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2010年2月12日 (金)

相棒8・第15話「狙われた刑事」

今回は伊丹刑事がいっぱい登場~♪

右京と伊丹の同士的な交流も・・・見えたかな。。。(笑)

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伊丹刑事(河原和久)の隣りでラーメンを食べていた男性が突然、もがき苦しみ倒れる。

食中毒だと思われたその客はなんと砒素中毒。

毒物混入の殺人で捜査がはじまる。

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捜査に参加した右京(水谷豊)は伊丹の前の生にんにくにだけ亜ヒ酸を入れてあったことから、無差別ではなく伊丹が狙われたのでは?と推理する。

右京の言うとおり、停めてあった伊丹の車に中にあったペットボトルからも同じ亜ヒ酸が検出される。

犯人は第一の犯行に失敗したあとでも、まだ執拗に伊丹を狙っていたということ。

上司の命令により特命係は伊丹の警護にあたることになる。

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近所の防犯カメラの映像に怪しい男が・・・。

男が着用していたブレザーのエンブレムから、10年前の事件が浮かび上がる。

それは城南大学のサークルのもので、学生がヤミ金の真似事をして仲間割れで殺人が起きていた。

伊丹刑事たちが、出資法違反で調べ始めた途端、お金の流れをすべて知っていた会計責任者の学生が水死体で発見。

伊丹は厳しい取調べをしたという。

逮捕された幹部の6名中4名は出所済み。2名は刑務所内で自殺していた。

準幹部はひとりも起訴されていない。

右京、伊丹、神戸(及川光博)は準幹部ひとりひとりに会いに行く。

だが全員、ちゃんとしたアリバイがあった。

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伊丹はこっそり浜野という男に会いにいく。

神戸は伊丹の残した言葉から彼の居場所をみつけだす。

「伊丹警部は杉下警部にあなたにはわからないと言ってましたね。

それで居場所がわかりました。

ここ何ヶ月か、杉下右京という人物を見てきました。

変人、窓際、人材の墓場、特命係を含めて様々な呼ばれ方をしています。

しかし、少なくとも僕のみたところ、彼はある種の天才です。

天才には凡人には見えないものが見え、

凡人には思いつかない方法を思いつき、

そして必ず答えを導き出す。

決して失敗も後悔もしない」

神戸は続ける。

「警察庁の警備部にいたとき、日露友好イベントがありました。

ロシアの外務大臣が来日し厳重な警備をしていたんですが。

それに暴漢が侵入し、身柄を確保する際、民間人に怪我させてしまった。

適法の範囲内だったし、懲戒処分にもならなかった。

警察官である以上、犯罪者を強引に取り調べても後悔はしない。

でも、後悔するとしたら・・・犯罪者ではない人間を傷つけてしまったとき」

神戸の話を受けて、伊丹は話し出す。

準幹部の話で、殺人を目撃したと証言した人物、浜野を思い出したのだと。

浜野は親友に誘われ入会した。平の会員だった。

たまたま、被害者を部屋に連れ込むのを目撃した。

浜野の目撃証言が唯一の手がかりだったため、外に漏らさないと約束して証言を得た。けれど、裁判でも証言することになり、みんなから裏切り者扱いをされてしまう。

服役中に自殺した男が浜野の親友で、妹の婚約者だった。

その妹も男の後を追うように亡くなっていた。

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張り込みで浜野を捕まえる伊丹と神戸。

彼の部屋には証拠品が続々・・・。
ブレザーも亜ヒ酸、伊丹の写真、にんにくなど・・・。

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一件落着かと思われたが・・・。

右京は部屋から押収された封筒に注目する。

そこには亜ヒ酸と手紙が入っていた形跡があり、それは誰かが送りつけられていた証拠だった。

右京らは伊丹への復讐心を植えつけた人物がいると探り始める。

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準幹部の話の中にあった半年前にあったというホテルでの同窓会。

右京はそのホテルの従業員名簿に浜野の名前をみつける。

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右京は浜野から話を聞く。

封筒には手紙があり、それには伊丹に向けさせるような偽りの内容があったのではないか?と問いかけると・・・。

浜野は亜ヒ酸とともに届いた匿名の告発文があったと白状する。

不起訴になった準幹部の中には刑事に多額のワイロを渡したとか、有力者の息子がいたから罪をまぬがれたとか・・・そして、余命少ない自分に代わって恨みを晴らして欲しいと。

浜野はそれを読んで怒りを増幅させてしまったのだった。

右京は冷静に語りかける。

「浜野さん、伊丹という刑事はそのような不正を犯す刑事ではありません。

これだけはわかってください。

10年前、あなたがしたことは決して間違ってはいなかったことを。

そして、彼もまた、刑事として最善を尽くしたのだということを」

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右京と伊丹らは浜野を扇動した真犯人を逮捕しに出かける。

それは準幹部の一人、吉竹だった。

同窓会で偶然、浜野を目撃。

ホテルから住所を聞き出し、自分たちを裏切って証言した浜野に当時自分を取り調べた刑事を陥れさせてやろうと仕組んだのだ。

10年後にそんなことをしたのは、数々の経営の失敗で援助してくれていた父親にとうとう見限られたこと。父親は10年前の事件から彼を嫌っていたらしい。

すべて浜野と伊丹のせいだと逆恨みした反抗だった。

亜ヒ酸も吉竹の店に出入りしているネズミ駆除会社のものだった。

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連行される浜野の前に現れた伊丹は、彼に深く頭を下げる。

「あのとき、守ってやれなくてすまなかった」

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事件が片付いて穏やかムードの特命係。

右京がニヤニヤとして神戸を見ている。

「気になっていることがあります。僕の記憶が正しければ、

日露友好イベントにロシアの外務大臣は来日されなかったはずですが・・・」

伊丹に作り話をしたことを見破られ、そそくさとヒマ課長とラーメンを食べにいく神戸でした。

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今回は前半のセリフの中にある推理のヒントが、私にもほぼわかりました。

かといって、真相にたどりつけたのかというとそんなことはありませんが。

でも、気付けたことがうれしかったです。(笑)

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右京さんは神戸のウソを見破ってましたね。

とても楽しそうでした。

神戸とのコンビもそう悪くはない、そう思っているようでうれしくなりました。

神戸も右京さんを天才だと認めているし。

また、右京さんは伊丹のことを誠実な男だと思っているし。

今回は3人が一緒に動いてそれぞれの心の交流ができたってことで、なんだかとってもいい回でした。

ヒマ課長の部下さんたちもセリフ付きで登場しましたしね。

神戸も加わってラーメンを食べに行ってました。ほほほ。

神戸は意外と協調性があるんですね。

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たのしい回でした。

なので私のレビューも長い長い。(笑)

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∴相棒8は他にも記事を書いています。また「週刊きなこ庵」にもちらっと感想アリです。

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