特上カバチ!!・第7話「家族の絆を取り戻せ!!」
美寿々(堀北真希)に弁護士になりなさいと勧める検備沢(浅野ゆう子)。
そのためには自分の事務所で働きながら学ぶのが一番と・・・。
美寿々はきちんと返事をすることができない・・・。
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田村(櫻井翔)がかつて世話になった山田(三宅弘城)が困った顔で事務所にやってくる。
マンションを敷金礼金0だから借りたのに、家賃を一日滞納しただけで鍵を変えられ締め出されてしまったというのだ。
気の毒に思った田村は、タダで助っ人を買って出るが・・・。
山田のトラブッっている不動産会社が瀬古井(田中哲司)の経営だと知ると、美寿々は自分が担当すると言い出す。
美寿々は2年前、瀬古井の悪徳サラ金会社をつぶした過去があった。
その瀬古井が復活していた。
美寿々は瀬古井つぶしに並々ならぬ執念を燃やしはじめる・・・。
「あの蛆虫、今度こそ息の根をとめてやる!」
怯える田村と栄田(高橋克実)・・・。
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美寿々と田村が山田を連れて不動産会社を訪れると、そこには瀬古井が待っていた。
瀬古井は滞納分の家賃の他、鍵の交換費用などいろいろと経費を請求する。
田村は、瀬古井に言う。
「借地借家法をご存知ですか?
借主にあまりにも不利な特約は無効なんですが・・・」
だが、瀬古井は堂々と言い放つ。
「うちは部屋なんて貸してないんですよ。
貸してるのはただの鍵。部屋は鍵についてるサービス。
契約書にすべて明記されています。
不満なら裁判所に訴えてください。時間と費用が必要ですが」
山田の懐具合を見透かしての言葉だった。
黙って話を聞いていた美寿々がブチ切れる。
「法はあなたを許しませんよ!!」
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美寿々は、山田の借りていた部屋へ出向くと、鍵を付け替え高価な品を部屋に持ち込む。
そして、田村と山田に不動産会社が追い出しに来たら、ビデオで状況を撮影するようにと言って帰っていく。
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やってきた不動産会社は二人は追い出し、美寿々が運び込んだ品も壊れるのも構わず撤去して帰っていく。
美寿々は、瀬古井にその一部始終を撮影したビデオを見せる。
品物は山田のものではない。その私物を故意に壊したということで器物損壊罪だと主張し、品物を代金を払わせるのに成功するのだった。
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大野事務所では、それを聞いてあきれる重森(遠藤憲一)と栄田。
あまりにもめちゃくちゃなやり方だと美寿々に注意するが・・・。
何かあれば責任をとると、きっぱり言い放って姿を消してしまう美寿々。
栄田は美寿々が思い切った方法に出るのは検備沢弁護士から誘われているからだろうと田村に話す。
美寿々が検備沢のところへ行くかもしれない・・・。寂しげな田村・・・。
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瀬古井は次の手段に出る。
賃料保証会社のものが山田のところへ押しかける。
瀬古井の不動産会社から山田の賃料を立て替えたというのだ。
彼らは山田の職場まで押しかける。別居中の妻子の名前と住所を耳元でささやくという脅しまで・・・。
山田は田村に慌てて相談する。
「いよいよ追い出し屋が出てきたか~」
美寿々や栄田は、田村と山田に説明する。
「昔のあくどいサラ金や地上げ屋顔負けの手口を使って追い出しにかかるやつらだ。
大体、元サラ金の会社から流れてる場合が多い」
「過払い金返還請求が認められるようになってから、今や町金は壊滅状態なんで。
次なる貧困ビジネスを編み出したってことよ」と美寿々。
「なんとか規制する方法はないんですかね。
サラ金業者なら貸金業法で規制されるのにぃ~~」と悔しがる田村。
「それがないから、元サラ金の取り立て連中が不動産業界に流れてきてるんだ」と栄田が溜め息をつく。
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追い出し屋達は山田のいない間に部屋から家財道具すべてを持ち出して処分してしまう。中には子供に書いてもらった山田の絵も・・・。
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そのことを聞いた美寿々と田村は地団太を踏む。
特に美寿々は「弁護士ならタダでやってあげられるのに!」と怒り爆発。
検備沢の「法で人を救いたいなら弁護士になりなさい」という言葉が胸に沁みる。。。
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そんな折、田村がひとつの突破口をみつける。
美寿々は田村と再び瀬古井を訪ねる。
「あの山田さんのマンションは自社物件ではないのですね。
他人の物件を管理して場合によっては家賃滞納者を追い出して報酬をもらっているということですか?」
美寿々に問いかけに平然と答える瀬古井。
「不動産会社なんだからあたり前でしょ?」
「瀬古井さん、弁護士法72条(非弁護士の法律事務の取り扱い等の禁止)てご存知ですか?
法律の定めのある場合を除き、弁護士以外のものが報酬を得ることを目的に、示談交渉などの法律事務を禁止している法律です。
主に、やくざの悪質な取立てを取り締まるときに使われる法律です。
瀬古井さんたちの追い出し行為はこれに違反しています」
うちには関係ないと言い張る瀬古井だったが・・・。
「それがあるんです!
不動産会社のしたことが法律事務にあたるという判例が。
判例は法律と同じです」
「だったら、裁判でやりましょう。裁判だと時間もかかるし、金もかかる」
山田にお金がないのを見越して、いつもの手を出してくる瀬古井。
今回はそれにも負けない田村。
「おわかりになってないようですが、これは民事ではなく刑事事件。
民事じゃなくて刑事なら裁判費用はタダですし、なんなら~チクってもいいんですよ。
まあ、こちらの提案する話に応じてもられるなら黙っておいてあげてもいいですが」
田村の言葉に瀬古井は観念して応じる。
重ねて慰謝料100万円を要求する田村。
瀬古井が渋ると・・・、田村は・・・。
「金がないから裁判なんかできこっないと思ってやりたい放題!!
そんな悪事が許されてたまるか!
ある日突然、会社が傾いて仕事がなくなる。
ある日突然、家族の絆が壊れて帰る家がなくなる。
ある日突然、体を壊して稼ぐ術を失う。
明日からどうやって生きていこう。
誰もがそんな不安におびえるこの不況に、なんで弱い者から金をむしり取ろうとするんだ?
セコイにもほどがある!
こんなときこそ、助け合うのが人の道でしょう?」
それに美寿々が畳み掛ける。
「田村ぁ~。善良な市民として告発したら~?
あとは電話一本。
そうなると、宅建法の免許も危ないわ~」
瀬古井は慰謝料として100万円払うことに同意する。
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だが、当の山田はお金なんていらない、息子の絵を取り返してほしいという。
「私たちにできることは山田さんの痛みをお金に変えることだけなんです」と美寿々。
田村は山田を説得する。
「このお金で人生をやり直してください。
絵にしがみついてないで、本物の親子の絆や夫婦の絆は取りもどしてください。
息子さんもそれを望んでいるはずです。
そんな願いをこめて取ってきたお金なんです」
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数日後、事務所に妻子と一緒に写った笑顔の山田の写真が届く。
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美寿々たちに復讐を考えていた瀬古井の不動産会社に弁護司法違反容疑で家宅捜索が入る。
通報したのは美寿々だった。ニンマリ。
「うちのダメ親父も田村みたいな人と出会ってたら、母親のところへ戻ってきたのかな・・・。
そういえば、田村のお父さんってどんな人?」
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美寿々の何気ない問いかけに、田村の顔色が変わる・・・。
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田村のお父さんって・・・。
今までとっても人情味があって、さぞ家族もほのぼのした人たちなんだろうな~と美寿々と同様、思ってきたので、田村の反応は意外でした。
来週はそれがわかるのかな。。。
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今回は子供が描いてくれた絵に執着する山田にちょっとイライラ。
お金なんていらない、絵がほしいって・・・。それは田村たちのする仕事じゃないでしょう!と突っ込みをいれてしまいました。
奥さんと子に会いに行って努力すればいいものを。
ウジウジと絵が一番大事なんて・・・。
絵にこだわるだけでは、どんどん大きくなる子になにもしてやれんゾと。
田村が説得してましたが、説得されるまでもないのにね。
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それより、美寿々と田村がタダで動いてるのが切ないなあ~。(泣)
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さて、美寿々は弁護士になるんでしょうか。
将来的にはそうなりそうですけれど。
しばらくは田村と一緒にいたいって感じかな。
美寿々は田村がもう好きなんですよね~。「昔の男」を気にしてもらいたがってますもんね。
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最後に、ところであっと驚く大野と検備沢の関係。
恋人だったんですね~~。まったく気付かなかったわ。
でも、ということは将来の田村と美寿々もこんな関係に?(笑)
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今回はなんだか急に音楽が・・・。昔聴いたことがあるようなのがチラチラと。
ゴーストバスターのテーマだけわかりました。(笑)
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来週も楽しみです。
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