残された子供を育てていくためにも、気持ちを入れ替えて欲しい」と。

怖いくらいの観察力ですわ。

そういわれて見てみると、敷地には家が建っているだけ。

5年?たっても庭は更地のような状態。

庭にまでお金をかけられない状況がずっと続いていたと妻も認めます。

新築の家だと思っていたので、倉石が指摘するまでこれには気付かなかったです。

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倉石にはすぐにそれがわかってしまうんですね。

毎日、出勤の際に前を通っている小坂(松下由樹)は、それに全然気付いてなくて。

幸せそうな家族が住んでいる幸せそうな町と思っていて。

基本ハッピーな人なんですよね。

鑑識にはむいてないのかも・・・。(笑) 私は好きですが。

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また、外面を気にして植えたパンジーが、夫を殺される引き金になったなんて、皮肉な結末でもありました・・・。

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シーズン1では刑事になりたくて何かと倉石に反発していた一之瀬(渡辺大)が、2では鑑識の仕事を愛するようになってるんですね~。

大きく脱線する倉石を叱り付けるシーンなんて、なんだかお爺ちゃんを叱る孫のようで。(笑)

チームワークばっちりで見ていてうれしくなっちゃいますね。

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立原、今回はいっぱい怒鳴ってましたね。

検視作業に時間がかかって倉石がなかなか現場を明け渡さないので、イライラ。

もう帰れ~~~!!って。(笑) 

倉石と別の意味で慎重なところも好感度大です。

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ところで、今回ちらっと登場した警察官。怪しかったですね~。

小坂に捜査の状況を聞いたあの警官です。

これは今後の伏線なんでしょうか・・・。

なんか事件の前フリ? ワクワクしますねえ~。

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新参者・第1話「煎餅屋の娘」

「ウソは真実の影だ。みつけたら踏んで離れるな」 by 加賀恭一郎

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ひとに遺伝子があるように、街にも遺伝子があるのかもしれない。

少しこの町を歩いてみれば、他の町とは違う何かが息づいていることがわかる。

刑事がその町に行けば、その町の罪ばかりが目につく。

人はウソをつく。罪から逃れるため。懸命に生きるため。

そして、犯人はこの町を行き交う人たちの中に必ずいる。

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日本橋署に赴任してきた加賀恭一郎(阿部寛)は、担当地区である人形町をぶらぶらと散策しています。

何代も続いている老舗のお店があちこちに点在し、いかにも下町の風情が漂う町・・・。

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人形焼屋へ寄った後は、甘酒横丁「あまから」で煎餅を購入。

加賀はおまんじゅうと煎餅、両方が好きなんですね。(笑)

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私と一緒。交互に食べると永遠に続くという・・・。(笑)

ちなみにこのドラマに感化されて翌日、おまんじゅうと手作り煎餅を購入してしまいました。

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加賀はそれぞれ違う人形焼きの形で店を覚えて、楽しんでいるらしい・・・。

この店の人形焼は顔が怖いんです・・・とか、捜査一課の刑事に熱心に解説。

むむむ、おもしろいぞ!

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そんな新参者の加賀が人形町にやってきた頃、こちらも2ヶ月前に越してきたという新参者、三井峯子(原田美枝子)が殺されます。

マンションを訪れた被害者の友人、吉岡民子が第一発見者。

「私が峯子を死なせたんです。私が裏切らなければ・・・」

この女性は今回は保留です。後々事情が明かされるんでしょう。

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容疑者は事件のあった日、被害社宅から出てきた保険会社の男、田倉(香川照之)。

現場に彼の営業スマイル全開の名刺が落ちており、これは怪しいとマークされることに。

現場には持ち主のわからないボタンもありますが、これも今回、結局は保留。

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捜査には日本橋署と警視庁捜査一課があたります。

加賀とコンビを組むように命じられたのは警視庁の松宮(溝端淳平)。

「ああ、またか・・・」と落胆する松宮。

二人はどうやら以前にもコンビを組んだ経験があるようで・・・。というより、なんと従兄弟だそう・・・。

松宮によると、加賀は父親も刑事で、その死に目にも会おうとしなかったらしい・・・。

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加賀と松宮は田倉に聴取します。

田倉の証言では、、、。

峯子のマンションで保険の相談を受けた後、午後5時半にマンションを出て、

煎餅屋「あまから」で聡子(市原悦子)入院給付金の申請書類を受け取り、

会社に戻り、事務の前橋にその書類を渡して、午後6時半には会社を出た言います。

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黙って聞いていた加賀は反論します。

事務の前橋さんは田倉さんは午後6時に会社を出たと証言していますよと。

事件の犯行時刻は、午後6時から6時半の間。

田倉が、午後6時に会社を退社していたら、峯子殺しは可能になる。

田倉は動揺しながらも、それ以上の質問には答えようとはしません・・・。

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微動だにせず、まばたきさえせず、人形のように田倉を見てる加賀はちょっと怖い・・・。

田倉はウソをつきました。その影をがっちり踏んで離さない加賀です。

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田倉が事件の日、立ち寄ったという煎餅屋「あまから」にやってくる加賀と松宮。

二人は聡子、その息子で店の主人、文孝(小林隆)と、孫娘の菜穂(杏)に田倉が店にやってきたのは何時頃だったかと質問します。

「午後5時半から6時くらいかな~。時計見て生きてないからわかんないよ」

と聡子の曖昧な答え。

殺人事件で田倉を疑っていると知ると、家族ぐるみのつきあいをしている煎餅屋は、みんなが彼の味方。

「田倉さんを疑うなんて、私が許さないよ!!」と怒りまくる聡子や菜穂。

「あまから」では菜穂が美容師研修でパリに行くことが決まっており、そのた旅立ちを前にしてバタバタ。

聡子は、腕も未熟なのにやっていけるのかとやたら懐疑的。菜穂とは店の外まで聞こえるような痴話ゲンカの毎日。

二人は威勢が良くて、いつもこんな調子。

「ウソはうまいがすぐしける。本音はまずいが一生モンだ」

これが信条の聡子は、孫に厳しく接して決して誉めようとはしません。

それもこれも孫の行く末が心配で、海外で辛いことがあってもなんとか乗り越えて早く一人前になってほしいという一心から。

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再び「あまから」に訪れた田倉に、いろいろ調べ上げた加賀は、「あなた、ウソをついていますね」と断言します。

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「この季節、前の通りを歩く人の中で、コートを着てる人と脱いでいる人がいる。

右側にオフィス街があり、右に向かうスーツを脱いでくる人は外回りから会社に戻る人たち。

右から来る人は帰宅の人。肌寒いのでコートを着ている。

あなたは午後5時半に被害者のマンションを出た。

コートを脱いで午後5時50分頃に会社につき、前橋さんに手続きをお願いした。

そして、午後6時ごろ退社。会社からここ「あまから」にコートを着てやって来た。

午後6時20分ごろまでいて、剣道場へ向かったんです。

これなら他の証言と矛盾が無くなる。

田倉さんが認めれば、アリバイ成立です」

加賀はこれから先は警察でお話しましょうと田倉を連れていこうとしますが・・・。

それはすべての事情がわかった加賀の思いやりでした。

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それに気付かない松宮は必死であらたな矛盾を指摘します。

「田倉さんは前橋さんに6時前に診断書を渡しています。

ということは、菜穂ちゃんから診断書を受け取る前に、田倉さんがすでに診断書を持っていたことになります!

そうなると、診断書が2枚あったことになりますよ!」

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前橋が診断書を6時前に受け取ったことは動かない確定事項。

その前に田倉は診断書を受け取り、その後、菜穂からもあらたに診断書を受け取ったことになるんですね。

そうなると、診断書が2枚なければならない・・・。

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そばでやりとりを聞いていた聡子と菜穂も疑問を持ち始める。

特に聡子は息子の悲しげな表情からすべてを察してしまいます。

「私のほんとの病名はガンなんだろ?余命あと半年くらいじゃないのかい?」

「ウソはうまいがすぐしける。本音はまずいが一生モンだ」

母の口癖を加賀が言って、背中を押されるように息子はうなづきます。

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息子は、聡子と菜穂のために二人をだまそうとしていたんですね。

息子が病院に頼み、ほんとの病名を書いた診断書と偽の病名を書いた診断書を2通作成してもらいました。

そして、息子は田倉に先に本物を渡し、田倉はそれを前橋に渡した。

その後、午後6時すぎに菜穂から受け取った診断書は偽者だったということですね。

この説明を警察にすると聡子の病名を明かさないといけなくなる。だから田倉は自分に疑いがかかってもだんまりを決め込んでいたんですね。

顧客の秘密も守るため・・・。「あまから」一家のために・・・。

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聡子は田倉に感謝します。

菜穂は祖母の深刻な病状を知り、パリに行けないと泣きますが・・・。

「自慢の孫だよ。パリから帰ってくるのを煎餅焼いて待ってるよ」と懸命に説得されるのでした。

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ここんところ、泣かされました。

市原さんは素敵です。

「この子、足もキレイなんだ。みんな見てやっておくれ~」というくだり、あれはアドリブみたいでしたね。

泣きながら笑わせてもらいました。

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聡子から感謝された加賀はあまから名物の煎餅をもらいます。

疑いが晴れた田倉と一緒に頬張りながら、晴れ晴れとした表情。

加賀を信頼した田倉は峯子の死の前に交わした会話の内容を教えてくれます。。。

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峯子が、あとは私が死ねばいいのねとつぶやいたこと。

保険金の受取人に関しては名前も住所もわからないこと。

けれど、その人の存在が彼女にとって生きる目的だったこと。

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顧客の秘密を守るのが務めだけれど、その人がみつかったら、峯子の思いをぜひ伝えてあげてほしいと田倉は加賀に頼むのでした。

ウソの影を踏んで、真実を引きずり出した加賀でした。

第1話おわり。

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おもしろいです!!!

パズルのようですよね。

田倉の行動を時系列に書き出して、どこに「菜穂から診断書を受け取る」が入るのか、考えてしまいました。

「6時前、前橋が診断書を受け取る」が確定事項なんで、通常ならその前が当然。

でも、コートの着脱で推理しなおすと・・・。

着脱の推理を成立させるとすると、6時以降に受け取ってないとおかしいってことなんですよね。根拠はそれだけ。

でもその推理で聡子の病院へ行くと診断書が2枚作成されていて裏付けられます。

加賀の観察力は素晴らしいです。町を凝視してますもんね。(笑)

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私としてはこの時系列の入れ替えが、めちゃめちゃ楽しかったです。

こんがらがってますけど。(笑)

次回はまた違う感じの推理になるんでしょうか。

できたら、こういう推理をまたお願いしたいなあ~。

楽しみですぅ。

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あと、

警視庁の上杉(泉谷しげる)が聞き込みを続けている峯子の元夫の清瀬(三浦友和)。

元妻の引越しを知らず、息子、弘毅(向井理)も行方不明という。でもほんとは居場所を知ってるようです。

清瀬のアリバイは、秘書の宮本(マイコ)と一緒にいたということで成立。

宮本とは愛人関係?なんだか怪しい感じ。。。

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ほんとに丁寧なつくりのドラマです。音楽もとぼけた感じで好きです。

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名物「あまから」のお煎餅は食べることができましたが、お目当てのお店の人形焼、鯛焼きは、いつも売り切れでありつけてない加賀。

食べられるのはいつでしょう。これもちょっと楽しみです。

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さて、田倉は容疑者からはずれました。

次は人形町のどの人が容疑者として浮かび上がってくるんでしょう。

冒頭、人形町に住んでいる人々としてちらちらと登場した俳優さんたち。

どの人の事情がクローズアップされてくるのか、ワクワクしますね。

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2010年4月18日 (日)

龍馬伝・第16話「勝麟太郎」

今夜の龍馬伝も良かったです。

ラスト10分の龍馬と勝のやりとりは、胸がいっぱいになって泣きそうに。

おふたりとも思いがこもっていて、感動しました。

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京を発った龍馬は江戸へ。

千葉道場に顔を出した龍馬に、佐那(貫地谷しほり)と重太郎(渡辺いっけい)は大喜びしますが・・・。

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もう、佐那と重太郎はお笑い担当になってますね・・・。

4年ぶりの龍馬に佐那はドキドキしますが・・・、重太郎は佐那と一緒になってほしいと龍馬に思いぶつけますが・・・。

龍馬の用事は・・・。

重太郎のツテで松平春嶽(夏八木勲)に軍艦奉行並の勝麟太郎(武田鉄矢)に会えるように紹介状を書いてもらうことでした。

千葉のおうちでは、二人の親である千葉定吉(里見浩太朗)までが快く龍馬の願いに尽力してくれます。

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いよいよ紹介状を携えた龍馬が勝の屋敷を訪れます。

勝の矢継ぎ早の質問に、ついていけず必死の形相の龍馬。

勝の手元の帳面には、龍馬の人となりを採点したと思われる×が並んでしまいます・・・。

×がどんどん増えていき、うろたえ舞い上がる龍馬・・・。

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初対面の勝は冷たく、龍馬は落胆してしまいます。

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その勝の屋敷で再会したのは土佐のまんじゅう屋の長次郎(大泉洋)。

江戸へやってきて勉強しているうちに、日本が危ないと聞き、勝の弟子になったのだと告げられます。

日本は広いようで狭いのか・・・。このあと、武市らもやってきて龍馬の幼なじみが勝のところへ集結します・・・。

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勝は勝で、龍馬の器を測りかねているよう・・・。

けれど、その勝のもとに武市(大森南朋)が平井(宮迫博之)や岡田以蔵(佐藤健)を連れて訪ねてきます。

武市は開国派の勝が気にいらなければ、以蔵に斬らせようとでも思っていたんでしょうか・・・。

けれど、うまくなだめられて帰っていきます。

その攘夷派の殺気だった土佐の連中から、龍馬は自分たちとは違う変わった考えをもっていると聞かされます。

それで、勝はもう一度、龍馬と会う気になります。

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その同じ頃、イギリス公使館が焼かれるという出来事が・・・。

長州藩士を中心とする過激な攘夷派の仕業。

武市もそうですが、どんどん攘夷の機運が激しく盛り上がってきているようです。

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勝に呼ばれて屋敷にやってくる龍馬。

勝は龍馬になんでも聞いてくれと言います。

龍馬は驚きつつも、

「勝さまは日本が戦になったら勝てると思われますか?」

「思わない!」 勝は即座に答えます。

「異国の属国になっても仕方ないと?」

「そんな勝手なことはさせない!」

「じゃあ、どうしたらいいと?」

勝はその質問をそのまま龍馬に返します。

「お前さん、どう思うね?」

「わかりませんき・・・」

「俺の弟子になろうとするくらい思いつめていたんだから、なんか考えがあるはずだ」

.

椅子に座って落ち着いて考えろと勝に言われ、龍馬は話しながら自分の考えをまとめていきます。

「・・・勝さまは軍艦操練所のおかしらだと。

そこは軍艦を操る訓練をするところ・・・。

日本にそんなところがあるとは夢にも思いませんでした。

日本は島国ですろう?

偉人らは海からくる。だから強い海軍が必要ですろう。

わしは千葉道場で剣術を習いました。

けんどわしは人を斬ろうとはおもわんですき。

剣術ができるというだけで、なめられることはないですき。

強い海軍があれば、戦にはならんぜよ!

異国に張り合えるほどの文明を学んだら、日本は安泰じゃ。

戦をせんでも攘夷を成し遂げることができるはずじゃ!」

.

龍馬の導き出した答えに、にんまりと笑う勝。

「おもしろいぜ、気に入った!!

おいらのために働いてもらうぜ!」

拍子抜けする龍馬。

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勝も龍馬と同じ思いを抱いているのだという。

若い頃、アメリカに渡って学んできた勝の口からは開国への熱い思いがあふれ出します。

そして、幕府や藩という小さな塊ではなくて、日本人として異国から日本を守りたいと。

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龍馬はようやく師と仰げる人と出会いました。

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勝は軍艦が好きだという龍馬に、アメリカに乗っていった咸臨丸を見せます。

「黒船じゃ、軍艦じゃ」と仰天する龍馬は、さらに咸臨丸に乗り込んで・・・はしゃぎまくります。

目を細めて楽しそうにその様子を見ていた勝は、咸臨丸にいたジョン万次郎(トータス松本)を龍馬に紹介してくれるのでした。

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勝と会うことで一気に道がひらける龍馬でした。

勝や龍馬の考えは天につきぬけるような大きな考えで、日本も大きく成長できるもの。

まっすぐで気持ちよく、ワクワクさせてもらいました。

昔の人はこんなに熱い思いを抱いて生きていたんだな~と、しみじみと感動しました。

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幕府とか藩にこだわり、暗殺もアリの武市らがますます窮屈な存在に見えてしまいました。

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来週も楽しみです。。。

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録画失敗しましたので記憶のみで記事を作りました。

土佐弁やセリフがそうとう怪しいですがごめんなさい! 

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※「龍馬伝」カテゴリーで過去ログも読めます。

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2010年4月17日 (土)

週刊きなこ庵4月編12-18日&ほんとにちょっとの矢部謙三

「ちょっと龍馬伝」は「ちょっと」をはずして、新たにカテゴリーを作り独立させました。

左メニューの下らへんになるカテゴリー「龍馬伝」で過去ログも読めますよお~。

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福山龍馬に毎週会えるのがうれしくなってきていまして。(笑)

これなら1年通してレビューが書けそうだな~と思えたので作りました。

で、かわりに「ほんのちょっとの矢部謙三」を最後に書いてしまいました。(笑)

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今週はとうとう「チェイス」と「新参者」、あと「怪物くん」が始まりました~。

私の場合、録画失敗というオチもあるので、用心して「怪物くんSP」はチェイスが終わった後、残り10分を見てみました。

今回のテーマは「ウソ」だったのかな。

結構、いい感じでしたね~。楽しそうでした。

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海外ドラマのチェックが一段落し、今は連ドラの合い間に日本映画をよく見ています。

今週は渡辺淳一さん原作の映画を4本ほど見ました。

フランス映画っぽくてムードがあって結構好きでしたわ。

他にはジャパニーズホラーを数本。この分野大好きです。知らないうちにいっぱいDVDが出てるんですね。(笑)

今後はミニシアター系で上映された映画などを見たいなと思ってます。

あまり宣伝されずにDVD化されていて、レンタル屋さんでじっくり探してるのが楽しいです。個性的な作品がゴロゴロ。

ぼちぼち借りて見ていこうと思ってます。

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ほんとにちょっとの矢部謙三・第1話と第2話

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楽しみにしていたトリックのスピンオフドラマ「矢部謙三」。

なんと、初回のタイマー録画を失敗。見逃してしまいました。

なので、見られてません・・・。どんな感想だあ~~!残念でなりません。

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第2話は録画成功。

これ、かなりおもしろいですね~!!

矢部謙三といえばかつらネタなのに、それはあまりしつこく追求はされてないんですね。

他の小ネタがめっちゃおもしろい! 「遊び」が楽しいです。

特にブラマンを見ていたので、「皇帝の鼻血」という言葉が出てくる度、ふっと笑いがこみあげて・・・。悔しかったですわ。(笑)

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それと、

矢部謙三が潜入捜査しても空振りする中、それを補うべく、ちらちらと登場し捜査する美晴と桜木の庶務係コンビがいい!!

地味でとってもマイペースな二人。

美晴(貫地谷しほり)は捜査に興味津々。漫画的な動きがおかしい。2話ではロシア語の「からぶり」のところなど。

おっとり風味の桜木(鈴木浩介)を引きずり回して、二人で事件を解決していきます。

二人とも手柄に執着してなくて、「僕はやっぱり事務作業が好きだな~」なんて言ったりする桜木。

美晴も事件を解決したことがうれしくて、それだけでニッコリ。

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この庶務係コンビは断然いいです!!

矢部謙三&部下の秋葉(池田鉄洋)の派手でダメダメな存在が、美晴&桜木の地味おっとり優秀コンビを輝かせてます。

バランスいいです~。。。

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第3話もかなり楽しみにしています。

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警視庁失踪人捜査課・第1話「もしもあなたの愛するひとが突然姿を消したら」

「誰にだってひみつがある。だから失踪する人間が絶えない・・・」By高城

このドラマはいいですよ~!メンバーがいいです!

気に入ってしまいました~。

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簡単な感想です。

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超能力者・エドガー大友(白井晃)の番組で、瞬間異動に参加していた物理学者、今岡勝(近藤正芳)がその最中に姿を消してしまいます。

さっそく捜査を開始する失踪人捜査課。

新しく異動してきた高城(沢村一樹)も新人の愛美(森カンナ)と組んで現場に向かいます。

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一番、怪しいエドガー大友から話を聞くと・・・。

二人は番組内では対立関係を装っていたものの、実は親友で裏で手を組んでいたと打ち明けられます。

今岡には研究のためにできた多額の借金があり、大友の番組に出ることでそれを返済しようとしていたらしい。思惑どおり、大友の人気があがるとともに今岡のギャラもあがっていったとか。

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そんな中、大友が兄弟子、ミラクル横井とトラブっていたことがわかり、今岡の失踪時、彼も現場にいたことがわかります。

そして、横井のトランクからは血痕のついた凶器が発見されます。

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失踪から1週間近くたち、今岡の生存の可能性が薄れていくと焦る高城は、横井の取調べを厳しくするべきだと主張しますが・・・。

室長の三浦(遠藤憲一)は高城をなだめます。

「殺人事件じゃないから、強引な捜査は無理だ。

俺たちの捜査は人殺しじゃない。人探しだ」

高城の焦りは増していき・・・。

・・・。

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オープニングがスタイリッシュでカッコ良かったですね~!

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失踪人捜査課のメンバーを見たら、これが!!

遠藤憲一さんに小日向さん、北村有起哉さん、高畑淳子さん、黄川田さんとドラマを見たいな~と思わせる俳優さんばっかりだったので、もうこれだけで全話視聴決定!!

役柄もそれぞれいい感じ。

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室長の三浦と定年間近の法月(小日向文世)だけが高城の過去の事情を知ってるようです。

高城は7年前に捜査一課にいて使い物にならなかったらしい。

そして、失踪人捜査課には本人が希望してきたらしい。いまのところ、高城の事情は他のメンバーにはひみつ。

この二人は高城を見守る立場みたいですね。

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明神愛美役の森カンナさんは初めて見る方。

あまり色がついてなくて、高城の相棒となってどう個性が出てくるのか楽しみです。

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高城はまったりとしたメンバーの中でひとり、失踪人の生存を信じて焦って捜査しています。

何を考えているかわからない普段の様子から一変してます。

これも高城のひみつに関係があるんでしょうかね。

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で、本編なんですが・・・。

これが・・・。

初回は、事件が解決してもあまり爽快感がなかったです。

大友の助手である田代の説明や出番がほとんどなかったのに、後半で急に犯人として浮上してきて拍子抜けしました。

動機を聞いても???で納得できるものではなかったんですよね。

来週は本編も期待したいと思います。

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でもなんといっても、失踪捜査課のメンバーがいいです。

なので、このドラマは見続けたいと思います。

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2010年4月14日 (水)

ジェネラル・ルージュの凱旋・第2話「集団過呼吸」

集団過呼吸が起こってミスコンテストに出場する予定の女の子達が救命センターに運ばれてきます。

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集団パニックだっただけでみな発作がおさまり、帰宅を許されますが・・・。

その中に一人。

青木えり(藤木美菜)だけが、過呼吸のほかに手足のしびれやめまいを起こしていることに速水(西島秀俊)が気付き、検査入院となります。

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入院してからのえりは急激に神経症状が悪化。

速水や佐藤(木下隆行)達は原因がわからず、いろんな病気の可能性を探りますが。

検査結果に異常はみつからず・・・。

速水は他の検査をするように指示しますが、すぐに脳か脊髄に病変が隠れている可能性が出てきます。

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そんな中、えりはコンテストに出場したい気持ちからベッドを抜け出し・・・。

めまいを起こして階段から落ちてしまいます。

そんなえりを偶然発見する白鳥(仲村トオル)。

「・・・ごめんなさい。今しかないの。罰なら後でいくらでも受けるから・・・」

えりのうわ言を聞いた白鳥は田口(伊藤淳史)に彼女の背景を調べろとアドバイスします。

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階段からの転落で骨折し緊急手術をするえり。

手術は成功するけれど、えりの症状は更に悪化。

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速水達が途方に暮れる中・・・、田口はえりのバッグに桜宮南クリニックの診察券をみつけます。

白鳥と共にクリニックを訪れると・・・そこは産婦人科。

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同じ頃、速水もえりの手術の行程を見直して、笑気ガスが使われていたことに注目。

田口の調査もそれを裏付ける形となり、速水はえりの症状の原因を突き止めます。

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えりはミスコンに出るため、極度のダイエットを繰り返していたことで、体内のビタミン12が極度に低下。慢性欠乏症になっており脊髄神経の障害を起こしていたのでした。

田口はえりにビタミン12の大量投与で回復すると説明します。

そして、すべての元凶は1ヶ月前に桜宮南クリニックで受けた人工妊娠中絶手術から始まっていたことを伝えます。

以前から慢性的ビタミン12欠乏症だったのに、その手術の際の笑気ガスによって体内のビタミン12が破壊されてしまったという。

その上、病院での手術で再び笑気ガスを吸い、今度は完全に破壊しつくしすことになってしまったと。

えりはまさか1ヶ月前の手術が関係あったなんて・・・と驚くばかり。

また、えりはコンテストのために中絶したことで自分を責めていました。

結婚を約束した恋人に会うこともためらわれて・・・。

メンタルサポート担当の田口は、「過去はもう変えられない。でもこれからの未来は変えられる。自分に向き合って今後のことを考えていきましょう」と優しく励ますのでした。

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白鳥はグチ外来にやってきて田口に語り始めます。

「昔、研修医だったころ、速水と一緒に当直のバイトをしたんだ。

自分たちが優秀だと思っていたから、急患を受け入れてしまって。

でも研修医に手に負えるものではなく、先生を呼び出そうとした。

けれど、その頃、先生方は業者の接待を受けていた・・・。

・・・速水がメディカルアソート社と癒着してるかもしれない」

厚生労働省から監査のためにやってきた白鳥の言葉に絶句する田口。

白鳥が超優秀な速水を疑っている・・・田口は仰天してしまう・・・。

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「手こずったね。今回は」

屋上で休憩している速水に白鳥が声をかける。

「なんで患者ってのは、肝心なことを隠すかね」

穏やかな表情の速水。

「おまえもくだらない隠し事はやめろよ。

おまえはよくわかってるはずだよな。

腐った金は組織を腐らせる。

おまえのチームを腐らせる。

そしていつかミスや事故を引き起こす。

だからこのまま見過ごすことはできないんだよ」

メディカルアソート社から金を受け取っているのか?という白鳥の質問に肯定も否定もしなかった速水に白鳥はいらだちをぶつけます。

「俺をつぶすか?」

「イヤなら手を切れ!」

「無理だな。無理だよ、お前には。

俺をつぶそうなんて。俺をつぶすことなんてお前にはできないよ。

俺はまだまだ消えるわけにはいかないんだよ」

速水は強い口調でそういい放つのでした。

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おもしろかったです。

元々の病気の原因がわからず、患者の症状はどんどん悪化。

いろんな病名をあげて治療方法を探りますが効果なし。

その上、病院内で行った手術でさらに悪化。

医師たちが途方に暮れて追い詰められていき、手探り状態からやがて突破口をみつける。

患者がすべてを話さないことで起きるんですが・・・。

本人も心当たりのない場合もあるでしょうし。

こういう流れって推理ドラマでもあって、見応えがあります。

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ただ今回、えりの幻覚で赤ちゃんの手が出てきましたよね。

あれはなかった方が良かったです~。

あのせいで後の産婦人科の件はすぐに読めてしまいましたから。

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田口はバチスタ1の時より、今回の役割の方が無理がなくていいです。

田口のいいところがうまく出ていて、癒し系を担当してます。

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白鳥は今のところ、お話にあまり絡めてないのがなんとも残念・・・。

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毎回、ひとりの患者が登場する、このやり方だと、救命センターの医師たち自体を掘り下げていくのも難しそう。。。

佐藤や遙もあまりクローズアップされてないし、花房看護師も・・・。

チームワークばっちりなところをもっと見たいです~。。。

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でも、しか~~し!

なんといっても、速水がカッコいい!!

女の患者さんはみんな惚れてしまうわ~なんて思いながら見ています。

速水を目当てに来週も喜んで見ま~す。(笑)

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過去レビュー

第1話

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2010年4月13日 (火)

絶対零度~未解決事件特命捜査・第1話「悲しみを溶かす日」

簡単な感想だけにしておきます。

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森から白骨死体がみつかります。

その死体は10年前に起こった3億円横領事件の容疑者の一人。

容疑者は全部で3人、事件当時から全員行方不明になってます。

その後、もう一人の死体が発見され・・・。

10年前の事件関係者ということで、捜査は未解決事件を専門に扱う特命捜査対策室第4係があたることになります。

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そこには新米刑事の桜木泉(上戸彩)が。

どんな刑事なのかと想ったら、まったく戦力外のひよこ扱い。

聞き込みもさせてもらえないくらい・・・。

室長の長島(北大路欣也)からかわいがられ、推理力を鍛えるための課題を出される毎日。

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ほかに係長、倉田(杉本哲太)、先輩刑事に白石(中原丈雄)、深沢(丸山智己)、塚本(宮迫博之)、高峰涼子(山口紗弥加)など・・・。

塚本は「頭が筋肉」といわれる人。涼子のプロファイルを横取りすることも日常茶飯事。

涼子には子供がおり、何か過去の事件が。

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あるのかどうかわからないですが、初回では今後後半に響いてくるような重要な伏線はなかったです。

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もっと泉が個性の強いタイプだろうと期待していたんですが、職場に泊り込んでしまうクセがあるくらいで、いたって普通。(笑)

未解決事件を扱うという点だけが新しくて、他は普通の刑事モノでした。

むむむ。

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ところで、宮迫さんがここでも「頭が筋肉」の役柄・・・。

このドラマでは人柄のいい優しい、気の弱い役柄だったら良かったのに・・・。

龍馬伝とかぶってるよお~~。。。

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実際にも警視庁に昨年「特命捜査対策室」が設置されたそう。

鑑識技術も格段に進歩してますし、未解決事件を捜査する部署ができて良かったですね。

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あまり新しさのなかったドラマでしたが、刑事モノは大好きなんで見続けます。

が、レビューはパスしておきます。

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2010年4月12日 (月)

週刊きなこ庵4月編5-11日&ちょっと龍馬伝

今週は晴れの日が多くてお花見したり、ガーデニングしたり。

そろそろ冬物をしまわないといけないですね~。

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一週間レンタルになった Dr.HOUSE と BONES の続きを借りて見てました。

あと、ナンバーズというアメドラも。

そろそろ本格的に春ドラマがはじまるので、レンタル三昧の日々も一段落です。

・・・と思いつつ、ちょっと古い日本映画にはまってしまってます。

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ところで、ウォーキング。

町内のワンコを探して歩き回るという楽しみをみつけたのも束の間、やっぱり続かなかったです・・・。

ウォーキングってむいてないのかも。(←どんなんだ~!)

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龍馬伝・第15話「ふたりの京」

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土佐藩主、山内豊範(染谷翔太)が京へ入る。

武市(大森南朋)は攘夷派公家、三条実美(池内万作)に会い、徳川将軍を朝廷に呼び、帝の前で攘夷実行を約束させるよう提案する。

その提案は計画通りに進んでいく・・・。

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加尾(広末涼子)が三条家に奉公にあがって4年。

武市に同行してきた兄の平井収二郎が加尾のところへやってきます。

武市のことを誇らしげに語る兄。

その兄から龍馬(福山雅治)が武市と離れ、土佐を脱藩したことを知らされる加尾。

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動揺するその加尾の前に龍馬が現れます。

「会いたかった」と龍馬に言われ、4年間、胸に秘めていた想いが一気にあふれだします。

知り合いのお婆さんの家を借りて、龍馬とふたり。

京でキレイになったな~とまぶしげに見つめられ・・・、一緒に部屋にいるのは初めてだとしきりと照れる龍馬・・・。

二人はその夜、抱き合って過ごします。

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同じ夜、以蔵(佐藤健)は二人目を斬り殺し・・・。

以蔵は武市のために役に立っているという自信を持つように。

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翌日、幸せな気分に満ちた加尾の耳にもその人殺しの話題が・・・。

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加尾はお婆さんの家にいる龍馬のところにせっせとお弁当を持って通います。

武市の仲間に加わったらどうかと言う加尾に、龍馬はみんなが同じ道を歩いてはいけないと首を横に振る。。。

「幕府に攘夷をけしかけてどうするがぜよ。

日本はもう異国と交易をはじめてしもうちゅう。

アメリカ人、ロシア人、フランス人、みんな斬り殺せといういうがか。

ケンカせんと日本を守るためにはどういたらええがかを考えゆう。

それを教えてくれる人を探して旅をしゆうがぜよ」

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そんな龍馬は京の町で以蔵とばったり。

以蔵が武市の邪魔をするものを斬り殺してまわっていることを察した龍馬は諭します。

「おまんは心根の優しい男じゃ。

まっこと強い男はのう、滅多なことでは剣は抜かんもんやき。

みんなで異国に立ちむかわんといかんがき」

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「龍馬はああいう男じゃったかのう?

こんなに楽しゆうて、気が楽になったがは久しぶりぜよ」

以蔵は清々しい表情を加尾に見せて帰って行きました。

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以蔵が帰った後、龍馬は以蔵が哀れでならない様子。

「以蔵は人斬りをやらされちゅう・・・。

こんなバカなことがあってええがか?

こんなことが当たり前になったら、日本は自ら滅びてしまうがぜよ。

どういたらええがじゃ。

どういたらみんなをやめさせることができるがじゃ!」

「・・・江戸に、勝麟太郎という方がおられるき」

龍馬の苦悩を目の当たりにして、加尾は三条で聞いた名前を教えます。

軍艦操練所の勝麟太郎。

加尾は土佐にいた頃、龍馬にいつか大きな船に乗せてやると言われたことを覚えていたんでしょうね。龍馬に教えてあげたいと名前を記憶していたんでしょう。

別れを覚悟してその名前を教えることになった加尾。

切ないです。

「私、龍馬さんに会えてうれしかった。

まっこと天にものぼる喜びやったき。

ここで龍馬さんと夫婦のような時を過ごせただけで幸せ者やき。

どうぞ、どうぞ江戸へ行ってつかあさい」

4年前と同じ。加尾は龍馬の背を押してあげます。

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龍馬にすがりついて、このひとときに「ありがとう」と言った加尾に泣けました。

抱き合うふたりの向こうにある紅葉が美しくて。

すごく絵になるふたりでした。

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帝の勅命を預かった三条実美は江戸へ向けて出発します。

意気揚々とそれに同行する武市一行。

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龍馬も勝に会うために江戸へ。

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加尾は京での役目を終えて、土佐へ帰っていきました。

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脱藩したため土佐へ龍馬は戻れない。

その土佐へ帰っていく加尾はほんとに龍馬への思いを吹っ切ったということなんでしょう・・・。

つらい別れだな~と見ていたんですが、加尾の「夫婦のような時を過ごせた」というセリフを聞いてちょっとホッとしました。

幼い頃からの一途な想いを遂げることができて、短くても夫婦のように共に過ごせたから・・・幸せだったのかなと。

この時代だから、仕方ないのかなとあきらめつつ・・・。

とにかく兄はいや~~!妹を利用した兄の顔を見るのもいや~~!

ただ・・・、どうせお役御免になったのなら、いっそ龍馬についていけば良かったのに・・・と思ってしまったのは私だけ?

広末さんの熱演が良かったです。

切ない表情が素晴らしい。。。

佐藤健さんも好演してます。彼の以蔵は痛々しくて見てられないです。。。

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ところで・・・。

途中で出てきた武市一行の宴会。

芸者さんのおしろいが真っ白、白壁のようで怖かったんですけど・・・。

画面が暗い中、顔だけ白く発光してましたよね。

キレイどころをはべらせてるって感じじゃなくて、かなりホラーめいてました。(笑)

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あと、弥太郎。

今日は家族でコントして終わりましたね。(笑)

大根を持った弥太郎の強烈なノリ突っ込みに大笑いしました。

おもしろすぎ!

それと、喜勢はほんとによくできたお嫁さんで。

家族みんなが「なんであんなええ娘が嫁に来てくれたんじゃろ?信じられん・・・」と不思議がって・・・。

弥太郎本人も「わしもじゃ・・・」と家族に同意・・・。

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テレビを見ていた私も思わず「ほんとに」と弥太郎に同意してうなずいてしまいました。

これだけ「よくできた嫁」喜勢を引っ張るんだから、なんかあるのかな・・・。

まっこと気になります。(笑)

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2010年4月 8日 (木)

臨場2・第1話

臨場1ではとてもいがみあっていた倉石(内野聖陽)と立原(高嶋政伸)。

今回はなんだか距離は保っているものの、しっくりいってますね~。

立原がもの冷静だったのには拍子抜けしました。(笑)

捜査も慎重だし。

これならまったり見られそうです~♪

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倉石の鑑識の腕は相変わらず一流でした。

かつて鑑識にもいた谷本という警官の死体が公園で発見されます。

彼は倉石も尊敬する先輩。

他殺に見えた死でしたが、倉石は自殺を主張します。

調べると谷本は末期がんで、それを苦にした末の自殺と判明します。

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その谷本の死体からは拳銃が持ち去られ、警笛も紛失。

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さっそく、その拳銃で殺人事件が起きてしまいます。

一見、自殺と思われたそれは倉石の見立てでは他殺。

被害者の長谷川は過去に起こした交通事故で子供を死なせており、犯人はその母親でした。

母親はたまたま谷本の自殺現場におり、拳銃を手に入れたんですね。

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拳銃は回収されますが、倉石はどうも警笛の行方が気になって仕方がない様子。

そんな折、また死体が発見され・・・。

その死体のそばには谷本の警笛が・・・。

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もうどうなってるのお~~。。。。

まさか、警笛だけでこの谷本関連を引っ張るとは・・・!

うす~~く、気になるぅぅぅ~。(笑)

ドラマに入る前フリだとばっかり思っていたのに。

こんな展開になるなんて・・・。

ただ、交番の警官に鈴木浩介さんが出てるのがずっと不思議だったんですよね。

これは鈴木さんにも見せ場があるってことですよね~。

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さて、レビューですが、臨場はパスしそう~。

最後まで見続けますので、たまに不定期でレビューを載せるかもしれません。

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2010年4月 7日 (水)

チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋・第1話「失神」

はじまりました。ジェネラル・ルージュの凱旋。

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今回もなが~~い肩書きの白鳥が東城医大にやってきました。

頼りなげな田口(伊藤淳史)も健在。(笑)

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厚生労働省医療過誤死関連中立的第三者機関設置推進準備室室長

兼 保険曲特別監査室室長代理

白鳥圭輔(仲村トオル)は、厚労省による半年に一度の監査をするために東城医大にやってきます。

その監査の舞台が救命救急センター。

そこはジェネラル・ルージュ(または血まみれ将軍)という異名を持つ名物ドクター速水(西島秀俊)が率いています。

速水はあるデパート大火災で被害者が大量に運び込まれてきたときからそう呼ばれるようになったそう。

白鳥と速水は医学部の同期という旧知の仲。

速水は白鳥に現場から離れた人間に口を挟まれる筋あいはないと牽制するが・・・。

白鳥はさっそく救命救急センターの問題点に気付いていく・・・。

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以前と同じく病院内、それも愚痴外来に住み始める白鳥。(笑)

今回も田口はふりまわされ役目なのかな~と思いましたが、意外にもしっかり診療内科医をしています。

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失神を起こして運ばれてきた咲。

検査をしても原因はわからず・・・再び立て続けに失神を起こす咲・・・。

また、食事も受け付けられなくてなっており、その症状から自分も母と同じ胃がんなのでは?と悲観するようになってしまう・・・。

自殺を図ろうとする咲に、

「君の診断はまだ出ていない。

まだ早すぎる。絶望するのはもっともっと先でいいんだ。

自分で自分の未来をつぶしちゃあ、もったいないと思うよ」

と意外にもしっかりした言葉をかけてあげる田口。

前回とは違って頼もしかったです。

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咲が2ヶ月ほど前、ひどい失恋をしていたことを聞き込んでくる田口。

失神の原因は失恋の直後に起こした自殺未遂の後遺症だった。

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胸のあざを発見して、すぐにその原因に気付きながらも、あえて別の検査を指示する速水。

結果、心停止を起こし、蘇生処置を行うことに。

「(お前は)全部気付いていた。なのになぜ止めなかった?」と非難する白鳥に、

「患者が真実を言わないから体に聞いたんだ。

病気はうそをつかない。

正しく質問すれば必ず答えを教えてくれる」

ケロッとした調子でそう言ってのける速水。

「彼女の心臓がもたなかったらどうするんだ?」

「俺がいる。

なにがあっても必ず戻してみせる。

大事なのは手段じゃない。患者が助かったという結果だ。

(彼女のあざに)お前は気付かなかったのか?

厚労省の白鳥圭輔は、その程度かよ」

速水の性格が伝わってくるようなやりとりです。

同期で主席を争った仲の二人。

見えない火花が散っていて、おもしろいです。

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咲は原因が判明し、治療に専念することになりました。

仕事へもすぐに復帰できるということで田口もひと安心。

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東城医大救命救急センターはちょっと他の救命センターとは違うみたいです。

運ばれてきた患者の緊急治療をするだけでなく、そこに各科のスペシャリストを集めて、原因を調べる初期治療までするらしく・・・。

それが東城医大ならではのアピールポイントになっているとか。

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白鳥は病院長に救命センターのスペシャリストの中に精神面のメンタルサポートをする人も必要だろうと進言。

それを田口が担当することになりました。

これで田口も救命センターへの仲間入りです。

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しかし、実際は救命救急がそこまでする時間なんてないので無理な設定ではあると思うんですが・・・。

でもドラマとして見る分にはじっくり見られていいです。

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なんといっても、白鳥と速水の対決がおもしろそうですね。

西島さん、素敵だし。

来週も楽しみです。

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レビューするかどうかはもうすこし見てから決めます。

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2010年4月 5日 (月)

週刊きなこ庵3-4月編29-4日&ちょっと龍馬伝

いよいよ春ドラマが始まりますね~。

それまでにまだ間があるので、今はDr.HOUSEのシーズン2を借りてきて見ています。

やっぱりおもしろいです。。。

それと映画版ハゲタカもようやく見ました。

ドラマと同じ濃さでおもしろかったです。

2時間ちょっとすべてが大事なシーンで、集中力が必要。

欲を言えば鷲津や他のキャラの遊びの部分がもう少し欲しかったな。

キャラのファンなのでそんなことを思っちゃいました。

鷲津が登場したときはゾクゾクしましたよお~。

しかし、大森さん、武市半平太で毎週お会いしてるなんてとても思えません。

ビールのCMでも思ったけれど、同じ俳優さんとは思えないっす。。。

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さて、

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ちょっと龍馬伝・第14話「お尋ね者龍馬」

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1862年。龍馬脱藩から3ヶ月。

土佐では武市(大森南朋)が若き藩主、山内豊範(染谷将太)に2000名を引き連れて上洛して欲しいと願い出ていた。

武市は三条実美を通じて朝廷から土佐藩に帝を守る役目を任命してもらい、それを口実に上洛しようと考えていた。

目的は山内に幕府に対して攘夷を促されるように帝へ願い出てもらうためだった。

吉田東洋(田中泯)が亡くなってからというもの、武市は藩政を牛耳るようになっていた。

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そんな攘夷の嵐は、土佐だけでなく日本中でも吹き荒れていたそう。

伏見の寺田屋では攘夷派の薩摩藩が急進派と慎重派に別れて殺しあう事件が起こり・・・。

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長州では・・・着々と攘夷実行計画を固めて兵をあげ京に向かう準備をしていた。

その中にはあの桂小五郎(谷原章介)、久坂玄瑞の顔も。

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そして、幕府はかつての権力を失いつつあり・・・。

朝廷からの将軍家持を上洛させ攘夷について話し合おうという申し出に幕府は戦々恐々。

その幕府の中には軍艦操練所頭取、勝海舟(武田鉄也)の姿もあり、彼は持論を展開していた。

「今は幸いにしてアメリカは北と南に別れて戦の真っ最中。

ならば、この今こそ日本に海軍を作る絶好の機会。

ぺリーの艦隊にも負けぬ日本の艦隊を四方の海に浮かべるのです。

もしこれをおこたれば、イギリス国に国を奪われたインド、清国の二の舞になります!」

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朝廷と幕府、それから薩摩、長州。

土佐以外の動きが激しさを増しおり、いよいよここに龍馬が登場します。

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東洋が暗殺された同じ頃、龍馬(福山雅治)が脱藩したため、東洋の甥、後藤象二郎(青木崇高)は龍馬を犯人と決めつけます。

そして、郷廻りの弥太郎(香川照之)と井上佐市郎(金山一彦)に龍馬を捕らえてこいと命じます。

弥太郎は井上と共に大坂へ。

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なぜかみんな急に大坂にいますね・・・。(笑)

沢村(要潤)と溝渕(ピエール瀧)のやりとりが笑えました。脱糞と脱藩って。(笑)

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武市の計画どおり、山内豊範一行は大坂までやってきますが・・・。

山内がハシカにかかり、武市達は大坂で足止めを食らうことに。

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そんな大坂に龍馬もやってきます。

弥太郎の前にふらりと現れる龍馬。

龍馬は脱藩後、薩摩に行っていたと豪快に話し始めます。

以前から密かに西洋と貿易をしていた薩摩にはいろんな技術があってそれを見たかったようですが、よそ者ということで結局は入ることはできず、かわり他をあちこちを見てきたと。

弥太郎並みに汚れていて、けれど精悍な表情の龍馬。

3ヶ月でこうも変わるもんでしょうか・・・。

「わしの思っちゅう攘夷と、

他のもんが思っちゅう攘夷はど~うも違うがぜよ・・・」

龍馬は自分は東洋を斬ってないと否定します。そして、弥太郎にこんなところにはいないで家族のいる土佐に帰れと諭します。

言うことを聞き、井上を残してさっさと土佐へと帰ってしまう弥太郎でした。

土佐に戻って喜勢に抱きついて泣く弥太郎・・・。

おいおい・・・。

弥太郎は、龍馬に会って彼が別世界に住む凄みのある人間になったことを思い知ったようです。

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龍馬はその後、武市らが足止めされている土佐藩住吉陣屋を訪れます。

武市半平太と再会し、誰に東洋を斬らせたかとたずねる龍馬。

武市はしらばっくれますが・・・。

龍馬は東洋暗殺で土佐から郷廻りが来ていることを伝えます。

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龍馬が去った後、武市は東洋暗殺の捜索をしている井上を岡田以蔵(佐藤健)を操って殺させます。

翌日、町に放置された井上の遺体を見た龍馬にはそれが半平太の仕業だとわかってしまいます。

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龍馬は龍馬で武市がもう別世界の人間になってしまったことを思い知るのでした。

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脱藩したあとの龍馬はとても凛々しくて、確固たる信念を持ち始めた模様。

もう簡単には傷ついた表情は見せないぞという思いが伝わってきました。

以前の龍馬とは別人かと思うほど・・・。(笑)

以前の優しい龍馬が大好きですが、こっちの龍馬も素敵ですね~。

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それと、弥太郎の奥さん、喜勢はなんだかものすごくしっかり者。

「いまこそうまく立ち回る時!」なんて弥太郎に言ったりして強いです。

弥太郎が喜勢に抱きついて泣いてる姿にはビックリでした。

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以蔵の気持ちを利用して人殺しをさせる半平太。

地位があがっても自分に都合の悪い人間を人を使って殺させるところは変わりません。

以蔵はこれから人斬り以蔵と呼ばれるまでになってしまうんですね。。。

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2010年4月 4日 (日)

2010春ドラマ、何をみます?

春ドラマはまったくチェックしてなかったので、さっそく最近発売されたテレビ情報誌を見てみました。

なんと!!いいんじゃあないですか~~。

素晴らしいラインナップですわ~。

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龍馬伝はずっと見るとして、

春ドラマ一番の期待が、チェイス~国税査察官~。これはたまらん!

2番目は阿部寛さんの新参者。

次は、トリックのスピンオフドラマ、警部補 矢部謙三。

そして、臨場などなど。

まあ、下を見てください!!見事に警察関連ドラマばっか。(笑)

うれしい限りですわ~。

それでは初回チェック予定のものを一本ずつ紹介していきます。

よろしくおつきあいを~

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← このマークがあるものはレビュー予定です。

●日曜

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龍馬伝 午後8時~NHK 

途中で脱落するだろうと思っていた龍馬伝。

おもしろくて通年で見ることになりそうな気配です。

週刊きなこ庵に「ちょっと龍馬伝」をつけたしてますが、独立させた方がいいのかな~と考え中です。(笑)

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新参者 午後9時~TBS 

18日スタート

東野圭吾さんの同名原作のドラマ化。

加賀恭一郎シリーズの最新作らしいです。

主演は阿部寛さん。刑事モノ。

やった~~、おもしろそうなんで見ますよお~~。

日曜は龍馬伝と2本のレビューとなりそうかも。

まあ、こちらも「ちょっと新参者」になりそう。(笑)

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●月曜

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月の恋人 午後9時~フジテレビ

5月スタート

木村拓哉さん初の社長役らしいです。ラブストーリーだとか。

恋愛モノは苦手なので、初回チェックして決めます。でもね~、スタート時期がまだ決まってないみたいで。こうなると初回見逃す可能性が高くなるんですよね。

共演には篠原涼子さん。北川景子さん、松田翔太さん。

それと、レッドクリフに出演していたリン・チーリンさんも出演。彼女が日本のドラマに出てるなんて~、一度は見たいんですけどね~。

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●火曜

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絶対零度~未解決事件特命捜査~ 午後9時~フジテレビ  

13日スタート

現実に去年の9月に警視庁に設置された「特命捜査対策室」を舞台に、未解決事件を上戸彩さんの刑事が解決していくお話らしです。

一話完結型刑事モノ。

一番好きなジャンルのドラマです。ああ~、うれしい。(笑)

楽しみです。

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チームバチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋 午後10時~フジテレビ 

6日スタート

シーズン2ですね~。

伊藤淳史さん&仲村トオルさんのドラマ版のコンビも好きなので、これも楽しみです。

今回は救命救急センターが舞台で、原因不明の病気の救命に挑むらしい。そのセンターを仕切っているのが救命医、速水は西島秀俊さん。

西島さんが出演されるなら、楽しみ倍増ですわ。

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●水曜

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臨場2 午後9時~テレビ朝日 

7日スタート

昨年の春ドラマからちょうど1年で復活しましたね。臨場。

単行本にない新作やオリジナル脚本も加えてのシリーズ。

警視庁刑事部の鑑識課検視官である倉石を内野聖陽さん。

鑑識課が舞台のこのドラマ。今回は変わった検視もあってより幅広い鑑識技術も見ることができそうです。

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IRIS 午後9時~TBS

21日スタート

イ・ビョンホンさん主演の韓国ドラマ。

朝鮮南北問題をテーマにしたスパイアクション。韓国が舞台のドラマだとか。

スパイと聞くとつい「シュリ」を思い出しますが、どんなんなんでしょうね。ハードボイルド系?

TBSのこの時間帯は、いつもいつも定番のテレ朝ドラマとかぶって困るんですよね。結局赤かぶも1話すらちゃんと見られてなかった・・・。

期待感はありますが、チラチラ見るだけになりそう。

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●金曜

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警視庁失踪人捜査課 午後9時~テレビ朝日

16日スタート

沢村一樹さん主演。

1日200人以上の失踪がしているという現状の中、捜査課の刑事たちがその失踪人の行方を追う。そしてなぜ失踪に至ったのか何かの事件に巻き込まれたのかなど、事件の裏にある人間模様を描く。

もしかすると、ものすごく人情モノになりそうな予感があって、う~~ん 。

まあでも、楽しみにしています。

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警部補 矢部謙三 午後深夜~テレビ朝日 

9日スタート

あの矢部刑事が帰ってきた~~!トリックのスピンオフドラマです。

トリックを見ていた時も特別、事件を解決してはいなかった矢部。

彼が主役ですよ~。どうなるんでしょうね~。(笑)

矢部は当然、生瀬勝久さん。コメディーはお手のものです。

今回はかつて迷コンビでだった姜さんもしっかり登場!!

以前はかなりエキセントリックな役柄でしたが今回はどんな感じで演じるんでしょうね。

その上、池田鉄洋さんや鈴木浩介さんといった超個性派俳優さんや、コメディーも得意の貫地谷しほりさんも登場。

かなり笑えるドラマになるのでは?と期待しています。

時間帯が遅いので録画対応になりますが・・・。

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●土曜

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チェイス~国税査察官~ 午後9時~NHK 

17日スタート

主演が江口洋介さん。

総額6千億円という巨額な資金をめぐって、国税査察官と脱税コンサルタントの攻防を描いた社会派サスペンスですって。

これはもう絶対に!絶対に!!見ます!!!

良質ドラマが多いNHKの土曜9時ドラマですよお。おもしろそうな匂いがぷんぷん!

楽しみですわ~。

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怪物くん 午後9時~日本テレビ

17日スタート

もうね~、怪物くんに扮した大野智くんを見て、手を叩いて大喜びした私・・・。

大野くんには弁護士役とかクールなのをやってほしいんですよね~。でも、実際にはそれに反してお子様キャラが多いんですよね。ここんところ。(泣)

ただ、この怪物くんは突き抜けてて結構好きですわ。

チェイスと同時期に放送開始で、きっとチラチラ見ることくらいしかできないと思いますが、どんな雰囲気のドラマなのかは興味津々です。

意外にも化けるかもしれないですよね~~。

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こんな感じです。

書いていないほかのドラマはパスします。

一応、レビュー予定マークを入れましたが、正式には初回チェックしてから決めたいと思います。

では、春ドラマもよろしくお願いします~~。。。

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2010年4月 3日 (土)

LOST・・・。

今更ですが、ロストをシーズン1から見ています。

AXNで月~金の平日連続放送をしてるので。

1話から見始め、今は30話。シーズン2に入ったところです。

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飛行機が島に墜落して生き延びた40人余りの人々。

助けはなかなか来ず、サバイバル生活を続けるが、やがてその島の不可思議な出来事に遭遇して・・・。

こんなドラマなんですが・・・。

現在進行形のロストは、もうすぐファイルナル・シーズン(シーズン6)が放送予定みたいですね。

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※で、ここからなんですが、私はこのドラマをボヤキながら見ています。

あくまでも超個人的感想を書きたいので、本物のロスト大好きファンの方はこれから先は読まないでください。 

気分を害しますので。

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このロスト。

私は微妙~な感じで視聴が続いています。

やめるのは惜しいし、でも独特の重い雰囲気が微かにしんどいし。(笑)

お話としてはひきつけられるものがあるんですが。。。

わけがわかんなすぎて、そのわけのわからない状態を引っ張りすぎていい加減、疲れてきました。(笑)

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シーズン1で全キャラの飛行機に搭乗する以前の状況が明らかになるんです。

みんな様々な裏切りを経験していて、中にはかなりハードなものもあって、傷ついているんですね。。。

それが島のサバイバル生活で鍛えられたり、癒されたり・・・。

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で、いよいよシーズン2に入って、今度は島の謎に近づくのかと思ったら・・・。

また新しいキャラが数人増員されて、今はそのキャラの過去物語が描かれはじめています。

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なんでキャラを増やすのか・・・。シーズン1も大概キャラが多かったのに・・・。

そして、大勢で何か島のわからないものにずっと怯えっぱなしのまま・・・。

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ほれで・・・このシーズン2からのキャラが好きになれない・・・。

シーズン1のキャラはみんな好きなのに・・・。

その上、シーズン1のキャラの物語もまた掘り返されて、もっと以前の過去まで描かれ始めてます・・・。

微妙~にシーズン1と2のキャラの過去をリンクさせてるし・・・。

そうやって複雑さが増してきているので1話も見逃せない・・・。(笑)

過去エピソードのリプレイもとても多いんですよ。

またそのエピソードに戻るの?って思ったり・・・。

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ここんところ、ロストファンの人はどう思ってるのかほんとに聞いてみたくなります。

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このドラマを見ていると、なんていうんでしょう。。。。

映画「猿の惑星」のような感じを目指してるのかな~と思うことがしばしばあります。

無人島で自分たちだけで生活していると思ったら、何か他の別の思惑の存在に支配されてしまっていたとか・・・。

「猿の惑星」を見た時のような、わけのわからない閉塞感や理不尽さが常に底辺にあるんですよね。

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ちょっと話はそれますが、子供の頃、「猿の惑星」を見たときの怖さったらなかったです。

猿の惑星に降り立った?数名の人間のあの孤独とか、恐怖とかがものすごく伝わってきて。

もうお話の全貌は憶えてないんですけど。そういう怖さだけは残ってるんですよね。

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話はもどって・・・。

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でも、文句は言ってもボヤいてもロストがすごいのは、現在の島でのサバイバル生活に、一人一人の過去の物語を織り込んで丁寧に描いていること。

この構成力はお見事としか言いようがないです。

しかも、感動させるし、笑わせるし、不気味さも感じさせるし。

ロストは個人の過去エピソードに多くの時間を取ってる分、全体のバランスを取るのがとっても難しいと思いますわ。

アメドラってこういう描き方がほんとに得意ですよね~。

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それにほんとに想像力の塊のようなドラマです。

今年放送のシーズン6で真実が明らかになるらしい。

ということはジーズン5まで謎は引っ張られるってことなんですね~きっと。

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そんなこんなで、シーズン5まで見続けられるかわかりません。

ずるずる引きずられて、終わりまでいく気もしないでもないですが・・・。(笑)

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もし、見続けていたらシーズン4頃、またボヤキ記事を書いてみたいと思います。

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それから、4月からはコールドケースがシーズン1~3まで連続放送されます。

こちらは多分、レンタル屋さんでも貸し出されていないはず。

見たい方はこの機会にいいかと。

私もどんなドラマなのか興味津々です。

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