特上カバチ!!・第10話最終回「最後の敵!それは父!」
最終回。とてもおもしろかったです。
詰め込みすぎのように感じたので延長してほしかったです。
今回は、最近CMなどでもよく耳にする「過払い金請求」なんて言葉が出てきましたので、ちょっと詳しくあらすじを書いてみました。
長いあらすじの下にも感想を書いてますので読んでみてくださいね。
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インペリアルトラスト社の大河内らが起訴猶予になり釈放される。
鷲塚弁護士(竜雷太)がやってきてあっという間に示談をまとめてしまったというのだ。
検事時代に伝説的な活躍をしたから、いまも現役の検事たちにかなりの影響力があるという鷲塚。
検事を辞めた今は、「闇社会の救世主」と呼ばれているダーティーな弁護士になっていた。
その鷲塚は・・・田村(櫻井翔)の父親だった。
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大河内の釈放と鷲塚弁護士の登場に愕然となる田村たち大野事務所。
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そんな田村のもとに多重債務にあえぐ居酒屋店主、水野が相談にやってくる。
水野は病気のために借金して、気付いたらあちこちから1千万円も借りてしまっていたという。
田村は、「長期で借金を返済していますし、今まで払った金利を利息制限法で計算しなおすと、借金が残るどころか100万以上の過払い金が戻るはず」と笑顔で答えるのだが・・・。
水野は「このことで弁護士に相談したのに、楽になるどころか再び取立てがはじまってるんです・・・」と困り顔。
田村がより詳しく話を聞くと・・・。
「よくスポーツ紙に債務整理の広告が出ていますよね?
あなたの債務を一本化しますっていう。
それを見て、広告主のNPO法人多重債務者救済センターに相談に行ったんです。
すると、債務の一本化については今回、審査は通らなかったんですが、返済額を整理したら月々の返済額も随分変わると思いますよと言われ・・・。
センターに良心的な弁護士として、犬神弁護士(坂口憲ニ)を紹介されたんです」
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犬神弁護士はこう言ったという。
「弁護士が債務整理に介入した以上、サラ金からの取立ては止まりますから。
ではサラ金と債務整理の話がついたら、私が返済の管理をしますので。
毎月の返済金は私の口座にお支払いください。
あわせて着手金30万円も振り込んでもらえますか。
これは報酬も含まれていますから。今後一切、お金をいただきません」
水野は喜んでそれに応じたという。
だが、、、
「言われたとおりにしたのに、借金はろくに減らないし。文句をいいにいったら辞任するとかなんとか・・・。
一昨日から取り立ての電話も復活して電話が鳴りっぱなしでどうしたらいいのか・・・」
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黙って田村と水野の話を聞いていた美寿々(堀北真希)が思わず口を挟む。
「それはおそらく提携弁護士ではないかと!
多重債務者救済センターというのは、公共の団体でもボランティアでもありません。
多重債務者を食い物にする悪徳業者です。
それと提携して名義貸しをしたり、サラ金のいうなりに楽に示談をまとめる悪徳弁護士を提携弁護士といいます。
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簡単にご説明しますと。
紹介屋と言われる裏業者が債務の一本化などをうたった広告などで借金に苦しむ多重債務者を集めます。
しかし、審査がパスしないなどの難癖をつけ、一本化のための融資をせず、そのかわりにいい弁護士がいるからと提携弁護士に紹介し、提携弁護士は紹介屋にバックマージンを支払います。
さらに依頼人が文句を言えば、すぐに辞任しちゃうし。そうすれば依頼人は厳しい取立てに追い込まれて夜逃げするしかない。
提携弁護士はやりたい放題なんです」
悪徳弁護士がいることに仰天する水野・・・。
「じゃあ、毎月、犬神弁護士に払っているお金は?」
「提携弁護士の場合、そのまま横領することもありえます」
「ええっ?」
水野は田村たちに犬神の名刺を見せる。
それを見た田村は唖然とする。
犬神弁護士は鷲塚弁護士事務所の者だった・・・。
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「まずは示談が本当に成立しているかどうかを調べましょう」
田村は美寿々、水野と共に水野の借金先のすっぽん金融を訪れる。
すっぽん金融は一枚の書類を見せる。
和解契約書だった。
「私どもは犬神弁護士との間で和解契約書を交わしました。
でも返済はまったくなく、このままでは和解契約違反になります。
あらためて水野さんに満額請求させてもらいますよ」
水野の返済金を犬神が横領していることが濃厚になる。。。
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これをふまえて、田村らが多重債務者救済センターの犬神のもとを訪れると・・・。
「すっぽん金融から取り立ての電話がありまして。
私が犬神さんの支払っている返済金を、すっぽん金融は一切受け取ってないというんです」
最初、水野だけで話を進めると、
「実はすっぽん金融さんとの和解ができてないんですよ」などと言い出し・・・。
田村と美寿々がそれに加わる。
「おかしいですね!和解契約書があるのに。変ですね!」
犬神は驚きながらも弁解する。
「別の水野さんと勘違いしてました。たしかに示談は終わっています」
「すっぽん金融に払っていないのはどういうことですか?」
田村は、毎月犬神に返済金を払っている証明として水野の銀行通帳を差し出す。
「・・・うちの事務所の手違いです!」
犬神は事務所の手違いだったで押し通す。
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そんなところへ警察が踏み込んでくる。
「こちらから通報がありました。暴漢はどこに?」
田村らは警察に事情を説明しようとするが・・・。
「彼らは弁護士の業務を妨害しています!!」と訴える犬神。
田村ら3人は警察に連行されるが、美寿々が隠し撮りしていた映像で、正当な抗議をしていたことが証明され解放される。
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「検備沢弁護士から聞いたんですが、犬神は鷲塚の一番の愛弟子で、名古屋、大阪でもサラ金と提携してる噂があるそうです」と美寿々。
大野(中村雅俊)は「この件はここまで」と言うが、田村は納得できない。
「事務の手違いだと突っぱねられている以上、一撃必殺の証拠がない限り勝てないだろう!」
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そんなところに鷲塚から田村宛に電話がかかってくる。
「久しぶりだな。勝弘(田村)。
うちの犬神が迷惑をかけたそうだな。
手違いがあった分はすぐに払う。
残りの返済額も5割まで私の責任で減らす」
示談の申し出だった。
「提携の責任を徹底的に争います!!」
田村はその申し出を跳ね除ける。
「負けを承知でお前たちにつく弁護士がいるかお手並み拝見だな」
鷲塚は笑って電話を切る。
そのやりとりを聞いていた重森は田村を叱り付ける。
「おまえが勝手に判断してどうする?
向こうが示談の提示をしてきたんだぞ。
水野さんの意向をちゃんと確認して来い!」
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田村が水野の意向と聞きにいくと・・・。
水野は意気消沈していた。心労が妻が倒れ、入院したという。
妻は胃がんを患っていた。。。
「まったく・・・弁護士にまで騙されるなんて・・・。
弁護士なんて、お上公認のやくざみたいなものでしょ?
私は家族のことと店のことでいっぱいいっぱいなんです。
返済額が少しでも少なくなればいいだけなんです」
とても弁護士相手に戦いを挑める状態ではなく・・・。
それでも、田村は水野を説得する。
「水野さんには払い戻してもらうべきお金があるんです。
相手が弁護士だからってひるむ必要はありません。
僕に一週間いただけませんか?ご迷惑はおかけしませんから!」
「・・・くれぐれも穏便にお願いしますよ」
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水野宅からの帰り道。
「今のあんたじゃ太刀打ちできないよ。田村~、もっと冷静になって」
美寿々は田村を落ち着かせようとするが・・・。
「法律家として、あいつらのことを許せないだけですよ」
「だからって戦う手立てがあるの?」
「手立てがなけりゃ、勝負に出ませんよ!」
田村は自信ありげに言う。
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田村は美寿々と共に検備沢弁護士(浅野ゆう子)に頼みにいく。
「鷲塚先生は法曹界きっての実力者。私だって到底勝てるとは思えない。
でもほんとは法律には正解なんてない。
裁判官の胸先三寸で判決がひっくりかえることもあれば、新しい判例がそのまま法律の流れを変えることもある。
だからこそ100%勝てる弁護士はいないはず。
私も一枚、かませていただきます。
でもひとつ条件があります。弁護士になりなさい。
行政書士は弁護士と違って法的な紛争に正面きって介入することは出来ない。
住吉先生には前から話しているけれど、あなたたちが本当にやりたいことは人を救うこと、弁護士の仕事よ」
美寿々も「白黒つけるためには裁判に打って出るしかない。行政書士では裁判に持ち込めないわ・・・」と田村に弁護士になることを勧める。。。
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田村の攻撃がはじまる。
弁護士会の綱紀委員会の本田(大野智)が犬神に連絡してくる。。
「田村勝弘氏から犬神弁護士に関して懲戒請求の申し立てが出ています。
犬神先生に対する懲戒請求です。
多重債務者救済センターと提携し債務整理を誠実に処理していないそうですね?
依頼者の返済用のお金を着服しているというとの訴えも出ていますよ」
犬神は頭に血がのぼり、本田に言い返す。
「あなたも同じ弁護士でしょう!
請求人の田村は行政書士の資格もないただの事務員ですよ!
そんなものの言い分を真に受けるんですか?」
「先生の噂は他の件からも出ています。
今回は、委員会としても徹底調査を持ってのぞむ方針です」
本田の冷静な話し振りに危機感が募る犬神。
犬神は鷲塚に泣きつく。
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犬神だけでなく自分のところにも同様の申し立てがきた鷲塚は、東京地検に電話し、大野行政書士事務所の非弁行為について告発する。
すぐに大野宛に地検から電話が入る。
「お宅は非弁行為を堂々としているという噂があります。
近々、参考人として事情聴取をお願いすることになります」
「それは構いませんが。
うちは行政書士として書類作成料しか受け取っていません。
その他はあくまでも弁護士法、行政書士法を遵守しながらボランティアで行っています」
電話を切った後、どうしてうちが地検から狙い撃ちされているのかと不思議がる大野や重森(遠藤憲一)、栄田(高橋克実)の3人。
田村がすまなそうに答える。
「鷲塚だと思います。
実は犬神と鷲塚を懲戒請求しました」
目をむいて驚く3人・・・。
「なんで鷲塚まで懲戒にかけたんだ?」と栄田。
「正当な請求だと思います。
たとえ関係なくても事務所で提携弁護士を抱えてるとしたら、その責任もあるはず」
「相手は鷲塚だ。懲戒請求しても処分を受けるはずがない」と重森。
「少なくとも今後、派手に提携なんてできなくなります。
あわせて、検備沢弁護士にお願いして地検に刑事告発しました。
非弁提携禁止違反です」
さらに目をむく3人。
「なんだそれは~!竹やりでミサイルと戦うようなもんだぞ!」という重森。
美寿々が田村の援護に入る。
「竹やりって何時代ですか?
提携弁護士なんて腐った法律家、この日本から一掃するべきだと思います。
この田村が二重三重に手を打ったんです。
どうしてそれがわからないんですか?」
重森がブチ切れる。
「そんなことはわかってる!
だが、俺たちが20年かかって築きあげてきた大野の看板はどうなる?
この看板は俺たちを頼ってきてくれる顧客たちが藁にもすがる思いで駆け込む目印だ。
うちがつぶれたら、他に頼るところがない人たちの人生をおまえ考えたのか?
看板をつぶすってことはな、そういうことだぞ!」
「すいません。言い過ぎました」
即座に謝る美寿々。
「みなさんに迷惑をかけないように個人名でやったんですが、結局巻き込んでしまって・・・。
でも俺はどうしてもこの勝負、負けたくないんです!」
そこへ鷲塚から再び電話が。
「こちらも地検に告発した。
非弁行為がひとつでも立証できれば大野事務所はつぶれる。
どうだ?
事実誤認で告発を取り下げないか?
それが父親としてお前にしてやれる唯一の情けだ」
「何が情けだ?哀れみをこうのはそっちの方だ!」
田村は鷲塚の申し出を激しく拒絶し、電話を切ってしまう。
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大野はじっと田村をみつめる・・・。
「どうしてそんなに親父を憎むんだ?」
「・・・法律家として許せないからです。
鷲塚が検事時代に出世できたのは優秀だったからではありません。
おふくろが広島で地位のある検事の娘だったからです。
その証拠に祖父の力を散々利用した挙句、祖父が引退した途端、見向きもしなくなって。
今度はある政治家に媚びてそいつの言いなりに検事をやめて弁護士に。
おまけに俺とおふくろを捨てて、政治家の娘と再婚したんです。
祖父は鷲塚をムコにしたことを後悔して、おふくろに謝りながら死んでいきました。
よくある話だとわかってます。法律家が善人とは限らない。
そんなことはどうでもいい!!
俺が一番許せないのは、法律を権力と履き違え、あげく金儲けの道具にしているその生き様です!
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祖父は俺に言いました。
法律は何千年もかけてできた人間のやさしさと思いやりの結晶だと。
この世から争いごとがなくなればいいというたくさんの人の思いそのものだと。
そんな法律を裏切る、あの男のような法律家がのさばっていいはずがない!!」
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田村の思いを聞いた大野は覚悟を決める。
「わかった。俺たちはこれ以上、口出しはせん。
多少の犠牲を出してもこの正義を貫き悪を討つのか。
目の前のたった一人の人間を救い、自分の正義を曲げるのか。
自分にとっての理想の法律家とは何か、お前が決めろ!」
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水野が慌てた様子で田村のところに連絡してくる。
妻の容態が悪くなり手術しないといけなくなったという。
早急にお金がいるので示談を進めて欲しいという要望だった。
田村は決心する。
「方針は決まった?」とたずねる美寿々。
田村がうなづくと、美寿々はそれ以上は聞こうとしない。
「内容を聞かなくていいんですか?」
「田村が悩んで決めたことならそれで良いと思う。
私、あなたのこと、とても信頼できる法律家だと思うから」
田村と美寿々はしばらくじっとみつめ合う。
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鷲塚弁護士事務所に示談に出向く田村と美寿々。
「示談をまとめたいと急に来るとはな」
鷲塚と犬神は勝ち誇った顔で応対する。
田村は二人を前にして示談内容を伝える。
「こちらは利息制限法で計算した額100万と、犬神弁護士に送金した金額145万を即刻お支払いしていただければ、お互い事実誤認として告発を取り下げます」
「その前に懲戒請求やら、刑事告発やらの謝罪をしてもらいたい」という鷲塚。
「謝罪?なぜしないといけない?」と田村。
「示談が決裂してもいいのか?こちらは示談を急ぐ必要はないんだぞ!」
執拗に謝罪を求める鷲塚に田村は苛立つ。
「どこまで腐ってるんだ!」
「示談にしたければ謝罪しろって言ってるんだ。簡単だろ。
示談を蹴れば依頼人は困る。
大野事務所は吹っ飛ぶ。
大野事務所には以前から非弁行為の噂が絶えない。
場合によっては全員刑務所行きだな。
お前がわしを憎んでいるのは知ってる、
だが、正義感面して、わしにたてついた。
この代償は払ってもらわないとな。謝罪するかどうかはっきりしろ」
鷲塚は田村に土下座させて謝罪させる。
「田村・・・」
美寿々は呆然とその光景を見ていた。
そこへ多重債務者救済センターから連絡が入る。
「犬神先生!うちのものが中央署に任意出頭で呼び出されました。
検備沢先生が警察にねじ込んだみたいで・・・」
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田村らのいる部屋に検備沢が来る。
「いくら鷲塚弁護士のお申し出でも弁護士として正義を曲げるわけにはいきません。
犬神弁護士のあらたな不正の証拠を掴みましたので、地検に告発して動いてもらうことにしました。
そろそろ年貢の納め時では?」
「大野事務所がつぶれてもいいんだな!」とすごむ鷲塚だったが・・・。
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続いて大野、重森、栄田もやってくる。
「どうぞ、いくらでもつぶしてやってください。
我々には刺し違える覚悟がありますから」
鷲塚は事務所の覚悟を知って黙り込んでしまう。
「では、水野さんに今すぐここで、245万お支払いください。
それと条件の追加もお願いします。
多重債務者救済センターを解散すること。
犬神弁護士を懲戒すること。
あなたにちょっとでも良心が残っているのなら法律家として部下の責任をとってください。
今のこの条件を飲んでくださるのなら今回は引き下がります。
さもなくば徹底的に戦いますよ。お互い息絶えるまで!」
田村に詰め寄られて、鷲塚は苦笑いする。
「勝弘。いい面構えになったな。今回は私の負けだ。示談に応じよう」
そばで犬神が悔しそうに机を叩いている。。。
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田村と美寿々は水野に245万円を渡しに行く。
妻の手術が成功したと喜んでいた矢先の大金に大喜びの水野。
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田村は大野にあらためてお礼を言う。
「頭ではわかっていても、いざとなると力不足で・・・。
ありがとうございました」
「礼を言うのはこっちの方だ。
この年になって理想の法律家とは何か。
お前と住吉先生は俺たちの希望だ。
俺たちが果せなかった夢をお前たちに託したい。
理想の法律家になれ!」
大野は田村に弁護士の勉強のために検備沢弁護士事務所に移れと背中を押す。。。
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だが、田村は検備沢に言う。
「本当に困ってる人が簡単に弁護士に相談できるでしょうか?
俺は書類を作っているときに気軽に相談できて、困ったことに最初に気付いてあげられるようなそんな存在でいたいんです。
裁判で正義を問うのももちろん大事です。
目の前で困ってる人に寄り添って一緒に泣いたり笑ったりしていたいんです。
それが、僕にとっての理想の法律家なんだと思います。
俺は大野先生のところで一生、行政書士を続けます」
そばにいた美寿々にも。
「住吉先生。いろいろお世話になりました。
俺、先生に言われたひとつひとつの言葉、大事にしていきます。
いい弁護士になってください。
俺が行政書士として踏み込めない事案で困ったときにはよろしくお願いします」
思いを断ち切るように去っていく田村。
美寿々はその後ろ姿をじっとみつめている・・・。
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大野、重森、栄田が大野事務所の前に立つ。
「奇跡ですね~この看板が守れたのは~」
「今度こそダメだと思いました」
「春だな~。
若者は旅立ち、年重ねた者は若者の未来に幸あれと見送る季節だ~」
「出会いの季節でもありますよ~。
若くてかわいい補助者が来ないかな~」
「いいねえ~」と3人、ほのぼのとしていると・・・。
田村が出勤してくる。
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意外なことに美寿々もやってくる。
「そりゃ、私だったら弁護士資格なんてすぐに取れちゃうし~、裁判でバシバシやるのも快感かな~とおもったんですけど、
やっぱり私、この事務所にいたんです。よろしくお願いします!」
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仲良く歩く二人。。。
「でもなんで帰ってきたんですか?」
「弁護士なんていつでもなれるし。バカな田村のことが急に気になって~」
「てっきり俺のことが好きで帰ってきたのかと思いました」
「なわけないでしょ!」
「俺・・・、住吉先生のことが好きです。
住吉先生、俺・・・あなたのこと・・・。
あれ~さくらだ~、あら?咲いてない・・・」
「なんなのよ~」
ごまかされてふくれる美寿々。
そんな美寿々に突然キスする田村。
「・・・。
なにこれ?
田村のくせに生意気よ!」
美寿々は得意の蹴りをいれ、痛がる田村を残し颯爽と歩き出す。
ムッとしていた表情から笑みがこぼれ落ちる。。。
(終わり)
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終わりました~。
最後のキスは良かったなあ~~。
田村、男っぽさが出てましたね~。
中盤にあった「法律家として信頼してるから」もジーンときたし。
ゆとり、甘ちゃんと言われていた田村が美寿々にこの人ならと思われるようになったんですね~。
人に会って、謝ったり、抗議したり、とにかくぶつかっていく田村。
ほんとに素敵です。美寿々じゃなくて惚れちゃいますね。
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美寿々はいつか弁護士になりそう。田村の力になるためにも。
でもその前に田村ともう少し一緒に仕事をしたいんでしょう。田村との仕事はたのしそうですもんね。
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田村の父、鷲塚。
最後には親心が出るかと思いきや、そうでもなかったですね。
息子だという意識くらいはあるって程度。
とことん謝罪させようとした鷲塚は意地が悪そうで冷酷で・・・親子の情なんて微塵もないようでした。
でもあれで良かったと思う。
親子でも相容れないものは当然あるし。情ばかり求めるなんておとぎ話。
親として情のない人だって世の中にはいっぱいいますから。
最終回だからってみんなを丸くおさめることもないし。
田村が自分の立ち位置を見失わないための反面教師として存在する父。
それでいいと思う。
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そして多分、田村が心から尊敬してるであろう田村の祖父。
その祖父の法律とは・・・って言葉に感動しました。
この祖父に守られて大きくなったから今の田村の強い土台があるんですね。
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そういえば、この田村の話を聞いて美寿々はどう思ったんでしょうね。
お互い父親にはある意味、恵まれてはいないけれど。
自分の父親を「バカ親父」とののしっていられるだけ、美寿々の方が父子の関係はまだ良好なのかもしれいなですね~。
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悪役の竜雷太さんや坂口憲ニさんは珍しいです。
お二人とも悪役も似合うんですね。意外でした。
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そして、特別ゲストは嵐の大野くんでした。
あの弁護士役!魔王の成瀬を髣髴とさせましたわ!!
やっぱり大野くんはこういう役がピッタリ~!
また弁護士役をやってほしいです。
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あと、はじめはドラマの雰囲気を壊しちゃいそうで、生電話なんていらないのに~って思ってましたが、これが意外に楽しかったです。
櫻井くん、堀北真希ちゃん、二人ともマイペースで生電話に取り組んでいて無理していないのが良かったです~。二人とも普段は落ち着いているんですね。
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それと、それと、なんと言ってもこのドラマは長セリフが多かった!!
特に櫻井くん。
これだけ暗記してるなんてすごいなあ~と見るたび感心しました。
そうとう長いですよ。毎回セリフが。。。
堀北真希ちゃんもお疲れさまでした。
前回は中村雅俊さんや遠藤憲一さん、今回は浅野ゆう子さんも長セリフがありましたね~。
一発OKなんて難しそうなんでNGがきっとあるはず。
NG集を見てみたいな~。
高橋克実さんは長セリフなかったですね~。ラッキ~でしたね~。
存在感はバリバリあったのに(笑)
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1話からレビューに取り組みながら、途中断念。そしてすぐに再開しようやく最後まで漕ぎ付けました。
専門用語が飛び交っていて理解するのも大変でしたが、田村を通して法律がすこしだけ身近に感じられるようになった気がしています。
「理想の法律家」カッコいい田村をもっと見たいです。
また、続編を作ってほしいです。
できたら、タイムリーな問題をテーマにしてください。
そうしたら、再びがんばって詳しいレビューを書きたいと思ってます。
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★ランキングに参加しています。よろしくです。
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